JP2019119540A - 用紙後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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誠 小沢
Makoto Ozawa
誠 小沢
敬太 飯野
Keita Iino
敬太 飯野
渉 丹沢
Wataru Tanzawa
渉 丹沢
友徳 堀内
Tomonori Horiuchi
友徳 堀内
毅 萩原
Takeshi Hagiwara
毅 萩原
上田 貢
Mitsugi Ueda
貢 上田
光大 手塚
Mitsuhiro Tezuka
光大 手塚
敦史 有泉
Atsushi Ariizumi
敦史 有泉
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Takafumi Ichimi
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Abstract

【課題】生産性を低下させることなく、搬送されている用紙に目印を付与する用紙後処理装置を提供する。【解決手段】用紙後処理装置Bは、用紙33の搬送経路22に設けられた用紙角折り機構50を備える。用紙角折り機構は、搬送ローラ対24により送り込まれる用紙先端の角部を用紙搬送方向に対して外側に反らせる上下フラップ51、52と、該角部を更に反り返らせて用紙の内側に巻き込み屈曲させる上側及び下側用紙ガイド53,54と、屈曲させた角部を上下から圧接して角折り部を形成する折りローラ対55とから構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、搬送される用紙に目印を付与することができる用紙後処理装置及び、該用紙後処理装置を備えた画像形成システムに関するものである。
従来、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置から排出される記録済み用紙に対して、整合処理、綴じ処理、折り処理、パンチ穿孔処理、スタンプ捺印処理などの後処理を施す用紙後処理装置が広く使用されている。一般に、用紙後処理装置は画像形成装置の用紙排出口に連結され、所望の後処理を施した用紙又は用紙の束を下流側に配置された排出トレイに積載する。
画像形成装置から排出される多数の用紙を、用紙後処理装置において、例えば複数枚のセット毎や文書毎に仕分けして排出トレイに積載したい場合がある。そこで、仕分けしたい文書(用紙束)の表紙ページの角部に切り込みを入れ、切り込みを入れた角部先端が用紙の外側にはみ出るように曲げてしおりを作成するしおり作成装置が提案されている。(例えば、特許文献1を参照)
特許文献1のしおり作成装置は、パルスモータを用いてカムを回転させ、このカムで用紙に切り込みを入れるためのカッタを上下させる機構を備えており、搬送されている用紙を一旦止め、パルスモータを動作させて用紙に切り込みを入れる。その後、再度パルスモータを動作させてカッタを退避させ、用紙搬送を再開して、下流に配置されている搬送ローラを用いて切り込み部を外側に折るように構成されている。
特開平9−107433号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来装置は、カッタで用紙に切り込みを入れる際に用紙の搬送を一旦停止させ、切り込みを入れてカッタを退避させた後、用紙搬送を再開してから角部を折り込むという、2段階の手順が必要である。特に、用紙搬送を一旦停止させるので、一定時間にしおり作成処理できる枚数が少なく、生産性を低下させるという問題が生じる。
また、特許文献1記載の従来装置では、薄紙のようにコシが弱い用紙にしおりを作成する場合、ユーザの意に反して用紙に折れ曲がりが生じたり、切り込みを入れた状態で用紙を搬送する際に切り込み部分が撓んで破れてしまう虞がある。
更に特許文献1には、複数の用紙束に仕分けして出力する場合、用紙束毎にしおりの位置を用紙搬送方向に、用紙の角部から少しずつ用紙の後端側にずらすようにした制御方法が記載されている。しかしながら、用紙のサイズや幅寸法が異なる場合の対応は、何ら記載されていない。そのため、用紙のサイズや向きが変更されて、用紙の角部が通過する用紙幅方向の位置が変化した場合、用紙上の所望の位置にしおりが作成されない虞がある。
本発明は、上述した従来技術の様々な問題点に鑑みてなされたものである。
本発明の第1の目的は、生産性を低下させることなく、搬送されている用紙に目印を付与することができる用紙後処理装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、搬送されている用紙に目印を付与することができる用紙後処理装置において、用紙に意図しない折れ曲がりや破損が生じないようにすることである。
本発明の更に別の目的は、搬送されている用紙に目印を付与することができる用紙後処理装置において、用紙のサイズや向きが変更された場合でも、常に用紙に同じ大きさ、形状の目印を付与できるようにすることである。
更に本発明の目的は、画像形成装置から排出される用紙に目印を付与するために、上述した本発明の用紙後処理装置を備えた画像形成システムを提供することにある。
本発明の用紙後処理装置は、
用紙を搬送するための用紙搬送路と、
前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送するための搬送機構と、
前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
前記用紙を前記搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と
を備えることを特徴とする。
本発明の用紙後処理装置は、その別の側面において、
用紙を搬送するための用紙搬送路と、
前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送するための搬送機構と、
前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
前記用紙を用紙搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と、
前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送されている用紙を、その用紙幅方向に前記搬送方向と直交してシフトさせる用紙シフト手段と、
前記用紙シフト手段を制御して、搬送される用紙の先端角部が前記用紙角部誘導機構を通過する用紙幅方向位置に用紙をシフトさせる制御部と
を備えることを特徴とする。
本発明の用紙後処理装置は、その別の側面において、
用紙を搬送するための用紙搬送路と、
前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送し、前記用紙をその用紙幅方向に前記搬送方向と直交してシフト可能な搬送機構と、
前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
前記用紙を前記搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と、
前記搬送機構を制御して、用紙を前記用紙幅方向にシフトさせる制御部と
を備えることを特徴とする。
本発明の用紙後処理装置は、その別の側面において、
用紙を搬送するための用紙搬送路と、
前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送するための搬送機構と、
前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
前記用紙を前記搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と、
前記用紙角部誘導機構と前記用紙角折り処理部とを一体に、前記用紙搬送路に関して搬送される前記用紙の用紙幅方向に前記搬送方向に直交して移動させる移動機構と
を備えることを特徴とする。
更に本発明の別の側面において、本発明の画像形成システムは、用紙に画像形成する画像形成ユニットと、画像形成ユニットから送られた用紙の角部に角折り処理を行う用紙後処理装置とを備え、用紙後処理装置は上述した本発明のいずれかの用紙後処理装置であることを特徴とする。
本発明の用紙後処理装置によれば、搬送機構により用紙搬送路上を搬送されている用紙の先端角部を、用紙搬送方向に対して外側に反り返させ、搬送機構により用紙を搬送しながら用紙角折り部により圧接して角折りするので、用紙の搬送を停止させることなく、目印としての角折り部を形成することができ、生産性を低下させることがない。
