JPH11227386A - 転写方法および転写具 - Google Patents

転写方法および転写具

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JPH11227386A
JPH11227386A JP5020498A JP5020498A JPH11227386A JP H11227386 A JPH11227386 A JP H11227386A JP 5020498 A JP5020498 A JP 5020498A JP 5020498 A JP5020498 A JP 5020498A JP H11227386 A JPH11227386 A JP H11227386A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/002Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
    • B65H37/005Hand-held apparatus
    • B65H37/007Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に転写することができ、さらに所定箇所
のみの転写を容易にできる転写方法および転写具を簡単
な構造で提供することである。 【解決手段】 本体内の供給リ−ルに巻き付けた、基材
の片面に塗膜を設けた転写テ−プを少なくとも一部が弾
性体よりなるヘッドを経由し、前記ヘッドを少なくとも
本体より突出した状態で被転写面の転写箇所に当接し
て、前記ヘッドの弾性体を押圧作動により圧縮変形する
ことにより前記転写テ−プの塗膜を被転写面に転写する
転写方法および転写具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写テ−プの塗膜
を紙面等に転写する転写具に関し、さらに詳しくは、押
圧作動により転写テ−プの塗膜を転写することのできる
転写具に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、離型性を有する紙やフィルム等
の基材上に修正剤や粘着剤、着色剤等の塗膜を設け、テ
−プ状に加工し、紙面等の被転写物に修正剤、粘着剤、
着色剤を圧着移動し転写する転写具は知られている。
【0003】前記転写具は主として一端部にヘッドを備
えた本体内に、供給リ−ル、巻取リ−ルとが回転可能に
配設され、供給リ−ルに巻装した転写テ−プが該ヘッド
先端部を経由して折り返し、該折り返し部を紙面等の被
転写物に押し当てた状態で移動させることにより、テ−
プ基材上の修正剤や粘着剤等の塗膜を紙面に転写するも
のが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした構造
では、移動に対してヘッドを密着させるため、本体角度
や移動方向の直進性が要求され、特に所定箇所のみに塗
膜を転写し、余分な部分に塗膜が転写するのを防止する
場合は、転写する移動距離を厳密に設定する必要がある
ため、前記構造では作業性に問題があった。
【0005】本発明の目的は、確実に転写することがで
き、さらに所定箇所のみの転写を容易にできる転写具を
簡単な構造で提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、本体内の供給リ−ルに巻き付けた、基材の
片面に塗膜を設けた転写テ−プを少なくとも一部が弾性
体よりなるヘッドを経由し、前記ヘッドを少なくとも本
体より突出した状態で被転写面の転写箇所に当接して、
前記ヘッドの弾性体を押圧作動により圧縮変形すること
により前記転写テ−プの塗膜を被転写面に転写すること
を特徴とする転写方法とする。
【0007】また、本体に、基材の片面に塗膜を設けた
転写テ−プを巻き付けた供給リ−ルと、使用済のテ−プ
を収納する収納手段と、前記転写テ−プの塗膜を転写す
るヘッドを配設してなる転写具において、前記ヘッドの
少なくとも一部を弾性体で形成するとともに、少なくと
も転写時には本体より突出した状態で被転写面の転写箇
所に当接して、前記ヘッドの弾性体を押圧作動により圧
縮変形することにより前記転写テ−プの塗膜を被転写面
に転写させるよう設けた構成とする。
【0008】また、前記ヘッドの転写面が略平地状から
なる構成とする。
【0009】
【発明の実施の形態】ヘッドの形状は、筒状、柱状等、
転写面が略平地状である形状を適宜選択すればよい。押
圧作動により転写するため転写面が転写箇所となるの
で、所定箇所のみに塗膜を転写して余分な部分に塗膜が
転写するのを防止することができる。
