JPH09107433A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH09107433A JPH09107433A JP7286866A JP28686695A JPH09107433A JP H09107433 A JPH09107433 A JP H09107433A JP 7286866 A JP7286866 A JP 7286866A JP 28686695 A JP28686695 A JP 28686695A JP H09107433 A JPH09107433 A JP H09107433A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排紙部に積載された受信文書を文書毎に容易
に仕分けでき、且つ装置の大型化、コスト高を招かない
ファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 記録紙に出力した受信文書を排出・積載
するファクシミリ装置において、受信文書の表紙ページ
の角部に切り込みを入れ、上記角部先端が紙面の外側に
はみ出るように上記切り込みを入れた角部を曲げてしお
りを作成するしおり作成装置を備えた。また上記におい
て、しおり作成装置を、切り込みを入れ、上記切り込み
を入れた角部を曲げる加工装置1と、上記加工装置1に
よって曲げられた角部の先端が紙面の外側にはみ出るよ
うに上記角部を折り返す返り返し装置2とから構成し
た。
に仕分けでき、且つ装置の大型化、コスト高を招かない
ファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】 記録紙に出力した受信文書を排出・積載
するファクシミリ装置において、受信文書の表紙ページ
の角部に切り込みを入れ、上記角部先端が紙面の外側に
はみ出るように上記切り込みを入れた角部を曲げてしお
りを作成するしおり作成装置を備えた。また上記におい
て、しおり作成装置を、切り込みを入れ、上記切り込み
を入れた角部を曲げる加工装置1と、上記加工装置1に
よって曲げられた角部の先端が紙面の外側にはみ出るよ
うに上記角部を折り返す返り返し装置2とから構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排紙部に積載される
複数の受信文書のそれぞれの表紙ページにしおりを付け
ることができる記録装置に関し、特に複数の受信文書の
それぞれの表紙ページにしおりを作成できるファクシミ
リ装置に関する。
複数の受信文書のそれぞれの表紙ページにしおりを付け
ることができる記録装置に関し、特に複数の受信文書の
それぞれの表紙ページにしおりを作成できるファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置において自動受信モー
ドで複数の通信を受信した場合には、複数通信分の受信
文書が排紙部に連続的に蓄積されるため、文書毎の区切
りがわかりにくいという状態がしばしば発生する。その
ため、1通信の先頭ページに目印を付けて出力するしお
り機能を備えたファクシミリ装置や、1通信毎に受信マ
ークの記録位置を異ならせる手段を備えたファクシミリ
装置(特開平2-233461号公報参照)や、1通信毎に排出
段を変えるソータ付きファクシミリ装置などが提供され
ている。
ドで複数の通信を受信した場合には、複数通信分の受信
文書が排紙部に連続的に蓄積されるため、文書毎の区切
りがわかりにくいという状態がしばしば発生する。その
ため、1通信の先頭ページに目印を付けて出力するしお
り機能を備えたファクシミリ装置や、1通信毎に受信マ
ークの記録位置を異ならせる手段を備えたファクシミリ
装置(特開平2-233461号公報参照)や、1通信毎に排出
段を変えるソータ付きファクシミリ装置などが提供され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
しおり機能を備えた従来技術では、重ねられた記録紙を
めくりながらしおりがどこにあるのかを探す手間が生じ
るので、文書毎に仕分けるわずらわしさは、しおりがな
い場合に比べてもそれほど改善されていない。この点、
特開平2-233461号公報に示された従来技術では、かなり
改善されてはいるものの、重ねられた文書を側面から見
たときに文書間の境界は必ずしも明確でない。またソー
タ付きファクシミリ装置による従来技術ではファクシミ
リ装置が大型且つコスト高になるという問題がある。本
発明の課題は上記のような従来技術の問題を解決し、排
紙部に積載された受信文書を文書毎に容易に仕分けで
