JPH07247041A - ロールテープ、テープ端末接続装置及びテープ端末接続方法 - Google Patents

ロールテープ、テープ端末接続装置及びテープ端末接続方法

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JPH07247041A
JPH07247041A JP3710394A JP3710394A JPH07247041A JP H07247041 A JPH07247041 A JP H07247041A JP 3710394 A JP3710394 A JP 3710394A JP 3710394 A JP3710394 A JP 3710394A JP H07247041 A JPH07247041 A JP H07247041A
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JP
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tape
roll
outer peripheral
adhesive sheet
peripheral surface
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JP3710394A
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English (en)
Inventor
Katsuya Yamada
勝哉 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テープの端末同士を正確に接続することがで
き、接続された後に所定の張力を維持できるロールテー
プを提供すること。 【構成】ロール状に巻かれたテープの端末が片面粘着シ
ート11によって巻き止めされたロールテープ10にお
いて、片面粘着シート11は、ロールテープ10の最外
周のテープの端末10aと端末10aの内周側のテープ
の外周面10bとを結合する第1の部分11cと、片面
粘着シート11の粘着面11aの一部をロールテープ1
0の外周方向に向けた第2の部分11dとを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール状に巻かれたテ
ープ(以下、「ロールテープ」と称する。)からテープ
を引き出して供給する装置におけるロールテープ交換の
際に用いられる未使用ロールテープのテープ端末処理方
法及び使用中のロールテープの端末と未使用のロールテ
ープの端末とを連続的に接続するテープ端末接続装置及
びテープ端末接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロールテープからテープを引き出して供
給する装置では、使用中ロールテープのテープ残量が減
少した時点で使用中ロールテープと未使用ロールテープ
とを交換する。このとき、テープを連続的に供給するた
めには使用中ロールテープの端末と未使用ロールテープ
の端末とを接続する必要がある。また、テープの端末接
続を行う際には接続部分に所定の強度及び相対的な位置
精度が必要となる。
【0003】一方、上述したようにロールテープを交換
する場合には予め未使用ロールテープの先端を接続に適
するように何らかの処理が行なわれている必要がある。
例えば図17の(a),(b)に示すロールテープは、
未使用ロールテープ1の先端1aに片面接着テープ2の
粘着面の一部が貼付されている。このようなロールテー
プを用いた接続部分の断面は図17の(c)または
(d)に示すようなものとなる。なお、図中3は使用中
ロールテープ、3aは使用中ロールテープの先端を示し
ている。また、このような未使用ロールテープ1の先端
1aは固定されていないので、未使用ロールテープ1を
移送する段階で先端位置が所定位置からずれることがあ
る。したがって使用中ロールテープ3の端末3aと未使
用ロールテープ1の先端1aとを接続する前に、視覚認
識装置による視覚認識結果に応じてテープ端末を移動す
るXYΘテーブル等を用いてロールテープ先端1aの位
置決めを行うようにしていた。
【0004】また、図18の(a),(b)に示すロー
ルテープは、未使用ロールテープ4の先端4aに両面粘
着シート5の一方の粘着面の一部を貼付されている。こ
のようなロールテープを用いた接続部分の断面は図18
の(c)または(d)に示すようなものとなる。なお、
図中6は使用中ロールテープ、6aは使用中ロールテー
プの端末を示している。また、テープが片面に例えば粉
体が塗布されている種類のものである場合は、両面粘着
シート5の粘着面は粉体が塗布されている面に貼付する
ことができないため、図18の(e)に示すような形態
で使用中ロールテープ6の端末6aと未使用ロールテー
プ4の端末4aとを接続するようにしていた。なお、図
中4b,6bは粘着シートが貼付可能な面、4c,6c
は粉体塗布面を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のロ
ールテープを用いてテープ端末を接続する場合にあって
は次のような問題があった。すなわち、図17に示した
ロールテープでは、視覚認識装置に使用される光学系の
汚れやゴミによって接続の精度が悪化する虞があるとと
もに、光学系やXYΘテーブルの大きさにより接続装置
の大きさが制約され、さらに価格も高価となるという問
題があった。
【0006】一方、図18に示したロールテープでは、
図18の(d)に示したようにテープを接続した場合に
は、テープにかかる張力によって両面粘着シート5の粘
着面の一部が剥離することがある。このため、使用中ロ
ールテープ6と未使用ロールテープ4との接続角度がず
れることがある。また、剥離した両面粘着シート5の粘
着面がテープが送出される経路に位置するプーリ等に付
着し、正常な張力が得られなくなる虞があった。
【0007】そこで本発明は、使用中ロールテープと未
使用ロールテープとを交換する際にそれぞれのテープの
端末を正確に接続することができ、接続された後に所定
の張力を維持できるのは勿論、一方の面が粘着シートの
粘着面が貼付できない種類のテープであっても接続が可
能なロールテープを提供することを目的としている。
【0008】また本発明は、上述したようなロールテー
プを用いて、簡単な構成で使用中ロールテープの端末と
未使用ロールテープの端末とを正確かつ所定の強度で接
続することができるテープ端末接続装置及びテープ端末
接続方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決しようとする手段】上記課題を解決し目的
を達成するために、本発明は、ロール状に巻かれたテー
