JP2004230605A - 画像形成装置及びその省電力設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力消費をさらに低減させた画像形成装置及びその省電力切換方法を提供する。
【解決手段】画像形成装置の電源をONした後、直ちに省電力モードを起動するか否かの設定を行うことができ、直ちに省電力モードを起動する設定であれば、電源ON後装置の自己診断や定着装置等のウォームアップを行うことなく直ちに省電力モードが起動する。一方、直ちに省電力モードを起動しない設定であれば、紙等の記録媒体に画像形成を行える画像形成動作維持状態に維持され、直ちに記録媒体に画像形成を行うことができる。
【選択図】図3
【解決手段】画像形成装置の電源をONした後、直ちに省電力モードを起動するか否かの設定を行うことができ、直ちに省電力モードを起動する設定であれば、電源ON後装置の自己診断や定着装置等のウォームアップを行うことなく直ちに省電力モードが起動する。一方、直ちに省電力モードを起動しない設定であれば、紙等の記録媒体に画像形成を行える画像形成動作維持状態に維持され、直ちに記録媒体に画像形成を行うことができる。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電力制御を行うことで電力コストを抑えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ等の画像形成装置においては、電力コストを抑えるために、入力操作や装置への画像データ入力等が予め設定した時間行われないと、電力消費の大きい部分への電力供給の停止や自動的に装置の電源をOFFする技術が提案されている。
【0003】
例えば、画像形成装置の電源をONし、装置内の転写装置や定着装置等の各装置に電力を供給し、紙等の記録媒体に最適に画像形成を行えるかの自己診断やトナーを定着する定着装置の定着部の温度上昇動作を行い、画像形成動作維持状態にし、操作が行われずに予め設定された時間を経過すると省電力モードに移行し、定着部への電力供給の停止や制御部以外の動作の停止等が行われる。
【0004】
しかし、このような画像形成装置においては、画像形成させる画像データの整理等に手間取っている間に省電力モードに移行してしまうとともに、画像形成する際の条件設定がクリアされてしまうため、操作性が悪いという問題があった。このような問題を解決するため、例えば、特許文献1には、キー入力によってトグル動作するフラグによって電源を制御することにより、あらかじめそのキーの操作をしておけば動作終了後に直ちに電源を切断できる設定や、使用中には電源を切断しない設定とする画像形成装置が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−129042号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特にパソコン等の情報装置に接続する画像形成装置は、PCの電源を入れる前又は同時に電源を入れるのが一般的ですぐに画像形成装置を使用しないがシステムとして電源を入れることが多く、装置の電源ON後省電力モードに入るまでの間、画像形成動作を維持することで電力が無駄になり、電力コストをさらに低下することができなかった。
【0007】
本発明は叙上に鑑みて完成されたものであり、その目的は電力消費をさらに低減させた画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、画像形成可能な状態で画像形成すべき画像データの受信待ちをする画像形成維持モードと、装置の消費電力を抑える省電力モードとを有し、前記画像形成維持モードの状態で所定時間が経過しても前記画像データを受信しない場合に、前記画像形成維持モードから省電力モードに切り換える制御手段を有する画像形成装置において、装置の電源をONまたはOFFする電源開閉手段と、該電源開閉手段にて装置の電源をONの後、前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを前記制御手段にて起動するか否かの設定をする入力手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明の他の画像形成装置は、少なくとも前回の装置の電源OFF時の前記入力手段の設定を記録する記録手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
本発明の他の画像形成装置は、装置の電源をONしてから省電力モードを起動せず印字した回数と、装置の電源をONしてから画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数とをカウントするカウント手段を設け、前記制御手段は前記カウント手段でカウントした前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数が多い場合に、前記入力手段の設定より優先して装置の電源のONをした後直ちに省電力モードの起動を行うことを特徴とする。
【0011】
本発明の画像形成装置の省電力設定方法は、画像形成可能な状態で画像形成すべき画像データの受信待ちをする画像形成維持モードと、装置の消費電力を抑える省電力モードとを有し、前記画像形成維持モードの状態で、所定時間が経過しても前記画像データを受信しない場合に、前記画像形成維持モードから省電力モードに移行する画像形成装置の省電力設定方法において、装置の電源をONの後に、前記省電力モードを直ちに前記所定時間の経過を待たずに起動を行う設定かを判定し、直ちに起動する設定の場合には、前記省電力モードとし、起動しない設定の場合には、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする。
【0012】
