JP2009058770A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】節電モードを有する画像形成装置であって、画像形成開始までの時間を短縮すると共に、従来よりも省電力を図ることのできる画像形成装置等を提供する。
【解決手段】画像形成のために印刷エンジンのウォームアップが必要な動作状態である節電モードを備える画像形成装置が、前記印刷エンジンを使用する可能性が高いことを示す使用可能性情報を受信する受信手段と、前記使用可能性情報の受信時に前記節電モードであれば、前記印刷エンジンのウォームアップを開始する開始手段と、前記ウォームアップの開始後前記ウォームアップが完了するまで、前記開始したウォームアップを中止すべき中止条件が検出されたか否かをチェックする検出手段と、前記中止条件が検出されると前記開始したウォームアップを中止する中止手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、節電モードを有する画像形成装置等に関し、特に、画像形成開始までの時間を短縮すると共に、省電力を図ることのできる画像形成装置等に関する。
一般にレーザプリンタなどの画像形成装置を画像形成可能な状態に保つためにはそれ相当の電力を必要とする。特に、画像形成のために所定の温度を保持する必要のある定着ヒータによる電力消費は大きい。そこで、一般に、画像形成が実行されない状態での電力消費を抑える目的で節電モードというものが設けられている。かかる節電モードでは、電力消費の大きい定着ヒータなどに対する通電を遮断する制御等を行っている。
画像形成の要求を受けた時にこの節電モードである場合には、装置を画像形成可能な状態までウォームアップする必要があり、それには時間がかかるため画像形成開始が遅れてしまうという課題があった。特に、節電モードに移行する頻度が高い場合には、画像形成開始が遅れてしまうという機会が多くなってしまっていた。
下記特許文献1には、かかる課題等に鑑み、ランダムタイマーを用いて印刷部をウォームアップする待機方式が提案されている。
特開平9−76602号公報
しかしながら、上記特許文献1の方式では、ランダムに装置がウォームアップされるため、その後、実際に画像形成がなされない場合も多くなると考えられ、従って、無駄なウォームアップを行ってしまうリスクが高いという課題がある。
また、従来装置のウォームアップ制御では、一旦ウォームアップが開始されると一律に画像形成が可能な状態までウォームアップされていたため、ウォームアップの途中で画像形成を行わないことが判明した場合などには無駄な電力消費が行われる結果となっていた。
従って、様々な場合を考慮した、より適確なウォームアップ制御が望まれる。
そこで、本発明の目的は、節電モードを有する画像形成装置であって、画像形成開始までの時間を短縮すると共に、従来よりも省電力を図ることのできる画像形成装置、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、画像形成のために印刷エンジンのウォームアップが必要な動作状態である節電モードを備える画像形成装置が、前記印刷エンジンを使用する可能性が高いことを示す使用可能性情報を受信する受信手段と、前記使用可能性情報の受信時に前記節電モードであれば、前記印刷エンジンのウォームアップを開始する開始手段と、前記ウォームアップの開始後前記ウォームアップが完了するまで、前記開始したウォームアップを中止すべき中止条件が検出されたか否かをチェックする検出手段と、前記中止条件が検出されると前記開始したウォームアップを中止する中止手段と、を有することである。
更に、上記の発明において、一つの態様は、前記使用可能性情報は、前記画像形成装置に着脱可能なメモリが装着されたことを示す情報であり、前記中止条件は、前記メモリが前記画像形成装置から取り外されたという条件である、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、一つの態様は、前記使用可能性情報は、画像形成対象のデータを受信したことを示す情報であり、前記中止条件は、前記データによるジョブがキャンセルされたという条件である、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、画像形成のために印刷エンジンのウォームアップが必要な動作状態である節電モードを備える画像形成装置の制御方法が、前記印刷エンジンを使用する可能性が高いことを示す使用可能性情報を受信する受信工程と、前記使用可能性情報の受信時に前記節電モードであれば、前記印刷エンジンのウォームアップを開始する開始工程と、前記ウォームアップの開始後前記ウォームアップが完了するまで、前記開始したウォームアップを中止すべき中止条件が検出されたか否かをチェックする検出工程と、前記中止条件が検出されると前記開始したウォームアップを中止する中止工程と、を有することである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した画像形成装置の実施の形態例に係る構成図である。