き、且つ装置の大型化、コスト高を招かないファクシミ
リ装置を提供することにある。
しおり機能を備えた従来技術では、重ねられた記録紙を
めくりながらしおりがどこにあるのかを探す手間が生じ
るので、文書毎に仕分けるわずらわしさは、しおりがな
い場合に比べてもそれほど改善されていない。この点、
特開平2-233461号公報に示された従来技術では、かなり
改善されてはいるものの、重ねられた文書を側面から見
たときに文書間の境界は必ずしも明確でない。またソー
タ付きファクシミリ装置による従来技術ではファクシミ
リ装置が大型且つコスト高になるという問題がある。本
発明の課題は上記のような従来技術の問題を解決し、排
紙部に積載された受信文書を文書毎に容易に仕分けで
き、且つ装置の大型化、コスト高を招かないファクシミ
リ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
第1の手段として、記録紙に出力した受信文書を排出・
積載するファクシミリ装置において、受信文書の表紙ペ
ージの角部に切り込みを入れ、上記角部先端が紙面の外
側にはみ出るように上記切り込みを入れた角部を曲げて
しおりを作成するしおり作成装置を備えた構成にした。
第2の手段として、上記において、しおり作成装置を、
切り込みを入れ、上記切り込みを入れた角部を曲げる加
工装置と、上記加工装置によって曲げられた角部の先端
が紙面の外側にはみ出るように上記角部を折り返す返り
返し装置とから構成した。第3の手段として、上記にお
いて、しおり作成装置が、複数の受信文書のそれぞれの
表紙ページのしおりを紙辺のそれぞれ異なった位置に作
成するように構成した。第4の手段として、上記第1お
よび第2の手段において、しおりを作成するか否かを指
示するしおり作成指示手段を備え、上記しおり作成指示
手段によりしおり作成が指示されているときのみしおり
を作成する構成にした。
第1の手段として、記録紙に出力した受信文書を排出・
積載するファクシミリ装置において、受信文書の表紙ペ
ージの角部に切り込みを入れ、上記角部先端が紙面の外
側にはみ出るように上記切り込みを入れた角部を曲げて
しおりを作成するしおり作成装置を備えた構成にした。
第2の手段として、上記において、しおり作成装置を、
切り込みを入れ、上記切り込みを入れた角部を曲げる加
工装置と、上記加工装置によって曲げられた角部の先端
が紙面の外側にはみ出るように上記角部を折り返す返り
返し装置とから構成した。第3の手段として、上記にお
いて、しおり作成装置が、複数の受信文書のそれぞれの
表紙ページのしおりを紙辺のそれぞれ異なった位置に作
成するように構成した。第4の手段として、上記第1お
よび第2の手段において、しおりを作成するか否かを指
示するしおり作成指示手段を備え、上記しおり作成指示
手段によりしおり作成が指示されているときのみしおり
を作成する構成にした。
【0005】
【作用】上記のように構成したので、第1および第2の
手段では、連続して排紙受部に排出される文書間の境界
となる表紙ページに紙面の外側にはみ出すしおりを作成
できる。第3の手段では、上記において、複数の受信文
書のそれぞれの表紙ページのしおりを紙辺のそれぞれ異
なった位置に作成できる。第4の手段では、表紙ページ
にしおりを作成するか否かを利用者が指示できる。
手段では、連続して排紙受部に排出される文書間の境界
となる表紙ページに紙面の外側にはみ出すしおりを作成
できる。第3の手段では、上記において、複数の受信文
書のそれぞれの表紙ページのしおりを紙辺のそれぞれ異
なった位置に作成できる。第4の手段では、表紙ページ
にしおりを作成するか否かを利用者が指示できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一形態
例を詳細に説明する。図1は本発明の一形態例を示すフ
ァクシミリ装置のしおり作成装置の要部斜視図であり、
図2はしおり作成装置を他の角度から見た斜視図であ
る。図示のように、この形態例のしおり作成装置は、表
紙ページの角部などに切り込みを入れ、その部分を曲げ
る加工装置1と、上記加工装置1によって曲げられた角
部をその先端が紙面の外側にはみ出るように折り返す折
り返し装置2とから構成される。上記加工装置1は、図
1、図2に示すように、上下方向へ延びる長穴3aを備
えたカッタ3と、長穴3aに挿入されたガイド棒7に沿
って上記カッタ3を上下動させるカム4と、上記カム4
を回転させるパルスモータ5と、上記カッタ3が矢印の
方向に降下したときカッタ3と嵌合し上記カッタ3と協
働して排出された記録紙の角部などに切り込みを入れ折