本発明の他の画像形成装置の省電力設定方法は、所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを起動する設定を行う入力手段と、少なくとも前回の装置の電源OFF時の前記入力手段による設定を記録する記録手段を備え、装置の電源をONの後に、前記記録手段に記録されている前記入力手段の設定を確認し、該設定が前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを起動する設定であれば、前記省電力モードとし、該省電力モードを起動しない設定であれば、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の画像形成装置の省電力設定方法は、装置の電源をONしてから省電力モードを起動せず印字した回数と、装置の電源をONしてから画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数とをカウントするカウント手段を備え、装置の電源をONした後、前記カウント手段でカウントした前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数以上の場合には、前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードとし、前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数が少ない場合には、前記省電力モードが直ちに所定時間の経過を待たずに起動する設定かを確認し、直ちに起動する設定の場合には、前記省電力モードとし、起動しない設定の場合には、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の電力制御装置について図でもって説明する。
【0015】
図1は本発明の画像形成装置の断面図であり、図2は本発明に係る電力制御装置のブロック図である。図3は本発明の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【0016】
図1に示す如く、本発明の画像形成装置において、17は紙等の記録媒体を収容するカセットであり、このカセット17より記録媒体を給紙ローラ11により1枚ずつ分離・給送し、搬送ローラ2によって搬送して、レジストローラ9に導かれ、該ローラ9によって画像形成動作に同期するように像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体10(以下、感光体ドラムと記す)に搬送する。
【0017】
この感光体ドラム10は所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され、その回転過程において、帯電器14による所定の極性・電位の一様帯電処理を受け、その一様帯電面にレーザ等のスキャナ4及び画像書き込み光学系から画像情報に対応する光走査露光を受けることで、感光体ドラム10面に走査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。
【0018】
感光体ドラム10面に形成された静電潜像は現像器13によりトナー画像として現像され、そのトナー画像が感光体ドラム10と転写装置8の転写ローラとの転写部において、給紙部側から所定の制御タイミングにて給送された記録媒体に対して順次に転写されていく。
【0019】
転写装置8を通ってトナー画像の転写を受けた記録媒体は感光体ドラム10から順次に分離されて搬送され、ヒータランプ等のヒータを定着用の熱源とした定着装置1に搬送され、該定着装置1の定着部で挟持搬送される過程で加熱および加圧されて未定着トナー画像の定着処理を受ける。
【0020】
定着装置1を通った記録媒体は、排出ローラ16によって機外に配置された排紙トレイ15に排出、積載される構成である。
【0021】
また、図1に示す装置の右上付近に記録媒体の選択や画像形成条件の設定等を行う入力装置や液晶等の表示装置が設けられ、入力装置にて設定した情報を表示装置に表示する(以下、入力装置と表示装置とを合わせて表示・入力装置18と称する。)。
【0022】
ここで定着装置1を制御する電力制御装置について図2にて詳述する。
【0023】
電力制御装置は、設定情報やデータを記録するEEPROM等の記憶装置23、記憶装置23へのデータの読み書きや電力制御装置の設定等を制御する制御装置25、画像形成装置の未使用時間等を計時する計時装置26、定着装置1の定着ヒータ1aへの電力を供給する電力供給装置27から構成し、画像形成装置の電源スイッチ22をONすることで、各装置に電力を供給する。
【0024】
電力制御装置の制御フローについて図3を用いて説明する。
【0025】
まず、画像形成装置の電源スイッチをONすると、電力制御装置に電力が供給され、制御装置5は記憶手段23に記憶された設定が電源を投入後直ちに省電力モードに入るモードであるか否かを判断し(ステップ1)、省電力モードに入る設定でない場合は直ちに定着装置1の定着ヒータ1aに電力が供給されるとともに点灯し(ステップ2)、感光ドラム10、定着装置1、転写装置8等の各ユニットが画像形成できる最適な状態であるかの自己診断や定着装置等のウォームアップを行い(ステップ3)、定着装置1のトナーを定着する定着部の温度がトナーを軟化する設定温度まで上昇するように定着ヒータ1aを発熱し(ステップ4)、定着部が設定温度まで上昇し画像形成動作が最適な状態を維持するとともに(ステップ5)、ユーザの表示・入力装置18の操作や装置に画像形成を行う画像データが入力される(ステップ6)まで計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、計測時間が設定する時間を越える(以下、計測時間が設定する時間を越えることを計時アップと称する)(ステップ8)と後述する省電力モード(ステップ9)となる。
【0026】