画像形成システムの全体構成を概略的に示す図。 図1のシステムにおける用紙後処理装置の要部の構成を示す側面図。 本発明の第1実施形態による用紙後処理装置において、用紙角折り機構の構成を概略的に示す斜視図。 図3の用紙角折り機構の構成を示す断面図。 図3の用紙角折り機構の構成を示す上面図。 図3の用紙角折り機構による角折り動作を順に示す断面図。 図3の用紙角折り機構による角折り動作を順に示す上面図。 整合機構の構成を概略的に示す平面図。 第1実施形態の用紙後処理装置の制御構成を示すブロック図。 第1実施形態における角折り処理の動作を説明するフローチャート。 本発明の第2実施形態による用紙後処理装置において、搬送される用紙のシフト位置を示す図。 角折り処理不実施時における用紙の搬送位置を示す図。 角折り処理不実施時において、シフト移動した用紙の搬送位置を示す図。 角折り処理実施時における用紙の搬送位置を示す図。 第2実施形態の用紙後処理装置の制御構成を示すブロック図。 第2実施形態における角折り処理の動作を説明するフローチャート。 本発明の第3実施形態による用紙後処理装置において、搬送される用紙のシフト位置を示す図。 第3実施形態の用紙後処理装置の制御構成を示すブロック図。 第3実施形態における角折り処理の動作を説明するフローチャート。 本発明の第4実施形態における用紙角折り機構の構成を示す上面図。 第4実施形態の用紙後処理装置の制御構成を示すブロック図。 第4実施形態における角折り処理の動作を説明するフローチャート。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[画像形成システム]
図1に本発明に係わる画像形成システムの全体構成を示す。同図の画像形成システムは画像形成装置Aと用紙後処理装置Bで構成され、画像形成装置Aで画像形成した用紙を後処理装置Bで一時的に部揃え収納してステイプル綴じした後に排出トレイに収納する。用紙後処理装置Bは、画像形成装置Aにおいて画像形成条件と共に設定された後処理(仕上げ処理)モードに応じて仕上げ処理した後に、用紙を排出トレイに収納するよう構成されている。以下、画像形成装置A及び用紙後処理装置Bについて説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置Aは、用紙上に静電印刷機構で画像を形成する場合を示し、給紙部2と画像形成部3と排紙部4とで構成されている。画像形成装置Aの装置ハウジング1には、画像形成する用紙を収納した給紙部2が内蔵され、この給紙部2は、装置ハウジング1に着脱自在な給紙カセット2a、2b、2cによって構成されており、給紙カセット2a、2b、2cはそれぞれ異なる用紙サイズに対応している。
画像形成部3は、給紙部2から搬送されてくる用紙へデータ処理部9から転送された画像データに従って画像形成する。図示の画像形成部3は静電印刷機構を示し、感光ドラム8に静電潜像を形成するビーム投光器と、静電潜像にトナーインクを付着する現像器10と、転写チャージャ11とクリーナとで構成されている。これらの具体的な構成と動作については広く知られているので、詳細な説明は省略する。
給紙部2からレジストローラ対7に搬送された用紙に、感光ドラム8に形成した画像インクを転写チャージャ11で転写する。転写チャージャ11の下流側には定着ローラ対12が配置され、転写された画像を加熱定着して用紙を排紙部4に搬送する。排紙部4は、装置ハウジング1に配置された画像形成装置排紙口13と、排紙ローラ対15とで構成される。
データ処理部9は、画像読取ユニット5が読み取った画像データ、或いは外部のネットワーク、コンピュータ入力装置などから送られた画像データを設定された画像形成条件に応じて、前述のビーム投光器に電気信号として送信する。
図示の画像形成装置Aは、それと一体な画像読取ユニット5と、このユニットに原稿用紙を給送する原稿用紙自動給送装置19とを備えている。画像読取ユニット5は、原稿用紙を載置するプラテン16と、このプラテン16に沿って移動する読取キャリッジ17とで構成され、プラテン16上の原稿用紙を読取キャリッジ17でスキャニングして画像データに変換するスキャナ装置で構成されている。また、原稿用紙自動給送装置19は、給紙トレイ20にセットした原稿用紙をプラテン16に自動的に給送するユニットとして画像読取ユニット5に一体に取り付けられている。
デュープレックスパス14は、画像形成部3から画像形成される用紙を表裏反転してレジストローラ対7に循環搬送し、用紙の裏面側に画像形成部3で画像形成し、排紙部4から画像形成装置排紙口13に搬出する。
画像形成装置Aは、上記静電印刷機構以外にも、インクジェット画像形成方式、オフセット印刷方式、シルク印刷方式などの種々の画像形成機構が採用可能である。
「用紙後処理装置」
本発明の用紙後処理装置Bは、図1に示すように画像形成装置Aから画像形成済みの用紙が搬入されると、該用紙を処理トレイ29に部揃えして収納した後、仕上げの後処理(ステイプル綴じ処理、折り処理等)を施し、処理した用紙(又は用紙束)を排出トレイ32に収納する。
図2は、用紙後処理装置Bの構成を詳細に示している。用紙後処理装置Bは、装置ハウジング21を備え、装置ハウジング21内には、用紙を搬送する搬送経路22と、搬送される用紙の先端角部を角折り処理する用紙角折り機構50と、搬送される用紙を搬送経路22から一時的に退避して待機させる待機経路27と、搬送経路22から搬送された用紙を一時的に収納する処理トレイ29と、後処理された用紙を積載収納する排出トレイ32とで構成されている。
以下、本発明の第1実施形態に係る後処理装置Bについて詳細に説明する。
[搬送経路]
搬送経路22(用紙搬送路)は、後処理装置ハウジング21を略水平方向に直線状に横断するように形成されている。搬送経路22の入口側には、画像形成装置排紙口13に連結する搬入口101が設けられ、画像形成装置Aから搬送されてくる用紙を、下流側の処理トレイ29に向けて案内するように構成されている。
搬送経路22には、用紙搬送手段を構成する搬入ローラ対24と排出ローラ対25とが用紙搬送方向に沿って上流側と下流側に順に配置されている。搬入ローラ対24及び排出ローラ対25は、それぞれ図示しない搬送ローラ駆動モータに連結されており、該搬送ローラ駆動モータに駆動されて用紙を搬入口101から排紙口103に向けて搬送する。
また、搬送経路22には、搬入センサ23が、搬入ローラ対24の搬入口101側に配置されている。搬入センサ23は、搬入口101から搬送される用紙の先端及び後端をそれぞれ検出すると、後述する後処理装置Bの制御部200に組み込まれた制御CPU203に検出信号を送信する。
「用紙角折り機構」
用紙角折り機構50は、搬送経路22上の搬入ローラ対24と排出ローラ対25の間に位置し、搬送経路22を搬送される用紙33に後述する角折り処理を行う。図3は、用紙角折り機構50の斜視図を、図4はその断面図を、図5はその上面図をそれぞれ示している。
用紙角折り機構50は、上下フラッパ51、52と、上側及び下側用紙ガイド53,54と、折りローラ対55とから構成される。図4に示すように、上下フラッパ51、52と上側及び下側用紙ガイド53,54は、それぞれ搬送経路22に関して上下対称に設けられている。
図3及び図4に示すように、搬送経路22は、上側及び下側用紙ガイド53,54の部分を除いて、折りローラ対55よりも上流側が上下方向に狭い隙間で制限されている。この隙間によって、搬送経路22内を搬送されている用紙33の先端が、該搬送経路の外側へ変向しないように、即ち用紙33の面に関して垂直方向(上向き又は下向き)に変向しないように構成されている。
搬送経路22の前記隙間には、上側及び下側用紙ガイド53,54を設けた部分がそれぞれ切り欠かれ、用紙搬送方向に平行な第1辺と、該第1辺の用紙搬送方向上流端から用紙幅方向に平行に搬送経路22の側辺部まで外側に延びる第2辺と、前記第1辺の用紙搬送方向下流端と前記第2辺の用紙幅方向外端とを斜め直線状に結ぶ第3辺とからなる三角形の開口部が形成されている。上側及び下側用紙ガイド53,54は、それぞれ搬送経路22の前記三角形開口部を塞ぐように該三角形開口部から外向きに突設されている。
図3〜図5に示すように、上側用紙ガイド53は、前記三角形開口部の前記第1辺及び第2辺からそれぞれ搬送経路22の外側に、前記三角形の内側にやや傾斜させて立設された平坦で略扇形の第1,第2壁部と、前記第3辺から搬送経路22の外側に、前記三角形の内側に湾曲させた略三角形の第3壁部とを有する。前記第1,第2壁部は、前記第1辺と第2辺と交点から延出する直線状の側辺で一体に結合され、前記第3壁部は、両側辺が前記第1,第2壁部の前記略扇形の湾曲した側辺に一体に結合している。
これにより、上側用紙ガイド53の内部には、後述するように用紙の角部を搬送経路22の外側に屈曲させるための広い密閉された空間が画定される。上側用紙ガイド53の前記第3壁部を形成する前記三角形の第3辺によって、用紙33の角部に形成される角折り部の傾斜角度が決定される。下側用紙ガイド54は、上側用紙ガイド53と上下対称に設けられているので、説明を省略する。
上フラッパ51及び下フラッパ52は、それぞれ同一寸法形状の矩形平板部材で形成され、搬送経路22の上下の前記三角形開口部の第2辺から、該開口部内に収まるように突設されている。上下フラッパ51、52は、それぞれ搬送経路22の上下の前記三角形開口部の第2辺又はその付近に、用紙幅方向を中心として搬送経路22に対して外向きに、即ち垂直方向上向き及び下向きに、上側及び下側用紙ガイド53,54により画定される前記空間内で揺動するように支持されている。