【0010】弾性体の材質は、エラストマ−(スチレン
系、オレフィン系、エステル系、ニトリル系、ウレタン
系、塩化ビニ−ル系等)、シリコ−ンゴム、その他合成
ゴム、天然ゴム、コルク等の木質片等、公知である弾性
体を適宜選択すればよい。また、ヘッドの少なくとも一
部を弾性体で形成することにより、被転写面に多少の凹
凸を生じている場合、または転写角度を厳密に設定しな
くても押圧作動によって弾性体が圧縮変形することによ
り確実に塗膜を転写することができる。
【0011】また前記ヘッドは、少なくとも一部が弾性
体のヘッドのみを配設してもよいし、ヘッド自体をヘッ
ドの転写面に対し略垂直方向に移動可能および復帰可能
に配設してもよい。前記配設方法としては、例えばヘッ
ド一端部にスプリングを設けるなど、押圧力を加えると
ヘッドが移動し、押圧力が無くなると元の場所に戻るよ
うに配設する公知な方法等を用いることができる。その
結果、上記弾性体の圧縮変形に加えてヘッド自体の移動
により、さらに被転写面の凹凸を吸収したり、押圧力の
設定を容易にするので好ましい。また、前記ヘッドの移
動および弾性体の圧縮変形に連動して使用済のテ−プを
収納する収納手段を駆動させることができる。該ヘッド
の移動および弾性体の圧縮変形により収納手段を駆動さ
せることによりテ−プの送り量が一定になるので好まし
い。
【0012】収納手段には、テ−プを挟み込んで送り出
す方法や巻取リ−ル等によりテ−プを巻取る方法等、公
知な使用済みのテ−プを収納する収納手段を用いること
ができる。
【0013】ヘッドを押圧作動させる押圧方法は、転写
具本体を押圧してもよいし、押圧部等を設けるなど、ヘ
ッドが本体より突出した状態で押圧力が加わる方法を適
宜選択すればよい。少なくともヘッドを本体より突出し
た状態で、被転写面の転写箇所にヘッドの転写面を当接
させるので転写テ−プが当接する状態を目視で確認する
ことができるため、所定箇所の転写を容易に確実に転写
することができる。さらに、転写時にヘッドが本体より
突出していれば、例えばノック式のように、未使用時に
ヘッドが本体内に収納されているようなものでも本発明
の転写方法および転写具に使用できる。
【0014】押圧作動により転写テ−プにたるみが生じ
るため、板バネ等によりテ−プに張りを持たせる方法や
収納手段に常時、力が加わるような方法等、テ−プのた
るみを防止する公知な方法を適宜選択して設けることが
できる。
【0015】供給リ−ルと収納部材を互いに連動させる
ことにより、押圧作動による転写に加えて、ヘッドを被
転写面に押し当てた状態で被転写面と平行に移動させて
転写テ−プの塗膜を転写することもできる。
【0016】供給リ−ルおよび/または収納手段の逆回
転防止のための機構、例えば、正回転では係止せず逆回
転のみに係止する係止部および係止爪による機構等、公
知である逆回転防止のための機構を適宜選択して設ける
ことができる。回転防止機構を設けることにより、誤っ
て転写方向と反対に圧縮移動した場合でもリ−ルが回転
することが無いので好ましい。
【0017】転写テ−プの基材には、コンデンサ−紙、
グラシン紙等の紙基材やポリエステルフィルム、セルロ
−スフィルム、アセテ−トフィルム、ポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリイミドフィルム、
ポリエチレンナフタレ−トフィルム等のプラスチック基
材等、既に公知である基材を適宜選択すればよい。ま
た、基材の片面に設ける塗膜も基材に合わせて、修正
剤、粘着剤、着色剤等を適宜選択すればよい。
【0018】また、基材と塗膜の間に離型層を設けても
良いし、基材自体を離型処理しても良い。さらには最外
層に粘着層を設けるなど、基材と塗膜以外に他の機能を
持った層を設けることができる等、公知の転写具に用い
ている転写テ−プを使用することができる。
【0019】本体には透明または不透明なもののどちら
を用いてもよいが、作業性を考慮すると透明なもののほ
うが、テ−プの残量や作業場所の確認が容易にできるの
で好ましい。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1、2に示す第1の実施例における転写具1は、本体2
内に配設した支柱7、8に離型処理を施したポリエステ
ルフィルムからなる基材に白色の修正塗料層の転写層6
aを形成し、さらにその上に加圧接着性を有するアクリ
ル系の粘着剤層を有する転写テ−プ6を巻装した供給リ
−ル3と、転写後の転写テ−プ6を収納する巻取リ−ル
4を回転自在に支持するとともに、ウレタン系エラスト
マ−からなる四角柱状のヘッド5をヘッド保持部材5c
