JP2009297906A - 画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム - Google Patents
画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009297906A JP2009297906A JP2008151309A JP2008151309A JP2009297906A JP 2009297906 A JP2009297906 A JP 2009297906A JP 2008151309 A JP2008151309 A JP 2008151309A JP 2008151309 A JP2008151309 A JP 2008151309A JP 2009297906 A JP2009297906 A JP 2009297906A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- printing data
- forming apparatus
- power saving
- saving mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
【課題】外部装置に対する煩雑な作業や外部装置における処理の煩雑化を伴うことなく、節電効果を得ることができるようにする。
【解決手段】画像形成装置100のCPU101は、印刷用データに基づく画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードを実行中に、情報処理装置200から印刷用データが入力された時に、その印刷用データに電力消費量の抑制を指示する制限情報が付加されているか否かを判別する。制限情報が付加されている場合には、CPU101は、その印刷用データに基づく画像形成動作を行うことなく、その印刷用データを画像メモリ104に記憶する。CPU101は、解除イベントの発生を検出した時に、印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードに切り換えて画像メモリ104が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を行う。
【選択図】図5
【解決手段】画像形成装置100のCPU101は、印刷用データに基づく画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードを実行中に、情報処理装置200から印刷用データが入力された時に、その印刷用データに電力消費量の抑制を指示する制限情報が付加されているか否かを判別する。制限情報が付加されている場合には、CPU101は、その印刷用データに基づく画像形成動作を行うことなく、その印刷用データを画像メモリ104に記憶する。CPU101は、解除イベントの発生を検出した時に、印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードに切り換えて画像メモリ104が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を行う。
【選択図】図5
Description
本発明は、印刷用データに基づく画像形成動作を実行するプリンタや複合機等の画像形成装置、画像形成装置で実行される画像形成方法、画像形成装置に接続された情報処理装置にインストールされるプリンタドライバプログラム、及び画像形成装置と情報処理装置とを接続して構成された画像形成システムに関する。
印刷用データに基づく画像形成動作を実行する画像形成装置として、電子写真方式の画像形成動作を行う画像形成装置では、画像形成動作時に定着装置の温度をトナーの溶融温度以上の設定温度に昇温させておく必要がある。しかし、画像形成動作の待機中にも設定温度を維持することとすると、電力を無駄に消費することになる。
そこで、画像形成動作の待機時に、画像形成動作が可能な動作モード時よりも消費電力量の少ない省電力モード(節電モード)を実行できるようにしたものがある。
また、画像形成装置が省電力モードを実行している間には、印刷用データや省電力モードの解除を指示する解除要求を外部装置から画像形成装置に出力しないようにした印刷システムも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この構成によれば、複数の外部装置に接続された画像形成装置の省電力モードが頻繁に解除されることによる節電効果の低下を防止できるとされている。
特開2001−209514号公報
しかし、特許文献1に記載されたシステムでは、画像形成装置に複数の外部装置(ホスト装置)が接続されている場合、省電力モードが解除されないようにするためには、全ての外部装置に対して印刷用データの送信を制限させるための煩雑な作業が必要になる。また、画像形成装置に画像形成動作を行わせるためには、画像形成装置が省電力モードを実行していない時に外部装置からの印刷用データを送信しなければならず、外部装置から同一の印刷用データを複数回にわたって送信しなければならなくなる可能性がある。このため、外部装置における処理が煩雑化する。