り曲げる型台6を備えている。なお、図1において、カ
ッタ3の底面の符号8aおよび8bで示す部分が記録紙
に切り込みを入れる刃である。なお、8b部のみを刃に
する構成も可能である。8a部および8b部が山形(湾
曲形状)になっているのは、切り込み動作を容易にする
ためである。また、カッタ3はばね(図示していない)
などにより上方に付勢されており、且つ図示していない
支持部材により支持されている。
例を詳細に説明する。図1は本発明の一形態例を示すフ
ァクシミリ装置のしおり作成装置の要部斜視図であり、
図2はしおり作成装置を他の角度から見た斜視図であ
る。図示のように、この形態例のしおり作成装置は、表
紙ページの角部などに切り込みを入れ、その部分を曲げ
る加工装置1と、上記加工装置1によって曲げられた角
部をその先端が紙面の外側にはみ出るように折り返す折
り返し装置2とから構成される。上記加工装置1は、図
1、図2に示すように、上下方向へ延びる長穴3aを備
えたカッタ3と、長穴3aに挿入されたガイド棒7に沿
って上記カッタ3を上下動させるカム4と、上記カム4
を回転させるパルスモータ5と、上記カッタ3が矢印の
方向に降下したときカッタ3と嵌合し上記カッタ3と協
働して排出された記録紙の角部などに切り込みを入れ折
り曲げる型台6を備えている。なお、図1において、カ
ッタ3の底面の符号8aおよび8bで示す部分が記録紙
に切り込みを入れる刃である。なお、8b部のみを刃に
する構成も可能である。8a部および8b部が山形(湾
曲形状)になっているのは、切り込み動作を容易にする
ためである。また、カッタ3はばね(図示していない)
などにより上方に付勢されており、且つ図示していない
支持部材により支持されている。
【0007】図3(a) はカッタ3の正面図、(b) は底面
図、(c) は平面図、(d) は左側面図、(e) は右側面図、
(f) は底面斜視図を示している。図3の各図中のA乃至
Eは、図2の矢視A乃至Eに夫々対応している。また、
図2の各図中の符号8aおよび8bは図1の符号8aお
よび8bに夫々対応している。また、(b) に示す8c部
が切り込みを入れられた紙面の外側部分を折り曲げる部
分である。図示の45度なる角度は外側部分が折り返され
たとき紙辺と直角方向に紙面の外へはみ出すようにする
ための角度である。
図、(c) は平面図、(d) は左側面図、(e) は右側面図、
(f) は底面斜視図を示している。図3の各図中のA乃至
Eは、図2の矢視A乃至Eに夫々対応している。また、
図2の各図中の符号8aおよび8bは図1の符号8aお
よび8bに夫々対応している。また、(b) に示す8c部
が切り込みを入れられた紙面の外側部分を折り曲げる部
分である。図示の45度なる角度は外側部分が折り返され
たとき紙辺と直角方向に紙面の外へはみ出すようにする
ための角度である。
【0008】図4には本発明のファクシミリ装置の要部
構成を示す略図であり、記録部10に取り付けられたしお
り作成装置を示している。このファクシミリ装置は、図
示しない排紙トレイ等の排紙受部上に受信情報を記録し
た記録紙を順次、排出、積載する構成を備えている。第
1の形態例の動作フローを図5に示す。以下、図4およ
び図5により、全体的な動作フローを説明する。ファク
シミリ装置の制御部11は、記録紙への情報の出力が発生
したとき、それがファクシミリ受信による出力か、それ
とも単なるコピー操作にもとづいた出力かを判定し(S
1)、ファクシミリ受信による場合はさらにその出力が
表紙ページ(1ページ)であるか否かを確認し(S
2)、表紙ページであるならば(S3)、記録部10で記
録され、搬送ローラ13によって搬送・排出されてくる記
録紙Pの先端が加工装置1の型台6上の所定位置に達し
たか否かを監視する。なお、図4に示すように、記録部
10への記録指示、および搬送ローラ13を駆動する搬送モ
ータ12の制御は制御部11によって行われる。記録紙Pの
先端が上記所定位置に達したことがセンサ(図示してい
ない)によって検出され、その旨を示す信号aが制御部
11に与えられると、制御部11は搬送モータ12をオフにし
て(S4)、搬送ローラ13を停止させ、それによって記
録紙Pを停止させる。そして、後述するようにして、加
工装置1により記録紙Pの角部などに切り込みを入れ、
その部分を折り曲げる(S5)。次いで、再び搬送モー
タ12をオンにし(S6)、搬送ローラ13を駆動し、記録
紙Pを前進させ、折り返し装置2のニップ部を通過する
とき、折り曲げられた記録紙Pの角部などを折り返す。
それに対して、コピーの場合(S1)、およびファクシ
ミリ受信であるが表紙ページでない場合(S3)は、通
