JPH09101712A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09101712A
JPH09101712A JP7257850A JP25785095A JPH09101712A JP H09101712 A JPH09101712 A JP H09101712A JP 7257850 A JP7257850 A JP 7257850A JP 25785095 A JP25785095 A JP 25785095A JP H09101712 A JPH09101712 A JP H09101712A
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JP
Japan
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main body
body panel
fixing
toner
image forming
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Application number
JP7257850A
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English (en)
Inventor
Minoru Matsuo
稔 松尾
Toshio Kobayashi
俊夫 小林
Yuichi Jibiki
優一 地引
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーボトルを交換してもウォーミングアッ
プを行う必要のない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 開閉可能な本体パネルを有する本体に、
記録紙上にトナー像を形成する画像形成部と、そのトナ
ー像を定着させる定着装置と、前記本体パネルが開放さ
れたとき電力の供給を停止する制御部48とが設けら
れ、トナーボトルの交換が表示された際には前記本体パ
ネルを開放させてトナーボトルの交換を行う画像形成装
置であって、前記ボトル交換が表示された際に本体パネ
ルを開放してトナーボトルを交換するとき、制御部48
は定着装置のヒータ28に電流を流して定着温度を維持
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録紙に形成さ
れたトナー像を定着ローラによって定着させる定着装置
を設けた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、非晶質と結晶質との間で相転
移が可能な相転移層を設けた定着ローラが知られている
(特開平7−140823号公報参照)。
【0003】初めに、この定着ローラの構成と作用・効
果について説明する。
【0004】《構成の説明》この定着ローラは、アルミ
ニウムなどの中空筒の芯金からなり、その中空部にはヒ
ータが配置され、芯金の外周面には相転移層、さらにそ
の外周りにはフッ素樹脂層などからなる保護層が形成さ
れており、この保護層は相転移層を保護すると共にトナ
ーの粘着を防止する離型層の役目を果たしている。
【0005】《作用・効果の説明》このように構成され
た定着ローラは、芯金の中空部に設けたヒータに通電す
ることによって芯金が加熱されると、相転移層の非晶質
材料が結晶化温度に達したときに結晶化熱を放出して急
速に温度が上昇し、速やかに定着可能温度に到達する。
【0006】よって、定着ローラに相転移層を用いた定
着装置は、電力の供給から定着可能となるまでのウォー
ミングアップ時間を短縮できるという効果がある。
【0007】また、結晶化した相転移層をその融点以上
の温度まで加熱(一時的にヒータに大きな電力を供給す
る)し、これを冷却すると相転移層は非晶質に戻る。
【0008】この非晶質に戻った相転移層を再度加熱
(ウォーミングアップ加熱)すると再び結晶化熱が発生
する。
【0009】このように、相転移層を用いた定着ローラ
は、相転移層の熔融・冷却・加熱を繰り返すと、結晶化
熱も繰り返し利用できるという利点がある。
【0010】このように、相転移層を有する定着ローラ
を用いた定着装置は、繰り返し結晶化熱を利用するか
ら、何らかの理由で定着装置への電力供給が断たれて
も、再度電力が供給されるときは、相転移層は必ず非晶
質であることが要求される。