この発明の目的は、外部装置から印刷用データを介して省電力モードを維持するか又は解除するかを決定できるようにし、外部装置に対する煩雑な作業や外部装置における処理の煩雑化を伴うことなく、節電効果を得ることができる画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システムを提供することにある。
この発明の画像形成装置は、少なくとも1つの外部装置に接続され、外部装置から入力された印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードと画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードとの何れかを選択的に実行可能にされた画像形成装置であって、記憶部、検出部及び制御部を備えている。
記憶部は、印刷用データを記憶する。検出部は、実行中の省電力モードの解除を指示する解除イベントの発生を検出する。制御部は、省電力モードの実行中に、外部装置から入力された印刷用データに付加されている電力消費状態を指示する指示情報に基づいて、画像形成動作を行うことなくその印刷用データを記憶部に記憶する処理を選択的に実行する。また、制御部は、検出部が解除イベントの発生を検出した時に省電力モードから動作モードに切り換えて記憶部が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を行う。
この構成で実施される画像形成方法では、印刷用データに基づく画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードを実行中に、外部装置から印刷用データが入力された時に、その印刷用データに付加されている電力消費状態を指示する指示情報に基づいて画像形成動作を行うことなくその印刷用データを記憶部に記憶する処理が選択的に実行される。その後、実行中の省電力モードの解除を指示する解除イベントの発生を検出した時に、印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードに切り換えて記憶部が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作が行われる。
したがって、外部装置から印刷用データを出力する際に付加された指示情報の内容に応じて実行中の省電力モードが維持され、印刷用データが出力される度に省電力モードが解除されることがない。また、外部装置から一旦出力された後に記憶部に記憶された印刷用データは解除イベントの発生を待って画像形成動作に供されるため、外部装置から同一の印刷用データを再度出力する必要がない。
制御部は、一例として、動作モードを実行中に画像形成動作を行うことなく所定時間が経過した時に、動作モードから省電力モードに切り換えて実行する。
例えば、制御部は、省電力モードの実行中に、電力消費量の抑制を指示する制限情報が付加された印刷用データが入力された時に、その印刷用データを記憶部に記憶する。検出部は、一例として、制限情報が付加されていない印刷用データの入力を解除イベントとして検出する。
この場合に、制御部は、制限情報が付加されていない印刷用データに基づく画像形成動作の後に記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作を実行することが好ましい。制限情報が付加されておらず緊急性が高いと考えられる印刷用データに基づく画像形成動作を、制限情報が付加されている印刷用データに基づく画像形成動作よりも先に行うことができる。
また、制御部は、省電力モードの実行中に、省電力モードの解除を指示する解除情報が付加されていない印刷用データが入力された時に、その印刷用データを記憶部に記憶する。検出部は、解除情報が付加された印刷用データの入力を解除イベントとして検出する。
この場合に、制御部は、解除情報が付加された印刷用データに基づく画像形成動作の後に記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作を実行することが好ましい。解除情報が付加されており緊急性が高いと考えられる印刷用データに基づく画像形成動作を、解除情報が付加されていない印刷用データに基づく画像形成動作よりも先に行うことができる。
検出部は、別の例として、装置本体に対する作業者のアクセスを解除イベントとして検出する。装置本体の近傍に作業者が存在するために印刷物の取り忘れを生じる可能性の低い状況で、記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作を実行することができる。
検出部は、さらに別の例として、記憶部へ印刷用データが記憶された時からの所定時間の経過を解除イベントの発生として検出することが好ましい。印刷用データが長期間にわたって記憶部に記憶されておくことを防止し、記憶部の容量の大型化を抑えることができる。
原稿の画像を印刷用データとして読み取る画像読取部を備えている場合には、検出部は画像読取部による印刷用データの読取を解除イベントの発生として検出することが好ましい。画像読取部が原稿から読み取った印刷用データに基づく画像形成動作を行うために切り換えられた動作モード中に、制限情報が付加された印刷用データに基づく画像形成動作を行うことができる。この場合に、制御部は、画像読取部が読み取った印刷用データに基づく画像形成動作の後に記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作を行うことが好ましい。作業者が装置本体の近傍に存在して緊急性が高いと考えられるコピーモードの印刷用データに基づく画像形成動作を、記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作に先立って行うことができる。