常の記録紙排出が行われる(S7)。つまり、記録部10
による記録紙への記録後、搬送ローラ13を停止させるこ
となく記録紙を前進させ、加工装置1を動作させること
なく(カッタ3を下げることなく)折り返し装置2のニ
ップ部を通過させ、記録紙を排出する。
構成を示す略図であり、記録部10に取り付けられたしお
り作成装置を示している。このファクシミリ装置は、図
示しない排紙トレイ等の排紙受部上に受信情報を記録し
た記録紙を順次、排出、積載する構成を備えている。第
1の形態例の動作フローを図5に示す。以下、図4およ
び図5により、全体的な動作フローを説明する。ファク
シミリ装置の制御部11は、記録紙への情報の出力が発生
したとき、それがファクシミリ受信による出力か、それ
とも単なるコピー操作にもとづいた出力かを判定し(S
1)、ファクシミリ受信による場合はさらにその出力が
表紙ページ(1ページ)であるか否かを確認し(S
2)、表紙ページであるならば(S3)、記録部10で記
録され、搬送ローラ13によって搬送・排出されてくる記
録紙Pの先端が加工装置1の型台6上の所定位置に達し
たか否かを監視する。なお、図4に示すように、記録部
10への記録指示、および搬送ローラ13を駆動する搬送モ
ータ12の制御は制御部11によって行われる。記録紙Pの
先端が上記所定位置に達したことがセンサ(図示してい
ない)によって検出され、その旨を示す信号aが制御部
11に与えられると、制御部11は搬送モータ12をオフにし
て(S4)、搬送ローラ13を停止させ、それによって記
録紙Pを停止させる。そして、後述するようにして、加
工装置1により記録紙Pの角部などに切り込みを入れ、
その部分を折り曲げる(S5)。次いで、再び搬送モー
タ12をオンにし(S6)、搬送ローラ13を駆動し、記録
紙Pを前進させ、折り返し装置2のニップ部を通過する
とき、折り曲げられた記録紙Pの角部などを折り返す。
それに対して、コピーの場合(S1)、およびファクシ
ミリ受信であるが表紙ページでない場合(S3)は、通
常の記録紙排出が行われる(S7)。つまり、記録部10
による記録紙への記録後、搬送ローラ13を停止させるこ
となく記録紙を前進させ、加工装置1を動作させること
なく(カッタ3を下げることなく)折り返し装置2のニ
ップ部を通過させ、記録紙を排出する。
【0009】図6は上記形態例の要部の動作フローを説
明する図であり、図7は図6の動作フローのそれぞれの
時点での記録紙P(表紙ページ)の状態を示す説明図で
ある。以下、図6および図7により要部の動作を説明す
る。図7(d) に示すようなしおりSを作成する場合は、
搬送モータ12(図4)を停止させる記録紙の先端位置は
図1に示すT部である。したがって、このような形態例
では8a部は刃である必要がない。図6(a) は記録紙が
停止した直後のしおり作成装置を示しており、このとき
パルスモータ5(図1)はまだ停止しており、カム4は
カッタ3から離れており、したがってカッタ3は記録紙
Pの上方に離れている。図7(a) はこのときの記録紙の
状態で、まだいかなる加工も施されていない。
明する図であり、図7は図6の動作フローのそれぞれの
時点での記録紙P(表紙ページ)の状態を示す説明図で
ある。以下、図6および図7により要部の動作を説明す
る。図7(d) に示すようなしおりSを作成する場合は、
搬送モータ12(図4)を停止させる記録紙の先端位置は
図1に示すT部である。したがって、このような形態例
では8a部は刃である必要がない。図6(a) は記録紙が
停止した直後のしおり作成装置を示しており、このとき
パルスモータ5(図1)はまだ停止しており、カム4は
カッタ3から離れており、したがってカッタ3は記録紙
Pの上方に離れている。図7(a) はこのときの記録紙の
状態で、まだいかなる加工も施されていない。
【0010】図6(a) の状態にあるとき、制御部11によ
り、パルスモータ5が回転を開始し、パルスモータ5に
駆動されて、カム4は時計回りに回転し、図6(b) のよ
うな押圧状態になる。このとき、カッタ3はカム4に押
されて図示のように下がり、刃8bにより図7(b) に示
すように、記録紙の角部(この例では右下)に切り込み
dを入れ、更に8c部分により形成される折れ線eを折
り目にしてS部(これがしおり部になる)を下方(図6
の場合)へと折り曲げる。次いで、パルスモータ5は制
御部11に制御されて逆方向に回転し、それによりカム4
は図6(c) に示すように元の状態に戻り、それに伴って
カッタ3も元の状態に戻る。このときは、図6(c) に示
すようにS部は矢印方向に折り曲げられており、したが
って記録紙は図7(c) に示すような状態になる。
