JPH09102565A - 半導体パッケージ - Google Patents

半導体パッケージ

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JPH09102565A
JPH09102565A JP7258846A JP25884695A JPH09102565A JP H09102565 A JPH09102565 A JP H09102565A JP 7258846 A JP7258846 A JP 7258846A JP 25884695 A JP25884695 A JP 25884695A JP H09102565 A JPH09102565 A JP H09102565A
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JP
Japan
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wiring board
high thermal
semiconductor package
multilayer wiring
thermal conductive
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JP7258846A
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English (en)
Inventor
Kota Noda
宏太 野田
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09102565A publication Critical patent/JPH09102565A/ja
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層配線板を脱落させることなくヒートシン
クを取り付けることができ、かつヒートシンクの汎用化
が可能であり、しかも高い放熱性を確保することができ
る半導体パッケージを提供すること。 【解決手段】 半導体パッケージ11は、多層配線板1
2とベースユニット25とからなる。多層配線板12
は、高熱伝導性基板13の片面にビルドアップ多層配線
層B1 を設け、その上に電子部品搭載部17及び第1の
接続端子22群を設けてなる。ベースユニット25は、
入出力ピン29群が存在するプリント配線板25aのほ
ぼ中央部に窓部26を設けてなる。プリント配線板25
aのピン非突出側面S2 には、両面が平坦な高熱伝導性
板材37が接合される。窓部26から露出する部分に対
しては、多層配線板12が高熱伝導性接合材39を介し
て接合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の半導体チ
ップが搭載される多層配線板を配線板装着用のベースユ
ニットに装着してなる半導体パッケージ〔MCM (Mul
ti Chip Module):マルチチップモジュール〕に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数個のベアチップを高密度に実
装した半導体パッケージとして、いわゆるMCMと呼ば
れる電子部品搭載装置がいくつか提案されている。ここ
で、図7にその一例を示す。
【0003】この半導体パッケージ61は、大まかにい
って、矩形状の多層配線板62及びそれを装着するため
のベースユニット63という2つの部分から成り立って
いる。多層配線板62を構成する銅基板64の片面に
は、絶縁層と導体層とが交互に積層されたビルドアップ
多層配線層B1 が設けられている。そのビルドアップ多
層配線層B1 上の中央部には、ベアチップ65を搭載す
るための複数の電子部品搭載部が設けられている。ま
た、多層配線層B1 上の外縁部には、第1のボンディン
グパッド66群が配設されている。
【0004】一方、ベースユニット63を構成するプリ
ント配線板67の片面における外縁部には、マザーボー
ドM1 側との導通を図るための入出力ピン68が多数突
設されている。同面の中央部には、多層配線板62の外
形寸法に相当する窓部69が貫設されている。窓部69
の内周面には接着面を有する段部70が形成されてお
り、その段部70の上面には多層配線板62の底面が支
持されている。この窓部69とそれを包囲する入出力ピ
ン68群との間の領域には、第2のボンディングパッド
71群が設けられている。そして、両ボンディングパッ
ド66,71群同士は、ボンディングワイヤ72を介し
て互いに電気的に接続されている。
【0005】このように構成された半導体パッケージ6
1は、前記入出力ピン68によりマザーボードM1 に対
してフェースダウン式に実装される。そのとき、マザー
ボードM1 側とならない面、即ちピン非突出側面におい
