JPH09107232A - 直線偏波の偏波面制御装置 - Google Patents

直線偏波の偏波面制御装置

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JPH09107232A
JPH09107232A JP26174995A JP26174995A JPH09107232A JP H09107232 A JPH09107232 A JP H09107232A JP 26174995 A JP26174995 A JP 26174995A JP 26174995 A JP26174995 A JP 26174995A JP H09107232 A JPH09107232 A JP H09107232A
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JP
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signal
wave
antenna
control
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Application number
JP26174995A
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Inventor
Teruo Tajima
照夫 田島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め、直交する2偏波を受信して、基準となる
角度情報を記憶し、この角度情報を表示して作業性を向
上すること。 【解決手段】キー操作によりプログラムモードに設定す
る。さらに、キー入力処理部7からチャンネル情報を入
力する。まず、偏波面が既知であるチャンネルを入力し
て、初期設定を行う。キー操作により、水平偏波を受信
する位置にポラライザ20のプローブを設定して、この
位置情報(プローブ角度=0度)と制御情報(パルス
幅)を記憶部12へ記憶する。チャンネルを変え、垂直
偏波を受信する位置へプローブを設定して、位置情報
(プローブ角度=90度)と制御情報(パルス幅)を記
憶部12へ記憶する。以後、オートモードに設定して、
記憶部12に記憶された基準情報を元に調整を行う。ま
た、位置情報(プローブ角度)を表示部11にて表示す
るとともにスーパインポーズ部10から画面へ映出して
調整を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平あるいは垂直
偏波を選択して受信するため、いづれか一方の偏波を受
信できるようにアンテナを機械的に駆動し、制御するた
めの偏波面制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送は、電波の有効利用の観点か
ら、周波数の隣接したチャンネルは、電波の偏波面を直
交させ、相互干渉が起こらないようにしている。偏波に
は、円偏波あるいは水平偏波、垂直偏波などの直線偏波
があるが、上述のような直交偏波が用いられる受信機で
は、これらの偏波を分離するため、ポラライザと呼ばれ
る偏波面選択装置が使用される。
【0003】図3に、一般的な衛星放送受信機の構成を
示し、この偏波面選択装置を説明する。衛星から送信さ
れた電波(周波数4GHz帯)を、パラボラアンテナ1
にて集め、ポラライザ20により偏波面を選択し、後段
のLNB3(LOW NOISEBLOCK DOWNCONVERTER)へ
供給している。LNB3は、4GHzの周波数の信号を
1GHzに変換し、受信機4Aへ出力する。なお、図4
に示すようにパラボラアンテナ1の一次放射器2は、円
形ホーンを使用し、励振部はプローブ21にて構成され
るものとする。
【0004】一方、受信機4Aでは、入力処理部7から
のキー操作に基づいて、処理を行う。受信制御部は、入
力処理部からのチャンネル情報を解読し、受信機制御部
8から選択回路5へ所定のチャンネルと同調をとるため
の同調信号を供給する。選局回路5は、この同調信号を
受けて、所定のチャンネルを選択する。この選択された
所定のチャンネルの信号を後段の復調回路6へ供給し、
ここで復調を行う。この復調回路6では、映像信号と音
声信号とを分離し、映像信号および音声信号を復調した
上、音声信号をスピーカへ、映像信号をスーパインポー
ズ部10へ供給する。音声信号がスピーカ(図示せず)
から音声信号として出力される一方、映像信号は、オン
スクリーン情報を作成して出力するためのスーパインポ
ーズ部10へ出力される。スーパインポーズ部10で