プの端末が片面粘着シートによって巻き止めされたロー
ルテープにおいて、前記片面粘着シートは、前記ロール
テープの最外周のテープの端末とこの端末の内周側のテ
ープの外周面とを結合する第1の部分と、前記片面粘着
シートの粘着面の一部を前記ロールテープの外周方向に
向けた第2の部分とを備えるようにした。
【0010】また、ロール状に巻かれたテープの端末を
片面粘着シートによって巻き止めされたロールテープに
おいて、前記片面粘着シートの一端部側に形成された第
1の粘着面が前記ロール状に巻かれたテープの最外周の
テープの外周面の端末近傍に貼付され、前記第1の粘着
面に隣接して形成された第2の粘着面が前記最外周のテ
ープの端末の内周側のテープの外周面に貼付され、前記
片面粘着シートの他端部側に設けられた第3の粘着面が
前記ロールテープの外周方向に向くように折り返して形
成されるようにした。
【0011】さらに、ロール状に巻かれたテープの端末
が第1の片面粘着シート及び第2の片面粘着シートによ
って巻き止めされたロールテープにおいて、前記第1の
片面粘着シートは、一端部側に形成された第1の粘着面
が前記ロール状に巻かれたテープの最外周のテープの外
周面の端末近傍に貼付され、他端部側に設けられた第2
の粘着面が前記ロールテープの外周方向に向くように形
成され、かつ、前記最外周のテープの外周面の端末近傍
と上記最外周のテープの内周側のテープの外周面とを前
記第2の片面粘着シートで貼付するようにした。
【0012】一方、ロール状に巻かれた第1のロールテ
ープと、この第1のロールテープの端末にロール状に巻
かれた第2のロールテープの端末を接続するテープ端末
接続装置において、前記第2のロールテープの端末の外
周面とこの第2のロールテープの端末の内周側のテープ
の外周面とを結合する粘着面で形成された第1の部分と
前記第2のロールテープの外周方向に向くように粘着面
が形成された第2の部分とを備えた片面粘着シートによ
って端末が巻き止めされた前記第2のロールテープの前
記第2の部分に前記第1のロールテープの外周面を貼付
する貼付手段を備えるようにした。
【0013】なお、前記貼付手段は、前記第1のロール
テープから引き出されたテープの中途部を保持するテー
プ保持手段と、このテープ保持手段により保持された部
分よりも引き出し源側の所定位置を切断するテープ切断
手段と、このテープ切断手段により形成された端末の外
周面を前記片面粘着シートの第2の部分に押し付ける押
し付け手段とを備えていることが好ましい。また、前記
貼付手段は、前記第1のロールテープをその幅方向に対
し略直交する方向に押圧する押圧手段を備えていること
が好ましい。さらに、前記貼付手段は、前記第1の部分
を剥離する剥離手段を備えていることが好ましい。さら
にまた、前記片面粘着シートの第1の部分は、前記第2
の部分よりも粘着力が弱く設定されていることが好まし
い。さらに、前記片面粘着シートは、両端部に前記第2
の部分が設けられ、中間部に前記第1の部分が設けられ
ているか、前記第1の部分を有する第1の片面粘着シー
トと、前記第2の部分を有する第2の片面粘着シートと
を備えていることが好ましい。
【0014】一方、ロール状に巻かれた第1のロールテ
ープと、ロール状に巻かれかつその端末の外周面とその
端末の内周側に巻かれたテープの外周面とを結合する粘
着面で形成された第1の部分とロール状に巻かれたテー
プの外周方向に向くように粘着面が形成された第2の部
分とを備えた片面粘着シートによって前記端末が巻き止
めされている第2のロールテープとを接続するテープ端
末接続方法において、前記第1のロールテープから引き
出されたテープの中途部を保持するテープ保持工程と、
このテープ保持工程により保持された部分よりも引き出
し源側の所定位置を切断するテープ切断工程と、このテ
ープ切断工程により形成された端末の外周面を前記片面
粘着シートの第2の部分に押し付ける押し付け工程とを
有することをが好ましい。
【0015】なお、前記押し付け工程は、前記第2のロ
ールテープを回転する回転工程を備えていることが好ま
しい。また、前記第1の部分を剥離する剥離工程を備え
ていることが好ましい。さらに、前記剥離工程は、引き
出されて保持された前記第1のロールテープを前記第2
のロールテープから離す離間工程を備えていることが好
ましい。
【0016】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。すなわち、ロールテープの最外周のテープの端末と
この端末の内周側のテープの外周面とを結合する片面粘
着シートの第1の部分によりロールに巻かれたテープの
端末が巻き止めされているので、テープを搬送したとき
にテープの先端位置がずれることがない。このため、先
端位置を決めるための特別の装置が不要となる。また、
片面粘着シートの粘着面の一部をロールテープの外周方
向に向けた第2の部分を有しているので、この第2の部
分を他のテープの外周面に貼付することで容易にテープ
を接続することが可能である。
【0017】一方、片面粘着シートの一端部側に形成さ
れた第1の粘着面をロール状に巻かれたテープの最外周
のテープの外周面の端末近傍に貼付し、第2の粘着面が
最外周のテープの端末の内周側のテープの外周面に貼付
しているので、ロールに巻かれたテープの端末が巻き止
めされる。また、第3の粘着面がロールテープの外周方
向に向くように折り返して形成されて他のテープの外周
面に貼付することができるので、1つの片面粘着シート
により、巻き止め及びテープ接続を行うことができる。
また、片面粘着シートはテープの外周面にのみ貼付する
ようにしているので、内面が粉体塗布面等の粘着シート
が貼付不可能な面の場合にも用いることが可能である。
【0018】また、一端部側に形成された第1の粘着面
がロール状に巻かれたテープの最外周のテープの外周面
の端末近傍に貼付され、他端部側に設けられた第2の粘
着面がロールテープの外周方向に向くように形成された
第1の片面粘着シートによりテープ同士の接続を行い、
最外周のテープの外周面の端末近傍と最外周のテープの
内周側のテープの外周面とを第2の片面粘着シートによ
り巻き止めを行うことができる。
【0019】一方、ロール状に巻かれた第1のロールテ
ープと、この第1のロールテープの端末にロール状に巻
かれた第2のロールテープの端末を接続する場合におい
ては、第2のロールテープの端末の外周面と第2のロー
ルテープの端末の内周側のテープの外周面とを結合する
粘着面で形成された第1の部分により端末の巻き止めを
行い、第2のロールテープの外周方向に向くように粘着
面が形成された第2の部分を第1のロールテープの外周
面を貼付することにより、容易に第1のロールテープと
第2のロールテープとを接続することができる。このた
