JPH09105174A - 円形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造 - Google Patents
円形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造Info
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- JPH09105174A JPH09105174A JP26381495A JP26381495A JPH09105174A JP H09105174 A JPH09105174 A JP H09105174A JP 26381495 A JP26381495 A JP 26381495A JP 26381495 A JP26381495 A JP 26381495A JP H09105174 A JPH09105174 A JP H09105174A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造において、
付き合せ溶接部の破壊に対する信頼性を高める。 【解決手段】 円形鋼管柱に設けたリングダイヤフラム
の円形外周部から継ぐことなしに外方に突出させた突出
部に、H形鋼梁のフランジを突き合せ溶接して接合した
円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造において、前記リング
ダイヤフラムの突出部の幅は、前記H形鋼梁のフランジ
の幅よりも60〜80mm大きく、この突出部とH形鋼
梁のフランジとの突き合わせ溶接部の溶接始端および溶
接終端部に、エンドタブを設けて溶接している円形鋼管
柱とH形鋼梁の接合構造。
付き合せ溶接部の破壊に対する信頼性を高める。 【解決手段】 円形鋼管柱に設けたリングダイヤフラム
の円形外周部から継ぐことなしに外方に突出させた突出
部に、H形鋼梁のフランジを突き合せ溶接して接合した
円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造において、前記リング
ダイヤフラムの突出部の幅は、前記H形鋼梁のフランジ
の幅よりも60〜80mm大きく、この突出部とH形鋼
梁のフランジとの突き合わせ溶接部の溶接始端および溶
接終端部に、エンドタブを設けて溶接している円形鋼管
柱とH形鋼梁の接合構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木、建築分野
において、円形鋼管柱に、外ダイヤフラムを介してH形
鋼梁を溶接接合する円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造に
関する。
において、円形鋼管柱に、外ダイヤフラムを介してH形
鋼梁を溶接接合する円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】閉鎖型断面の鉄骨柱(円形鋼管柱)に、
リングダイヤフラムを介して鉄骨梁(H形鋼梁)を溶接
接合する閉鎖型断面の鉄骨柱(円形鋼管柱)と鉄骨梁
(H形鋼梁)の接合構造に関する従来の技術としては、
特開平5−255972号公報に開示された技術があ
る。この技術に基づく閉鎖型断面の鉄骨柱(円形鋼管
柱)と鉄骨梁(H形鋼梁)の接合構造は、鉄骨柱と鉄骨
梁とを結合してなる鉄骨構造体の仕口において、鉄骨柱
が閉鎖型断面の鋼材(鋼管)で形成され、環状体の開口
が鉄骨柱(鋼管柱)の外周の寸法よりも少々大きくさ
れ、二つの環状体が鉄骨柱(鋼管柱)に嵌められ、それ
らの環状体が鉄骨梁のフランジの取り付け位置に対応す
る鉄骨柱の部分にそれぞれ隅肉溶接され、梁取付位置に
対応する位置の環状体間にガセットプレートが配され、
該ガセットプレートの内側縁が鉄骨柱(鋼管柱)に隅肉
溶接され、鉄骨梁(H形鋼梁)のウェブが前記ガセット
プレートに固定され、鉄骨梁(H形鋼梁)のフランジが
環状体のフランジ取付部に固定されているというもので
ある。
リングダイヤフラムを介して鉄骨梁(H形鋼梁)を溶接
接合する閉鎖型断面の鉄骨柱(円形鋼管柱)と鉄骨梁
(H形鋼梁)の接合構造に関する従来の技術としては、
特開平5−255972号公報に開示された技術があ
る。この技術に基づく閉鎖型断面の鉄骨柱(円形鋼管
柱)と鉄骨梁(H形鋼梁)の接合構造は、鉄骨柱と鉄骨
梁とを結合してなる鉄骨構造体の仕口において、鉄骨柱
が閉鎖型断面の鋼材(鋼管)で形成され、環状体の開口
が鉄骨柱(鋼管柱)の外周の寸法よりも少々大きくさ
れ、二つの環状体が鉄骨柱(鋼管柱)に嵌められ、それ
らの環状体が鉄骨梁のフランジの取り付け位置に対応す
る鉄骨柱の部分にそれぞれ隅肉溶接され、梁取付位置に
