JPH0910654A - 連続塗布装置及び連続塗布方法 - Google Patents

連続塗布装置及び連続塗布方法

Info

Publication number
JPH0910654A
JPH0910654A JP16202195A JP16202195A JPH0910654A JP H0910654 A JPH0910654 A JP H0910654A JP 16202195 A JP16202195 A JP 16202195A JP 16202195 A JP16202195 A JP 16202195A JP H0910654 A JPH0910654 A JP H0910654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
base material
cylindrical base
cylindrical
continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16202195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3707099B2 (ja
Inventor
Akira Ohira
晃 大平
Junji Ujihara
淳二 氏原
Eiichi Kijima
栄一 木島
Nobuaki Kobayashi
信昭 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP16202195A priority Critical patent/JP3707099B2/ja
Priority to US08/650,090 priority patent/US5707449A/en
Priority to EP96303574A priority patent/EP0744221B1/en
Publication of JPH0910654A publication Critical patent/JPH0910654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3707099B2 publication Critical patent/JP3707099B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状基材上に塗布された感光膜厚の変動を
低減し、円筒状基材への塗布液の塗布性を向上させ、塗
布ムラや塗膜欠陥のない均一な塗膜を得る。円筒状基材
の把持搬送性能を向上し、長期安定塗布を達成する。装
置に振動が発生しても画像形成に与えないような円筒状
基材把持搬送手段を構成する。 【構成】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重ね、環状
塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げながら前記
円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布する塗布
手段、該塗布手段に円筒状基材を供給するための供給手
段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ねしながら搬
送する手段、前記環状塗布装置の環状の中心に前記円筒
状基材の中心を合わせる位置決め手段、前記塗布された
円筒状基材を乾燥又は乾燥調整する手段及び前記塗布さ
れた後の円筒状基材を分離して取り出す分離排出手段を
具備する連続塗布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の円筒状基材外周
面上に塗布液を連続的に塗布する垂直塗布装置及び方法
に関し、特に、該円筒状基材を供給、搬送、位置決め、
塗布、乾燥、搬出する連続塗布装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エンドレスに形成された連続面を有する
円筒状基材の外面上への薄膜で均一な塗布に関連してス
プレー塗布法、浸漬塗布法、ブレード塗布法、ロール塗
布法等の種々の方法が検討されている。特に電子写真感
光体ドラムのような薄膜で均一な塗布については生産性
の優れた塗布装置を開発すべく検討されている。しかし
ながら、従来のエンドレスに形成された連続面を有する
円筒状基材への塗布装置及び塗布方法においては、均一
な塗膜が得られなかったり、生産性が悪い等の短所があ
った。
【0003】スプレー塗布法では、スプレーガンより噴
出した塗布液滴が該エンドレスに形成された連続面を有
する円筒状基材の外周面上に到達するまでに溶媒が蒸発
するために塗布液滴の固形分濃度が上昇してしまい、そ
れにともない塗布液滴の粘度上昇が起って液滴が面に到
達したとき、液滴が面上を充分に広がらないために、或
いは乾燥固化してしまった粒子が表面に付着するため
に、塗布表面の平滑性の良いものがえられない。また、
該連続面を有する円筒状基材への液滴の到達率が100
%でなく塗布液のロスがあったり、部分的にも不均一で
あるため、膜厚コントロールが非常に困難である。更
に、高分子溶液等では糸引きを起こす事があるため、使
用する溶媒及び樹脂に制限がある。
【0004】ブレード塗布法、ロール塗布法は例えば円
筒状基材の長さ方向にブレード若しくはロールを配置
し、該円筒状基材を回転させて塗布を行い円筒状基材を
1回転させたのち、ブレード若しくはロールを後退させ
るものである。しかしながらブレード若しくはロールを
後退させる際、塗布液の粘性により、塗布膜厚の一部に
他の部分より厚い部分が生じ、均一な塗膜が得られない
欠点がある。
【0005】浸漬塗布法は、上記におけるような塗布液
表面の平滑性、塗布膜の均一性の悪い点は改良される。
【0006】しかし、塗布膜厚の制御が塗布液物性例え
ば粘度、表面張力、密度、温度等と塗布速度に支配さ
れ、塗布液物性の調整が非常に重要となる。また塗布速
度も低いし、塗布液槽を満たすためにはある一定量以上
の液量が必要である。さらに重層する場合、下層成分が
溶け出し塗布液槽が汚染されやすい等の欠点がある。
【0007】そこで特開昭58−189061号公報に
記載の如く円形量規制型塗布装置(この中にはスライド
ホッパー型塗布装置が含まれる)が開発された。このス
ライドホッパー型塗布装置はエンドレスに形成された連
続周面を有する円筒状基材を連続的にその長手方向に移
動させながら、その周囲を環状に取り囲み、円筒状基材
の外周面に対して塗布液を塗布するものであって、さら
にこの塗布装置は環状の塗布液溜まり室と、この塗布液
溜まり室内の一部に対して外部から塗布液を供給する供
給口と、前記塗布液溜まり室の内方に開口する塗布液分
配スリットとを有し、このスリットから流出した塗布液
を斜め下方に傾斜する塗布液スライド面上に流下させ、
塗布液スライド面の下端のホッパー塗布面と円筒状基材
との僅かな間隙部分にビードを形成し、円筒状基材の移
動に伴ってその外周面に塗布するものである。このスラ
イドホッパー型塗布装置を用いることにより、少ない液
量で塗布でき、塗布液が汚染されず、生産性の高い、膜
厚制御の容易な塗布が可能となった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
ライドホッパー型塗布装置を用いてもなお諸問題があり
未だ満足のいくものではない。
【0009】本発明は従来の諸問題を解決するために提
案されたものであり、その目的とするところのものは、 (イ)使用塗布液によるビード切れ発生を防止する。
【0010】(ロ)塗布ムラや膜厚変動等の塗膜欠陥が
なく、塗布性を向上する。
【0011】(ハ)円筒状基材の把持搬送性能を向上
し、長期の安定塗布を可能にする。
【0012】(ニ)円筒状基材の把持搬送性能を安定化
し、円筒状基材の変形、損傷を防止する。
【0013】(ホ)円筒状基材を供給、搬送、位置決
め、塗布、乾燥、搬出する生産工程を連続安定生産にす
ることにより、生産性が向上する。
【0014】(ヘ)上記工程を連続且つ完全自動化する
ことにより、ゴミやほこり等の異物混入を防止し、高品
質な製品を得る。
【0015】(ト)円筒状基材に振動が発生しても、完
成された感光体ドラム上の画像形成に影響を与えないよ
うな連続塗布装置を達成する。
【0016】(チ)円筒状基材に振動が発生しても、振
動が同じ位置に集中しないで分散させることにより、重
畳されて大きな振動となることを防止する。
【0017】等の効果が達成される優れた連続塗布装置
及び連続塗布方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の第1の目的は、円筒状基材の筒軸を合
わせて積み重ね、環状塗布装置の環中を下から上へ垂直
