JP2012035970A - 後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙搬送中に用紙の小口面の特定部分を叩き、記録媒体の積載後、積載した用紙の部数が一目でわかるようにし、且つ、用紙印刷面以外は、インクやトナーなどを付着させたり、用紙の小口面をパンチなどで切り欠いたりしないで、用紙に大きなダメージ与えないで用紙の小口面に情報を表示する後処理装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置2から画像形成された用紙9を積載する後処理装置3において、用紙9を積載する前に、画像形成装置2から用紙9の部数と部毎の枚数情報を受け取り、搬送中の用紙9の小口面を小口面叩き手段371で叩き、前記小口面の叩く箇所を変更する小口面叩き機構370を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンター、FAXなどの画像形成装置に連結して用いる用紙、フィルムシート等の記録媒体の後処理装置に関するものである。
近時は、画像形成装置で画像を形成するだけではなく、画像形成装置などの画像形成後の用紙、フィルム等の記録媒体を積載し、記録媒体を一括して綴じたり、穴を空けたりの後処理する装置として後処理装置が用いられている。これらの後処理装置は、画像形成装置に接続、連結されていて、画像形成システムとして画像形成装置と共に一体的に用いられている。そして、画像形成装置に連結、接続される後処理装置は、後処理装置の内部に収納されるトレイ上にコピー及びプリントされた多数の用紙を、例えば、最大5000枚も、積載することができるようになっている。
この後処理装置が備えている用紙を積載するトレイは移動可能な台車上にセットされる。そして、その台車を後処理装置内の所定の位置に収納した後、後処理装置の台車収納用ドア(以下、「前ドア」と記す。)を閉めると、台車上にセットされたトレイのみが用紙排紙位置まで上昇する。その後、後処理装置に画像形成装置などよりコピー及びプリントされた用紙が搬送されると、後処理装置では、排紙された順に用紙を部毎に仕分けしながら積載する。用紙の部の仕分け方法は、用紙排紙口を横にシフト動作させることで順々に用紙を積載していく装置が既に知られている。
しかし、今までの後処理装置は、トレイ上に積載された用紙を部毎にシフト動作させることで、用紙の仕分けをし、大量の用紙、または、大量の部数を積載すると、トレイ上に何部の用紙があるのかを知りたい場合、ユーザーが部毎にいちいちカウントする必要があり、ユーザーにとって、面倒な作業をさせており、装置の構成が不親切であった。
このような面倒な作業を解決するために、用紙の小口面にマーキングや情報を印刷したり、また、用紙を切り欠くなどしたりして、用紙の小口面に用紙の部情報を表示する方法が既に知られている。
しかし、用紙の小口面を印刷すること自体、用紙の小口面をインクやトナーなどで汚しており、用紙の外観品質を低下させており、また、小口面印刷用のプリンターが高価になる等の不具合があった。
また、用紙を切り欠いた場合、切り欠き部分の欠損により、用紙の形状が変形しており、この場合も用紙の外観品質の低下が生じるという問題があった。
特許文献1には、所定の画像を記録し終えた用紙が複数枚積層されても、それらの用紙を小口のマーキング画像の内容で所定のグループ単位毎に容易に区別する目的で、給紙部から排紙部に一枚ずつ搬送される記録紙の搬送経路上のプリンター部によって、記録紙の記録面に原稿の原稿画像を複写印刷するインクジェット記録装置において、プリンター部と排紙部との間に配置した小口プリンター部によって、印刷ジョブ毎に位置が異なるマーキング画像を記録紙の小口に印刷する構成が開示されている。特許文献1に記載の発明では、しかし、用紙の小口面を印刷することで、用紙の小口面を汚しており、用紙の外観品質を低下させているという問題は解消できていない。
特許文献2には、重ね置きジョブの仕分けとその後の文書ファイル、両方の作業の容易化する目的で用紙の画像領域外端部に所定の間隔を置いて1対の切欠きを形成するタブ作成手段と、画像領域外に幅が1対の切欠き間隔にほぼ等しく、深さ、位置が1対の切欠きにほぼ等しい切欠きを表紙あるいは裏表紙になる用紙以外の用紙に形成するためのタブ部カット作成手段とを備えた用紙処理装置が開示されている。
しかし、特許文献2では、用紙の端部を切り欠き、用紙へダメージを与え、用紙の外観品質を低下させているという問題は解消できていない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、後処理装置で用紙搬送中に用紙の小口面の特定部分を叩き、記録媒体の積載後、積載した用紙の部数が一目でわかるようにし、且つ、用紙印刷面以外は、インクやトナーなどを付着させたり、用紙9の小口面をパンチなどで切り欠いたりしないで、用紙に大きなダメージ与えないで用紙の小口面に情報を表示する後処理装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明の後処理装置は、画像形成装置から画像形成された記録媒体を積載する後処理装置において、記録媒体を積載する前に、画像形成装置から記録媒体の部数と部毎の枚数情報を受け取り、搬送中の記録媒体の小口面を小口面叩き手段で叩き、前記小口面の叩く箇所を変更する小口面叩き機構を有することを特徴とする。
また、本発明の後処理装置は、さらに、前記小口面叩き機構は、記録媒体の搬送方向に対して、記録する側に垂直方向に弾性体を配置し、前記記録媒体が小口面叩き手段に衝突すると小口面叩き手段を変位させることを特徴とする。
また、本発明の後処理装置は、さらに、前記小口面叩き機構は、前記小口面叩き手段の叩き位置変更をステッピングモータで制御することを特徴とする。
また、本発明の後処理装置は、さらに、前記小口面叩き機構は、開閉シャッターを有し、前記開閉シャッターで、小口面叩き手段が前記小口面の叩く箇所を変更することを特徴とする。
また、本発明の後処理装置は、さらに、画像形成装置から記録媒体が搬送される前に、記録媒体の部数、部の枚数により、小口面叩き機構の制御を変更することを特徴とする。