上下フラッパ51、52は、該上下フラッパと重なる位置で搬送される用紙33の角部を搬送方向の外側(垂直方向上向き又は下向き)に変向させる、即ち反らせるための用紙角部誘導手段(第1の誘導手段)としての機能を有する。上側及び下側用紙ガイド53,54は、上下フラッパ51、52によって搬送方向の外側に変向された用紙33の角部を内側へ即ち用紙側に反り返らせ、巻き込んで屈曲させるための用紙角部誘導手段(第2の誘導手段)としての機能を有する。後述するように、前記上下フラッパと上側及び下側用紙ガイドとの組合せによって、角折り処理する用紙33の角部が、図4及び図5に示すように屈曲される。
このように屈曲された搬送される用紙33の角部を折り込むための角折り手段として、折りローラ対55が、搬送経路22の上側及び下側用紙ガイド53,54の用紙搬送方向下流端に隣接して設けられている。折りローラ対55は、図5に示すように、その長さ即ち用紙幅方向の寸法が、搬送される用紙33に施される角折り部の幅より大きく、それにより上下の折りローラ間で角折り部全体を圧接するように配置されている。
折りローラ対55は、用紙幅方向に、角折り処理しようとする用紙の角部に対応する位置にのみ設けられている。そのため、折りローラ対55が、上下の折りローラ間で搬入ローラ対24又は排出ローラ対25と同様の用紙搬送力を発揮し得るように設定されていると、搬送されている用紙33にスキューを発生させる虞がある。そのため、折りローラ対55は、用紙搬送力が搬入ローラ対24及び排出ローラ対25よりも小さくなるように設定されている。
本実施形態の折りローラ対55は、搬入ローラ対24と同じ駆動源(駆動モータ)で駆動されているが、排出ローラ対25と同じ駆動源(駆動モータ)で駆動されるように構成することもできる。また、本実施形態では、前記角折り手段として、搬入ローラ対24又は排出ローラ対25と同様の上下ローラ対からなる折りローラ対55を採用したが、これ以外の角折り手段も可能である。例えば、屈曲された用紙の角部を圧接しないが、角折り部を形成し得る程度に狭い隙間を有する従動コロ対や、狭い隙間を有する湾曲ガイド対のような構成としても良い。これらの場合、角折り手段は元より用紙搬送力を持たないように設定することができる。
次に、用紙角折り機構50による角折り動作について説明する。図6は、搬送経路22を搬送されている用紙33の角部を用紙角折り機構50で上折り処理する、即ち上向きの角折り部を形成する過程を順に断面方向から見た図であり、図7は、それらの過程を上方から見た図である。
後処理装置Bに搬入された用紙33は、搬送経路22上を搬入ローラ対24によって用紙角折り機構50に向けて搬送される。そのとき、用紙33の搬送位置は、該用紙の先端及び後端を搬入センサ23が検出することによって確認される。
用紙33を角折り処理しない場合、上フラッパ51及び下フラッパ52は、図6_a)及び図7_a)に示すように、搬送経路22と同じ高さに、即ち本実施形態では水平に維持される。従って、用紙33は、角部が搬送経路22の外側に反り返されたり屈曲されることなく、通常の用紙搬送と同様に、そのまま折りローラ対55を通過する。用紙33を角折り処理するしないは、後述するように画像形成装置Aに設けられた本体制御部202からの指示の有無によって決定される。
本体制御部202から角部の上折り処理の指示があった場合、上フラッパ51及び下フラッパ52を、図6_b)及び図7_b)に示すように、上向きに所定の角度位置まで揺動させる。これにより、搬送されている用紙33の角折りしようとする角部は、図6_b)及び図7_b)に示すように、搬送されながら上向きに反るように変向され、上側用紙ガイド53の内側に案内される。このとき、上フラッパ51及び下フラッパ52は、用紙33の角部を上側用紙ガイド53内により導き易くするように、搬送経路22の経路幅を維持したまま揺動動作させる。
上向きに変向されて上側用紙ガイド53内に導かれた用紙33の角部は、図6_c)及び図7_c)に示すように、用紙33が用紙搬送方向に搬送され続けていることによって、上側用紙ガイド53の前記第3壁部の湾曲面に沿って内側に即ち用紙側に反り返されて巻き込まれ、屈曲する。上下フラッパ51、52は、用紙33の角部が上側用紙ガイド53内に到達した後、該用紙の先端が折りローラ対55のニップ位置に到達する前に、元の水平位置に戻される。
用紙33は、上述したように角部が屈曲された状態のまま、搬送経路22上をそのまま折りローラ対55に向けて搬送される。これにより、用紙33の屈曲された角部は、折りローラ対55の折りローラ間に挟み込まれ、上下から押圧されて圧接された状態で搬送される。これにより、用紙33の角部には、図6_d)及び図7_d)に示すように、上折り処理が行われ、上向きの角折り部が形成される。
本体制御部202から角部の下折り処理の指示があった場合、上フラッパ51及び下フラッパ52は、下向きに所定の角度位置まで揺動させられる。これにより、用紙33の角部は、下向きに変向されて下側用紙ガイド54内に導かれ、下向きに屈曲される。下向きに屈曲された用紙33の角部は、上述した角部の上折り処理と同様に処理され、折りローラ対55で圧接されて、下向きの角折り部が形成される。
角折り処理された用紙33は、排出ローラ対25に受け渡されて搬送され、排出トレイ32に排出される。このとき、用紙33の角折りされた角部が排出ローラ対25にニップされて搬送されるように構成されていると、角折り部を排出ローラ対25の圧接力で増し折りすることができ、より確実に角折り部を形成できるので、好都合である。これは、例えば、搬送経路22の用紙幅方向に用紙角折り機構50側に配置される排出ローラ対25の長さを通常よりも長くしたり、追加の排出ローラ対25を配置して、該用紙角折り機構により角折り処理された用紙33の角部が、排出ローラ対25にニップされる用紙幅方向位置を通って搬送されるように構成することによって達成される。
本実施形態では、用紙の角部を搬送経路22の外側に変向させる用紙角部誘導手段(第1の誘導手段)として、上フラッパ51及び下フラッパ52を用いたが、本発明は、これに限定するものではない。搬送されている用紙33の角部を搬送経路22から上向き又は下向きに反らせることが可能なものであれば、上下フラッパ51、52と異なる様々な構成が考えられる。
例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)等からなる柔軟で高耐久性の樹脂シート部材を、上向き又は下向きの少なくともいずれか一方

に或る角度で傾斜した状態で、上側又は下側用紙ガイド53又は54の前記三角形開口部の第2辺に、その傾斜角度を一定に固定して設けたり、搬送経路22の途中に用紙の端部を変向させる形状の固定突起物等を設けることもできる。これらの固定された変向手段を用いる場合、該変向手段の位置を通過する用紙の角部は常に角折り処理されることになるから、角折り処理しない用紙は、前記変向手段の位置を通過しないように、その搬送位置を用紙幅方向にシフトさせることが好ましい。
「処理トレイ」
排紙口103の下流側には処理トレイ29が配置されている。処理トレイ29は、用紙の排出方向(図2では右から左の方向)での後端部を支持する紙載台29aを備えて、排出トレイ32との間で排紙口103から搬送された用紙を略水平方向にブリッジ支持するように配置されている。
処理トレイ29には、用紙の排出方向での後端部を位置規制する規制ストッパ105とステイプルユニット31とが配置されている。よって、搬送経路22から排出される用紙は、排出方向とは反対の方向(図2では右方向)に反転搬送されて、排紙口103の下方に配置されている処理トレイ29に収納される。ステイプルユニット31は、従来から採用されている周知のものであり、反転搬送により紙載台29a上に積載され部揃えされた用紙束をステイプル針で綴じ処理する。
「整合機構」
処理トレイ29には、図2で示すように、排紙口103から搬送されてくる用紙の用紙幅方向に該用紙の搬送方向と直交する向きに進退して位置決めする整合手段である整合機構30が配置されている。図8では整合機構30を上面図で示しており、整合機構30は、排紙口103から処理トレイ29に搬入された用紙33のセンターを基準に位置合わせを行うために、処理トレイ29上の用紙の左側縁と係合する左整合板30Lと、用紙の右側縁と係合する右整合板30Rとを備える。
この左右の整合板30L及び30Rはそれぞれ処理トレイ29の処理トレイ紙載台29aに形成されているガイド溝(図示せず)に嵌合支持され、用紙幅方向に用紙の搬送方向と直交する向きにスライドして移動可能となっている。そして、処理トレイ29の底部には前記ガイド溝に沿って一組のプーリ対111を配置して、それぞれのプーリ対111にはベルト112が架け渡されている。そして、各ベルト112には、左右の整合板30L及び30Rがそれぞれ固定されている。また、各プーリ対111の一方のプーリにはシフトモータMZ1及びMZ2が連結されている。
このような構成で左右一対形成されている左整合板30Lと右整合板30Rとは、それぞれの整合板LシフトモータMZ1及び整合板RシフトモータMZ2の駆動で用紙幅方向に往復移動する。このとき、整合板LシフトモータMZ1及び整合板RシフトモータMZ2を同期させて反対方向に同一量回転駆動させることで、処理トレイ29上に搬入された用紙をセンター基準で整合することが可能となる。
「用紙搬出機構」