この発明のプリンタドライバプログラムは、表示部を備えた情報処理装置にインストールされ、画像形成装置に対する印刷用データの出力時に実行される画像形成装置のプリンタドライバプログラムであって、表示処理と付加処理とを情報処理装置に実行させる。表示処理では、画像形成装置が実行すべき電力消費状態の設定入力を受け付ける表示画面を表示部に表示する。付加処理では、設定入力に応じて電力消費状態を指示する指示情報を印刷用データに付加する。印刷用データに付加される情報は、画像形成装置に電力消費量の抑制を指示する制限情報、又は省電力モードの解除を指示する解除情報である。したがって、作成した印刷用データに基づく画像形成動作の緊急性等に応じて、画像形成装置の電力消費状態を情報処理装置から制御することができる。
この発明の画像形成システムは、上記のプリンタドライバプログラムがインストールされた少なくとも1つの情報処理装置である外部装置と、上記の画像形成装置と、を互いに通信可能にして接続している。作成した印刷用データに基づく画像形成動作の緊急性等に応じて、画像形成装置の電力消費状態を情報処理装置から制御することができるとともに、情報処理装置から一旦出力した印刷用データを再度出力する必要のないシステムを構成することができる。
この発明によれば、外部装置から印刷用データを出力する際に指示情報を付加することで実行中の省電力モードが選択的に維持され、印刷用データが出力される度に省電力モードが解除されることがない。また、外部装置から一旦出力された印刷用データは解除イベントの発生を待って画像形成動作に供されるため、外部装置から同一の印刷用データを再度出力する必要がない。これによって、外部装置に対する煩雑な作業や外部装置における処理の煩雑化を伴うことなく、節電効果を得ることができる。
以下に、この発明の実施形態に係る画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の正面図である。画像形成装置100は、コピー機能及びプリンタ機能を有する複合機であり、印刷用データに基づく電子写真方式の画像形成動作によってカラー画像またはモノクロ画像を用紙上に形成する。このため、画像形成装置100は、制御ユニット10、通信ユニット20、給紙ユニット80、レーザ走査ユニット(LSU)90、画像形成ユニット30A〜30D、中間転写ユニット40、二次転写ユニット50、定着ユニット60、および、原稿読取ユニット70を備えている。
制御ユニット10は、画像形成装置100の各ユニットを統括して制御する。通信ユニット20は、外部装置との間でデータの入出力を行う。プリンタ動作時には、通信ユニット20を介して外部装置から印刷用データが入力される。
原稿読取ユニット70は、この発明の画像読取部であり、コピー動作時に原稿台71の上面に配置された原稿の画像面から印刷用データを読み取る。原稿台71の上面は、自動原稿搬送装置72によって開閉自在にされている。
LSU90は、通信ユニット20を介して入力された印刷用データ、又は原稿読取ユニット70で読み取られた印刷用データによって変調されたレーザ光を照射する。
画像形成ユニット30A〜30Dは、それぞれブラック並びに減法混色の3原色であるシアン、マゼンタ及びイエローの4色の各色相に対応している。
一例として、画像形成ユニット30Aは、感光体ドラム31A、帯電器32A、現像器33Aを備えている。帯電器32Aは、感光体ドラム31Aの周面を均一に帯電させる。感光体ドラム31Aの周面における帯電器32Aによる帯電を受けた部分は、LSU90からのレーザ光の走査を受け、ブラックの印刷用データに応じた静電潜像を形成する。現像器33Aは、感光体ドラム31Aの周面の静電潜像にブラックのトナーを供給し、トナー像に顕像化する。
画像形成ユニット30B〜30Dは、画像形成ユニット30Aと同様に構成されており、それぞれシアン、マゼンタ及びイエローのトナー像が感光体ドラム31B〜31Dに形成される。
中間転写ユニット40は、無端状の中間転写ベルト41、転写器42A〜42Dを備えている。画像形成ユニット30A〜30Dで感光体ドラム31A〜31Dに形成された各色相のトナー像が、転写器42A〜42Dが形成する転写電界によって中間転写ベルト41上に重ねて転写される。
給紙ユニット80は、給紙カセット1及び手差しトレイ2を備えている。給紙カセット1又は手差しトレイ2に収納されている用紙を1枚ずつ中間転写ベルト41と二次転写ユニット50との間に向けて給紙する。
二次転写ユニット50は、中間転写ベルト41上のトナー像を給紙ユニット80から給紙された用紙に転写する。
定着ユニット60は、トナー像が転写された用紙を加熱ローラ及び加圧ローラを介して加熱及び加圧し、用紙にトナー像を熱定着させる。このため、画像形成動作中には、定着ユニット60の加熱ローラの温度をトナー溶融温度に維持する動作モードが実行される。動作モードの実行中は、加熱ローラの温度をトナー溶融温度に維持するために、比較的大きな電力が必要になり、画像形成動作の待機中にも動作モードを実行し続けると、電力が浪費される。そこで、画像形成動作の待機中には、加熱ローラの温度をトナー溶融温度よりも低い温度に制御して電力消費量を抑制する省電力モードを実行する。