また、本発明の後処理装置は、さらに、画像形成装置から記録媒体が搬送される前に、記録媒体の部数、部の枚数により、小口面叩き手段の制御を変更し、記録媒体の部数情報により、小口面に線を引くことを特徴とする。
本発明の後処理装置は、画像形成装置から画像形成された記録媒体を積載する後処理装置において、記録媒体の小口面にマーキングする小口面引っかき機構を記録媒体の後端側に配置され、記録媒体を積載する前に、画像形成装置から記録媒体の部数と部毎の枚数情報を受け取り、前記小口面引っかき機構を動作させることを特徴とする置。
本発明の後処理装置は、画像形成装置から画像形成された記録媒体を積載する後処理装置において、記録媒体を搬送する搬送ローラで形成されるニップ圧を強くして搬送される記録媒体の先端部分を圧縮し、通過後は、搬送ローラで形成されるニップ圧を変更する先端厚圧縮機構を備え、記録媒体を積載する前に、画像形成装置から記録媒体の部数と部毎の枚数情報を受け取り、先端厚圧縮機構を動作させることを特徴とする。
上記課題を解決する手段である本発明によって、以下のような特有の効果を奏する。
本発明の後処理装置は、複写機などより印刷された用紙が後処理装置に搬送され、後処理装置内で、搬送された用紙の小口面の特定箇所を用紙9の小口面叩き手段で叩き、叩いた用紙を後処理装置上のトレイに積載し、用紙外観品質を低下させないで用紙の小口面に用紙の部情報を付ける事ができる。
また、本発明の後処理装置は、他に、搬送中に用紙小口面の特定箇所の叩き方は、用紙面と垂直の方向に弾性体による可動部を配置し、用紙が叩き手段に衝突すると用紙叩き手段が逃げる構成とするため、小口面叩き後の用紙搬送時は、用紙の印刷面にダメージを与えることが無い。
また、本発明の後処理装置は、他に、小口面に表示する情報の大きさを部数の大小に合わせて表示するためユーザーに取って見やすくする事ができる。
また、本発明の後処理装置は、他に、用紙の部数が特定枚数以下の場合、用紙小口面に線を引くようにすることで、用紙枚数が少なくて文字による部数情報をつけられない時でも部情報がわかるようにする事ができる。
また、本発明の後処理装置は、他に、特定の小口面が接する部分の用紙搬送ニップ圧のみ強くし、小口面通過後は、通常のニップ圧に変更することで、用紙へのダメージを最小限に抑制できる。
また、本発明の後処理装置は、他に、用紙の小口面を引っかくような用紙小口面引っかき手段とするため構成するため用紙外観品質を低下させないで用紙小口面に用紙の部情報を付ける事ができる。
また、本発明の後処理装置は、他に、用紙小口面叩き手段をステッピングモータで制御を行うため制御が簡単にする事ができる。
本発明の後処理装置を備える画像形成システムの構成を示す概略図である。 本発明の後処理装置を備える画像形成システムに用いる画像形成装置の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の後処理装置の構造を示す図である。 本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構の構造を示す図である。 本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構の構造を示す図で、用紙の小口面叩き手段を上部から示している。 本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。 搬送された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置が備える用紙小口面叩き機構を拡大した図がである。 搬送された用紙の状態を示す図である。 搬送された用紙の状態を示す図である。 搬送された用紙の状態を示す図である。 搬送された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。 搬送された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。 搬送された用紙の状態を示す図である。 搬送された用紙の状態を示す図である。 搬送された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。 搬送された用紙の状態を示す図である。 搬送された用紙の状態を示す図である。 搬送された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置のシフトトレイに積層された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置のブロック図である。 本発明の後処理装置が、搬送中に用紙の小口面を叩く状況を説明する図であり、(a)は小口面叩き機構の構成を示す図であり、(b)は搬送中に小口面叩き手段が下方向に移動すること示す図であり、(c)は光学センサで用紙位置を検出する状態を示す図である。 本発明の後処理装置に積層された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置に積層された用紙の状態を示す図である。 本発明の後処理装置で先端厚圧縮機構が稼働している状態を、用紙の位置ごとに示す図であり、(a)は先端厚圧縮機構の構成を示す図であり、(b)は搬送中に搬送ニップ形成ローラが移動すること示す図であり、(c)は搬送中に搬送ニップ形成ローラが元の位置に移動すること示す図である。 本発明の後処理装置が用紙の小口面引っ掻き機構を備える構成を示す図である。 本発明の後処理装置が用紙の搬送先を切り換えるの説明するための図である。 本発明の後処理装置で、下分岐爪付近の拡大図である。 本発明の後処理装置で、用紙揃え機構の構成を示す図である。 本発明の後処理装置で、メインジョガー機構の構成を示す図である。 本発明の後処理装置で、メインジョガー機構の構成を示す斜視図である。 本発明の後処理装置で、メインジョガー機構の一部の構成を拡大して示す図である。 本発明の後処理装置で、サブジョガー機構の構成を示す図である。
本発明の実施の形態を説明する。