に配設し、本体2の先端から突出するように突設し、ヘ
ッド保持部材5cの一端部と本体2に固着されたスプリ
ング保持部材10a間にスプリング10を配設し、ヘッ
ド5を移動可能および復帰可能に配設してなる修正具で
ある。また、テ−プのたるみ防止として板バネ18を本
体2内に配設している。
【0021】供給リ−ル3の逆回転防止のためにラチェ
ット等の機構を使用することができるが、本実施例で
は、本体内壁に係止部(図示せず)を設け、供給リ−ル
に前記係止部に係脱可能な係止爪(図示せず)を設け
る。前記係止部と係止爪は供給リ−ルの供給方向(時計
回り)には係止せず、反対方向のみに係止するように構
成する。
【0022】転写テ−プ6は、ガイドピン9により誘導
され供給リ−ル3から繰り出し、ヘッド5の転写面5a
を通過して、さらにガイドピン19により誘導され、巻
取リ−ル4に経由している。
【0023】転写時にはヘッド5の略平地状の転写面5
aを被転写面11の転写箇所に当接し、本体2を被転写
面方向(矢印A1方向)に押圧することにより本体2お
よび巻取リ−ル4は下降(矢印A1方向)する。同時に
ヘッド5にも押圧力が加わりヘッド5を圧縮変形させて
修正塗料層の転写層6aは粘着剤層により基材より剥離
して被転写面11に転写する。この時、本体2を多少傾
けて押圧しても弾性体の変形で吸収でき、被転写面に対
してほぼ垂直方向の押圧力となる。また、ヘッド5およ
び駆動軸12も前記押圧力を受け、転写面5aに対し略
垂直方向(矢印B1方向)に相対的に移動する。
【0024】駆動軸12の一端部にはバネ性を持たせた
バネ部13aを設け、さらにバネ部13aの一端部には
爪部13を設ける。本体2を押圧した時には、駆動軸1
2と一体となる爪部13と巻取リ−ル4のギア4aとの
関係は順方向となるため両者間においては噛合が行われ
ず、爪部13はバネ部13aの撓みによって巻取リ−ル
4のギア4aを乗り越えて移動する。押圧力が無くなる
と弾性体の変形が元に戻るのと同時にスプリング10に
より、本体2および巻取リ−ル4が上昇(矢印B1方
向)するので、巻取リ−ル4に設けたギア4aに噛合し
て巻取リ−ル4を回転(時計回り)させ使用済みの転写
テ−プ6を巻き取る。すなわち、爪部13は巻取リ−ル
4が巻き上げ方向のみ噛合する。前記転写テ−プの巻き
取りによりテ−プが移動して、供給リ−ル3から未使用
の転写テ−プ6が搬送され、ヘッド5の転写面5aには
常に未使用の転写テ−プが搬送される。
【0025】従来の供給リ−ルと巻取リ−ルが本体内で
同一面上に並設してあるものについては、供給リ−ルに
巻装した転写テ−プの移動により供給リ−ルが回転し、
その回転力を巻取リ−ルへ伝達して使用済みの転写テ−
プを巻き取るため、ギアをテ−プ径より大きくする必要
があるため本体が大きくなりデザインの自由度が少なく
なってしまうが、上記構成によりギアをテ−プ径より大
きくする必要がないため、デザインの自由度が向上する
ので好ましい。
【0026】図3、図4に示す第2の実施例における転
写具21は、本体22内に配設した支柱27に離型処理
を施したポリエステルフィルムからなる基材に白色の修
正塗料層の転写層26aを形成し、さらにその上に加圧
接着性を有するアクリル系の粘着剤層を有する転写テ−
プ26を巻装した供給リ−ル23を回転自在に支持する
とともに、四角柱状のヘッド25をヘッド保持部材25
cに配設して、本体22の先端から突出するように突設
し、ヘッド25の先端部をオレフィン系エラストマ−か
らなる転写部材25bで形成する。ヘッド保持部材25
cの一端部とスプリング保持部材20a間にスプリング
20を配設し、ヘッド25を移動可能および復帰可能に
配設してなる修正具である。また、テ−プのたるみ防止
として板バネ28を本体22内に配設している。
【0027】供給リ−ル23の逆回転防止のために実施
例1と同様に本体内壁に係止部(図示せず)を設け、供
給リ−ル23に前記係止部に係脱可能な係止爪(図示せ
ず)を設ける。前記係止部と係止爪は供給リ−ルの供給
方向(時計回り)には係止せず、反対方向のみに係止す
るように構成する。
【0028】転写テ−プ26は、供給リ−ル23から繰
り出し、ガイドピン29により誘導され、ヘッド25の
転写面25aを経由しギア34、35を有する挟部材1
6、17により収納室15に送り出される。本体に使用
後の転写テ−プを収容する収容室15を設けることによ
り、従来必要であった巻取リ−ルが必要でなくなるた
め、デザインの自由度が向上するので好ましい。
【0029】転写時には実施例1と同様にヘッド25の
略平地状の転写面25aを被転写面31の転写箇所に当
