JPH09101745A - 車両用経路誘導装置 - Google Patents

車両用経路誘導装置

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JPH09101745A
JPH09101745A JP7256519A JP25651995A JPH09101745A JP H09101745 A JPH09101745 A JP H09101745A JP 7256519 A JP7256519 A JP 7256519A JP 25651995 A JP25651995 A JP 25651995A JP H09101745 A JPH09101745 A JP H09101745A
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bird
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Okihiko Nakayama
沖彦 中山
Takao Asami
孝雄 浅見
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的地周辺に達したら車両の現在地周辺の広
い範囲を表示する。 【解決手段】 目的地を設定する目的地設定手段6と、
平面図の道路地図を鳥瞰図に変換して表示する表示手段
1,7とを備えた車両用経路誘導装置に、表示手段1,
7は、目的地設定手段6により設定された目的地への接
近度合いに基づいて鳥瞰図の視点と視線を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鳥瞰図方式の道路地
図を表示する車両用経路誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鳥瞰図方式の道路地図上に目的地までの
経路と車両の現在地を表示して乗員を誘導する車両用経
路誘導装置が知られている(特開平1−263688号
公報、特開平2−244188号公報、特開平3−22
5391号公報参照)。図7は鳥瞰図方式の道路地図の
表示領域と表示画面を示す図であり、実線の範囲は平面
図の道路地図における鳥瞰図道路地図の表示領域を表わ
し、破線の範囲はその表示領域の平面図道路地図を鳥瞰
図表示する表示画面を表わす。また、マーク11は平面
図道路地図上の車両の現在地を示し、マーク12は鳥瞰
図表示した時の車両の現在地を示す。鳥瞰図方式の道路
地図では、車両の後方の上空から進行方向の道路を見下
ろした状態の道路地図が表示される。車両周辺は狭い範
囲が拡大して表示されるので表示領域が狭く、特に車両
の後側と横側の表示領域が狭い。一方、車両から遠方で
は広い範囲が縮小して表示されるので表示領域が広い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、出発時に設
定した目的地が真の目的地と異なることがある。例え
ば、最初にだいたいの目的地を設定して出発する場合
や、目的地にデパートを設定しても実際にはそのデパー
トの駐車場に行きたい場合などである。このような状況
において、目的地周辺まで鳥瞰図方式の道路地図を表示
していると、上述したように車両周辺の表示領域が狭い
ので真の目的地が表示画面内に表示されないことがあ
り、画面をスクロールして真の目的地を探さなければな
らない。
【0004】本発明の目的は、目的地周辺に達したら車
両の現在地周辺の広い範囲を表示する車両用経路誘導装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、目的地を設定する目的地設定手
段と、平面図の道路地図を鳥瞰図に変換して表示する表
示手段とを備えた車両用経路誘導装置に適用され、表示
手段によって、目的地設定手段により設定された目的地
への接近度合いに基づいて鳥瞰図の視点と視線を変更す
る。請求項2の車両用経路誘導装置は、目的地設定手段
により設定された目的地までの経路を演算する経路演算
手段と、経路演算手段により演算された経路上の経由地
を設定する経由地設定手段とを備え、表示手段によっ
て、経由地設定手段により設定された経由地への接近度
合いに基づいて鳥瞰図の視点と視線を変更するようにし
たものである。請求項3の車両用経路誘導装置は、表示
手段によって、目的地または経由地に近づくにつれて視
点と視線を変えて鳥瞰図表示から平面図表示に徐々に変
更するようにしたものである。請求項4の車両用経路誘