に押し上げながら前記円筒状基材の外周面上に塗布液を
連続的に塗布する塗布手段、該塗布手段に円筒状基材を
供給するための供給手段、前記円筒状基材を把持段差修
正積み重ねしながら搬送する手段、前記環状塗布装置の
環状の中心に前記円筒状基材の中心を合わせる位置決め
手段、前記塗布された円筒状基材を乾燥又は乾燥調整す
る手段及び前記塗布された後の円筒状基材を分離して取
り出す分離排出手段を具備することを特徴とする連続塗
布装置及び連続塗布方法により達成される(請求項1,
7の発明)。
【0019】(2) 本発明の第2の目的は、円筒状基
材の筒軸を合わせて積み重ね、環状塗布装置の環中を下
から上へ垂直に押し上げながら前記円筒状基材の外周面
上に塗布液を連続的に塗布する塗布手段、前記塗布手段
に円筒状基材を供給するための供給手段、前記円筒状基
材を把持段差修正積み重ねしながら搬送する手段及び前
記塗布された後の円筒状基材を取り出す為の分離取り出
し手段を具備する連続塗布装置において、前記各手段の
処理位置は、前記円筒状基材の軸方向長さの整数倍長の
位置にあることを特徴とする連続塗布装置及び連続塗布
方法により達成される(請求項8,13の発明)。
【0020】(3) 本発明の第3の目的は、円筒状基
材の筒軸を合わせて積み重ね、環状塗布装置の環中を下
から上へ垂直に押し上げながら前記円筒状基材の外周面
上に塗布液を連続的に塗布する塗布手段、前記塗布手段
に円筒状基材を供給するための供給手段、前記円筒状基
材を把持段差修正積み重ねしながら搬送する手段及び前
記塗布された後の円筒状基材を取り出す為の分離取り出
し手段を具備する連続塗布装置において、前記円筒状基
材の繋ぎ部に塗布液が当接した時、前記供給手段、段差
修正搬送手段及び分離排出手段が同時に作動することを
特徴とする連続塗布装置及び連続塗布方法により達成さ
れる(請求項14,16の発明)。
【0021】(4) 本発明の第4の目的は、円筒状基
材の筒軸を合わせて積み重ね、環状塗布装置の環中を下
から上へ垂直に押し上げながら前記円筒状基材の外周面
上に塗布液を連続的に塗布する塗布手段、前記塗布手段
に円筒状基材を供給するための供給手段、前記円筒状基
材を把持段差修正積み重ねしながら搬送する手段及び前
記塗布された後の円筒状基材を取り出す為の分離取り出
し手段を具備する連続塗布装置において、前記円筒状基
材の非画像部相当部分に塗布液が当接した時、前記供給
手段、段差修正搬送手段及び分離排出手段が前記非画像
部部分内で時間差作動することを特徴とする連続塗布装
置及び連続塗布方法により達成される(請求項17,1
9の発明)。
【0022】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明による連続塗布装置の全体構成を示
す斜視図である。図において、10は円筒状基材1を塗
布手段の垂直下方の所定位置に供給して上方に押し上げ
る供給手段、20は供給された円筒状基材1の外周面を
把持して筒軸を合わせて積み重ね下から上へ垂直に押し
上げて搬送する搬送手段、30は前記円筒状基材1を塗
布装置の環状塗布部の中心に位置合わせする位置決め手
段、40は前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的
に塗布する塗布手段、50は円筒状基材1上に塗布され
た塗布液を乾燥させる乾燥手段、60は乾燥されて垂直
搬送されてきた積み重ね状の複数の円筒状基材からを分
離させて1個ずつ取り出し排出させる分離排出手段であ
る。
【0023】本発明の連続塗布装置は、上記の各手段を
連続して垂直中心線ZZ上に配置した構成であり、人手
を要しない完全自動化生産が高精度で達成される。即
ち、前記供給手段10は前記円筒状基材1を載置するた
めの複数の取り付け手段11を備えた可動テーブル12
は、該可動テーブル12を回転させて前記搬送手段20
へつながる垂直ラインへ送り込む駆動手段13、前記搬
送手段20により既に上方に把持搬送されている円筒状
基材1を積み重なるように上方に押し上げる昇降手段1
4、該昇降手段14の上端に設けられた円筒状基材供給
用のハンド手段15及び前記駆動手段13による回転や
昇降手段14による押し上げのタイミングを制御する図
示しない制御手段等から構成されている。なお、前記可
動テーブル12上への円筒状基材1の供給は、ロボット
ハンドルにより行われる。
【0024】前記供給手段10の上方に設けられた搬送
手段20は、円筒状基材1の外周面に圧接離間可能で且
つ垂直上下方向に移動可能な2組の把持手段21,22
を有し、円筒状基材1を位置決めして把持し上方に搬送
する機能を有する。以下、上記各手段20,30,4
0,50,60の詳細は後述する。
【0025】図2は本発明による連続塗布装置の他の実
施例を示す斜視図である。この実施例では、前記搬送手
段20の上方の垂直中心線ZZ上に、位置決め手段2
0、塗布手段30、乾燥手段40から成るユニットA,
B,Cを複数組縦列配置したものである。最上段には前
記分離排出手段60が配置されている。各塗布手段40
A,40B,40Cからそれぞれ吐出された塗布液は、
円筒状基材1上に多層の塗布層を逐次形成する。
【0026】図3は前記搬送手段20の正面図である。
互いに相対向する一組の搬送装置本体23A,23Bの
内側には、それぞれ垂直上下方向に支持されたボールね
じ24A,24Bが設けられている。該各ボールねじ2
4A,24Bはそれぞれ駆動用モータ25A,25Bに
より正逆回転される。各ボールねじ24A,24Bにそ
れぞれ螺合する昇降部材26A,26Bは、ボールねじ
24A,24Bの正逆回転により直進昇降する。該昇降
部材26A,26Bにはそれぞれアーム部材27A,2
7Bが固定され、その各先端部にはそれぞれ前記把持手
段21,22が取り付けられた構成になっている。
【0027】前記搬送装置本体23A,23Bの間に
は、前記昇降手段14が設置され、該昇降手段14の上
端には、円筒状基材供給用のハンド手段15が取り付け
られている。該ハンド手段15の上側には順に円筒状基
材1D,1C,1B,1Aが積載されている。最上段の
円筒状基材1Aは前記分離排出手段60の排出用ハンド
61により分離して取り出される。
【0028】前記塗布手段40は位置決め手段30の上
に固定されており、位置決め手段30は図示省略した保
持手段により保持されている。位置決め手段30は円筒
状基材1を所定の位置に正確に保持する装置であり、例
えばエアーベアリング等により非接触保持される。塗布
手段40は円筒状基材1(1A,1B,1C,1D)の
外周面上に塗布液を均一に塗布するものであり、円筒状
基材1A,1B,1C,1Dが前記搬送手段20により
把持搬送されるに従って、円筒状基材1A,1B,1
C,1D上に順次塗膜が形成される。
【0029】図4は前記把持手段21,22の斜視図で
ある。上段側の把持手段21は、2個の可動把手21
1,212と、該可動把手211,212の各揺動中心
穴に嵌合して揺動可能に保持する支軸213と、該可動
把手211,212の各先端部に形成されたV字形状の
ハンド部214,215の内側にそれぞれ固定された把
持子216とから構成されている。前記可動把手21
1,212を図示しないピストンシリンダー等の駆動手
段により開閉することにより、前記把持子216は円筒
状基材の外周面に接離する。図示の把持子216は4箇
所または3箇所で円筒状基材1に圧接する。
【0030】下段側の把持手段22も、上記上段側の把
持手段21と同様の構成をなし、221,222は可動
把手、223は支軸、224,225はハンド部、22
6は把持子である。なお、上段側の把持手段21は、円
筒状基材1B,1Cの接続位置の各外周面を把持した状
態を示し、下段側の把持手段22は円筒状基材1C,1
Dの接続位置の各外周面から離間した状態を示す。
【0031】図5は把持手段21の他の実施例を示す斜
視図である。図5(a)は、V字形状のハンド部28
1,282の内側にそれぞれ固定された把持子280を
有し、該ハンド部281,282をそれぞれ前進、後退
させることにより、円筒状基材1を4点支持で圧接把持
または離間する。図5(b)は、切り欠き円筒形状のハ
ンド部283,284の内側にそれぞれ固定された把持
子280を有し、該ハンド部283,284を前進、後
退させることにより、円筒状基材1を円筒状外周面支持
で圧接把持または離間する。図5(c)は、前記V字形
状のハンド部281と平面状のハンド部285の内側に
それぞれ固定された把持子280を有し、該ハンド部2
81,285をそれぞれ前進、後退させることにより、
円筒状基材1を3点支持で圧接把持または離間する。
【0032】図6は、位置決め手段30と垂直型塗布手
段40とを示す断面図、図7は塗布手段40の斜視図で