【0011】次に相転移層を有する定着ローラが用いら
れた定着装置を一般的な画像形成装置に適用した場合の
問題点を説明する。
【0012】《一般的な画像形成装置の説明》例えば複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、回
転する感光ドラムを有し、この感光体ドラムの感光体部
位を帯電部によって一様に帯電させた後、露光部の露光
手段によって情報を静電潜像として記録し、その静電潜
像を現像部においてトナーを付着させてトナー像を形成
し、そのトナー像を転写部において搬送されてくる記録
シート上に転写させ、更にその記録シートを定着装置を
通過させてトナー像を熱定着する。
【0013】このように画像形成装置は、帯電を行うた
めの強電部、記録シートを搬送する搬送部、トナー像を
熱定着させるための熱発生部等を有している。このた
め、装置全体は安全面から外壁で被われており、その外
壁の一面がメンテナンスのための開閉パネルとしている
のが一般で、紙のジャム処理若しくはトナー交換若しく
はその他点検作業等のメンテナンス時には本体パネル
(=開閉パネル)を開放して行う。
【0014】この時、安全面から電力の供給は本体パネ
ルが開放されると自動的に遮断され、メンテナンス終了
後に本体パネルが閉じられると再び電力が供給されるよ
うになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置の表示部
にトナーボトルの交換が表示された場合、作業者は本体
パネルを開放してトナーボトルを交換するが、本体パネ
ルが開放されると定着装置や帯電部等への電力供給は断
たれるため、定着ローラの温度は低下し、相転移層は結
晶質のまま放冷されることとなる。
【0016】このように、定着ローラの温度が低下する
と、トナーボトルの交換を行った後、定着ローラを再度
定着温度まで加熱するウォーミングアップを行わなけれ
ばならず、トナーボトルの交換後直ちに画像形成装置を
使用することができないという問題があった。
【0017】また、相転移層が結晶質のまま放冷されて
しまうと、再度電力が供給されても結晶化熱を再度利用
できなくなるので、相転移層を再び非晶質に戻す溶融・
冷却を実行しなければならないという問題がある。
【0018】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、トナーボトルを交換してもウォー
ミングアップを行うことを必要としない画像形成装置を
提供することにある。また、トナーボトル交換の際に相
転移層を再び非晶質に戻す溶融・冷却を実行することを
必要としない画像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、開閉可能な本体パネルを有す
る本体に、記録紙上にトナー像を形成する画像形成部
と、そのトナー像を定着させる定着装置とが設けられ、
前記本体パネルが開放されたとき電力の供給が停止され
る画像形成装置であって、前記本体パネルを開放してト
ナーボトルの交換を行うとき、前記定着装置の温度を定
着温度に維持することを特徴とする。
【0020】請求項2の発明では、前記定着装置は、芯
金上に非晶質と結晶質との間で相転移が可能な相転移層
を設けた定着ローラを備えていることを特徴とする。
【0021】請求項3の発明では開閉可能な本体パネル
を有する本体に、記録紙上にトナー像を形成する画像形
成部と、そのトナー像を定着させる定着装置と、前記本
体パネルが開放されたとき電力の供給が停止される電力
停止手段とが設けられ、トナーボトルの交換が表示され
た際には前記本体パネルを開放させてトナーボトルの交
換を行う画像形成装置であって、前記ボトル交換が表示
された際に本体パネルを開放してトナーボトルを交換す
るとき、前記定着装置の温度を定着温度に維持する温度
維持手段を設けたことを特徴とする。
【0022】請求項4の発明では、前記定着装置は、芯
金上に非晶質と結晶質との間で相転移が可能な相転移層
を設けた定着ローラを備えていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる画像形成
装置の一つである複写機の実施の形態を図面に基づいて
説明する。
【0024】図1において、1は複写機本体でこの本体
1内には、回転する感光ドラム(図示せず)と、感光ドラ
ムを帯電させる帯電部(図示せず)と、感光ドラムに静電
潜像を形成する露光部(図示せず)と、前記静電潜像にト