例えば、画像形成動作の待機状態が所定時間継続した場合に、動作モードから省電力モードに切り換えられる。
図2は、画像形成装置と情報処理装置とを含む画像形成システムのブロック図である。画像形成システム1は、画像形成装置100と情報処理装置200とを一例としてLAN2を介して接続している。画像形成装置100と情報処理装置200とは、インターネット又は公衆電話回線を介して接続することもできる。また、複数の情報処理装置200を画像形成装置100に接続することもできる。
画像形成装置100の制御ユニット10は、この発明の制御部であるCPU101に、ROM102、RAM103、画像メモリ104、インタフェース105〜113、センサ120を接続して構成されている。
ROM102は、CPU101の動作を規定するプログラムを記憶している。RAM103は、CPU101に入出力されるデータを一時的に格納する。RAM103内のメモリエリアMA1は、図示しない内部クロックから出力されるクロックパルスを計数して所定時間を計時するタイマに割り当てられている。画像メモリ104は、この発明の記憶部であり、印刷用データを記憶する。
インタフェース105〜113には、画像形成ユニット30A〜30D、中間転写ユニット40、二次転写ユニット50、定着ユニット60、原稿読取ユニット70、給紙ユニット80、LSU90、操作パネルユニット130、通信ユニット20が接続されている。CPU101は、ROM102に記憶されているプログラムに従って、インタフェース105〜113を介して各ユニットを統括して制御する。
センサ120は、自動原稿搬送装置72による原稿台71の上面の開閉状態を検出し、検出信号をCPU101に入力する。操作パネルユニット130は、キースイッチの操作データをインタフェース113を介してCPU101に入力する。
情報処理装置200は、この発明の外部装置であり、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、インタフェース205〜208を備えている。
CPU201は、ROM202に予め記憶されているプログラムに従って処理を実行する。RAM203は、CPU201に入出力されるデータを一時格納する。HDD204には、この発明のプリンタドライバプログラムP1を含むアプリケーションプログラムがインストールされている。インタフェース205〜208には、それぞれディスプレイコントローラ210、キーボード211、マウス212、通信部209が接続されている。通信部209は、LAN2を介して画像形成装置100の通信部ユニット20との間でデータの入出力を行う。
ディスプレイコントローラ210は、CPU201から供給された表示データに基づいてディスプレイ213に表示画面を表示する。キーボート211及びマウス212の操作データは、インタフェース207,208を介してCPU201に入力される。
図3は、この発明の第1の実施形態に係る画像形成システムを構成する情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。情報処理装置200のCPU201は、ワープロソフト等のアプリケーションプログラムによる印刷用データの作成中に(S1)、画像形成装置200での印刷処理の指示を受け付けると(S2)、HDD205にインストールされているプリンタドライバプログラムP1を起動する(S3)。CPU201は、プログラムP1に従って、例えば図4に示すプリンタドライバ画面G1の表示データをディスプレイコントローラ210に供給する(S4)。これによって、プリンタドライバ画面G1がディスプレイ213に表示される。
プリンタドライバ画面G1は、メイン画面G1A、用紙画面G1B、印刷設定画面G1C、ウォーターマーク画面G1D、バージョン画面G1Eを含む。
メイン画面G1Aには、方向設定部301、品質設定部302、部数設定部303、給紙設定部304、省電力設定部306が表示される。方向設定部301は、印刷方向の設定入力を受け付ける。品質設定部30は、印刷品質の設定入力を受け付ける。部数設定部303は、部数の設定入力を受け付ける。給紙設定部304は、給紙方法の設定入力を受け付ける。順序選定部305は、印刷順序の設定入力を受け付ける。省電力設定部306は、画像形成装置200の電力消費状態の指示入力を受け付ける。
CPU201は、メイン画面G1Aの省電力設定部306で「省電力印刷あり」が指示されると、画像形成装置100に出力すべき印刷用データに、電力消費量の抑制を指示する制限情報をこの発明の指示情報として付加する(S5,S6)。
CPU201は、プリンタドライバ画面G1の実行ボタン310がクリックされると、印刷用データを画像形成装置100に出力する(S7,S8)。
図5は、この発明の第1の実施形態に係る画像形成システムを構成する画像形成装置における処理手順の一部を示すフローチャートである。画像形成装置100のCPU101は、電源が投入されるとウォーミングアップを実行する(S11)。ウォーミングアップには、定着ユニット60の加熱ローラの温度をトナーの溶融温度以上の設定温度まで上昇させる処理を含む。
ウォーミングアップが完了すると、CPU101は、印刷用データの入力を待機する(S12)。印刷用データが入力されると、その印刷用データに基づく画像形成動作を行う(S21)。印刷用データが入力されることなくタイマT1が所定時間を計時すると(S13)、CPU101は、省電力モードに切り換える(S14)。