ある。
【0033】図6に示されるように中心線Z−Zに沿っ
て垂直状に重ね合わせた複数の円筒状基材1A,1B
(以下、円筒状基材1と称す)を連続的に矢示方向に上
昇移動させ、その周囲を取り囲み、円筒状基材1の外周
面に対しスライドホッパー型塗布装置10の塗布に直接
係わる部分(ホッパー塗布面)41により塗布液(感光
液)Lが塗布される。なお、円筒状基材1としては中空
ドラム例えばアルミニウムドラム、プラスチックドラム
のほかシームレスベルト型の基材でも良い。前記ホッパ
ー塗布面41には、円筒状基材1側に開口する塗布液流
出口42を有する幅狭の塗布液分配スリット(スリット
と略称する)43が水平方向に形成されている。このス
リット43は環状の塗布液分配室(塗布液溜り室)44
に連通し、この環状の塗布液分配室44には貯留タンク
2内の塗布液Lを圧送ポンプ3により供給管4を介して
供給するようになっている。他方、スリット43の塗布
液流出口42の下側には、連続して下方に傾斜し、円筒
状基材1の外径寸法よりやや大なる寸法で終端をなすよ
うに形成された塗布液スライド面(以下、スライド面と
称す)45が形成されている。さらに、このスライド面
45終端より下方に延びる唇状部46が形成されてい
る。かかる塗布手段(スライドホッパー型塗布装置)4
0による塗布においては、円筒状基材1を引き上げる過
程で、塗布液Lをスリット43から押し出し、スライド
面45に沿って流下させると、スライド面45の終端に
至った塗布液は、そのスライド面45の終端と円筒状基
材1の外周面との間にビードを形成した後、円筒状基材
1の表面に塗布される。スライド面45の終端と円筒状
基材1は、ある間隙を持って配置されているため円筒状
基材1を傷つける事なく、また性質の異なる層を多層形
成させる場合においても、既に塗布された層を損傷する
ことなく塗布できる。
【0034】一方、前記圧送ポンプ3の塗布液供給部よ
り最も遠い位置で、前記塗布液分配室44の一部には、
塗布液分配室44内の泡抜き用の空気抜き部材46が設
けられている。貯留タンク2内の塗布液Lが塗布液分配
室44に供給されて塗布液分配スリット43から塗布液
流出口42に供給されるとき、開閉弁47を開いて空気
抜き部材46より塗布液分配室44内の空気を排出す
る。
【0035】前記スライドホッパー型塗布装置40の下
部には、円筒状基材の円周方向を位置決めする位置決め
手段30が固定されている。前記円筒状基材1の位置決
め装置30の本体31には、複数の給気口32と、複数
の排気口33が穿設されている。該複数の給気口32
は、図示しない給気ポンプに接続され、空気等の流体が
圧送される。該給気口32の一端部で円筒状基材1の外
周面に対向する側には、吐出口34が貫通している。該
吐出口34は前記円筒状基材1の外周面と所定の間隙を
保って対向している。該間隙は、20μm〜3mm、好
ましくは30μm〜2mmである。この間隙が20μm
より小さいと、円筒状基材1の僅かな振れで本体31の
内壁に接触して円筒状基材1を傷つけやすい。また、こ
の間隙が3mmより大であると、円筒状基材1の位置決
め精度が低下する。前記吐出口34は直径0.01〜
1.0mmの小口径のノズルであり、好ましくは0.0
5〜0.5mmが良い。
【0036】前記本体31の内壁下部の内周面は、入り
口側が広がったテーパー面35になっている。このテー
パー面35は、例えば軸方向の長さが50mmで、片側
傾斜角が0.5mmの円錐面である。このテーパー面3
5を設けることにより、円筒状基材1が本体31の内壁
に進入するとき、円筒状基材1の先端部が内壁の内周面
に接触することを防止している。
【0037】前記給気ポンプから圧送された流体は、複
数の給気口32から本体31の内部に導入されて、複数の
吐出口34から吐出され、前記円筒状基材1A(1B)の
外周面と均一な流体膜層を形成する。吐出後の流体は複
数の排気口33から装置外に排出される。
【0038】前記吐出口34の開口直径は0.01〜1
mm、好ましくは0.05〜0.5mm、例えば0.2
〜0.5mmの円形に形成されている。排気口33の開
口直径は1.0〜10mm、好ましくは2.0〜8.0
mm、例えば3〜5mmの円形に形成されている。
【0039】前記給給気口23に供給される流体は、空
気、不活性ガス例えば窒素ガスが良い。そして該流体
は、JIS規格でクラス100以上の清浄な気体が良
い。
【0040】なお、本発明の位置決め装置に接続される
垂直塗布装置としては、スライドホッパー型、押し出し
型、リングコーター等の各種装置が用いられる。
【0041】前記塗布手段40の上方には、乾燥フード
51と乾燥器53とから成る乾燥手段50が設けられて
いる。
【0042】図8は前記塗布手段40と該塗布手段40
の上部に設けた乾燥フード51の断面図である。該乾燥
フード51は環状の壁面を有し、該壁面には多数の開口
51Aが穿設されている。前記円筒状基材1を矢示方向
に上昇させ、前記塗布手段40のホッパー塗布面(塗布
ヘッド)41で塗布液Lを塗布し、感光層5を形成す
る。円筒状基材1上に形成された感光層5は前記乾燥フ
ード51内を通過しながら徐々に乾燥される。この乾燥
は前記多数の開口51より塗布液Lに含まれている溶媒
を壁面外に放出することにより行われる。前記のよう
に、塗布手段40により円筒状基材1上に塗布液Lを塗
布することにより、形成された感光層5は、塗布直後に
おいて乾燥フード51により包囲されており、開口51
からのみ溶媒が放出されるため、塗布直後における感光
層5の乾燥速度は、前記開口51の開口面積にほぼ比例
する。
【0043】図9は乾燥フードの他の実施例を示す断面
図である。この乾燥フード52は前記図8における乾燥
フード51(A部)の上部を延長してB部を形成したも
のである。このA部には複数個の52Aが、B部には複
数個の52Bがそれぞれ穿設されている。この乾燥フー
ド52を塗布手段40の上部に設けることにより、円筒
状基材1の外周面上に塗布された塗布液Lの溶媒蒸気濃
度が制御される。従って塗膜乾燥速度が制御されること
で塗膜の均一化を計ることが可能である。また前記のよ
うな乾燥フード52を設けることで、ビード部分の溶媒
蒸気濃度が高くなるため、急速な乾燥が防止され、ビー
ド切れを防止できる。
【0044】図10に本発明の乾燥器53の断面図を示
す。乾燥器53は吸引スリット531、吸引チャンバー
532、吸引ノズル533を有する吸引スリット部材5
34の下部に筒状部材535、上部に筒状部材536が
それぞれ同心に結合されている。
【0045】そして、複数設けられた吸引ノズル533
から吸引を行ない、周方向均一な吸引チャンバー53
2、周方向均一な吸引スリット531により周方向の均
一化がなされた吸引エアーが流れ、更に、吸引スリット
部材534、その上下の筒状部材536,535の各内
径面と塗布済みの円筒状基材1の外周面との間の空気流
の乱れをバッファー空間537で極く僅かにおさえて、
538に示す乾燥の為の均一吸引エアーの空気流を作り
出している。
【0046】この乾燥ゾーンに矢印で示す方向に塗布済
の円筒状基材1を搬送することにより、塗布膜の乾燥を
行うものである。
【0047】次に、乾燥手段50の他の実施例として図
11に示された排気乾燥装置54について説明する。前
記のように円筒状基体1A、1Bに環状のスライドホッ
パー型塗布装置40にて塗布液(感光液)Lが塗布され
て感光層LAが形成される。前記排気乾燥装置54は塗
布した直後の感光層LAより蒸発する溶媒を吸引し、更
に乾燥を行うもので、前記塗布装置40の直上に設けら
れている。541は環状に形成された吸引ダクトで、該
吸引ダクト541より前記感光層LAに向けて吸引口5
42が形成されている。前記吸引ダクト541の一部に
は排気管543が接続され、該排気管543内に設けた
排気ファン544により前記感光層LAより蒸発する溶
媒を吸引して、強制的に外部に排出し乾燥させる。前記
のように塗布装置40にて感光液Lを塗布した直後に、
該感光液Lより発生する溶媒蒸気を排気するため円筒状
基体1A、1Bに塗布された感光液Lが多量に流下する
のを停止させることができる。その際前記排気ファン5
44による排気風速を0.5〜5m/secで行い、前
記吸引口542は前記塗布ヘッド41の位置より300
mm以下が望ましい。そして前記感光液L内の溶媒が3
0%以上蒸発するまで前記円筒状基体1A、1Bを連結
状態に保ち、分離した後、感光層LAを完全に乾燥させ
る。前記のような排気乾燥装置54を作動させることに
より、多数の円筒状基体を接続して感光液Lを塗布した
場合でも感光層LAの近傍より溶媒を急速に排出出来る
と共に、感光液Lによる塗膜の流下を強制的に制御して
感光層LAに発生する前記薄膜や液溜りの発生を防止す