ては、多層配線板62の銅基板64の底面が窓部69か
ら露出する。そして、この露出した面から、ベアチップ
65の熱が放散されるようになっている。
【0006】また、この種の半導体パッケージ61で
は、例えばベースユニット63のピン非突出側面に、フ
ィン構造やタワー構造等を持つヒートシンク73をねじ
74等によって取り付けるという構成を採る場合があ
る。即ち、表面積の大きなヒートシンク73を設けるこ
とによって、熱放散効率のさらなる向上が期待できるか
らである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の半導
体パッケージ61には、以下のような問題があった。 i)ピン非突出側面の中央が凹部になっているため、銅基
板64の底面との接触を図るためには、ヒートシンク7
3側の接合面73aをそれに合致した凸形状に形成する
必要があった。従って、この半導体パッケージ61にお
いては、通常よく用いられる単純な形状のヒートシンク
を使用することができなかった。また、凹部の外形・大
きさ・深さは半導体パッケージ61の仕様によって変わ
るものであるため、ヒートシンク73の汎用化を図るこ
とができなかった。
【0008】ii) 銅のような材料は軟質で切削しにくい
ため、ヒートシンク73の接合面73aを所望の凸形状
に加工することは難しい。また、このような加工におけ
る困難性があることで、コスト的にも不利益が多かっ
た。
【0009】iii)ねじ74を用いてヒートシンク73を
取り付けようとすると、ヒートシンク73によって多層
配線板62がピン突出側面に押圧されることにより、多
層配線板62と段部70との接合面に応力が加わる。そ
して、この応力によって当該部分の接合強度が低下す
る。このため、ベースユニット63から多層配線板62
が脱落しやすくなり、このことが信頼性の低下を引き起
こす一原因となっていた。よって、ねじ止めによる取り
付けに充分耐えうる構造が要求されていた。
【0010】iv) 窓部69に段部70を設けた場合に
は、その分だけベースユニット63の外形寸法を大きく
しなければならない。よって、半導体パッケージ61の
ダウンサイジングを図るうえでも、段部70を必要とし
ないパッケージ構造が望まれていた。
【0011】v)窓部69から露出している銅基板64の
底面の表面積には限りがあるため、そこに取り付けうる
ヒートシンク73の大きさにはおのずと制約があった。
よって、さらなる放熱効率の向上を図るうえでも、大き
なヒートシンク73を取り付けることが可能なパッケー
ジ構造が望まれていた。
【0012】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、多層配線板を脱落させるこ
となくヒートシンクを取り付けることができ、かつヒー
トシンクの汎用化・大型化が可能であり、しかも高い放
熱性を確保することができる半導体パッケージを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、高熱伝導性基板の片
面に絶縁層と導体層とが交互に積層されたビルドアップ
多層配線層が設けられ、その多層配線層上に電子部品搭
載部及び第1の接続端子群が設けられてなる多層配線板
と、片面に入出力端子群が存在するプリント配線板に前
記多層配線板の外形寸法に相当する貫通孔が設けられ、
前記入出力端子群と前記貫通孔との間の領域に前記第1
の接続端子と電気的に接続される第2の接続端子群が設
けられてなる配線板装着用のベースユニットとからなる
半導体パッケージであって、前記プリント配線板の入出
力端子側面の反対側面に、少なくとも片面が平坦な高熱
伝導性板材が接合され、かつその板材における前記貫通
孔から露出する部分に対し、前記多層配線板が高熱伝導
性接合材を介して接合されてなる半導体パッケージをそ
の要旨とする。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記高熱伝導性板材の外形寸法は前記プリント配
線板の外形寸法と同程度であるとしている。請求項3に
記載の発明では、請求項1または2において、前記高熱
伝導性板材は両面が平坦な銅板であるとしている。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれか1項において、前記高熱伝導性基板は銅板
でありかつ前記接合材ははんだであるとしている。請求
項5に記載の発明では、請求項1乃至4のいずれか1項
において、前記高熱伝導性板材は前記プリント配線板に
対して絶縁性接着剤を介して接着されてなるとしてい
る。
【0016】次に本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、プリント配線板に接合
された高熱伝導性板材の少なくとも片面が平坦になって
いる。このため、通常よく使用される単純な形状の、即
ち接合面が平坦なヒートシンクであっても、ベースユニ