図1に示すプリンタ1が本発明を適用した画像形成装置であり、節電モード中に印刷エンジン13の使用を示唆する情報を受けると、印刷エンジン13のウォームアップを開始し、その後、当該ウォームアップが完了する前に前記印刷エンジン13の使用が中止される条件を検出すると当該ウォームアップを中止し、画像形成開始までの時間を短縮すると共に省電力を図ろうとするものである。
図1に示す本実施の形態例に係るプリンタ1は、一例としてレーザープリンタであり、図示していないホスト装置から印刷データを受信して、又は、装着されたUSBメモリ117等に格納された印刷対象データについての印刷指示を受けて、印刷処理を実行する装置である。
本プリンタ1は、図1に示すように、メインコントローラ11、メカコントローラ12、及びエンジン13等から構成される。メインコントローラ11は、上記印刷データや印刷指示を受信すると、メカコントローラ12に指示を出してエンジン13の動作を制御させ、所定の印刷媒体に対する画像形成を実行する。図1に示すように、メインコントローラ11は、CPU111、インタフェース(I/F)112、ROM113、RAM114、メモリ115及びタイマ116等を備えている。
CPU111は、ROM113に格納される各種制御プログラムにしたがってメインコントローラ11が行なう各種処理を実行する部分である。CPU111は、上記画像形成の処理だけでなく、装置全体についての各種制御を行なう。本プリンタ1は、後述するように節電モードを備えており、CPU111の制御によるこの節電モードからのウォームアップ処理に本プリンタの特徴があるが、その具体的な内容については後述する。
メインコントローラ11は、ホスト装置からの印刷データをインタフェース112を介して受信し、受信した印刷データは、RAM114に格納される。RAM114には、受信したデータのほか、CPU111によって処理されたデータ、メカコントローラ12に転送するデータ等が一時的に記憶される。
また、メモリ115は、非通電状態においても情報が保持される不揮発性メモリであり、プリンタ1の電源がOFFにされた際にも記憶しておくべき情報が格納される。タイマ116は、プリンタ1における時間計測を司る部分であり、節電モードへ移行するタイミングを決定する際などに用いられる。
また、メインコントローラ11には、ユーザがプリンタ1に装着することができる、USBメモリ117の接続が可能となっている。具体的には、図示していないUSBI/Fを介してCPU111とUSBメモリ117が接続される。ユーザが、USBメモリ117に記憶されている画像データを、プリンタ1から紙などに出力したい場合には、当該USBメモリ117をプリンタ1に装着し、後述する操作ユニット119を用いた印刷指示を行なう。なお、CPU111は、プリンタ1に着脱可能なこのUSBメモリ117の着脱状態を検知することができる。
また、メインコントローラ11には、プリンタ1をユーザが操作するために、表示パネル119Pを設けた操作部としての操作ユニット119が接続されている。
次に、メカコントローラ12は、メインコントローラ11からの指令に応じてエンジン13の各部の動作を制御する部分であり、図1に示すように、CPU121、ROM122、RAM123、モータ駆動回路124及びヒータ駆動回路125を備えている。
ROM122は、CPU121が実行するプログラムやエンジン13を制御するための制御データなどを格納する。RAM123は、CPU121による演算結果などを一時的に記憶するメモリである。
モータ駆動回路124は、CPU121から制御信号を受信して感光体カートリッジ131、現像ユニット132、露光ユニット133、転写ユニット134、定着ユニット135及び冷却ファン136などのユニットに対して行う各駆動部の駆動を制御する。
ヒータ駆動回路125は、CPU121から制御信号を受信して、定着ユニット135に備えられた定着ヒータ135Aの温度を制御する。