る事も出来る。尚、前記排気ファン544は、吸引ダク
ト541に複数箇所設けてもよい。
【0048】以上のようにして塗布及び塗布膜乾燥が行
なわれた円筒状基体1A,1B,1C・・・・を分離す
る方法を図12の分離過程の各プロセスの状態図を用い
て説明する。
【0049】分離排出手段60は垂直移動ロボットステ
ージ61、エアーシリンダー62、上チャック63及び
下チャック64により構成される。
【0050】塗布済みの円筒状基体1は下方より上方へ
向けて積み上げられ、上方向へ移動し図12(a)に示
すように分離位置に達する。この時垂直ロボットが起動
し被分離円筒状基体1Aと同軸,等速度で同架された分
離ユニット全体を移動する。
【0051】まず、図12(b)に示す位置で下チャッ
ク64が被分離円筒状基体1Aに隣接する円筒状基体1
Bを保持する。次いで図12(c)に示す位置で上チャ
ック63が被分離円筒状基体1Aを保持する。
【0052】エアーシリンダー62により上チャック6
3は被分離円筒状基体1Aを保持したまま上方向へ移動
して図12(d)に示す位置になる。この時被分離円筒
状基体1Aと隣接する円筒状基体1Bにまたがる塗布膜
が切り裂かれて図12(d)図に示すように1A,1B
の分離が行なわれる。
【0053】分離済み円筒状基体1Aを回収する為、図
12(e)に示すように下チャック64はアンチャック
状態となり、垂直移動ロボットステージ61が急上昇を
行い、隣接する円筒状基体1Bの位置よりはるか上方に
配置された分離ドラム回収装置に該分離済み円筒状基体
1Aを置き(上チャック63がアンチャックになり)行
程を終了する。
【0054】そして次なる円筒状基体1Bの分離動作の
為、垂直移動ロボットステージ61が下降し、また、エ
アーシリンダー62が下降し、初期状態の位置図12
(a)に戻る。
【0055】その他に、被分離円筒状基体1Aと隣接円
筒状基体1Bの分離を行なう際に被分離円筒状基体1A
に回転を加えながら円筒状基体1Aを引き上げる方法も
有効である。これは、分離される膜に引張り力ではな
く、剪断力を加えるものであり、ウェット状態の膜では
分離部近傍の塗布膜プロフィールが薄膜化する現象を低
減できる。また塗布膜の切断時に発生する膜の小片の飛
散が該円筒状基体1内面へ引き込まれることにより、低
減する。
【0056】図13は円筒状基材1の外周面と塗布手段
40内面の塗布ヘッド41との距離を周方向に関し均一
にするための位置決め手段の他の実施例を示す斜視図で
ある。位置調整手段70は、塗布装置40を支承する架
台71、XY軸制御テーブル72、連結部材73、複数
個の位置検出器74A,74B,74C,74D、演算
器75、コントローラー76とから構成されている。
【0057】塗布装置40を支承する架台71には塗布
装置40の位置調整手段70が設けられる。この位置調
整手段70としては、公知のX−Y軸制御テーブルをそ
のまま採用できる。位置調整手段70は、塗布装置40
と連結部材73により連結されており、位置調整手段7
0のX軸またはY軸の移動が直接塗布装置40のX軸ま
たはY軸の移動として現れるようになっている。
【0058】他方、円筒状基材1の未塗布位置、この例
では塗布装置40の下方位置に、円筒状基材1の外面位
置を検出するための位置検出器74A〜74Dが、円筒
状基材1の外面に対して離間し、かつ周方向に90度の
間隔をもって配設されている。位置検出器74A〜74
Dとしては、例えばレーザ変位計または渦電流式変位計
が用いられる。かかる各位置検出器74A〜74Dから
の円筒状基材1外面との離間距離信号は、演算器75に
与えられ、円筒状基材1の中心軸が塗布装置40の中心
軸に対してどのように偏位しているかが演算され、この
演算結果に基づいて前記両中心軸が一致するように、コ
ントローラー76を介して位置調整手段70に位置修正
信号が与えられるよう構成されている。位置演算制御手
段とは、この例では、演算器75とコントローラー76
とで構成される。また、上記のX軸制御テーブル72を
駆動する各サーボモータの出力信号は演算器75に入力
され、塗布装置40の現位置信号として与えられる。
【0059】このように構成された連続塗布装置におい
ては、位置検出器74Aおよび74Cにより与えられる
円筒状基材1外周面に対する離間信号差からX軸方向
の、位置検出器74Bおよび74Dにより与えられる円
筒状基材1外周面に対する離間信号差からY軸方向の偏
位がそれぞれ検出され、X軸制御テーブル72を駆動す
る各サーボモータの出力信号による塗布装置40の現位
置とを比較して、塗布装置40の位置を修正する。
【0060】この場合、円筒状基材1の中心軸と塗布装
置40の塗布ヘッド41の中心軸とが一致するよう塗布
装置40の位置を調整すると、周方向に関し、円筒状基
材1と塗布装置40内面との離間距離が均一化され、塗
布膜厚が均一となる。
【0061】図14は位置調整手段の他の実施例を示
し、図14(a)は位置調整手段80の平面図、図14
(b)は位置調整手段80の正面図である。
【0062】図示のように、架台81に支点枢軸82を
設け、この枢軸82に第1アーム83を連結し、その一
端を塗布装置40の鍔部40aに枢着し、他方、架台8
1にX軸制御テーブル84をX軸およびY軸方向に移動
自在に配置し、このテーブル84に第2アーム85およ
び第3アーム86を枢着し、かつ第3アーム86は第1
アーム83と枢着しておく。
【0063】この例による位置調整手段によれば、X軸
制御テーブル84のX軸またはY軸の移動に伴って、塗
布装置40を移動させることが可能となる。
【0064】[実施例]次に、具体的な実施例により本
発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0065】先ず、請求項1〜7の発明に関する実施例
を説明する。
【0066】実施例1 導電性支持体(円筒状基材)1としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mm、283gのアルミニ
ウムドラム支持体を用いた。また、塗布液Lとしては下
記記載のUCL−1塗布液組成物を用いた。
【0067】 UCL−1塗布液組成物(3.0 W/V%ポリマー濃度) 共重合ナイロン樹脂(CM−8000 東レ社製) 3g メタノール/n−ブタノール=10/1(Vol比) 1000ml 図1により円筒状基材1の連続塗布工程を説明する。円
筒状基材1は図示されていない供給ロボットにより円筒
状基材1(アルミニウムドラム)収納室より可動テーブ
ル12上にある円筒状基材1の1Aの位置に置かれる。
円筒状基材1は可動テーブル11の矢印方向の回転によ
り1Bの位置に達する。この時、昇降手段14の供給ア
ームが下方より上方へ円筒状基材1を押し上げ、ハンド
手段15の位置まで供給される。好ましくは供給アーム
による押し上げが完了すると同時に緩衝機構が作用し、
先行の円筒状基材1の下端と後続の円筒状基材上端との
接合時のショックを無くすのが良い。このようにして円
筒状基材1A,15が搬送手段20のところまで運び込
まれる。
【0068】円筒状基材1は可動把手21,22により
把持されかつ上方に搬送される。把持される場所は円筒
状基材1に悪影響が無ければどの場所でもよいが、円筒
状基材1A,1Bとの繋ぎ部を把持する事によりドラム
間の段差修正がある程度まで行われ好ましいし、上に積
み重ねられた円筒状基材1の全重量に抗して強い力で把
持するのだからキズや故障の発生を防ぐため、繋ぎ部の
非画像部を把持するのが良い。
【0069】搬送手段20については、図3〜5の説明
の項を参照されたい。
【0070】このようにして図1の搬送手段20により
円筒状基材1が上方向へ移行され、位置決め手段30へ
至る。位置決め手段30は、特開平3−280063号
公報に記載されている位置決め手段の他、図6に示した
環状の位置決め手段が好ましく用いられる。
【0071】このようにして正確に位置決めされた円筒
状基材1は図7,図8に示した塗布手段40へ移行され
塗布される。40は垂直型塗布装置であり、スライドホ
ッパー型、押し出し型、リングコーター型、スプレーコ
ーター型等、円筒状基材1を積み重ねて上方又は下方に
相対的に移動する事により塗布するものであれば種類を
問わないが、信頼性の高い連続安定塗布が得られる事に
よりスライドホッパー型コーターが好ましい。この塗布
手段は特開昭58−189061号公報に詳しい。また
泡ぬき口やスペーサーを用いるのが良い。また、塗布手
段40の位置の微調整の為、公知のX−Y軸可動制御テ
ーブル上に塗布手段を設置するのが良い。また特開平3
−21371号公報の如く制御手段を設けても良い。こ
のようにして塗布組成物UCL−1が円筒状基材1上
に塗布される。