ットの片面に対して取り付けることができる。即ち、こ
の構成であるとヒートシンクの汎用化を図ることができ
る。
【0017】また、ヒートシンクの接合面を凹形状に切
削する必要がなくなることにより、ヒートシンクの加工
コストが低減され、ひいては半導体パッケージの低コス
ト化が達成される。
【0018】さらに、多層配線板とヒートシンクとの間
に高熱伝導性板材が介在するこの構成であると、例えば
ベースユニットに対してヒートシンクをねじ止めしたと
しても、多層配線板の接合部分にじかに応力が付加する
ことはない。よって、多層配線板がベースユニットから
脱落する心配もない。そして、このようにヒートシンク
のねじ止めが可能になることにより、リペア作業等が容
易になる。
【0019】また、高熱伝導性板材は、多層配線板のと
きほど面積上の制約を受けることがないため、ヒートシ
ンクが接合されるべき平坦な面を比較的容易に拡大する
ことができる。このため、従来よりも大きなヒートシン
クをベースユニットに取り付けることが可能となる。そ
の結果、さらなる放熱効率の向上を図ることができる。
【0020】さらに、前記プリント配線板の入出力端子
側面の反対側面に接合される板材は高い熱伝導性を有す
るものであるため、多層配線板とヒートシンクとの間に
介在させたとしても、そこに好適な放熱経路が確保され
る。つまり、ビルドアップ多層配線層上に実装された電
子部品の熱は、高熱伝導性基板、高熱伝導性板材及びヒ
ートシンクへと確実に伝導し、同ヒートシンクから外部
へと放散される。
【0021】また、前記発明では、高熱伝導性板材にお
ける貫通孔から露出する部分に対し、多層配線板が高熱
伝導性接合材を介して接合されている。即ち、多層配線
板は、高熱伝導性板材に支持された状態でベースユニッ
トに固定される。よって、従来の構成とは異なり、多層
配線板を支持するために貫通孔内に段部を形成すること
は必ずしも不要になる。そして、例えば段部を省略した
構成を採った場合には、そのためのざぐり加工が不要に
なることによって、工程の簡略化が図られる。また、プ
リント配線板を薄くすることができる等、ベースユニッ
トの厚さの自由度が大きくなる。さらに、段部がなくな
る分だけ外形寸法を小さくすることができ、半導体パッ
ケージのダウンサイジングを達成することができる。
【0022】請求項2に記載の発明によると、高熱伝導
性板材の外形寸法がプリント配線板の外形寸法と同程度
になることにより、ベースユニットの片面全体がヒート
シンクを取り付けるための平坦な面となる。このため、
かなり大きなヒートスラグを取り付けることができ、し
かもその取付安定性も増す。
【0023】また、ベースユニットの片面全体が金属製
の板材によってカバーされることになるため、好適なノ
イズ対策にもなる。即ち、周辺機器へ与える電磁波妨害
及び周辺機器から受ける電磁波防止が、ともに軽減され
る。従って、半導体パッケージの信頼性の向上等が図ら
れ、高性能のMCMを実現することができる。
【0024】さらに、前記板材を例えばグランド層とし
て利用すれば、電気的特性に優れたMCMを実現するこ
とができる。加えて、入出力端子側面の反対側面にこの
ような広い面積の高熱伝導性板材を設けると、同面にお
ける封止距離が長くなることによって、多層配線板の封
止性が向上する。そして、このことは半導体パッケージ
の信頼性向上につながる。
【0025】なお、高熱伝導性板材の外形寸法はプリン
ト配線板の外形寸法と同程度であるため、特に半導体パ
ッケージのダウンサイジングを妨げるということもな
い。請求項3に記載の発明によると、高熱伝導性板材は
両面が平坦な銅板であるため、高熱伝導性基板の底面が
接合されるべき領域、即ち貫通孔から部分的に露出して
いるダイアタッチ部も同様に平坦になっている。このた
め、前記銅板に対して、多層配線板を容易にかつ確実に
接合することができる。また、上記のような銅板の作製
には、凹凸の形成のための加工を伴わないため、低コス
ト化に好都合である。また、銅は廉価であるということ
も低コスト化に好都合である。さらに、銅は熱伝導性が
高く、はんだ濡れ性もよいという性質を有している。
【0026】請求項4に記載の発明によると、高熱伝導
性基板は銅板でありかつ前記接合材ははんだである。こ
のため、はんだを高熱伝導性基板と高熱伝導性板材との
間に介在させた状態で熱をかければ、両者を確実に接合
することができる。また、はんだは接合材のなかでも熱
伝導率が高いものに属し、しかも比較的廉価であるとい
う好ましい性質を持つ。よって、はんだの選択は、半導
体パッケージのさらなる放熱性の向上及び低コスト化に
貢献しうる。また、高熱伝導性基板が銅板であること
も、同様に放熱性の向上及び低コスト化に貢献しうる。
【0027】請求項5に記載の発明によると、高熱伝導
性板材はプリント配線板に対して絶縁性接着剤を介して