対応する位置の環状体間にガセットプレートが配され、
該ガセットプレートの内側縁が鉄骨柱(鋼管柱)に隅肉
溶接され、鉄骨梁(H形鋼梁)のウェブが前記ガセット
プレートに固定され、鉄骨梁(H形鋼梁)のフランジが
環状体のフランジ取付部に固定されているというもので
ある。
【0003】また、他の従来技術としては、特開平6−
101269号公報に開示されたものがある。この技術
に基づく閉鎖型断面の鉄骨柱(鋼管柱)と鉄骨梁(H形
鋼梁)の接合構造は、閉鎖型断面の鉄骨柱(鋼管柱)と
鉄骨梁(H形鋼梁)とが結合されている鉄骨構造体の仕
口において、環状体の開口が鉄骨柱(鋼管柱)の外周の
寸法以下の大きさにされ、環状体が鉄骨梁(H形鋼梁)
のフランジの取付位置に対応する鉄骨柱(鋼管柱)の部
分にそれぞれ焼き嵌めされて、各環状体が鉄骨柱(鋼管
柱)に対して不動にされ、鉄骨梁(H形鋼梁)のウェブ
が環状体の間の鉄骨柱(鋼管柱)に直接に、またはガセ
ットプレートを介して固定され、環状体に鉄骨梁(H形
鋼梁)のフランジが固定されているものである。
101269号公報に開示されたものがある。この技術
に基づく閉鎖型断面の鉄骨柱(鋼管柱)と鉄骨梁(H形
鋼梁)の接合構造は、閉鎖型断面の鉄骨柱(鋼管柱)と
鉄骨梁(H形鋼梁)とが結合されている鉄骨構造体の仕
口において、環状体の開口が鉄骨柱(鋼管柱)の外周の
寸法以下の大きさにされ、環状体が鉄骨梁(H形鋼梁)
のフランジの取付位置に対応する鉄骨柱(鋼管柱)の部
分にそれぞれ焼き嵌めされて、各環状体が鉄骨柱(鋼管
柱)に対して不動にされ、鉄骨梁(H形鋼梁)のウェブ
が環状体の間の鉄骨柱(鋼管柱)に直接に、またはガセ
ットプレートを介して固定され、環状体に鉄骨梁(H形
鋼梁)のフランジが固定されているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平5−255972号公報および特開平6−10
1269号公報に開示された技術においては、いずれも
環状体に直接鉄骨梁(H形鋼梁)のフランジが溶接によ
り固定されるという接合構造であるため、次のような問
題点があった。すなわち、鉄骨梁(H形鋼梁)のフラン
ジと環状体の接合部においては、接合のための溶接線を
境に急激な断面積変化がある。したがって、梁に引張力
が加わった場合には、この断面積変化部、すなわち溶接
線の始端および終端に大きな応力集中が生じる。
た特開平5−255972号公報および特開平6−10
1269号公報に開示された技術においては、いずれも
環状体に直接鉄骨梁(H形鋼梁)のフランジが溶接によ
り固定されるという接合構造であるため、次のような問
題点があった。すなわち、鉄骨梁(H形鋼梁)のフラン
ジと環状体の接合部においては、接合のための溶接線を
境に急激な断面積変化がある。したがって、梁に引張力
が加わった場合には、この断面積変化部、すなわち溶接
線の始端および終端に大きな応力集中が生じる。
【0005】一方、溶接線の始端および終端部には、溶
接欠陥が生じやすく、この部分に欠陥があると、母材に
比較して破壊に対する信頼性が低下するという問題点が
あった。
接欠陥が生じやすく、この部分に欠陥があると、母材に
比較して破壊に対する信頼性が低下するという問題点が
あった。
【0006】この発明は、円形鋼管柱とH形鋼梁の接合
構造において、円形鋼管柱とH形鋼梁の間に配置する環
状体とH形鋼梁のフランジとの溶接接合部を、応力集中
部とは異なる位置とするので、溶接部に応力が集中する
のを防止することができ、したがって溶接部の破壊に対
する信頼性を高めることのできる円形鋼管柱とH形鋼梁
の接合構造を提供することを目的としている。
構造において、円形鋼管柱とH形鋼梁の間に配置する環
状体とH形鋼梁のフランジとの溶接接合部を、応力集中
部とは異なる位置とするので、溶接部に応力が集中する
のを防止することができ、したがって溶接部の破壊に対
する信頼性を高めることのできる円形鋼管柱とH形鋼梁
の接合構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る円形鋼管
柱とH形鋼梁の接合構造は、円形鋼管柱に設けたリング
ダイヤフラムと一体に形成され当該リングダイヤフラム
の円形外周部から外方に突出した突出部に、H形鋼梁の
フランジを突き合せ溶接して接合した円形鋼管柱とH形
鋼梁の接合構造において、前記リングダイヤフラムの突
出部の幅は、前記H形鋼梁のフランジの幅よりも60〜
80mm大きく、この突出部とH形鋼梁のフランジとの
突き合わせ溶接部は、溶接始端および溶接終端部にエン
ドタブを設けて溶接されたものである。
柱とH形鋼梁の接合構造は、円形鋼管柱に設けたリング
ダイヤフラムと一体に形成され当該リングダイヤフラム