接し、本体22を被転写面方向(矢印A2方向)に押圧
することにより本体22および挟部材16、17は下降
(矢印A2方向)する。同時にヘッド25にも押圧力が
加わりヘッド25の転写部材25bを変形させて転写テ
−プ26の修正塗料層の転写層26aは粘着剤層により
基材より剥離して被転写面31に転写する。この時、本
体22を多少傾けて押圧しても弾性体の転写部材25b
の変形で吸収でき、被転写面に対してほぼ垂直方向(矢
印A2方向)の押圧力となる。また、ヘッド25および
駆動軸32も前記押圧力を受け、転写面25aに対し略
垂直方向(矢印B2方向)に相対的に移動する。
【0030】駆動軸32の一端部にはバネ性を持たせた
バネ部33aを設け、さらにバネ部33aの一端部には
爪部33を設ける。本体22を押圧した時には、駆動軸
32と一体となる爪部33と巻取リ−ル24のギア24
aとの関係は順方向となるため両者間においては噛合が
行われず、爪部33はバネ部33aの撓みによって巻取
リ−ル24のギア24aを乗り越えて移動する。爪部3
3は押圧力が無くなると弾性体が元に戻るのと同時にス
プリング20により、本体22および挟部材16が上昇
(矢印B2方向)するので、挟部材16に設けたギア3
4に噛合して挟部材16を回転(時計回り)させる。ま
た、挟部材16の回転に伴いギア34、35が噛合し
て、挟部材17を回転(反時計回り)させ使用済みの転
写テ−プ26を挟み込み収納室15に送り出す。すなわ
ち、爪部33は挟部材16の送り出し方向のみ噛合す
る。また、挟部材16、17を設けることにより、転写
テ−プ26の送り量が一定になるので好ましい。前記使
用済のテ−プの送り出しにより転写テ−プが移動して、
供給リ−ル23から未使用の転写テ−プ26が搬送され
ヘッドの転写面25aには常に未使用の転写テ−プが搬
送される。
【0031】図5、図6、図7に示す第3の実施例にお
ける転写具41は、本体42内に配設した支柱47、4
8に離型処理を施したポリエステルフィルムからなる基
材に白色の修正塗料層の転写層を形成し、さらにその上
に加圧接着性を有するアクリル系の粘着剤層を有する転
写テ−プ46を巻装した供給リ−ル43および巻取リ−
ル44を回転自在に支持するとともに、両リ−ルに設け
たギア54、55により互いに連動可能に配設してなる
修正具である。
【0032】四角柱状のオレフィン系エラストマ−から
なるヘッド45をヘッド保持部材45cに配設し本体4
2の先端から突出するように突設する。
【0033】供給リ−ル43の逆回転防止のために実施
例1と同様に本体内壁に係止部(図示せず)を設け、供
給リ−ル23に前記係止部に係脱可能な係止爪(図示せ
ず)を設ける。前記係止部と係止爪は供給リ−ルの供給
方向(時計回り)には係止せず、反対方向のみに係止す
るように構成する。
【0034】転写テ−プ46は、ギア54を有する供給
リ−ル43から繰り出し、ガイドピン49、50により
誘導され、ヘッド45の転写面45aを経由しギア55
を有する巻取リ−ル44により巻き取られる。
【0035】転写時には実施例1、2と同様にヘッド4
5の略平地状の転写面45aを被転写面51の転写箇所
に当接し、本体42を被転写面方向(矢印A3方向)に
押圧する。同時にヘッド45にも押圧力が加わりヘッド
45を圧縮変形させて転写テ−プ46の修正塗料層の転
写層(図示せず)は粘着剤層により基材より剥離して被
転写面51に転写する。
【0036】転写後、本体42に巻取リ−ル44のギア
56に噛合する、撓み可能な押棒58を設けた巻上げノ
ブ57を、スプリング57aを撓ませて押す(矢印E方
向)ことにより、押棒58の一端部に設けた爪部58a
が巻取リ−ル44に設けたギア56に噛合して巻取リ−
ル44を回転(時計回り)させ転写テ−プ46を巻取
る。巻き上げ後、押棒58はスプリング57aの復帰力
で復元するが、押棒58の爪部58aとギア56は矢印
E方向のみの噛合となり、逆方向は押棒の撓みによって
ギア56との噛合が逃げて巻取リ−ルは回転しない。巻
上げノブを押して所定の長さ分を巻上げるので、繰返し
押圧転写することができる。
【0037】また、供給リ−ル43と巻取リ−ル44が
ギア54、55により連動しているため、本体42を傾
斜させてヘッド45の略平地状の転写面45aの角部を
被転写面51の転写箇所に当接し、本体42を被転写面
方向(矢印A3方向)に押圧し、ヘッド45を圧縮変形
させ、その後、被転写面に対し平行(矢印C方向)に移
動させることにより塗膜を転写面に転写することもでき
る。
【0038】前記転写時に、ヘッド45を折返し移動す
る転写テ−プ46により供給リ−ル43が回転(反時計