は、キャラクタジェネレータからの文字信号と映像信号
とを切り換えて受像管へ出力して、一画面上に映像信号
と文字情報を重ねて出力している。さらに、LEDなど
の表示部を受信機に設けてあり、制御情報を表示できる
ようにしてある。
【0005】また、キー入力処理部7には、プローブ2
1を回転駆動して、水平あるいは垂直偏波の放送電波を
受信できるようにするための操作キーが設けられてい
る。たとえば、アップあるいはダウンなどのキーにて、
受信機制御部8から偏波面制御部9へプローブを回転駆
動するための制御信号を供給して、制御できるようにな
っている。
【0006】偏波面制御部9は、この指示を受け、プロ
ーブ21を回転駆動するための駆動手段を備えており、
制御信号に基づいて、図に示すようにプローブを回転駆
動する。駆動手段は、たとえばモータとポテンショメー
タを備えており、このモータへ回転角度Kと比例するP
WM信号(パルス幅変調信号)を供給することにより、
モータを駆動している。さらに、受信制御部8は、スー
パインポーズ部10へ信号を供給しており、偏波面の制
御情報を受像機に表示できるようになっている。なお、
受信制御部は、たとえばマイクロプロセッサなどにより
構成され、ソフトウエアにより、スーパインポーズ部1
0およびキー入力処理部11などを制御するものとす
る。
【0007】ここでポラライザ20を図4を用いて詳細
に説明する。ポラライザ20は、偏波を分離するための
立体回路を用いるか、あるいは機械的にアンテナを偏波
面(電界面)と平行になるように回転駆動するなどの方
法があるが、ここでは機械的にアンテナを回転駆動する
ポラライザ20を例に取り、説明を加える。なお、ここ
では図4に示すようなプローブ21を励振部に用いてい
るものとし、この部分をプローブ制御部22にて回転駆
動し、偏波面を選択するものとする。
【0008】図5に示すように、プローブ21が回転
し、水平あるいは垂直偏波いづれかの信号を受信するよ
うになっている。このプローブ21は、偏波面制御部9
からの図6に示すようなPWM信号により所定の角度を
持つ位置まで回転するようになっている。
【0009】この動作を図7を用いて説明する。図7
は、回転角度KとPWM信号のパルス幅TW の関係を示
す図であり、縦軸にPWM信号のパルス幅Tw、横軸に
プローブの回転角度Kを示してある。図7に示すように
プローブの回転角度KはPWM信号のパルス幅Twに比
例している。
【0010】回転範囲は、0度から180度までとなっ
ており、これを100ステップに分割して制御するよう
にしている。位置aをたとえば0度とすると180度ま
で回転して移動するため、2.4msのパルス幅Twの信号
がポラライザに供給される。プローブ制御装置は、たと
えば180度の位置にポラライザのプローブを設定する
ため、プローブ21を回転駆動する。この回転情報は、
据え付け時に作業者などにより、入力処理部の操作キー
から入力され、この回転情報に応じてプローブ21は回
転するようになっている。また、この回転情報は、画面
あるいは画面外に設けられた表示部からステップ情報
(0〜100の整数値)として表示される。このステッ
プ情報を見ながら、もっとも受信映像が良好となる近傍
までアップキーあるいはダウンキーを操作して調整でき
るようになっている。このように据え付け時に、アンテ
ナの取付位置を調整し、この情報を記憶して、以後入力
処理部7からの制御情報によりユーザが簡単に映像を楽
しめるようになっている。
【0011】このように、アンテナの取付位置を調整し
た後、記憶するため、アンテナの位置がずれていても、
据え付け時に調整できるという利点を有している。
【0012】その反面、ポラライザ20などの特性のば
らつきなどにより、回転角度Kとパルス幅Twが常に一
定となるとは限らないため、微調などを行う場合など、
アンテナ本体を回転しなければならないなどの欠点を有
している。
【0013】したがって、アンテナの径などが大きくな
ると、アンテナの軸合わせあるいはプローブの設定など
にかかる労力は計り知れないものとなるという問題があ
った。
【0014】このような問題に対処するため、表示部1
1を設け、アンテナの取付を簡単に行えるようにしてい
るが、この表示がステップ情報であるため、作業能率が
著しく、悪いという問題があった。作業者の熟練度にも
依るが、たとえば、図8に示すように水平、垂直方向が
反転した表示された場合など、取付方法の誤りである
が、装置の誤りであるかの判定を作業者が誤るなどの問
題があった。つまり、絶対位置を表示しないため、相対
位置関係の表示のみで表示が反転することがあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な偏波面制御