の円形外周部から外方に突出した突出部に、H形鋼梁の
フランジを突き合せ溶接して接合した円形鋼管柱とH形
鋼梁の接合構造において、前記リングダイヤフラムの突
出部の幅は、前記H形鋼梁のフランジの幅よりも60〜
80mm大きく、この突出部とH形鋼梁のフランジとの
突き合わせ溶接部は、溶接始端および溶接終端部にエン
ドタブを設けて溶接されたものである。
【0008】また、円形鋼管柱に設けたリングダイヤフ
ラムと一体に形成され当該リングダイヤフラムの円形外
周部から外方に突出した突出部に、H形鋼梁のフランジ
を突き合せ溶接して接合した円形鋼管柱とH形鋼梁の接
合構造において、前記リングダイヤフラムの複数の突出
部の幅が皆等しく、かつ取り付くH形鋼梁の最大のフラ
ンジの幅よりも60〜80mm大きく、この突出部とH
形鋼梁のフランジとの突き合わせ溶接部は、溶接始端お
よび溶接終端部にエンドタブを設けて溶接されたもので
ある。
ラムと一体に形成され当該リングダイヤフラムの円形外
周部から外方に突出した突出部に、H形鋼梁のフランジ
を突き合せ溶接して接合した円形鋼管柱とH形鋼梁の接
合構造において、前記リングダイヤフラムの複数の突出
部の幅が皆等しく、かつ取り付くH形鋼梁の最大のフラ
ンジの幅よりも60〜80mm大きく、この突出部とH
形鋼梁のフランジとの突き合わせ溶接部は、溶接始端お
よび溶接終端部にエンドタブを設けて溶接されたもので
ある。
【0009】リングダイヤフラムの突出部にH形鋼梁の
フランジを突き合せ溶接するので、溶接部は応力の集中
する突出部の付け根からは離れた位置となり、溶接部に
は応力が集中しない。すなわち、溶接部で破壊される可
能性は少なくなる。
フランジを突き合せ溶接するので、溶接部は応力の集中
する突出部の付け根からは離れた位置となり、溶接部に
は応力が集中しない。すなわち、溶接部で破壊される可
能性は少なくなる。
【0010】しかしながら、溶接部に溶接欠陥がある場
合には、溶接部において断面変化が出現するので、溶接
欠陥の程度によっては、溶接部で破壊される可能性もで
てくる。
合には、溶接部において断面変化が出現するので、溶接
欠陥の程度によっては、溶接部で破壊される可能性もで
てくる。
【0011】したがって、溶接部での破壊を防止するた
めには、ある程度溶接部に応力が集中しても、突き合せ
溶接部の幅全体にわたって、溶接欠陥が発生しないこと
が望ましい。
めには、ある程度溶接部に応力が集中しても、突き合せ
溶接部の幅全体にわたって、溶接欠陥が発生しないこと
が望ましい。
【0012】溶接欠陥は、溶接始終端から30〜40m
mの範囲に集中しているので、リングダイヤフラムの突
出部の幅を60〜80mm{(30〜40mm)×
2}、H形鋼梁のフランジの幅よりも大きくし、溶接始
端および終端からそれぞれ30〜40mmの範囲にエン
ドタブを設け、これらのエンドタブの部分を、溶接の始
端および終端として、溶接欠陥の発生をこれらエンドタ
ブの部分に限定させれば、溶接したH形鋼梁のフランジ
の幅全体にわたって、溶接欠陥が発生することはない。
mの範囲に集中しているので、リングダイヤフラムの突
出部の幅を60〜80mm{(30〜40mm)×
2}、H形鋼梁のフランジの幅よりも大きくし、溶接始
端および終端からそれぞれ30〜40mmの範囲にエン
ドタブを設け、これらのエンドタブの部分を、溶接の始
端および終端として、溶接欠陥の発生をこれらエンドタ
ブの部分に限定させれば、溶接したH形鋼梁のフランジ
の幅全体にわたって、溶接欠陥が発生することはない。
【0013】したがって、突き合せ溶接部には、ある程
度の応力集中は発生するが、溶接欠陥が発生しないの
で、突出部の付け根の応力集中部よりも応力が集中する
ことはなく、溶接部が破壊されることはない。
度の応力集中は発生するが、溶接欠陥が発生しないの
で、突出部の付け根の応力集中部よりも応力が集中する
ことはなく、溶接部が破壊されることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の円形鋼管柱とH形鋼梁の
接合構造の実施の第一の形態を、図1により説明する。
図1に示すように、鋼管柱1に、鋼管柱1の外径よりも
やや大きめの開口と、突出長さLmm、幅Wmmの突出
部2を2個有するリングダイヤフラム3をはめ込み、溶
接接合した後、それぞれの突出部2に、フランジ幅wm
mのH形鋼4のフランジ5を、突出部2の幅方向中心と
フランジ5の幅方向中心とが一致するようにして、お互
いの端面を突き合せ、かつ、突出部2のフランジ5の端
面を突き合せた両側の残りの部分には、エンドタブ6を
仮付け溶接した後、エンドタブ6と突出部2の付き合せ
部−突出部2とフランジ5の突き合せ部−エンドタブ6