上述の処理トレイ29には、排紙口103から用紙を処理トレイ紙載台29a上に搬送する反転ローラ対28と、処理トレイ紙載台29a上の用紙を規制ストッパ105に送る掻込みローラ104が配置されている。反転ローラ対28は排紙口103から送られた用紙を排出方向に搬送した後に排出反対方向に送る正逆転ローラで構成されている。図示の反転ローラ対28は、排出方向上方に位置する反転上部ローラ28aと下方に位置する反転下部ローラ28bで構成され、両ローラは互いに圧接離間するローラ対で構成されている。
反転下部ローラ28bは処理トレイ紙載台29aに埋設された固定ローラ構造で、反転上部ローラ28aは後処理装置ハウジング21に昇降可能に構成されている。反転上部ローラ28aは後処理装置ハウジング21に揺動可能に軸支持された昇降アームに取り付けられ、このアームには昇降するソレノイド、モータなどのアクチュエータが連結されている。これと共に反転上部ローラ28aには排出方向及び排出反対方向に正逆転する反転ローラ駆動モータ108(図示せず)が連結されている。
そして後述する制御CPU203は排紙センサ102からの用紙先端検出信号から用紙先端がローラニップ位置に到達するまでは反転上部ローラ28aを離間した上昇位置に位置させ、用紙先端がローラニップ位置に到達した後には反転上部ローラ28aを反転下部ローラ28bと圧接する作動位置に下降させる。これと共に反転上部ローラ28aを用紙後端が排紙口103から搬出するまでは排出方向に回転し、その後には排出反対方向に回転する。これによって排紙経路22から送られた用紙は排出方向に進み、用紙後端が排紙口103から処理トレイ29上に進入したのちに排出反対方向に進む。
つまり後述する制御CPU203は、排紙センサ102で用紙先端を検出した後、用紙先端がローラニップ間に進入したタイミングで上方に待機している反転上部ローラ28aを下方のニップ位置に降下させ、反転下部ローラ28bと圧接した状態で排出方向に所定量回転し、その後に排出反対方向に回転する。この制御は排紙センサ102で用紙先端を検出した信号と用紙後端を検出した信号を基準に遅延回路が構成されている。
上記掻込みローラ104は、排紙口103の排出ローラ対25と一体に回転するベルト部材(図示せず)で構成され、排出ローラ対25から処理トレイ紙載台29a上の最上用紙の上に垂れ下がるように配置されている。そして排出ローラ対25と同一方向に回転し紙載台上の用紙に規制ストッパ105に向かう搬送力を付与する。このほか掻込みローラ104としては、エンドレスベルトに限らず上下に揺動するローラ構造、パドル構造など種々の機構が採用可能である。
「排出トレイ」
排出トレイ32は、用紙を積載収納する排出トレイ紙載面32aと、この排出トレイ紙載面32aに積載された用紙端部を突き当て規制する用紙端規制面32bとを有する収納構造で構成されている。(図2参照)この排出トレイ紙載面32aは排紙口103からの段差が固定された高さの固定トレイ構造と、用紙の積載量に応じて上下動する昇降トレイ構造のいずれかのスタック構造が採用される。
排出トレイ紙載面32aは昇降トレイ構造で構成されている。このため後処理装置ハウジング21に昇降可能なトレイ載台32cがガイドレール106に支持され、このトレイ載台32cに排出トレイ紙載面32aを有する排出トレイ32が固定されている。トレイ載台32cは図示しないが、例えば後処理装置ハウジング21に昇降可能にガイドレール106を配置し、このレールに嵌合支持したトレイ載台32cを上下一対のプーリに巻廻したベルト、ワイヤーなどの牽引部材で支持する。そして巻き上げプーリを昇降モータで回転して排出トレイ32を所定の高さ位置に昇降する。
上記排出トレイ紙載面32aは、図2に示すように排出方向下流側が高く上流側は低くなるように傾斜した傾斜紙載面で構成されている。そしてこの排出トレイ紙載面32aの傾斜角度は積載する用紙種類によって異なるがほぼ40度以上(用紙によっては35度以上)に形成されている。この傾斜角度を大きく設定すると排出トレイ紙載面32a上に搬入された用紙は高速で滑り落ちて用紙端規制面32bに突き当て規制され、この傾斜角度を小さく設定すると排出トレイ紙載面32a上に搬入された用紙は緩やかに滑り落ちて用紙端規制面32bに突き当たる。従って傾斜角度を大きく設定すると用紙を迅速で確実に用紙端規制面32bに沿って積載することが可能であり、装置の水平方向の寸法(大きさ)を小型化することが可能となる。
[制御構成]
本実施形態の後処理装置Bの制御構成を、図9のブロック図に従って説明する。後処理装置Bの制御部200は、画像形成装置Aの本体制御部202に接続され、本体制御部202は、同じく画像形成装置Aに設けられたユーザ操作部201に接続されている。
制御部200は、制御CPU203によってコンピュータ制御され、ROM204に記憶された制御プログラムデータをRAM205にコピーし、それに従って後処理動作を制御する。この後処理動作では、後処理装置Bに搬入されて搬送される用紙33に対して、上述した用紙角折り機構50による角折り処理だけでなく、処理トレイ29に部揃えして収納した用紙束にステイプル綴じ等の後処理を施したり、後処理した用紙束を排出トレイ32に排出する動作を実行する。
制御CPU203には、画像形成装置Aの本体制御部202から用紙情報(搬送方向サイズ、搬送直交方向サイズ、坪量等)やジョブ開始信号、ジョブ終了信号が入力する。これらの情報や信号を受信すると、制御CPU203は、RAM205にコピーされた制御プログラムデータに基づき、後処理装置Bの動作を制御する。
制御CPU203は、画像形成装置Aから搬出された用紙を搬送経路22に受け入れて搬送する搬送制御部203aと、用紙整合制御部203bと、後処理制御部203cと、用紙束排出制御部203dと、用紙角折り機構50を制御する角折り制御部203eとを備えている。上述した角折り処理においても、制御CPU203は、RAM205にコピーされた制御プログラムデータに従って、後処理装置Bの角折り処理を制御する。
搬送制御部203aは、搬入口101から搬入された用紙を、搬送経路22を通して搬送し、排紙口103から排出するために、搬入センサ23の検出信号に基づいて搬送ローラ駆動モータ109を制御し、搬入ローラ対24及び排出ローラ対25を回転させる。更に、搬入ローラ対24と排出ローラ対25間に位置する角折りローラ対55も、同様に搬送ローラ駆動モータ109を制御することによって、用紙の角部を角折り処理可能に回転させる。
搬送経路22を搬送されてきた用紙33を処理トレイ29に積載する際には、反転上部ローラ28aを、反転下部ローラ28bから離間した上昇位置に待機させ、搬送される用紙33の先端が反転ローラ対28のニップ位置を通過した後に、反転上部ローラ28aを下降させて反転下部ローラ28bに圧接させるように、昇降モータ110を制御する。更に、反転ローラ対28は、搬送される用紙33の後端が排紙センサ102を通過するまでは、用紙を排出方向に搬送するよう回転し、排紙センサ102が用紙後端を検出すると、一旦回転を停止した後に逆回転することで、用紙を規制ストッパ105に向けて(排出反対方向に)搬送する。反転ローラ対28の回転は、反転ローラ駆動モータ108を制御することで実施される。
反転ローラ対28により規制ストッパ105に向けて搬送される用紙33は、掻込みローラ104により規制ストッパ105まで搬送されて、処理トレイ29に積載される。掻込みローラ104は、排出ローラ対25と同様に、搬送ローラ駆動モータ109によって駆動される。
用紙33を、排紙口103から排出した後に処理トレイ29に収納せずに、排出トレイ32に直接排出する場合には、反転上部ローラ28aを前記上昇位置に待機させ、用紙33の先端が排紙口103から出て反転上部ローラ28aのニップ位置を通過した後に、反転上部ローラ28aを下降させて反転下部ローラ28bに圧接するように、昇降モータ110を制御する。これにより、反転ローラ対28を一旦停止させたり逆回転させることなく、排出方向に回転させて、用紙を排紙口103から排紙トレイ32に積載する。
用紙整合制御部203bは、整合板LシフトモータMZ1及び整合板RシフトモータMZ2の駆動を制御することで、整合板30R及び30Lを動作させる。この整合動作は、排紙センサ102による搬送される用紙33の後端検出信号に基づき行われる。また、用紙整合制御部203bは、搬送制御部203aにより搬送される用紙33が直接排出トレイ32に排出される場合は、前記整合動作を行わない。
後処理制御部203cは、用紙束をステイプル綴じする場合に、ステイプルユニット31を制御する。本体制御部202からジョブ終了信号を受信すると、後処理制御部203cは、最後の用紙が処理トレイ29に収納され、用紙束が用紙幅方向に整合された後、ステイプルユニット31のドライブモータに起動信号を送信する。この起動信号を受けてステイプルユニット31は綴じ動作を実行し、綴じ動作終了後に後処理制御部203cにエンド信号を送る。後処理制御部203cは、エンド信号を受信することで、綴じ動作が完了したことを認識し、用紙束排出制御部203dに通知する。
用紙束排出制御部203dは、後処理制御部203cからの綴じ動作の完了通知を受けて、反転ローラ対28で処理トレイ29上の用紙束を圧接し、排出トレイ32の方向に用紙束を搬送するため、反転ローラ駆動モータ108を駆動する。この動作により処理トレイ29上の用紙束は下流側の排出トレイ32に搬送され、積載される。