導装置は、表示手段によって、経由地から遠ざかるにし
たがって視点と視線を変えて平面図表示から鳥瞰図表示
に徐々に変更するようにしたものである。請求項5の車
両用経路誘導装置は、表示手段によって、道路地図表示
画面における車両の現在地の表示位置を一定にして視点
と視線を変更するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は一実施形態の構成を示すブ
ロック図である。コントローラ1はマイクロコンピュー
タとその周辺部品から構成され、後述する制御プログラ
ムを実行して鳥瞰図方式の道路地図を描画するととも
に、目的地への接近度合いに基づいて鳥瞰図表示から平
面図表示へ徐々に変更する。コントローラ1には、方位
センサ2、距離センサ3、GPS受信機4、記憶装置
5、入力装置6が接続される。方位センサ2は車両の進
行方位を検出し、距離センサ3は車両の走行距離を検出
する。GPS受信機4は衛星からのGPS信号を受信し
て車両の現在地、進行方向、走行速度などを検出する。
また、記憶装置5は平面図方式の道路地図データを記憶
するCD−ROMなどの装置であり、入力装置6は目的
地などを設定する装置である。コントローラ1にはま
た、道路地図や文字情報を表示するディスプレイ7と、
音声による誘導を行なうためのスピーカー8などが接続
される。
【0007】ここで、鳥瞰図方式の道路地図表示につい
て説明する。図2は鳥瞰図道路地図の表示原理を説明す
る図、図3は図2のXZ平面図、図4は鳥瞰図道路地図
の表示領域を示す図である。鳥瞰図方式の道路地図は、
車両Vから距離b(例えばb=1km)だけ後方の地点
Oの高さh(例えばh=350m)の上空に視点Eを設
定し、その視点Eから車両Vの方向を見下ろし角α(例
えばα=16度)の視線EFに沿って見下ろした場合
に、XY平面上に展開された平面道路地図の表示領域A
を、視線EFに垂直に設定された仮想画面Sに透視変換
するものである。表示領域A内の任意の地点Pは、Pと
視点Eとを結ぶ直線が仮想画面Sと交わる点P’に変換
される。表示領域Aは、図4(a)に示すように例えば
手前の幅が約500m、奥の幅が約7km、奥行が約7
kmの台形上の領域であり、その表示領域A内の平面道
路地図が(b)に示すように仮想画面S上に透視変換さ
れて表示される。つまり、手前の領域では道路地図が拡
大されて詳細な道路地図を見ることができ、遠方に行く
に従って連続的に縮尺が高くなり、広い範囲の道路地図
を見ることができる。
【0008】この実施形態では、車両Vの位置は、図3
に示すように視線EFからさらに所定角度βだけ見下ろ
した位置にあり、車両が移動しても角度βが常に一定に
なるように視点Eを水平に移動する。これにより、図4
(b)に示すように、表示画面上の車両V’の位置は車
両Vが移動しても画面中央より下の一定の位置に表示さ
れる。車両Vの移動にともなって視線EFの先端Fが目
的地に達したら、常に目的地を視線EFの先端Fに固定
したまま、目的地F〜視点E〜車両Vの角度∠FEVが
常にβとなるように、視点Eと視線EFを三次元方向に
移動する。図5に示すように、視線EFの先端Fが目的
地に達した時点の視点位置をE1、車両位置をV1とす
ると、∠F・E1・V1=βである。この状態からさら
に車両が目的地に向って進むと、目的地をFに固定した
まま角度∠FEV=βとするために、視点Eは円周上を
図の矢印に沿って移動する。すなわち、目的地が視線E
Fの先端Fに達した時点から、道路地図表示を鳥瞰図か
ら徐々に平面図に近づけていく。そして遂には、目的地
Fの真上の位置E2まで視点が移動して視線EFが地表
面に対して垂直になる。この時、視点E2から目的地F
を真下に見下ろすのであるから、道路地図は完全な平面
図となる。なお、この時の車両の位置をV2とすると角
度∠F・E2・V2=βである。また、視点Eが円周上
を移動している間も、車両Vの表示位置は図4(b)に
示すように画面Sの中央よりわずかに下の位置V’に固
定されている。この状態からさらに車両Vが移動する
と、画面S上の車両の表示位置をV’に固定したまま平
面図道路地図の表示領域自体が移動する。
【0009】図6は一実施形態の地図描画処理を示すフ
ローチャートである。入力装置6のメインスイッチが投
入されると、コントローラ1はこの地図描画処理を開始
する。ステップ1において入力装置6により設定された
目的地を読み込み、続くステップ2で方位センサ2と距
離センサ3による自立航法、あるいはGPS受信機4に