接着されている。よって、例えば導電性を有するものを
前記板材として選択した場合であっても、プリント配線
板側との間に絶縁を確保することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態の半導体パッケージを図1〜図5に基づき詳細に説
明する。
【0029】本実施例の半導体パッケージ11は、図5
に示されるように、大まかにいって多層配線板12と、
それを装着するためのPGAタイプのベースユニット2
5とによって構成されている。
【0030】多層配線板12は、図3に示されるよう
に、高熱伝導性基板としてのタフピッチ銅基板13を主
材料として形成されている。このタフピッチ銅基板13
の片側面全体は放熱領域となっており、かつその反対側
面全体は電子部品搭載領域となっている。電子部品搭載
領域の全体には、ビルドアップ多層配線層B1 が形成さ
れている。本実施形態では、前記ビルドアップ多層配線
層B1 は、絶縁層14と、導体層としての極めてファイ
ンな配線パターン15とを交互に積層した構成を有して
いる。各層の配線パターン15どうしは、絶縁層14に
形成されたバイアホール16によって互いに接続されて
いる。
【0031】図3に示されるように、ビルドアップ多層
配線層B1 上には、電子部品搭載部としてのダイパッド
17が複数個設けられている。ダイパッド17上には、
電子部品としてのLSIチップ18,19が搭載されて
いる。LSIチップ18,19とそれを取り巻くビルド
アップ多層配線層B1 上のボンディングパッド20と
は、ボンディングワイヤ21を介して電気的に接続され
ている。ビルドアップ多層配線層B1 の外縁部には、第
1の接続端子としての多数のボンディングパッド22が
規則的に配設されている。そして、LSIチップ18,
19側と前記ボンディングパッド22とは、ビルドアッ
プ多層配線層B1 の内層または外層の配線パターン15
を介して電気的に接続されている。
【0032】ベースユニット25は、プラスティック製
の板材(本実施形態ではガラスエポキシ製の銅張積層
板)を主形成材料とするプリント配線板25aを用いて
作製される。この種の板材には、基本的に加工し易いと
いう利点があるからである。図1,図2に示されるよう
に、ベースユニット25を構成するプリント配線板25
aのほぼ中央部には、貫通孔としての矩形状の窓部26
が形成されている。なお、この窓部26は、被収容物で
ある多層配線板12の外形寸法にほぼ等しくなってい
る。窓部26よりも外側の領域には、表裏を貫通するス
ルーホール28が多数形成されている。各スルーホール
28には、入出力端子としての金属製の入出力ピン29
が挿入されている。なお、前記入出力ピン29群は窓部
26を包囲している。
【0033】図1に示されるように、ピン突出面側S1
において窓部26の周囲には、その窓部26を取り囲む
ように矩形状のボンディングパッド30が配設されてい
る。前記ボンディングパッド30とスルーホール28の
ランド31とは、配線パターン32を介して電気的に接
続されている。また、ベースユニット25側のボンディ
ングパッド30と、多層配線板12のボンディングパッ
ド22とは、ボンディングワイヤ33を介して電気的に
接続されている。また、ベースユニット25において配
線パターン32が形成されている面は、配線パターン3
2を湿気等から保護するためのソルダーレジスト34に
よって被覆されている。そして、ベースユニット25に
おいてボンディングパッド30群と入出力ピン29群と
の間の領域には、封止樹脂35の流動を防止するダム3
6が接着されている。
【0034】図2,図3に示されるように、プリント配
線板25aのピン突出面側S1 の反対側面(ピン非突出
側面S2 )には、高熱伝導性板材37が接合されてい
る。この板材37は、矩形状であって両面が平坦になっ
ており、プリント配線板25aと同程度の外形寸法を有
している。前記板材37は、ベースユニット25のピン
非突出側面S2 に対して絶縁性接着剤38を介して接着
されている。窓部26から露出するダイアタッチ部に対
しては、高熱伝導性接合材39を介して多層配線板12
が接合されている。つまり、多層配線板12は高熱伝導
性板材37によって支持されている。
【0035】ここで「高熱伝導性」の板材37とは、1
00W/mK以上、好ましくは150W/mK以上の熱
伝導率を有する材料からなる板材37をいう。このよう
な材料としては、例えば無酸素銅(390W/mK)、
タフピッチ銅(360W/mK)、各種の銅合金(10
0〜350W/mK)、アルミニウム(229W/m
K)、金(318W/mK)、モリブデン(130W/
mK)、Cu−W(210W/mK)等の金属が挙げら
れる。また、これら金属以外にも、窒化アルミニウム
(100〜200W/mK)、窒化珪素(260W/m
K)、ベリリア(210W/mK)等のセラミック焼結
体が挙げられる。