また、画像形成動作維持状態(ステップ5)にてユーザの表示・入力装置18の操作や装置へ画像データが入力される(ステップ6)と、計時回路26の未使用時間の計測がリセットされるとともに、直ちに画像形成装置によって画像形成動作が行われ(ステップ7)、画像形成動作終了後に再び画像形成動作維持状態(ステップ5)になり、計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、上述の如く装置の入力操作や装置へ画像データが入力されなければ、後述するステップ9の省電力モードとなる。
【0027】
一方、ステップ1にて省電力モードに入る設定と判断されると、直ちに省電力モードが起動し(ステップ9)、画像データの入力や省電力モードを解除する操作等の入力操作が行われるまで省電力モードを維持する(ステップ10)。そして、画像形成するデータの入力または省電力モードを解除する設定が入力されると省電力モードを解除し(ステップ11)、計時回路26にて計測する未使用時間が0にリセット(ステップ12)され、前記したステップ2〜4までの動作と同様であるステップ13〜15までの動作を行い、紙等の記録媒体に画像形成動作を行う(ステップ7)。
【0028】
そして、紙等の記録媒体に画像形成し、画像形成動作を終了すると、画像形成動作維持状態になり(ステップ5)、前述の動作を繰り返す。
【0029】
なお、図3においてはステップ6及びステップ7にて印刷データが入力されたかの有無を示しているが、表示・入力装置18への入力による場合は、画像形成動作(ステップ7)は行われず、画像形成動作維持状態(ステップ5)になる。
【0030】
このように、上記構成の画像形成装置によれば、画像形成装置の電源ON後直ちに省電力モードを行うか否かの設定ができることで、電源ON直後の自己診断等の制御や定着装置1等のウォームアップを行うことをせず、電源ON後から省電力モードに入るまでの未使用時間の電力を無駄にすることがなくなり、電力コストを抑えた画像形成装置を提供することができた。
【0031】
また、逆に電源をONすることが即使用を意味しているユーザは予め前記省電力モードの設定をOFFにしておくことで、電源ON後直ちに省電力モードに入ることがなく、即画像形成動作をすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0032】
次に本発明の他の画像形成装置について図4及び図5でもって説明する。
【0033】
図4は本発明に係る他の画像形成装置のブロック図であり、図5は本発明の他の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【0034】
本発明の他の画像形成装置は、画像形成回数及び省電力モード起動回数をカウントすると共に、このカウントから装置電源ONの後画像形成動作を行わずに省電力モードが起動する回数を計測するカウント装置28を設けた点で上述した本発明の画像形成装置と異なるものである。
【0035】
図5でもって画像形成装置の動作を詳述すると、ユーザにより電源スイッチ22をONすると、制御装置5は予め記憶するカウント装置28にてカウントした後述する画像形成回数(ステップ17)と計時アップ回数(ステップ18)から画像形成装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数を記憶装置23から読み込み、その回数が予め所要に設定された回数以上かどうかを判断し(ステップ16)、所要設定回数以上であれば、画像形成装置の設定が装置の電源ON後直ちに省電力モードが行われるか否かの設定にかかわらず直ちに省電力モードを起動する(ステップ9)。
【0036】
一方、画像形成装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数が所要設定回数に達していなければ、制御装置5は記憶手段23に記憶された設定が電源を投入後直ちに省電力モードに入るモードであるか否かを判断し(ステップ1)、省電力モードに入る設定でない場合は直ちに定着装置1の定着ヒータ1aに電力が供給されるとともに点灯し(ステップ2)、感光ドラム10、定着装置1、転写装置8等の各ユニットが画像形成できる最適な状態であるかの自己診断や定着装置等のウォームアップを行い(ステップ3)、定着装置1のトナーを定着する定着部の温度がトナーを軟化する設定温度まで上昇するように定着ヒータ1aを発熱し(ステップ4)、定着部が設定温度まで上昇し画像形成動作が最適な状態を維持するとともに(ステップ5)、ユーザの表示・入力装置18の操作や装置に画像形成を行う画像データが入力される(ステップ6)まで計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、計時アップ(ステップ8)すると、計時アップ回数がカウントされ(ステップ18)、省電力モードが起動し(ステップ9)省電力モードとなる。
【0037】
また、ステップ5の状態にて装置の入力操作や装置へ画像データが入力される(ステップ6)と、計時回路26の未使用時間の計測がリセットされるとともに、画像形成回数をカウントし(ステップ17)、直ちに画像形成装置によって画像形成動作が行われ(ステップ7)、画像形成動作終了後に再び画像形成動作維持状態(ステップ5)になり、計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、上述の如く装置の操作や画像データが入力されなければ、省電力モードが起動される(ステップ9)。
【0038】
次に、ステップ1にて省電力モードに入る設定と判断されると、直ちに省電力モードが起動し(ステップ9)、画像データが入力や省電力モードを解除する設定が入力されるまで省電力モードを維持する(ステップ10)。
【0039】
そして、画像形成するデータの入力または省電力モードを解除する設定が入力されると省電力モードを解除し(ステップ11)、計時回路26にて計測する未使用時間が0にリセット(ステップ12)され、前記したステップ2〜4までの動作と同様であるステップ13〜15までの動作を行い、紙等の記録媒体に画像形成動作を行う(ステップ7)。
【0040】
そして、紙等の記録媒体に画像形成し、画像形成動作を終了すると、画像形成動作維持状態になり(ステップ5)、前述の動作を繰り返す。