角折り制御部203eは、ユーザ操作部201でユーザが入力した角折り処理(上折り処理、下折り処理、処理無し)の指示を、本体制御部202から受信すると、該指示に応じて用紙角折り機構50を制御する。搬送される用紙33に角折り処理を実施する場合、角折り制御部203eは、搬入センサ23による用紙先端の検出信号に基づいて、角折りフラッパモータ206を制御し、上フラッパ51及び下フラッパ52を前記水平位置から揺動動作させる。角折り処理を実施しない場合、角折り制御部203eは、用紙角折り機構50の制御を行わない。従って、上フラッパ51及び下フラッパ52は、前記水平位置に維持される。
以下に、本実施形態の後処理装置Bにおいて、用紙角折り機構50により実行される用紙の角折り処理の、制御CPU203による制御を、図10のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS101において、画像形成装置Aから後処理装置Bに用紙を搬入する。画像形成装置Aの排紙口13から排出された用紙は、後処理装置Bの搬入口101から搬入され、その先端を搬入センサ23で検出され、搬送経路22を搬入ローラ対24により用紙搬送方向下流へと搬送される。
次にステップS102において、搬入された用紙に対して角折り処理を実施するか否かを判断する。角折り処理実施の要否は、本体制御部202から受信するユーザ操作部201の入力情報に基づき判断される。角折り処理を実施する場合は、ステップS103に移行し、実施しない場合はステップS108に移行する。
ステップS103では、搬入された用紙に実施する角折り処理が上折り処理か下折り処理かを判断する。これもまた、本体制御部202から受信するユーザ操作部201の入力情報に基づいて判断される。角折り処理が上折りであれば、ステップS104に移行し、下折りであれば、ステップS105に移行する。
ステップS104において、搬送される用紙の角部を上側用紙ガイド53に誘導するために、上フラッパ51及び下フラッパ52を所定の上向き角度位置まで揺動させる。角折り制御部203eは、搬入センサ23による用紙先端の検出結果に基づいて、フラッパモータ206を動作させ、上フラッパ及び下フラッパを上述したように揺動させる。
これに対し、ステップS105では、搬送される用紙の角部を下側用紙ガイド54に誘導するために、上フラッパ51及び下フラッパ52を所定の下向き角度位置まで揺動させる。この場合も、角折り制御部203eは、搬入センサ23による用紙先端の検出結果に基づいて、フラッパモータ206を動作させることによって、前記上フラッパ及び下フラッパを揺動させる。
次に、ステップS106において、上フラッパ51及び下フラッパ52を元の水平位置に戻す。角折り制御部203eは、搬送される用紙33の角部が上側用紙ガイド53又は下側用紙ガイド54に到達した後、該用紙の先端が折りローラ対55のニップ位置に到達する前に、フラッパモータ206を動作させて上フラッパ51及び下フラッパ52を前記水平位置に戻す。搬送されている用紙33の位置は、搬入センサ23による用紙先端の検出から、所定時間の経過後、または搬送ローラ駆動モータ109に送信される所定のパルス数をカウントすることによって、判断される。
次のステップS107において、折りローラ対55を用いて用紙33の角部を角折り処理する。搬送制御部203aは、搬送ローラ駆動モータ109を駆動させて、更に用紙33を折りローラ対55に向けて搬送する。これにより、用紙33の角部に形成された屈曲部が折りローラ対55の折りローラ間に巻き込まれ、角折り処理が行われる。尚、上述した各ステップにおいて、搬送制御部203aによる用紙33の搬送は継続して行われているので、搬送ローラ駆動モータ109は駆動し続けている。
用紙33の角折り処理が一旦終わると、次のステップS108において、次に搬入される用紙があるか否かを判断する。次に搬入される用紙が角折り処理すべき用紙である場合、次の角折り処理のためステップS101に移行し、無い場合は角折り処理を完全に終了する。次に角折り処理する用紙の有無は、本体制御部202から受信するジョブ終了信号に基づいて、制御CPU203が判断する。
上述したように、第1実施形態の用紙角折り機構50は、用紙に角折り処理を行わない場合、上下フラッパ51、52を搬送経路22と同じ高さの水平位置に維持して、用紙の角部が上側及び下側用紙ガイド53,54に巻き込まれることなく、そのまま折りローラ対55を通過し得るようにしている。しかしながら、用紙の角部がカールした、即ち上向き又は下向きに反った状態で搬送された場合、該角部が上側又は下側用紙ガイド53,54に引っ掛かって巻き込まれ、屈曲した状態で折りローラ対55に送り込まれる結果、ユーザの意に反して角折り処理が行われる虞がある。また、用紙が例えば薄紙でコシが弱い場合、その角部が下側用紙ガイド54を通過する際に垂れ下がって引っ掛かり、同様に角折り処理されてしまう虞がある。
本発明の第2実施形態は、そのような場合でも、用紙角折り機構50による角折り処理がユーザの意に反した行われないように構成されている。図11は、第2実施形態の用紙後処理装置Bの要部を上方から概略的に示しており、用紙角折り機構50の用紙搬送方向上流側に配置された搬入ローラ対24が、その軸線方向に即ち用紙幅方向にシフト可能に設けられている点において、第1実施形態の用紙後処理装置Bと異なる。
図11において、用紙角折り機構50の上流側に配置された搬入ローラ対24には、該搬入ローラ対を用紙搬送方向に直交する用紙幅方向に移動させるためのシフト機構60(図示せず)が設けられている。更に搬入ローラ対24には、搬送された用紙を受けて用紙幅方向に移動させ得るように、その上下搬入ローラ間でニップ(圧接挟持)する機能が設けられている。シフト機構60は、後述するように搬入ローラシフトモータ117(図示せず)により駆動され、その制御は排紙ローラ位置検知センサ(図示せず)の検知結果に基づいて行われる。尚、シフト機構60による搬入ローラ対24の移動は、搬送経路22における用紙の搬送高さを変えないように、本実施形態では水平を維持するように行われる。
シフト機構60により搬入ローラ対24を用紙幅方向に移動可能に設けたことによって、搬送経路22の用紙幅方向に異なる位置で用紙33を搬送することができる。本実施形態では、用紙幅方向に搬入ローラ対24の外端の位置を、図11に示すように、搬送経路22の中央から外側に向けて搬送位置22−1、搬送位置22−2及び搬送位置22−3の3段階で変更することができる。シフト機構60による搬入ローラ対24の搬送位置の切り替えは、後述するように画像形成装置Aに設けられた本体制御部202を介して、ユーザ操作部201に入力されたユーザからの指示に基づいて行われる。
本実施形態では、最も外側の搬送位置22−3で用紙の角部が用紙角折り機構50を通過し、それより内側の搬送位置22−1及び搬送位置22−2では、用紙角折り機構50より内側を通過するように設定されている。別の実施例では、搬入ローラ対24の搬送位置を、用紙の角部が用紙角折り機構50を通過する位置と、通過しない内側位置との2つにしたり、用紙角折り機構50の外側を通過する場合を含めて、4つ以上の搬送位置を設定することもできる。
用紙角折り機構50は、搬送される用紙33が搬入ローラ対24により搬送位置22−3に移動した場合にのみ、用紙を角折り処理することができる。この場合、搬送経路22を搬送される用紙33は、シフト機構60により搬入ローラ対24の搬送位置22−3までシフトされた後、用紙角折り機構50に送り込まれて角折り処理が行われる。用紙角折り機構50は、図3〜図5に関連して上述した第1実施形態のそれと同一の構造を有するので、説明を省略する。
上述した搬入ローラ対24の3つの搬送位置における用紙の搬送及び角折り処理について、図12〜図14を用いて説明する。図12及び図13は、いずれも角折り処理を行わない場合の用紙搬送を示している。図14は、角折り処理を行う場合の用紙搬送を示している。
用紙搬送装置Bに搬入される用紙33は、角折り処理の実施不実施に拘わらず、その先端及び後端位置が搬入センサ23で検出され、搬送経路22上を搬入ローラ対24に向けて搬送される。角折り処理を行わない場合、本体制御部202から指示が無いため、シフト機構60は動作せず、搬入ローラ対24は、図12に示すように、最も内側の搬送位置22−1に維持される。用紙33は、用紙幅方向外側にシフトされることなく、従って用紙角折り機構50により角折り処理されることなく、搬送経路22を通過して排出ローラ対25に搬送される。
他方、用紙の排出トレイ32への排出位置を、搬送位置22―1にて搬送される場合と異ならせたい場合がある。その場合、ユーザによるユーザ制御部201への入力に基づいて本体制御部202が指示することによって、シフト機構60が搬入ローラ対24を、図13に示すように中間の搬送位置22−2に移動させる。これにより、用紙33は、図12の場合よりも用紙幅方向外側の位置を搬送され、そのまま排出ローラ対25に引き継がれて搬送され、排出トレイ32の図12の場合と異なる位置に排出される。