【0036】本実施形態では、高熱伝導性板材37とし
てタフピッチ銅板37が選択されている。なお、上述し
た高熱伝導性基板13のための材料とは、少なくともプ
ラスティック材料に比べて熱伝導性の高い材料をいい、
特には先に列挙した金属またはセラミックから選択され
ることがよい。
【0037】また「高熱伝導性」の接合材39とは、1
0W/mK以上、好ましくは30W/mK以上の熱伝導
率を有する接合材39をいう。このような材料として
は、例えばPb−Sn系のはんだ、Au系のはんだ、I
n系のはんだ、Bi系のはんだ等がある。特に、Pb−
Sn系のはんだの代表例としては、Pb:Sn=37:
63という組成のもの(いわゆる共晶はんだ,49W/
mK)、Pb:Sn=90:10という組成のもの(3
7W/mK)、Pb:Sn=95:5という組成のもの
(23W/mK)などがある。また、はんだ以外にも、
Au/Snなどの各種のろう材や、金属粒子を分散させ
た熱伝導性接着剤が使用可能である。
【0038】本実施形態では、高熱伝導性接合材39と
して、共晶はんだ39が選択されている。図2,図4に
示されるように、高熱伝導性板材としてのタフピッチ銅
板37の外周部の複数箇所には、その厚さ方向に沿って
延びるねじ孔40が形成されている。そして、ヒートシ
ンク41のベースユニット25への取り付けは、これら
のねじ孔40にねじ42を螺合することによってなされ
るようになっている。
【0039】図2,図3に示されるように、LSIチッ
プ18,19側と多層配線板12側との電気的接続部分
や、多層配線板12側とベースユニット25側との電気
的接続部分は、封止樹脂35によって封止されている。
このような封止部分には、金属製のキャップ43が装着
されている。そして、この半導体パッケージ11は、入
出力ピン29によってマザーボードM1 にフェースダウ
ン式に実装されるようになっている。
【0040】次に、この半導体パッケージ11を作製す
る手順の一例を紹介する。半導体パッケージ11を構成
する多層配線板12は、次のようにして作製される。ま
ず出発材料であるタフピッチ銅基板13の片面を黒化処
理し、その上に感光性エポキシ樹脂を塗布する。次に露
光・現像を行うことにより、内径40μmのバイアホー
ル形成用穴を有する厚さ15μmの絶縁層14を形成す
る。次に、スパッタリングすることによって絶縁層14
上に厚さ0.1μmのCr薄層を形成し、さらにその上
にスパッタリングすることによって厚さ0.2μmのC
u薄層を形成する。次に、L/S=25μm/25μm
の配線パターン15を形成するためのめっきレジストを
Cu薄層上に配置する。この状態で電解Cuめっき及び
電解Niめっきを順次行うことにより、厚さ6μmのC
uめっき層及び厚さ1μmのNiめっき層をそれぞれ形
成する。めっきレジストを剥離した後、塩化第二銅溶液
と20%塩酸水溶液とを用いて非めっき部分のCu薄層
及びCr薄層をエッチングする。そして、以上の工程を
必要に応じて繰り返すことにより、絶縁層14と複数種
の金属からなる配線パターン15とを交互に形成する。
その結果、配線パターン15を5層備えた多層配線板
(35mm角,1.0mm厚)12が完成する。そして、こ
の後にオープン・ショートテストを行う。
【0041】一方、ベースユニット25は次のようにし
て作製される。まず、従来公知のサブトラクティブプロ
セスによりベース基板を作製し、その両面にプリプレグ
及び銅箔を貼り付ける。この後、スルーホールの孔あけ
及び窓部26の形成のための貫通ざぐり加工(36mm
角)を実施する。この後、常法に従ってパネルめっき及
びパターンめっきを行うことにより、スルーホール2
8、ボンディングパッド30及び配線パターン32等を
形成する。この後、スルーホール28のランド31及び
ボンディングパッド30以外の部分を被覆するようにソ
ルダーレジスト34を形成する。このようにして得られ
た4層板に対し、さらにダム36の接着及びスルーホー
ル28内への入出力ピン29の挿入を行い、ベースユニ
ット(60mm角,1.0mm厚)25を完成させる。そし
て、この後にオープン・ショートテストを行う。
【0042】次に、オープン・ショートテストをパスし
たベースユニット25に対し、絶縁性接着剤(本実施形
態では、エイブルスティック社製のエポキシ系接着剤,
商品名「5020k」)38を介して、タフピッチ銅板
37を接合する。次に、その接合されたタフピッチ銅板
37のダイアタッチ部に、共晶はんだからなるはんだシ
ート(35mm角,50μm厚)を載置する。そして、さ
らにその上にオープン・ショートテストをパスした多層
配線板12を載置する。この状態でリフローソルダリン
グを行うことにより、共晶はんだ39を介してタフピッ
チ銅板37と多層配線板12とを接合する。
【0043】次いで、ダイボンダを使用して、ダイパッ
ド17上にテスト済のCPU用LSIチップ18を1