り、パルスモータ5が回転を開始し、パルスモータ5に
駆動されて、カム4は時計回りに回転し、図6(b) のよ
うな押圧状態になる。このとき、カッタ3はカム4に押
されて図示のように下がり、刃8bにより図7(b) に示
すように、記録紙の角部(この例では右下)に切り込み
dを入れ、更に8c部分により形成される折れ線eを折
り目にしてS部(これがしおり部になる)を下方(図6
の場合)へと折り曲げる。次いで、パルスモータ5は制
御部11に制御されて逆方向に回転し、それによりカム4
は図6(c) に示すように元の状態に戻り、それに伴って
カッタ3も元の状態に戻る。このときは、図6(c) に示
すようにS部は矢印方向に折り曲げられており、したが
って記録紙は図7(c) に示すような状態になる。
【0011】この後、前記のように搬送モータ12(図
4)が再び回転を開始し、それにより記録紙は図6(d)
に示すように折り返し装置2を構成する2つのローラの
ニップ部を通過し、そのとき記録紙のS部が上記ニップ
部で折り返され、記録紙は図7(d) のようになる。つま
り、しおりSが作成されたことになる。なお、上記の切
り込みの長さは例えば約30mmであり、しおりSの巾は約
15mmである。上記形態例によれば、このようにして、し
おりSが作成できるので、複数の受信文書が排紙部に連
続して積載されたとしても、文書間の境界が紙面からは
み出したしおりSにより1目でわかり、文書の仕分けが
非常に容易になる。また、上記しおり作成装置はソータ
などに比べると、小型且つ低コストで実現できるので形
状やコストの面で有利である。
4)が再び回転を開始し、それにより記録紙は図6(d)
に示すように折り返し装置2を構成する2つのローラの
ニップ部を通過し、そのとき記録紙のS部が上記ニップ
部で折り返され、記録紙は図7(d) のようになる。つま
り、しおりSが作成されたことになる。なお、上記の切
り込みの長さは例えば約30mmであり、しおりSの巾は約
15mmである。上記形態例によれば、このようにして、し
おりSが作成できるので、複数の受信文書が排紙部に連
続して積載されたとしても、文書間の境界が紙面からは
み出したしおりSにより1目でわかり、文書の仕分けが
非常に容易になる。また、上記しおり作成装置はソータ
などに比べると、小型且つ低コストで実現できるので形
状やコストの面で有利である。
【0012】図8は本発明の第2の形態例の動作フロー
図である。この形態例では、図9に示すように、しおり
Sを作成する位置を文書毎に変えることにより、文書毎
の仕分けをより容易にさせている。図8において、S11
〜S13は図5のS1〜S3と同じであり、S26はS7と
同じである。S13の後、この形態例では文書毎にしおり
の位置を変えるために、出力しようとする表紙ページが
最初(1回目)に出力する表紙ページなのか、2回目な
のか、…5回目なのかによって搬送モータ12を停止させ
るタイミング、つまり記録紙を停止させる位置を変え
る。
図である。この形態例では、図9に示すように、しおり
Sを作成する位置を文書毎に変えることにより、文書毎
の仕分けをより容易にさせている。図8において、S11
〜S13は図5のS1〜S3と同じであり、S26はS7と
同じである。S13の後、この形態例では文書毎にしおり
の位置を変えるために、出力しようとする表紙ページが
最初(1回目)に出力する表紙ページなのか、2回目な
のか、…5回目なのかによって搬送モータ12を停止させ
るタイミング、つまり記録紙を停止させる位置を変え
る。
【0013】何回目の表紙ページ出力であるかは制御部
11が管理しており、最初の出力であれば(S14)、前記
第1の形態例と同様にセンサが記録紙の先端を検出して
その旨が信号aで通知されると制御部11は直ちに搬送モ
ータ12をオフにし(S23)、以下、前記のように動作さ
せる(S24,S25)。それに対して、2回目以後の表紙
ページ出力では、制御部11は信号aを受けた後、搬送モ
ータ(パルスモータ)12を回転させるために制御部11が
搬送モータ12に対して出力するパルス数を数え、それぞ
れの回に対応したパルス数に達したとき、つまり、記録
紙がそれぞれの回に対応した所定の移動位置まで進んだ
とき(S15〜S22)、パルス出力を停止し、搬送モータ
12をオフにする(S23)。加工装置1は記録紙がどの位
置に停止していようと関係なく、とにかくカッタ3を下
げる動作を行うだけであるので、上記のようにして加工
装置1での記録紙の停止位置を文書毎(表紙ページ毎)
に変えることにより、図9のように表紙毎にしおり位置
を変えることができる。なお、この例では6回目の表紙