角折り処理を行う場合、本体制御部202からの指示に基づいて、シフト機構60は、図14に示すように、搬入ローラ対24を最も外側の搬送位置22−3に移動させる。これにより、用紙33は、搬入ローラ対24に受け入れられた後、角部が用紙角折り機構50を通過する位置まで用紙幅方向にシフトされて搬送される。用紙33の角部は、用紙角折り機構50により角折り処理され、排出ローラ対25に搬送される。用紙角折り機構50による角折り動作は、図6及び図7に関連して上述した第1実施形態の用紙角折り機構50と同一であるので、説明は省略する。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、用紙33の角折りされた角部が排出ローラ対25にニップされて搬送されるように構成されていると、角折り部を排出ローラ対25の圧接力で増し折りすることができるので、好都合である。これは、例えば、図11に示される用紙角折り機構50側に配置される排出ローラ対25の長さを、用紙幅方向に用紙角折り機構50の用紙幅方向位置付近まで長くしたり、該用紙角折り機構の用紙幅方向位置に追加の排出ローラ対25を設ければよい。
図15は、第2実施形態における用紙搬送装置Bの制御構成を示している。第2実施形態の制御部200は、制御CPU203の搬送制御部203aが、本体制御部202から入力される情報に基づいて搬入ローラシフトモータ117を制御し、それにより搬入ローラ対24を搬送位置22―1に維持し、又は搬送位置22−2若しくは搬送位置22−3に移動させる。これにより、搬送経路22を搬送されている用紙を、所望の搬送位置にシフトさせる。シフトされた用紙は、前記所望の搬送位置に維持又はシフトしたまま、搬送経路22を通り、排紙口103へ搬送される。
角折り制御部203eは、ユーザ操作部201に角折り処理の指示が入力された場合にのみ、本体制御部202から受信する指示に従って、用紙角折り機構50を制御する。角折り制御部203eは、搬入センサ23による用紙先端の検出信号に基づいて、フラッパモータ206を制御し、角折り処理の指示に含まれる折り方向に対応して、上フラッパ51及び下フラッパ52を上向き又は下向きに揺動させる。第2実施形態の制御構成における他の構成要素による制御は、図10に関連して上述した第1実施形態のそれと同一であるので、説明を省略する。
別の実施形態では、用紙の角折りの向きを予め上向き又は下向きのいずれか一方に決めておくことができる。この場合、前記フラッパは、搬送経路22に関して上向き又は下向き外側に一定の傾斜角度に固定した状態で設けることができる。角折り処理する場合は、用紙を用紙角折り機構50に対応した搬送位置(上記実施形態では、搬送位置22−3)に移動させ、角折り処理しない場合は、用紙角折り機構50に対応しない搬送位置(上記実施形態では、搬送位置22−1、22−2)に移動させればよい。これにより、上述した実施形態におけるフラッパの揺動機構及びその揺動制御を省略することができる。
以下に、第2実施形態の後処理装置Bにおいて、用紙角折り機構50により実行される用紙の角折り処理の、制御CPU203による制御を、図16のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS101では、後処理装置Bにおいて、画像形成装置Aから搬入される用紙を受け取り、その先端を搬入センサ23で検知する。次のステップS102において、搬送経路22を搬送される用紙は、搬送ローラ対24に受け渡される。
ステップS104では、画像形成装置Aから搬入された用紙に実施する角折り処理が上折りか下折りかを判断する。これも、本体制御部202から受信されるユーザ操作部201の入力情報に基づいて、判断される。角折り処理が角上折りであれば、ステップS105に移行し、角下折りであれば、ステップS106に移行する。
ステップS105では、搬送される用紙の角部を上向きに上側用紙ガイド53に誘導するために、上フラッパ51及び下フラッパ52を所定の上向き角度位置まで揺動させる。角折り制御部203eは、搬入センサ23による用紙先端の検出結果に基づいてフラッパモータ206を動作させ、上フラッパ及び下フラッパを回転させる。
ステップS106では、搬送される用紙の角部を下向きに下側用紙ガイド54に誘導するために、上フラッパ51及び下フラッパ52を所定の下向き角度位置まで揺動させる。ここでも、角折り制御部203eは、搬入センサ23による用紙先端の検出結果に基づいてフラッパモータ206を動作させ、上フラッパ及び下フラッパを回転させる。
次のステップS107では、ユーザがユーザ操作部201に入力した角折り処理の指示に従って、シフト機構60により搬入ローラ対24を搬送位置22−3に移動させ、用紙の角部を用紙角折り機構50に案内するように用紙をシフトさせる。
ステップS108では、折りローラ対55を用いて、搬送される用紙33の角部を角折り処理する。搬送制御部203aは、搬送ローラ駆動モータ109を駆動させて、更に搬入ローラ対24により用紙33を折りローラ対55に向けて搬送する。これにより、用紙33の角部に形成された屈曲部が折りローラ対55の折りローラ間に巻き込まれ、角折り処理が行われる。尚、上述した各ステップにおいて、搬送制御部203aによる用紙33の搬送は継続して行われているので、搬送ローラ駆動モータ109は駆動し続けている。
他方、ステップS109では、角折り処理の指示がない用紙に対して、排出トレイに排出する際にシフトが必要か否かを判断する。用紙シフトの必要がない場合、ステップS112へ移行する。
ステップS109において用紙シフトが指示された場合、ステップS110において、シフト機構60により搬入ローラ対24を搬送位置22−2に移動させて、用紙をシフトさせる。
ステップS111において、用紙は排出ローラ対25へ受け渡される。搬送経路22を搬送される用紙は、搬入ローラ対24がいずれの搬送位置に移動した場合も、排出ローラ対25に受け渡されて搬送される。そして、ステップS112において、用紙は、排出ローラ対25の搬送力により排出トレイ32に排出される。
最後のステップS113は、搬送された用紙が最終の用紙か否かを判断する。最終の用紙紙でない場合、搬送経路22を次の用紙が搬送されるので、ステップS101に移行して動作を継続し、最終の用紙の場合は、角折り処理を終了する。
上記各実施形態の用紙角折り機構50は、搬送経路22上の所定の固定位置に配置されている。更に、用紙に形成される角折り部の大きさは、用紙幅方向に用紙の角部と上側及び下側用紙ガイド53,54の位置関係によって大きくなったり小さくなる。また、用紙幅方向に用紙の角部位置が上側及び下側用紙ガイド53,54の位置から外れると、角折り部を形成できない虞がある。
本発明の第3実施形態は、用紙のサイズや向きが変更された場合でも、常に用紙に同じ大きさ、形状で角折り部を形成し得るように構成されている。図17は、第3実施形態の用紙後処理装置Bの要部を上方から概略的に示しており、用紙角折り機構50と搬入ローラ対24との間にシフト搬送ローラ対26が追加されている点において、第1実施形態の用紙後処理装置Bと異なる。
搬入ローラ対24は、上下搬送ローラの少なくとも一方が、用紙を搬送可能に圧接する位置から離反する向きに退避移動するように構成されている。搬入ローラ対24の退避動作は、搬送されている用紙をシフト搬送ローラ対26に受け渡した後、搬入ローラ対離間モータ(図示せず)によって実行される。
シフト搬送ローラ対26は、該シフト搬送ローラ対を用紙搬送方向に直交する用紙幅方向に移動させるシフト機構としてのシフト搬送ローラ対移動モータに連結されている。更にシフト搬送ローラ対26には、その上下ローラ間で用紙をニップ(圧接挟持)し、搬送経路22を用紙搬送方向に搬送しつつ、用紙幅方向にシフトさせる機能が設けられている。これにより、シフト搬送ローラ対26は、搬入ローラ対24から受けた用紙33を、用紙搬送方向に対して斜行させながら搬送し、該用紙の角部を用紙角折り機構50の位置に関して所定の角折り処理位置に導くことができる。
このシフト搬送ローラ対26による用紙33の斜行シフトは、用紙のサイズや向きが変更されても、搬送経路22における用紙幅方向の搬送位置が異なっていても、用紙33の角部を常に用紙角折り機構50に対して同じ角折り処理位置に案内する。これにより、用紙の角折りされる角部の範囲即ち大きさを、常に一定にすることができる。
本実施形態では、排出ローラ対25も同様に、用紙搬送方向に直交する用紙幅方向に移動可能に構成されており、図示しない排出ローラ対移動モータによって所望の用紙幅方向位置に移動させることができる。シフト搬送ローラ対26及び排出ローラ対25の用紙幅方向への移動は、本体制御部202からの指示に基づいて、前記シフト搬送ローラ対移動モータ及び前記排出ローラ対移動モータを制御することによって行われる。
用紙角折り機構50は、図3〜図5に関連して上述した第1実施形態のそれと概ね同一の構造を有するが、折りローラ対55は、シフト搬送ローラ対26の用紙搬送方向への駆動と同じ駆動源で駆動され、搬送される用紙33にスキューを発生させないように、その用紙搬送力がシフト搬送ローラ対26より小さく設定されている。用紙角折り機構50の他の構成は説明を省略する。
後処理装置Bに搬入される用紙33は、その先端及び後端位置が搬入センサ23で検出され、搬送経路22上を搬入ローラ対24に向けて搬送され、更に搬入ローラ対24によりシフト搬送ローラ対26へ搬送される。用紙33がシフト搬送ローラ対26のニップ位置に当接し、ニップされて用紙搬送方向に所定量搬送されたとき、搬入ローラ対24は退避動作し、上下搬入ローラがニップ位置から離反して用紙33を解放する。