個、メモリ用LSIチップ19を6個搭載する。ここ
で、ワイヤボンディング装置(九州松下製,商品名:H
W−2200)を用いて、LSIチップ18,19をワ
イヤボンディングする。このとき、同じ装置を用いてボ
ンディングパッド22,30間もワイヤボンディングす
る。
【0044】そして、最後にポッティング法による樹脂
封止を行って電気的接続部分を封止した後、キャップ4
3を接合する。半導体パッケージ11は、以上のような
手順を経て完成する。
【0045】次に、本実施形態において特徴的な作用効
果を以下に列挙する。 (イ)本実施形態によると、プリント配線板25aに接
合された高熱伝導性板材37の外側の面が平坦になって
いる。このため、通常よく使用される単純な形状の、即
ち接合面41aが平坦なヒートシンク41であっても、
ベースユニット25のピン非突出側面S2 に対して取り
付けることができる。即ち、この構成であるとヒートシ
ンク41の汎用化を図ることができる。
【0046】また、ヒートシンク41の接合面41aを
凹形状に切削する必要がなくなることにより、ヒートシ
ンク41の加工コストが低減され、ひいては半導体パッ
ケージ11の低コスト化が達成される。
【0047】さらに、多層配線板12とヒートシンク4
1との間に高熱伝導性板材37が介在させているため、
ベースユニット25に対してヒートシンク41をねじ止
めしたとしても、多層配線板12の接合部分にじかに応
力が付加することはない。よって、多層配線板12がベ
ースユニット25から脱落する心配もない。そして、こ
のようにヒートシンク41のねじ止めが可能になること
により、リペア作業等が容易になる。
【0048】また、高熱伝導性板材37は、多層配線板
12のときほど面積上の制約を受けることがないため、
ヒートシンク41が接合されるべき平坦な面を比較的容
易に拡大することができる。このため、従来よりも大き
なヒートシンク41をベースユニット25に取り付ける
ことが可能となる。その結果、さらなる放熱効率の向上
を図ることができる。
【0049】さらに、ピン非突出側面S2 に接合される
板材37は高い熱伝導性を有するものであるため、それ
を多層配線板12とヒートシンク41との間に介在させ
たとしても、そこには好適な放熱経路が確保される。つ
まり、ビルドアップ多層配線層B1 上に実装されたLS
Iチップ18,19の熱は、タフピッチ銅基板13、、
高熱伝導性接合材39、高熱伝導性板材としてのタフピ
ッチ銅板37及びヒートシンク41へと確実に伝導す
る。そして、その熱は同ヒートシンク41のタワー部4
1bから外部へと効率よく放散される。
【0050】(ロ)本実施形態では、窓部26から露出
する高熱伝導性板材37のダイアタッチ部に対し、多層
配線板12が高熱伝導性接合材39を介して接合されて
いる。即ち、多層配線板12は、高熱伝導性板材37に
支持された状態でベースユニット25に固定される。よ
って、従来の構成とは異なり、多層配線板12を支持す
るための段部を窓部26内に形成することは必ずしも不
要になる。その結果、ざぐり加工が不要になり、工程の
簡略化が図られる。また、プリント配線板25aを薄く
することができる等、ベースユニット25の厚さの自由
度が大きくなる。さらに、段部がなくなる分だけ外形寸
法を小さくすることができ、半導体パッケージ11のダ
ウンサイジングを達成することができる。
【0051】(ハ)本実施形態によると、高熱伝導性板
材37の外形寸法がプリント配線板25aの外形寸法と
同程度になることにより、ピン非突出側面S2 全体がヒ
ートシンク41を取り付けるための平坦な面となる。こ
のため、図4に示されるように、かなり大きなヒートス
ラグ41を取り付けることができ、しかもその取付安定
性も増す。
【0052】また、ピン非突出側面S2 全体が金属製の
板材37によってカバーされることになるため、好適な
ノイズ対策にもなる。即ち、周辺機器へ与える電磁波妨
害及び周辺機器から受ける電磁波防止が、ともに軽減さ
れる。従って、半導体パッケージ11の信頼性の向上等
が図られ、高性能のMCMを実現することができる。さ
らに、前記板材37を例えばグランド層として利用すれ
ば、電気的特性に優れたMCMを実現することができ
る。
【0053】加えて、ピン非突出側面S2 にこのような
広い面積の高熱伝導性板材37を設けると、同面におけ
る封止距離が長くなることによって、多層配線板12の
封止性が向上する。そして、このことは半導体パッケー
ジ11の信頼性向上につながる。
【0054】なお、高熱伝導性板材37の外形寸法はプ
リント配線板25aの外形寸法と同程度に止められてい
るため、特に半導体パッケージ11のダウンサイジング
を妨げるということもない。
【0055】(ニ)本実施形態によると、高熱伝導性板
材37として両面が平坦なタフピッチ銅板37が選択さ
れているため、ダイアタッチ部も同様に平坦になってい