【0072】塗布された円筒状基材1は乾燥手段50に
移行される。50は乾燥手段であり、図8、図9の如く
の乾燥フード51(52)と、吸引式乾燥器53とを重
ねて用いても良いし、塗布液Lの溶媒や液膜厚に応じて
乾燥フード51(52)のみでも良いし、吸引式乾燥器
53のみでも良い。
【0073】円筒状基材1は乾燥処理の後、分離排出手
段60へ移行される。分離排出手段60としては特願平
5−124270号明細書に詳しく述べられているもの
が良い。別のものとしては特開昭61−120662
号、同61−120664号公報等も良い。
【0074】分離された円筒状基材1は排出ロボットに
より収納室、乾燥室あるいは次の工程に移行される。
【0075】以上のように本発明の各手段10,20,
30,40,50,60を設置することにより、塗布ム
ラ、膜厚ムラ、キズ、ゴミ、ドラム損傷等の塗膜欠陥が
なく、塗布性の良好な塗布ドラムが得られた。しかも長
時間、多数本の安定な連続塗布や完全自動化ができるた
め、ホコリ、ゴミ等が混入せず高品質の製品が可能とな
った。
【0076】実施例2 図2の逐次連続塗布装置を用い、鏡面加工を施した直径
80mm、高さ355mm、283gのアルミニウムド
ラム支持体上に、下記の如く各々塗布液組成物UCL
−1(3.0W/V%ポリマー濃度)、CGL−1、
CTL−1を調整し、第一のスライドホッパー型塗布
装置40A(UCL−1用)、第二の塗布装置40B
(CGL−1用)、第三の塗布装置40C(CTL
−1用)にて実施例1と同様にして3層の逐次重層塗布
を行った。CTL塗布後は分離後乾燥室にて95℃、1
時間の本乾燥を行った。このようにして感光体を作成し
た。
【0077】 UCL−1塗布液組成物 共重合ナイロン樹脂(CM−8000 東レ社製) 3g メタノール/n−ブタノール=10/1(Vol比) 1000ml CGL−1塗布液組成物 フルオレノン型ジスアゾ顔料(CGM−1) 25g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 10g メチルエチルケトン 1430ml 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比CG
M−1:BX−L=2:1に固定)をサンドミルを用い
て20時間分散したもの。
【0078】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 500g ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 560g 1,2−ジクロロエタン 2800ml 固形分については固形分重量比CTM−1:Z−200
=0.89:1に固定
【0079】
【化1】
【0080】
【化2】
【0081】得られた感光体をコニカ社製U−BIX
3035複写機で実写したところ10本目と10000
本目も差が無く濃淡ムラ、カブリムラや画像欠陥(黒ポ
チ、白ポチ、ゴミ、スジ、キズ)等がなく良好であっ
た。
【0082】次に、請求項8〜13の発明に関する実施
例を説明する。
【0083】実施例3 導電性支持体(円筒状基材)1としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mm、283gのアルミニ
ウムドラム支持体を用いた。また、塗布液としては下記
記載のCGL−2塗布液組成物を用いた。
【0084】 CGL−2塗布液組成物 ペリレン顔料(CGM−2) 500g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 500g メチルエチルケトン 24000ml 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比CG
M−2:BX−L=2:1に固定)をサンドミルを用い
て20時間分散したもの。
【0085】
【化3】
【0086】図1において、供給手段10の昇降手段1
4により押し上げられた円筒状基材1Bの上端が、搬送
手段20の把持手段21,22により把持された円筒状
基材1Cの下端に接合する位置をH0とする。このH0
の位置で円筒状基材1Bと1Cとが接合されると、この
位置H0で把持手段22により把持されるとともに位置
H1で円筒状基材1Cと1Dとを把持していた把持手段
21が解放される。当然H1−H0=D(円筒状基材
長)である。
【0087】このようにして図1の把持手段22により
円筒状基材1Dが上方向へ移行される。精度を上げるた
め位置決め手段30を設けるのがよい。この位置決め手
段30は、特開平3−280063号公報に記載されて
いる位置決め手段の他、リング状位置決め装置が好まし
く用いられる。
【0088】このようにして正確に位置決めされた円筒
状基材1は垂直型塗布装置40へ移行され塗布される。
円筒状基材1に塗布される位置をH2とするとH2−H
1=n1×D(n1はn1≧1の整数)の関係がある。
本実施例では下記記載のスライドホッパー型塗布装置4
0でn1=3を採用した。
【0089】分離排出手段60により分離が開始される
位置をH3とすると、H3−H2=n2×D(n2はn
2≧3の整数)の関係がある。本実施例の場合n2=1
0を採用した。分離された円筒状基材1は排出ロボット
により収納室、乾燥室あるいは次の工程に移行される。
【0090】以上のように本発明の各手段(10〜6
0)を、各々作動する位置H0,H1,H2,H3(各
々円筒状基材長Dの整数倍)に設置することにより、主
として接合、把持、塗布、分離の際に生ずる振動、衝撃
による塗布ムラ、膜厚ムラ、キズ、ゴミ、ドラム損傷等
の塗膜欠陥がなく、塗布性の良好な塗布ドラムが得られ
た。しかも長時間、多数本の安定な連続塗布や完全自動
化ができるため、ホコリ、ゴミ等が混入せず高品質の製
品が可能となった。
【0091】実施例4 図2の逐次連続塗布装置を用い、鏡面加工を施した直径
80mm、高さ355mm、283gのアルミニウムド
ラム支持体上に、下記の如く各々塗布液組成物UCL
−1(3.0W/V%ポリマー濃度)、CGL−2、
CTL−1を調整し、スライドホッパー型塗布装置4
0A(UCL−1用)、塗布装置40B(CGL−
2用)、塗布装置40C(CTL−1用)にて実施例
3と同様にして3層の逐次重層塗布を行った。CTL塗
布後は分離後乾燥室にて95℃、1時間の本乾燥を行っ
た。このようにして感光体を作成した。
【0092】 UCL−1塗布液組成物 共重合ナイロン樹脂(CM−8000 東レ社製) 3g メタノール/n−ブタノール=10/1(Vol比) 1000ml CGL−2塗布液組成物 ペリレン顔料(CGM−2)(前記化3と同じ) 500g ブチラール樹脂(エスレックBX−L 積水化学社製) 500g メチルエチルケトン 24000ml 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比CG
M−2:BX−L=2:1に固定)をサンドミルを用い
て20時間分散したもの。
【0093】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 (前記化2と同じ) 5kg ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 5.6kg 1,2−ジクロロエタン 28l 固形分については固形分重量比CTM−1:Z−200
=0.89:1に固定得られた感光体をコニカ社製U-BI
X 3035複写機で実写したところ10本目と10000
本目も差が無く濃淡ムラ、カブリムラや画像欠陥(黒ポ
チ、白ポチ、ゴミ、スジ、キズ)等がなく良好であっ
た。
【0094】次に、請求項14〜16の発明に関する実
施例を説明する。
【0095】実施例5 導電性支持体(円筒状基材)1としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mm、283gのアルミニ
ウムドラム支持体を用いた。又塗布液としては下記記載
のCTL−1塗布液組成物を用いた。
【0096】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 (前記化2と同じ) 500g ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 560g 1,2−ジクロロエタン 2800ml 固形分については固形分重量比CTM−1:Z−200
=0.89:1に固定図1の連続塗布装置を用いた。円
筒状基材1Bと円筒状基材1Cとの接合する時刻をT0
とする。このようにして円筒状基材1Bが搬送手段20
のところまで運び込まれる。円筒状基材1Cは把持手段
22により把持されかつ上方に搬送される。ある時刻T