め、接続のための複雑な装置を必要としない。また、接
続前において片面粘着シート及び第2のロールテープの
端末に折曲部が形成されていても、接続後は片面粘着シ
ート及び第2のロールテープの端末は真直になる。した
がって、片面粘着シートの粘着面に対して垂直な引張力
はかからず、剪断力だけがかかるので第1のテープ及び
第2のテープに大きな張力がかかっても剥離することは
ない。このため、片面粘着シートの粘着面は露出するこ
とがなくプーリーなどに貼りつくことはない。
【0020】また、貼付手段として、保持手段により保
持された第1のロールテープから引き出されたテープの
中途部よりも引き出し源側の所定位置を切断し、これに
より形成された端末の外周面を片面粘着シートの第2の
部分に押し付けることにより、容易にテープ接続及び巻
き止めの剥離を行うことが可能となる。
【0021】また、押し付ける際に第2のロールテープ
を回転することにより、また第1の部分を剥離すること
により、さらに引き出されて保持された第1のロールテ
ープを第2のロールテープから離すことによりさらに円
滑にテープ接続及び巻き止めの剥離を行うことが可能と
なる。
【0022】
【実施例】図1の(a)は本発明の第1実施例に係る未
使用のロールテープを示す斜視図である。また、図1の
(b)はロールテープ先端部近傍を示す断面図である。
図中10はロールテープ、10aはその先端部、10b
はテープの外周面、10cはテープの内周面を示してい
る。先端部10aの外周面には片面に粘着面が設けられ
た片面粘着シートとしての接続テープ11の粘着面11
aのうち約1/2の長さの部分11b(第1の粘着面)
が貼り付けられているとともに、接続テープ11の粘着
面11aの中間部11c(第2の粘着面)が先端部10
aの前方に位置するロールテープ10の外周面10bに
貼り付けられており、さらに残りの露出部11d(第3
の粘着面)はロールテープ10の外周面10bと同じ向
きになるようにロールテープ10の外周面に沿って折り
曲げられている。また、接続テープ11の粘着面11a
のうち部分11a,11bの粘着力は中間部11cの粘
着力よりも強く設定されている。
【0023】このようなロールテープであると、先端部
10aは接続テープ11の部分11bと中間部11cに
より巻き止めされているので、先端部10aの位置がず
れることがない。また、図1の(c)に示すように他の
ロールテープ12の端末12aと接続した場合に接続テ
ープ11の粘着面11aはロールテープ10,12のそ
れぞれ外周面10b,12bに貼付されるような位置と
なる。
【0024】上述したように本実施例によれば、テープ
とテープを接続する際にロールテープ10を所定の位置
に設定するだけで、先端部10aの位置決めのための特
別な装置を必要としない。また、露出部11dを他のロ
ールテープ12の端末12aに貼付すれば容易にテープ
同士の接続が可能となる。さらに、ロールテープ10,
12の内周面10c,12cが接続テープ11の粘着面
11aが接着できない材質のものであっても、ロールテ
ープ10,12同士の接続は可能である。
【0025】図2の(a)は本発明の第2実施例に係る
未使用のロールテープを示す斜視図である。また、図2
の(b)はロールテープ先端部近傍を示す断面図であ
る。図中20はロールテープ、20aはその先端部、2
0bはテープの外周面、20cはテープの内周面を示し
ている。先端部20aの外周面には片面に粘着面が設け
られた第1の片面粘着シートとしての接続テープ21の
粘着面21aのうち約2/3の長さの部分21b(第1
の粘着面)が貼り付けられているとともに、先端部20
aが接続テープ21のうち約1/3の長さの位置で内周
面20cが外周面20bと同じ方向を向くように接続テ
ープ21とともに折り曲げられている。これに伴い接続
テープ21の粘着面21aの残りの1/3の露出部21
c(第2の粘着面)は外周面20bと同じ方向を向いて
いる。
【0026】一方、先端部20aのうち折り曲げられて
外側を向いている内周面20dには片面に粘着面がある
第2の片面粘着シートとしての巻止めテープ22の一端
22aが貼付され、他端22bは先端部20aの前方に
位置するロールテープ20の外周面20bに貼り付けら
れている。なお、接続テープ21はロールテープ20の
幅とほぼ同じ幅のテープが用いられており、巻止めテー
プ22は、接続テープ21より幅の小さく粘着力の弱い
テープが用いられている。ただし、ロールテープ20の
材質によっては同じ幅、同じ粘着力でもよい。
【0027】このようなロールテープであると、先端部
20aは巻止めテープ22により巻き止めされているの
で、先端部20aの位置がずれることがない。また、図
2の(c)に示すように他のロールテープ23の端末2
3aと接続した場合に接続テープ21の粘着面21aは
ロールテープ20,23のそれぞれ外周面20b,23
bに貼付されるような位置となる。
【0028】上述したように本実施例によれば、第1実
施例と同様の効果が得られる。但し、内周面20cが粉
体等が塗布されており、粘着できない場合には適用でき
ない。
【0029】図3の(a),(b)は本発明の第3実施
例に係る未使用ロールテープを示す斜視図及び先端部近
傍の断面図である。図中30はロールテープ、30aは
その先端部、30bはテープの外周面、30cはテープ
の内周面を示している。先端部30aの外周面には片面
に粘着面が設けられた第1の片面粘着シートとしての接
続テープ31の粘着面31aのうち約1/2の長さの部
分31b(第1の粘着面)が貼り付けられているととも
に、接続テープ31の中間部31cの位置で粘着面31
aが外周面30bと同じ方向を向くように折り曲げられ
ている。
【0030】一方、粘着面31aのうち折り曲げられて
外側を向いている露出部(第2の粘着面)には片面に粘
着面がある第2の片面粘着シートとしての巻止めテープ
32の一端32aが貼付され、他端32bは先端部30
aの前方に位置するロールテープ30の外周面30bに
貼り付けられている。
【0031】このようなロールテープであると、第2実
施例と同様の効果がある。また、図3の(c)に示すよ
うに巻止めテープ32の一端32aを先端部30aの接
続テープ31が貼付されていない部分に貼付するように
してもよい。
【0032】図4の(a),(b)は本発明の第4実施
例に係る未使用ロールテープを示す斜視図及び先端部近
傍の断面図である。図中40はロールテープ、40aは
その先端部、40bはテープの外周面、40cはテープ
の内周面を示している。先端部40aの外周面には片面
に粘着面が設けられた第1の片面粘着シートとしての接
続テープ41の粘着面41aのうち約1/2の長さの部
分41b(第1の粘着面)が貼り付けられているととも