搬入ローラ対24が用紙33をニップ状態から解放すると、シフト搬送ローラ対26は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に移動する。これにより、用紙33は、その角部が用紙角折り機構50を通過する用紙幅方向位置までシフトされる。このとき、シフト搬送ローラ対26は、用紙搬送方向への用紙搬送力を維持したまま移動するので、用紙33は、搬送を中断することなく、継続して用紙角折り機構50に搬送される。
用紙角折り機構50において、用紙33の角部には、図6及び図7に関連して上述した第1実施形態と同様に角折り処理が行われる。尚、本体制御部202から角折り処理の指示がない場合、上フラッパ51及び下フラッパ52は動作せずに水平位置に維持されるので、用紙33は、角部が屈曲されることなく折りローラ対55を通過する。
用紙33の角部に角折り処理を行う場合、用紙33は角部が用紙角折り機構50を通過する用紙幅方向位置までシフトされるので、それに対応させて排出ローラ対25を用紙幅方向に用紙角折り機構50側へ移動させる。これにより、角折り処理した用紙33を排出トレイ32に良好に搬送排出することができる。このとき、角折りされた用紙33の角部が排出ローラ対25にニップされて搬送されるように構成されていると、角折り部を排出ローラ対25の圧接力で増し折りすることができるので、好都合である。これは、第1及び第2実施形態と同様に、例えば、図17に示される用紙角折り機構50側に配置される排出ローラ対25の長さを、用紙幅方向に用紙角折り機構50の用紙幅方向位置付近まで長くしたり、該用紙角折り機構の用紙幅方向位置に追加の排出ローラ対25を設けることによって実現される。
図18は、第3実施形態における用紙搬送装置Bの制御構成を示している。第3実施形態の制御部200は、第1実施形態の制御部200に対して、用紙位置判断部203f、用紙移動量判断部203g、搬入ローラ対離間制御部203h、シフト搬送ローラ対移動制御部203i、及び排出ローラ対移動制御部203jが追加されている。
本実施形態の搬送制御部203aは、シフト搬送ローラ対26の回転を制御する機能を更に備える。また搬送制御部203aは、搬入センサ23による用紙先端及び後端の検出信号と、搬送ローラ駆動モータ109の制御経過とから、搬送経路22における用紙33の搬送中の位置を常に把握している。
用紙位置判断部203fは、本体制御部202から入力される情報に基づいて、搬送経路22における用紙角折り機構50の位置と、搬送されている用紙33の角部の位置とを比較し、用紙33を用紙幅方向にシフトさせる必要があるか否かを判断する。
用紙移動量判断部203gは、用紙位置判断部203fの判断結果に基づいて、角折り機構50に向けて用紙33をどの方向へどの程度シフトさせるべきかを判断する。
搬入ローラ対離間制御部203hは、搬送制御部203aが把握している、用紙33の搬送中における位置情報に基づいて、用紙33の先端がシフト搬送ローラ対26にニップされた後、搬入ローラ対24に連結された搬入ローラ対離間モータ500を動作させる最適のタイミングを制御する。
シフト搬送ローラ対移動制御部203iは、用紙移動量判断部203gの判断に基づいて、シフト搬送ローラ対26に連結されたシフト搬送ローラ対移動モータ501を最適のタイミングで駆動するように制御する。この最適のタイミングは、用紙33の先端がシフト搬送ローラ対26にニップされ、搬入ローラ対24の搬入ローラを離間させて用紙33を解放した後のタイミングであり、用紙移動量判断部203gにより決定される。
排出ローラ対移動制御部203jは、同様に用紙移動量判断部203gの判断に基づいて、排出ローラ対25に連結された排出ローラ対移動モータ502を制御する。
以下に、第3実施形態の後処理装置Bにおいて、用紙角折り機構50により実行される用紙の角折り処理の、制御CPU203による制御を、図19のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS101において、画像形成装置Aから後処理装置Bに用紙を搬入する。画像形成装置Aの排紙口13から排出された用紙は、後処理装置Bの搬入口101から搬入され、搬入センサ23で先端を検出され、搬送経路22を搬入ローラ対24により下流へと搬送される。
次のステップS102において、画像形成装置Aから搬入された用紙に角折り処理を施す指示があるか否かを判断する。角折り処理の指示がある場合、ステップS103に移行し、無い場合はステップS108に移行する。
ステップS103では、搬入された用紙の角部の位置が、角折り機構50の位置に対して用紙幅方向に適正か否かを判断する。適正である場合、ステップS107に移行し、適正でない場合はステップS104に移行する。
ステップS104では、搬入ローラ対24の搬入ローラを用紙をニップする位置から離間する方向に退避移動させる。これは、搬送経路22における用紙の位置に基づいて、制御CPU203が行う。
次のステップS105において、シフト搬送ローラ対26をその軸方向に沿って用紙幅方向に移動させる。これは、用紙角折り機構50の位置と用紙の角部の位置との比較結果に基づいて、制御CPU203が行う。
次に、ステップS106において、排出ローラ対25をその軸方向に沿って用紙幅方向に移動させる。これにより、下流側の排出ローラ対25が、用紙幅方向にシフトされた用紙を確実に受け取ることができるようにする。
この後、ステップS107において角折り処理を実施する。用紙は、ユーザ操作部201で入力された角折り処理の指示に基づいて、搬送経路22をシフト搬送ローラ対26で搬送されながら、用紙角折り機構50で角折り処理が行われる。
角折り処理された用紙は、ステップS108において、排出ローラ対25により排出トレイ32に排出される。
最後にステップS109において、次の用紙があるか否かを判断する。次の用紙がある場合、ステップS101に移行し、次の用紙がない場合は、角折り処理を終了する。次の用紙の有無は、制御CPU203が、本体制御部202から受信するジョブ終了信号に基づいて判断する。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態の用紙後処理装置Bは、第3実施形態と同様に、用紙のサイズや向きが変更された場合でも、常に用紙に同じ大きさ、形状で角折り部を形成することを企図している。図20は、第4実施形態の用紙後処理装置Bの要部を上方から概略的に示しており、用紙角折り機構50が、搬送経路22に関して用紙幅方向に用紙搬送方向と直交して移動可能に設けられている点において、第1実施形態及び第3実施形態の用紙後処理装置Bと異なる。
用紙角折り機構50は、搬送経路22の上下方向の前記隙間と実質的に同じ隙間を同じ高さ位置で画定するように、搬送経路22の下流端から下流側に連続する上壁部と下壁部とが設けられている。前記上壁部及び下壁部には、第1実施形態の用紙角折り機構50と実質的に同様の構成の上側及び下側用紙ガイド53,54が設けられている。前記上壁部及び下壁部には、第1実施形態と同様に、上側及び下側用紙ガイド53,54の一部を構成する三角形の開口部が設けられており、その上流側の辺縁(第2辺)に上下フラップ51,52が揺動可能に支持されている。用紙角折り機構50の他の構成及び動作は、第1実施形態の用紙角折り機構50と実質的に同じであるので、説明を省略する。
第4実施形態では、用紙角折り機構50を用紙幅方向に移動させるために、用紙角折り移動機構(図示せず)が設けられている。前記用紙角折り移動機構は、用紙角折り機構50の前記上壁部及び下壁部により画定される前記隙間の高さを、搬送経路22の前記隙間と同じ高さに維持するように、用紙幅方向に移動させる。これにより、搬送経路22を搬送される用紙のサイズ、向きや用紙幅方向の搬送位置が異なっても、その角部が必ず通過するように用紙角折り機構50を配置することができる。
第4実施形態においても、角折り処理された用紙33が、排出ローラ対25に受け渡されて搬送され、排出トレイ32に排出される際に、該用紙の角折りされた角部が排出ローラ対25にニップされて搬送されるように構成されていると、角折り部を排出ローラ対25の圧接力で増し折りすることができるので、好都合である。これは、例えば第1実施形態と同様に、角折り処理された用紙33の角部が、排出ローラ対25にニップされる用紙幅方向位置を通って搬送されるように、用紙角折り機構50の角折り処理を行う用紙幅方向位置付近まで排出ローラ対25の長さを長くしたり、追加の排出ローラ対25を配置することによって達成される。
図21は、第4実施形態における用紙搬送装置Bの制御構成を示している。第4実施形態の制御部200は、制御CPU203が、更に用紙角折り機構移動モータ400、及び用紙角折り機構ホームセンサ408に接続されている。用紙角折り機構移動モータ400は、前記用紙角折り移動機構の一部を構成し、用紙角折り機構50を用紙幅方向に移動させる。用紙角折り機構ホームセンサ408は、用紙角折り機構50の用紙幅方向における位置を検出する。
第4実施形態の角折り制御部203eは、ユーザ操作部201から入力された角折り処理の指示(上向き角折り、下向き角折り、角折り無し)を本体制御部202から受信し、それに応じて用紙角折り機構50と前記用紙角折り移動機構とを制御する。