次に、エンジン13は、上記メカコントローラ12の制御により用紙などの印刷媒体に実際に画像形成を行なう部分であり、図1に示すように、感光体カートリッジ131、現像ユニット132、露光ユニット133、転写ユニット134、定着ユニット135、冷却ファン136、及び各種センサ137等を備える。
感光体カートリッジ131は、感光体、帯電ユニット及びクリーニング部により構成されており、一体としてプリンタ1の本体に着脱自在に装着される。現像ユニット132は、感光体上の静電潜像を現像材であるトナーで顕像化する部分であり、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーをそれぞれ収容する4本のトナーカートリッジが着脱可能に装着される。
露光ユニット133は、帯電ユニットによって帯電された感光体の外周面に向けて光ビームを照射し、上記静電潜像を形成する部分である。転写ユニット134は、中間転写ベルト、複数のローラなどを備え、現像ユニット132により現像されたトナー像を用紙などの印刷媒体に転写し、印刷媒体上に画像を形成する。
定着ユニット135は、定着ローラ、加圧ローラ、及びそれらの内部に挿入された定着ヒータ135A等が備えられ、上記画像が形成された印刷媒体を加熱するとともに加圧し、トナー像を印刷媒体に融着させることで定着させる。
以上のような構成を有する本プリンタ1では、ホスト装置からの印刷データ受信又はプリンタ1に対するユーザ操作により印刷要求を受けると、メインコントローラ11が印刷対象の画像信号を生成してメカコントローラ12に印刷指令を出し、当該指定に従ってメカコントローラ12がエンジン13の各部の動作を制御する。エンジン13では、感光体カートリッジ131における感光体の帯電、前記画像信号に基づく露光ユニット133による静電潜像の形成、当該潜像の現像ユニット132による現像、現像されたトナー像の転写ユニット134による印刷媒体への転写、及び定着ユニット135による定着がなされ、定着後の印刷媒体がプリンタ1から排出されて要求を受けた印刷が完了する。
図2は、プリンタ1の給電経路を示すブロック図である。本プリンタ1は、図2に示すように、電源部14を有し、電源部14には、交流電源電圧をそれぞれ5V、24V及び100Vの直流電圧に変換する直流電源141、直流電源142及び直流電源143が備えられる。
直流電源141(5V)の出力電圧は、メインコントローラ11に備えられたCPU111及びメカコントローラ12に備えられたCPU121などを始めとする制御回路に供給される。また、この実施形態例では、直流電源141(5V)が操作ユニット119にも供給される。
直流電源142(24V)の出力電圧は、エンジン13に備えられた感光体カートリッジ131、現像ユニット132、露光ユニット133、転写ユニット134、定着ユニット135及び冷却ファン136などのユニットの各駆動部を駆動させるモータ等ならびに各種センサ137に供給される。
また、直流電源143(100V)の出力電圧は、定着ユニット135に備えられた定着ヒータ135A等に供給される。
本プリンタ1には、上述した全ての直流電源141〜143が上記各部に供給されている通常モードの動作状態と、消費電力の低減を図るために、上述した所定の電源の供給を抑制する節電モードの動作状態が用意されている。この節電モードには、電源の供給を抑制する箇所に基づいて複数のモードを用意することが可能であるが、ここでは、一例として、直流電源143(100V)から定着ヒータ135A等に供給される100Vの出力電圧を遮断し、定着ヒータ135Aの加熱動作を停止する、一つの節電モードが用意されているものとする。
そして、プリンタ1が印刷動作中である場合や印刷動作完了後まもない段階などでは、プリンタ1は通常モードの動作状態であり、印刷動作がしばらく行なわれていない状態ではプリンタ1は節電モードの動作状態となる。かかるモードの切り換え制御は、メインコントローラ11のCPU111によって行なわれる。そして、節電モードから通常モードに切り換える際には、上記遮断されていた定着ヒータ135Aへの電源供給が開始されるが、すなわち、定着ヒータ135Aの電源がONにされるが、定着ヒータ135Aが所定の温度に達するまでは印刷動作を開始することができないため、節電モードから印刷可能状態になるまでには時間を要することになる。このプリンタ1のウォームアップに係る処理に本プリンタ1の特徴があり、以下、その具体的な内容について説明する。
図3は、本プリンタ1におけるウォームアップ処理の手順を示したフローチャートである。図3に示す処理は、メインコントローラ11のCPU111が行なうものとして示している。
