JPH09107412A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09107412A
JPH09107412A JP7286690A JP28669095A JPH09107412A JP H09107412 A JPH09107412 A JP H09107412A JP 7286690 A JP7286690 A JP 7286690A JP 28669095 A JP28669095 A JP 28669095A JP H09107412 A JPH09107412 A JP H09107412A
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JP7286690A
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Tetsuya Kagawa
哲也 香川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は複数種類のリンギング信号の提供され
る回線に接続され、自己宛のリンギング信号を判別して
適切に着信するファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】リンギングがあると、網制御部のリンギン
グ検出回路から入力されるリンギング検出信号からリン
ギング信号の信号特性(周波数及びカデンス)を検出し
て、RAMに記憶されている着信すべきリンギング信号
(着信リンギング信号)及び着信すべきでないリンギン
グ信号(非着信リンギング信号)の信号特性と比較し
て、受信したリンギング信号が着信リンギング信号であ
り、かつ、非着信リンギング信号であるかを判別する
(ステップS1〜S3)。ステップS3で、NOである
と、着信せず、YESであると、オフフックして、自動
受信を開始する(ステップS4、S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、複数種類のリンギング信号を提供す
る回線に接続されたファクシミリ装置の自動受信の適切
化を図ったファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置は、その普及に
伴って、小型化するとともに機能が向上し、家庭及び小
規模の会社や商店等の事業所にも普及している。
【0003】このような家庭や小規模の事業所において
は、1つの回線をファクシミリ装置のみに使用せず、他
の通信端末、例えば、電話機等にも接続して、使用する
ことが行われている。
【0004】例えば、図10に示すように、交換機1か
らの回線Lにファクシミリ装置2が接続され、ファクシ
ミリ装置2に電話機3が接続されている場合、、回線L
からの呼び出しに対して、ファクシミリ装置2と電話機
3とを適切に切り替えて接続する必要がある。
【0005】そこで、従来、ファクシミリ装置2は、例
えば、図11に示すように、着呼があると(ステップP
1)、待ち時間を計時するためのタイマーをスタートさ
せ(ステップP2)、電話機3がオフフックされたかチ
ェックする(ステップP3)。ステップP3で、電話機
3がオフフックされていないときには、タイマーがカウ
ントアップしたかどうか、すなわち、設定されている待
ち時間がタイムアウトしたかどうかチェックし(ステッ
プP4)、タイムアウトしていないときには、ステップ
P3に戻って、再度、電話機3がオフフックされたかど
うかチェックする。上記処理を順次行って、電話機3が
オフフックされないまま、ステップP4で、タイムアウ
トすると、ファクシミリ装置2は、着呼して、ファクシ
ミリ受信処理を開始する(ステップP5)。ステップP
3で、タイムアウトする前に、電話機3がオフフックさ
れると、そのまま処理を終了する。
【0006】すなわち、この従来のファクシミリ装置2
は、着呼があると、所定の待ち時間の間、電話機3に呼
出ベルを鳴らさせ、待ち時間の間に電話機3がオフフッ
クされると、そのまま処理を終了し、待ち時間の間に電
話機3がオフフックされないと、ファクシミリ受信を開
始している。
【0007】また、従来、ファクシミリ装置2は、図1
2に示すように、着呼があると(ステップP11)、オ
フフックし(ステップP12)、回線Lからのファクシ
ミリ制御信号の検出を開始するとともに、待ち時間を計
時するためのタイマーをスタートさせて、電話機3を鳴
動させる(ステップP13)。次に、ファクシミリ制御
信号を検出したかチェックし(ステップP14)、ファ
クシミリ制御信号を検出しないときには、タイムアウト
したかどうかチェックする(ステップP15)。ステッ
プP15で、タイムアウトしていないときには、再度、
ファクシミリ制御信号を検出したかチェックし(ステッ
プP14)、上記処理を順次行って、ステップP14
で、ファクシミリ制御信号を検出すると、電話機3の鳴
動を停止させるとともに、ファクシミリ受信を開始する
(ステップP16)。また、ファクシミリ制御信号を検
出しないまま、ステップP15で、タイムアウトする
と、電話機3の鳴動を停止させるとともに、ファクシミ
リ受信を開始する(ステップP16)。
【0008】すなわち、この従来のファクシミリ装置2
は、着呼があると、オフフックして、待ち時間の間ファ
クシミリ制御信号の検出を行うとともに電話機3を鳴動
させ、待ち時間の間にファクシミリ制御信号を受信する
と、ファクシミリ受信を開始する。
【0009】さらに、従来、1つの回線に複数の電話機
が接続されている場合、特開平1−160240号公報
に記載されているように、リンギング検出後に、一時的
に通話線を閉鎖して、送信側から送られてくる通話相手
を指定する信号を受け、指定された通話者毎に異なる呼
び出し音を発生させて、目的とする通話相手以外の人が
受話器をオフフックして、取り次ぐ必要性をなくしたも
のがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、1つの回線に
ファクシミリ装置以外に他の通信端末が接続されている
場合に、ファクシミリ装置と他の通信端末との適切な接
続の切り替えを行う上で、なお、不十分であるという問
題があった。
【0011】すなわち、図11に示した従来のファクシ
ミリ装置の切り替え方法にあっては、着信時、単に所定
の待ち時間の間他の通信端末である電話機がオフフック
されるのを待って、所定の待ち時間の間に他の通信端末
がオフフックされないときに、ファクシミリ通信を開始
するようになっていたため、ファクシミリ装置宛の呼び
出しであっても電話機等が鳴動してオフフックされる
と、適切にファクシミリ受信することができないだけで
なく、オペレータが留守で、電話機等にでられないとき
には、電話にかかってきた場合でも、所定の待ち時間が
経過するとファクシミリ通信を開始してしまい、電話を
かけてきた相手先にとって、意図しないファクシミリ装
置に接続されることは、通信料金の無駄であり、また、
電話をかけてきた相手先にとって不愉快な結果となる。
【0012】また、図12に示した従来のファクシミリ
装置の切り替え方法にあっては、着信時、オフフックし
て、所定時間の間ファクシミリ制御信号を送出するとと
もに、電話機を鳴動させ、その間にオフフックされない
と、ファクシミリ受信を開始するようになっていたた
め、この場合にも、オペレータが留守の場合、上記同様
の問題があった。
【0013】さらに、特開平1−160240号公報に
記載された電話機にあっては、着呼後に通話相手を指定
する信号を受信するようになっていたため、単に、ファ
クシミリ電話番号を入力して、ファクシミリ送信する相
手先にとっては、適切な交換機の機能を行うことができ
ず、上記問題を解決することができない。
【0014】そこで、本発明は、複数のリンギング信号
が提供される回線に接続されるファクシミリ装置におい
て、当該リンギング信号の相違に基づいて、ファクシミ
リ受信を行うか否かを制御することにより、適切なファ
クシミリ受信を行うことのできるファクシミリ装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、複数種類のリンギング信号を提供す
る回線に接続されたファクシミリ装置において、前記回
線の提供する複数種類のリンギング信号を検出するリン
ギング検出手段と、少なくとも着信すべきリンギング信
号の信号特性を記憶する記憶手段と、前記リンギング検
出手段の検出したリンギング信号の信号特性を前記記憶
手段に記憶されている信号特性と比較して、着信の制御
を行う制御手段と、を備えることにより、上記目的を達
成している。
【0016】ここで、リンギング信号の信号特性として
は、例えば、周波数、信号のオン/オフ時間の間隔であ
るカデンス等である。
【0017】着信すべきリンギング信号とは、ファクシ
ミリ装置の接続された回線に提供される複数種類のリン
ギング信号のうち、ファクシミリ装置が着信して、ファ
クシミリ受信を行うべきリンギング信号であり、記憶手
段は、少なくともこの着信すべきリンギング信号の周波
数やカデンス等の信号特性を記憶する。
【0018】制御手段は、リンギング検出手段の検出結
果からリンギング信号の信号特性を検出し、検出した信
号特性と記憶手段に記憶されている信号特性が一致する
か否か等の比較を行って、ファクシミリ受信を行うかど
うかを制御する。
【0019】上記構成によれば、複数種類のリンギング
信号の提供される回線に接続されている場合に、着信す
べきリンギング信号を適切に判別して、着信を行うこと
ができ、ファクシミリ装置に外付けの電話機等の他の通
信端末が接続されている場合においても、ファクシミリ
装置宛のリンギング信号と他の通信端末宛のリンギング
信号を区別して、適切に着信を行うことができる。その
結果、ファクシミリ装置の利用性を向上させることがで
きる。
【0020】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、請求項1記載の発明のファクシミリ装置において、
前記制御手段は、前記リンギング検出手段の検出したリ
ンギング信号の信号特性が前記記憶手段に記憶されてい
る着信すべきリンギング信号の信号特性と一致すると、
着信を開始することにより、上記目的を達成している。
【0021】上記構成によれば、ファクシミリ装置宛の
リンギング信号を適切に判別して、着信することがで
き、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができ
る。
【0022】請求項3記載の発明のファクシミリ装置
は、請求項1または請求項2記載の発明のファクシミリ
装置において、前記ファクシミリ装置は、着信すべきリ
ンギング信号の信号特性を取得して前記記憶手段に記憶
させる着信設定モードと、着信すべきでないリンギング
信号の信号特性を取得して前記記憶手段に記憶させる非
着信設定モードと、を設定するモード設定手段を備え、
前記制御手段は、前記モード設定手段により着信設定モ
ードに設定されると、前記リンギング検出手段の検出し
たリンギング信号の信号特性を前記記憶手段に着信すべ
きリンギング信号の信号特性として記憶させ、前記モー
ド設定手段により非着信設定モードに設定されると、前
記リンギング検出手段の検出したリンギング信号の信号
特性を前記記憶手段に着信すべきでないリンギング信号
の信号特性として記憶させることにより、上記目的を達
成している。
【0023】ここで、モード設定手段は、例えば、ファ
クシミリ装置の操作表示部等に設けられた所定のキー等
が利用される。
【0024】ここで、着信すべきでないリンギング信号
とは、ファクシミリ装置の接続された回線に提供される
複数種類のリンギング信号のうち、当該回線に接続され
た他の通信端末宛のリンギング信号であり、ファクシミ
リ装置が着信すべきでないリンギング信号をいう。
【0025】着信すべきリンギング信号の信号特性及び
着信すべきでないリンギング信号の信号特性は、予めフ
ァクシミリ装置のメーカにより設定され、また、必要に
応じてサービスマン等により再設定される。
【0026】上記構成によれば、着信すべきリンギング
信号の信号特性及び着信すべきでないリンギング信号の
信号特性を、簡単、かつ、容易に記憶手段に記憶させる
ことができ、信号特性を記憶手段に記憶させる際の作業
性を向上させて、保守性の向上及びサービス効率の向上
を図ることができる。
【0027】請求項4記載の発明のファクシミリ装置
は、請求項1から請求項3のファクシミリ装置におい
て、前記ファクシミリ装置は、前記回線に他の通信端末
とともに接続され、前記他の通信端末が応答したか否か
を検出する応答検出手段と、少なくとも前記他の通信端
末が応答した後で相手先から送信されてくる所定の信号
を検出する信号検出手段と、をさらに備え、前記制御手
段は、前記リンギング検出手段の検出したリンギング信
号の信号特性が前記記憶手段に記憶されている着信すべ
きリンギング信号の信号特性でないとき、着信を行わず
に前記応答検出手段が前記他の通信端末が応答したこと
を検出するのを待ち、他の通信端末が応答した後、前記
信号検出手段が前記所定の信号を検出すると、着信を開
始することにより、上記目的を達成している。
【0028】ここで、他の通信端末は、例えば、ファク
シミリ装置に外付けの電話機、ファクシミリ装置あるい
はパーソナルコンピュータ等であり、これらに限定され
るものではない。
【0029】応答検出手段は、回線からのリンギング信
号に応じて、オフフックしたかを検出しており、信号検
出手段は、少なくとも他の通信端末が応答した後で、相
手先から送信されてくる所定の信号、例えば、ファクシ
ミリ制御信号(例えば、CNG信号)を検出する。
【0030】上記構成によれば、例えば、他の通信端末
として、ファクシミリ装置以外の通信端末、例えば、電
話機やパーソナルコンピュータ等が接続されている場合
に、相手先が電話番号を間違えて、他の通信端末の電話
番号によりファクシミリ送信してきたとき、ファクシミ
リ装置は、リンギング信号がファクシミリ装置が着信す
べきリンギング信号でないため、着信を行わないが、他
の通信端末が着信した後、ファクシミリ制御信号が送信
されてくると、着信を行うことができる。
【0031】その結果、同じ回線に接続された他の通信
端末の電話番号宛にファクシミリ装置にファクシミリ通
信してきたような番号間違いの場合においても、適切に
着信することができ、ファクシミリ装置の利用性をより
一層向上させることができる。
【0032】請求項5記載の発明のファクシミリ装置
は、請求項1から請求項3記載のファクシミリ装置にお
いて、前記ファクシミリ装置は、前記回線に他の通信端
末とともに接続され、前記他の通信端末が応答したか否
かを検出する応答検出手段、をさらに備え、前記制御手
段は、前記リンギング検出手段の検出したリンギング信
号の信号特性が前記記憶手段に記憶されている着信すべ
きリンギング信号の信号特性でないとき、所定時間の間
着信を行わず、当該所定時間の間に前記応答検出手段が
前記他の通信端末が応答したことを検出しないと、着信
を開始することにより、上記目的を達成している。
【0033】上記構成によれば、相手先が電話番号を間
違えて、他の通信端末の電話番号によりファクシミリ送
信してきたとき、ファクシミリ装置は、リンギング信号
がファクシミリ装置が着信すべきリンギング信号でない
ため、着信を行わないが、他の通信端末が所定時間の間
に応答しないときには、着信を行うことができる。
【0034】その結果、同じ回線に接続された他の通信
端末の電話番号宛にファクシミリ装置にファクシミリ通
信してきたような番号間違いの場合においても、適切に
着信することができ、ファクシミリ装置の利用性をより
一層向上させることができる。
【0035】請求項6記載の発明のファクシミリ装置
は、複数種類のリンギング信号を提供する回線に他の通
信端末とともに接続されたファクシミリ装置において、
前記回線の提供する複数種類のリンギング信号を検出す
るリンギング検出手段と、着信すべきリンギング信号の
信号特性と着信すべきでないリンギング信号の信号特性
を記憶する記憶手段と、前記他の通信端末にリンギング
信号を出力するリンギング出力手段と、前記リンギング
検出手段の検出したリンギング信号の信号特性が、前記
記憶手段に記憶されている着信すべきリンギング信号の
信号特性であるときには、着信を開始し、前記リンギン
グ検出手段の検出したリンギング信号の信号特性が前記
記憶手段に記憶されている着信すべきリンギング信号の
信号特性でないとき、前記リンギング出力手段により前
記他の通信端末にリンギング信号を出力させる制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0036】ここで、リンギング出力手段は、回線をフ
ァクシミリ装置と他の通信端末とに切り換えて接続する
切換手段、あるいは、リンギング信号を生成して他の通
信端末に出力するリンギング信号生成手段等であっても
よい。
【0037】上記構成によれば、回線からのリンギング
信号が着信すべきリンギング信号であるか着信すべきで
ないリンギング信号であるかにより、ファクシミリ装置
の着信と他の通信端末の応答を適切に切り換えて行うこ
とができ、ファクシミリ装置の利用性を向上させること
ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0039】尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の
好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の
限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明に
おいて特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これ
らの態様に限られるものではない。
【0040】図1〜図3は、本発明のファクシミリ装置
の第1の実施の形態を示す図である。
【0041】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の回路ブロ
ック図である。
【0042】図1において、ファクシミリ装置10は、
スキャナ11、プロッタ12、符号化・復号化部13、
操作表示部14、通信制御部15、モデム16、網制御
部17及びシステム制御部18等を備えており、各部
は、バス20により接続されている。上記スキャナ1
1、プロッタ12、符号化・復号化部13、操作表示部
14、通信制御部15、モデム16及びシステム制御部
18は、全体としてファクシミリ本体20を形成し、フ
ァクシミリ装置10は、ファクシミリ本体20と網制御
部17とが接続された構成となっている。
【0043】スキャナ11は、例えば、CCD(Charge
Coupled Device )を利用したラインイメージスキャナ
等が用いられており、スキャナ11は、原稿の画像を所
定の解像度で読み取って画像データとして出力する。
【0044】プロッタ12は、例えば、サーマル素子を
利用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置
等が用いられており、プロッタ12は、例えば、サーマ
ル記録装置が用いられているときには、感熱記録紙に直
接あるいはインクシートを介して間接的に普通記録紙に
画像データ及びその他の情報を記録出力する。
【0045】符号化・復号化部13は、画像データの図
示しない画像メモリへの蓄積の効率化や伝送時間の短縮
化を図るためのものであり、所定の符号化方式に従って
画像データを符号化し、また、符号化された画像データ
を復号化する。
【0046】操作表示部(モード設定手段)14は、テ
ンキーやスタートキー及びファンクションキー等の各種
操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液
晶ディスプレイ)を備え、操作キーからは、送信操作等
の各種命令が入力され、ディスプレイには、操作キーか
ら入力された命令内容やファクシミリ装置からオペレー
タに通知する各種情報が表示される。操作表示部14
は、特に、後述するように、モード設定用のキーを備
え、このモード設定キーにより着呼すべきリンギング信
号の信号特性を取得する着信設定モードと、着呼すべき
でないリンギング信号の信号特性を取得する非着信設定
モード、とが設定される。
【0047】通信制御部15は、システム制御部18の
制御下で動作して、モデム16及び網制御部17を介し
て相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号
を交換し、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0048】モデム16は、網制御部17に接続されて
おり、システム制御部18の制御下で動作して、送信信
号の変調及び受信信号の復調を行う。
【0049】網制御部17は、1つの回線に複数種類の
リンギング信号を提供する通信事業者、例えば、第1種
通信事業者の回線Lに接続されており、システム制御部
18の制御下で動作して、回線Lからの発呼に対して自
動着呼し、また、回線Lへの自動発呼処理を行う。この
通信事業者は、1つの回線Lに複数の電話番号を付与し
て、それぞれ周波数あるいは(及び)カデンス(信号の
オン/オフ期間)の異なる複数種類のリンギング信号を
提供する。
【0050】網制御部17は、図示しないが、回線Lか
らのリンギング信号を検出するリンギング検出回路(リ
ンギング検出手段)を内蔵しており、リンギング検出回
路は、検出したリンギング信号の周波数とカデンスに対
応したリンギング検出信号をシステム制御部18に出力
する。すなわち、網制御部17の検出回路は、フォトカ
プラ等を備え、回線Lから入力されるリンギング信号の
周波数及びカデンスに対応してフォトカプラをオン/オ
フさせて、リンギング信号の周波数及びカデンスに対応
するとともにシステム制御部18で処理可能な信号形態
に変換して、ディジタルのリンギング検出信号としてシ
ステム制御部18に出力する。
【0051】また、網制御部17には、必要に応じて、
ファクシミリ装置10に付属の電話機あるいは(及び)
外付けの電話機が接続されている。
【0052】システム制御部(制御手段)18は、CP
U(Central Processing Unit )、ROM(Read Only
Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備
え、ROMには、ファクシミリ装置10の基本処理プロ
グラム及び着信制御処理プログラムが格納されていると
ともに、これらの各処理プログラムを実行するのに必要
な各種データやシステムデータ等が格納されている。
【0053】システム制御部18のRAM(記憶手段)
は、CPUのワークメモリとして使用されるとともに、
回線Lから入力される複数種類のリンギング信号のうち
少なくとも着信すべきリンギング信号の信号特性、すな
わち、周波数とカデンスを記憶している。
【0054】このリンギング信号の信号特性は、周波数
とカデンスで構成され、例えば、回線Lから2種類のリ
ンギング信号が提供される場合には、図2に示すよう
に、着信すべきリンギング信号(以下、着信リンギング
信号という。)の周波数(以下、着信周波数という。)
とカデンス(以下、着信カデンスという。)及び着信す
べきでないリンギング信号(以下、非着信リンギング信
号という。)の周波数(以下、非着信周波数という。)
とカデンス(以下、非着信カデンスという。)がそれぞ
れRAMの信号特性記憶領域に記憶される。図2では、
着信リンギング信号の着信周波数として、32Hzが、
着信カデンスとして、オン期間が1秒(sec)でオフ
期間が2秒が、設定され、非着信リンギング信号の非着
信周波数として、16秒が、非着信カデンスとしては、
なしが、設定されている。
【0055】このRAMへのリンギング信号の信号特性
の記憶は、予めファクシミリ装置10のメーカにより設
定され、後述する実施の形態で説明するように、必要に
応じてサービスマン等により再設定される。
【0056】システム制御部18は、そのCPUがRO
M内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとし
て利用しながらファクシミリ装置10の各部を制御し、
ファクシミリ装置10としての基本処理を実行するとと
もに、後述する着信制御処理を実行する。
【0057】なお、図1には図示しないが、送信用の画
像データや受信した画像データを記憶する画像メモリを
備えていてもよい。
【0058】次に、作用を説明する。
【0059】上記ファクシミリ装置10は、回線Lから
入力される複数のリンギング信号のうち、着信すべきリ
ンギング信号が入力されたときのみ着信するところにそ
の特徴がある。
【0060】すなわち、ファクシミリ装置10は、回線
Lからリンギング信号が入力されると、網制御部17の
リンギング検出回路がリンギング信号を検出して、リン
ギング信号の信号特性(周波数とカデンス)に対応した
リンギング検出信号をシステム制御部18に出力する。
【0061】システム制御部18は、図3に示すよう
に、網制御部17からリンギング検出信号が入力される
と(ステップS1)、入力されたリンギング検出信号か
らリンギング信号の周波数とカデンスを検出し(ステッ
プS2)、検出した周波数とカデンスを、内部RAMに
予め記憶されている着信リンギング信号の着信周波数と
着信カデンス及び非着信リンギング信号の非着信周波数
と非着信カデンスと、比較して、検出したリンギング信
号の周波数及びカデンスが着信リンギング信号の着信周
波数と着信カデンスであり、かつ、非着信リンギング信
号の非着信周波数と非着信カデンスではないかどうか、
すなわち、検出したリンギング信号の信号特性が着信リ
ンギング信号の信号特性と一致し、かつ、非着信リンギ
ング信号の信号特性と一致しないかどうかをチェックす
る(ステップS3)。
【0062】ステップS3で、NOのときには、検出し
たリンギング信号が着信すべきリンギング信号ではない
と判断して、着信することなく、ステップS1に戻っ
て、次のリンギング信号の検出を行う。
【0063】ステップS3で、YESのときには、着信
すべきリンギング信号であると判断して、網制御部17
にオフフックさせ(ステップS4)、ファクシミリの自
動受信処理を開始する(ステップS5)。
【0064】このように、本実施の形態によれば、複数
種類のリンギング信号が回線Lから提供される場合に、
ファクシミリ装置10が着信すべきリンギング信号の信
号特性(周波数とカデンス)を予めシステム制御部18
のRAMに記憶し、受信したリンギング信号の信号特性
を記憶されている着信リンギング信号の信号特性と比較
して、着信を行うか否かを制御しているので、着信の誤
動作を防止しつつ、適切に着信することができ、ファク
シミリ装置10の利用性を向上させることができる。
【0065】また、上記実施の形態においては、受信し
たリンギング信号の信号特性が着信リンギング信号の信
号特性と一致するかだけでなく、非着信信号の信号特性
と一致しないことをもチェックして、着信を行うか否か
を制御しているので、より一層着信の誤動作を防止する
ことができ、より一層適切に着信を行うことができる。
【0066】図4及び図5は、本発明のファクシミリ装
置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、着信リンギング信号の信号特性及び非着信リンギン
グ信号の信号特性をRAMに自動登録するものである。
【0067】本実施の形態は、上記図1に示したファク
シミリ装置10と同様のファクシミリ装置に適用したも
のであり、上記図1のファクシミリ装置10に用いた符
号をそのまま用いて以下説明する。
【0068】ファクシミリ装置10は、図1のファクシ
ミリ装置10と同様の構成を有しており、そのシステム
制御部18のROMには、リンギング信号の信号特性を
自動的に設定登録するリンギング信号自動設定処理プロ
グラムが格納されている。
【0069】すなわち、ファクシミリ装置10は、リン
ギング信号自動設定モードを有しており、このリンギン
グ信号自動設定モードには、着信すべきリンギング信号
の信号特性を設定登録する着信リンギング信号自動設定
モードと、着信すべきでないリンギング信号の信号特性
を設定登録する非着信リンギング信号設定モードと、が
ある。
【0070】ファクシミリ装置10のオペレータは、リ
ンギング信号の信号特性の自動設定登録を行う場合、操
作表示部14のリンギング信号自動設定モード選択用に
設けられた所定のキー(モード設定手段)をキー操作す
ることにより、リンギング信号自動設定モードに設定
し、着信リンギング信号自動設定モードあるいは非着信
リンギング信号自動設定モードに設定する。
【0071】まず、着信リンギング信号自動設定処理に
ついて説明する。
【0072】システム制御部18は、図4に示すよう
に、着信リンギング信号自動設定モードに設定されると
(ステップS11)、網制御部17を駆動して、回線L
から入力されるリンギング信号を検出させ、網制御部1
7からリンギング検出信号が入力されると、リンギング
検出信号からリンギング信号の信号特性、すなわち、周
波数及びカデンスを検出して(ステップS12)、検出
した周波数及びカデンスを、図2に示したように、内部
RAMの信号特性記憶領域の着信周波数記憶領域及び着
信カデンス記憶領域に、着信すべきリンギング信号の周
波数(着信周波数)及び着信すべきリンギング信号のカ
デンス(着信カデンス)として記憶させる、すなわち、
パラメータデータとしてRAMに格納する(ステップS
13)。
【0073】次に、非着信リンギング信号自動設定処理
について説明する。
【0074】システム制御部18は、図5に示すよう
に、非着信リンギング信号自動設定モードに設定される
と(ステップS21)、網制御部17を駆動して、回線
Lから入力されるリンギング信号を検出させ、網制御部
17からリンギング検出信号が入力されると、リンギン
グ検出信号からリンギング信号の信号特性(周波数及び
カデンス)を検出して(ステップS22)、検出した周
波数及びカデンスを、図2に示したように、内部RAM
の信号特性記憶領域の非着信周波数記憶領域及び非着信
カデンス記憶領域に、着信すべきでないリンギング信号
の周波数(非着信周波数)及び着信すべきでないリンギ
ング信号のカデンス(非着信カデンス)として記憶させ
る(ステップS23)。
【0075】このように、本実施の形態によれば、着信
周波数や着信カデンス及び非着信周波数や非着信カデン
スを簡単に設定登録することができ、着信リンギング信
号及び非着信リンギング信号の信号特性の設定を行うこ
とができるとともに、回線Lから送られてくるリンギン
グ信号の信号特性と予め設定されているリンギング信号
の信号特性に誤差がある場合でも、簡単、かつ、容易に
信号特性の設定のやり直しを行うことができ、メーカー
における信号特性の設定作業の作業性を向上させること
ができるとともに、メンテナンスにおける作業性を向上
させることができる。
【0076】図6及び図7は、本発明のファクシミリ装
置の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、ファクシミリ装置10の接続された回線Lに接続さ
れている他の通信端末がファクシミリ装置10よりも先
にオフフックした場合においても、所定の信号(例え
ば、ファクシミリ制御信号)が送信されてきたときに
は、着信を行うものである。
【0077】本実施の形態は、上記図1に示したファク
シミリ装置10と同様のファクシミリ装置に適用したも
のであり、上記図1のファクシミリ装置10に用いた符
号をそのまま用いて以下説明する。
【0078】ファクシミリ装置10は、図1のファクシ
ミリ装置10と同様の構成を有しており、ファクシミリ
装置10には、ファクシミリ装置10の接続された回線
に接続された他の通信端末として、外付けの電話機が接
続されているものとする。
【0079】また、ファクシミリ装置10は、網制御部
17に、図6に示すように、リンギング検出回路31の
他に、直流電圧検出回路32、CNG検出回路33及び
リレー34等を備えており、リレー34に上記電話機及
びファクシミリ本体20が接続されている。
【0080】リンギング検出回路31は、上記第1の実
施の形態のリンギング検出回路と同様のもので、回線L
に接続され、回線Lから入力されるリンギング信号を検
出して、検出したリンギング信号の周波数及びカデンス
に対応したリンギング検出信号をファクシミリ本体20
のシステム制御部18に出力する。
【0081】直流電圧検出回路(応答検出手段)32
は、回線Lに接続され、回線L間の電圧を検出すること
により、ファクシミリ装置10と同じ回線Lに接続され
た他の通信端末(外付け電話機)の応答の有無、すなわ
ち、電話機のオフフックを検出して、オフフック検出信
号をファクシミリ本体20のシステム制御部18に出力
する。
【0082】CNG検出回路(信号検出手段)33は、
回線Lに接続され、電話機がオフフックした後において
も、すなわち、他の通信端末が応答した後においても、
回線Lを介して相手先から送信されてくるファクシミリ
制御信号としてのCNG信号を検出して、信号検出信号
をファクシミリ本体20のシステム制御部18に出力す
る。
【0083】リレー(リンギング出力手段)34には、
上述のように、他の通信端末としての電話機とファクシ
ミリ本体20が接続されており、リレー34は、ファク
シミリ本体20のシステム制御部18の制御下で動作し
て、回線Lと電話機及びファクシミリ本体20との接続
/切り離しを行う。
【0084】なお、リレー34は、初期状態(待機状
態)において回線Lを外付け電話機に接続している。
【0085】次に、本実施の形態の着信動作について説
明すると、図7に示すように、システム制御部18は、
リンギングがあり、リンギング検出回路31からリンギ
ング検出信号が入力されると(ステップS31)、リン
ギング検出信号から信号特性、すなわち、リンギング信
号の周波数とカデンスを検出し、検出した信号特性が着
信周波数と着信カデンスであるかどうか、すなわち、着
信リンギング信号(着信開始信号)であるかどうかチェ
ックする(ステップS32)。
【0086】ステップS32で、受信したリンギング信
号が着信リンギング信号でないときには、システム制御
部18は、回線Lを他の通信端末である電話機に接続し
た状態のまま、電話機がオフフックされるかどうかを直
流電圧検出回路32からオフフック検出信号が入力され
るかどうかによりチェックする(ステップS33)。
【0087】ステップS33で、電話機がオフフックさ
れると、システム制御部18は、CNG検出回路33か
ら信号検出信号が入力されるかどうかにより、回線Lを
介して相手先からファクシミリ制御信号であるCNG信
号が送信されてくるかどうかチェックし(ステップS3
4)、CNG信号が送信されてくると、リレー34を駆
動して、回線Lをファクシミリ本体20に接続して、フ
ァクシミリ受信を開始するとともに、電話機を回線Lか
ら切り離す(ステップS35)。
【0088】また、上記ステップS32で、受信したリ
ンギング信号が着信リンギング信号のときには、リレー
34を駆動して、回線Lを外付け電話機からファクシミ
リ本体20に切り換えて接続し、ファクシミリ受信を開
始する(ステップS35)。
【0089】このように、本実施の形態によれば、リン
ギング信号が着信リンギング信号でないとき、ファクシ
ミリ装置10を介して回線Lに接続されている他の通信
端末(電話機)に回線Lを接続して、他の通信端末がオ
フフックしても相手先からCNG信号が送信されてくる
かどうかチェックし、CNG信号が送信されてくると、
ファクシミリ受信を開始させることができる。
【0090】したがって、相手先がファクシミリ装置1
0と同じ回線Lに接続された他の通信端末の電話番号を
指定して、ファクシミリ装置10へのファクシミリ送信
を行い、回線Lから着信すべきリンギング信号の信号特
性とは異なる信号特性のリンギング信号が送られてきた
場合にも、その後、ファクシミリ制御信号としてCNG
信号が送信されてくると、ファクシミリ受信を行うこと
ができる。
【0091】その結果、ファクシミリ装置10と同じ回
線Lに接続された他の通信端末の電話番号を指定したフ
ァクシミリ送信、すなわち、誤送信に対しても、ファク
シミリ受信を行うことができ、ファクシミリ装置10の
利用性を向上させることができる。
【0092】図8は、本発明のファクシミリ装置の第4
の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、上記図
6に示した網制御部17と同様の網制御部を有した上記
図1に示したファクシミリ装置10と同様のファクシミ
リ装置に適用したものである。そこで、本実施の形態の
説明においては、上記図1のファクシミリ装置10及び
図6の網制御部17に用いた符号をそのまま用いて以下
説明する。
【0093】本実施の形態は、ファクシミリ装置10の
接続された回線Lに接続されている他の通信端末(外付
け電話機)が所定時間の間応答しない場合に、着信を行
うものである。
【0094】すなわち、システム制御部18は、図8に
示すように、リンギングがあり、リンギング検出回路3
1からリンギング検出信号が入力されると(ステップS
41)、待ち時間をカウントするタイマーをスタートさ
せ(ステップS42)、リンギング検出信号から信号特
性、すなわち、リンギング信号の周波数とカデンスを検
出し、検出した信号特性が着信周波数と着信カデンスで
あるかどうか、すなわち、着信リンギング信号(着信開
始信号)であるかどうかチェックする(ステップS4
3)。
【0095】ステップS43で、受信したリンギング信
号が着信リンギング信号でないときには、システム制御
部18は、回線Lを他の通信端末である電話機に接続し
た状態のまま、タイマーが待ち時間をカウントアウトし
たかどうか、すなわち、タイムアウトしたかどうかチェ
ックする(ステップS44)。
【0096】ステップS44で、タイムアウトしていな
いときには、電話機がオフフックされたかどうかを直流
電圧検出回路32からオフフック検出信号が入力される
かどうかによりチェックし(ステップS45)、オフフ
ックされないときには、ステップS44に戻って、タイ
ムアウトしたかどうかチェックする(ステップS4
4)。
【0097】ステップS44で、タイムアウトすると、
システム制御部18は、リレー34を駆動して、回線L
をファクシミリ本体20に接続して、ファクシミリ受信
を開始するとともに、電話機を回線Lから切り離す(ス
テップS47)。したがって、所定の待ち時間内に電話
機がオフフックされないときには、ファクシミリ受信を
開始することができる。
【0098】ステップS44で、タイムアウトすること
なく、ステップS45で電話機がオフフックされると、
システム制御部18は、CNG検出回路33から信号検
出信号が入力されるかどうかにより、回線Lを介して相
手先からファクシミリ制御信号であるCNG信号が送信
されてくるかどうかチェックし(ステップS46)、C
NG信号が送信されてくると、リレー34を駆動して、
回線Lをファクシミリ本体20に接続して、ファクシミ
リ受信を開始するとともに、電話機を回線Lから切り離
す(ステップS47)。
【0099】また、上記ステップS43で、受信したリ
ンギング信号が着信リンギング信号のときには、リレー
34を駆動して、回線Lを外付け電話機からファクシミ
リ本体20に切り換えて接続し、ファクシミリ受信を開
始する(ステップS47)。
【0100】本実施の形態によれば、リンギング信号が
着信リンギング信号でないとき、ファクシミリ装置10
を介して回線Lに接続されている他の通信端末(電話
機)に回線Lを接続して、他の通信端末が所定時間オフ
フックしないときには、ファクシミリ受信を開始させる
ことができる。
【0101】すなわち、相手先がファクシミリ装置10
と同じ回線Lに接続された他の通信端末の電話番号を指
定して、ファクシミリ装置10へのファクシミリ送信を
行い、回線Lから着信すべきリンギング信号の信号特性
とは異なる信号特性のリンギング信号が送られてきた場
合にも、所定の待ち時間の間他の通信端末が応答しない
ときには、ファクシミリ受信を行うことができ、ファク
シミリ装置10と同じ回線Lに接続された他の通信端末
の電話番号を指定したファクシミリ送信、すなわち、誤
送信に対しても、ファクシミリ受信を行うことができ
る。その結果、ファクシミリ装置10の利用性を向上さ
せることができる。
【0102】また、所定の待ち時間の間に他の通信端末
が応答しても、その後にファクシミリ制御信号としてC
NG信号が送信されてくると、ファクシミリ受信を行う
ことができ、ファクシミリ装置10と同じ回線Lに接続
された他の通信端末の電話番号を指定したファクシミリ
送信、すなわち、誤送信に対して他の通信端末が所定の
待ち時間内に応答した場合にも、ファクシミリ受信を行
うことができる。その結果、ファクシミリ装置10の利
用性をより一層向上させることができる。
【0103】図9は、本発明のファクシミリ装置の第5
の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、上記図
6に示した網制御部17と同様の網制御部を有した上記
図1に示したファクシミリ装置10と同様のファクシミ
リ装置に適用したものである。そこで、本実施の形態の
説明においては、上記図1のファクシミリ装置10及び
図6の網制御部17に用いた符号をそのまま用いて以下
説明する。
【0104】本実施の形態は、ファクシミリ装置10の
接続された回線Lに接続されている他の通信端末への接
続とファクシミリ装置10の着信をリンギング信号の種
類に応じて切り換えるものである。
【0105】すなわち、システム制御部18は、図9に
示すように、リンギングがあり、リンギング検出回路3
1からリンギング検出信号が入力されると(ステップS
51)、リンギング検出信号から信号特性、すなわち、
リンギング信号の周波数とカデンスを検出し、検出した
信号特性が着信周波数と着信カデンスであるかどうか、
すなわち、着信開始信号であるかどうかチェックする
(ステップS52)。
【0106】ステップS52で、受信したリンギング信
号が着信リンギング信号であるときには、リレー34を
制御して、回線Lを他の通信端末である電話機からファ
クシミリ本体20に切り換えて接続し、ファクシミリ受
信を開始する(ステップS53)。
【0107】ステップS52で、受信したリンギング信
号が着信リンギング信号でないときには、システム制御
部18は、リレー34の切り換えを行わず、回線Lを他
の通信端末である電話機に接続した状態にして、電話機
を鳴動させ、ファクシミリ受信は行わない(ステップS
54)。
【0108】なお、この場合、リレー34あるいは他の
リレー等を介して接続されているファクシミリ装置10
に内蔵の電話機がある場合には、リレー34あるいは当
該他のリレー等を駆動して、内蔵の電話機をも鳴動させ
る。
【0109】本実施の形態によれば、ファクシミリ装置
10の接続された回線Lに外付けの電話機(通信端末)
や内蔵の電話機が接続されているとき、リンギング信号
が着信リンギング信号であるかどうかにより、ファクシ
ミリ受信と電話機への接続を適切に切り換えることがで
き、1つの回線Lにファクシミリ装置10と他の通信端
末が接続されている場合の接続の切り換えを適切に行う
ことができる。その結果、ファクシミリ装置10や他の
通信端末の利用性を向上させることができる。
【0110】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0111】例えば、上記各実施の形態においては、フ
ァクシミリ装置10と同じ回線Lに他の通信端末として
外付け電話機が接続されている場合について説明した
が、外付け電話機に限るものではなく、ファクシミリ装
置10の内蔵電話機であってもよいし、他のファクシミ
リ装置やパーソナルコンピュータ等であってもよい。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、複数種類のリンギング信号の提供される回線
に接続されている場合に、着信すべきリンギング信号を
適切に判別して、着信を行うことができ、ファクシミリ
装置に外付けの電話機等の他の通信端末が接続されてい
る場合においても、ファクシミリ装置宛のリンギング信
号と他の通信端末宛のリンギング信号を区別して、適切
に着信を行うことができる。その結果、ファクシミリ装
置の利用性を向上させることができる。
【0113】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、ファクシミリ装置宛のリンギング信号を適切に
判別して、着信することができ、ファクシミリ装置の利
用性を向上させることができる。
【0114】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、着信すべきリンギング信号の信号特性及び着信
すべきでないリンギング信号の信号特性を、簡単、か
つ、容易に記憶手段に記憶させることができ、信号特性
を記憶手段に記憶させる際の作業性を向上させて、保守
性の向上及びサービス効率の向上を図ることができる。
【0115】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、同じ回線に接続された他の通信端末の電話番号
によりファクシミリ装置にファクシミリ通信してきたよ
うな番号間違いの場合においても、他の通信端末がオフ
フックしたがっても、その後の所定の信号により着信を
行うので、適切に着信することができ、ファクシミリ装
置の利用性をより一層向上させることができる。
【0116】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、同じ回線に接続された他の通信端末の電話番号
宛にファクシミリ装置にファクシミリ通信してきたよう
な番号間違いの場合においても、他の通信端末が所定時
間応答しないときには、着信を行うので、適切に着信す
ることができ、ファクシミリ装置の利用性をより一層向
上させることができる。
【0117】請求項6記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、回線からのリンギング信号が着信すべきリンギ
ング信号であるか着信すべきでないリンギング信号であ
るかにより、ファクシミリ装置の着信と他の通信端末の
応答を適切に切り換えて行うことができ、ファクシミリ