具体的には、複写機などより印刷された用紙を後処理装置に積載することにに際して、以下の特徴を有する。本発明は、後処理装置内で、用紙搬送中に用紙小口面の特定箇所を用紙小口面叩き手段で叩き、用紙外観品質を低下させないで用紙小口面に用紙の部情報を付けることが特徴になっている。
上記特徴について、以下の図面を用いて具体的に解説する。
図1は、本発明の後処理装置を備える画像形成システムの構成を示す概略図である。
画像形成システム1は、画像形成装置2と、同じ装置である後処理装置3A及び後処理装置3Bとを2連結したシステムである。
詳細には、画像形成システム1には、画像形成装置2の図中右側には、給紙ユニットが備えられていることがある。本実施形態において画像形成装置2は、粉体トナーを使用して定着画像を形成する電子写真方式の画像形成装置2である。また、給紙ユニットこのほかに、画像形成装置2で使用されるトナーを収納する、トナー貯留ユニットが設けられていることがある。トナー貯留ユニットは、図示しない搬送路により画像形成装置2と接続されており、トナー貯留ユニット内部に収納されているトナーは、画像形成装置2に供給される。なお、画像形成システム1におけるトナー貯留ユニットの設置箇所については任意で設定することができる。また、画像形成装置2の図中左側には、ソートやホチキス止め等を行うための後処理装置3が備えられている。
画像形成装置2は、コピーしたい情報・画像を用紙にコピーや印刷し、また、用紙9、樹脂シート、フィルム等の記録媒体にパソコン等に記録保存してある情報・画像をプリントして印刷し、その記録媒体を画像形成装置2の外部に出力する装置である。
この画像形成システム1では、図1に示すように、画像形成装置2よりコピー及び印刷された用紙が後処理装置3へ排紙される。
図2は、本発明の後処理装置を備える画像形成システムに用いる画像形成装置の一実施形態の構成を示す図である。
画像形成装置2は、図面上で上から、原稿搬送部201、原稿読み取り部202、画像形成部203、給紙部204からなる。画像形成部203は、画像形成ユニット220、露光装置210、転写装置230、定着装置240からなる。
画像形成ユニット220は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナー像をそれぞれ形成する4つのユニットを並列して備える。各画像形成ユニット220の中央には、それぞれ感光体221K、221C、221M、221Yが備えられ、その周囲に、帯電装置、現像装置、潤滑剤塗布装置、クリーニング装置が備えられている。
露光装置210は、原稿読み取り部202で読み取ったデータ、又は図示しないPC等外部より送られた画像信号を変換し、ポリゴンモータでレーザー光をスキャンさせ、ミラーを通して読み取られた画像信号を基に感光体1上に静電潜像を形成する。
転写装置230は、各感光体1上に形成されたトナー像を順次重ね合わせて保持する中間転写ベルト231を含んで構成されており、中間転写ベルト231上に形成されたカラートナー像を記録紙に転写する構成となっている。この他、転写搬送ベルトによって記録紙を搬送し、各感光体221上に形成されたトナー像を直接記録紙に転写する構成であってもよい。
定着装置240は、内部にハロゲンヒータ等を有するローラに張架されたベルトと加圧ローラとから構成されており、両者によって形成されるニップ部にて記録紙上のトナーに熱と圧を加えてトナー像を定着させる。この他、一対のローラ、あるいは一対のベルトを用いるものであってもよい。
定着装置240を通過した記録紙、即ち、用紙は画像形成装置2より排出された後、後処理装置3に入る。
このときに、本発明の後処理装置を備える画像形成システム1では、画像形成装置2側の操作部(図示せず)で、予めに、用紙排紙先を設定する。
用紙9の排紙先は、図1に示すように、プルーフトレイ304や、後処理装置3A内のシフトトレイ342や後処理装置3B内のシフトトレイ342等がある。
後処理装置3の操作部301は、後処理装置3A内のシフトトレイ342を下降する時や、用紙9のジャム時の処理をするためのジャム処理操作をするための入力部及び用紙搬送が正常に動作しているか、後処理装置3がエラーしたときなど後処理装置3の動作状態を表示する。
上ドア302は、後処理装置3内で、用紙を搬送途中でジャムした時、上ドア302をオープンして、ジャムした用紙を取り除くために開閉するドアである。
前ドア303は、後処理装置3内にシフトトレイ342を乗せた台車348をセットするために開閉するドアで、用紙積載後、トレイ304,342上に用紙がスタックされ、スタックされた用紙を乗せたシフトトレイ342を台車348上まで下降し、シフトトレイ342が乗った台車348を後処理装置3外部へ移動するために開閉するドアである。
後処理装置3Bは、後処理装置3Aを経由して、搬送された用紙を積載する。なお、後処理装置3A及び後処理装置3Bは、下流側の後処理装置3Bへ用紙を搬送するための用紙排出口305を備えている。したがって、図1では、後処理装置3A、3Bを2連結した画像形成システム1を示しているが、必要があれば、いくらでも後処理装置3を連結することができる。
図1では、後処理装置3B以降の下流側に接続される後処理装置3は図示していない。
図3は、本発明の後処理装置の構造を示す図である。
図3では、前ドア303を非図示にした時の後処理装置内部の図で、台車348を所定の位置にセットし、トレイ342が用紙排紙位置まで上昇した時の図である。
図3に基づいて、本発明の後処理装置の動作を説明する。
前ドア303が開いた状態で、用紙9の後処理装置3Aに台車348を所定の位置にセットし、その後、前ドア303を閉めると、台車348上にあったトレイ342がエレベーター343により上昇する。
エレベーター343の駆動源は、トレイ昇降モータ347で、制御部400に設けられているCPU401からの制御信号によりトレイ昇降モータ347が回転し、エレベーター343を上昇動作させる。
トレイ昇降モータ347の回転軸には、プーリ347aが圧入されており、タイミングベルト347bを介してトレイ昇降モータ347の回転によって発生した仕事量を伝達する。タイミングベルト347bの先には、ウォームギア348及び歯車349、歯車353、歯車345など連結されており、歯車345は、タイミングベルト344に連結されている。