に、この接続テープ41の部分41bともに先端部40
aの内周面40cが外周面40bと同じ方向を向くよう
に折り曲げられている。この折り曲げられている部分の
内周面40cには片面に粘着面がある巻止めテープ42
の一端42aが貼付され、他端42bは先端部40aの
前方に位置するロールテープ40の外周面40bに貼り
付けられている。
【0033】このようなロールテープであると、第2実
施例と同様の効果がある。図5は本発明の第5実施例に
係るテープ端末接続装置の要部を示す正面図である。ま
た、図6の(a),(b)及び図7の(a)〜(g)は
同実施例の動作説明図である。
【0034】図5中50はテープ供給装置に組み込まれ
たテープ端末接続装置を示しており、50aはテープ端
末接続装置50を固定するパネルを示している。テープ
端末接続装置50は、ロールテープを保持するとともに
パネル50aの裏に設けられた駆動装置(不図示)によ
って矢印X方向に回転駆動可能に構成されたリール軸5
1と、このリール軸51に取り付けられたロールテープ
R1から引き出されたテープT1を案内するガイドロー
ラ52,53,54と、テープT1を一定の張力に保持
するテンショナ55を備えている。テンショナ55は、
矢印Y方向に回動自由に設けられたテンショナアーム5
5aとこのテンショナアーム55aの先端に回動自在に
設けられテープT1をスムーズにガイドするテンショナ
ローラ55bと、パネル50aの裏に設けられテンショ
ナアーム55aの角度位置を検出する検出装置(不図
示)とを備えており、通常は図中水平位置に保たれるよ
うにリール軸51の回転速度を制御する機能を有してい
る。
【0035】パネル50aのリール軸51とガイドロー
ラ52との間にはテープT1の走行方向に対してほぼ垂
直にガイド孔60が設けられている。ガイド孔60の両
端部近傍には後述する移動ローラ61のテープ曲げロー
ラ61aの直径より僅かに大きい直径を有する切欠部6
0a,60bが設けられている。ガイド孔60からはガ
イド孔60に沿って矢印V方向にスライド移動自在なテ
ープ曲げローラ61aがテープT1と係合可能に突出す
るように配置されており、このテープ曲げローラ61a
は切欠部60a,60bにおいて図面に対して垂直方向
に移動することにより、パネル50aの奥に格納可能で
ある。格納状態ではテープT1と干渉することなく矢印
V方向にスライド移動可能である。なお、テープ曲げロ
ーラ61aのスライド移動及び突出・格納動作はパネル
50a奥に設けられた駆動装置(不図示)により制御さ
れている。
【0036】切欠部60b近傍にはテープ切断機構62
が設けられている。テープ切断機構62はテープ曲げロ
ーラ61aに押されるテープ押さえ62aと、パネル5
0a上に固定された固定部62bと、テープ押さえ62
a及び固定部62bを接続する伸縮自在のロッド62c
と、このロッド62cの周囲に配置されたつる巻きばね
62dと、カッタ62eとを備えている。
【0037】また、ガイドローラ52の図中下側にはテ
ープ押し付け機構63が設けられている。テープ押し付
け機構63は、シリンダ63aと、このシリンダ63a
により駆動され矢印H方向にスライド移動するロッド6
3bと、このロッド63bの先端に回転自在に支持され
た押し付けローラ63cを備えている。
【0038】テープT1はリール軸51によって回転自
在に支持されたロールテープR1より引き出され、ガイ
ドローラ52,53の図中上側、テンショナローラ55
bの図中下側、ガイドローラ54の図中上側を通ってテ
ープ端末接続装置50の外部に設けられた装置に供給さ
れている。
【0039】このように構成されたテープ端末接続装置
における使用中ロールテープR1の端末と未使用ロール
テープR2の端末との接続動作を図6及び図7により説
明する。すなわち、図6の(a)に示すように使用中ロ
ールテープR1の残量が少なくなり、図示しない残量検
知機構によってロール交換時期であることが検知される
と、テープ曲げローラ61aがガイド孔60に沿って図
中下方向に移動する。図6の(b)に示すように移動し
たテープ曲げローラ61aはテープT1をテープ押さえ
62aに押し付けることによりテープ曲げローラ61a
とテープ押さえ62aとの間にテープT1が挟まれる。
さらにテープ曲げローラ61が移動し、テープ押さえ6
2aが押し下げられると、ロッド62c及びつる巻きば
ね62dが圧縮されるとともに、テープT1がカッタ6
2eに当接し、切断される。なお、切断後もテープT1
はテープ曲げローラ61a及びテープ押さえ62aによ
り保持された状態が維持される。
【0040】次に、リール軸51がロールテープR1の
芯のクランプを解放し、ロール交換機構(不図示)によ
って、使用中ロールテープR1がリール軸51から取り
外され、未使用ロールテープR2がリール軸51に取り
付けられる。このとき、リール軸51がロールテープR
2の芯をクランプする。なお未使用ロールテープR2の
端末は、例えば上述した図1に示された端末処理、すな
わち未使用ロールテープR2の最外周のテープの端末と
この端末の内周側のテープの外周面とを結合する第1の
部分と、粘着面の一部を未使用ロールテープR2の外周
方向に向けた第2の部分とを備えた接続テープCを用い
た端末処理が施されている。交換終了後、図7の(a)
に示すようにシリンダ63aによりロッド63bが図中
右方向にスライド移動し、テープ押し付けローラ63c
が図中右方向に移動する。テープ押し付けローラ63c
はテープT1のテープ押さえ62a及びテープ曲げロー
ラ61aによって端部が保持されている部分とガイドロ
ーラ52に接触している部分とのほぼ中間部を図中右方
向に押圧し、この部分をリール軸51により保持された
ロールテープR2の外周面に押し付ける。このため、押
し付けられたテープT1の図中上方向を向く外周面と未
使用ロールテープR2の外周面とが接触する。接触後、
リール軸51によりロールテープR2が図中矢印X方向
に回転し、未使用ロールテープR2の先端に貼られた接
続テープCの粘着面の露出部(第2の部分)がテープT
1の外周面に貼り付けられる。なお、テープT1をテー
プ押さえ62a及びテープ曲げローラ61aで保持して
いる間は、テープ押し付けローラ63cでテープT1を
未使用ロールテープR2に押しつけるだけの長さのテー
プT1がテンショナ55によるバッファ機能によって張
力をかけた状態を維持しながら戻される。
【0041】次に、図7の(c)に示すようにテープ押
し付けローラ63cが図中左方向に移動し、当初の位置
に戻る。続いて図7の(d)に示すようにテープ曲げロ
ーラ61aが図中上方に移動し、テープT1が解除され
る。さらに、テンショナ55がロックされてテープT1
が戻らなくなると、テープ曲げローラ61aはテープT