0で円筒状基材1Bと円筒状基材1Cとが接合される
と、時刻T1で円筒状基材1Cと円筒状基材1Dとを把
持してい把持手段22が解放される。
【0097】このようにして正確に位置決めされた円筒
状基材1は垂直型塗布装置40へ移行され塗布される。
円筒状基材1に塗布される時刻をT2とする。
【0098】この後、分離排出手段60へ移行される。
分離が開始される時刻をT3とする。分離された円筒状
基材1は排出ロボットにより収納室、乾燥室あるいは次
の工程に移行される。
【0099】本発明では時刻T0、T1、T2、T3を
同一時刻にした。時刻の許容範囲は塗布速度、円筒状基
材長によって異なるが1秒以内、更に好ましくは0.5
秒以内に入るようにするのが良い。
【0100】以上のように本発明の各手段10〜60が
同時に作動するよう(T0=T1=T2=T3)設置す
ることにより、主として接合、把持、塗布、分離の際に
生ずる振動、衝撃による塗布ムラ、膜厚ムラ、キズ、ゴ
ミ、ドラム損傷等の塗膜欠陥がなく、塗布性の良好な塗
布ドラムが得られた。しかも長時間、多数本の安定な連
続塗布や完全自動化ができるため、ホコリ、ゴミ等が混
入せず高品質の製品が可能となった。
【0101】実施例6 図2の逐次連続塗布装置を用い、鏡面加工を施した直径
80mm、高さ355mm、283gのアルミニウムド
ラム支持体上に、下記の如く各々塗布液組成物UCL
−1(3.0W/V%ポリマー濃度)、CGL−4、
CTL−1を調整し、スライドホッパー型塗布装置4
0A(UCL−1用)、塗布装置40B(CGL−
4用)、塗布装置40C(CTL−1用)にて実施例
5と同様にして3層の逐次重層塗布を行った。CTL塗
布後は分離後乾燥室にて95℃、1時間の本乾燥を行っ
た。このようにして感光体を作成した。
【0102】 UCL−1塗布液組成物 共重合ナイロン樹脂(CM−8000 東レ社製) 2g メタノール/n−ブタノール=10/1(Vol比) 1000ml CGL−4塗布液組成物 臭素化アンスアンスロン顔料(CGM−4) 200g ポリカーボネート(パンライトL−1250 帝人化成社製) 100g 1,2−ジクロロエタン 18000ml 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比CG
M−4:L−1250=2:1に固定)をサンドミルを
用いて25時間分散したもの。
【0103】 CTL−1塗布液組成物 CTM−1 (前記化2と同じ) 5kg ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 5.6kg 1,2−ジクロロエタン 28l 固形分については固形分重量比CTM−1:Z−200
=0.89:1に固定
【0104】
【化4】
【0105】得られた感光体をコニカ社製U-BIX 3035
複写機で実写したところ10本目と10000本目も差
が無く濃淡ムラ、カブリムラや画像欠陥(黒ポチ、白ポ
チ、ゴミ、スジ、キズ)等がなく良好であった。
【0106】次に、請求項17〜19の発明に関する実
施例を説明する。
【0107】実施例7 導電性支持体(円筒状基材)1としては鏡面加工を施し
た直径80mm、高さ355mm、283gのアルミニ
ウムドラム支持体を用いた。又塗布液としては下記記載
のOCL−1塗布液組成物を用いた。
【0108】 OCL−1塗布液組成物(10W/V%) シリコーン系微粒子(トスパール103東芝シリコーン
社製) ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 1,2−ジクロロエタン 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比Z−
200:トスパール=100:1に固定)をサンドミル
にて3時間分散したもの。
【0109】円筒状基材1Bと円筒状基材1Cとの接合
する時刻をT0とする。ある時刻T0で円筒状基材1B
と円筒状基材1Cとが接合されると、時刻T1で円筒状
基材1Cと円筒状基材1Dとを把持していた搬送ハンド
が解放される。円筒状基材1に塗布される時刻をT2と
する。分離が開始される時刻をT3とする。
【0110】本発明では塗布速度によって非画像部にか
かる時刻幅Wが異なるが、時刻T0,T1,T2,T3
を全く同一時刻にせず、時刻幅W内に収めることにより
振動の振幅が合成加算されて増大されるのが防げる。本
発明では非画像部長は円筒状基材の片側で29mmなの
で、塗布速度15mm/secの時はWは1.93se
c×2=3.87secとなる。
【0111】以上のように本発明の各手段(10〜6
0)が非画像部部分内で同一ではなく、時刻幅W内で時
間差作動するよう設置することで、主として接合、把
持、解放、塗布、分離の際に生ずる振動、衝撃等による
塗布ムラ、膜厚ムラを防げる。このように塗布性の良好
な塗布ドラムが得られた。しかも長時間、多数本の安定
な連続塗布や完全自動化ができるため、ホコリ、ゴミ等
が混入せず高品質の製品が可能となった。
【0112】実施例8 図2の逐次連続塗布装置を用い、鏡面加工を施した直径
80mm、高さ355mm、283gのアルミニウムド
ラム支持体上に、下記の如く各々塗布液組成物UCL
−3(3.0W/V%ポリマー濃度)、CGL−3、
CTL−2を調整し、スライドホッパー型塗布装置7
(UCL−3用)、7−1(CGL−3用)、7−
2(CTL−2用)にて実施例1と同様な作動方法に
より3層の逐次重層塗布を行った。CTL塗布後は分離
後乾燥室にて95℃、1時間の本乾燥を行った。このよ
うにして感光体を作成した。
【0113】UCL−3塗布液組成物 エチレン−酢酸ビニル系共重合体(エルバックス426
0 三井デュポンケミカル社製) トルエン/n−ブタノール=5/1(Vol比) CGL−3塗布液組成物 Y−型チタニルフタロシアニン(CGM−3) 100g シリコーン樹脂(KR−5240 信越化学社製) 100g t−酢酸ブチル 10000ml 上記塗布液組成物(固形分については固形分重量比CG
M−3:KR−5240=2:1に固定)をサンドミル
を用いて17時間分散したもの。
【0114】 CTL−2塗布液組成物 CTM−2 5kg ポリカーボネート(Z−200 三菱瓦斯化学社製) 5.6kg 1,2−ジクロロエタン 28l 固形分については固形分重量比CTM−1:Z−200
=0.89:1に固定。
【0115】
【化5】
【0116】
【化6】
【0117】得られた感光体をコニカ社製U-BIX 3035
複写機で実写したところ10本目と10000本目も差
が無く濃淡ムラ、カブリムラがなく、しかも画像欠陥
(黒ポチ、白ポチ、ゴミ、スジ、キズ)等が見られず良
好であった。
【0118】
【発明の効果】本発明の第1発明の連続塗布装置及び第
2発明の連続塗布方法によるときは、円筒状基材の供
給、把持搬送、位置決め、塗布、乾燥、分離排出の各手
段を連続配置して、上記手段の各工程を連続処理するこ
とを可能にするもであるから、円筒状基材上に形成さ
れた塗膜が均一であり、塗布ムラや塗膜欠陥がなく塗布
性が良好である、円筒状基材の把持搬送性能をが高
く、長期安定塗布ができる、円筒状基材の変形や損傷
を受けることなく確実に保持できる、連続安定生産が
可能となり、生産性が向上した、連続かつ完全自動化
が達成されたからゴミやほこり等の異物が混入せず高品
質な製品が得られる。
【0119】また、本発明の第3発明の連続塗布装置及
び第4発明の連続塗布方法によるときは、前記供給、把
持搬送、位置決め、塗布、乾燥、分離排出の各手段を連
続配置して、各手段の配置位置を円筒状基材の全長の整
数倍に設定したものであるから、円筒状基材上に形成
された塗膜が均一であり、塗布ムラや塗膜欠陥がなく塗
布性が良好である、円筒状基材の把持搬送性能をが高
く、長期安定塗布ができる、円筒状基材の非画像形成
領域に各手段を設定することにより連続塗布装置に振動
が発生しても、画像形成に影響を与えない等の効果が得
られる。
【0120】さらに、本発明の第5発明の連続塗布装置
及び第6発明の連続塗布方法によるときは、前記供給、
把持搬送、位置決め、塗布、乾燥、分離排出の各手段を
連続配置して、円筒状基材間の繋ぎ部に塗布液が当接し
たとき、前記供給手段、搬送手段、分離排出手段が同時
に作動するように設定したものであるから、円筒状基
材上に形成された塗膜が均一であり、塗布ムラや塗膜欠
陥がなく塗布性が良好である、円筒状基材の把持搬送
性能をが高く、長期安定塗布ができる、円筒状基材の
非画像形成領域に各手段を設定することにより連続塗布
装置に振動が発生しても、画像形成に影響を与えない等
の効果が得られる。
【0121】さらにまた、本発明の第7発明の連続塗布
装置及び第8発明の連続塗布方法によるときは、前記供
給、把持搬送、位置決め、塗布、乾燥、分離排出の各手
