JPH09105360A - ４サイクルガソリンエンジンの吸気路 - Google Patents
４サイクルガソリンエンジンの吸気路Info
- Publication number
- JPH09105360A JPH09105360A JP7298784A JP29878495A JPH09105360A JP H09105360 A JPH09105360 A JP H09105360A JP 7298784 A JP7298784 A JP 7298784A JP 29878495 A JP29878495 A JP 29878495A JP H09105360 A JPH09105360 A JP H09105360A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- combustion chamber
- wall surface
- intake air
- intake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダ１の上部に形成した燃焼室４へ、燃
焼空気とガソリンとの混合気を供給する４サイクルガソ
リンエンジンの吸気路１０において、管の内壁面に沿っ
て生じる境界層が、空気の流速が大きくなると下流にし
たがって発達し、その厚さを増して流れに対して大きな
抵抗となり、高速で、大量の燃焼空気を燃焼室４へ供給
することが困難であった。 【解決手段】 略半球状の凹面１１を機密に並べて内壁
面を形成する。
焼空気とガソリンとの混合気を供給する４サイクルガソ
リンエンジンの吸気路１０において、管の内壁面に沿っ
て生じる境界層が、空気の流速が大きくなると下流にし
たがって発達し、その厚さを増して流れに対して大きな
抵抗となり、高速で、大量の燃焼空気を燃焼室４へ供給
することが困難であった。 【解決手段】 略半球状の凹面１１を機密に並べて内壁
面を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用の４サイ
クルガソリンエンジンの燃焼室へ、燃焼空気とガソリン
との混合気を供給する吸気路に関するものである。
クルガソリンエンジンの燃焼室へ、燃焼空気とガソリン
との混合気を供給する吸気路に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】吸入、圧縮、爆発、排
気の４行程でピストンを往復運動させるレシプロ式の４
サイクルガソリンエンジンでは、シリンダの上部に形成
した燃焼室へ、燃焼空気とガソリンとの混合気を供給す
る吸気路が、各シリンダへ分岐して形成される。そし
て、高出力を得るためには、大量の空気を高速で燃焼室
内に供給することが必要とされ、吸気路の内壁面を平滑
面で形成することが良いとされていた。
気の４行程でピストンを往復運動させるレシプロ式の４
サイクルガソリンエンジンでは、シリンダの上部に形成
した燃焼室へ、燃焼空気とガソリンとの混合気を供給す
る吸気路が、各シリンダへ分岐して形成される。そし
て、高出力を得るためには、大量の空気を高速で燃焼室
内に供給することが必要とされ、吸気路の内壁面を平滑
面で形成することが良いとされていた。
【０００３】しかし、吸気路内の空気の流れは、流体
（空気）の粘性により、管の内壁面に沿って速度差が大
きく粘性の影響が著しい境界層を生じ、境界層は、空気
の流速が大きくなると下流にしたがって発達する。そし
て、その厚さを増し、流れに対して大きな抵抗となり、
そのため、高速で、大量の燃焼空気を燃焼室へ供給する
ことが困難であった。
（空気）の粘性により、管の内壁面に沿って速度差が大
きく粘性の影響が著しい境界層を生じ、境界層は、空気
の流速が大きくなると下流にしたがって発達する。そし
て、その厚さを増し、流れに対して大きな抵抗となり、
そのため、高速で、大量の燃焼空気を燃焼室へ供給する
ことが困難であった。
【０００４】この発明は、新規構成の４サイクルガソリ
ンエンジンの吸気路を提供してこうした課題を解決する
ことを目的とするもので、境界層の発達を抑制すること
により、高速、かつ大量に燃焼空気を燃焼室へ供給する
ことができるように構成するものである。
ンエンジンの吸気路を提供してこうした課題を解決する
ことを目的とするもので、境界層の発達を抑制すること
により、高速、かつ大量に燃焼空気を燃焼室へ供給する
ことができるように構成するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、シリンダの上部に形成した燃焼室へ、
燃焼空気とガソリンとの混合気を供給する４サイクルガ
ソリンエンジンの吸気路において、略半球状の凹面を機
密に並べて内壁面を形成したことを特徴とするものであ
る。以下に、この発明の実施の形態を示す図面を用いて
具体的に説明する。
め、この発明は、シリンダの上部に形成した燃焼室へ、
燃焼空気とガソリンとの混合気を供給する４サイクルガ
ソリンエンジンの吸気路において、略半球状の凹面を機
密に並べて内壁面を形成したことを特徴とするものであ
る。以下に、この発明の実施の形態を示す図面を用いて
具体的に説明する。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の実施の形態の全
体の構成を示すものである。図１において、４サイクル
ガソリンエンジンのシリンダ（１）内に、往復運動する
ピストン（２）がコンロッド（３）でクランクシャフト
に連結して収納され、各シリンダ（１）の上部に燃焼室
（４）が形成されている。
体の構成を示すものである。図１において、４サイクル
ガソリンエンジンのシリンダ（１）内に、往復運動する
ピストン（２）がコンロッド（３）でクランクシャフト
に連結して収納され、各シリンダ（１）の上部に燃焼室
（４）が形成されている。
【０００７】燃焼室（４）の上面に吸気孔と排気孔とが
開孔され、吸気孔に吸気バルブ（５）、排気孔に排気バ
ルブ（６）が設けられる。そして、排気バルブ（６）を
介して燃焼室（４）に連通した排気路（７）が形成さ
れ、吸気バルブ（５）を介して燃焼室（４）に連通した
吸気路（１０）が形成されている。吸気路（１０）は各
シリンダ（１）に分岐して形成され、途中に、ガソリン
を噴射するインジェクタを挿入する挿入孔（９）が形成
されている。
開孔され、吸気孔に吸気バルブ（５）、排気孔に排気バ
ルブ（６）が設けられる。そして、排気バルブ（６）を
介して燃焼室（４）に連通した排気路（７）が形成さ
れ、吸気バルブ（５）を介して燃焼室（４）に連通した
吸気路（１０）が形成されている。吸気路（１０）は各
シリンダ（１）に分岐して形成され、途中に、ガソリン