CPU101は、省電力モードの実行中に、情報処理装置200からの印刷用データの入力、及び解除イベントの発生を待機する(S15,S16)。解除イベントとは、省電力モードを解除して動作モードに切り換えるべきイベントである。
CPU101は、印刷用データが入力されると、印刷用データを画像メモリ104に一旦格納した後(S17)、印刷用データに制限情報が付加されているか否かの判別を行う(S18)。
印刷用データに制限情報が付加されている場合には、省電力モードを継続して実行する。印刷用データに制限情報が付加されていない場合には、CPU101は、省電力モードから動作モードに切り換え(S19)、加熱ローラがトナーの溶融温度以上になった後に画像形成動作を行う(S20,S21)。したがって、制限情報が付加されていない印刷用データの入力が、解除イベントとされる。
この後、CPU101は、画像メモリ204に印刷用データが記憶されているか否かの判別を行う(S22)。CPU101は、画像メモリ204に印刷用データが記憶されている場合には、その印刷用データに基づく画像形成動作を行う(S21)。画像メモリ104内に印刷用データがなくなると、印刷用データの入力の待機状態に戻る(S22→S12)。
この処理は、省電力モードを実行中に、制限情報が付加された印刷用データが情報処理装置200から入力された時には画像形成動作を行うことなくその印刷用データを画像メモリ104に記憶し、解除イベントの発生を検出した時に動作モードに切り換えて画像メモリ104が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を行う、この発明の画像形成方法に対応している。
以上の処理により、第1の実施形態に係る画像形成システムでは、画像形成装置100が省電力モードを実行している状態では、情報処理装置200から入力された印刷用データに制限情報が付加されているか否かに応じて、省電力モードを継続するか動作モードに切り換えるかが選択される。これによって、画像形成装置100の電力消費状態を、印刷用データに制限情報を付加するか否かによって情報処理装置200から容易に制御することができる。
また、情報処理装置200から入力された印刷用データに制限情報が付加されており実行中の省電力モードを継続する場合には、その印刷用データは画像メモリ204に格納されるとともに、省電力モードから動作モードに切り換えられた際に、画像形成動作に供される。したがって、情報処理装置200から同一の印刷用データの出力を繰り返す必要がなく、情報処理装置200による印刷作業の煩雑化を防止できる。
さらに、制限情報が付加されておらず緊急性が高いと考えられる印刷用データに基づく画像形成動作を、制限情報が付加されている印刷用データに基づく画像形成動作よりも先に行うことができる。
図6は、この発明の第2の実施形態に係る画像形成システムを構成する情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。第2の実施形態に係る情報処理装置は、図3に示した処理手順におけるステップS6の処理に代えて、ステップS31,S32の処理を実行する。CPU201は、ステップS31でメイン画面G1Aの省電力設定部306の「省電力印刷なし」が指示されると、画像形成装置100に出力すべき印刷用データに、省電力モードを解除して画像形成動作の開始を指示する解除情報をこの発明の指示情報として付加する。
図7は、この発明の第2の実施形態に係る画像形成システムを構成する画像形成装置における処理手順の一部を示すフローチャートである。第2の実施形態に係る画像形成装置100のCPU101は、図5に示したステップS18の処理に代えてステップS38の処理を行う。ステップS38では、CPU101は、入力された印刷用データに解除情報が付加されているか否かの判別を行う。
印刷用データに解除情報が付加されていない場合には、省電力モードを継続して実行する(S38→S15)。
印刷用データに解除情報が付加されている場合には、CPU101は、省電力モードから動作モードに切り換え(S19)、加熱ローラがトナーの溶融温度以上になった後に画像形成動作を行う(S20,S21)。したがって、解除情報が付加されている印刷用データの入力が、解除イベントとされる。
この後、CPU101は、画像メモリ204に印刷用データが記憶されているか否かの判別を行う(S22)。CPU101は、画像メモリ204に印刷用データが記憶されている場合には、その印刷用データに基づく画像形成動作を行う(S22→S21)。画像メモリ104に、印刷用データがなくなると、の入力の待機状態に戻る(S22→S12)。
第2の実施形態に係る画像形成装置100の処理は、省電力モードを実行中に、解除情報が付加されていない印刷用データが情報処理装置200から入力された時には画像形成動作を行うことなくその印刷用データを画像メモリ104に記憶し、解除イベントの発生を検出した時に動作モードに切り換えて画像メモリ104が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を行う、この発明の画像形成方法に対応している。
