JPH09101607A - 自動現像装置 - Google Patents

自動現像装置

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JPH09101607A
JPH09101607A JP7298296A JP7298296A JPH09101607A JP H09101607 A JPH09101607 A JP H09101607A JP 7298296 A JP7298296 A JP 7298296A JP 7298296 A JP7298296 A JP 7298296A JP H09101607 A JPH09101607 A JP H09101607A
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roller
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Application number
JP7298296A
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English (en)
Inventor
Yoshie Nozawa
良衛 野沢
Yasuhiro Endo
育宏 遠藤
Akira Sugiyama
章 杉山
Youko Takekawa
容子 嶽川
Eiichi Okutsu
栄一 奥津
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液外のローラを洗浄する水による感光材料の
仕上がりムラを防止する。 【解決手段】 自動現像装置では、シートフィルムの処
理量を算出して、現像槽へ補充する現像補充原液の量と
希釈水の量をそれぞれ積算し(ステップ100〜10
6)、現像補充原液の積算値Xが設定値X0 に達する毎
に現像補充原液を現像槽へ補充する(ステップ108〜
112)。また、希釈水の積算値Yが設定値Y0 を越え
て、かつ自動現像装置でシートフィルムの処理が成され
ていないことを確認すると、補充水ポンプを作動させて
液外のローラ対及びギアを洗浄しながら現像槽へ補充す
る(ステップ114〜120)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料を処
理液に浸漬して処理する自動現像装置に係り、詳細に
は、処理液の液面上方に配置したローラの洗浄を行う自
動現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、Xレイフィルム等の写真感光材
料(以下「感光材料」と言う)を処理する自動現像装置
では、画像露光された感光材料をそれぞれ個別の処理槽
に貯えられた現像液、定着液、水洗水等の処理液に順次
浸漬して処理する。このような自動現像装置では、一つ
の処理槽とこれと隣接する処理槽の間で感光材料を一旦
空中を経て次の処理槽へ搬送するために、液外にローラ
対を配置して、この液外に配置したローラ対によって上
流側の処理槽の処理液中から感光材料を引き出して、下
流側の処理槽の処理液中へ送り込むようにしている。
【0003】ところで、処理液中から引き出された感光
材料の表面には、上流側の処理槽中の処理液が付着して
いる。この感光材料に付着した処理液は、感光材料が液
外に配置したローラ対に挟持されて次の処理のために搬
送されるときに、各ローラの表面や、ローラ対に駆動力
を伝達するギア等に付着する。処理の中断が長くなった
り、何らかの理由で装置が稼働停止状態となると、この
ように付着した処理液中の水分が蒸発して濃縮状態にな
ったり、処理液中の成分を析出する。濃縮した処理液
は、新たに処理される感光材料に処理ムラを引き起こ
し、析出した処理液中の成分は、感光材料の表面を傷め
てしまう。
【0004】このため、自動現像装置には、液外に配置
したローラ対の表面を洗浄水によって洗浄して感光材料
によって持ち出されてローラの表面やギア等に付着した
処理液を洗い流し、ローラの表面で処理液が濃縮した
り、処理液中の成分が析出して残るのを防止することが
知られている。このようなローラの表面を洗浄する水と
して処理液の補充原液を希釈するための希釈水を用いる
ことがある。この場合、処理槽に補充液を補充するとき
に、希釈水を液外のローラの表面に供給し、このローラ
を洗浄した水を希釈水として処理槽へ回収するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理液
中から引き出された写真感光材料の表面では、その表面
に付着した処理液によって処理が進行しており、ここで
ローラを洗浄する水がこの写真感光材料の表面に部分的
に付着すると、この水の付着した部分の処理液による処
理の進行が停止してしまい、感光材料に処理ムラを引き
起こすことがある。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、補充原液を希釈する水(希釈水)によって液外
のローラを洗浄するときに、感光材料の仕上がりに影響
を及ぼすのを防止した自動現像装置を提案することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動現
像装置は、処理槽に貯留されている処理液中を通過した
写真感光材料を処理液外に導くために処理液外に設けら
れたローラと、前記処理槽中の処理液へ補充原液を供給
する補充原液供給手段と、補充原液を希釈するための希
釈水を前記ローラの周面を介して処理槽へ供給する希釈
水供給手段と、前記処理槽へ一定の比率で供給する補充
原液及び希釈水の量を算出し、この算出結果に応じて前
記補充原液供給手段の作動を制御すると共に、前記ロー