1及び接続テープC及び未使用ロールテープR2から引
き出されたテープT2を図中上方向に持ち上げながら移
動し、図7の(e)に示すように、未使用ロールテープ
R2の端末と未使用ロールテープR2の外周面を巻き止
めしていた接続テープCを剥離する。続いてテープ曲げ
ローラ61aを再び図中下方向に移動し、ガイド孔60
の切欠部60bの位置でパネル50a奥に格納される。
格納されたテープ曲げローラ61aは図7の(f)に示
すように図中上方に移動し、ガイド孔60の切欠部60
aから突出し、図7の(g)に示すように当初の位置に
戻されて待機状態となる。
【0042】上述したように本実施例によれば、使用中
ロールテープR1のテープT1と未使用ロールテープR
2のテープT2とを外周面同士において片面粘着シート
で接続することができるので、テープに張力がかかって
も片面粘着シートが剥がれることなく確実にテープを送
出することができ、またテープの内周面が粘着シートが
接着できない粉体塗布面であっても接続することが可能
である。さらに本実施例ではテープ曲げローラ61aに
よって巻き止めされた粘着シートCを剥がすことを特徴
としている。
【0043】なお、本実施例では図7の(f)に示すよ
うにテープ曲げローラ61aが当初の位置に戻るとき
に、テープT1等と干渉しないように未使用ロールテー
プR2の図中右側を通るように移動すれば、パネル50
a奥に格納する必要はない。
【0044】図8は本発明の第6実施例に係るテープ端
末接続装置の要部を示す正面図である。なお、図9の
(a)〜(c)及び図10の(a)〜(e)は同実施例
の動作説明図である。なお、これらの図において、図5
〜図7と同一機能部分には同一符号が付されている。し
たがって、重複する部分の詳しい説明は省略する。
【0045】図8中70はリール軸51とガイドローラ
52との間に配置されたテープ曲げ装置を示している。
テープ曲げ装置70は、テープT1の走行位置を挟んで
図中上方にはテープ曲げローラ70a、図中下方にはテ
ープ剥離ローラ70bを備えており、図中矢印V方向に
スライド移動可能に構成されている。また、テープ押し
付け機構63の図中下方にはテープ保持機構71が設け
られている。テープ保持機構71はパネル50a奥に格
納可能なテープ保持チャック71aと、このテープ保持
チャック71aに押されるテープ押さえ71bと、パネ
ル50a上に固定された固定部71cと、テープ押さえ
71b及び固定部71cを接続する伸縮自在のロッド7
1dと、このロッド71dの周囲に配置されたつる巻き
ばね71eと、カッタ71fとを備えている。
【0046】このように構成されたテープ端末接続装置
における使用中ロールテープR1の端末と未使用ロール
テープR2の端末との接続動作を図9及び図10により
説明する。すなわち、図9の(a)に示すように使用中
ロールテープR1の残量が少なくなり、図示しない残量
検知機構によってロール交換時期であることが検知され
ると、テープ保持チャック71aがテープ曲げ装置70
と干渉しないように、パネル50a奥に格納されるとと
もに、テープ曲げ装置70が図中下方に移動する。移動
に伴って図9の(b)に示すように、テープT1はテー
プ曲げローラ70aによってテープ保持チャック71a
とテープ押さえ71bとの間に位置するように移動す
る。テープ保持チャック71aはパネル50a上に突出
した後、テープ押さえ71bの方向に移動し、テープT
1が保持される。さらにテープ保持チャック71aが移
動し、テープ押さえ71bが押し下げられると、ロッド
71d及びつる巻きばね71eが圧縮されるとともに、
テープT1がカッタ71fに当接し、切断される。な
お、切断後もテープT1はテープ保持チャック71a及
びテープ押さえ71bにより保持された状態が維持され
る。次にテープ曲げ装置70が現在の位置と当初の位置
のほぼ中間までスライド移動し待機状態となる。
【0047】次に、リール軸51がロールテープR1の
芯のクランプを解放し、ロール交換機構(不図示)によ
って、使用中ロールテープR1がリール軸51から取り
外され、未使用ロールテープR2がリール軸51に取り
付けられる。このとき、リール軸51がロールテープR
2の芯をクランプする。交換終了後、図10の(a)に
示すようにシリンダ63aによりロッド63bが図中右
方向にスライド移動し、テープ押し付けローラ63cが
図中右方向に移動する。テープ押し付けローラ63cは
テープT1のテープ保持チャック71a及びテープ押さ
え71bによって端部が保持されている部分とガイドロ
ーラ52に接触している部分とのほぼ中間部を図中右方
向に押圧し、この部分をリール軸51により保持された
ロールテープR2の外周面に押し付ける。このため、押
し付けられたテープT1の図中上方向を向く外周面と未
使用ロールテープR2の外周面とが接触することとな
る。接触後、リール軸51によりロールテープR2が図
中矢印X方向に回転し、未使用ロールテープR2の先端
に貼られた接続テープCの粘着面の露出部(第2の部
分)がテープT1の外周面に貼り付けられる。なお、テ
ープT1をテープ保持チャック71a及びテープ押さえ
71bで保持している間は、テープ押し付けローラ63
cでテープT1を未使用ロールテープR2に押しつける
だけの長さのテープT1がテンショナ55によるバッフ
ァ機能によって張力をかけた状態を維持しながら戻され
る。
【0048】次に、図10の(c)に示すようにテープ
押し付けローラ63cが図中左方向に移動し、当初の位
置に戻る。続いて図10の(d)に示すようにテープ保
持チャック71aが当初の位置に戻り、テープT1が解
放される。さらに、テンショナ55がロックされてテー
プT1が戻らなくなると、テープ剥離ローラ70bがテ
ープT1及び接続テープC及び未使用ロールテープR2
から引き出されたテープT2を図中上方向に持ち上げな
がら移動し、図10の(e)に示すように、未使用ロー
ルテープR2の端末と未使用ロールテープR2の外周面
を巻き止めしていた接続テープCが剥離する。続いてテ
ープ曲げ装置70が再び図中下方向に移動し、当初の待
機状態となる。
【0049】上述したように本実施例によれば、第4実
施例と同様の効果が得られる。また、本実施例ではテー
プ剥離ローラ70bによって巻き止めされた接続テープ
Cを剥がすことを特徴としている。
【0050】図11は本発明の第7実施例に係るテープ
端末接続装置の要部を示す正面図である。なお、図12
の(a)〜(d)及び図13の(a)〜(e)は同実施
例の動作説明図である。なお、これらの図において、図
5〜図7と同一機能部分には同一符号が付されている。
したがって、重複する部分の詳しい説明は省略する。
【0051】図11中80はリール軸51とガイドロー
ラ52との間の図中上方に配置されたテープ曲げ装置を