以上の処理により、第2の実施形態に係る画像形成システムでは、画像形成装置100が省電力モードを実行している状態で、入力された印刷用データに解除情報が付加されているか否かに応じて、動作モードに切り換えるか省電力モードを継続するかが選択される。これによって、画像形成装置100の電力消費状態を、印刷用データに解除情報を付加するか否かによって情報処理装置200から容易に制御することができる。
また、情報処理装置200から入力された印刷用データに解除情報が付加されておらず実行中の省電力モードを継続する場合には、その印刷用データは画像メモリ204に格納されるとともに、省電力モードから動作モードに切り換えられた際に、画像形成動作に供される。したがって、情報処理装置200から同一の印刷用データの出力を繰り返す必要がなく、情報処理装置200による印刷作業の煩雑化を防止できる。
さらに、解除情報が付加されており緊急性が高いと考えられる印刷用データに基づく画像形成動作を、解除情報が付加されていない印刷用データに基づく画像形成動作よりも先に行うことができる。
加えて、「省電力印刷あり」を情報処理装置200における印刷作業時のデフォルトとすることで、画像形成装置100の電力消費量をさらに抑制することができる。
図8は、この発明の第3の実施形態に係る画像形成システムを構成する画像形成装置の処理手順の一部を示すフローチャートである。第3の実施形態に係る画像形成装置100のCPU101は、省電力モードの実行中に、センサ120からの原稿台71上面の開閉操作の検出信号の入力、又は操作パネルユニット130からの操作データの入力によるコピーモードの設定があると、省電力モードを解除する。
原稿読取ユニット70が原稿から読み取った印刷用データに基づくコピーモードの画像形成動作が行割れる場合には、直ちに動作モードに切り換えられる。この動作モード中に、緊急性が高いと考えられるコピーモードの印刷用データに基づく画像形成動作を、記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作に先立って行う。
なお、画像形成装置100に人体を感知するセンサを設け、このセンサによる作業者の近接の検出を解除イベントとすることもできる。作業者が装置本体の近傍に存在しているために緊急性が高いと考えられる画像形成動作を早期に行うことができる。
また、CPU101は、制限情報が付加された印刷用データ又は解除情報が付加されていない印刷用データを画像メモリ104に記憶した時から所定時間を経過した時に、省電力モードを解除する。印刷用データが長期間にわたって画像メモリ104に記憶されておくことを防止し、画像メモリ104の容量の大型化を抑えることができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1−画像形成システム
10−制御ユニット
70−原稿読取ユニット(画像読取部)
100−画像形成装置
101−CPU(制御部)
104−画像メモリ(記憶部)
120−センサ(検出部)
200−情報処理装置(外部装置)
10−制御ユニット
70−原稿読取ユニット(画像読取部)
100−画像形成装置
101−CPU(制御部)
104−画像メモリ(記憶部)
120−センサ(検出部)
200−情報処理装置(外部装置)
Claims (20)
- 少なくとも1つの外部装置に接続され、前記外部装置から入力された印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードと、画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードと、の何れかを選択的に実行する画像形成装置であって、
印刷用データを記憶する記憶部と、
実行中の前記省電力モードの解除を指示する解除イベントの発生を検出する検出部と、
前記省電力モードの実行中に、前記外部装置から入力された印刷用データに付加されている電力消費状態を指示する指示情報に基づいて画像形成動作を行うことなくその印刷用データを前記記憶部に選択的に記憶する記憶処理と、前記検出部が前記解除イベントの発生を検出した時に前記省電力モードから前記動作モードに切り換えて前記記憶部が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を行う解除処理と、を実行する制御部と、
を備えた画像形成装置。 - 前記制御部は、前記動作モードを実行中に画像形成動作を行うことなく所定時間が経過した時に、前記動作モードから前記省電力モードに切り換えて実行する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、省電力モードの実行中に、前記指示情報として電力消費量の抑制を指示する制限情報が付加された印刷用データが入力された時に、前記記憶処理及び前記解除処理を実行する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記検出部は、前記制限情報が付加されていない印刷用データの入力を前記解除イベントとして検出する請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記解除処理において、前記制限情報が付加されていない印刷用データに基づく画像形成動作の後に前記記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作を実行する請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