装置では、表示部からの表示がステップ情報であるた
め、アンテナの据え付けに熟練あるいは専門知識を要す
るなどの問題があった。
【0016】本発明は、上記課題に鑑みて為されたもの
であって、予め、直交する2偏波を受信して、基準とな
る角度情報を記憶し、この角度情報を表示して作業性を
向上することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる偏波面制御装置は、操作キーから選局情報および制
御情報を入力するための入力手段を備え、直線偏波の放
送電波と平行な電界面を持つアンテナにて放送電波を受
信し、この放送電波から映像信号および音声信号を信号
処理し、映像を映出する第1の表示手段を駆動する信号
を出力するための受信手段と、隣接するチャンネルに互
いに直交する偏波を配置して成る放送電波から一方の偏
波を受信するため、前記アンテナを時計方向あるいは反
時計方向へ回転駆動するための駆動手段を備え、放送電
波の偏波面に応じて、前記駆動手段へ入力手段からの制
御信号を供給し、アンテナの電界面が偏波面と平行にな
る位置に前記アンテナを自動的に設定するための制御手
段と、互いに直交する2直線偏波を、前記受信手段にて
受信し、これらの信号の受信電界強度がそれぞれ最大と
なる位置を前記第1の表示手段により検出し、この検出
した位置情報および制御情報を記憶するための記憶手段
と、前記記憶手段の位置情報および制御情報に基づい
て、水平偏波の受信信号が最大となる位置を基準として
時計方向あるいは反時計方向に回転したアンテナの角度
を表示するための第2の表示手段を具備したことを特徴
とするものである。
【0018】請求項2記載の本発明による偏波面制御装
置においては、請求項1記載の本発明による偏波面制御
装置において、前記制御手段が、前記駆動手段へ水平偏
波の受信電界強度最大点の位置を基準として、パルス幅
が角度と対応する制御信号を供給するとともに前記記憶
手段の記憶情報に基づいて、水平偏波および垂直偏波の
受信電界強度が最大となる位置をそれぞれ、0度および
90度とし、これらの信号から角度とパルス幅との比例
式を導出し、この比例式から算出される算出結果を前記
第2の表示手段へ供給することを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項3記載の本発明による偏波面制御装
置は、操作キーから選局情報および制御情報を入力する
ための入力手段を備え、直線偏波の放送電波と平行な電
界面を持つアンテナにて放送電波を受信し、この放送電
波から映像信号および音声信号を信号処理し、映像を映
出する表示手段を駆動する信号を出力するための受信手
段と、隣接するチャンネルに互いに直交する偏波を配置
して成る放送電波から一方の偏波を受信するため、前記
アンテナを時計方向あるいは反時計方向へ回転駆動する
ための駆動手段を備え、放送電波の偏波面に応じて、前
記駆動手段へ入力手段からの制御信号を供給し、アンテ
ナの電界面が偏波面と平行になる位置に前記アンテナを
自動的に設定するための制御手段と、互いに直交する2
直線偏波を、前記受信手段にて受信し、これらの信号の
受信電界強度がそれぞれ最大となる位置を前記表示手段
により検出し、この検出した位置情報および制御情報を
記憶するための記憶手段と、前記記憶手段の位置情報お
よび制御情報に基づいて、水平偏波の受信信号が最大と
なる位置を基準として時計方向あるいは反時計方向に回
転したアンテナの角度を前記表示手段から表示するため
の文字信号重畳手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0020】請求項4記載の本発明による偏波面制御装
置においては、請求項3記載の本発明による偏波面制御
装置において、前記制御手段が、前記駆動手段へ水平偏
波の受信電界強度最大点の位置を基準として、パルス幅
が角度と対応する制御信号を供給するとともに前記記憶
手段の記憶情報に基づいて、水平偏波および垂直偏波の
受信電界強度が最大となる位置をそれぞれ、0度および
90度とし、これらの信号から角度とパルス幅との比例
式を導出し、この比例式から算出される算出結果を前記
文字信号重畳手段から表示することを特徴とするもので
ある。
【0021】(作用)請求項1に記載の本発明による角
度情報を水平偏波のアンテナ角度を0度、垂直偏波のア
ンテナ角度を90度として、第2の表示手段から表示で
きる。また、第1の表示手段の映像を検出手段として使
用できる。さらに、水平偏波を0度として表示でき、常
に角度が増大あるいは減少するように表示できる。