【0041】
上述した、画像形成回数のカウント(ステップ17)及び計時アップ回数のカウント(ステップ18)された回数は、例えばカウント装置28にて画像形成回数が0及び計時アップ回数が1の場合に改めて回数を1とカウントし、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数とされる。
【0042】
そして、この回数は記憶装置23に保存され、上述の如く画像形成装置の電源ON時に制御装置25に読み込まれるものである。
【0043】
なお、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数は、設定される期間経過後に0にリセットするように装置を構成するか、入力装置によりユーザの意思でリセットする装置の構成としてもよい。
【0044】
加えて、装置の電源ONまたはOFF時にリセットするようにしてもよい。ユーザによって所要に設定すればよく、下記に示す統計の取り方によっても所要に設定すればよい。
【0045】
また、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる回数と日付や時間等との関係の統計をとり、相関関係を計算することである期間のある時間帯において装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる傾向を算出し、その期間およびその時間帯に画像形成装置の電源がONされた場合には電源ON後装置の設定にかかわらず省電力モードを起動する装置の構成としてもよい。
【0046】
したがって、上記構成によれば装置の電源ON後画像形成動作を行わずに省電力モードを起動した回数をカウントし、所要設定回数以上になると直ちに省電力モードを起動することとなり、装置使用者が直ちに省電力モードを起動する設定とせずとも自動的に装置電源ON後省電力モードとなり、無駄な電力の消費を抑えることができ、電力コストを低く抑えることができる。
【0047】
かくして、本発明の他の画像形成装置によれば、装置電源ON後画像形成動作が行われずに省電力モードを起動する回数をカウントすることで、ユーザが装置の設定を行わずとも装置電源ON後直ちに省電力モードが起動する設定にすることができ、省電力モードに入るまでの一定未使用時間の消費電力を抑えた画像形成装置を提供することができた。
【0048】
また、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる回数と日付や時間等との関係の統計をとり、相関関係を計算することである期間のある時間帯において装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる傾向を算出する装置構成とすることで、さらにユーザのニーズに合わせた画像形成装置を提供することができた。
【0049】
なお、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではない。例えば、省電力モードにおいては、定着装置を起動させないことで、電力の省電力を行っているが、液晶等の表示装置への電源を遮断することも、十分考えられる。
【0050】
また、電力制御装置に記録装置、制御装置、計時装置、カウント装置を設けているが、この配置構成に限らず、画像形成装置内のどの位置に配置してもよく、適宜変更できる。したがって、画像形成装置内の共通する記憶装置や制御装置を用いて本発明の構成をなしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の画像形成装置によれば、装置の電源ON後直ちに省電力モードを起動するか否かの設定ができることで、電力コストを抑えることができた。
【0052】
また、本発明の省電力切換方法においても上記と同様に、装置の電源ON後直ちに省電力モードを起動するか否かの設定ができることで、電力コストを抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の断面図である。
【図2】本発明に係る電力制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【図4】本発明に係る他の画像形成装置のブロック図である。
【図5】本発明の他の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・定着装置
1a・・定着ヒータ
18・・入力装置
21・・電力制御装置
22・・電源スイッチ
23・・記憶装置
25・・制御装置
26・・計時装置
27・・電力供給装置
【発明の属する技術分野】
本発明は電力制御を行うことで電力コストを抑えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ等の画像形成装置においては、電力コストを抑えるために、入力操作や装置への画像データ入力等が予め設定した時間行われないと、電力消費の大きい部分への電力供給の停止や自動的に装置の電源をOFFする技術が提案されている。
【0003】
例えば、画像形成装置の電源をONし、装置内の転写装置や定着装置等の各装置に電力を供給し、紙等の記録媒体に最適に画像形成を行えるかの自己診断やトナーを定着する定着装置の定着部の温度上昇動作を行い、画像形成動作維持状態にし、操作が行われずに予め設定された時間を経過すると省電力モードに移行し、定着部への電力供給の停止や制御部以外の動作の停止等が行われる。
【0004】