る。このため、タフピッチ銅板37に対して、多層配線
板12を容易にかつ確実に接合することができる。ま
た、上記のようなタフピッチ銅板37の作製には、凹凸
の形成のための加工を伴わないため、低コスト化に好都
合である。また、銅は廉価であるということも低コスト
化に好都合である。さらに、銅は熱伝導性が高く、はん
だ濡れ性もよいという性質を有している。
【0056】(ホ)本実施形態によると、高熱伝導性基
板13としてタフピッチ銅基板13が選択され、かつ高
熱伝導性接合材39として共晶はんだ39が選択されて
いる。このため、はんだシートを多層配線板12とタフ
ピッチ銅板37との間に介在させた状態で熱をかけれ
ば、両者12,37を共晶はんだ39を介して確実に接
合することができる。また、共晶はんだ39は上述した
接合材のなかでもとりわけ熱伝導率が高く、しかも比較
的廉価であるという好ましい性質を持つ。よって、共晶
はんだ39の選択は、半導体パッケージ11のさらなる
放熱性の向上及び低コスト化に貢献しうる。また、高熱
伝導性基板13がタフピッチ銅基板13であることも、
同様に放熱性の向上及び低コスト化に貢献しうる。
【0057】また、本実施形態では、共晶はんだ39で
銅と銅とを、即ち金属同士を接合しているため、例えば
金属とセラミックスとを接合する場合に比べ、工程簡略
化が図られる。後者の場合にははんだ濡れ性の悪いセラ
ミックス面をメタライズしておく必要があるのに対し
て、前者の場合にはその必要がないからである。
【0058】(ヘ)本実施形態によると、高熱伝導性板
材37はプリント配線板25aに対して絶縁性接着剤3
8を介して接着されているため、プリント配線板25a
側との間に絶縁を確保することができる。よって、プリ
ント配線板25aの最表層にある導体層とのショートを
心配する必要がなくなる。
【0059】(ト)本実施形態では、高熱伝導性板材で
あるタフピッチ銅板37の複数箇所に、ヒートシンク4
1を取り付けるためのねじ孔40が設けられている。よ
って、ねじ42によるヒートシンク41の取り付けを容
易に行うことができる。
【0060】なお、本発明は例えば次のように変更する
ことが可能である。 (1)図5に示される別例1では、ベースユニット51
を構成するプリント配線板25aの窓部26に従来通り
段部26aを設け、そこに多層配線板12を支持させて
いる。さらに、ここでは多層配線板12を構成するタフ
ピッチ銅基板13の底面が、タフピッチ銅板37のダイ
アタッチ部に対し、いくぶん厚めの共晶はんだ層52を
介して接合されている。このような構成であると、段部
26を省略することによる利益は得られないものの、そ
れ以外の点については前記実施形態と同様の作用効果を
奏する。
【0061】(2)図6に示される別例2においても、
ベースユニット51を構成するプリント配線板25aの
窓部26に従来通り段部26aを設け、そこに多層配線
板12を支持させている。さらに、ここではタフピッチ
銅基板13の底面とタフピッチ銅板37のダイアタッチ
部とがなす空間内に、高熱伝導性の小片56(例えばタ
フピッチ銅製の小片など)を介在させ、その隙間に熱伝
導性接着剤57を充填している。このような構成であっ
ても、別例1と同様の作用効果(即ち、前記実施形態に
準ずる作用効果)を奏する。この構成であると、ダイア
タッチ部上にある空間が大きいときに、その空間を確実
に埋設できるという利点がある。
【0062】(3)高熱伝導性板材37はプリント配線
板25aに対して接着されるばかりでなく、ねじ止めさ
れていたり、爪のような構造で係止されていてもよい。 (4)ピン非突出側面S2 上にある導体層がグランド層
であるとき、そのグランド層に対して高熱伝導性板材3
7を導電性接着剤で接合してもよい。この場合、高熱伝
導性板材37もグランド層の一部として機能することに
なるため、電気的特性に優れたMCMを実現することが
できる。
【0063】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1〜5において、前記高熱伝導性板材の
複数箇所にヒートシンク取り付け用のねじ孔を設けた半
導体パッケージ。この構成であると、ねじによってヒー
トシンクを容易に取り付けることができる。
【0064】(2) 請求項1〜3において、前記高伝
導性板材における前記貫通孔から露出する部分と前記多
層配線板とがなす空間に高熱伝導性の小片を収容すると
ともに、その隙間を前記高熱伝導性接合材で封止してな
る半導体パッケージ。
【0065】(3) 片面に入出力端子群が存在するプ
リント配線板のほぼ中央部に多層配線板の外形寸法に相
当する貫通孔が設けられ、前記入出力端子群と前記貫通
孔との間の領域に前記多層配線板における接続端子群と
電気的に接続される接続端子群が設けられてなる配線板
装着用のベースユニットであって、前記プリント配線板