まず、CPU111は、エンジン13の使用可能性情報の受信を待つ(ステップS1のNo)。ここで、使用可能性情報とは、その後エンジン13を使用する可能性が高いことを示す情報のことであり、例えば、前述したUSBメモリ117がプリンタ1に装着されたという情報やホスト装置から印刷データを受信したという情報などである。これらの情報は、これからエンジン13を用いて画像形成を実行する可能性が高いことを示している。
その後、上記使用可能性情報が受信されると(ステップS1のYes)、CPU111は、その時点でプリンタ1の動作状態が節電モードであるか否かをチェックする(ステップS2)。そして、節電モードでない場合には(ステップS2のNo)、当該ウォームアップ処理を終了する。
一方、直流電源143(100V)からの100Vの出力電圧が遮断されており、節電モードである場合には(ステップS2のYes)、CPU111は、直流電源143(100V)からの電圧供給を開始する。すなわち、定着ヒータ135A等への電圧供給をONとする(ステップS3)。これにより、エンジン13のウォームアップが開始され、定着ヒータ135A等の温度が上昇し始める。
その後、CPU111は、エンジン13のウォームアップが完了するまでの間、随時
中止条件が検出されたか否かをチェックする(ステップS4のNo、ステップS5)。ここで、ウォームアップの完了とは、エンジン13の各部の温度が所定の温度まで上昇し、印刷が可能な状態に達したことを意味する。本実施の形態例では、特に、定着ヒータ135Aのウォームアップに時間を要し、定着ヒータ135Aの温度が印刷可能な所定温度に達したことによりウォームアップの完了とする。
また、中止条件とは、上記開始したウォームアップを中止すべき条件、言い換えれば、前記使用可能性情報により可能性が高いと判断されたエンジン13の使用が中止されたと判断できる条件のことを言う。例えば、USBメモリ117がプリンタ1に装着されたという使用可能性情報を受信した場合に、当該USBメモリ117がプリンタ1から取り外されたという条件や、ホスト装置から印刷データを受信したという使用可能性情報を受信した場合に、当該印刷データによる印刷ジョブがキャンセルされたという条件が中止条件となる。
かかる中止条件の検出は、例えば、CPU111が、所定の時間間隔で中止条件を検出できる箇所へアクセスして判断する。USBメモリ117がプリンタ1に装着されている場合には、所定の時間間隔でそのUSBメモリ117が取り外されていないかどうかをチェックする。また、ホスト装置から印刷データを受信した場合には、操作ユニット119又はホスト装置からキャンセル指示を受けていないか否かをチェックする。なお、ホスト装置から印刷データを受信した場合に、複数の印刷ジョブがある場合には、それら全てがキャンセルされたことが中止条件となる。例えば、先頭の印刷ジョブがキャンセルされて後続の印刷ジョブがキャンセルされていない場合には、依然としてエンジン13を使用する可能性が高いのでウォームアップを中止すべきでなく、この場合のキャンセル受信は中止条件としない。
このようにして、中止条件の検出をチェックしながらその検出がなく、ウォームアップが完了した場合には(ステップS4のYes)、当該ウォームアップ処理が終了する。
一方、ウォームアップが完了する前に上記中止条件を検出した場合には(ステップS5のYes)、CPU111は、前記ONとした電源供給をOFFとする(ステップS6)。言い換えれば、直流電源143(100V)からの定着ヒータ135A等への電源供給を遮断する。すなわち、再び、動作状態を節電モードへ移行させる。
これにより、定着ヒータ135A等の温度は下降し始め、CPU111は、再び、使用可能性情報の受信を待つ(S1)。
なお、この場合、定着ヒータ135A等の温度が完全に下がりきる前に、使用可能性情報を受信し、前述のように、電源供給が再開された場合には、その時点の温度から温度上昇が再開するので、その後のウォームアップ時間は、温度が完全に下がりきった状態からのウォームアップ時間よりも短縮される。
このようにして、本プリンタ1におけるウォームアップ処理が行なわれるが、以下、その具体例についいて説明する。図4は、定着ヒータ135Aのウォームアップ状態の一例を示した図である。
図4では、横軸に時間経過が、縦軸に定着ヒータ135Aの温度が取られている。また、TM1は、節電モードが長く続き定着ヒータ135Aが冷え切った状態の温度であり、TM2は、定着ヒータ135Aのウォームアップが完了し、印刷可能な状態の温度である。