、省電力モードの実行中に、前記指示情報が付加されていない印刷用データが入力された時に、前記処理を実行する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記検出部は、前記指示情報として前記省電力モードの解除を指示する解除情報が付加されている印刷用データの入力を前記解除イベントとして検出する請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記検出部は、前記制御部における前記記憶処理の実行からの所定時間の経過を前記解除イベントとして検出する請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記検出部は、装置本体に対する操作を前記解除イベントとして検出する請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成装置。
- 原稿の画像を印刷用データとして読み取る画像読取部をさらに備え、
前記検出部は、前記画像読取部による印刷用データの読取を前記解除イベントの発生として検出する請求項1乃至9の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記解除処理において、前記画像読取部が読み取った印刷用データに基づく画像形成動作の後に前記記憶部に記憶されている印刷用データに基づく画像形成動作を実行する請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記記憶部に記憶された印刷用データに基づく画像形成動作の完了を示す印刷完了情報を外部装置に出力する請求項1乃至11の何れかに記載の画像形成装置。
- 印刷用データに基づく画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードを実行中に、外部装置から印刷用データが入力された時に、その印刷用データに付加されている電力消費状態を指示する指示情報に基づいて画像形成動作を行うことなくその印刷用データを選択的に記憶部に記憶した後、実行中の省電力モードの解除を指示する解除イベントの発生を検出した時に、印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードに切り換えて前記記憶部が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を実行する画像形成方法。
- 印刷用データに基づく画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードを実行中に、電力消費量の抑制を指示する制限情報が付加された印刷用データが外部装置から入力された時に、画像形成動作を行うことなくその印刷用データを記憶部に記憶した後、実行中の省電力モードの解除を指示する解除イベントの発生を検出した時に、印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードに切り換えて前記記憶部が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作を実行する画像形成方法。
- 印刷用データに基づく画像形成動作時よりも少ない電力消費状態の省電力モードを実行中に、実行中の省電力モードの解除を指示する解除情報が付加されていない印刷用データが外部装置から入力された時に、画像形成動作を行うことなくその印刷用データを記憶部に記憶し、前記解除情報が付加された印刷用データが入力された時に、印刷用データに基づく画像形成動作が可能な電力消費状態の動作モードに切り換えて前記解除情報が付加された印刷用データに基づく画像形成動作と前記記憶部が記憶している印刷用データに基づく画像形成動作とをこの順に実行する画像形成方法。
- 前記動作モードを実行中に画像形成動作を行うことなく所定時間が経過した時に前記省電力モードに切り換えて実行する請求項13乃至15の何れかに記載の画像形成方法。
- 表示部を備えた情報処理装置にインストールされ、画像形成装置に対する印刷用データの出力時に実行される画像形成装置のプリンタドライバプログラムであって、
前記画像形成装置が実行すべき電力消費状態の設定入力を受け付ける表示画面を前記表示部に表示する表示処理と、前記設定入力に応じて前記電力消費状態を指示する情報を印刷用データに付加する付加処理と、を前記情報処理装置に実行させるプリンタドライバプログラム。 - 前記電力消費状態を指示する情報は、前記画像形成装置に電力消費量の抑制を指示する制限情報である請求項17に記載のプリンタドライバプログラム。
- 前記電力消費状態を指示する情報は、前記画像形成装置に省電力モードの解除を指示する解除情報である請求項17に記載のプリンタドライバプログラム。