と突出部2の付き合せ部の順序で突き合せ溶接した。そ
して、エンドタブ6を切除して、円形鋼管柱とH形鋼梁
の接合構造を完成させた。なお、リングダイヤフラム3
の突出部2の幅Wは、フランジ幅wより60〜80mm
大きくした。
接合構造の実施の第一の形態を、図1により説明する。
図1に示すように、鋼管柱1に、鋼管柱1の外径よりも
やや大きめの開口と、突出長さLmm、幅Wmmの突出
部2を2個有するリングダイヤフラム3をはめ込み、溶
接接合した後、それぞれの突出部2に、フランジ幅wm
mのH形鋼4のフランジ5を、突出部2の幅方向中心と
フランジ5の幅方向中心とが一致するようにして、お互
いの端面を突き合せ、かつ、突出部2のフランジ5の端
面を突き合せた両側の残りの部分には、エンドタブ6を
仮付け溶接した後、エンドタブ6と突出部2の付き合せ
部−突出部2とフランジ5の突き合せ部−エンドタブ6
と突出部2の付き合せ部の順序で突き合せ溶接した。そ
して、エンドタブ6を切除して、円形鋼管柱とH形鋼梁
の接合構造を完成させた。なお、リングダイヤフラム3
の突出部2の幅Wは、フランジ幅wより60〜80mm
大きくした。
【0015】そして、両方のH形鋼梁に引張り力を付与
して、溶接部の破壊状況を調査した。その結果、同時に
調査した突出部の幅とフランジの幅を同じにした比較材
が、、同一引張り力を付与した場合、破壊される確率が
高いのに比較して、本発明の円形鋼管柱とH形鋼梁の接
合構造のものは、破壊される確率が低く、本発明の効果
が優れたものであることが確認できた。
して、溶接部の破壊状況を調査した。その結果、同時に
調査した突出部の幅とフランジの幅を同じにした比較材
が、、同一引張り力を付与した場合、破壊される確率が
高いのに比較して、本発明の円形鋼管柱とH形鋼梁の接
合構造のものは、破壊される確率が低く、本発明の効果
が優れたものであることが確認できた。
【0016】次に、本発明の円形鋼管柱とH形鋼梁の接
合構造の実施の第二の形態を、図2により説明する。図
2に示すように、鋼管柱11に、鋼管柱11の外径より
もやや大きめの開口と、突出長さLmm、幅Wmmの突
出部12を4個有するリングダイヤフラム13をはめ込
み、溶接接合した後、それぞれの突出部12に、フラン
ジ幅wmmのH形鋼14のフランジ15を、突出部12
の幅方向中心とフランジ15の幅方向中心とが一致する
ようにして、お互いの端面を突き合せ、かつ、突出部1
2のフランジ15の端面を突き合せた両側の残りの部分
には、エンドタブ16を仮付け溶接した後、エンドタブ
16と突出部12の付き合せ部−突出部12とフランジ
15の突き合せ部−エンドタブ16と突出部12の付き
合せ部の順序で突き合せ溶接した。そして、エンドタブ
16を切除して、円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造を完
成させた。この場合、H形鋼14のフランジ15の幅w
は、接合場所によって異なっているが、突出部12の幅
WはH形鋼14のフランジ15の最大幅よりも60〜8
0mm大きくした。
合構造の実施の第二の形態を、図2により説明する。図
2に示すように、鋼管柱11に、鋼管柱11の外径より
もやや大きめの開口と、突出長さLmm、幅Wmmの突
出部12を4個有するリングダイヤフラム13をはめ込
み、溶接接合した後、それぞれの突出部12に、フラン
ジ幅wmmのH形鋼14のフランジ15を、突出部12
の幅方向中心とフランジ15の幅方向中心とが一致する
ようにして、お互いの端面を突き合せ、かつ、突出部1
2のフランジ15の端面を突き合せた両側の残りの部分
には、エンドタブ16を仮付け溶接した後、エンドタブ
16と突出部12の付き合せ部−突出部12とフランジ
15の突き合せ部−エンドタブ16と突出部12の付き
合せ部の順序で突き合せ溶接した。そして、エンドタブ
16を切除して、円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造を完
成させた。この場合、H形鋼14のフランジ15の幅w
は、接合場所によって異なっているが、突出部12の幅
WはH形鋼14のフランジ15の最大幅よりも60〜8
0mm大きくした。
【0017】そして、実施の第一の形態の場合と同じよ
うに、対向するH形鋼梁に引張り力を付与して、溶接部
の破壊状況を調査した。その結果は実施の第一の形態の
場合と同じであり、本発明の効果が優れたものであるこ
とが確認できた。
うに、対向するH形鋼梁に引張り力を付与して、溶接部
の破壊状況を調査した。その結果は実施の第一の形態の
場合と同じであり、本発明の効果が優れたものであるこ
とが確認できた。
【0018】
【発明の効果】この発明により、円形鋼管柱とH形鋼梁