ページ出力では1回目のしおり位置に戻る。
11が管理しており、最初の出力であれば(S14)、前記
第1の形態例と同様にセンサが記録紙の先端を検出して
その旨が信号aで通知されると制御部11は直ちに搬送モ
ータ12をオフにし(S23)、以下、前記のように動作さ
せる(S24,S25)。それに対して、2回目以後の表紙
ページ出力では、制御部11は信号aを受けた後、搬送モ
ータ(パルスモータ)12を回転させるために制御部11が
搬送モータ12に対して出力するパルス数を数え、それぞ
れの回に対応したパルス数に達したとき、つまり、記録
紙がそれぞれの回に対応した所定の移動位置まで進んだ
とき(S15〜S22)、パルス出力を停止し、搬送モータ
12をオフにする(S23)。加工装置1は記録紙がどの位
置に停止していようと関係なく、とにかくカッタ3を下
げる動作を行うだけであるので、上記のようにして加工
装置1での記録紙の停止位置を文書毎(表紙ページ毎)
に変えることにより、図9のように表紙毎にしおり位置
を変えることができる。なお、この例では6回目の表紙
ページ出力では1回目のしおり位置に戻る。
【0014】図10は本発明の第3の形態例を示すファ
クシミリ装置要部のブロック図である。図示のように、
この形態例のファクシミリ装置は、制御部11と操作部14
から構成されるしおり作成指示手段15を備え、しおり作
成指示手段15による指示に従って表紙ページにしおりを
作成したり、作成しなかったりする。図11に、この形
態例の動作フローを示す。図11に示すように、この形
態例では、しおり作成を行わないならば、受信に先立
ち、予め操作部14内のキャンセルボタンによりしおり作
成のキャンセルを指示しておく(S31)。この指示は制
御部11のしおり作成指示手段15により取得され、制御部
11内のメモリにキャンセルフラグとしてセットされる。
制御部11は記録紙への出力が発生すると、上記メモリ内
にキャンセルフラグがセットされているか否か判定し
(S32)、セットされているならば、しおり作成を行わ
ない通常動作を実行し(S39)、セットされていないな
らば図5に示す第1の形態例と同様にして受信文書の表
紙ページにしおりを作成する(S32〜S38)。
クシミリ装置要部のブロック図である。図示のように、
この形態例のファクシミリ装置は、制御部11と操作部14
から構成されるしおり作成指示手段15を備え、しおり作
成指示手段15による指示に従って表紙ページにしおりを
作成したり、作成しなかったりする。図11に、この形
態例の動作フローを示す。図11に示すように、この形
態例では、しおり作成を行わないならば、受信に先立
ち、予め操作部14内のキャンセルボタンによりしおり作
成のキャンセルを指示しておく(S31)。この指示は制
御部11のしおり作成指示手段15により取得され、制御部
11内のメモリにキャンセルフラグとしてセットされる。
制御部11は記録紙への出力が発生すると、上記メモリ内
にキャンセルフラグがセットされているか否か判定し
(S32)、セットされているならば、しおり作成を行わ
ない通常動作を実行し(S39)、セットされていないな
らば図5に示す第1の形態例と同様にして受信文書の表
紙ページにしおりを作成する(S32〜S38)。
【0015】なお以上の説明において、しおり作成装置
は加工装置1と折り返し装置2から構成されるものとし
たが、しおり作成装置はこのような構成のみに限定され
ない。また、ファクシミリ装置の受信文書に限定してし
おり作成を説明してきたが、ファクシミリ装置や複写機
などで多部数コピーをページ順に出力する場合、および
プリンタで多部数プリントを行ってページ順に出力する
場合、前記と同様に表紙ページにしおりを作成すること
が可能である。これにより、排紙部に積載された出力紙
束を1部単位に仕分けることが容易になる。また、以上
の説明において表紙ページとは表紙として付加されたペ
ージに限定されるものではない。一つの文書の最初のペ
ージおよび最終ページも表紙ページに含まれる。
は加工装置1と折り返し装置2から構成されるものとし
たが、しおり作成装置はこのような構成のみに限定され
ない。また、ファクシミリ装置の受信文書に限定してし
おり作成を説明してきたが、ファクシミリ装置や複写機
などで多部数コピーをページ順に出力する場合、および
プリンタで多部数プリントを行ってページ順に出力する
場合、前記と同様に表紙ページにしおりを作成すること
が可能である。これにより、排紙部に積載された出力紙
束を1部単位に仕分けることが容易になる。また、以上
の説明において表紙ページとは表紙として付加されたペ
ージに限定されるものではない。一つの文書の最初のペ