しかし、このような画像形成装置においては、画像形成させる画像データの整理等に手間取っている間に省電力モードに移行してしまうとともに、画像形成する際の条件設定がクリアされてしまうため、操作性が悪いという問題があった。このような問題を解決するため、例えば、特許文献1には、キー入力によってトグル動作するフラグによって電源を制御することにより、あらかじめそのキーの操作をしておけば動作終了後に直ちに電源を切断できる設定や、使用中には電源を切断しない設定とする画像形成装置が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−129042号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特にパソコン等の情報装置に接続する画像形成装置は、PCの電源を入れる前又は同時に電源を入れるのが一般的ですぐに画像形成装置を使用しないがシステムとして電源を入れることが多く、装置の電源ON後省電力モードに入るまでの間、画像形成動作を維持することで電力が無駄になり、電力コストをさらに低下することができなかった。
【0007】
本発明は叙上に鑑みて完成されたものであり、その目的は電力消費をさらに低減させた画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、画像形成可能な状態で画像形成すべき画像データの受信待ちをする画像形成維持モードと、装置の消費電力を抑える省電力モードとを有し、前記画像形成維持モードの状態で所定時間が経過しても前記画像データを受信しない場合に、前記画像形成維持モードから省電力モードに切り換える制御手段を有する画像形成装置において、装置の電源をONまたはOFFする電源開閉手段と、該電源開閉手段にて装置の電源をONの後、前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを前記制御手段にて起動するか否かの設定をする入力手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明の他の画像形成装置は、少なくとも前回の装置の電源OFF時の前記入力手段の設定を記録する記録手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
本発明の他の画像形成装置は、装置の電源をONしてから省電力モードを起動せず印字した回数と、装置の電源をONしてから画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数とをカウントするカウント手段を設け、前記制御手段は前記カウント手段でカウントした前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数が多い場合に、前記入力手段の設定より優先して装置の電源のONをした後直ちに省電力モードの起動を行うことを特徴とする。
【0011】
本発明の画像形成装置の省電力設定方法は、画像形成可能な状態で画像形成すべき画像データの受信待ちをする画像形成維持モードと、装置の消費電力を抑える省電力モードとを有し、前記画像形成維持モードの状態で、所定時間が経過しても前記画像データを受信しない場合に、前記画像形成維持モードから省電力モードに移行する画像形成装置の省電力設定方法において、装置の電源をONの後に、前記省電力モードを直ちに前記所定時間の経過を待たずに起動を行う設定かを判定し、直ちに起動する設定の場合には、前記省電力モードとし、起動しない設定の場合には、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする。
【0012】
本発明の他の画像形成装置の省電力設定方法は、所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを起動する設定を行う入力手段と、少なくとも前回の装置の電源OFF時の前記入力手段による設定を記録する記録手段を備え、装置の電源をONの後に、前記記録手段に記録されている前記入力手段の設定を確認し、該設定が前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを起動する設定であれば、前記省電力モードとし、該省電力モードを起動しない設定であれば、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする。
【0013】
本発明の他の画像形成装置の省電力設定方法は、装置の電源をONしてから省電力モードを起動せず印字した回数と、装置の電源をONしてから画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数とをカウントするカウント手段を備え、装置の電源をONした後、前記カウント手段でカウントした前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数以上の場合には、前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードとし、前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数が少ない場合には、前記省電力モードが直ちに所定時間の経過を待たずに起動する設定かを確認し、直ちに起動する設定の場合には、前記省電力モードとし、起動しない設定の場合には、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の電力制御装置について図でもって説明する。
【0015】
図1は本発明の画像形成装置の断面図であり、図2は本発明に係る電力制御装置のブロック図である。図3は本発明の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【0016】
図1に示す如く、本発明の画像形成装置において、17は紙等の記録媒体を収容するカセットであり、このカセット17より記録媒体を給紙ローラ11により1枚ずつ分離・給送し、搬送ローラ2によって搬送して、レジストローラ9に導かれ、該ローラ9によって画像形成動作に同期するように像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体10(以下、感光体ドラムと記す)に搬送する。
【0017】