例えば、トレイ昇降モータ347が正回転すると、連結された歯車によりタイミングベルト344に力が伝達され、タイミングベルト344に連結されたシフトトレイ342を昇降するエレベーター343が上昇する。一方、トレイ昇降モータ347が逆回転すると、エレベーター343は下降する。
図4は、本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構の構造を示す図である。
図4では、用紙9の小口面叩き機構370が備える構造として、下分岐爪358の後方に配置した用紙9の小口面叩き手段371を、前面から横から示している。
画像形成装置1から搬送された用紙9は、矢印A方向(右から左方向)へ搬送されてくる。
搬送ローラ314は用紙を搬送するコロで、用紙9の小口面叩き手段371で、用紙9の小口面叩き手段371を下から支えるバネ373で、用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374、用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374に連結されたラック375で、用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374を移動する駆動源となるステッピングモータで376ある。
図5は、本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構の構造を示す図で、用紙の小口面叩き手段を上部から示している。
図6は、本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。
図7は、搬送された用紙の状態を示す図である。
図5及び図6に示すように、ステッピングモータ376が回転すると、モータ376の軸に圧入されたプーリを介して、用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374に連結されたラック375が上下動する。ラック375が上下動することで、シャッター374の開いている箇所(図で白色)は、バネ373により、用紙9の小口面叩き手段371が飛び出し、シャッター374が閉じている箇所(図で灰色)は、用紙9の小口面叩き手段371が飛び出さない。
図5の用紙9が矢印のように右から左へ搬送されてくる前に、複写機などの画像形成装置2側から後処理装置3に用紙9の部数と部数の枚数情報が送信されてくる。その情報より、後処理装置3側にある制御板410のCPU401では、搬送されてくる用紙9の小口面をどのように叩くかを制御する。
例えば、用紙9の小口面叩き手段371の叩き面が、図5の丸印のように7個あるとし、用紙9の部の枚数が11枚であるとする。
CPU401側では、用紙9の1部目の1枚目は、用紙9の小口面叩き手段371による用紙9の小口面を叩かないように制御する。図5に示すように、ステッピングモータ376と用紙9の開閉シャッター374との位置関係にし、用紙9の開閉シャッター374を全て閉じる。この状態で用紙9を搬送し、排紙する。このときに、搬送された用紙は、図7に示すような状態となる。
次に、CPU401側では、用紙9の1部目の2枚目を小口面叩き機構370により、用紙9の小口面を叩くように制御する。
図8は、本発明の後処理装置が備える用紙小口面叩き機構を拡大した図がである。
図9は、搬送された用紙の状態を示す図である。
用紙9の小口面を叩くときは、図7に示すように、ステッピングモータ376と用紙9の小口面叩き手段開閉シャッター371との位置関係にし、この状態で用紙9が搬送されると用紙9の小口面が叩かれ、その後、用紙9を排紙する。
搬送された用紙9は、図9に示すような状態となる。
図10は、搬送された用紙の状態を示す図である。
同様な動作を用紙9の1部目の10枚目まで繰り返すと、積載された用紙9は、図10に示すような状態となる。
図11は、搬送された用紙の状態を示す図である。
図12は、搬送された用紙の状態を示す図である。
用紙9の11枚目は、1枚目と同様に、図6に示すように、用紙9の小口面叩き手段371による用紙9の小口面を叩かずに積載されることから、用紙9をシフトへ排紙するため、図11のような状態となる。
次に、用紙9の2部目の1枚目は、用紙9の小口面叩き手段371による用紙9の小口面を叩かない。
2部目より、用紙排紙時にシフト動作するため積載される用紙9は、図12に示すような状態となる。
図13は、本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。
図14は、搬送された用紙の状態を示す図である。
ここでは、CPU401側では、用紙9の2部目の2枚目は、用紙9の小口面を叩くためステッピングモータ376と用紙9の開閉シャッター374との位置関係を図13のようにして、用紙9の小口面叩き手段371により、用紙9の小口面を叩く。
図14に示すように、用紙9の小口面を叩いた後、用紙9を排紙すると、積載された用紙は、図14のような状態となる。
図15は、本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。
図16は、搬送された用紙の状態を示す図である。
図17は、搬送された用紙の状態を示す図である。
図15に示すように、用紙9の2部目の3枚目は、ステッピングモータ376と用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374との位置関係を図15のようにして、用紙9の小口面叩き手段371により、用紙9の小口面を叩く。
図16に示すように、用紙9の2部目の4、5枚目は、ステッピングモータ376と用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374との位置関係を図15のようにして、用紙9の小口面を叩く。用紙9の小口面を叩いた後、用紙9を排紙すると、積載された用紙9は、図17のような状態となる。
図18は、搬送された用紙の状態を示す図である。