示している。テープ曲げ装置80は、テープT1の走行
方向にほぼ平行して回転自由に配置された2つのテープ
曲げローラ80a,80bを備えており、図中矢印V方
向にスライド移動可能に構成されている。また、テープ
曲げ装置80の図中下方にはパネル50a奥に格納可能
なテープ保持機構81が設けられている。テープ保持機
構81はテープ保持チャック81aと、このテープ保持
チャック81aとともにテープT1を保持するテープ押
さえ81bと、カッタ81cとを備えている。さらに、
テープ保持機構81の図中右方には図中矢印V方向にス
ライド移動可能なテープ剥離ローラ82が設けられてい
る。
【0052】このように構成されたテープ端末接続装置
における使用中ロールテープR1の端末と未使用ロール
テープR2の端末との接続動作を図12及び図13によ
り説明する。すなわち、図12の(a)に示すように使
用中ロールテープR1の残量が少なくなり、図示しない
残量検知機構によってロール交換時期であることが検知
されると、テープ保持機構81がパネル50a奥に格納
されるとともに、テープ曲げ装置80が図中下方に移動
する。移動に伴って図12の(b)に示すように、テー
プT1はテープ曲げローラ80a,80bによってテー
プ保持チャック81aとテープ押さえ81bとの間に位
置するように移動する。テープ保持装置81がパネル5
0a上に突出した後、テープ保持チャック81aがテー
プ押さえ81bの方向に移動し、テープT1が保持され
る。続いて、カッタ71cが図中下方に移動し、テープ
T1が切断される。次に図12の(c)に示すようにテ
ープ曲げ装置80は当初の位置に戻る。なお、切断後も
テープT1はテープ保持チャック81a及びテープ押さ
え81bにより保持された状態が維持される。
【0053】次に、リール軸51がロールテープR1の
芯のクランプを解放し、ロール交換機構(不図示)によ
って、使用中ロールテープR1がリール軸51から取り
外され、未使用ロールテープR2がリール軸51に取り
付けられる。このとき、リール軸51がロールテープR
2の芯をクランプする。交換終了後、図13の(a)に
示すようにシリンダ63aによりロッド63bが図中右
方向にスライド移動し、テープ押し付けローラ63cが
図中右方向に移動する。テープ押し付けローラ63cは
テープT1のテープ保持チャック81aとテープ押さえ
81bによって端部が保持されている部分とガイドロー
ラ52に接触している部分とのほぼ中間部を図中右方向
に押圧し、この部分を図13の(b)に示すようにリー
ル軸51により保持されたロールテープR2の外周面に
押し付ける。このため、押し付けられたテープT1の図
中上方向を向く外周面と未使用ロールテープR2の外周
面とが接触することとなる。接触後、リール軸51によ
りロールテープR2が図中矢印X方向に回転し、未使用
ロールテープR2の先端に貼られた接続テープCの粘着
面の露出部(第2の部分)がテープT1の外周面に貼り
付けられる。なお、テープT1をテープ保持チャック8
1aとテープ押さえ81bで保持している間は、テープ
押し付けローラ63cでテープT1を未使用ロールテー
プR2に押しつけるだけの長さのテープT1がテンショ
ナ55によるバッファ機能によって張力をかけた状態を
維持しながら戻される。
【0054】次に、図13の(c)に示すようにテープ
押し付けローラ63cが図中左方向に移動し、当初の位
置に戻る。続いて図13の(d)に示すようにテープ保
持チャック81aとテープ押さえ81bが当初の位置に
戻り、テープT1が解除されるとともに、テープ剥離ロ
ーラ82がテープT1及び接続テープC及び未使用ロー
ルテープR2から引き出されたテープT2を図中上方向
に持ち上げながら移動し、図13の(e)に示すよう
に、未使用ロールテープR2の端末と未使用ロールテー
プR2の外周面を巻き止めしていた接続テープCが剥離
する。続いてテープ剥離ローラ82が図中下方向に移動
し、当初の待機状態となる。
【0055】上述したように本実施例によれば、第4及
び第5実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例
ではテープ剥離ローラ82によって巻き止めされた接続
テープCを剥がすことを特徴としている。
【0056】図14は本発明の第8実施例に係るテープ
端末接続装置の要部を示す正面図である。なお、図15
の(a)〜(c)及び図16の(a)〜(e)は同実施
例の動作説明図である。なお、これらの図において、図
5〜図7と同一機能部分には同一符号が付されている。
したがって、重複する部分の詳しい説明は省略する。
【0057】図14中90はリール軸51とガイドロー
ラ52との間の図中上方に配置され図中矢印V方向にス
ライド移動可能なテープ曲げローラを示している。ま
た、テープ押し付け機構63の図中下方には図中矢印H
方向にスライド移動自在なテープ保持機構91が設けら
れている。テープ保持機構91はパネル50a奥に格納
可能なテープ保持チャック91aと、このテープ保持チ
ャック91aに押されるテープ押さえ91bと、図中矢
印H方向にスライド移動自在なスライダ91cと、テー
プ押さえ91b及びスライダ91cを接続する伸縮自在
のロッド91dと、このロッド91dの周囲に配置され
たつる巻きばね91eと、カッタ91fとを備えてい
る。
【0058】このように構成されたテープ端末接続装置
における使用中ロールテープR1の端末と未使用ロール
テープR2の端末との接続動作を図15及び図16によ
り説明する。すなわち、図15の(a)に示すように使
用中ロールテープR1の残量が少なくなり、図示しない
残量検知機構によってロール交換時期であることが検知
されると、テープ保持機構91がパネル50a奥に格納
されるとともに、テープ曲げローラ90が図中下方に移
動する。移動に伴って図15の(b)に示すように、テ
ープT1はテープ曲げローラ90によってテープ保持チ
ャック91aとテープ押さえ91bとの間に位置するよ
うに移動する。テープ保持チャック91aがパネル50
a上に突出した後、テープ押さえ91bの方向に移動
し、テープT1が保持される。さらにテープ保持チャッ
ク91aが移動し、テープ押さえ91bが押し下げられ
ると、ロッド91d及びつる巻きばね91eが圧縮され
るとともに、テープT1がカッタ91fに当接し、切断
される。なお、切断後もテープT1はテープ保持チャッ
ク91a及びテープ押さえ91bにより保持された状態
が維持される。
【0059】次に、リール軸51がロールテープR1の
芯のクランプを解放し、ロール交換機構(不図示)によ
って、使用中ロールテープR1がリール軸51から取り
外され、未使用ロールテープR2がリール軸51に取り
付けられる。このとき、リール軸51がロールテープR