図4に示す例では、節電モードで定着ヒータ135Aの温度がTM1の状態の時に、USBメモリ117がプリンタ1に装着されたことが検知される(図中のt1の時点)。これにより、前述したウォームアップ処理にしたがって、定着ヒータ135Aへの電源がONとなり、定着ヒータ135Aの温度が上昇し始める。
その後、当該例では、ウォームアップが完了する前に装着されたUSBメモリ117が取り外される(図中のt2の時点)。そうすると、前述の通り、定着ヒータ135Aへの電源がOFFにされ、図中の実線で示されるように定着ヒータ135Aの温度が下降し始める。そして、再度、使用可能性情報を受信することなく、定着ヒータ135Aの温度がTM1となって推移する(図中の実線)。
一方、前述したt2の時点で中止条件を検出することなく推移し、ウォームアップ完了まで中止条件を検出しない場合には、図中の破線のように推移して、定着ヒータ135Aの温度がTM2となる。
また、前述したt2の時点で温度下降が始まった後に、定着ヒータ135Aの温度が冷え切らない前に再度使用可能性情報を受信した場合には、図中の一点鎖線に示すように、再度ウォーミングアップが開始され、温度が上昇する。
なお、従来の制御では、所定の条件によりt1のタイミングでウォーミングアップを開始すると、その後、ウォーミングアップの途中で再度節電モードへ戻すような制御がなされないため、t2の時点で上述した中止条件が発生してもそのままウォーミングアップされ(図中の破線)、ウォーミングアップ完了の後、所定の期間エンジン13が使用されない等の条件によって再度節電モードへ移行(図中のA)することになる。
以上説明した実施の形態例では、エンジン13の使用可能性情報及び中止条件について、USBメモリ117の装着及びその取り外し、と印刷データの受信及びジョブキャンセルに係るものを例示したが、以下のよう事象も利用することができる。
例えば、プリンタ1のホスト装置であるホストコンピュータにおいて、所定のアプリケーションが起動されたことを示す情報を使用可能性情報とすることができる。この所定アプリケーションとしては、画像の閲覧・出力(印刷)を主な機能とするもの等とすることができる。この場合に、当該アプリケーションの終了、当該アプリケーション用のウィンドウの表示画面上での縮小化、あるいは、当該ウィンドウに対するフォーカスがはずされること等を中止条件とすることができる。なお、かかる場合には、上記使用可能性情報及び中止条件に係る事象を検知してプリンタ1に通信するユーティリティがホストコンピュータに備えられる必要がある。
また、プリンタ1が、複写機能及びスキャニング機能を兼ね備える、いわゆる複合機である場合には、操作ユニット119におけるユーザの機能選択で複写機能が選択されたことを示す情報を使用可能性情報とすることができる。この場合に、ユーザ操作によって選択機能がスキャニング機能に変更されたことを中止条件とすることができる。
また、本発明は、複写機にも適用可能であるが、プリンタや複写機にいわゆる人感知センサが設けられている場合には、当該人感知センサが人を感知した情報を使用可能性情報とし、その後、人を感知しなくなったことを中止条件とすることができる。この人感知センサとしては、例えば、赤外線感知センサ、光センサ、超音波センサ等を用いることができる。
さらに、本発明を適用する画像形成装置が複写機である場合に、オートドキュメントフィーダーに複写対象の用紙がセットされたという情報や、複写対象の用紙をセットするために開くことが必要なカバー(フタ)を開いたという情報を使用可能性情報とし、その後、オートドキュメントフィーダーからセットされた用紙が取り除かれたこと、カバーを開けた後に用紙がセットされるべき箇所に用紙がないこと、を中止条件とすることができる。
以上説明したように、本実施の形態例に係る画像形成装置では、いわゆるダイレクト印刷のためにUSBメモリ117が装着されたなど、画像形成を実行する可能性が高い、すなわち、印刷エンジンを使用する可能性が高い事象が発生すると、直ぐにそれまで節電モードであった装置のウォームアップを開始する。したがって、その後、そのまま画像形成が実行される場合には、画像形成の実行が確定した後にウォームアップする場合よりも早く画像形成を開始することができる。例えば、上記ダイレクト印刷の場合に、USBメモリ117の装着後ユーザによる画像データを指定した印刷指示がなされた段階でウォームアップを開始する場合よりも画像形成の開始時期を早めることができる。
