JPH09105173A - プレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構造 - Google Patents
プレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構造Info
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- JPH09105173A JPH09105173A JP28807795A JP28807795A JPH09105173A JP H09105173 A JPH09105173 A JP H09105173A JP 28807795 A JP28807795 A JP 28807795A JP 28807795 A JP28807795 A JP 28807795A JP H09105173 A JPH09105173 A JP H09105173A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プレキャストプレストレストコンクリート部
材の接合部において、簡易な手段により、架構変形時の
エネルギー吸収能を向上させる。 【解決手段】 プレキャストプレストレストコンクリー
ト部材からなる柱10と梁20との接合部3にあらかじ
め鉄筋用シース管35,36を埋設しておき、柱10と
梁20との接合と同時あるいは接合後に所定鉄筋量の鉄
筋30,31を鉄筋用シース管35,36内に収容す
る。PC鋼材22,23の緊張を行うとともに、鉄筋3
0,31を鉄筋用シース管35,36内に固定保持す
る。これにより、PC鋼材21,22,23と鉄筋3
0,31とで接合部3における発生ひび割れの分散制御
を行う。
材の接合部において、簡易な手段により、架構変形時の
エネルギー吸収能を向上させる。 【解決手段】 プレキャストプレストレストコンクリー
ト部材からなる柱10と梁20との接合部3にあらかじ
め鉄筋用シース管35,36を埋設しておき、柱10と
梁20との接合と同時あるいは接合後に所定鉄筋量の鉄
筋30,31を鉄筋用シース管35,36内に収容す
る。PC鋼材22,23の緊張を行うとともに、鉄筋3
0,31を鉄筋用シース管35,36内に固定保持す
る。これにより、PC鋼材21,22,23と鉄筋3
0,31とで接合部3における発生ひび割れの分散制御
を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャストプレ
ストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構造に係り、
特にプレキャストプレストレストコンクリート部材を組
み立てる際に、各接合部に所定量の鉄筋を配筋すること
で、架構変形時の接合部におけるひび割れ分散を図り、
接合部において高いエネルギー吸収能力を発揮できるよ
うにしたプレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート
架構の接合部構造に関する。
ストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構造に係り、
特にプレキャストプレストレストコンクリート部材を組
み立てる際に、各接合部に所定量の鉄筋を配筋すること
で、架構変形時の接合部におけるひび割れ分散を図り、
接合部において高いエネルギー吸収能力を発揮できるよ
うにしたプレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート
架構の接合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】プレキャストコンクリート(以下、PC
aと記す。)部材を組み立てて構築されるラーメン架構
では、各部材の接合作業の簡略化や部材の軽量化を目的
として部材接合部や部材本体内にプレストレスを導入す
ることがある。例えば、プレキャストプレストレストコ
ンクリート(以下、PCPCaと記す。)梁では、梁断
面にプレストレスを導入することにより、長期荷重によ
る曲げモーメントをキャンセルすることができる。この
場合、組み立てられた架構における不静定力の発生を防
ぐために、大梁等は架設前に1次ケーブルにより部材緊
張が行われる。そして大梁を柱間に架設した状態で2次
ケーブルにより接合部の緊張を行っている。また、PC
PCa柱部材においても、柱断面内に所定本数のPC鋼