図19は、本発明の後処理装置が備える用紙の小口面叩き機構を拡大した図がである。
図20は、搬送された用紙の状態を示す図である。
用紙9の2部目の6枚目は、ステッピングモータ376と用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374との位置関係を図13のようにして、用紙9の小口面を叩く。
用紙9の小口面を叩いた後、用紙9を排紙すると、積載された用紙9は、図18のような状態となる。
用紙9の2部目の7〜9枚目は、ステッピングモータ376と用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374との位置関係を図19のようにして、用紙9の小口面叩き手段371により、用紙9の小口面を叩く。
用紙9の小口面を叩いた後、用紙9を排紙すると、積載された用紙9は、図20のような状態となる。
図21は、搬送された用紙の状態を示す図である。
図22は、搬送された用紙の状態を示す図である。
用紙9の2部目の10枚目は、ステッピングモータ376と用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374との位置関係を図13のようにして、用紙9の小口面を叩き、用紙9を排紙し、用紙9の2部目の11枚目は、ステッピングモータ376と用紙9の小口面叩き機構370の開閉シャッター374との位置関係を図6のように、用紙9の小口面を叩き、用紙9を排紙すると、積載された用紙9は、図21のような状態となる。
以下、3部目も同様な動作をすることで、積載された用紙は、図22のような状態となる。
図23は、本発明の後処理装置のシフトトレイに積層された用紙の状態を示す図である。
上記のような動作を部数毎に繰り返して、用紙9を積載し、シフトトレイ342を台車348まで下げた時の様子を横から見た図が図23である。
図24は、本発明の後処理装置のブロック図である。
後処理装置3内は、制御板410があり、制御板410上には、CPU401がある。
CPU401内には、ROM402が存在し、予め用紙9の後処理装置3の制御プログラムが書き込まれており、CPU401で後処理装置3の各種動作を制御している。
一方、画像形成装置2は、後処理装置3へ用紙を搬送する直前に用紙の部数と、各部数の枚数を後処理装置3へ送信してから、用紙を搬送する。その情報を元にCPU401は、用紙9の小口面叩き手段371を制御し、用紙9の小口面を叩いたりして、シフトトレイ342上に用紙9をスタックする。
以下、後処理装置3の積載動作の説明を記載する。
CPU401の入力は、操作部301に、トレイ下降SW(スイッチ)411、ジャム解除SW(スイッチ)412、入口センサ331など各種制御における動作位置検出するセンサ群が接続されており、画像形成装置2からも後処理装置3への動作要求や画像形成装置2の動作情報などのやり取りが行われている。
CPU401の出力は、トレイ昇降モータ347、その他用紙搬送、スタック制御などに用いるモータ群が接続されており、これら接続されたモータ群を動作状況に応じて制御している。
更に、前ドア開手段FD1、前ドア閉手段FD2、及び操作部301上のトレイ下降LED413、ジャム解除LED414、出力LED415、満杯LED416、エラーLED417も接続されており、後処理装置3の動作状況により、前ドア開手段FD1、前ドア閉手段FD2を動作させたり、操作部301の表示部である各LEDを点灯したり、点滅したり、消灯したりする動作の制御も行っている。
図3に示しているように、後処理装置(以下、「スタッカー」と記すことがある。)3は、画像形成装置2等から排出された用紙9を後処理装置3本体に矢印A方向から導入される。
後処理装置3では、画像形成装置2などの操作部を操作することで、プルーフ排紙モード、ストレート排紙モード、およびシフト排紙モードの動作モードを選択することができる。
後処理装置3側では、下分岐爪358が上向きとなると、シフト排紙モードとなり、用紙9は、シフトトレイ342へ排紙され、下分岐爪358が下向き、且つ、上分岐爪359が下向きになると、プルーフ排紙モードとなり、用紙9は、プルーフトレイ304へ、下分岐爪358が下向き、且つ、上分岐爪359上向きになると、ストレート排紙モードとなり、用紙9は、下流側に連結して設けられている後処理装置3Bに排紙される。
本発明の後処理装置3が、搬送中に用紙9の小口面を叩く状況を説明する。
図25は、本発明の後処理装置が、搬送中に用紙の小口面を叩く状況を説明する図であり、(a)は小口面叩き機構の構成を示す図であり、(b)は搬送中に小口面叩き手段が下方向に移動すること示す図であり、(c)は光学センサで用紙位置を検出する状態を示す図である。
用紙9の小口面叩き手段371は、図24に示すように、用紙面と垂直の方向にバネ等の弾性体373による可動部を配置する。
用紙9が搬送されてくると、用紙9の小口面叩き手段371に衝突する。
衝突した後、(b)に示すように、バネ373に荷重が加わり、用紙9の小口面叩き手段371が下方向に移動する。
次に、用紙9の小口面叩き手段371が用紙に接触することで用紙印刷面を傷つけないようにするためステッピングモータ376を駆動して、図5のようにラック375と開閉シャッター374の位置関係になるようにし、開閉シャッター374により用紙9の小口面叩き手段371を格納し、用紙9に触らないような構成にする。なお、開閉シャッター374により、(c)に示すように、用紙9の小口面叩き手段371を格納するタイミングは、図示しない光学センサにより用紙位置を検出しても良いし、バネ373の荷重を検出しても良いし、用紙叩き手段371の上下位置を光学センサで検出しても良い。
また、ステッピングモータ376は、パルス数に位置制御が可能なため特定の穴が開いた開閉シャッター374と用紙9の小口面叩き手段371の制御をステッピングモータで行うようにしてもよい。
図26は、本発明の後処理装置に積層された用紙の状態を示す図である。
複写機などの画像形成装置2の本体からの用紙9の部情報と部の枚数情報により、小口面に表示する情報の大きさを部数の大小に合わせて変更する機能を有する。