の入出力端子側面の反対側面に、少なくとも片面が平坦
な高熱伝導性板材が接合されてなる配線板装着用のベー
スユニット。
【0066】この構成であると、その上にビルドアップ
多層配線層を有する多層配線板を搭載すれば、本発明の
優れた半導体パッケージを確実に得ることができる。な
お、本明細書中において使用した技術用語を次のように
定義する。
【0067】「はんだ: 金属合金からなる接合材であ
って、例えばAu系のはんだ、In系のはんだ、Bi系
のはんだ、共晶はんだ等に代表されるPb−Sn系のは
んだなどがある。」
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜5に記
載の発明によれば、多層配線板を脱落させることなくヒ
ートシンクを取り付けることができ、かつヒートシンク
の汎用化・大型化が可能であり、しかも高い放熱性を確
保することができる半導体パッケージを提供することが
できる。
【0069】請求項2に記載の発明によれば、前記効果
に加え、より大きなヒートスラグを取り付けることがで
き、しかもその取付安定性も増大ことができる。また、
好適なノイズ対策が図られかつ封止性もよくなることに
より、半導体パッケージの信頼性の向上を図ることがで
きる。請求項3に記載の発明によれば、前記効果に加
え、銅板に対して多層配線板を容易にかつ確実に接合す
ることができるとともに、低コスト化を図ることができ
る。請求項4に記載の発明によれば、前記効果に加え
て、さらなる放熱性の向上及び低コスト化を図ることが
できる。請求項5に記載の発明によれば、前記効果に加
えて、ベースユニット側との間に絶縁を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施形態における半導体パッケージ
のベースユニットを示す平面図、(b)はその部分破断
底面図。
【図2】同じくその半導体パッケージの部分破断概略断
面図。
【図3】同じくその半導体パッケージの要部拡大概略断
面図。
【図4】半導体パッケージ及びヒートシンクを示す斜視
図。
【図5】別例1の半導体パッケージを示す概略断面図。
【図6】別例2の半導体パッケージを示す概略断面図。
【図7】従来の半導体パッケージを示す部分破断概略断
面図。
【符号の説明】
11…半導体パッケージ、12…多層配線板、13…高
熱伝導性基板としてのタフピッチ銅基板、14…絶縁
層、15…導体層としての配線パターン、17…電子部
品搭載部としてのダイパッド、22…第1の接続端子と
しての第1のボンディングパッド、25…配線板装着用
のベースユニット、25a…プリント配線板、26…貫
通孔としての窓部、29…入出力端子としての入出力ピ
ン、30…第2の接続端子としての第2のボンディング
パッド、37…高熱伝導性板材としてのタフピッチ銅
板、38…絶縁性接着剤、39…高熱伝導性接合材とし
ての共晶はんだ、B1 …ビルドアップ多層配線層、S2
…入出力端子側面の反対側面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高熱伝導性基板の片面に絶縁層と導体層と
    が交互に積層されたビルドアップ多層配線層が設けら
    れ、その多層配線層上に電子部品搭載部及び第1の接続
    端子群が設けられてなる多層配線板と、 片面に入出力端子群が存在するプリント配線板に前記多
    層配線板の外形寸法に相当する貫通孔が設けられ、前記
    入出力端子群と前記貫通孔との間の領域に前記第1の接
    続端子と電気的に接続される第2の接続端子群が設けら
    れてなる配線板装着用のベースユニットとからなる半導
    体パッケージであって、 前記プリント配線板の入出力端子側面の反対側面に、少
    なくとも片面が平坦な高熱伝導性板材が接合され、かつ
    その板材における前記貫通孔から露出する部分に対し、
    前記多層配線板が高熱伝導性接合材を介して接合されて
    なる半導体パッケージ。
  2. 【請求項2】前記高熱伝導性板材の外形寸法は前記プリ
    ント配線板の外形寸法と同程度である請求項1に記載の
    半導体パッケージ。
  3. 【請求項3】前記高熱伝導性板材は両面が平坦な銅板で
    ある請求項1または2に記載の半導体パッケージ。
  4. 【請求項4】前記高熱伝導性基板は銅板でありかつ前記
    接合材ははんだである請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の半導体パッケージ。
  5. 【請求項5】前記高熱伝導性板材は前記プリント配線板
    に対して絶縁性接着剤を介して接着されてなる請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
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