棒を配置し、PC鋼棒による仮締めによる縦緊張を行っ
ている。これにより、柱を吊り込んだ際にパイプサポー
ト等の建方治具を省略でき、建方作業の合理化を図るこ
とができる。
aと記す。)部材を組み立てて構築されるラーメン架構
では、各部材の接合作業の簡略化や部材の軽量化を目的
として部材接合部や部材本体内にプレストレスを導入す
ることがある。例えば、プレキャストプレストレストコ
ンクリート(以下、PCPCaと記す。)梁では、梁断
面にプレストレスを導入することにより、長期荷重によ
る曲げモーメントをキャンセルすることができる。この
場合、組み立てられた架構における不静定力の発生を防
ぐために、大梁等は架設前に1次ケーブルにより部材緊
張が行われる。そして大梁を柱間に架設した状態で2次
ケーブルにより接合部の緊張を行っている。また、PC
PCa柱部材においても、柱断面内に所定本数のPC鋼
棒を配置し、PC鋼棒による仮締めによる縦緊張を行っ
ている。これにより、柱を吊り込んだ際にパイプサポー
ト等の建方治具を省略でき、建方作業の合理化を図るこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】PCPCa部材の接合
部では、例えば、柱と梁端との接合は、梁内に配置され
たPCケーブルの端部に、柱を貫通して設けられた接合
用PCケーブルをカップラーで圧着接合して行われる。
また、柱−柱接合部では、下階柱を緊張したPC鋼棒に
上階柱のPC鋼棒をカップラーで圧着接合し、柱を上下
方向に剛接合している。ところが、PC鋼材は高価なた
め、各接合部をPC鋼材のみで接合する構造形式を採用
すると、PC鋼材の使用量が大量となり、コストが高く
なるという問題がある。また、接合部がPC鋼材によっ
て剛接合されていると、架構全体の水平荷重作用時の変
形性能が小さくなり、エネルギー吸収能力が低下してし
まう。この結果、地震等に対して粘りのある架構を構築
することができないという構造性能上の問題点もある。
部では、例えば、柱と梁端との接合は、梁内に配置され
たPCケーブルの端部に、柱を貫通して設けられた接合
用PCケーブルをカップラーで圧着接合して行われる。
また、柱−柱接合部では、下階柱を緊張したPC鋼棒に
上階柱のPC鋼棒をカップラーで圧着接合し、柱を上下
方向に剛接合している。ところが、PC鋼材は高価なた
め、各接合部をPC鋼材のみで接合する構造形式を採用
すると、PC鋼材の使用量が大量となり、コストが高く
なるという問題がある。また、接合部がPC鋼材によっ
て剛接合されていると、架構全体の水平荷重作用時の変
形性能が小さくなり、エネルギー吸収能力が低下してし
まう。この結果、地震等に対して粘りのある架構を構築
することができないという構造性能上の問題点もある。
【0004】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、PCa部材で架構を組み立
てる際に、簡単な構造によってエネルギー吸収能力が十
分確保できるようにしたプレキャストプレストレスト鉄
筋コンクリート架構の接合部構造を提供することにあ
る。
術が有する問題点を解消し、PCa部材で架構を組み立
てる際に、簡単な構造によってエネルギー吸収能力が十
分確保できるようにしたプレキャストプレストレスト鉄
筋コンクリート架構の接合部構造を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はPCPCa部材からなる柱と梁との接合部
にあらかじめ鉄筋用シース管を埋設しておき、前記柱と
梁との接合と同時あるいは接合後に所定鉄筋量の鉄筋を
前記鉄筋用シース管内に収容し、PC鋼材の緊張により
接合部の固定を行うとともに、前記鉄筋を前記鉄筋用シ
ース管内に固定保持して前記PC鋼材と鉄筋とで前記接
合部における発生ひび割れの分散制御を行い、架構変形
時のエネルギー吸収能力を向上させるようにしたことを
特徴とするものである。
に、本発明はPCPCa部材からなる柱と梁との接合部
にあらかじめ鉄筋用シース管を埋設しておき、前記柱と
梁との接合と同時あるいは接合後に所定鉄筋量の鉄筋を
前記鉄筋用シース管内に収容し、PC鋼材の緊張により
接合部の固定を行うとともに、前記鉄筋を前記鉄筋用シ
ース管内に固定保持して前記PC鋼材と鉄筋とで前記接
合部における発生ひび割れの分散制御を行い、架構変形
時のエネルギー吸収能力を向上させるようにしたことを
特徴とするものである。
【0006】また、PCPCa部材からなる柱同士の接
合部にあらかじめ鉄筋用シース管を埋設しておき、前記
柱同士の接合と同時あるいは接合後に所定鉄筋量の鉄筋
を前記鉄筋用シース管内に収容し、PC鋼材の緊張によ
り接合部の固定を行うとともに、前記鉄筋を前記鉄筋用
シース管内に固定保持して前記PC鋼材と鉄筋とで前記
接合部における発生ひび割れの分散制御を行い、架構変
形時のエネルギー吸収能力を向上させるようにしたこと
を特徴とするものである。
合部にあらかじめ鉄筋用シース管を埋設しておき、前記
柱同士の接合と同時あるいは接合後に所定鉄筋量の鉄筋
を前記鉄筋用シース管内に収容し、PC鋼材の緊張によ
り接合部の固定を行うとともに、前記鉄筋を前記鉄筋用
シース管内に固定保持して前記PC鋼材と鉄筋とで前記
接合部における発生ひび割れの分散制御を行い、架構変
形時のエネルギー吸収能力を向上させるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプレキャストプレ
ストレスト鉄筋コンクリート(以下PRCPCaと記
す。)架構の接合部構造の実施の形態について、添付図
面を参照して説明する。図1は、PRCPCa架構の柱
−柱接合部1と柱−梁接合部3におけるPCケーブルと
鉄筋の配置例を示したものである。図1では、説明のた
めに柱、梁内部に配置されたPC鋼材を実線で示してあ
る。下階柱10A、11Aと上階柱10B、11Bと
は、PRCPCa構造からなる。これら下階柱10A、
11Aと上階柱10B、11Bとは、PC鋼棒(図示せ
ず)により柱−柱接合部1にて上下方向に一体的に接合
されている。下階柱10A、11Aの上部には、ブラケ
ット2が柱本体と一体的に形成されている。ブラケット
2は隣接した2本の柱10、11間に架設されるPCa
梁20(以下、単に梁20と記す。)を支持する役割を
果たす。梁20は、架設される前に1次ケーブルとして
のPCケーブル21により緊張され、断面圧縮力が導入
された状態にある。
ストレスト鉄筋コンクリート(以下PRCPCaと記
す。)架構の接合部構造の実施の形態について、添付図
面を参照して説明する。図1は、PRCPCa架構の柱
−柱接合部1と柱−梁接合部3におけるPCケーブルと
鉄筋の配置例を示したものである。図1では、説明のた
めに柱、梁内部に配置されたPC鋼材を実線で示してあ
る。下階柱10A、11Aと上階柱10B、11Bと
は、PRCPCa構造からなる。これら下階柱10A、
11Aと上階柱10B、11Bとは、PC鋼棒(図示せ
ず)により柱−柱接合部1にて上下方向に一体的に接合
されている。下階柱10A、11Aの上部には、ブラケ
ット2が柱本体と一体的に形成されている。ブラケット
2は隣接した2本の柱10、11間に架設されるPCa
梁20(以下、単に梁20と記す。)を支持する役割を
果たす。梁20は、架設される前に1次ケーブルとして
のPCケーブル21により緊張され、断面圧縮力が導入
された状態にある。
【0008】また、上下2本のPCケーブル22、23
が柱10、11、梁20を貫通した状態で配線されてい
る。これらPCケーブル22、23は、所定の緊張力が
付与された状態で両端部が定着されている。梁20を両
側で支持する構造の内部柱11では、PCケーブル2
2、23の端部は、内部柱11を挟んで隣接した梁20
の上面と下面とに設けられた梁定着部24、25に定着
されている。外部柱10では、PCケーブル22、23
の端部の一端は梁定着部26に、他端は柱10の外側面
位置の定着部27に定着されている。各PCケーブル2
1、22、23は、本実施の形態において、公知のPC
ケーブル配線方法と同様に金属製のシース管5、7内を
挿通されている。PCケーブル緊張後にシース管5、7
内にはグラウトが注入されるようになっている。
が柱10、11、梁20を貫通した状態で配線されてい
る。これらPCケーブル22、23は、所定の緊張力が
付与された状態で両端部が定着されている。梁20を両
側で支持する構造の内部柱11では、PCケーブル2
2、23の端部は、内部柱11を挟んで隣接した梁20
の上面と下面とに設けられた梁定着部24、25に定着
されている。外部柱10では、PCケーブル22、23
の端部の一端は梁定着部26に、他端は柱10の外側面
位置の定着部27に定着されている。各PCケーブル2
1、22、23は、本実施の形態において、公知のPC
ケーブル配線方法と同様に金属製のシース管5、7内を
挿通されている。PCケーブル緊張後にシース管5、7
内にはグラウトが注入されるようになっている。
【0009】図1に示した架構では、柱10、11のブ
ラケット2と、ブラケット2に支持された梁20の端部
との隙間に目地コンクリート4が充填されている。ま
た、スラブコンクリート8が梁20上に敷設されたデッ
キプレート(図示せず)上に施工されている。また、目
地コンクリート4に代えてモルタルやエポキシ樹脂を充
填するグラウトを施しても良い。なお、スラブコンクリ
ート8の施工に際してはデッキプレート以外に種々のプ
レキャストコンクリート床板等を使用できることは言う
までもない。
ラケット2と、ブラケット2に支持された梁20の端部
との隙間に目地コンクリート4が充填されている。ま
た、スラブコンクリート8が梁20上に敷設されたデッ
キプレート(図示せず)上に施工されている。また、目
地コンクリート4に代えてモルタルやエポキシ樹脂を充
填するグラウトを施しても良い。なお、スラブコンクリ
ート8の施工に際してはデッキプレート以外に種々のプ
レキャストコンクリート床板等を使用できることは言う
までもない。
【0010】本実施の形態では、接合部3をプレストレ
スト鉄筋コンクリート構造(以下、PRC構造と記
す。)としている。PRC構造とすることにより、接合
部3は、接合作業が容易になるとともに、剛接合であり
ながら、十分なじん性を得ることができる。接合部3の
接合位置断面内には、所定鉄筋量の鉄筋30、31が配
筋されている。これらの鉄筋30、31はPCa柱1
0、11の建方、梁20の架設作業が完了した後に、各
接合部に配筋されるようになっている。このため、鉄筋
30、31の配筋位置に相当する柱10、11、梁20
には、あらかじめ鉄筋用シース管(図1には図示せず、
図2参照)が埋設されている。
スト鉄筋コンクリート構造(以下、PRC構造と記
す。)としている。PRC構造とすることにより、接合
部3は、接合作業が容易になるとともに、剛接合であり
ながら、十分なじん性を得ることができる。接合部3の
接合位置断面内には、所定鉄筋量の鉄筋30、31が配
筋されている。これらの鉄筋30、31はPCa柱1
0、11の建方、梁20の架設作業が完了した後に、各
接合部に配筋されるようになっている。このため、鉄筋
30、31の配筋位置に相当する柱10、11、梁20
には、あらかじめ鉄筋用シース管(図1には図示せず、
図2参照)が埋設されている。
【0011】柱−梁接合部3の梁20及び柱10の内部
には、鉄筋用シース管35、36(図2参照)が上下2
段に配置されている。下側の鉄筋用シース管36は、梁
20の下端近傍に配置され、上側の鉄筋用シース管35
は、後工程で現場打ちされるスラブコンクリート8のス
ラブ厚のほぼ1/2の高さに相当する柱部分に配置され
ている。また、図2に示したように、梁20を柱10の
ブラケット2に載置した状態では、梁20内の鉄筋用シ
ース管36と柱10内の鉄筋用シース管36とは連続し
て配置されている。梁20内の鉄筋用シース管36は、
梁20の矩形断面部分20AからT型断面部分20Bへ
の梁断面変化部28に現れる端面位置から梁端面まで貫
通して配置されている。
には、鉄筋用シース管35、36(図2参照)が上下2
段に配置されている。下側の鉄筋用シース管36は、梁
20の下端近傍に配置され、上側の鉄筋用シース管35
は、後工程で現場打ちされるスラブコンクリート8のス
ラブ厚のほぼ1/2の高さに相当する柱部分に配置され
ている。また、図2に示したように、梁20を柱10の
ブラケット2に載置した状態では、梁20内の鉄筋用シ
ース管36と柱10内の鉄筋用シース管36とは連続し
て配置されている。梁20内の鉄筋用シース管36は、
梁20の矩形断面部分20AからT型断面部分20Bへ
の梁断面変化部28に現れる端面位置から梁端面まで貫
通して配置されている。
【0012】鉄筋用シース管35内部には上端筋30
が、鉄筋用シース管36内部には下端筋31が収容され
ている。下端筋31の一端は梁断面変化部28の端面に
位置する定着用切欠凹部29に定着され、他端は柱10
外側面の定着部(図示せず)に定着されている。この下
端筋31の端部は、ネジ切りされており、公知の鋼棒端
部の定着方法と同様に、定着プレートを介して定着用ナ
ット(ともに図示せず)を締め込んで定着されている。
なお、ネジ鉄筋を用いれば、端部の定着端加工が省略で
きる。
が、鉄筋用シース管36内部には下端筋31が収容され
ている。下端筋31の一端は梁断面変化部28の端面に
位置する定着用切欠凹部29に定着され、他端は柱10
外側面の定着部(図示せず)に定着されている。この下
端筋31の端部は、ネジ切りされており、公知の鋼棒端
部の定着方法と同様に、定着プレートを介して定着用ナ
ット(ともに図示せず)を締め込んで定着されている。
なお、ネジ鉄筋を用いれば、端部の定着端加工が省略で
きる。
【0013】上端筋30は、外部柱10では、図2に示
したように、全長の約1/2が柱10内に配置された鉄
筋用シース管35内に収容され、他端は梁20上にスタ
ーラップ(図示せず)に支持されて突出し、スラブコン
クリート打設時に所定の被りでコンクリート内に埋設さ
れている。この突出し長Lは、梁20に発生する曲げモ
ーメント及び必要付着長によって設定することが好まし
い。なお、内部柱11位置では、図1に示したように、
上端筋30、下端筋31は、内部柱11を貫通して両側
の梁20上に所定継手長L分だけ突出している。
したように、全長の約1/2が柱10内に配置された鉄
筋用シース管35内に収容され、他端は梁20上にスタ
ーラップ(図示せず)に支持されて突出し、スラブコン
クリート打設時に所定の被りでコンクリート内に埋設さ
れている。この突出し長Lは、梁20に発生する曲げモ
ーメント及び必要付着長によって設定することが好まし
い。なお、内部柱11位置では、図1に示したように、
上端筋30、下端筋31は、内部柱11を貫通して両側
の梁20上に所定継手長L分だけ突出している。
【0014】次に、図3〜図5を参照して柱−梁接合部
3の構造形式を、RC(鉄筋コンクリート)〜PRC
(プレストレスト鉄筋コンクリート)〜PC(プレスト
レストコンクリート)の範囲で設定した代表断面につい
て説明する。なお、各図において、鉄筋用シース管位置
には記号◎を、PCケーブル用シース管位置には記号○
を付してある。
3の構造形式を、RC(鉄筋コンクリート)〜PRC
(プレストレスト鉄筋コンクリート)〜PC(プレスト
レストコンクリート)の範囲で設定した代表断面につい
て説明する。なお、各図において、鉄筋用シース管位置
には記号◎を、PCケーブル用シース管位置には記号○
を付してある。
【0015】図3(a)〜(c)には、図2に符号を付
した柱−梁接合部3の柱位置の端面及び2箇所の梁断面
が示されている。梁20が当接する柱10の側面位置に
は、上下に鉄筋用シース管35、36が2段配置されて
いる(図3(a)参照)。このような複鉄筋断面配置に
するとともに、2本のPCケーブル22、23(図2参
照)により接合部断面に所定の圧縮力を導入している。
この圧縮力(設計プレストレス導入力)は、PRC構造
の長期設計応力時の引張縁の状態により設定することが
できる。PRC断面設計に用いる指標としては、最大ひ
び割れ幅及び引張応力が好適である。例えば、最大ひび
割れ幅wは、通常、w≦0.1〜0.2mmで設定可能
であり、引張応力σt0は、σt0≦引張強度σtあるいは
σt0≦曲げ引張強度σbtを条件として設定することがで
きる。この設計時の設定には、公知の指針である日本建
築学会「PRC指針」を適用することもできる。これに
より、接合部のひび割れの分散制御を図るようにし、架
構変形時のエネルギー吸収能力を向上させる。また、接
合部に配筋される鉄筋の鉄筋量は、引張断面において所
定の引張応力を加味したRC断面として求めることがで
きる。
した柱−梁接合部3の柱位置の端面及び2箇所の梁断面
が示されている。梁20が当接する柱10の側面位置に
は、上下に鉄筋用シース管35、36が2段配置されて
いる(図3(a)参照)。このような複鉄筋断面配置に
するとともに、2本のPCケーブル22、23(図2参
照)により接合部断面に所定の圧縮力を導入している。
この圧縮力(設計プレストレス導入力)は、PRC構造
の長期設計応力時の引張縁の状態により設定することが
できる。PRC断面設計に用いる指標としては、最大ひ
び割れ幅及び引張応力が好適である。例えば、最大ひび
割れ幅wは、通常、w≦0.1〜0.2mmで設定可能
であり、引張応力σt0は、σt0≦引張強度σtあるいは
σt0≦曲げ引張強度σbtを条件として設定することがで
きる。この設計時の設定には、公知の指針である日本建
築学会「PRC指針」を適用することもできる。これに
より、接合部のひび割れの分散制御を図るようにし、架
構変形時のエネルギー吸収能力を向上させる。また、接
合部に配筋される鉄筋の鉄筋量は、引張断面において所
定の引張応力を加味したRC断面として求めることがで
きる。
【0016】同図(b)に示した梁の矩形断面部20A
には、下端筋用の2本の鉄筋用シース管36と、コンク
リート打設前のスラブ位置に配筋された上端筋30とが
配置されている。図3(c)は、T形断面部20Bの配
筋例を示したもので、上下位置の主鉄筋の鉄筋量は、P
RC断面としての梁の設計により設定されている。スタ
ーラップ6もせん断補強筋としての鉄筋量が設定されて
いる。なお、PCa梁20をPC梁として設計している
場合には、各鉄筋はひび割れ発生防止のための用心筋及
び組立筋として十分な鉄筋量とすればよい。
には、下端筋用の2本の鉄筋用シース管36と、コンク
リート打設前のスラブ位置に配筋された上端筋30とが
配置されている。図3(c)は、T形断面部20Bの配
筋例を示したもので、上下位置の主鉄筋の鉄筋量は、P
RC断面としての梁の設計により設定されている。スタ
ーラップ6もせん断補強筋としての鉄筋量が設定されて
いる。なお、PCa梁20をPC梁として設計している
場合には、各鉄筋はひび割れ発生防止のための用心筋及
び組立筋として十分な鉄筋量とすればよい。
【0017】図4(a)〜(c)は、接合部3及び梁2
0をRC断面とした場合の配筋例を示している。各図に
示したように、接合部3においてRC断面として十分な
鉄筋量を配筋するために、下端筋用として4本の鉄筋用
シース管36が2段配置されている。スラブ位置には4
本の鉄筋用シース管35が配置されている。また、T形
断面部20B(図4(c))では、T形断面としてのR
C断面計算により鉄筋量が決定されている。なお、図4
に示した梁20はRCPCa梁であるが、PCPCa梁
としてもよいことは言うまでもない。
0をRC断面とした場合の配筋例を示している。各図に
示したように、接合部3においてRC断面として十分な
鉄筋量を配筋するために、下端筋用として4本の鉄筋用
シース管36が2段配置されている。スラブ位置には4
本の鉄筋用シース管35が配置されている。また、T形
断面部20B(図4(c))では、T形断面としてのR
C断面計算により鉄筋量が決定されている。なお、図4
に示した梁20はRCPCa梁であるが、PCPCa梁
としてもよいことは言うまでもない。
【0018】図5(a)〜(c)は、図3、4の各図と
の対比のために、接合部3及び梁20を従来のPC断面
によって構成した例である。接合用のPCケーブルは定
着部において圧着接合により定着され、接合部3は剛接
合される。これにより、水平荷重が作用してもひび割れ
が発生せず、除荷時の架構の復元性は高い。なお、長期
荷重に対して梁20をPRC断面とすることも可能であ
る。この場合には、図3(c)のPRC断面と同一断面
とすればよい。梁20内、柱10、11内に配筋される
鉄筋同士の接合にはスリーブジョイント等の機械継手を
用いることが好ましい。
の対比のために、接合部3及び梁20を従来のPC断面
によって構成した例である。接合用のPCケーブルは定
着部において圧着接合により定着され、接合部3は剛接
合される。これにより、水平荷重が作用してもひび割れ
が発生せず、除荷時の架構の復元性は高い。なお、長期
荷重に対して梁20をPRC断面とすることも可能であ
る。この場合には、図3(c)のPRC断面と同一断面
とすればよい。梁20内、柱10、11内に配筋される
鉄筋同士の接合にはスリーブジョイント等の機械継手を
用いることが好ましい。
【0019】次に、柱−柱接合部1の構造形式をRC〜
PRC〜PC断面とした代表断面について、図6の各図
を参照して説明する。柱部材は長期荷重作用時に圧縮部
材として機能する。また、ラーメン架構の一部として水
平荷重を負担する場合には、梁と同様に圧縮力を伴う曲
げ作用を考慮する必要がある。そこで、図6(a)に示
したように、柱断面10の四隅のPC鋼棒用シース管4
0に加え、縦筋を配筋するための鉄筋用シース管41を
配置すれば、PRC断面として扱える。このPRC断面
において、ひび割れの分散制御を行うことで、PC鋼材
の鋼材量を低減することができる。併せて従来のRC断
面を図6(b)に、PC断面を図6(c)に示した。な
お、鉄筋、PC鋼棒は、いずれも柱10の全高を貫通す
るように配置されたシース管を用いて配筋することが可
能である。鉄筋、PC鋼棒は、スリーブジョイントを用
いて接合し、後工程においてグラウト注入を行うように
する。なお、溶接継手、重ね継手による接合も可能であ
る。
PRC〜PC断面とした代表断面について、図6の各図
を参照して説明する。柱部材は長期荷重作用時に圧縮部
材として機能する。また、ラーメン架構の一部として水
平荷重を負担する場合には、梁と同様に圧縮力を伴う曲
げ作用を考慮する必要がある。そこで、図6(a)に示
したように、柱断面10の四隅のPC鋼棒用シース管4
0に加え、縦筋を配筋するための鉄筋用シース管41を
配置すれば、PRC断面として扱える。このPRC断面
において、ひび割れの分散制御を行うことで、PC鋼材
の鋼材量を低減することができる。併せて従来のRC断
面を図6(b)に、PC断面を図6(c)に示した。な
お、鉄筋、PC鋼棒は、いずれも柱10の全高を貫通す
るように配置されたシース管を用いて配筋することが可
能である。鉄筋、PC鋼棒は、スリーブジョイントを用
いて接合し、後工程においてグラウト注入を行うように
する。なお、溶接継手、重ね継手による接合も可能であ
る。
【0020】ここで、柱−柱接合部1をPRC断面とし
た場合の鉄筋の接合方法について図6(d)、図7を参
照して説明する。柱−柱接合部1に鉄筋用シース管を用
いて鉄筋を配筋するには、柱全高にわたってシース管を
配管する場合と、接合部のみに鉄筋用シース管を配管す
る場合とが考えられる。接合部1のみに鉄筋用シース管
41を配管する場合には、図6(d)に示したように、
接合部1を挟んで柱10A、10Bの上下方向に継手長
Lを確保することが必要である。継手長Lは、梁20と
同様に曲げ応力分布及び所要付着長によって設定すれば
よい。なお、鉄筋配筋後、鉄筋用シース管内には、無収
縮グラウトを充填する。
た場合の鉄筋の接合方法について図6(d)、図7を参
照して説明する。柱−柱接合部1に鉄筋用シース管を用
いて鉄筋を配筋するには、柱全高にわたってシース管を
配管する場合と、接合部のみに鉄筋用シース管を配管す
る場合とが考えられる。接合部1のみに鉄筋用シース管
41を配管する場合には、図6(d)に示したように、
接合部1を挟んで柱10A、10Bの上下方向に継手長
Lを確保することが必要である。継手長Lは、梁20と
同様に曲げ応力分布及び所要付着長によって設定すれば
よい。なお、鉄筋配筋後、鉄筋用シース管内には、無収
縮グラウトを充填する。
【0021】柱全高にわたってシース管41を配管する
場合には、図7(a)、(b)に示したように、継手方
法によって下階柱10Aからの鉄筋の接合位置を変える
ようにする。図7(a)は、重ね継手による柱−柱接合
部1の配筋状態を示したものである。PC鋼棒45は柱
接合面においてスリーブジョイント等の機械継手42に
よって接合されている。また、鉄筋位置には下階柱から
縦筋46が突出している。この鉄筋46は上階柱10B
に埋設された鉄筋用シース管41内で上階用の鉄筋47
と突合わされる。さらに、鉄筋用シース管の外側には重
ね継手を構成するだけの長さの添え筋44が埋設されて
いる。この添え筋44でシース管41を介した鉄筋応力
の伝達を図っている。また、図7(b)に示したよう
に、鉄筋47の継手をスリーブジョイント42にすれ
ば、添え筋を用いないでもよい。
場合には、図7(a)、(b)に示したように、継手方
法によって下階柱10Aからの鉄筋の接合位置を変える
ようにする。図7(a)は、重ね継手による柱−柱接合
部1の配筋状態を示したものである。PC鋼棒45は柱
接合面においてスリーブジョイント等の機械継手42に
よって接合されている。また、鉄筋位置には下階柱から
縦筋46が突出している。この鉄筋46は上階柱10B
に埋設された鉄筋用シース管41内で上階用の鉄筋47
と突合わされる。さらに、鉄筋用シース管の外側には重
ね継手を構成するだけの長さの添え筋44が埋設されて
いる。この添え筋44でシース管41を介した鉄筋応力
の伝達を図っている。また、図7(b)に示したよう
に、鉄筋47の継手をスリーブジョイント42にすれ
ば、添え筋を用いないでもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、PRCPCa部材からなる構造部材の接合作
業のコストを低減でき、また使用する鉄筋量により各種
のRC、PRC、PC断面を任意に設定でき、適切な構
造形式からなる接合部を構築することができるという効
果を奏する。
によれば、PRCPCa部材からなる構造部材の接合作
業のコストを低減でき、また使用する鉄筋量により各種
のRC、PRC、PC断面を任意に設定でき、適切な構
造形式からなる接合部を構築することができるという効
果を奏する。
【図1】本発明によるPRCPCa架構の接合部構造の
実施の一態様を示した正面図。
実施の一態様を示した正面図。
【図2】図2に示したPRCPCa架構の柱−梁接合部
3の一例を示した分解斜視図。
3の一例を示した分解斜視図。
【図3】PRC断面梁の柱−梁接合部位置での配筋状態
を示した端面、断面図。
を示した端面、断面図。
【図4】RC断面梁の柱−梁接合部位置での配筋状態を
示した端面、断面図。
示した端面、断面図。
【図5】PC断面梁の柱−梁接合部位置での配筋状態を
示した端面、断面図。
示した端面、断面図。
【図6】柱−柱接合部のPRC断面、RC断面、PC断
面による配筋状態を示した断面図。
面による配筋状態を示した断面図。
【図7】柱−柱接合部における鉄筋継手状態を示した部
分断面図。
分断面図。
1 柱−柱接合部 3 柱−梁接合部 10 外部柱 11 内部柱 20 梁 21,22,23 PCケーブル 30,31,46,47 鉄筋 35,36 鉄筋用シース管 45 PC鋼棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 21/12 104 E04G 21/12 104A
Claims (2)
- 【請求項1】プレキャストプレストレストコンクリート
部材からなる柱と梁との接合部にあらかじめ鉄筋用シー
ス管を埋設しておき、前記柱と梁との接合と同時あるい
は接合後に所定鉄筋量の鉄筋を前記鉄筋用シース管内に
収容し、PC鋼材の緊張により接合部の固定を行うとと
もに、前記鉄筋を前記鉄筋用シース管内に固定保持して
前記PC鋼材と鉄筋とで前記接合部における発生ひび割
れの分散制御を行うようにしたことを特徴とするプレキ
ャストプレストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構
造。 - 【請求項2】プレキャストプレストレストコンクリート
部材からなる柱同士の接合部にあらかじめ鉄筋用シース
管を埋設しておき、前記柱同士の接合と同時あるいは接
合後に所定鉄筋量の鉄筋を前記鉄筋用シース管内に収容
し、PC鋼材の緊張により接合部の固定を行うととも
に、前記鉄筋を前記鉄筋用シース管内に固定保持して前
記PC鋼材と鉄筋とで前記接合部における発生ひび割れ
の分散制御を行うようにしたことを特徴とするプレキャ
ストプレストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28807795A JPH09105173A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | プレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28807795A JPH09105173A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | プレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09105173A true JPH09105173A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17725508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28807795A Pending JPH09105173A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | プレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート架構の接合部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09105173A (ja) |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100623676B1 (ko) * | 2004-08-18 | 2006-09-19 | 삼성물산 주식회사 | 다층 연성골조용 피씨부재 및 이를 이용한 건축물의접합부의 시공방법 |
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-
1995
- 1995-10-09 JP JP28807795A patent/JPH09105173A/ja active Pending
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