2の芯をクランプする。交換終了後、図16の(a)に
示すようにシリンダ63aによりロッド63bが図中右
方向にスライド移動し、テープ押し付けローラ63cが
図中右方向に移動するとともに、テープ保持機構91が
テープを保持したまま同様に図中右方向に移動する。テ
ープ押し付けローラ63cはテープ保持チャック91a
とテープ押さえ91bによって端部が保持されている部
分とガイドローラ52に接触している部分とのほぼ中間
部を図中右方向に押圧し、この部分を図16の(b)に
示すようにリール軸51により保持されたロールテープ
R2の外周面に押し付ける。このため、押し付けられた
テープT1の図中上方向を向く外周面と未使用ロールテ
ープR2の外周面とが接触することとなる。接触後、リ
ール軸51によりロールテープR2が図中矢印X方向に
回転し、未使用ロールテープR2の先端に貼られた接続
テープCの粘着面の露出部(第2の部分)がテープT1
の外周面に貼り付けられる。なお、テープT1をテープ
保持チャック91aとテープ押さえ91bで保持してい
る間は、テープ押し付けローラ63cでテープT1を未
使用ロールテープR2に押しつけるだけの長さのテープ
T1がテンショナ55によるバッファ機能によって張力
をかけた状態を維持しながら戻される。
【0060】次に、図16の(c)に示すようにテープ
押し付けローラ63c及びテープ保持機構91が図中左
方向に移動し、当初の位置に戻る。このとき、テープ保
持機構91はテープT1を保持しているので未使用ロー
ルテープR2の端末と未使用ロールテープR2の外周面
を巻き止めしていた接続テープCが剥離する。続いて図
16の(d)に示すようにテープ保持チャック91aと
テープ押さえ91bが当初の位置に戻り、テープT1が
解放されるとともに、図16の(e)に示すように当初
の待機状態となる。
【0061】上述したように本実施例によれば、第5〜
第7実施例と同様の効果があるとともに、接着テープC
の露出部とテープT1とが接着した後、テープ保持チャ
ック91aとテープ押さえ91bによりテープT1を保
持したままリール軸51から遠ざけることによって、巻
き止めをはがすようにしているので、巻き止めを剥がす
ための特別な手段を設ける必要がない。また、テープ保
持機構91の移動により巻き止めにかかる力は粘着面に
対してほぼ垂直方向に働くため、巻き止めを剥がすのに
必要な力は第5〜第7の実施例において巻き止めを剥が
す力に比べて小さくてもよい。
【0062】なお、第5〜第7の実施例で、ロールを巻
き止めしている粘着シートの粘着力が強く、テープの張
力だけでははがれないときは、巻き止め部分をはがす前
にテープ支持ローラまたはその周辺でテープを保持する
ようにしてもよい。また、第5〜第8の実施例で、テン
ショナ55にテンショナアーム55aを駆動する機構を
設け、テンショナアーム55aを回転させることによ
り、テープT1に張力をかけて巻き止め部分をはがすよ
うにしてもよい。さらに、第5,第6,第8実施例にお
いては、テープ保持チャックを動作させることで、カッ
タをテープに当接させるようにしていたが、独立に駆動
しても良い。さらに、未使用ロールテープの端末処理は
図2〜図4に示すようなものでもよい。このほか本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは
勿論である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、ロールテープの端末と
この端末の下側に位置するテープの外周面とを結合する
第1の部分と、粘着面を前記テープの外周面に向けた第
2の部分とを有する片面粘着シートにより、ロールに巻
かれたテープの端末が巻き止めされているので、テープ
を搬送したときにテープの先端位置がずれることがな
い。このため、先端位置を決めるための特別の装置が不
要となるため構造が単純、安価となる。
【0064】また、第2のロールテープが上述したロー
ルテープであれば、第1のテープの外周面の一部を、片
面粘着シートの第2のテープの外周面に向けた粘着面の
第2の部分に貼付することにより、容易に第1のテープ
と第2のテープとが接続されることとなる。このため、
接続のための複雑な装置を必要としない。
【0065】さらに、第1のロールテープから第1のテ
ープを引き出し、この第1のテープの第1の工程によっ
て保持された部分よりも基端側の部分を切断し、第1の
テープの端末の外周面を第2のテープの外周面に押し付
け、片面粘着シートの第2の部分に第1のテープの外周
面を押圧するのみで、複雑な工程を用いることなく第1
のテープと第2のテープとを接続することが可能であ
る。また、第2のロールテープを回転する工程及び第1
の部分を剥離する工程を備えることにより、テープ接続
及び巻き止めの剥離をより円滑に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るロールテープを示す
図。
【図2】本発明の第2実施例に係るロールテープを示す
図。
【図3】本発明の第3実施例に係るロールテープを示す
図。
【図4】本発明の第4実施例に係るロールテープを示す
図。
【図5】本発明の第5実施例に係るテープ端末接続装置
の要部を示す正面図。
【図6】同実施例におけるテープ端末接続動作前半を示
す説明図。
【図7】同実施例におけるテープ端末接続動作後半を示
す説明図。
【図8】本発明の第6実施例に係るテープ端末接続装置
の要部を示す正面図。
【図9】同実施例におけるテープ端末接続動作前半を示
す説明図。
【図10】同実施例におけるテープ端末接続動作後半を
示す説明図。
【図11】本発明の第7実施例に係るテープ端末接続装
置の要部を示す正面図。
【図12】同実施例におけるテープ端末接続動作前半を
示す説明図。
【図13】同実施例におけるテープ端末接続動作後半を
示す説明図。
【図14】本発明の第8実施例に係るテープ端末接続装
置の要部を示す正面図。
【図15】同実施例におけるテープ端末接続動作前半を
示す説明図。
【図16】同実施例におけるテープ端末接続動作後半を
示す説明図。
【図17】従来のテープ端末処理方法を示す図。
【図18】従来の別のテープ端末処理方法を示す図。
【符号の説明】
10,12,20,23,30,40…ロールテープ 11,21,31,41…接続テープ 22,32,42…巻止めテープ 50…テープ端末接続装置 50a…パネル 51…リール軸 52,53,54…
ガイドローラ 55…テンショナ 60…ガイド孔 61…移動ローラ 61a…テープ曲げ
ローラ 62…テープ切断機構 62a…テープ押さ
え 62b…固定部 62c…ロッド 62d…つる巻きばね 62e…カッタ 63テープ押し付け機構 63a…シリンダ 63bロッド 63c…押し付けロ