本体からの用紙9の部情報と部の枚数情報により、CPU401は、用紙9の小口面叩き手段371の制御を変更する。
上述した実施形態では、用紙9の部の枚数が、11枚であったが、例えば部の枚数が6枚であれば、図26に示すように、用紙9の小口面を叩く。
図27は、本発明の後処理装置に積層された用紙の状態を示す図である。
複写機などの画像形成装置2の本体からの用紙9の部情報と部の枚数情報により、小口面に表示する情報の大きさを部数の大小に合わせて変更する機能を有し、本体からの用紙9の部情報と部の枚数情報により、CPU401は、用紙9の小口面叩き手段371の制御を変更する。
ここでは、部の枚数が、6枚であったが、部の枚数が5枚以下であれば、図27のように用紙9の小口面を叩く時は、ラインのマーキングをつける。
図28は、本発明の後処理装置で先端厚圧縮機構が稼働している状態を、用紙の位置ごとに示す図であり、(a)は先端厚圧縮機構の構成を示す図であり、(b)は搬送中に搬送ニップ形成ローラが移動すること示す図であり、(c)は搬送中に搬送ニップ形成ローラが元の位置に移動すること示す図である。
ここでは、小口面叩き機構370の換わりに先端厚圧縮機構370bを用いている。この先端厚圧縮機構370bでは、特定の小口面が接する部分の用紙搬送ニップ形成ローラ377で用紙9を狭持してニップを形成し、用紙搬送ニップ形成ローラ377が狭持する圧力をソレノイド378により変更できつようにする。用紙9が、このニップを通過するのを光学センサ379により検出した後、小口面通過後は、通常のニップの圧力に変更する。したがって、(a)に示すように、用紙9が左から矢印A方向に搬送される。(b)では、用紙搬送ニップ形成ローラ377によるニップは、ソレノイド378が押込まれているため用紙搬送時の用紙9の先端部は潰されて、用紙9の厚さが圧縮される。次に、(c)では、光学センサ379が用紙9を検出すると、ソレノイド378は、上方向に引き込まれ、用紙搬送ニップ形成ローラ377が元の位置に移動させることで、ニップの圧力は元のニップと同等となり、その状態で用紙9が搬送され、シフトトレイ342へ排紙されて積載される。
図29は、本発明の後処理装置が用紙の小口面引っ掻き機構を備える構成を示す図である。
ここでは、小口面叩き機構370の換わりに小口面引っ掻き機構370aを用いている。
この小口面引っ掻き機構370aは、図29に示すように、小口面引っ掻き手段371aを備えている。小口面引っ掻き手段371aは、用紙9の小口面叩き手段371で叩く換わりに、小口面を引っかく動作にする。
つまり、用紙搬送中に用紙9の小口面叩き手段371が搬送方向に対して用紙9の先端側に位置していたが、用紙9の小口面引っかき手段371aを設け、搬送方向に対して用紙の後端側に位置させる。
複写機などの画像形成装置2から、用紙9の部数、用紙9の部枚数と一緒に、用紙搬送速度や用紙サイズ情報などが、CPU401へ送られてきており、後処理装置3内では、用紙搬送は、ステッピングモータ(図示せず)で行っている。
よって、ステッピングモータの入力パルス数で用紙9の搬送距離が把握できるため、用紙先端をシフトトレイ342へ排出し、用紙9の後端部を狙って用紙9の小口面引っかき手段371aにより、用紙9の小口面の特定箇所を引っかくように構成する。
また、後処理装置3の概要説明を以下に示す。
図30は、本発明の後処理装置が用紙の搬送先を切り換えるの説明するための図である。
後処理装置4は、下分岐爪358、上分岐爪359を備えていて、用紙9の搬送先を切り換える。下分岐爪358、上分岐爪359の構造はどちらも同じであり、これらの動作について説明する。
下分岐爪358の駆動源は、下分岐爪モータ358Mであり、下分岐爪358と下分岐爪モータ358Mは、歯車(非図示)などで連結されている。
上分岐爪359の駆動源は、上分岐爪モータ359Mである。上分岐爪359と上分岐爪モータ359Mも歯車(非図示)などで連結されている。
図31は、本発明の後処理装置で、下分岐爪付近の拡大図である。
図31に示すように、下分岐爪358付近の拡大図であり、下分岐爪モータ358Mを回転させることにより、連結された下分岐爪120が下側に向き、ガイド板14から搬送された用紙が下分岐爪120の上面側を通過すると、用紙はガイド板11を通り上方の搬送経路をたどる。
逆に、下分岐爪120が上を向くと、ガイド板14から送られてきた用紙は、下分岐爪120の下面側を通過するため、用紙は、ガイド板13を通り下方の搬送経路をたどる。上分岐爪359も下分岐爪358の動作と同様な動作をする。
搬送経路について概要説明を以下に示す。
本例のスタッカーは、プルーフ排紙モード、ストレート排紙モード、およびシフト排紙モードの動作モードを選択することができる。以下にそれぞれの排紙モードの動作を図30にて説明する。
<プルーフ排紙>
プルーフ排紙モードは、シート搬送路325を通して、プルーフトレイ304上に用紙9を導いてスタックする動作モードである。
図30において、用紙9は搬送ローラ311,312,313,314によって搬送され、プルーフトレイ304に排出される。入口センサ331及びプルーフ排紙センサ334によって用紙9の通過を検知している。
プルーフトレイ304に用紙が積載され、満杯検知センサ335の位置まで用紙9が積載されるとプルーフトレイ304に積載された用紙9を取り除くまで、画像形成動作が一時停止する。
<ストレート排紙>
ストレート排紙モードは、シート搬送路326を通して、後処理装置3Aの後段に備えられた別の後処理装置3Bや別機能の後処理装置3等に用紙9を搬送する動作モードである。
図30において、用紙9は搬送ローラ311、312,315,316,317,318、319、320によって搬送され、後段に備えられた別の後処理装置3Bや別機能の後処理装置3に送られる。入口センサ331、センサ336、337によって用紙9の通過を検知している。
<シフト排紙>
シフト排紙モードは、シート搬送路327を通して、図中の矢印方向からシフトトレイ342上に用紙9を排出してスタックする動作モードである。
図30において、用紙9は、搬送ローラ311、シフト排紙ローラ351によって搬送され、シフトトレイ342に排出される。入口センサ331及びシフト排紙センサ332によって用紙9の通過を検知している。