よるGPS航法により車両の現在地と進行方位を検出す
る。ステップ3で、記憶装置5の道路地図データを参照
して現在地から目的地までの最適経路を演算する。この
実施形態では、上述したように車両の後方1km
(b)、高さ350m(h)に視点Eを設定し、その視
点Eか見下ろし角16度(α)で見下ろす視線EFを設
定する。視線EFのXY平面上における方向φは例えば
最適経路がディスプレイ7に最も長く表示されるような
方向としてもよいし、単に車両の進行方向としてもよ
い。なお、視点Eおよび視線EFの設定値はこの実施形
態に限定されない。ステップ4において、視線EFの先
端Fが目的地に達したか否かを確認し、先端Fが目的地
に達したらステップ10へ進み、そうでなければステッ
プ5へ進む。先端Fがまだ目的地に達していない時は、
ステップ5で平面図道路地図上の表示領域を演算する。
続くステップ6で、算出した表示領域を含む平面図方式
の道路地図データを記憶装置5から読み込み、続くステ
ップ7で、表示領域内の平面図データを鳥瞰図データに
透視変換する。そして、ステップ8でディスプレイ7に
鳥瞰図道路地図を描画するとともに、その鳥瞰図道路地
図上に目的地までの最適経路と車両の現在地を描画す
る。その後、ステップ9で車両が移動または回転したか
否かを確認し、車両の移動または回転があればステップ
4へ戻って上記処理を繰り返す。
【0010】一方、目的地に向って進行中に視線EFの
先端Fが目的地へ到達したら、ステップ10で、上述し
たように目的地を視線EFの先端Fに固定し、∠FEV
=βとなるように視点Eと視線EFを変更する。ステッ
プ11で、視線EFが地表面に対して垂直か否かを確認
し、垂直であればステップ12へ進み、そうでなければ
ステップ5へ進む。視線EFが垂直でなければ引き続き
道路地図を鳥瞰図表示しなければならないから、ステッ
プ5で変更した視点Eと視線EFにより表示領域を演算
する。その後、上述したように表示領域の平面図道路地
図を読み出して鳥瞰図に変換し、ディスプレイ7に描画
する。一方、視線EFが地表面に対して垂直になった
ら、以後、平面図道路地図を表示すればよいから、ステ
ップ12で平面図道路地図の表示領域を目的地を中心に
設定する。そして、ステップ13で表示領域の平面図道
路地図をディスプレイ7に描画するとともに、その平面
図道路地図上に車両の現在地を描画する。その後、ステ
ップ14で車両が移動または回転したか否かを確認し、
車両の移動または回転があればステップ4へ戻って上記
処理を繰り返す。
【0011】このように、車両が目的地に接近するにし
たがって、道路地図表示を鳥瞰図から平面図に近づけて
いき、最終的に平面図を表示するようにしたので、目的
地周辺では特に車両の横側と後側の広い領域の道路地図
が表示され、目的地が設定地でなかったり、目的地周辺
の駐車場などを探したい場合でも目的地周辺の広い範囲
の道路状況を乗員に提供できる。また、鳥瞰図から平面
図へ徐々に切り換えるようにしたので、乗員に違和感を
与えることがない。さらに、鳥瞰図から平面図への切り
換え中には、車両の現在地を表示画面の一定の位置に表
示するようにしたので、道路地図の表示方法が変っても
乗員が車両の現在地を見失うことはない。
【0012】上述した実施形態では、目的地に近づくに
つれて鳥瞰図の視点と視線を変えて道路地図を鳥瞰図表
示から平面図表示に徐々に変更する例を示したが、目的
地までの最適経路上に設定された経由地においても同様
な処理をすることができる。つまり、経由地に近づくに
つれて鳥瞰図の視点と視線をかえて道路地図を鳥瞰図表
示から平面図表示に徐々に変更するとともに、経由地か
ら遠ざかるにしたがってふたたび平面図表示から鳥瞰図
表示に徐々に変更する。このようにすれば、経由地周辺
の広い領域の道路地図、特に車両の後側と横側の広い領
域の道路地図を表示することができ、経由地をスムーズ
に通過させたり、経由地に立寄って用を足す場合にも乗
員に多くの詳細情報を提供できる。また、経由地への接
近度合いおよび経由地から遠ざかる度合いに応じて鳥瞰
図表示と平面図表示との間の切り換えを徐々に行なうよ
うにしたので、乗員に違和感を与えることがない。さら
に、鳥瞰図表示と平面図表示との間の切り換え中には、
車両の現在地を表示画面の一定の位置に表示するように
したので、道路地図の表示方法が変っても乗員が車両の
現在地を見失うことはない。
【0013】以上の一実施形態の構成において、入力装
置6が目的地設定手段および経由地設定手段を、コント