この感光体ドラム10は所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され、その回転過程において、帯電器14による所定の極性・電位の一様帯電処理を受け、その一様帯電面にレーザ等のスキャナ4及び画像書き込み光学系から画像情報に対応する光走査露光を受けることで、感光体ドラム10面に走査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。
【0018】
感光体ドラム10面に形成された静電潜像は現像器13によりトナー画像として現像され、そのトナー画像が感光体ドラム10と転写装置8の転写ローラとの転写部において、給紙部側から所定の制御タイミングにて給送された記録媒体に対して順次に転写されていく。
【0019】
転写装置8を通ってトナー画像の転写を受けた記録媒体は感光体ドラム10から順次に分離されて搬送され、ヒータランプ等のヒータを定着用の熱源とした定着装置1に搬送され、該定着装置1の定着部で挟持搬送される過程で加熱および加圧されて未定着トナー画像の定着処理を受ける。
【0020】
定着装置1を通った記録媒体は、排出ローラ16によって機外に配置された排紙トレイ15に排出、積載される構成である。
【0021】
また、図1に示す装置の右上付近に記録媒体の選択や画像形成条件の設定等を行う入力装置や液晶等の表示装置が設けられ、入力装置にて設定した情報を表示装置に表示する(以下、入力装置と表示装置とを合わせて表示・入力装置18と称する。)。
【0022】
ここで定着装置1を制御する電力制御装置について図2にて詳述する。
【0023】
電力制御装置は、設定情報やデータを記録するEEPROM等の記憶装置23、記憶装置23へのデータの読み書きや電力制御装置の設定等を制御する制御装置25、画像形成装置の未使用時間等を計時する計時装置26、定着装置1の定着ヒータ1aへの電力を供給する電力供給装置27から構成し、画像形成装置の電源スイッチ22をONすることで、各装置に電力を供給する。
【0024】
電力制御装置の制御フローについて図3を用いて説明する。
【0025】
まず、画像形成装置の電源スイッチをONすると、電力制御装置に電力が供給され、制御装置5は記憶手段23に記憶された設定が電源を投入後直ちに省電力モードに入るモードであるか否かを判断し(ステップ1)、省電力モードに入る設定でない場合は直ちに定着装置1の定着ヒータ1aに電力が供給されるとともに点灯し(ステップ2)、感光ドラム10、定着装置1、転写装置8等の各ユニットが画像形成できる最適な状態であるかの自己診断や定着装置等のウォームアップを行い(ステップ3)、定着装置1のトナーを定着する定着部の温度がトナーを軟化する設定温度まで上昇するように定着ヒータ1aを発熱し(ステップ4)、定着部が設定温度まで上昇し画像形成動作が最適な状態を維持するとともに(ステップ5)、ユーザの表示・入力装置18の操作や装置に画像形成を行う画像データが入力される(ステップ6)まで計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、計測時間が設定する時間を越える(以下、計測時間が設定する時間を越えることを計時アップと称する)(ステップ8)と後述する省電力モード(ステップ9)となる。
【0026】
また、画像形成動作維持状態(ステップ5)にてユーザの表示・入力装置18の操作や装置へ画像データが入力される(ステップ6)と、計時回路26の未使用時間の計測がリセットされるとともに、直ちに画像形成装置によって画像形成動作が行われ(ステップ7)、画像形成動作終了後に再び画像形成動作維持状態(ステップ5)になり、計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、上述の如く装置の入力操作や装置へ画像データが入力されなければ、後述するステップ9の省電力モードとなる。
【0027】
一方、ステップ1にて省電力モードに入る設定と判断されると、直ちに省電力モードが起動し(ステップ9)、画像データの入力や省電力モードを解除する操作等の入力操作が行われるまで省電力モードを維持する(ステップ10)。そして、画像形成するデータの入力または省電力モードを解除する設定が入力されると省電力モードを解除し(ステップ11)、計時回路26にて計測する未使用時間が0にリセット(ステップ12)され、前記したステップ2〜4までの動作と同様であるステップ13〜15までの動作を行い、紙等の記録媒体に画像形成動作を行う(ステップ7)。
【0028】
そして、紙等の記録媒体に画像形成し、画像形成動作を終了すると、画像形成動作維持状態になり(ステップ5)、前述の動作を繰り返す。
【0029】
なお、図3においてはステップ6及びステップ7にて印刷データが入力されたかの有無を示しているが、表示・入力装置18への入力による場合は、画像形成動作(ステップ7)は行われず、画像形成動作維持状態(ステップ5)になる。
【0030】
このように、上記構成の画像形成装置によれば、画像形成装置の電源ON後直ちに省電力モードを行うか否かの設定ができることで、電源ON直後の自己診断等の制御や定着装置1等のウォームアップを行うことをせず、電源ON後から省電力モードに入るまでの未使用時間の電力を無駄にすることがなくなり、電力コストを抑えた画像形成装置を提供することができた。
【0031】
また、逆に電源をONすることが即使用を意味しているユーザは予め前記省電力モードの設定をOFFにしておくことで、電源ON後直ちに省電力モードに入ることがなく、即画像形成動作をすることができる画像形成装置を提供することができる。
【0032】
次に本発明の他の画像形成装置について図4及び図5でもって説明する。
【0033】
図4は本発明に係る他の画像形成装置のブロック図であり、図5は本発明の他の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【0034】
本発明の他の画像形成装置は、画像形成回数及び省電力モード起動回数をカウントすると共に、このカウントから装置電源ONの後画像形成動作を行わずに省電力モードが起動する回数を計測するカウント装置28を設けた点で上述した本発明の画像形成装置と異なるものである。