回り)して、供給リ−ル43に設けたギア54が巻取リ
−ル44に設けたギア55に噛合することにより巻取リ
−ル44を回転させて、転写後のテ−プ46を巻取る。
この時、転写テ−プの移動量は一定であるのに対し、供
給リ−ル43のテ−プ外径と巻取リ−ル44のテ−プ外
径との比は、経時的に変化する。すなわち、供給リ−ル
のテ−プ外径が経時的に小さくなるのに対し、巻取リ−
ルのテ−プ外径は大きくなる。
【0039】このため、巻取リ−ル44の巻取速度が供
給リ−ル43の供給速度より経時的に速くなっていくの
で両リ−ルの回転速度は同期しなくなるため、供給リ−
ル43に加わる回転トルクも次第に大きくなっていく。
【0040】供給リ−ル43は、ギア54を有する回転
部材43aとテ−プを巻装した供給部材43bとからな
り、回転部材43aと供給部材43b間に摩擦部材43
cを装着する。前記回転トルクが摩擦部材43cの摩擦
力を上回ることにより、供給部材43bが滑り回転する
ので供給速度と巻取速度を同期することができる。尚、
供給速度と巻取速度を同期させる手段は、前記した機構
の手段のみではなく、公知である供給リ−ルと巻取リ−
ルの回転速度を同期させる手段を適宜選択して用いるこ
とが出来る。
【0041】上記実施例の転写具に用いたテ−プは特に
限定されるものではなく、公知である転写具に用いるテ
−プを適宜選択することができ、さらに他の機能を持っ
たテ−プを用いることにより粘着具、修正具、着色具等
の様々な転写具に使用できることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】本発明の転写具は、前述した構成なの
で、確実で所定箇所のみの転写を容易にできる転写具を
簡単な構造で提供することできる利点がある。また、本
体を多少傾斜して押圧しても、弾性体により吸収できる
ので確実な押圧力を与えることができる。また、構造に
よっては、押圧作動による押圧転写とともに被転写面に
対し平行に移動させた転写を併せて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の使用状態を示す一部縦
断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例の使用状態を示す一部縦
断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を示す一部縦断面図であ
る。
【図7】本発明の第3の供給リ−ルの縦断面図である。
【符号の説明】
1、21、41 転写具 2、22、42 本体 3、23、43 供給リ−ル 4、44 巻取リ−ル 5、25、45 ヘッド 5a、25a、45a 転写面 25b 転写部材 5c、25c、45c ヘッド保持部材 6、26、46 転写テ−プ 7,8、27、47、48 支柱 9、19、29、49、50 ガイドピン 10、20 スプリング 10a、20a スプリング保持部材 11、31、51 被転写面 12、32 駆動軸 13、33 爪部 15 収納室 16、17 挟部材 18、28 板バネ 34、35、54、55、56 ギア 57 巻上げノブ 58 押棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内の供給リ−ルに巻き付けた、基材の
    片面に塗膜を設けた転写テ−プを少なくとも一部が弾性
    体よりなるヘッドを経由し、前記ヘッドを少なくとも本
    体より突出した状態で被転写面の転写箇所に当接して、
    前記ヘッドの弾性体を押圧作動により圧縮変形すること
    により前記転写テ−プの塗膜を被転写面に転写すること
    を特徴とする転写方法。
  2. 【請求項2】本体に、基材の片面に塗膜を設けた転写テ
    −プを巻き付けた供給リ−ルと、使用済のテ−プを収納
    する収納手段と、前記転写テ−プの塗膜を転写するヘッ
    ドを配設してなる転写具において、前記ヘッドの少なく
    とも一部を弾性体で形成するとともに、少なくとも転写
    時には本体より突出した状態で被転写面の転写箇所に当
    接して、前記ヘッドの弾性体を押圧作動により圧縮変形
    することにより前記転写テ−プの塗膜を被転写面に転写
    させるよう設けたことを特徴とする転写具。
  3. 【請求項3】前記ヘッドの転写面が略平地状からなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし2に記載の転写具。
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