ージおよび最終ページも表紙ページに含まれる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、表紙の一部を加工することにより、表紙ページ
に紙面の外側にはみ出すしおりを作成できるので、装置
の大型化、コスト高を招かずに、排紙部に積載された受
信文書をより容易に文書毎に仕分けできるファクシミリ
装置を実現できる。第2に、上記において、複数の受信
文書のそれぞれの表紙ページのしおりを紙辺のそれぞれ
異なった位置に作成できるので、文書の境目が一目でわ
かり、文書毎の仕分けがさらに容易になる。第3に、表
紙ページにしおりを作成するか否かを利用者が指示でき
るので、状況によっては表紙ページが加工されること
や、しおり作成のため余分に時間がかかることを避ける
ことができる。
第1に、表紙の一部を加工することにより、表紙ページ
に紙面の外側にはみ出すしおりを作成できるので、装置
の大型化、コスト高を招かずに、排紙部に積載された受
信文書をより容易に文書毎に仕分けできるファクシミリ
装置を実現できる。第2に、上記において、複数の受信
文書のそれぞれの表紙ページのしおりを紙辺のそれぞれ
異なった位置に作成できるので、文書の境目が一目でわ
かり、文書毎の仕分けがさらに容易になる。第3に、表
紙ページにしおりを作成するか否かを利用者が指示でき
るので、状況によっては表紙ページが加工されること
や、しおり作成のため余分に時間がかかることを避ける
ことができる。
【図1】本発明の一形態例を示すファクシミリ装置要部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1のしおり作成装置を他の角度から見た斜視
図である。
図である。
【図3】(a) は本発明の一形態例を示すファクシミリ装
置要部の正面図、(b) は底面図、(c) は平面図、(d) は
左側面図、(e) は右側面図、(f) は底面斜視図である。
置要部の正面図、(b) は底面図、(c) は平面図、(d) は
左側面図、(e) は右側面図、(f) は底面斜視図である。
【図4】本発明の一形態例を示すファクシミリ装置要部
の説明図である。
の説明図である。
【図5】本発明の一形態例を示すファクシミリ装置要部
の動作フロー図である。
の動作フロー図である。
【図6】(a) (b) (c) 及び(d) は本発明の一形態例を示
すファクシミリ装置要部の動作説明図である。
すファクシミリ装置要部の動作説明図である。
【図7】(a) (b) (c) 及び(d) は本発明の一形態例を示
すファクシミリ装置要部の他の説明図である。
すファクシミリ装置要部の他の説明図である。
【図8】本発明の一形態例を示すファクシミリ装置要部
の他の動作フロー図である。
の他の動作フロー図である。
【図9】本発明の一形態例を示すファクシミリ装置要部
の他の説明図である。
の他の説明図である。
【図10】本発明の一形態例を示すファクシミリ装置要
部のブロック図である。
部のブロック図である。
【図11】本発明の一形態例を示すファクシミリ装置要
部の他の動作フロー図である。
部の他の動作フロー図である。
1…加工装置、2…折り返し装置、3…カッタ、4…カ
ム、5…パルスモータ、6…型台、10…記録部、11…制
御部、12…搬送モータ、13…搬送ローラ、15…しおり作
成指示手段。
ム、5…パルスモータ、6…型台、10…記録部、11…制
御部、12…搬送モータ、13…搬送ローラ、15…しおり作
成指示手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65H 33/04 B41J 29/00 H
Claims (4)
- 【請求項1】 記録紙に出力した受信文書を排紙受部に
排出・積載するファクシミリ装置において、受信文書の
表紙ページの角部に切り込みを入れ、上記角部先端が紙
面の外側にはみ出るように上記切り込みを入れた角部を
曲げてしおりを作成するしおり作成装置を備えたことを
特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 請求項1のファクシミリ装置において、
上記しおり作成装置を、切り込みを入れ且つ上記切り込
みを入れた角部を曲げる加工装置と、上記加工装置によ
って曲げられた角部の先端が紙面の外側にはみ出るよう
に上記角部を折り返す返り返し装置とから構成したこと
を特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2のファクシミリ装置にお
いて、上記しおり作成装置が、複数の受信文書のそれぞ