搬送される用紙33に角折り処理を行う場合、角折り制御部203eは、搬入センサ23による用紙の先端及び後端検出信号と、用紙角折り機構ホームセンサ408の検出結果に基づいて、用紙角折り機構移動モータ400を制御し、搬送される用紙33が用紙角折り機構50に到達する前に、用紙角折り機構50を所望の用紙幅方向位置に移動させる。更に、角折り制御部203eはフラッパモータ206を制御して、上フラッパ51及び下フラッパ52を上向き又は下向きに揺動させる。用紙33に角折り処理を行わない場合、角折り制御部203eは、用紙角折り機構50の及び前記用紙角折り移動機構のいずれの制御も行わない。
以下に、第4実施形態の後処理装置Bにおいて、用紙角折り機構50により実行される用紙の角折り処理の、制御CPU203による制御を、図22のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS101において、画像形成装置Aから後処理装置Bに用紙を搬入する。画像形成装置Aの排紙口13から排出された用紙は、後処理装置Bの搬入口101から搬入され、搬入センサ23で先端を検出され、搬送経路22を搬入ローラ対24により下流へと搬送される。
次のステップS102において、画像形成装置Aから搬入された用紙に角折り処理を施す指示があるか否かを判断する。角折り処理の指示がある場合、ステップS104に移行し、無い場合はステップS108に移行する。
ステップS104では、用紙角折り機構50を用紙の角部位置に合わせた角折り処理位置に移動させる。
次に、ステップS106において角折り処理を実施する。用紙は、ユーザ操作部201で入力された角折り処理の指示に基づいて、搬送経路22をシフト搬送ローラ対26で搬送されながら、用紙角折り機構50により角折り処理が行われる。
角折り処理が行われると、ステップS107において、用紙角折り機構50を前記角折り処理位置から退避させる。
角折り処理された用紙は、ステップS108において、排出ローラ対25により排出トレイに排出される。
最後にステップS109において、次の用紙があるか否かを判断する。次の用紙がある場合、ステップS101に移行し、次の用紙がない場合は、角折り処理を終了する。次の用紙の有無は、制御CPU203が、本体制御部202から受信するジョブ終了信号に基づいて判断する。
以上、本発明を好適な実施形態に関連して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その技術的範囲において、様々な変更又は変形を加えて実施し得ることは言うまでもない。例えば、上記各実施形態では、用紙の一方の角部を角折り処理するように、搬送経路22に1つの用紙角折り機構50を設けたが、搬送経路22の幅方向に2つの用紙角折り機構50を設けることができる。これにより、用紙の両方の角部又は一方の角部を選択的に角折り処理することができる。
A 画像形成装置
B 後処理装置
21 装置ハウジング
22 搬送経路
23 用紙搬入センサ
24 搬入ローラ対
25 排出ローラ対
26 シフト搬送ローラ対
29 処理トレイ
32 排出トレイ
33 用紙
50 用紙角折り機構
51 上フラッパ
52 下フラッパ
53 上側用紙ガイド
54 下側用紙ガイド
55 折りローラ対
101 搬入口
103 排紙口
201 ユーザ操作部
202 本体制御部
203 制御CPU
203a 搬送制御部
203b 用紙整合制御部
203c 後処理制御部
203d 用紙束排出制御部
203e 角折り制御部
203f 用紙位置判断部
203g 用紙移動量判断部
203h 搬入ローラ対離間制御部
203i シフト搬送ローラ対移動制御部
203j 排出ローラ対移動制御部

Claims (13)

  1. 用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送するための搬送機構と、
    前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
    前記用紙を前記搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と
    を備えることを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記用紙角部誘導手段は、搬送されている用紙の先端角部を、前記用紙搬送路の外側に反らせる第1の誘導手段と、反らせた前記用紙角部を用紙の内側に向けて反り返らせて屈曲させる第2の誘導手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  3. 前記用紙角部誘導手段は、前記用紙搬送路に関して搬送される用紙の表裏の少なくとも片側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記用紙角部誘導手段は、前記用紙搬送路に関して搬送される用紙の表裏両側に、前記用紙の先端角部を前記用紙搬送路の外側に反らせる所定の位置に移動可能に設けられ、
    前記用紙角部誘導手段を前記所定の位置に移動させる移動手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記用紙角折り処理部は、前記用紙角部を圧接する力が、前記搬送機構の用紙を搬送する力より弱いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の用紙後処理装置。
  6. 用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送するための搬送機構と、
    前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
    前記用紙を用紙搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と、
    前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送されている用紙を、その用紙幅方向に前記搬送方向と直交してシフトさせる用紙シフト手段と、
    前記用紙シフト手段を制御して、搬送される用紙の先端角部が前記用紙角部誘導機構を通過する用紙幅方向位置に用紙をシフトさせる制御部と
    を備えることを特徴とする用紙後処理装置。
  7. 前記制御部は、搬送される用紙の先端角部が前記用紙角部誘導機構を通過する第1の用紙幅方向位置と、前記第1の用紙幅方向位置と異なる、前記用紙角部誘導機構を通過しない第2及び第3の用紙幅方向位置とに、用紙をシフトさせるように前記用紙シフト手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の用紙後処理装置。
  8. 用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送し、前記用紙をその用紙幅方向に前記搬送方向と直交してシフト可能な搬送機構と、
    前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
    前記用紙を前記搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と、
    前記搬送機構を制御して、用紙を前記用紙幅方向にシフトさせる制御部と
    を備えることを特徴とする用紙後処理装置。
  9. 前記制御部は、前記用紙搬送路における用紙の前記搬送方向位置に基づいて前記搬送機構を制御し、用紙を前記用紙幅方向にシフトさせることを特徴とする請求項8に記載の用紙後処理装置。
  10. 前記制御部は、前記用紙搬送路における用紙の前記用紙幅方向の位置に基づいて前記搬送機構を制御し、用紙を前記用紙幅方向にシフトさせる量を決定することを特徴とする請求項8又は9に記載の用紙後処理装置。
  11. 用紙を搬送するための用紙搬送路と、
    前記用紙を前記用紙搬送路に沿って所定の搬送方向に搬送するための搬送機構と、
    前記搬送機構により前記用紙搬送路を搬送される用紙の先端の少なくとも一方の角部を、前記搬送方向に対して外側に反り返させる用紙角部誘導機構と、
    前記用紙を前記搬送方向に前記搬送機構により搬送させながら、反り返らせた用紙角部を圧接して角折りする用紙角折り処理部と、
    前記用紙角部誘導機構と前記用紙角折り処理部とを一体に、前記用紙搬送路に関して搬送される前記用紙の用紙幅方向に前記搬送方向に直交して移動させる移動機構と
    を備えることを特徴とする用紙後処理装置。
  12. 前記用紙搬送路における用紙の位置に基づいて、前記移動機構を制御する制御部を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の用紙後処理装置。
  13. 用紙に画像形成する画像形成ユニットと、
    前記画像形成ユニットから送られた用紙の角部に角折り処理を行う用紙後処理装置とを備え、
    前記用紙後処理装置は請求項1乃至12のいずれかに記載の用紙後処理装置であることを特徴とする画像形成システム。
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