ローラ1が経路演算手段を、コントローラ1およびディ
スプレイ7が表示手段をそれぞれ構成する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、目的地への接近度合いに基づいて鳥瞰図の視点と
視線を変更し、平面図の道路地図を鳥瞰図に変換して表
示するようにしたので、目的地周辺の広い領域の道路地
図、特に車両の後側と横側の広い領域の道路地図を表示
することができ、目的地が設定地でなかったり、目的地
周辺の駐車場などを探したい場合でも目的地周辺の広い
範囲の道路状況を乗員に提供できる。また、請求項2の
発明によれば、目的地までの経路上に設定された経由地
への接近度合いに基づいて鳥瞰図の視点と視線を変更
し、平面図の道路地図を鳥瞰図に変換して表示するよう
にしたので、経由地周辺の広い領域の道路地図、特に車
両の後側と横側の広い領域の道路地図を表示することが
でき、経由地をスムーズに通過させたり、経由地に立寄
って用を足す場合にも乗員に広範囲の詳細情報を提供で
きる。請求項3と請求項4の発明によれば、目的地また
は経由地に近づくにつれて視点と視線を変えて鳥瞰図表
示から平面図表示に徐々に変更し、経由地から遠ざかる
にしたがって視点と視線を変えて平面図表示から鳥瞰図
表示に徐々に変更するようにしたので、表示方法を変え
ても乗員に違和感を与えることがない。請求項5の発明
によれば、道路地図表示画面における車両の現在地の表
示位置を一定にして視点と視線を変更するようにしたの
で、道路地図の表示方法が変っても乗員が車両の現在地
を見失うことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】鳥瞰図道路地図の表示原理を説明する図。
【図3】図2のXZ平面図。
【図4】鳥瞰図道路地図の表示領域を示す図。
【図5】目的地に近づくにつれて平面図道路地図に徐々
に切り換える方法を説明する図。
【図6】一実施形態の地図描画処理を示すフローチャー
ト。
【図7】従来の鳥瞰図道路地図の表示領域と表示画面を
示す図。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 方位センサ 3 距離センサ 4 GPS受信機 5 記憶装置 6 入力装置 7 ディスプレイ 8 スピーカー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地を設定する目的地設定手段と、 平面図の道路地図を鳥瞰図に変換して表示する表示手段
    とを備えた車両用経路誘導装置において、 前記表示手段は、前記目的地設定手段により設定された
    目的地への接近度合いに基づいて鳥瞰図の視点と視線を
    変更することを特徴とする車両用経路誘導装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用経路誘導装置に
    おいて、 前記目的地設定手段により設定された目的地までの経路
    を演算する経路演算手段と、 前記経路演算手段により演算された経路上の経由地を設
    定する経由地設定手段とを備え、 前記表示手段は、前記経由地設定手段により設定された
    経由地への接近度合いに基づいて鳥瞰図の視点と視線を
    変更することを特徴とする車両用経路誘導装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    経路誘導装置において、 前記表示手段は、前記目的地または前記経由地に近づく
    につれて視点と視線を変えて鳥瞰図表示から平面図表示
    に徐々に変更することを特徴とする車両用経路誘導装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の車両用
    経路誘導装置において、 前記表示手段は、前記経由地から遠ざかるにしたがって
    視点と視線を変えて平面図表示から鳥瞰図表示に徐々に
    変更することを特徴とする車両用経路誘導装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車
    両用経路誘導装置において、 前記表示手段は、道路地図表示画面における車両の現在
    地の表示位置を一定にして視点と視線を変更することを
    特徴とする車両用経路誘導装置。
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