- 請求項17乃至19の何れかに記載のプリンタドライバプログラムがインストールされた少なくとも1つの情報処理装置と、請求項1乃至12の何れかに記載の画像形成装置であって前記情報処理装置を前記外部装置とする画像形成装置と、を互いに通信可能にして接続した画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008151309A JP2009297906A (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | 画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008151309A JP2009297906A (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | 画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009297906A true JP2009297906A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41545327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008151309A Pending JP2009297906A (ja) | 2008-06-10 | 2008-06-10 | 画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009297906A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014235455A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | ジョブ送信プログラムおよび電子機器 |
-
2008
- 2008-06-10 JP JP2008151309A patent/JP2009297906A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014235455A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | ジョブ送信プログラムおよび電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4567078B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム | |
JP5640495B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理プログラム | |
JP2008083274A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP4857878B2 (ja) | 画像形成装置、制御装置および制御方法 | |
JP5473492B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム | |
JP4844594B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成装置における画像安定化方法 | |
JP5136032B2 (ja) | 画像形成装置及びプログラム | |
JP2009297906A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム | |
JP2010134129A (ja) | 画像形成装置及びプログラム | |
JP2015138249A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008008936A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2020201332A (ja) | 表示装置、画像形成装置、消耗品の残量表示方法 | |
JP2005082319A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6173251B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010017982A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム | |
JP2006212821A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5476915B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006010975A (ja) | 画像形成装置および画像形成システム並びに印刷ジョブ送信装置 | |
CN108881658B (zh) | 数据传送装置、图像形成装置以及图像读取装置 | |
JP2018116640A (ja) | 画像形成システム及び画像形成方法 | |
JP2007266913A (ja) | プログラム及び原稿読取システム | |
JP6702273B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP5853775B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラム | |
JP5452439B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5929390B2 (ja) | 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取システム |