ーラ 70…テープ曲げ装置 70a…テープ曲げ
ローラ 70b…テープ剥離ローラ 71…テープ保持機
構 71a…テープ保持チャック 71b…テープ押さ
え 71c…固定部 71d…ロッド 71e…つる巻きばね 71f…カッタ 80…テープ曲げ装置 80a,80b…テ
ープ曲げローラ 81…テープ保持機構 81a…テープ保持
チャック 81b…テープ押さえ 81c…カッタ 82…テープ剥離ローラ 90…テープ曲げローラ 91…テープ保持機
構 91a…テープ保持チャック 91b…テープ押さ
え 91c…スライダ 91d…ロッド 91e…つる巻きばね 91f…カッタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻かれたテープの端末が片面粘
    着シートによって巻き止めされたロールテープにおい
    て、 前記片面粘着シートは、前記ロールテープの最外周のテ
    ープの端末とこの端末の内周側のテープの外周面とを結
    合する第1の部分と、前記片面粘着シートの粘着面の一
    部を前記ロールテープの外周方向に向けた第2の部分と
    を備えてなることを特徴とするロールテープ。
  2. 【請求項2】ロール状に巻かれたテープの端末を片面粘
    着シートによって巻き止めされたロールテープにおい
    て、 前記片面粘着シートの一端部側に形成された第1の粘着
    面が前記ロール状に巻かれたテープの最外周のテープの
    外周面の端末近傍に貼付され、前記第1の粘着面に隣接
    して形成された第2の粘着面が前記最外周のテープの端
    末の内周側のテープの外周面に貼付され、前記片面粘着
    シートの他端部側に設けられた第3の粘着面が前記ロー
    ルテープの外周方向に向くように折り返して形成されて
    いることを特徴とするロールテープ。
  3. 【請求項3】ロール状に巻かれたテープの端末が第1の
    片面粘着シート及び第2の片面粘着シートによって巻き
    止めされたロールテープにおいて、 前記第1の片面粘着シートは、一端部側に形成された第
    1の粘着面が前記ロール状に巻かれたテープの最外周の
    テープの外周面の端末近傍に貼付され、他端部側に設け
    られた第2の粘着面が前記ロールテープの外周方向に向
    くように形成され、かつ、前記最外周のテープの外周面
    の端末近傍と上記最外周のテープの内周側のテープの外
    周面とを前記第2の片面粘着シートで貼付したことを特
    徴とするロールテープ。
  4. 【請求項4】ロール状に巻かれた第1のロールテープ
    と、この第1のロールテープの端末にロール状に巻かれ
    た第2のロールテープの端末を接続するテープ端末接続
    装置において、 前記第2のロールテープの端末の外周面とこの第2のロ
    ールテープの端末の内周側のテープの外周面とを結合す
    る粘着面で形成された第1の部分と前記第2のロールテ
    ープの外周方向に向くように粘着面が形成された第2の
    部分とを備えた片面粘着シートによって端末が巻き止め
    された前記第2のロールテープの前記第2の部分に前記
    第1のロールテープの外周面を貼付する貼付手段を備え
    ていることを特徴とするテープ端末接続装置。
  5. 【請求項5】前記貼付手段は、前記第1のロールテープ
    から引き出されたテープの中途部を保持するテープ保持
    手段と、 このテープ保持手段により保持された部分よりも引き出
    し源側の所定位置を切断するテープ切断手段と、 このテープ切断手段により形成された端末の外周面を前
    記片面粘着シートの第2の部分に押し付ける押し付け手
    段とを備えていることを特徴とする請求項4に記載のテ
    ープ端末接続装置。
  6. 【請求項6】前記貼付手段は、前記第1のロールテープ
    をその幅方向に対し略直交する方向に押圧する押圧手段
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載のテープ
    端末接続装置。
  7. 【請求項7】前記貼付手段は、前記第1の部分を剥離す
    る剥離手段を備えてなることを特徴とする請求項4,5
    または6に記載のテープ端末接続装置。
  8. 【請求項8】前記片面粘着シートの第1の部分は、前記
    第2の部分よりも粘着力が弱く設定されていることを特
    徴とする請求項4,5,6または7に記載のテープ端末
    接続装置。
  9. 【請求項9】前記片面粘着シートは、両端部に前記第2
    の部分が設けられ、中間部に前記第1の部分が設けられ
    ていることを特徴とする請求項4,5,6,7または8
    に記載のテープ端末接続装置。
  10. 【請求項10】前記片面粘着シートは、前記第1の部分
    を有する第1の片面粘着シートと、前記第2の部分を有
    する第2の片面粘着シートとを備えてなることを特徴と
    する請求項4,5,6,7または8に記載のテープ端末
    接続装置。
  11. 【請求項11】ロール状に巻かれた第1のロールテープ
    と、ロール状に巻かれかつその端末の外周面とその端末
    の内周側に巻かれたテープの外周面とを結合する粘着面
    で形成された第1の部分とロール状に巻かれたテープの
    外周方向に向くように粘着面が形成された第2の部分と
    を備えた片面粘着シートによって前記端末が巻き止めさ
    れている第2のロールテープとを接続するテープ端末接
    続方法において、 前記第1のロールテープから引き出されたテープの中途
    部を保持するテープ保持工程と、 このテープ保持工程により保持された部分よりも引き出
    し源側の所定位置を切断するテープ切断工程と、 このテープ切断工程により形成された端末の外周面を前
    記片面粘着シートの第2の部分に押し付ける押し付け工
    程とを有することを特徴とするテープ端末接続方法。
  12. 【請求項12】前記押し付け工程は、前記第2のロール
    テープを回転する回転工程を備えていることを特徴とす
    る請求項11に記載のテープ端末接続方法。
  13. 【請求項13】前記第1の部分を剥離する剥離工程を備
    えていることを特徴とする請求項11または12に記載
    のテープ端末の接続方法。
  14. 【請求項14】前記剥離工程は、引き出されて保持され
    た前記第1のロールテープを前記第2のロールテープか
    ら離す離間工程を備えていることを特徴とする請求項1
    3に記載のテープ端末接続方法。
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