また、本実施の形態例に係る画像形成装置では、上記ウォームアップの開始後、ウォームアップが完了するまでの間、可能性が高いと判断した画像形成が中止されたか否かを監視し、ウォームアップの完了前に中止されたと判断できる条件を検知した場合には、ウォームアップの途中であってもその時点でウォームアップを中止する。すなわち、電源供給を遮断して再度節電モードへ移行する。したがって、一旦ウォームアップを開始すると完了まで中止することのない従来方式と比べて、消費電量を抑えることができる。例えば、図4に示した例では、画像形成が実際に行なわれなかった場合に、本発明を適用した装置では、温度変化が実線のように推移するのに対し、従来装置では、t2以降、破線のように推移し、本発明を適用した装置における消費電力が明らかに少ない。
このように、本発明を適用した画像形成装置では、節電モードを解除する条件を比較的緩くし、かつ、解除の必要がないことが判明した時点で直ぐに節電モードへ戻すので、画像形成開始時期を早めると共に消費電力を抑えることができる。
なお、上述した実施の形態例では、一つの節電モードが用意されているものとしたが、複数種類の節電モードが用意されている場合にも本発明を適用することができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明を適用した画像形成装置の実施の形態例に係る構成図である。 プリンタ1の給電経路を示すブロック図である。 本プリンタ1におけるウォームアップ処理の手順を示したフローチャートである。 定着ヒータ135Aのウォームアップ状態の一例を示した図である。
符号の説明
1 プリンタ、 11 メインコントローラ(受信手段、開始手段、検出手段、中止手段)、 12 メカコントローラ、 13 エンジン、 14 電源部、 111 CPU、 112 インタフェース、 113 ROM、 114 RAM、 115 メモリ、 116 タイマ、 117 USBメモリ、 119 操作ユニット、 119P 表示パネル、 121 CPU、 122 ROM、 123 RAM、 124 モータ駆動回路、 125 ヒータ駆動回路、 131 感光体カートリッジ、 132 現像ユニット、 133 露光ユニット、 134 転写ユニット、 135 定着ユニット、 135A 定着ヒータ、 136 冷却ファン、 137 各種センサ、 141〜143 直流電源

Claims (4)

  1. 画像形成のために印刷エンジンのウォームアップが必要な動作状態である節電モードを備える画像形成装置であって、
    前記印刷エンジンを使用する可能性が高いことを示す使用可能性情報を受信する受信手段と、
    前記使用可能性情報の受信時に前記節電モードであれば、前記印刷エンジンのウォームアップを開始する開始手段と、
    前記ウォームアップの開始後前記ウォームアップが完了するまで、前記開始したウォームアップを中止すべき中止条件が検出されたか否かをチェックする検出手段と、
    前記中止条件が検出されると前記開始したウォームアップを中止する中止手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    前記使用可能性情報は、前記画像形成装置に着脱可能なメモリが装着されたことを示す情報であり、
    前記中止条件は、前記メモリが前記画像形成装置から取り外されたという条件である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1あるいは2において、
    前記使用可能性情報は、画像形成対象のデータを受信したことを示す情報であり、
    前記中止条件は、前記データによるジョブがキャンセルされたという条件である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像形成のために印刷エンジンのウォームアップが必要な動作状態である節電モードを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記印刷エンジンを使用する可能性が高いことを示す使用可能性情報を受信する受信工程と、
    前記使用可能性情報の受信時に前記節電モードであれば、前記印刷エンジンのウォームアップを開始する開始工程と、
    前記ウォームアップの開始後前記ウォームアップが完了するまで、前記開始したウォームアップを中止すべき中止条件が検出されたか否かをチェックする検出工程と、
    前記中止条件が検出されると前記開始したウォームアップを中止する中止工程と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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