ナーを付着させてトナー像を形成する現像部(図示せず)
と、カセット2から搬送されてくるコピー用紙(記録
紙)3上に前記トナー像を転写する転写部(図示せず)
と、コピー用紙3に転写されたトナー像を加熱するとと
もに加圧してトナー像をコピー用紙3に定着させる定着
ユニット4等とが設けられている。そして、帯電部と露
光部と現像部と転写部とでコピー用紙3にトナー像を形
成する画像形成部が構成される。
【0025】また、本体1内には、後述する定着ローラ
21の相転移層26を急令する冷却ファン29が設けら
れている。
【0026】本体1の上面の前側には操作部5が設けら
れており、操作部5には、コピー枚数や複写モード等を
設定する操作キー6Aと、複写を実行させるスタートキ
ー6Bと、各種の表示を行うディスプレイ7等とが設け
られている。スタートキー6Bには緑色に点灯するラン
プが設けられており、本体1の装置が複写実行可能な状
態になるとランプ(図示せず)が点灯されスタートキー6
Bを操作すれば複写が実行されることを示す。
【0027】本体1の側面には、メインスイッチM1と
予熱モードスイッチM2が設けられている。
【0028】本体1の前面には、本体パネル8が開放可
能に設けられており、本体パネル8を開放することによ
りトナーボトル9の交換,ジャム処理,各種のメンテナン
ス等が行えるようになっている。
【0029】本体パネル8の裏面の上部の両端側には磁
石10,10が取り付けられており、本体パネル8を閉
じた際には磁石10,10が本体1の前壁部1Aに設け
た鉄板11,11に吸着して本体パネル8が閉じられた
状態に固定される。磁石10,10にはフック12,12
が設けられており、鉄板11,11および前壁部1Aに
は貫通した孔13,13が設けられていて、本体パネル
8を閉じるとフック12,12が孔13,13に挿入され
る。
【0030】前壁部1Aには、本体パネル8の開閉を検
知する開閉センサ16が設けられている。開閉センサ1
6は例えば圧電素子からなり、本体パネル8が閉じられ
ているときには本体パネル8の圧力が圧電素子に加わ
り、開放されているときには本体パネル8の圧力が圧電
素子に加わらないことにより本体パネル8の開閉を検知
するものである。
【0031】前壁部1Aの裏側には、ソレノイド14,
14が設けられており、ソレノイド14,14が作動す
ると図2に示すようにロッド15,15が突出して、孔
13,13に挿入されたフック12,12に係合する。こ
れにより本体パネル8が閉じられた状態にロックされ、
本体パネル8の開放が禁止される。
【0032】定着ユニット4には、図3に示すように、
定着ローラ21と圧着ローラ22からなる定着装置23
が設けられている。
【0033】定着ローラ21は、アルミニウムなどの中
空筒の芯金からなるローラ25と、このローラ25の外
周面に形成された相転移層26と、相転移層26を覆っ
たフッ素樹脂層などからなる保護層27と、ローラ25
の内周面に設けられたヒータ28等とから構成されてい
る。
【0034】相転移層26は、例えばセレン・テルル合
金からなり、ヒータ28によって加熱することにより非
晶質から結晶質へ、また、結晶質を加熱溶融して急冷す
ることにより非晶質へ相転移するようになっている。
【0035】保護層27は相転移層26を保護するとと
もにトナーの粘着を防止する離型層の役目を果たす。
【0036】図4は複写機の制御系の構成を示したブロ
ック図であり、図4において、41はディスプレイ7に
各種の表示を行なわせるディスプレイ制御部、42は入
出力装置、43は紙づまりを検知するジャム検知手段、
44はトナーがなくなったことを検知するトナー検知手
段、45は廃トナー(感光ドラムに付着している残存ト
ナーを除去して溜めておいたトナー)が満杯か否かを検
知する廃トナー検知手段、46は感光ドラムに付着して
いる残存トナーを除去するクリーニングブレードが汚れ
ているか否かを検知する汚れ検知手段である。
【0037】47は定着ローラ21の相転移層26を非
晶質から結晶質へ相転移させるプログラムや、結晶質を
溶融した後急冷して非晶質へ戻すプログラム等を記憶し
ているROMである。48はCPU等からなる制御部
で、この制御部48は定着ローラ21の相転移層26を
非晶質から結晶質へ、または結晶質から非晶質へ相転移
させるためにヒータ28,冷却ファン29の制御やソレ
ノイド14,14等の制御を行ったり、帯電部,現像部,
転写部,定着装置等への電力供給の制御を行ったりする