の接合構造において、溶接部の破壊に対する信頼性が高
まる。
の接合構造において、溶接部の破壊に対する信頼性が高
まる。
【図1】本発明の実施の第一の形態である円形鋼管柱と
H形鋼梁の接合構造の説明図である。
H形鋼梁の接合構造の説明図である。
【図2】本発明の実施の第二の形態である円形鋼管柱と
H形鋼梁の接合構造の説明図である。
H形鋼梁の接合構造の説明図である。
1 鋼管柱 2 突出部 3 リングダイヤフラム 4 H形鋼 5 フランジ 6 エンドタブ 11 鋼管柱 12 突出部 13 リングダイヤフラム 14 H形鋼 15 フランジ 16 エンドタブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石村 博 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 円形鋼管柱に設けたリングダイヤフラム
と一体に形成され当該リングダイヤフラムの円形外周部
から外方に突出した突出部に、H形鋼梁のフランジを突
き合せ溶接して接合した円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構
造において、前記リングダイヤフラムの突出部の幅は、
前記H形鋼梁のフランジの幅よりも60〜80mm大き
く、この突出部とH形鋼梁のフランジとの突き合わせ溶
接部は、溶接始端および溶接終端部にエンドタブを設け
て溶接されたものであることを特徴とする円形鋼管柱と
H形鋼梁の接合構造。 - 【請求項2】 円形鋼管柱に設けたリングダイヤフラム
と一体に形成され当該リングダイヤフラムの円形外周部
から外方に突出した突出部に、H形鋼梁のフランジを突
き合せ溶接して接合した円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構
造において、前記リングダイヤフラムの複数の突出部の
幅が皆等しく、かつ取り付くH形鋼梁の最大のフランジ
の幅よりも60〜80mm大きく、この突出部とH形鋼
梁のフランジとの突き合わせ溶接部は、溶接始端および
溶接終端部にエンドタブを設けて溶接されたものである
ことを特徴とする円形鋼管柱とH形鋼梁の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26381495A JPH09105174A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 円形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26381495A JPH09105174A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 円形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105174A true JPH09105174A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17394617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26381495A Pending JPH09105174A (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 円形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09105174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105937266A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-09-14 | 华南理工大学建筑设计研究院 | 一种加强圆钢管约束混凝土柱-梁节点的构造 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP26381495A patent/JPH09105174A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105937266A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-09-14 | 华南理工大学建筑设计研究院 | 一种加强圆钢管约束混凝土柱-梁节点的构造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
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