段を連続配置して、円筒状基材の非画像領域に塗布液が
当接したとき、前記供給手段、搬送手段、分離排出手段
が前記非画像領域内で時間差作動するように設定したも
のであるから、円筒状基材上に形成された塗膜が均一
であり、塗布ムラや塗膜欠陥がなく塗布性が良好であ
る、円筒状基材の把持搬送性能をが高く、長期安定塗
布ができる、円筒状基材の非画像形成領域に各手段を
設定することにより連続塗布装置に振動が発生しても、
画像形成に影響を与えない、前記振動が同じ位置に集
中せずに分散するするため、振動が重畳されて大きな振
幅とはならない等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による連続塗布装置の全体構成を示す斜
視図。
【図2】本発明による連続塗布装置の他の実施例を示す
斜視図。
【図3】搬送手段の正面図。
【図4】上記搬送手段の把持手段の斜視図。
【図5】上記搬送手段の把持手段の他の実施例を示す斜
視図。
【図6】位置決め手段と塗布手段とを示す断面図。
【図7】上記塗布手段の斜視図。
【図8】上記塗布手段と乾燥フードとを示す断面図。
【図9】乾燥フードの他の実施例を示す断面図。
【図10】乾燥器の断面図。
【図11】乾燥手段の他の実施例としての排気乾燥装置
の断面図。
【図12】分離排出手段による分離過程を示す状態図。
【図13】位置調整手段の斜視図。
【図14】位置調整手段の他の実施例を示す平面図及び
正面図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D 円筒状基材(円筒状ドラ
ム、導電性支持体) 10 供給手段 20 搬送手段 21,22 把持手段 30 位置決め手段 32 給気口 33 排気口 40,40A,40B,40C 垂直型塗布装置(スラ
イドホッパー型塗布装置) 41 塗布ヘッド(コーター、ホッパー塗布面) 50 乾燥手段 51,52 乾燥フード 53 乾燥器 54 排気乾燥装置 60 分離排出手段(分離器) 70,80 位置調整手段 L 塗布液(感光液)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 信昭 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重ね、
    環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げながら
    前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布する
    塗布手段、該塗布手段に円筒状基材を供給するための供
    給手段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ねしなが
    ら搬送する手段、前記環状塗布装置の環状の中心に前記
    円筒状基材の中心を合わせる位置決め手段、前記塗布さ
    れた円筒状基材を乾燥又は乾燥調整する手段及び前記塗
    布された後の円筒状基材を分離して取り出す分離排出手
    段を具備することを特徴とする連続塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記塗布手段がスライドホッパー型塗布
    装置であることを特徴とする請求項1記載の連続塗布装
    置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段が円筒状基材の外周面
    に流体を吹き付ける吐出口を有するリング状位置決め装
    置であることを特徴とする請求項1記載の連続塗布装
    置。
  4. 【請求項4】 前記塗布手段は円筒状基材の横断面上に
    おける塗布装置の位置を調整する事が出来る可動テーブ
    ル上に設置されていることを特徴とする請求項1記載の
    連続塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記塗布手段が複数個設けられ、前記円
    筒状基材の外周面に複数の塗布層を逐次形成させること
    を特徴とする請求項1記載の連続塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記塗布手段、把持搬送手段、位置決め
    手段、乾燥・乾燥調整手段、分離取り出し手段の各手段
    の作動開始位置が各々独立に調整出来る手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の連続塗布装置。
  7. 【請求項7】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重ね、
    環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げながら
    前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布する
    塗布手段、前記塗布手段に円筒状基材を供給するための
    供給手段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ねしな
    がら搬送する手段、前記環状塗布装置の環状の中心に前
    記円筒状基材の中心を合わせる位置決め手段、前記塗布
    された円筒状基材を乾燥又は乾燥調整する手段及び前記
    塗布された後の円筒状基材を取り出す為の分離取り出し
    手段により塗布される事を特徴とする連続塗布方法。
  8. 【請求項8】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重ね、
    環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げながら
    前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布する
    塗布手段、前記塗布手段に円筒状基材を供給するための
    供給手段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ねしな
    がら搬送する手段及び前記塗布された後の円筒状基材を
    取り出す為の分離取り出し手段を具備する連続塗布装置
    において、 前記各手段の処理位置は、前記円筒状基材の軸方向長さ
    の整数倍長の位置にあることを特徴とする連続塗布装
    置。
  9. 【請求項9】 前記塗布手段がスライドホッパー型塗布
    装置であることを特徴とする請求項8記載の連続塗布装
    置。
  10. 【請求項10】 前記位置決め手段が円筒状基材の外周
    面に流体を吹き付ける吐出口を有するリング状位置決め
    装置であることを特徴とする請求項8記載の連続塗布装
    置。
  11. 【請求項11】 前記塗布手段は円筒状基材の横断面上
    における塗布装置の位置を調整する事が出来る可動テー
    ブル上に設置されていることを特徴とする請求項8記載
    の連続塗布装置。
  12. 【請求項12】 前記塗布手段の複数個により、複数の
    塗布層を逐次形成させることを特徴とする請求項8記載
    の連続塗布装置。
  13. 【請求項13】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重
    ね、環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げな
    がら前記円筒状基材外周面上に塗布液を連続的に塗布す
    る塗布手段、前記塗布手段に円筒状基材を供給するため
    の供給手段、前記基材を把持段差修正積み重ねしながら
    搬送する手段及び前記塗布された後の円筒状基材を取り
    出す為の分離取り出し手段により塗布することを特徴と
    する連続塗布方法において、 前記各手段の処理位置は、前記円筒状基材の軸方向長さ
    の整数倍長の位置で作動する事を特徴とする連続塗布方
    法。
  14. 【請求項14】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重
    ね、環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げな
    がら前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布
    する塗布手段、前記塗布手段に円筒状基材を供給するた
    めの供給手段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ね