ものである。
【0038】そして、制御部48は、本体パネル8が開
放されたとき帯電部,現像部,転写部,定着装置等への電
力供給を停止する電力停止手段としての機能と、トナー
ボトル交換のとき定着ローラ21の温度を一定に維持さ
せる温度維持手段としての機能を有している。
【0039】次に、上記複写機の動作について説明す
る。先ず、メインスイッチM1をオンにする。このメイ
ンスイッチM1をオンにすると、定着ローラ21のヒー
タ28が通電されてローラ25とともに相転移層26が
加熱されていく。相転移層26はメインスイッチM1が
オフされているときには非晶質化されているので、ヒー
タ28によって相転移層26が加熱されて結晶化温度に
達すると結晶化熱を放出する。この結晶化熱の放出によ
り定着ローラ21は急速に温度が上昇し、速やかに定着
可能温度に到達する。すなわち、ウォーミングアップの
時間が短縮される。
【0040】定着ローラ21が定着可能温度に到達する
と、ヒータ28は定着ローラ21が定着可能温度を維持
するように一定温度に制御されるとともに、スタートキ
ー6Bのランプが点灯され、複写の実行が可能であるこ
とが表示される。そして、スタートキー6Bを押すと複
写の実行が行われる。
【0041】複写の実行によりトナーボトル9のトナー
が消費されていき、トナーボトル9のトナーがなくなる
とトナー検知手段44がこれを検知する。トナー検知手
段44がトナーのないことを検知すると、図5に示すサ
ブルーチンの動作が行われる。
【0042】図5において、ステップ1では(図におい
てステップはSで表示する)、操作部5のディスプレイ
7にトナーボトル交換の表示が行われる。
【0043】ステップ2では、本体パネル8が開放され
たか否かが判断される。すなわち、トナーボトル9の交
換のために本体パネル8が開放されたかが判断され、ノ
ーであればステップ2に戻り、イエスであればステップ
3へ進む。ステップ3では帯電部,現像部,転写部等への
電力供給を停止する。
【0044】このように、本体パネル8が開放されると
帯電部,現像部,転写部等への電力の供給が停止されるの
で作業者の安全が確保される。
【0045】そして、ステップ4では、定着ローラ21
が定着温度を維持するようにヒータ28の通電が制御さ
れる。このため、本体パネル8を開けてトナーボトル9
の交換を行っても定着ローラ21は定着可能温度以下に
なることはない。
【0046】ステップ5では、トナーボトル9が交換さ
れたか否かが判断され、ノーであればステップ5へ戻
り、イエスであればステップ6へ進む。トナーボトル9
の交換終了の判断はトナー検知手段44がトナーを検知
したか否かで判断する。
【0047】ステップ6では、本体パネル8が閉じられ
たか否か、すなわち開閉センサ16が本体パネル8が閉
じられたことを検知したか否かが判断され、ノーであれ
ばステップ6へ戻り、イエスであればステップ7へ進
む。
【0048】ステップ7ではディスプレイ7のナーボト
ル交換の表示を解除し、ステップ8で帯電部,現像部,転
写部等への電力供給を再開してサブルーチンの動作を終
了する。帯電部,現像部,転写部等への電力供給が再開さ
れれば、定着ローラ21は定着可能温度に維持されてい
ることによりウォーミングアップを行うことなく直ちに
複写の実行が可能となる。
【0049】このように、トナーボトル9の交換が表示
されている際に本体パネル8を開放しても、定着ローラ
21は定着可能温度に維持されるので、定着ローラ21
の相転移層26は放冷されずに済む。このため、結晶化
熱を利用して定着ローラを加熱する必要がなく、相転移
層26を再び非晶質に戻す溶融・冷却を実行する必要が
ない。このため、電力を節約することができる。
【0050】複写中にジャムが発生した場合には、従来
と同様に、本体パネル8が開放されると帯電部,現像部,
転写部,定着装置23等への電力の供給が停止される
が、上記と同様に定着ローラ21のヒータ28に定着可
能温度を保つ電流を流し続けるようにしてもよい。
【0051】次に、点検作業を必要とするトラブルが発
生した場合について説明する。
【0052】サービスマンを呼んで点検作業を行う必要
のあるサービスマンコールが発生すると、図6に示すサ
ブルーチンの動作が行われる。
【0053】すわなわち、ステップ11で点検作業要求
状態になると、例えば、排トナー検知手排45が排トナ
ーの満杯を検知した場合や汚れ検知手段46がクリーニ
ングブレードの汚れを検知した場合、ステップ12で