【0035】
図5でもって画像形成装置の動作を詳述すると、ユーザにより電源スイッチ22をONすると、制御装置5は予め記憶するカウント装置28にてカウントした後述する画像形成回数(ステップ17)と計時アップ回数(ステップ18)から画像形成装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数を記憶装置23から読み込み、その回数が予め所要に設定された回数以上かどうかを判断し(ステップ16)、所要設定回数以上であれば、画像形成装置の設定が装置の電源ON後直ちに省電力モードが行われるか否かの設定にかかわらず直ちに省電力モードを起動する(ステップ9)。
【0036】
一方、画像形成装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数が所要設定回数に達していなければ、制御装置5は記憶手段23に記憶された設定が電源を投入後直ちに省電力モードに入るモードであるか否かを判断し(ステップ1)、省電力モードに入る設定でない場合は直ちに定着装置1の定着ヒータ1aに電力が供給されるとともに点灯し(ステップ2)、感光ドラム10、定着装置1、転写装置8等の各ユニットが画像形成できる最適な状態であるかの自己診断や定着装置等のウォームアップを行い(ステップ3)、定着装置1のトナーを定着する定着部の温度がトナーを軟化する設定温度まで上昇するように定着ヒータ1aを発熱し(ステップ4)、定着部が設定温度まで上昇し画像形成動作が最適な状態を維持するとともに(ステップ5)、ユーザの表示・入力装置18の操作や装置に画像形成を行う画像データが入力される(ステップ6)まで計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、計時アップ(ステップ8)すると、計時アップ回数がカウントされ(ステップ18)、省電力モードが起動し(ステップ9)省電力モードとなる。
【0037】
また、ステップ5の状態にて装置の入力操作や装置へ画像データが入力される(ステップ6)と、計時回路26の未使用時間の計測がリセットされるとともに、画像形成回数をカウントし(ステップ17)、直ちに画像形成装置によって画像形成動作が行われ(ステップ7)、画像形成動作終了後に再び画像形成動作維持状態(ステップ5)になり、計時回路26にて未使用時間の計測が行われ、上述の如く装置の操作や画像データが入力されなければ、省電力モードが起動される(ステップ9)。
【0038】
次に、ステップ1にて省電力モードに入る設定と判断されると、直ちに省電力モードが起動し(ステップ9)、画像データが入力や省電力モードを解除する設定が入力されるまで省電力モードを維持する(ステップ10)。
【0039】
そして、画像形成するデータの入力または省電力モードを解除する設定が入力されると省電力モードを解除し(ステップ11)、計時回路26にて計測する未使用時間が0にリセット(ステップ12)され、前記したステップ2〜4までの動作と同様であるステップ13〜15までの動作を行い、紙等の記録媒体に画像形成動作を行う(ステップ7)。
【0040】
そして、紙等の記録媒体に画像形成し、画像形成動作を終了すると、画像形成動作維持状態になり(ステップ5)、前述の動作を繰り返す。
【0041】
上述した、画像形成回数のカウント(ステップ17)及び計時アップ回数のカウント(ステップ18)された回数は、例えばカウント装置28にて画像形成回数が0及び計時アップ回数が1の場合に改めて回数を1とカウントし、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数とされる。
【0042】
そして、この回数は記憶装置23に保存され、上述の如く画像形成装置の電源ON時に制御装置25に読み込まれるものである。
【0043】
なお、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わった回数は、設定される期間経過後に0にリセットするように装置を構成するか、入力装置によりユーザの意思でリセットする装置の構成としてもよい。
【0044】
加えて、装置の電源ONまたはOFF時にリセットするようにしてもよい。ユーザによって所要に設定すればよく、下記に示す統計の取り方によっても所要に設定すればよい。
【0045】
また、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる回数と日付や時間等との関係の統計をとり、相関関係を計算することである期間のある時間帯において装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる傾向を算出し、その期間およびその時間帯に画像形成装置の電源がONされた場合には電源ON後装置の設定にかかわらず省電力モードを起動する装置の構成としてもよい。
【0046】
したがって、上記構成によれば装置の電源ON後画像形成動作を行わずに省電力モードを起動した回数をカウントし、所要設定回数以上になると直ちに省電力モードを起動することとなり、装置使用者が直ちに省電力モードを起動する設定とせずとも自動的に装置電源ON後省電力モードとなり、無駄な電力の消費を抑えることができ、電力コストを低く抑えることができる。
【0047】
かくして、本発明の他の画像形成装置によれば、装置電源ON後画像形成動作が行われずに省電力モードを起動する回数をカウントすることで、ユーザが装置の設定を行わずとも装置電源ON後直ちに省電力モードが起動する設定にすることができ、省電力モードに入るまでの一定未使用時間の消費電力を抑えた画像形成装置を提供することができた。
【0048】
また、装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる回数と日付や時間等との関係の統計をとり、相関関係を計算することである期間のある時間帯において装置電源ONの後画像形成動作が行われず省電力モードに切り替わる傾向を算出する装置構成とすることで、さらにユーザのニーズに合わせた画像形成装置を提供することができた。