【0022】請求項3に記載の本発明による角度情報を
水平偏波のアンテナ角度を0度、垂直偏波のアンテナ角
度を90度として、表示手段から表示できる。
【0023】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、本発明の実施の一形態を偏
波面制御装置である。図3と同様の構成要素には、同一
の符号を付して説明を加える。記憶部12を付加した以
外、図3と同様の構成である。
【0024】キー入力処理部7には、プローブ21を回
転駆動して、水平あるいは垂直偏波の放送電波を受信で
きるようにするための操作キーが設けられている。たと
えば、アップあるいはダウンなどのキーにて、受信機制
御部8から偏波面制御部9へプローブ21を回転駆動す
るための制御信号を供給して、制御できるようになって
いる。また、本実施例では、操作キーに、プログラムモ
ードおよびオートモードなどのモード設定キーを設けて
おり、プログラムモードあるいはオートモードの切り換
えができるようになっている。また、データを記憶する
ための記憶キーも設けられている。なお、記憶キーは、
プログラムモードでのみ使用可能となっている。これら
の操作キーからの信号を受信制御部8にて解読して、偏
波面制御部9へ制御信号を供給している。
【0025】偏波面制御部9は、この指示を受け、プロ
ーブ21を回転駆動するため、ポラライザ20のプロー
ブ制御部22へPWM信号を供給している。プローブ制
御部は、制御信号に基づいて、プローブを回転駆動す
る。プローブ制御部22は、たとえばモータとポテンシ
ョメータを備えており、このモータへ回転角度Kと比例
するパルス幅を持つPWM信号を供給することにより、
モータを駆動している。
【0026】また、受信機制御部8は、リードライトの
信号を記憶部12へ供給しており、偏波面の制御情報な
どを書き込みあるいは読み出しできるようになってい
る。なお、書き込みは、記憶キーにより行うものとす
る。
【0027】さらに、受信制御部8は、スーパインポー
ズ部10へ信号を供給しており、偏波面の制御情報を受
像機に表示できるようになっている。なお、受信制御部
8は、たとえばマイクロプロセッサなどにより構成さ
れ、ソフトウエアにより、スーパインポーズ部10、キ
ー入力処理部11および記憶部12などを制御するもの
とする。
【0028】図1の作用を説明する。簡単の為、制御用
のパルスは、0.8ms〜2.4msの範囲のパルスとし、この範
囲のパルスを100分割し、1ステップを0.016ms とす
る。
【0029】まず、プログラムモードにする。パラボラ
アンテナ1を衛星に向けて設置後、水平偏波であること
が既知のチャンネルを選択して、受像管から映像を映出
する。プローブ21を所定の角度毎に回転駆動し、映像
が鮮明になる部分までプローブ21を時計方向あるいは
反時計方向に回転駆動する。鮮明な映像が得られた時点
で、水平偏波の制御情報として、パルス幅Twを記憶す
る。このとき、水平偏波の回転角度Kを0度して記憶し
ておく。次に、垂直偏波のチャンネルを選択して、同様
の操作を行う、このとき回転角度Kを90度として記憶
しておく。このようにして初期設定を終える。プログラ
ムモードを抜ける。以後、視聴者のチャンネル選択によ
り、自動的に調整が行われる。たとえば、水平偏波の受
信位置で得られたパルス幅が0.976msであれば、これを
制御情報(水平偏波の基準データ)として記憶し、垂直
偏波の受信位置で得られたパルス幅が1.796msであれ
ば、これを制御情報(垂直偏波の基準データ)として記
憶部12に記憶する。
【0030】次に、再調整あるいは微調などを行う場合
を図2のフローチャートを参照して説明する。なお、再
調整などを行う場合は、オートモードに設定して調整を
行うものとする。また、各ステップには、符号Sおよび
数字(1、2・・・)を付し、たとえば2番目のステッ
プをS2の如く記載するものとする。
【0031】まず、S1にて、偏波面調整用のアップあ
るいはダウンのキーが押されているか否かを判定する。
アップあるいはダウンキーが押され続けている場合は、
プローブ21の回転動作に十分な時間をタイマにて設定
して以後ルーチンの処理を行うものとする(S2)。な
お、最初のキー操作、開放から短絡への接触が得られた
否かを判定した場合は、S1からS3へ移行し、アップ
キーか否かの判定を行う。
【0032】アップキーならば、水平偏波を受信する位
置からから垂直偏波を受信する位置へプローブが回転す
るため、垂直偏波の基準データ(1.792ms)を上限デー
タとして比較を行う(S4)。S4にて水平データ(P
WM信号のパルス幅Tw)が垂直データよりも小さい場