は、ソレノイド14,14が作動されてロッド15,15
が突出される。この突出によりロッド15,15がフッ
ク12,12に係合し(図2参照)、本体パネル8が閉
じられた状態にロックされ、本体パネル8の開放が禁止
される。
【0054】ステップ13では、ヒータ28の一定温度
制御が解除されるとともに、ヒータ28は溶融制御され
る。すなわち、ヒータ28には一定温度制御のときより
も大きな電流が流されて定着ローラ21の層転移層26
が加熱されていく。この加熱により、結晶質となってい
る相転移層26は溶融していく。
【0055】ステップ14では、相転移層26の溶融が
終了したか否かが判断され、ノーであればステップ13
へ戻り、イエスであればステップ15へ進む。溶融終了
の判断は相転移層26の温度をサーミスタ(図示せず)で
測定して行うか、溶融を開始した時点からクロックパル
スをカウントして行う。
【0056】ステップ15では、ヒータ28の通電がオ
フされるとともに冷却ファン29が回転されて相転移層
26の急冷が行われる。そして、ステップ16では相転
移層26の非晶質化が行われたかが判断され、ノーであ
ればステップ15へ戻り、イエスであればステップ17
へ進む。非晶質化の判断は相転移層26の温度をサーミ
スタ(図示せず)で測定して行うか、冷却を開始した時点
からクロックパルスをカウントして行う。
【0057】ステップ17では、ソレノイド14,14
の動作を解除する。これにより、ソレノイド14,14
のロッド15,15が後退してフック12,12から外れ
て本体パネル8のロック状態が解除され、パネル8は開
放可能となる。そして、ステップ18ではサービスマン
コールの表示がディスプレイ7に表示される。
【0058】このように、相転移層26の加熱中および
冷却中は本体パネル8の開放が禁止されるので、相転移
層26の溶融・冷却が保証され、相転移層26の結晶質
から非晶質への安定したサイクルが得られる。また、相
転移層26の溶融時には熱に対する人体の安全が保て
る。
【0059】ディスプレイ7にサービスマンコールが表
示されることにより、使用者はサービスマンを呼ばなけ
ればならないトラブルが発生したことが分かり、これに
より使用者はサービスマンを呼ぶこととなる。
【0060】そして、点検作業は本体パネル8を開放し
て行われる。本体パネル8が開放されると、電源が切ら
れて作業者の安全が確保される。点検作業すなわち満杯
になった排トナーの処理や汚れたクリーニングブレード
の清掃処理が終了したら本体パネル8を閉じる。
【0061】ステップ19では、点検作業が終了したか
否かが判断される。これは、本体パネル8が閉じられた
ことと、排トナー検知手排45が排トナーの満杯を検知
しなくたったことや汚れ検知手段46がクリーニングブ
レードの汚れを検知しなくなったこととで判断される。
【0062】ステップ19でノーであればステップ18
へ戻り、イエスであればステップ20へ進む。ステップ
20では、サービスマンコールの表示が解除される。
【0063】ステップ21では、定着ローラ21のヒー
タ28が通電されて相転移層26が加熱される。相転移
層26はステップ16で非晶質化されていることによ
り、ヒータ28によって相転移層26が結晶化温度に達
すると結晶化熱を放出し、定着ローラ21は急速に温度
が上昇し、速やかに定着可能温度に到達する。すなわ
ち、ウォーミングアップ時間は短縮される。
【0064】定着ローラ21が定着可能温度に到達する
と、ヒータ28は定着ローラ21が定着可能温度を維持
するように一定温度に制御されるとともに、スタートキ
ー6Bのランプが点灯され、複写の実行が可能であるこ
とが表示されるとともにサブルーチンは終了する。
【0065】このように、点検作業の必要が発生した場
合、相転移層26は加熱溶融された後急冷されて非晶質
に戻されるので、定着ローラ21を定着可能温度まで再
度加熱するとき、相転移層26の結晶化熱を再利用で
き、定着ローラ21を速やかに定着可能温度に到達させ
ることができる。
【0066】また、点検作業の必要が発生した場合、相
転移層26を溶融・冷却して非晶質化した後にサービス
マンコールの表示を行っているので、使用者がこの表示
を見て本体パネル8を開放しても、相転移層26はすで
に非晶質化しているので支障を来すことはない。
【0067】上記実施の形態は、定着ローラ21に相転
移層26を設けた複写機について説明したが、相転移層
26を設けない定着ローラを使用する画像形成装置に図