    しながら搬送する手段及び前記塗布された後の円筒状基
    材を取り出す為の分離取り出し手段を具備する連続塗布
    装置において、 前記基材の繋ぎ部に塗布液が当接した時、前記供給手
    段、段差修正搬送手段及び分離排出手段が同時に作動す
    ることを特徴とする連続塗布装置。
  15. 【請求項15】 前記塗布手段がスライドホッパー型塗
    布装置である請求項1記載の連続塗布装置。
  16. 【請求項16】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重
    ね、環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げな
    がら前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布
    する塗布手段、前記塗布手段に円筒状基材を供給するた
    めの供給手段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ね
    しながら搬送する手段及び前記塗布された後の円筒状基
    材を取り出す為の分離取り出し手段を有する塗布装置で
    塗布する連続塗布方法において、 前記円筒状基材の繋ぎ部に塗布液が当接した時、前記供
    給手段、段差修正搬送手段及び分離排出手段が同時に作
    動することを特徴とする連続塗布方法。
  17. 【請求項17】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重
    ね、環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げな
    がら前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布
    する塗布手段、前記塗布手段に円筒状基材を供給するた
    めの供給手段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ね
    しながら搬送する手段及び前記塗布された後の円筒状基
    材を取り出す為の分離取り出し手段を具備する連続塗布
    装置において、 前記円筒状基材の非画像部相当部分に塗布液が当接した
    時、前記供給手段、段差修正搬送手段及び分離排出手段
    が前記非画像部部分内で時間差作動することを特徴とす
    る連続塗布装置。
  18. 【請求項18】 前記塗布液手段がスライドホッパー型
    塗布装置であることを特徴とする請求項1記載の連続塗
    布装置。
  19. 【請求項19】 円筒状基材の筒軸を合わせて積み重
    ね、環状塗布装置の環中を下から上へ垂直に押し上げな
    がら前記円筒状基材の外周面上に塗布液を連続的に塗布
    する塗布手段、前記塗布手段に基材を供給するための供
    給手段、前記円筒状基材を把持段差修正積み重ねしなが
    ら搬送する手段及び前記塗布された後の円筒状基材を取
    り出す為の分離取り出し手段を有する塗布装置で塗布す
    る連続塗布方法において、 前記円筒状基材の非画像部相当部分に塗布液が当接した
    時、前記供給手段、段差修正搬送手段及び分離排出手段
    が前記非画像部部分内で時間差作動することを特徴とす
    る連続塗布方法。
JP16202195A 1995-05-23 1995-06-28 連続塗布装置及び連続塗布方法 Expired - Fee Related JP3707099B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16202195A JP3707099B2 (ja) 1995-06-28 1995-06-28 連続塗布装置及び連続塗布方法
US08/650,090 US5707449A (en) 1995-05-23 1996-05-17 Ring-shaped coating apparatus
EP96303574A EP0744221B1 (en) 1995-05-23 1996-05-20 Ring-shaped coating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16202195A JP3707099B2 (ja) 1995-06-28 1995-06-28 連続塗布装置及び連続塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0910654A true JPH0910654A (ja) 1997-01-14
JP3707099B2 JP3707099B2 (ja) 2005-10-19

Family

ID=15746562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16202195A Expired - Fee Related JP3707099B2 (ja) 1995-05-23 1995-06-28 連続塗布装置及び連続塗布方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3707099B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104588297A (zh) * 2014-11-21 2015-05-06 安徽省库仑动力自动化科技有限公司 一种采用环形轨道机器人表面固化的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104588297A (zh) * 2014-11-21 2015-05-06 安徽省库仑动力自动化科技有限公司 一种采用环形轨道机器人表面固化的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3707099B2 (ja) 2005-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006043702A (ja) 円筒状基材の位置決め方法及びその位置決め装置
KR100387407B1 (ko) 현상처리방법 및 액처리방법
JPH11197570A (ja) 塗布方法及び塗布装置
JPH0910654A (ja) 連続塗布装置及び連続塗布方法
JP3709634B2 (ja) 連続塗布装置及び連続塗布方法
JP3610533B2 (ja) 円筒状基材の分離排出把持装置及び方法
JP3666060B2 (ja) 連続塗布乾燥装置及び連続塗布乾燥方法
JP3661256B2 (ja) 連続塗布装置及び連続塗布方法
JP3613742B2 (ja) 連続塗布装置及び連続塗布方法
JPH10263450A (ja) 連続塗布方法及び連続塗布装置
JPH0957178A (ja) 連続塗布円筒状基材の分離排出装置および分離排出方法
JPH0957171A (ja) 円筒状基材の塗布装置及び塗布方法
JP3588727B2 (ja) 円筒状基材の位置決め方法及び装置
JPH1133473A (ja) 連続塗布方法及び連続塗布装置
JP2000005684A (ja) 円筒状基材の塗布方法及びその塗布装置
JPH10277480A (ja) 円筒状基材及び円筒状基材の連続塗布方法
JP3653805B2 (ja) 円筒状基材の塗布方法及び該装置
JPH0924324A (ja) 円筒状基材の分離排出把持装置及び方法
JPH0924326A (ja) 円筒状基材の塗布方法及び該装置
US5674552A (en) Method of and apparatus for positioning a cylindrical base material
JPH09206658A (ja) 連続塗布装置の円筒状基材把持装置及び円筒状基材把持方法
JPH0975833A (ja) 垂直塗布装置の円筒状基材位置決め方法、垂直塗布用円筒状基材及び垂直塗布方法
JPH0985157A (ja) 円筒状基材の分離排出把持装置及び分離排出把持方法
JPH09150095A (ja) 円筒状基材の塗布装置及び塗布方法
JPH0985158A (ja) 把持搬送装置及び供給装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050725

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130812

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees