JPH0910446A - 乳幼児用絵画玩具 - Google Patents

乳幼児用絵画玩具

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JPH0910446A
JPH0910446A JP21015295A JP21015295A JPH0910446A JP H0910446 A JPH0910446 A JP H0910446A JP 21015295 A JP21015295 A JP 21015295A JP 21015295 A JP21015295 A JP 21015295A JP H0910446 A JPH0910446 A JP H0910446A
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JP
Japan
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roller
paper
take
sheet
feeding roller
Prior art date
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JP21015295A
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English (en)
Inventor
Kenzo Kasai
葛西健造
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Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乳幼児の創作能力の向上に寄与することがで
き、しかもコンパクトな収納が可能な乳幼児用絵画玩具
を提供する。 【構成】 繰り出しローラ2および巻き取りローラ3を
備えた乳幼児用絵画玩具1を構成する。この場合におい
て、繰り出しローラ2を回転自在に支持する第1の支持
部4,5と、机20の側板22に当接し得る第1の当接
部6,7と、ローラ軸方向との直交方向に延びる第1の
板状部材8,9とを設け、巻き取りローラ3を回転自在
に支持する第2の支持部14,15と、机20の側板2
3に当接し得る第2の当接部16,17と、ローラ軸方
向との直交方向に延びかつ第1の板状部材8,9とその
一部が重なり合う第2の板状部材18,19とを設ける
とともに、第1,第2の当接部を互いに接近する方向に
付勢するコイルばね30を配設し、さらに用紙押さえ4
0および用紙送り用のつまみ55,56を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳幼児が作画を楽しむ
ための乳幼児用絵画玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】乳幼児用の絵画玩具として、一般に、作
画用の用紙が巻き付けられた繰り出しローラと、繰り出
しローラから繰り出される用紙を巻き取るための巻き取
りローラとを一定の大きさの筐体内に収納したものが知
られている。乳幼児は、各ローラ間に張られた用紙の白
紙部分に絵を描くが、新しい白紙部分が必要になったと
きには、巻き取りローラを回して、繰り出しローラ側か
ら用紙の次の白紙部分を取り出すようにしている。
【0003】このような絵画玩具において、乳幼児の創
作能力を発達させるためには、できるだけ大きなスペー
スに乳幼児が伸び伸びと絵を描くことができる方が好ま
しいのはいうまでもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の絵画玩具は、繰り出しローラおよび巻き取りローラ
が筐体内に収納されているため、乳幼児が絵を描く部分
のスペースを筐体の大きさ以上にはできない。また一般
に、筐体の大きさも乳幼児が持ち運びできる程度の小さ
なものであるため、絵を描く部分のスペースは実際には
かなり小さなものになってしまっている。これでは、乳
幼児の創作能力を十分に発達させることはできないとい
える。
【0005】そこで、絵画玩具全体を大型化することも
考えられるが、収納のし易さを考慮すると、大型化にも
一応の限界がある。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、乳幼児の創作能力の向上に寄与するこ
とができ、しかもコンパクトな収納が可能な乳幼児用絵
画玩具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る乳
幼児用絵画玩具は、作画用の用紙が巻き付けられた繰り
出しローラと、該繰り出しローラに対向配置され、該繰
り出しローラから繰り出される用紙を巻き取るための巻
き取りローラとを備えた乳幼児用絵画玩具において、前
記繰り出しローラの両端部にそれぞれ配置され、該繰り
出しローラの各端部から突出した回転軸端をそれぞれ回
転自在に支持する第1の支持部と、該各支持部にそれぞ
れ連結され、前記繰り出しローラが取り付けられる取付
台の第1の側面に当接し得る第1の当接部と、該各当接
部にそれぞれ連結され、前記繰り出しローラの軸方向と
直交する方向に延びる第1の板状部材とを設け、前記巻
き取りローラの両端部にそれぞれ配置され、該巻き取り
ローラの各端部から突出した回転軸端をそれぞれ回転自
在に支持する第2の支持部と、該各支持部にそれぞれ連
結され、前記巻き取りローラが取り付けられる前記取付
台の第1の側面と対向した第2の側面に当接し得る第2
の当接部と、該各当接部にそれぞれ連結され、前記巻き
取りローラの軸方向と直交する方向に延びかつ前記第1
の板状部材にその一部が重なり合う第2の板状部材とを
設けるとともに、前記各第1,第2の当接部が互いに接
近する方向に付勢力を作用させる付勢部材を前記第1,
第2の板状部材に設け、前記繰り出しローラに巻き付け
られた用紙の最上位の層に弾性的に当接する用紙押さえ
部材を該繰り出しローラに設け、用紙送り用のつまみを
前記巻き取りローラの一方の回転軸端に取り付けたこと
を特徴としている。
【0008】請求項2の発明に係る乳幼児用絵画玩具
は、作画用の用紙が巻き付けられた繰り出しローラと、
該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出しローラか
ら繰り出される用紙を巻き取るための巻き取りローラと
を備えた乳幼児用絵画玩具において、前記繰り出しロー
ラの両端部にそれぞれ配置され、該繰り出しローラの各
端部から突出した回転軸端をそれぞれ回転自在に支持す
る第1の支持部と、該各支持部にそれぞれ連結され、前
記繰り出しローラが取り付けられる取付台の第1の側面
に当接し得る第1の当接部と、該各当接部にそれぞれ連
結され、前記繰り出しローラの軸方向と直交する方向に
延びる第1の板状部材とを設け、前記巻き取りローラの
両端部にそれぞれ配置され、該巻き取りローラの各端部
から突出した回転軸端をそれぞれ回転自在に支持する第
2の支持部と、該各支持部にそれぞれ連結され、前記巻
き取りローラが取り付けられる前記取付台の第1の側面
と対向した第2の側面に当接し得る第2の当接部と、該
各当接部にそれぞれ連結され、前記巻き取りローラの軸
方向と直交する方向に延びかつ前記第1の板状部材にそ
の一部が重なり合う第2の板状部材とを設けるととも
に、前記各第1,第2の当接部が互いに接近する方向に
付勢力を作用させる付勢部材を前記第1,第2の板状部
材に設け、前記繰り出しローラから繰り出された用紙の
端部を前記巻き取りローラ側に固定するための用紙固定
部材を前記巻き取りローラに設け、用紙送り用のつまみ
を前記巻き取りローラの一方の回転軸端に取り付けたこ
とを特徴としている。
【0009】請求項3の発明に係る乳幼児用絵画玩具
は、作画用の用紙が巻き付けられた繰り出しローラと、
該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出しローラか
ら繰り出される用紙を巻き取るための巻き取りローラと
を備えた乳幼児用絵画玩具において、前記各ローラをそ
れぞれ回転自在に支持する第1,第2の支持部と、該各
支持部にそれぞれ連結され、前記各ローラが取り付けら
れる取付台のテーブル面両端の上,下方に配設される断
面コ字状の配設部材とを設けるとともに、前記各配設部
材を前記テーブル面に上下方向からねじ止め固定するた
めの固定部材をそれぞれ前記各配設部材に設け、前記繰
り出しローラに巻き付けられた用紙の最上位の層に弾性
的に当接する用紙押さえ部材を該繰り出しローラに設
け、用紙送り用のつまみを前記巻き取りローラの一方の
回転軸端に取り付けたことを特徴としている。
【0010】請求項4の発明に係る乳幼児用絵画玩具
は、作画用の用紙が巻き付けられた繰り出しローラと、
該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出しローラか
ら繰り出される用紙を巻き取るための巻き取りローラと
を備えた乳幼児用絵画玩具において、前記各ローラをそ
れぞれ回転自在に支持する第1,第2の支持部と、該各
支持部にそれぞれ連結され、前記各ローラが取り付けら
れる取付台のテーブル面両端の上,下方に配設される断
面コ字状の配設部材とを設けるとともに、前記各配設部
材を前記テーブル面に上下方向からねじ止め固定するた
めの固定部材をそれぞれ前記各配設部材に設け、前記繰
り出しローラから繰り出された用紙の端部を前記巻き取
りローラ側に固定するための用紙固定部材を前記巻き取
りローラに設け、用紙送り用のつまみを前記巻き取りロ
ーラの一方の回転軸端に取り付けたことを特徴としてい
る。
【0011】請求項5の発明に係る乳幼児用絵画玩具
は、室内の壁面に設けた凹部内に収納可能に設けられた
乳幼児用絵画玩具であって、作画用の用紙が巻き付けら
れた回転自在な繰り出しローラと、該繰り出しローラに
対向配置され、該繰り出しローラから繰り出される用紙
を巻き取るための回転自在な巻き取りローラとを、前記
凹部を閉塞し得る回動可能な蓋体に取り付け、前記各ロ
ーラのうちの一方のローラを他方のローラに対して接近
・離反可能に構成するとともに、前記各ローラ間におい
て前記他方のローラ側に配置され、前記一方のローラと
対向する側に開口を有しかつその上面が作画用のテーブ
ル面を構成する第1の箱状部材と、該第1の箱状部材の
開口内に出没自在に挿入されかつその上面が作画用のテ
ーブル面を構成する第2の箱状部材と、前記第1の箱状
部材内に配設され、前記第2の箱状部材を突出する方向
に付勢する付勢部材とを設け、前記繰り出しローラに巻
き付けられた用紙の最上位の層に弾性的に当接する用紙
押さえ部材を該繰り出しローラに設け、用紙送り用のつ
まみを前記巻き取りローラの一方の回転軸端に取り付け
たことを特徴としている。
【0012】請求項6の発明に係る乳幼児用絵画玩具
は、請求項5において、前記蓋体上には、前記繰り出し
ローラおよび巻き取りローラの軸方向と直交する方向に
ボールねじが配設され、該ボールねじに螺合するボール
ナットが前記一方のローラの蓋体取付部分に連結される
とともに、該ボールねじの一端にボールねじ回転用のハ
ンドルが設けられていることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1および2の発明に係る乳幼児用絵画玩
具の使用時には、この絵画玩具を任意の取付台、たとえ
ば机に取り付けた状態で乳幼児に使用させる。この取付
けの際には、まず、第1,第2の当接部を付勢部材の付
勢力に抗して互いに離反する方向に移動させ、各当接部
の間隔を拡げる。このとき、第1,第2の板状部材はロ
ーラ軸方向と直交する方向にスライドする。次に、第1
の当接部を机の第1の側面に当接させるとともに、第2
の当接部を机の第1の側面に対向する第2の側面に当接
させる。このとき、付勢部材の付勢力により、机の第
1,第2の側面を挟持する形で絵画玩具が机に取り付け
られることになる。
【0014】この取付状態において、繰り出しローラか
ら繰り出された用紙は机面の略全面を覆うことになるの
で、乳幼児が絵を描くために十分なスペースを確保で
き、これにより、乳幼児の創作能力の向上に寄与するこ
とができる。また各当接部の間隔が任意の長さに調節可
能なので、種々の長さの机に取り付けることができ、こ
れにより、机の長さに応じて絵を描くためのスペースを
変更できる。しかも、机から取り外した際には、付勢部
材の付勢力により、各当接部が互いに接近して全体の長
さが短くなるので、収納時に小型化でき、コンパクトな
収納が可能である。
【0015】使用時において、用紙の新しい白紙部分が
必要になったときには、巻き取りローラに取り付けられ
たつまみを回し、巻き取りローラ側に用紙を巻き取らせ
ることによって、繰り出しローラ側から用紙の次の白紙
部分が取り出される。
【0016】また、請求項1の発明では、用紙の繰り出
し時において、用紙押さえ部材が繰り出しローラ側の用
紙の最上位の層に常時弾性的に当接しているので、用紙
が巻き取りローラ側に巻き取られ過ぎるのを防止でき
る。また、この用紙押さえ部材により、絵を描いている
最中に用紙が弛むのを防止できる。
【0017】さらに、請求項2の発明では、用紙の端部
を巻き取りローラ側に固定するための用紙固定部材が設
けられているので、本玩具を使用する際に、繰り出しロ
ーラから繰り出された用紙の端部をこの用紙固定部材を
用いて巻き取りローラに容易に固定することができ、こ
れにより、その後の使用における用紙の巻き取りを容易
に行える。しかも、用紙を途中で切断した場合でも、こ
の切断された用紙の端部を再び用紙固定部材を用いて巻
き取りローラに固定することができるので、用紙切断後
でも本玩具の継続使用が可能である。
【0018】請求項3および4の発明に係る乳幼児用絵
画玩具の使用時には、この絵画玩具を任意の取付台、た
とえばテーブル(食卓)に取り付けた状態で乳幼児に使
用させる。この取付けの際には、まず、断面コ字状の各
配設部材をテーブル面の各端部に配置するとともに、配
設部材に設けた固定部材により、各配設部材をテーブル
面の各端部に上下方向から固定する。
【0019】この取付状態では、請求項1および2の発
明の場合と同様に、繰り出しローラから繰り出された用
紙はテーブル面の略全面を覆うことになるので、絵を描
くために十分なスペースを確保でき、乳幼児の創作能力
の向上に寄与することができる。また同様に、各ローラ
間の間隔が任意の長さに調節可能なので、種々の長さの
テーブルに取り付けることができ、テーブルの長さに応
じて絵を描くためのスペースを変更できる。
【0020】しかも、この場合には、請求項1および2
の発明における板状部材のような、各ローラの軸方向と
直交する方向に延びる部材が設けられていないので、テ
ーブルから取り外した際には、各ローラを隣接させる程
度にまで全体の長さを短くすることができる、これによ
り、収納時の一層の小型化が可能である。
【0021】なお、用紙押さえ部材および用紙固定部材
の各作用についてはそれぞれ請求項1,2の発明の場合
と同様である。
【0022】請求項5の発明に係る乳幼児用絵画玩具の
使用時には、まず、壁面に取り付けた蓋体を開ける。こ
のとき、蓋体は略水平位置で支持されており、繰り出し
ローラおよび巻き取りローラ間に張られた用紙は、第
1,第2の箱状部材の各テーブル面の上方に配置され
る。
【0023】この状態から、作画用のテーブル面を拡げ
る場合には、一方のローラを他方のローラから離反させ
る。このとき、各ローラ間には、第1,第2の箱状部材
が配置されているので、一方のローラが他方のローラか
ら離反して、各ローラ間の間隔が拡がると、第1の箱状
部材内に配設された付勢部材の付勢力により、第2の箱
状部材が一方のローラ側に突出する。これにより、各ロ
ーラ間に張られた用紙の下方において、テーブル面が拡
がることになる。
【0024】また、逆にテーブル面を縮める場合には、
一方のローラを他方のローラに接近させる。このとき、
一方のローラは、第1の箱状部材内の付勢部材の付勢力
に抗して第2の箱状部材を第1の箱状部材内に没入させ
る。この結果、テーブル面が縮められることになる。
【0025】この場合には、一方のローラを他方のロー
ラに対して接近または離反させることにより、作画用の
テーブル面を大きくすることができるので、乳幼児が絵
を描くために十分なスペースを確保でき、乳幼児の創作
能力の向上に寄与することができる。また、非使用時に
は、壁面に設けた凹部内に収納されることになるので、
コンパクトな収納が可能である。
【0026】請求項6の発明に係る乳幼児用絵画玩具の
使用時において、作画用のテーブル面を拡げる場合に
は、まず、ハンドルを回してボールねじを回転させる。
すると、ボールねじの回転につれてボールナットがボー
ルねじ上を移動する。これにより、ボールナットが連結
された一方のローラの蓋体取付部分を介して、一方のロ
ーラが他方のローラから離反する方向に移動する。この
結果、テーブル面が拡げられることになる。
【0027】逆にテーブル面を縮める場合には、ハンド
ルを前記とは逆の方向に回す。すると、ボールナットが
前記とは逆方向に移動して、一方のローラが他方のロー
ラに接近することになる。このとき、一方のローラは、
第1の箱状部材内の付勢部材の付勢力に抗して第2の箱
状部材を第1の箱状部材内に没入させる。このようにし
て、テーブル面が縮められることになる。
【0028】この場合には、一方のローラを他方のロー
ラに対して接近または離反させることが、ハンドルの操
作によって簡単に行える。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。第1実施例 図1ないし図5は本発明の第1実施例による乳幼児用絵
画玩具を説明するための図であり、図1は乳幼児用絵画
玩具の平面図、図2はその正面図、図3は図2のIII-II
I 線断面図、図4は図2のIV-IV 線断面図、図5は図2
のV-V 線断面図である。
【0030】この乳幼児用絵画玩具1は、正面方向から
みてコ字状に形成された取付台である、たとえば机20
に取り付けられるものであって、この机20の机面21
の左右両端面は、左右の側板22,23の各外側面と略
面一になっている(図2参照)。
【0031】図1および図2に示すように、この乳幼児
用絵画玩具1は、作画用の用紙10が巻き付けられた繰
り出しローラ2と、該繰り出しローラに対向配置され、
該繰り出しローラから繰り出された用紙10を巻き取る
ための巻き取りローラ3とを有している。
【0032】繰り出しローラ2の両端部には、該繰り出
しローラの各端部から突出した回転軸2aの端部をそれ
ぞれ回転自在に支持する第1の支持部4,5が設けられ
ている。各支持部4,5には、机20の側板22に外方
から当接し得る第1の当接部6,7がそれぞれ連結され
ている。また各支持部4,5は、繰り出しローラ2の軸
方向と直交する方向にそれぞれ延長されており、各延長
部分がそれぞれ第1の板状部分8,9を構成している。
【0033】同様に、巻き取りローラ3の両端部には、
該巻き取りローラの各端部から突出した回転軸3aの端
部をそれぞれ回転自在に支持する第2の支持部14,1
5が設けられている。各支持部14,15には、机20
の側板22に対向配置された側板23に外方から当接し
得る第2の当接部16,17がそれぞれ連結されてい
る。また各支持部14,15は、巻き取りローラ3の軸
方向と直交する方向にそれぞれ延長されており、各延長
部分がそれぞれ第2の板状部分18,19を構成してい
る。
【0034】また、板状部分18,19の一部はそれぞ
れ各板状部分8,9に外方から当接しており、すなわ
ち、両板状部材は一部重ね合わされた状態にある。各板
状部材の重ね合わされた部分には、当接部6,7がそれ
ぞれ当接部16,17に接近する方向に付勢力を作用さ
せる付勢部材がそれぞれ設けられている。各付勢部材お
よびその取付部分についてはいずれも同様の構成を有す
るので、以下、板状部材9,19側の付勢部材およびそ
の取付部分についてのみ説明し、板状部材8,18側に
ついては説明を省略する。
【0035】板状部材9には、図3および図4に示すよ
うに、長手方向に延びるガイド孔28が形成されてい
る。一方、板状部材19には、板状部材9側に突出する
突出部29が形成され、該突出部がガイド孔28に係合
しており、これにより、各板状部材9,19がローラ軸
方向と直交する方向にスライドするようになっている。
またガイド孔28内には、付勢手段としてのコイルばね
30が装着されており、該コイルばねの一端は突出部2
9の側面29aに、また他端はガイド孔28の側壁部2
8aにそれぞれ当接している。
【0036】コイルばね30は自然長の状態では、図4
の一点鎖線に示すように、ガイド孔28の長手方向の全
体にわたって延びており、これにより、各板状部材9,
19の重なり合い部分が多くなって、各当接部7,17
が最も接近した状態におかれるようになっている。この
状態から、コイルばね30を縮退させる方向に力を作用
させると、各当接部7,17が徐々に離れて、繰り出し
ローラ2および巻き取りローラ3間の距離が増加するこ
とになる。
【0037】繰り出しローラ2の両端部には用紙押さえ
40が設けられている。用紙押さえ40は平面視L字状
の部材であって、図5に示すように、回転軸2aと直交
する方向に延びる長孔41を有している。その一方、回
転軸2aの端部にはスリーブ50が回転自在かつ軸方向
スライド自在に装着されており、該スリーブのローラ側
端部の外周にはブロック片51が取り付けられている。
ブロック片51は長孔41内にスライド自在に係合して
いる。
【0038】長孔41内にはコイルばね52が縮設され
ており、該コイルばねの一端はブロック片51に、他端
は長孔41の側壁面に圧接している。このコイルばね5
2のばね力により、繰り出しローラ2に巻き付けられた
用紙10の最上位の層に用紙押さえ40が常時弾性的に
当接するようになっている。またスリーブ50には、ブ
ロック片51を介して用紙押さえ40を常時ローラ端面
側に付勢するためのコイルばね53が装着されている。
【0039】繰り出しローラ2に用紙押さえ40を組み
付ける際には、用紙押さえ40を各コイルばね52,5
3のばね力に抗して予め図5の二点鎖線に示すような位
置においておくことにより、その組付けを容易に行うこ
とができる。
【0040】なお、図5は、乳幼児用絵画玩具1の前面
側(支持部5側)の用紙押さえ及びその取付部分を示し
ているが、後面側(支持部4側)の用紙押さえ及びその
取付部分については前面側のものと同様の構成を有する
ので、ここでは説明を省略する。
【0041】各ローラ回転軸2a,3aの前端(図1下
側端)には、用紙送り用のつまみ55,56がそれぞれ
固定されている。これらのつまみのうち、回転軸2a側
のつまみ55については省略することも可能である。
【0042】次に、本第1実施例の作用効果について説
明する。上述の乳幼児用絵画玩具1を机20に取り付け
る際には、まず、第1の当接部6,7と第2の当接部1
6,17とを、コイルばね30のばね力に抗して互いに
離反する方向に移動させ、各当接部6,16間および
7,17間の間隔を拡げる。このとき、第1の板状部材
8,9と第2の板状部材18,19とは、ローラ軸方向
と直交する方向にそれぞれスライドする。
【0043】次に、第1の当接部6,7を机の側板22
に外方から当接させるとともに、第2の当接部16,1
7を机の側板23に外方から当接させる。このとき、コ
イルばね30のばね力により、机20の各側板22,2
3を挟持する形で乳幼児用絵画玩具1が机20に取り付
けられることになる。
【0044】この取付状態においては、繰り出しローラ
2から繰り出された用紙10は机面21の略全面を覆う
ことになるので、乳幼児が絵を描くために十分なスペー
スを確保でき、これにより、乳幼児の創作能力の向上に
寄与することができる。また各当接部の間隔が任意の長
さに調節可能なので、種々の長さの机に取り付けること
ができ、これにより、机の長さに応じて絵を描くための
スペースを変更できる。しかも、机から取り外した際に
は、コイルばね30のばね力により、各当接部が互いに
接近して全体の長さが短くなるので、収納時に小型化で
き、コンパクトな収納が可能である。
【0045】なお、使用時において、用紙の新しい白紙
部分が必要になったときには、繰り出しローラ2および
巻き取りローラ3に取り付けられた各つまみ55,56
を回し、巻き取りローラ3側に用紙10を巻き取らせる
ことにより、繰り出しローラ2側から用紙10の次の白
紙部分を取り出す。この用紙10の繰り出し時には、用
紙押さえ40が繰り出しローラ2側の用紙10の最上位
の層に常時弾性的に当接しているので、用紙10が巻き
取りローラ3側に巻き取られ過ぎるのを防止できる。ま
た、この用紙押さえ40により、絵を描いている最中に
用紙10が弛むのを防止できる。
【0046】第2実施例 図6および図7は本発明の第2実施例による乳幼児用絵
画玩具を説明するための図であり、図6は乳幼児用絵画
玩具の平面図、図7はその巻き取りローラ側のつまみ部
分の断面拡大図である。なお、これらの図において、前
記第1実施例と同一符号は同一または相当部分を示して
いる。
【0047】この乳幼児用絵画玩具1′においては、繰
り出しローラ2から繰り出された用紙10の端部を固定
するための用紙固定部材40′が巻き取りローラ3側に
設けられている点が前記実施例のものと異なっている。
【0048】この用紙固定部材40′は、回転軸3aと
直交する方向に延びる長孔41′が形成された、用紙押
さえ40と同様の平面視L字状の部材であるが、用紙押
さえ40がつまみ55を回しても回転しないのに対し、
用紙固定部材40′はつまみ56の回転とともに回転す
るようになっている。
【0049】すなわち、回転軸3aの端部にはスリーブ
50′がキー止め等により固定されており、該スリーブ
のローラ側端部の外周には、長孔41′内にスライド自
在に係合したブロック片51′が固定されている。この
構成により、つまみ56を回すと、スリーブ50′およ
びブロック片51′を介して、用紙固定部材40′がつ
まみ56とともに回転軸3aの中心線回りを回転するよ
うになっている(図6,図7の実線および一点鎖線参
照)。
【0050】そして、第2の支持部15はスリーブ5
0′とつまみ56との間に配置されるとともに、第2の
当接部17と巻き取りローラ3との間には、用紙固定部
材40′の回転を許容するための隙間45が形成されて
いる。
【0051】また、用紙固定部材40′の長孔41′内
には、用紙押さえ40と同様に、コイルばね52′が縮
設されており、該コイルばねの一端はブロック片51′
に、他端は長孔41′の側壁面に圧接している。このコ
イルばね52′のばね力により、巻き取りローラ3に巻
き付けられた用紙10に用紙固定部材40′が圧接する
ようになっている。またスリーブ50′には、ブロック
片51′を介して用紙固定部材40′を常時ローラ端面
側に付勢するためのコイルばね53′が装着されてい
る。
【0052】なお、図7は、乳幼児用絵画玩具1′の前
面側(支持部15側)の用紙固定部材及びその取付部分
を示しているが、後面側(支持部14側)の用紙固定部
材及びその取付部分については前面側のものと同様の構
成を有するので、ここでは説明を省略する。
【0053】また、本第2実施例においては、繰り出し
ローラ2側に設けられた用紙押さえ40を省略すること
も可能である。
【0054】次に、本第2実施例の作用効果について説
明する。乳幼児用絵画玩具1′の机への取付方法および
この取付状態における作用効果については、前記第1実
施例と同様である。
【0055】さらに、この第2実施例においては、用紙
10の端部を巻き取りローラ3側に固定するための用紙
固定部材40′が設けられているので、本玩具を使用す
る際には、繰り出しローラ2から繰り出された用紙10
の端部をこの用紙固定部材40′を用いて巻き取りロー
ラ3に容易に固定することができ、その後の使用におけ
る用紙10の巻き取りを容易に行える。なお、この用紙
固定部材40′により用紙端部を固定した状態で巻き取
りローラ3を回すと、用紙固定部材40′の上に次々と
用紙10が巻き取られていくことになる。
【0056】また、用紙10を途中で切断した場合に
は、切断された残りの用紙10の端部を再び用紙固定部
材40′を用いて巻き取りローラ3に固定することがで
きる。
【0057】この場合には、用紙切断後、巻き取りロー
ラ3に巻き取られた用紙10の中から用紙固定部材4
0′を抜き取り、用紙固定部材40′を各コイルばね5
2′および53′のばね力に抗して図7二点鎖線位置に
移動させる。この状態から、切断された用紙10の端部
を繰り出しローラ2側から繰り出し、この用紙端部を用
紙固定部材40′と巻き取りローラ3との間に挿入し
て、用紙固定部材40′を離す。すると、各コイルばね
52′および53′のばね力により、用紙固定部材4
0′が用紙端部に圧接し、これにより、用紙固定部材4
0′と巻き取りローラ3との間で用紙端部が挟持されて
固定されることになる。このようにして、用紙切断後の
本乳幼児用絵画玩具1′の継続使用が可能になる。
【0058】第3実施例 図8および図9は本発明の第3実施例による乳幼児用絵
画玩具を説明するための図であり、図8は乳幼児用絵画
玩具の平面図、図9はその正面図である。なお、これら
の図において、前記第1および第2実施例と同一符号は
同一または相当部分を示している。
【0059】この乳幼児用絵画玩具100は、正面方向
からみてΠ字状に形成された取付台である、たとえばテ
ーブル60に取り付けられるものであって、このテーブ
ル60のテーブル面61の左右両端面は、左右の側板6
2,63の各外側面から外方に突出している(図9参
照)。
【0060】図8および図9に示すように、この乳幼児
用絵画玩具100は、前記第1および第2実施例と同様
に、用紙10が巻き付けられた繰り出しローラ2と、該
繰り出しローラから繰り出された用紙10を巻き取るた
めの巻き取りローラ3とを有している。繰り出しローラ
2および巻き取りローラ3の各端部には、各回転軸2
a,3aをそれぞれ回転自在に支持する第1の支持部
4,5および第2の支持部14,15が設けられてい
る。
【0061】第1の支持部4,5は、回転軸2aの軸方
向に延びる縦断面コ字状の配設部材70により連結され
ている。配設部材70は上面部71および下面部72を
有しており、下面部72には、該配設部材70をテーブ
ル面61に固定するための固定機構(固定部材)80が
設けられている。
【0062】この固定機構80は、下面部72を上下方
向に挿通しかつ該下面部に螺合するねじ部81と、その
下端に取り付けられ、ねじ部81を回すためのハンドル
部82と、ねじ部81の上端に回転自在に装着され、テ
ーブル面61に下方から当接する円板部83とを有して
いる。
【0063】第2の支持部14,15は、同様に、回転
軸3aの軸方向に延びる断面コ字状の配設部材90によ
り連結されている。配設部材90は上面部91および下
面部92を有し、下面部92には、該配設部材90をテ
ーブル面61に固定するための固定機構(固定部材)1
10が設けられている。この固定機構110は、同様
に、ねじ部111とハンドル部112と円板部113と
を有している。
【0064】繰り出しローラ2の両端部には、前記第1
および第2実施例と同様の用紙押さえ40が設けられて
いる。また、各ローラ回転軸2a,3aの前端には、用
紙送り用のつまみ55,56がそれぞれ固定されてい
る。なお、巻き取りローラ3側に、前記第2実施例と同
様の用紙固定部材を設けるようにしてもよい。
【0065】次に、本第3実施例の作用効果について説
明する。上述の乳幼児用絵画玩具100をテーブル60
に取り付ける際には、まず、各固定機構80,110の
各ハンドル部82,112を回すことにより、各ねじ部
81,111を下方に移動させ、各円板部83,113
とテーブル面61との間隔を拡げておく。
【0066】次に、配設部材70をテーブル面61の一
方の端部に配置して、該配設部材の内方にテーブル面端
部を入れる。この状態から、固定機構80のハンドル8
2を回して、ねじ部81とともに円板部83を上方に移
動させ、配設部材70の上板部71と円板部83との間
でテーブル面61を挟持することにより、配設部材70
をテーブル面61に固定する。配設部材90側について
も全く同様にして、固定機構110により配設部材90
をテーブル面61に固定する。
【0067】この取付状態では、前記第1および第2実
施例の場合と同様に、繰り出しローラ2から繰り出され
た用紙10はテーブル面61の略全面を覆うことになる
ので、絵を描くために十分なスペースを確保でき、乳幼
児の創作能力の向上に寄与することができる。また同様
に、各ローラ間の間隔を任意に調節可能なので、種々の
長さのテーブルに取り付けることができ、テーブルの長
さに応じて絵を描くためのスペースを変更できる。
【0068】しかも、この場合には、前記第1および第
2実施例における板状部材のような、各ローラ2,3の
軸方向と直交する方向に延びる部材が設けられていない
ので、テーブル60から取り外した際には、各ローラ
2,3を隣接させる程度にまで全体の長さを短くするこ
とができ、これにより、収納時の一層の小型化が可能で
ある。
【0069】第4実施例 図10および図11は本発明の第4実施例による乳幼児
用絵画玩具を説明するための図であり、図10は乳幼児
用絵画玩具の取付状態を示す側面概略図、図11はその
全体斜視図である。
【0070】この乳幼児用絵画玩具200は、前記第1
ないし第3実施例と異なり、室内の壁面150に形成し
た凹部151内に設けられるものであって、該凹部内に
収納された収納位置(図10実線位置)と、壁面150
と略直交する取出位置(同図一点鎖線位置)とをとり得
るように、凹部151内に配設したピン152に回動自
在に支持されている。なお、乳幼児用絵画玩具200の
裏面側(壁面構成側)には、操作者が指を引っかけるた
めの把手153が形成されており、また壁面内には、乳
幼児用絵画玩具200を収納位置でロックするためのロ
ック機構154が設けられている。
【0071】図11に示すように、この乳幼児用絵画玩
具200は、凹部151を閉塞し得る蓋体201の上に
対向配置された繰り出しローラ202および巻き取りロ
ーラ203を有している。
【0072】巻き取りローラ203は、その両端部に配
置されかつ蓋体201の上に固定された支持部204に
回転自在に支持されている。繰り出しローラ202は支
持部205に回転自在に支持されており、該支持部20
5は、蓋体201に形成された長手方向のガイド溝20
1aにスライド自在に係合している。これにより、繰り
出しローラ202が巻き取りローラ203に対して接近
・離反可能に構成される。また支持部205には、上方
に立ち上がる立壁部205aが形成されている。
【0073】繰り出しローラ202および巻き取りロー
ラ203の一端側には、用紙送り用のつまみ206が取
り付けられている。繰り出しローラ202の各端部に
は、前記第1ないし第3実施例と同様の用紙押さえ20
7が設けられている。また巻き取りローラ203の各端
部には、前記第2実施例と同様の用紙固定部材208が
設けられている。なお、この用紙固定部材208は省略
することも可能である。
【0074】各ローラ間には、蓋体201上に固定され
るとともに、一端に開口を有する第1の箱状部材210
と、該箱状部材の開口内に出没自在に挿入された第2の
箱状部材211とが設けられている。これらの箱状部材
の各上面が、各ローラ間に張られる用紙230のテーブ
ル面を構成している。第1の箱状部材210内において
第2の箱状部材211の背面側には、第2の箱状部材2
11を突出方向に付勢するコイルばね214が縮設され
ている。このコイルばね214のばね力により、第2の
箱状部材211の先端面は、支持部材205の立壁部2
05aに常時当接した状態になっている。
【0075】一方、繰り出しローラ202および巻き取
りローラ203の下方には、各ローラの回転軸方向と直
交する方向にボールねじ220が配設されている。ボー
ルねじ220の巻き取りローラ側端部はサポート部22
1により、また繰り出しローラ側端部はサポート部22
2によりそれぞれ回転自在に支持されている。サポート
部221には、ボールねじ220を回転させるためのハ
ンドル225が着脱自在に取り付けられようになってい
る。ボールねじ220にはボールナット227が螺合し
ており、該ボールナットは、支持部205の立壁部20
5aに固定されている。これにより、ボールナット22
7とともに、支持部205が移動するようになってい
る。
【0076】次に、本第4実施例の作用効果について説
明する。上述の乳幼児用絵画玩具200の使用時には、
まず、壁面150に取り付けた蓋体201を開けて手前
側に倒す。このとき、蓋体201は略水平位置で支持さ
れている(図10一点鎖線参照)。
【0077】この状態から、テーブル面を拡げる場合に
は、ハンドル225を回してボールねじ220を回転さ
せる。すると、ボールねじ220の回転につれてボール
ナット227がボールねじ220上を移動する。これに
より、ボールナット227が連結された立壁部205a
を介して、支持部205がガイド溝201aに沿って移
動する。この結果、繰り出しローラ202が巻き取りロ
ーラ203から徐々に離れる。
【0078】一方、各ローラ間の間隔が拡がると、第1
の箱状部材210内に配設されたコイルばね214のば
ね力により、第2の箱状部材211が繰り出しローラ2
02側に突出する。これにより、各ローラ間に張られた
用紙230の下方において、テーブル面が拡がることに
なる。
【0079】また、逆にテーブル面を縮める場合には、
ハンドル225を前記とは逆の方向に回す。すると、ボ
ールナット227が前記とは逆方向に移動して、繰り出
しローラ202が巻き取りローラ203に接近すること
になる。このとき、繰り出しローラ202を支持する支
持部205の立壁部205aは、第1の箱状部材210
内のコイルばね214のばね力に抗して、第2の箱状部
材211を第1の箱状部材210内に没入させる。この
ようにして、テーブル面が縮められることになる。
【0080】この場合においても、前記各実施例と同様
に、作画用のテーブル面を拡げることができるので、乳
幼児が絵を描くために十分なスペースを確保でき、乳幼
児の創作能力の向上に寄与することができる。しかも、
この場合には、テーブル面を拡げることがハンドル22
5の操作によって簡単に行える。また、非使用時には、
壁面150に設けた凹部151内に収納することができ
るので、コンパクトな収納が可能である。
【0081】なお、図11の例では、繰り出しローラ2
02を巻き取りローラ203に対して接近・離反可能に
構成した例を示したが、これとは逆に、巻き取りローラ
203を繰り出しローラ202に対して接近・離反可能
に構成するようにしてもよい。
【0082】また、図11の例では、両ローラを互いに
接近または離反させる機構として、ボールねじおよびボ
ールナットからなる機構を採用したが、全体の構造の簡
略化のために、このような機構を省略するようにしても
よい。なお、この場合には、スライド自在な一方のロー
ラを直接手で移動させるようになるが、このとき、該一
方のローラを任意の位置で蓋体201に固定するための
ねじ等の固定手段が設けられている方が好ましい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る乳幼
児用絵画玩具によれば、乳幼児が絵を描くための十分な
スペースを確保でき、これにより、乳幼児の創作能力の
向上に寄与でき、しかもコンパクトな収納が可能になる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による乳幼児用絵画玩具の
平面図。
【図2】前記乳幼児用絵画玩具の正面図。
【図3】図2の III-III線断面図。
【図4】図2の IV-IV線断面図。
【図5】図2の V-V線断面図。
【図6】本発明の第2実施例による乳幼児用絵画玩具の
平面図。
【図7】前記乳幼児用絵画玩具(図6)の巻き取りロー
ラ部分の断面拡大図
【図8】本発明の第3実施例による乳幼児用絵画玩具の
平面図。
【図9】前記乳幼児用絵画玩具(図8)の正面図。
【図10】本発明の第4実施例による乳幼児用絵画玩具
の取付状態を示す概略図。
【図11】前記乳幼児用絵画玩具(図10)の全体斜視
図。
【符号の説明】
1,1′ 乳幼児用絵画玩具 2 繰り出しローラ 3 巻き取りローラ 2a,3a 回転軸 4,5 第1の支持部 6,7 第1の当接部 8,9 第1の板状部材 14,15 第2の支持部 16,17 第2の当接部 18,19 第2の板状部材 30 コイルばね(付勢部材) 40,207 用紙押さえ(部材) 40′,208 用紙固定部材 55,56 つまみ 10 用紙 20 机(取付台) 22 側板(第1の側面) 23 側板(第2の側面)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作画用の用紙が巻き付けられた繰り出し
    ローラと、該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出
    しローラから繰り出される用紙を巻き取るための巻き取
    りローラとを備えた乳幼児用絵画玩具において、 前記繰り出しローラの両端部にそれぞれ配置され、該繰
    り出しローラの各端部から突出した回転軸端をそれぞれ
    回転自在に支持する第1の支持部と、該各支持部にそれ
    ぞれ連結され、前記繰り出しローラが取り付けられる取
    付台の第1の側面に当接し得る第1の当接部と、該各当
    接部にそれぞれ連結され、前記繰り出しローラの軸方向
    と直交する方向に延びる第1の板状部材とを設け、 前記巻き取りローラの両端部にそれぞれ配置され、該巻
    き取りローラの各端部から突出した回転軸端をそれぞれ
    回転自在に支持する第2の支持部と、該各支持部にそれ
    ぞれ連結され、前記巻き取りローラが取り付けられる前
    記取付台の第1の側面と対向した第2の側面に当接し得
    る第2の当接部と、該各当接部にそれぞれ連結され、前
    記巻き取りローラの軸方向と直交する方向に延びかつ前
    記第1の板状部材にその一部が重なり合う第2の板状部
    材とを設けるとともに、 前記各第1,第2の当接部が互いに接近する方向に付勢
    力を作用させる付勢部材を前記第1,第2の板状部材に
    設け、前記繰り出しローラに巻き付けられた用紙の最上
    位の層に弾性的に当接する用紙押さえ部材を該繰り出し
    ローラに設け、用紙送り用のつまみを前記巻き取りロー
    ラの一方の回転軸端に取り付けた、ことを特徴とする乳
    幼児用絵画玩具。
  2. 【請求項2】 作画用の用紙が巻き付けられた繰り出し
    ローラと、該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出
    しローラから繰り出される用紙を巻き取るための巻き取
    りローラとを備えた乳幼児用絵画玩具において、 前記繰り出しローラの両端部にそれぞれ配置され、該繰
    り出しローラの各端部から突出した回転軸端をそれぞれ
    回転自在に支持する第1の支持部と、該各支持部にそれ
    ぞれ連結され、前記繰り出しローラが取り付けられる取
    付台の第1の側面に当接し得る第1の当接部と、該各当
    接部にそれぞれ連結され、前記繰り出しローラの軸方向
    と直交する方向に延びる第1の板状部材とを設け、 前記巻き取りローラの両端部にそれぞれ配置され、該巻
    き取りローラの各端部から突出した回転軸端をそれぞれ
    回転自在に支持する第2の支持部と、該各支持部にそれ
    ぞれ連結され、前記巻き取りローラが取り付けられる前
    記取付台の第1の側面と対向した第2の側面に当接し得
    る第2の当接部と、該各当接部にそれぞれ連結され、前
    記巻き取りローラの軸方向と直交する方向に延びかつ前
    記第1の板状部材にその一部が重なり合う第2の板状部
    材とを設けるとともに、 前記各第1,第2の当接部が互いに接近する方向に付勢
    力を作用させる付勢部材を前記第1,第2の板状部材に
    設け、前記繰り出しローラから繰り出された用紙の端部
    を前記巻き取りローラ側に固定するための用紙固定部材
    を前記巻き取りローラに設け、用紙送り用のつまみを前
    記巻き取りローラの一方の回転軸端に取り付けた、こと
    を特徴とする乳幼児用絵画玩具。
  3. 【請求項3】 作画用の用紙が巻き付けられた繰り出し
    ローラと、該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出
    しローラから繰り出される用紙を巻き取るための巻き取
    りローラとを備えた乳幼児用絵画玩具において、 前記各ローラをそれぞれ回転自在に支持する第1,第2
    の支持部と、該各支持部にそれぞれ連結され、前記各ロ
    ーラが取り付けられる取付台のテーブル面両端の上,下
    方に配設される断面コ字状の配設部材とを設けるととも
    に、 前記各配設部材を前記テーブル面に上下方向からねじ止
    め固定するための固定部材をそれぞれ前記各配設部材に
    設け、前記繰り出しローラに巻き付けられた用紙の最上
    位の層に弾性的に当接する用紙押さえ部材を該繰り出し
    ローラに設け、用紙送り用のつまみを前記巻き取りロー
    ラの一方の回転軸端に取り付けた、ことを特徴とする乳
    幼児用絵画玩具。
  4. 【請求項4】 作画用の用紙が巻き付けられた繰り出し
    ローラと、該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出
    しローラから繰り出される用紙を巻き取るための巻き取
    りローラとを備えた乳幼児用絵画玩具において、 前記各ローラをそれぞれ回転自在に支持する第1,第2
    の支持部と、該各支持部にそれぞれ連結され、前記各ロ
    ーラが取り付けられる取付台のテーブル面両端の上,下
    方に配設される断面コ字状の配設部材とを設けるととも
    に、 前記各配設部材を前記テーブル面に上下方向からねじ止
    め固定するための固定部材をそれぞれ前記各配設部材に
    設け、前記繰り出しローラから繰り出された用紙の端部
    を前記巻き取りローラ側に固定するための用紙固定部材
    を前記巻き取りローラに設け、用紙送り用のつまみを前
    記巻き取りローラの一方の回転軸端に取り付けた、こと
    を特徴とする乳幼児用絵画玩具。
  5. 【請求項5】 室内の壁面に設けた凹部内に収納可能に
    設けられた乳幼児用絵画玩具であって、 作画用の用紙が巻き付けられた回転自在な繰り出しロー
    ラと、該繰り出しローラに対向配置され、該繰り出しロ
    ーラから繰り出される用紙を巻き取るための回転自在な
    巻き取りローラとを、前記凹部を閉塞し得る回動可能な
    蓋体に取り付け、前記各ローラのうちの一方のローラを
    他方のローラに対して接近・離反可能に構成するととも
    に、 前記各ローラ間において前記他方のローラ側に配置さ
    れ、前記一方のローラと対向する側に開口を有しかつそ
    の上面が作画用のテーブル面を構成する第1の箱状部材
    と、該第1の箱状部材の開口内に出没自在に挿入されか
    つその上面が作画用のテーブル面を構成する第2の箱状
    部材と、前記第1の箱状部材内に配設され、前記第2の
    箱状部材を突出する方向に付勢する付勢部材とを設け、 前記繰り出しローラに巻き付けられた用紙の最上位の層
    に弾性的に当接する用紙押さえ部材を該繰り出しローラ
    に設け、用紙送り用のつまみを前記巻き取りローラの一
    方の回転軸端に取り付けた、ことを特徴とする乳幼児用
    絵画玩具。
  6. 【請求項6】前記蓋体上には、前記繰り出しローラおよ
    び巻き取りローラの軸方向と直交する方向にボールねじ
    が配設され、該ボールねじに螺合するボールナットが前
    記一方のローラの蓋体取付部分に連結されるとともに、
    該ボールねじの一端にボールねじ回転用のハンドルが設
    けられている、ことを特徴とする請求項5記載の乳幼児
    用絵画玩具。
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