5の動作フローを適用してもよいことは勿論である。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、本体パネルを開放し
てトナーボトルを交換しても定着装置は定着可能温度に
保たれるので、トナーボトルの交換後はウォーミングア
ップを行う必要がなく直ちに使用可能となる。また、定
着装置が定着可能温に保持されることにより、定着ロー
ラの相転移層は放冷されずに済み、トナーボトル交換の
際に相転移層を再び非晶質に戻す溶融・冷却を実行する
必要がなく、このため電力を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる複写機の本体パネルを開けた
状態を示した説明図である。
【図2】図1の本体パネルのロック状態を説明するため
の説明図である。
【図3】定着ローラの構成を示した断面図である。
【図4】複写機の制御系の構成を示したブロック図であ
る。
【図5】トナーボトル交換のときの動作を示したフロー
図である。
【図6】点検作業のときの動作を示したフロー図であ
る。
【符号の説明】 1 複写機本体 7 ディスプレイ 8 本体パネル 9 トナーボトル 21 定着ローラ 23 定着装置 25 ローラ 26 相転移層 28 ヒータ 29 冷却ファン 48 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能な本体パネルを有する本体に、記
    録紙上にトナー像を形成する画像形成部と、そのトナー
    像を定着させる定着装置とが設けられ、前記本体パネル
    が開放されたとき電力の供給が停止される画像形成装置
    であって、 前記本体パネルを開放してトナーボトルの交換を行うと
    き、前記定着装置の温度を定着温度に維持することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記定着装置は、芯金上に非晶質と結晶質
    との間で相転移が可能な相転移層を設けた定着ローラを
    備えていることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】開閉可能な本体パネルを有する本体に、記
    録紙上にトナー像を形成する画像形成部と、そのトナー
    像を定着させる定着装置と、前記本体パネルが開放され
    たとき電力の供給が停止される電力停止手段とが設けら
    れ、トナーボトルの交換が表示された際には前記本体パ
    ネルを開放させてトナーボトルの交換を行う画像形成装
    置であって、 前記ボトル交換が表示された際に本体パネルを開放して
    トナーボトルを交換するとき、前記定着装置の温度を定
    着温度に維持する温度維持手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記定着装置は、芯金上に非晶質と結晶質
    との間で相転移が可能な相転移層を設けた定着ローラを
    備えていることを特徴とする請求項3の画像形成装置。
JP7257850A 1995-10-04 1995-10-04 画像形成装置 Pending JPH09101712A (ja)

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JPH09101712A true JPH09101712A (ja) 1997-04-15

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JP7257850A Pending JPH09101712A (ja) 1995-10-04 1995-10-04 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6018139A (en) * 1997-01-21 2000-01-25 Ricoh Company, Ltd. Image fixing roller, image fixing apparatus, and image fixing method using the image fixing roller

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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