合、S6へ移行する。S6では、パルス幅の上限値(2.4
ms )と比較し、パルス幅の上限値よりも水平データTw
が小さければS8へ移行する。S8では、ステップ幅
(0.016ms)を加算したパルス幅Twを持つ制御パルス
(PWM信号)に更新してポラライザ20へ出力する
(S11)。また、上限値(2.4ms )を越えた場合は、
駆動不能となるため、この情報を表示する(S10)。
なお、水平偏波を基準にして角度の設定を行うため垂直
偏波の受信位置へのプローブの回転は、常に角度増加方
向となっている。したがって、パルス幅にステップ幅
(0.016ms )を加算して、調整を行うことができる。
【0033】また、S4にて、水平データが垂直偏波の
基準データ(1.792ms) を越えた場合、S7にてPWM
信号のパルス幅Twと下限値(0.8ms )を比較し、下限
値でなければ、S9にてステップ幅(0.016 )を減算
し、更新したパルスをポラライザへ出力する(S1
1)。このようにすると、プローブは逆方向に回転する
ため、基準設定値の近傍で回転が逆転するとともに表示
が逆転するようになる。作業者は、この部分で基準の設
定位置を把握することができる。また、PWM信号のパ
ルス幅Twが下限値(0.8ms)以下である場合は、S1
2にて駆動不能であることを表示する。また、表示角度
Xは、次式を用いて算出する(S13)。
【0034】
【式1】 ここで、符号K、TW は、角度情報およびパルス幅情報
をしめしており、括弧内のHは、水平偏波を、Vは垂直
偏波の基準データを示すものとする。またαはステップ
幅を示している。また、括弧内の(N)は更新したパル
ス幅を(NEW)の頭文字を取り、示してある。
【0035】たとえば更新したパルス幅を1.28msとする
【0036】
【式2】 となる。したがって表示データは、X=24.5となる。
【0037】すなわち、表示データを、予め記憶された
データを用いた比例式から算出し(比例配分により角度
を算出)、回転角度Kを表示するようにしている。
【0038】この回転角度Kを受像管あるいは画面外の
表示部(たとえばLED)から出力して表示を行う(S
14)。作業者は、この画面から映出された情報あるい
は表示部11からの角度情報を元に迅速に調整行うこと
ができる。
【0039】また、ダウンキーならば、S5により水平
偏波の基準データ(0.976ms)を下限として比較し、垂
直データ(PWM信号のパルス幅)が基準データよりも
大きい範囲では、S7へ移行する。S7にて、パルス幅
の下限値と比較し、下限値以上ならば、減算したパルス
幅を持つパルスを出力する(S9,S11)。また、S
5にて、垂直データが水平偏波の基準データ(0.976ms)
よりも、小さい場合、S6へ移行する。S6で、パルス
幅の上限値( 2.4ms)でなければ、逆方向にプローブを
回転駆動し、基準設定値の近傍であることを、アップキ
ーでの設定と同様、表示するようになっている。また、
PWM信号のパルス幅が上限を越えないように、S12
と同様、S10にて駆動不能であることを表示してい
る。最後にS15でタイマをリセットして、このルーチ
ンの処理を終える。なお、本発明では受像管を用いてい
るが、本発明はこれに限定されず、液晶パネルなどを用
いた表示手段を持つTV受像機に適用しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、、水
平偏波を受信するアンテナの基準位置と垂直偏波を受信
するアンテナの基準位置から回転角度を算出して表示す
るため、不慣れな作業者でも、この情報を見ながら簡単
にアンテナの回転角度の調整ができる。
【0041】また、水平偏波の受信位置を0度に設定で
きるため、垂直偏波に回転駆動する場合は、回転角度の
増加方向にのみ表示でき、水平偏波に回転駆動する場合
は、回転角度の減少方向にのみ表示できるため、作業性
が上がる。
【0042】さらに、ポラライザによりPWM信号のパ
ルス幅と回転角度の対応が異なる場合においても、柔軟
に対応できるという効果がある。、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示す偏波面制御装置の
ブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するためのフローチャートを
示す図である。
【図3】従来の偏波面制御装置のブロック図である。
【図4】従来の偏波面制御装置のアンテナ部の模式図で
ある。
【図5】水平偏波を受信するプローブの位置と垂直偏波
を受信するプローブの位置を示す図である。
【図6】ポラライザに供給されるPWM信号を説明する