【0049】
なお、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではない。例えば、省電力モードにおいては、定着装置を起動させないことで、電力の省電力を行っているが、液晶等の表示装置への電源を遮断することも、十分考えられる。
【0050】
また、電力制御装置に記録装置、制御装置、計時装置、カウント装置を設けているが、この配置構成に限らず、画像形成装置内のどの位置に配置してもよく、適宜変更できる。したがって、画像形成装置内の共通する記憶装置や制御装置を用いて本発明の構成をなしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の画像形成装置によれば、装置の電源ON後直ちに省電力モードを起動するか否かの設定ができることで、電力コストを抑えることができた。
【0052】
また、本発明の省電力切換方法においても上記と同様に、装置の電源ON後直ちに省電力モードを起動するか否かの設定ができることで、電力コストを抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の断面図である。
【図2】本発明に係る電力制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【図4】本発明に係る他の画像形成装置のブロック図である。
【図5】本発明の他の画像形成装置の動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・定着装置
1a・・定着ヒータ
18・・入力装置
21・・電力制御装置
22・・電源スイッチ
23・・記憶装置
25・・制御装置
26・・計時装置
27・・電力供給装置
Claims (6)
- 画像形成可能な状態で画像形成すべき画像データの受信待ちをする画像形成維持モードと、装置の消費電力を抑える省電力モードとを有し、前記画像形成維持モードの状態で所定時間が経過しても前記画像データを受信しない場合に、前記画像形成維持モードから省電力モードに切り換える制御手段を有する画像形成装置において、
装置の電源をONまたはOFFする電源開閉手段と、該電源開閉手段にて装置の電源をONの後、前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを前記制御手段にて起動するか否かの設定をする入力手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 少なくとも前回の装置の電源OFF時の前記入力手段の設定を記録する記録手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 装置の電源をONしてから省電力モードを起動せず印字した回数と、装置の電源をONしてから画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数とをカウントするカウント手段を設け、前記制御手段は前記カウント手段でカウントした前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数が多い場合に、前記入力手段の設定より優先して装置の電源のONをした後直ちに省電力モードの起動を行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 画像形成可能な状態で画像形成すべき画像データの受信待ちをする画像形成維持モードと、装置の消費電力を抑える省電力モードとを有し、前記画像形成維持モードの状態で、所定時間が経過しても前記画像データを受信しない場合に、前記画像形成維持モードから省電力モードに移行する画像形成装置の省電力設定方法において、
装置の電源をONの後に、前記省電力モードを直ちに前記所定時間の経過を待たずに起動を行う設定かを判定し、直ちに起動する設定の場合には、前記省電力モードとし、起動しない設定の場合には、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする画像形成装置の省電力設定方法。 - 所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを起動する設定を行う入力手段と、少なくとも前回の装置の電源OFF時の前記入力手段による設定を記録する記録手段を備え、
装置の電源をONの後に、前記記録手段に記録されている前記入力手段の設定を確認し、該設定が前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードを起動する設定であれば、前記省電力モードとし、該省電力モードを起動しない設定であれば、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置の省電力設定方法。 - 装置の電源をONしてから省電力モードを起動せず印字した回数と、装置の電源をONしてから画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数とをカウントするカウント手段を備え、
装置の電源をONした後、前記カウント手段でカウントした前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数以上の場合には、前記所定時間の経過を待たずに直ちに前記省電力モードとし、前記省電力モードを起動せず印字した回数より前記画像形成動作をせずに省電力モードを起動した回数が少ない場合には、前記省電力モードが直ちに所定時間の経過を待たずに起動する設定かを確認し、直ちに起動する設定の場合には、前記省電力モードとし、起動しない設定の場合には、前記画像形成維持モードとすることを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置の省電力設定方法。
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