を噴射するインジェクタを挿入する挿入孔（９）が形成
されている。
【０００８】吸気路（１０）の内壁面は、略半球状の凹
面（１１）が機密に並んだ状態で形成されている。そし
て、この凹面（１１）は、図２に示すように互いに周縁
を接して千鳥状に並び、燃焼室（４）の吸気孔付近まで
一面に形成されている。
面（１１）が機密に並んだ状態で形成されている。そし
て、この凹面（１１）は、図２に示すように互いに周縁
を接して千鳥状に並び、燃焼室（４）の吸気孔付近まで
一面に形成されている。
【０００９】図３に、この吸気路（１０）内の空気の流
れを示す。図３で、吸気路（１０）内に流入した空気
は、管の内壁面に近接した境界層（１２）においては、
凹面（１１）の影響を受けて渦を生じ、乱流状態であ
り、凹面（１１）の影響を受けない境界層（１２）の内
側（管の中央側）では、流れの状態が一様な層流状態で
流通する。そして、この境界層（１２）は下流にしたが
って発達することなく内壁面に沿って形成される。した
がって、抵抗が増大せずに空気は減速されず、インジェ
クタで噴射されたガソリンと混合し、慣性吸気により燃
焼室（４）内に吸気される。
れを示す。図３で、吸気路（１０）内に流入した空気
は、管の内壁面に近接した境界層（１２）においては、
凹面（１１）の影響を受けて渦を生じ、乱流状態であ
り、凹面（１１）の影響を受けない境界層（１２）の内
側（管の中央側）では、流れの状態が一様な層流状態で
流通する。そして、この境界層（１２）は下流にしたが
って発達することなく内壁面に沿って形成される。した
がって、抵抗が増大せずに空気は減速されず、インジェ
クタで噴射されたガソリンと混合し、慣性吸気により燃
焼室（４）内に吸気される。
【００１０】なお、吸気路（１０）は、金属板を用いて
成形することにより簡単に制作することができ、また、
凹面（１１）は吸気路（１０）の内壁面の全面に形成せ
ずに、過半部に形成して構成することもできる。
成形することにより簡単に制作することができ、また、
凹面（１１）は吸気路（１０）の内壁面の全面に形成せ
ずに、過半部に形成して構成することもできる。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、この発明は、略半球状の
凹面（１１）を機密に並べて吸気路（１０）の内壁面を
形成することにより、内壁面に沿った境界層（１２）に
乱流を生じさてその発達を抑制し、吸気路（１０）内に
高速で流入した空気が減速されず、従来に比較して、高
速、かつ大量の燃焼空気を燃焼室へ供給することができ
るものである。したがって、燃焼効率の向上を図り、４
サイクルガソリンエンジンの高出力を実現することがで
きるものである。
凹面（１１）を機密に並べて吸気路（１０）の内壁面を
形成することにより、内壁面に沿った境界層（１２）に
乱流を生じさてその発達を抑制し、吸気路（１０）内に
高速で流入した空気が減速されず、従来に比較して、高
速、かつ大量の燃焼空気を燃焼室へ供給することができ
るものである。したがって、燃焼効率の向上を図り、４
サイクルガソリンエンジンの高出力を実現することがで
きるものである。
【図１】この発明の実施の形態を示す断面図。
【図２】吸気路の内壁面の展開図。
【図３】吸気路内の空気の流れを示す断面図。
１ シリンダ ４ 燃焼室 １０ 吸気路 １１ 凹面
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダ（１）の上部に形成した燃焼室
（４）へ、燃焼空気とガソリンとの混合気を供給する４
サイクルガソリンエンジンの吸気路（１０）において、
略半球状の凹面（１１）を機密に並べて内壁面を形成し
たことを特徴とする４サイクルガソリンエンジンの吸気
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7298784A JPH09105360A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | ４サイクルガソリンエンジンの吸気路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7298784A JPH09105360A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | ４サイクルガソリンエンジンの吸気路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09105360A true JPH09105360A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17864182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7298784A Pending JPH09105360A (ja) | 1995-10-11 | 1995-10-11 | ４サイクルガソリンエンジンの吸気路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09105360A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013536371A (ja) * | 2010-08-26 | 2013-09-19 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 排気過給機の構成要素 |
| CN104040109A (zh) * | 2011-11-18 | 2014-09-10 | 哈利伯顿能源服务公司 | 具有流体二极管的自主流体控制系统 |
-
1995
- 1995-10-11 JP JP7298784A patent/JPH09105360A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013536371A (ja) * | 2010-08-26 | 2013-09-19 | ボーグワーナー インコーポレーテッド | 排気過給機の構成要素 |
| CN104040109A (zh) * | 2011-11-18 | 2014-09-10 | 哈利伯顿能源服务公司 | 具有流体二极管的自主流体控制系统 |
| CN104040109B (zh) * | 2011-11-18 | 2017-01-18 | 哈利伯顿能源服务公司 | 具有流体二极管的自主流体控制系统 |
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