ための図である。
【図7】回転角度とPWM信号のパルス幅との関係を示
す図である。
【図8】基準位置がずれた場合のプローブの位置を説明
するための図である。
【符号の説明】
1…パラボラアンテナ 7…キー入力処理部 8…受信機制御部 20…ポラライザ 21…プローブ 22…プローブ制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作キーから選局情報および制御情報を入
    力するための入力手段を備え、直線偏波の放送電波と平
    行な電界面を持つアンテナにて放送電波を受信し、この
    放送電波から映像信号および音声信号を信号処理し、映
    像を映出する第1の表示手段を駆動する信号を出力する
    ための受信手段と、 隣接するチャンネルに互いに直交する偏波を配置して成
    る放送電波から一方の偏波を受信するため、前記アンテ
    ナを時計方向あるいは反時計方向へ回転駆動するための
    駆動手段を備え、放送電波の偏波面に応じて、前記駆動
    手段へ入力手段からの制御信号を供給し、アンテナの電
    界面が偏波面と平行になる位置に前記アンテナを自動的
    に設定するための制御手段と、 互いに直交する2直線偏波を、前記受信手段にて受信
    し、これらの信号の受信電界強度がそれぞれ最大となる
    位置を前記第1の表示手段により検出し、この検出した
    位置情報および制御情報を記憶するための記憶手段と、 前記記憶手段の位置情報および制御情報に基づいて、水
    平偏波の受信信号が最大となる位置を基準として時計方
    向あるいは反時計方向に回転したアンテナの角度を表示
    するための第2の表示手段とを具備したことを特徴とす
    る直線偏波の偏波面制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 前記駆動手段へ水平偏波の受信電界強度最大点の位置を
    基準として、パルス幅が角度と対応する制御信号を供給
    するとともに前記記憶手段の記憶情報に基づいて、水平
    偏波および垂直偏波の受信電界強度が最大となる位置を
    それぞれ、0度および90度とし、これらの信号から角
    度とパルス幅との比例式を導出し、この比例式から算出
    される算出結果を前記第2の表示手段へ供給することを
    特徴とする請求項1記載の直線偏波の偏波面制御装置。
  3. 【請求項3】操作キーから選局情報および制御情報を入
    力するための入力手段を備え、直線偏波の放送電波と平
    行な電界面を持つアンテナにて放送電波を受信し、この
    放送電波から映像信号および音声信号を信号処理し、映
    像を映出する表示手段を駆動する信号を出力するための
    受信手段と、 隣接するチャンネルに互いに直交する偏波を配置して成
    る放送電波から一方の偏波を受信するため、前記アンテ
    ナを時計方向あるいは反時計方向へ回転駆動するための
    駆動手段を備え、放送電波の偏波面に応じて、前記駆動
    手段へ入力手段からの制御信号を供給し、アンテナの電
    界面が偏波面と平行になる位置に前記アンテナを自動的
    に設定するための制御手段と、 互いに直交する2直線偏波を、前記受信手段にて受信
    し、これらの信号の受信電界強度がそれぞれ最大となる
    位置を前記表示手段により検出し、この検出した位置情
    報および制御情報を記憶するための記憶手段と、 前記記憶手段の位置情報および制御情報に基づいて、水
    平偏波の受信信号が最大となる位置を基準として時計方
    向あるいは反時計方向に回転したアンテナの角度を前記
    表示手段から表示するための文字信号重畳手段とを具備
    したことを特徴とする直線偏波の偏波面制御装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 前記駆動手段へ水平偏波の受信電界強度最大点の位置を
    基準として、パルス幅が角度と対応する制御信号を供給
    するとともに前記記憶手段の記憶情報に基づいて、水平
    偏波および垂直偏波の受信電界強度が最大となる位置を
    それぞれ、0度および90度とし、これらの信号から角
    度とパルス幅との比例式を導出し、この比例式から算出
    される算出結果を前記文字信号重畳手段から表示するこ
    とを特徴とする請求項3記載の直線偏波の偏波面制御装
    置。
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