シフト排紙モードにおいては、シフトトレイ342上の異なるシフト位置に用紙9をスタックする。
次に、用紙揃え機構において説明する。
図32は、本発明の後処理装置で、用紙揃え機構の構成を示す図である。
図32に示すように、先端揃え機構360は、シフトトレイ342上に排出される用紙9の先端部を揃えるための機構であり、矢印H1、H2方向に位置調整可能なストッパー361を備えている。ストッパー361はスライダ362に取り付けられており、スライダ362は、図32のように、矢印H1方向に延在するシャフト363にスライド可能にガイドされている。スライダ362は、プーリ364、365の間に掛け渡されたベルト366に連結されている。そして、モータ367によってベルト366が移動することにより、スライダ362がストッパー361と共に矢印H1方向に移動して、その位置が調整される。
スライダ362には遮蔽板368が備えられており、ストッパー361がホームポジションに移動したときに、その遮蔽板368が光学式のホームポジションセンサ335によって検出される。
<メインジョガー機構の構成>
図33は、本発明の後処理装置で、メインジョガー機構の構成を示す図である。
図34は、本発明の後処理装置で、メインジョガー機構の構成を示す斜視図である。
図35は、本発明の後処理装置で、メインジョガー機構の一部の構成を拡大して示す図である。
図33〜35に示すメインジョガー機構部380は、幅方向(用紙排出方向と垂直で水平な方向)の移動を制御するステッピングモータ381a、381bと、上下方向移動を制御するステッピングモータ381cと、ステッピングモータ381cのギヤに噛合するギヤ382aと、ギヤ382aが取り付けられる回転軸382bと、回転軸に平行な駆動軸382cと、駆動軸382cに連結されたスライダ383F,383Rと、スライダ383F,383Rを検出するセンサ336F、336Rと、回転軸382bの回転状態を示すギヤ382aに備えられたフィラー384と、そのフィラー384を検出するセンサ337とから構成されており、メインジョガー386F、386Rを両者間が広狭になるように、またこれらを上下するように動かす。センサ337にてフィラー384を検出する状態がホームポジションであり、メインジョガー386F、386Rは下がった状態位置となる。
メインジョガー386F、386Rは板状体からなり、揃え部387F、387Rは、これらメインジョガー386F、386Rの最下部に位置し、互いの対向面はシフト方向Gと直交する平坦面からなる。
このように揃え部387F、387Rを、互いの対向面がシフト方向Gと直交する平坦面で構成したことにより、メインジョガー386F、386Rをシフト方向Gに移動することによって、シフトトレイ342上に積載された用紙0の端面に揃え部387F、387Rを確実に接離させて用紙束を揃えることができる。
図35に即して後述するように、メインジョガー386F、386Rは、図1に示した排紙ローラ351から排出された用紙9をこれらメインジョガー386F、386Rの対向間隔内に導く際に該排出される用紙との干渉を避けるために、各揃え部387F、387Rの上方部分がこれら揃え部387F、387Rの対向間隔よりも広い間隔で形成された段状の逃げ部388F、388Rを構成している。
メインジョガー386F、386Rは、スライダ383F,383Rにより根元を挟み込み押さえ付けるように構成されており、スライダ383F,383Rの位置によってメインジョガー21386F、386Rが所定状態以上には下に垂れ下がらないようになっているが、上方向には可動がフリーな構成である。
メインジョガー386F、386Rは、排紙ローラ351から排出される用紙9を受け入れることができる所定の対向間隔をあけた受け入れ位置で待機している。
用紙9が排紙ローラ351より排出されシフトトレイ342上に積載される毎に受け入れ位置から対向間隔をせばめる動作をして用紙9の端面位置まで移動したのち、対向間隔を広げる動作をして前記受け入れ位置に復帰する。この一連の揃え動作を行うことにより用紙の端面を揃える。
図33に示す排紙ローラ351は用紙ごとに矢印G1方向に10mmシフト動作を繰り返しながら第一の用紙束を構成する所定枚数の排出を終了した後、矢印G2方向に10mmシフト動作を繰り返し、用紙9を積載していく。シフト方向切り換えの際、メインジョガー386F、386Rが退避回転位置に移動することにより揃え部材退避状態となり、この退避状態のもとでメインジョガー386F、386Rはシフト動作を行う。
例えば、排紙ローラ351がメインジョガー386F側にシフトする場合、メインジョガー386Rはシフトトレイ342上に積載された排出用紙奥側面かつ前の「部」の用紙束上に当接する位置に配置されることとなる。
他方のメインジョガー386Fはシフトトレイ342上に積載されている用紙手前側面に位置し、上下位置としてはホームポジションをとっている。
排紙ローラ351のシフト動作が逆方向になる毎に回転軸382bを、回転軸382bに取り付けられたアーム385F、385Rがメインジョガー386F、386Rの根元を下に押し付ける方向に回転させることにより退避位置へ移動させる。シフト動作が発生する毎に反対側の揃え部材を前の「部」の用紙束上に当接させて乗せるようにし、排出された用紙束を揃えていく。このとき、メインジョガー386F、386Rによって用紙9がずれない摩擦係数に設定することで、用紙9を安定して揃えることが可能となる。
メインジョガー386F、386Rの退避量については、センサ336にてフィラー384を検出するホームポジションからの退避量となるため上昇量としては常に一定の量となる。ホームポジションから排出束最上位面+αの移動(上昇)をさせないと、シフト動作してくる積載された用紙束と干渉(接触)して、揃え束が崩れてしまうこととなる。
+αは最上位位置までの間の或る地点となるが、α値が大きければ排出用紙のカール・折りによる膨らみには対応余裕度が増えるが、用紙9の間隔が詰まった場合の次用紙受け入れに際しての復帰時間もかかってしまうことになる。
図36は、本発明の後処理装置で、サブジョガー機構の構成を示す図である。