れの表紙ページのしおりを紙辺のそれぞれ異なった位置
に作成するように構成したことを特徴とするファクシミ
リ装置。 - 【請求項4】 請求項1および2のファクシミリ装置に
おいて、しおりを作成するか否かを指示するしおり作成
指示手段を備え、上記しおり作成指示手段によりしおり
作成が指示されているときのみしおりを作成する構成に
したことを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7286866A JPH09107433A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7286866A JPH09107433A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09107433A true JPH09107433A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17710031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7286866A Pending JPH09107433A (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09107433A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007099428A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Canon Inc | 画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体 |
JP2012035970A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Ricoh Co Ltd | 後処理装置 |
EP3502023A1 (en) * | 2017-12-19 | 2019-06-26 | Konica Minolta, Inc. | Image forming system, control method of image forming system, and program |
JP2019119540A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | 用紙後処理装置及び画像形成システム |
JP2019147678A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | 用紙後処理装置及び画像形成システム |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP7286866A patent/JPH09107433A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007099428A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Canon Inc | 画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記憶媒体 |
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EP3502023A1 (en) * | 2017-12-19 | 2019-06-26 | Konica Minolta, Inc. | Image forming system, control method of image forming system, and program |
JP2019109369A (ja) * | 2017-12-19 | 2019-07-04 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム、画像形成システムの制御方法及びプログラム |
JP2019119540A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | 用紙後処理装置及び画像形成システム |
JP2019147678A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-05 | キヤノンファインテックニスカ株式会社 | 用紙後処理装置及び画像形成システム |
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