装置の利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1の実施の形態
を適用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置のシステム制御部のR
AMの着信周波数、着信カデンス、非着信周波数及び非
着信カデンスの記憶状態の一例を示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置による着信制御処理を
示すフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態のファクシミリ装置
による着信リンギング信号自動設定モード処理を示すフ
ローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態のファクシミリ装置
による非着信リンギング信号自動設定モード処理を示す
フローチャート。
【図6】本発明の第3の実施の形態のファクシミリ装置
の網制御部の部分回路図。
【図7】本発明の第3の実施の形態のファクシミリ装置
による着信制御処理を示すフローチャート。
【図8】本発明の第4の実施の形態のファクシミリ装置
による着信制御処理を示すフローチャート。
【図9】本発明の第5の実施の形態のファクシミリ装置
による着信制御処理を示すフローチャート。
【図10】ファクシミリ装置に外付け電話機が接続され
ている状態のシステム構成図。
【図11】従来のファクシミリ装置による着信制御処理
を示すフローチャート。
【図12】従来のファクシミリ装置による他の着信制御
処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 11 スキャナ 12 プロッタ 13 符号化・復号化部 14 操作表示部 15 通信制御部 16 モデム 17 網制御部 18 システム制御部 19 バス 20 ファクシミリ本体 31 リンギング検出回路 32 直流電圧検出回路 33 CNG検出回路 34 リレー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類のリンギング信号を提供する回線
    に接続されたファクシミリ装置において、 前記回線の提供する複数種類のリンギング信号を検出す
    るリンギング検出手段と、 少なくとも着信すべきリンギング信号の信号特性を記憶
    する記憶手段と、 前記リンギング検出手段の検出したリンギング信号の信
    号特性を前記記憶手段に記憶されている信号特性と比較
    して、着信の制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記リンギング検出手段
    の検出したリンギング信号の信号特性が前記記憶手段に
    記憶されている着信すべきリンギング信号の信号特性と
    一致すると、着信を開始することを特徴とする請求項1
    記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記ファクシミリ装置は、着信すべきリン
    ギング信号の信号特性を取得して前記記憶手段に記憶さ
    せる着信設定モードと、着信すべきでないリンギング信
    号の信号特性を取得して前記記憶手段に記憶させる非着
    信設定モードと、を設定するモード設定手段を備え、 前記制御手段は、前記モード設定手段により着信設定モ
    ードに設定されると、前記リンギング検出手段の検出し
    たリンギング信号の信号特性を前記記憶手段に着信すべ
    きリンギング信号の信号特性として記憶させ、前記モー
    ド設定手段により非着信設定モードに設定されると、前
    記リンギング検出手段の検出したリンギング信号の信号
    特性を前記記憶手段に着信すべきでないリンギング信号
    の信号特性として記憶させることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、前記回線に他の
    通信端末とともに接続され、 前記他の通信端末が応答したか否かを検出する応答検出
    手段と、 少なくとも前記他の通信端末が応答した後で相手先から
    送信されてくる所定の信号を検出する信号検出手段と、 をさらに備え、 前記制御手段は、前記リンギング検出手段の検出したリ
    ンギング信号の信号特性が前記記憶手段に記憶されてい
    る着信すべきリンギング信号の信号特性でないとき、着
    信を行わずに前記応答検出手段が前記他の通信端末が応
    答したことを検出するのを待ち、他の通信端末が応答し
    た後、前記信号検出手段が前記所定の信号を検出する
    と、着信を開始することを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記ファクシミリ装置は、前記回線に他の
    通信端末とともに接続され、 前記他の通信端末が応答したか否かを検出する応答検出
    手段、をさらに備え、 前記制御手段は、前記リンギング検出手段の検出したリ
    ンギング信号の信号特性が前記記憶手段に記憶されてい
    る着信すべきリンギング信号の信号特性でないとき、所
    定時間の間着信を行わず、当該所定時間の間に前記応答
    検出手段が前記他の通信端末が応答したことを検出しな
    いと、着信を開始することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】複数種類のリンギング信号を提供する回線
    に他の通信端末とともに接続されたファクシミリ装置に
    おいて、 前記回線の提供する複数種類のリンギング信号を検出す
    るリンギング検出手段と、 着信すべきリンギング信号の信号特性と着信すべきでな
    いリンギング信号の信号特性を記憶する記憶手段と、 前記他の通信端末にリンギング信号を出力するリンギン
    グ出力手段と、 前記リンギング検出手段の検出したリンギング信号の信
    号特性が、前記記憶手段に記憶されている着信すべきリ
    ンギング信号の信号特性であるときには、着信を開始
    し、前記リンギング検出手段の検出したリンギング信号
    の信号特性が前記記憶手段に記憶されている着信すべき
    リンギング信号の信号特性でないとき、前記リンギング
    出力手段により前記他の通信端末にリンギング信号を出
    力させる制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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