図36に示すサブジョガー機構390は、シフトトレイ342上に排出される用紙9の先端部側を揃えるための機構であり、ステッピングモータ391によって幅方向に位置調整可能なサブジョガー394F、394Rを備えている。サブジョガー394F、394Rは、それぞれスライダ395F、395Rに取り付けられており、スライダ395F、395Rは、幅方向に延在するシャフト396にスライド可能にガイドされている。
スライダ395F、395Rは、プーリ392a、392bの間に掛け渡されたベルト393に連結されている。そして、ステッピングモータ391によってベルト393が移動されることにより、スライダ395F、395Rがサブジョガー394F、394Rと共に幅方向に移動する。
スライダ395RRがホームポジションに移動したときに、光学式のホームポジションセンサ338によって検出される。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
201 自動原稿搬送装置
202 画像読取部
203 画像形成部
204 給紙部
210 露光装置
220 画像形成ユニット
221 感光体
230 転写装置
231 中間転写ベルト
240 定着装置
3 後処理装置
301 操作部
302 上ドア
303 前ドア
304 プルートレイ
305 用紙排出口
311〜320 搬送ローラ
321、322、323、324 ガイド板
325、326、327 搬送路
331〜338 センサ
342 シフトトレイ
343 エレベーター
344 タイミングベルト
345 歯車
346 ウォームギア
347a モータ
347b プーリ
347c トレイ昇降用モータ
348 台車
349 歯車
351 排紙ローラ
352 搬送コロ
358 下分枝爪
358M モータ
359 上分枝爪
359M モータ
360 先端揃え機構
361 ストッパー
362 スライダ
363 シャフト
364 プーリ
365 プーリ
366 ベルト
367 モータ
370 小口面叩き機構
370a 小口面引っ掻き機構
370b 先端厚圧縮機構
371 小口面叩き手段
371a 小口面引っ掻き手段
373 バネ
374 開閉シャッター
375 ラック
376 ステッピングモータ
377 搬送ニップ
378 ソレノイド
379 光学センサ
380 メインジョガー機構部
381a、381b、381c ステッピングモータ
382a ギア
382b 回転軸
382c 駆動軸
383F、383R スライダ
384 フィラー
385F、385R アーム
386F、386R メインジョガー
387F、387R 揃え部
388F、388R 逃げ部
390 サブジョガー機構部
391 ステッピングモータ
392a、392b プーリ
393 ベルト
394F、394R サブジョガー
395F、395R スライダ
396 シャフト
400 制御部
410 制御板
401 CPU
402 ROM
411 トレイ下降SW
412 ジャム解除SW
413 トレイ下降LED
414 ジャム解除LED
415 出力LED
416 満杯LED
417 エラーLED
9 用紙
特開2008−248507 特許第4319997号

Claims (8)

  1. 画像形成装置から画像形成された記録媒体を積載する後処理装置において、
    前記後処理装置は、記録媒体を積載する前に、画像形成装置から記録媒体の部数と部毎の枚数情報を受け取り、
    搬送中の記録媒体の小口面を小口面叩き手段で叩き、前記小口面の叩く箇所を変更する小口面叩き機構を有する
    ことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記小口面叩き機構は、記録媒体の搬送方向に対して、記録する側に垂直方向に弾性体を配置し、
    前記記録媒体が小口面叩き手段に衝突すると小口面叩き手段を変位させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記小口面叩き機構は、前記小口面叩き手段の叩き位置変更をステッピングモータで制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 前記小口面叩き機構は、開閉シャッターを有し、
    前記開閉シャッターで、小口面叩き手段が前記小口面の叩く箇所を変更する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の後処理装置。
  5. 前記後処理装置は、画像形成装置から記録媒体が搬送される前に、記録媒体の部数、部の枚数により、小口面叩き機構の制御を変更する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の後処理装置。
  6. 画像形成装置から記録媒体が搬送される前に、記録媒体の部数、部の枚数により、小口面叩き手段の制御を変更し、記録媒体の部数情報により、小口面に線を引く
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の後処理装置。
  7. 画像形成装置から画像形成された記録媒体を積載する後処理装置において、
    前記後処理装置は、記録媒体の小口面にマーキングする小口面引っかき機構を記録媒体の後端側に配置され、
    記録媒体を積載する前に、画像形成装置から記録媒体の部数と部毎の枚数情報を受け取り、前記小口面引っかき機構を動作させる
    ことを特徴とする後処理装置。
  8. 画像形成装置から画像形成された記録媒体を積載する後処理装置において、
    前記後処理装置は、記録媒体を搬送する搬送ローラで形成されるニップ圧を強くして搬送される記録媒体の先端部分を圧縮し、通過後は、搬送ローラで形成されるニップ圧を変更する先端厚圧縮機構を備え、
    記録媒体を積載する前に、画像形成装置から記録媒体の部数と部毎の枚数情報を受け取り、先端厚圧縮機構を動作させる
    ことを特徴とする後処理装置。
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