ラが写真感光材料を案内しているときには、前記希釈水
供給手段が希釈水を供給しないように希釈水供給手段の
作動を制御する補充制御手段と、を含むことを特徴とし
ている。
【0008】この発明においては、補充液として補充原
液供給手段からの補充原液と希釈水供給手段からの希釈
水とが別々に処理槽へ補充される。希釈水供給手段は、
希釈水を処理槽へ直接供給するのではなく、液外の写真
感光材料搬送用のローラへ向けて希釈水を吐出してロー
ラを洗浄する。補充制御手段は、写真感光材料がローラ
通過していないときにのみ希釈水供給手段を作動させ
る。
【0009】これによって、液外のローラを洗浄する水
が、処理液中から引き出された写真感光材料に付着して
しまうことがなくなり、写真感光材料の仕上がりにムラ
を生じさせるのを防止することができる。また、補充制
御手段は、処理槽へ供給される補充原液と希釈水の各量
が所定の比率となり、かつ合計量が写真感光材料の処理
量あるいは経時時間に関連する量となるように補充原液
供給手段と希釈水供給手段の作動を制御する。
【0010】希釈水供給手段は、補充原液を希釈するほ
か、処理槽中の処理液が蒸発して液面レベルが低下する
のを補うために補充原液の供給とは無関係に水をローラ
の周面へ供給するために用いても良い。
【0011】請求項2に記載の自動現像装置は、請求項
1に記載の自動現像装置であって、前記ローラの軸端に
ギアが設けられ、前記希釈水供給手段が前記ギア近傍の
前記ローラの周面へ向けて希釈水を吐出することを特徴
とする。
【0012】この発明では、液外のローラの端部に設け
られているギアの近傍のローラ周面へ向けて希釈水を吐
出する。これによって、ローラへ吐出された水の一部が
ローラの周面を伝ってギアに広がり、ギアに付着してい
る処理液を洗い流すことができる。
【0013】液外のローラに設けたギアには、少なから
ず処理液が回り込んで付着するが、このギアを補充原液
の希釈用の水によって洗浄することにより、ギアに付着
した処理液中の成分が析出することはなくなり、ギアの
浮き、噛み合い不良、回転負荷の上昇等の搬送不良を防
止することができる。
【0014】請求項3に記載の自動現像装置は、処理槽
に貯留されている処理液中を通過した写真感光材料を、
処理液外に導くために処理液外に設けられたローラと、
前記処理液外のローラの回転軸に取り付けられローラに
駆動力を伝達するギヤと、前記処理槽中の処理液へ補充
原液を供給する補充原液供給手段と、補充原液を希釈す
るための希釈水を前記ローラの周面及び前記ギアを介し
て処理槽へ供給する希釈水供給手段と、前記処理槽へ一
定の比率で供給する補充原液及び希釈水の量を算出し、
この算出結果に応じて前記補充原液供給手段の作動を制
御すると共に、前記ローラが写真感光材料を案内してい
るときには、前記希釈水供給手段が希釈水を供給しない
ように希釈水供給手段の作動を制御する補充制御手段
と、を含むことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、希釈水供給手段が、処
理液外のローラのギアに直接希釈水を供給して、ギアの
洗浄を行う。これにより、ギアに処理液中の成分が析出
することによるギアの浮き、噛み合い不良、回転負荷の
上昇等の搬送不良の原因を確実に無くすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕図1は、自動現像装置10の概略
構成を示している。この自動現像装置10は、自動現像
装置フレーム14内に感光材料としてのシートフィルム
12を処理液に浸漬して処理する処理液処理部16と、
処理液で処理したシートフィルム12を乾燥処理する乾
燥部18とを備えている。
【0017】処理液処理部16は、処理タンク20を備
えている。この処理タンク20は、内部が複数の仕切り
壁20Aによって仕切られ、現像液を貯留する現像槽2
2、定着液を貯留する定着槽24及び水洗水を貯留する
水洗槽26が形成されている。
【0018】現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の
それぞれには、複数のローラ対とガイドによってシート
フィルム12の搬送路が形成された処理ラック28、3
0、32が配設されている。また、現像槽22の上流側
(図1の紙面左側)には、自動現像装置フレーム14に
形成された挿入口44と現像槽22の間に挿入ラック3
4が設けられ、水洗槽26の処理ラック32には、下流
側の乾燥部18へ向けてシートフィルム12を送り出す
ときに、シートフィルム12の表面の水分を絞りとるた
めのローラ対を含むスクイズ部36が延設されている。
【0019】これにより、自動現像装置10は、挿入口
44から挿入されるシートフィルム12を処理液処理部
16へ引き入れて処理液処理し、スクイズ部36でシー
トフィルム12の表面に付着した水分を除去しながら乾
燥部18へ送り込むようになっている。
【0020】乾燥部18は、複数のローラを千鳥状に配
置したローラ群38によって形成された搬送路を備えて
いる。この乾燥部18では、ローラ群38によってシー
トフィルムを上方へ向けて搬送しながら図示しない乾燥
風発生手段によって発生させた乾燥風をシートフィルム
12の表面へ吹き付け、乾燥風によって付与する熱によ
ってシートフィルム12を乾燥処理する。乾燥処理され
たシートフィルム12は、上部のターン部42から処理
液処理部16の上方側に設けられた排出用トレイ48へ
向けて排出される。
【0021】一方、現像槽22の処理ラック28と定着
槽24の処理ラック30は、各処理槽のシートフィルム
12の搬送方向の下流側(図1の紙面右側、現像槽22
の定着槽24側、定着槽24の水洗槽26側)でかつ現
像液又は定着液の液面の上方にローラ対50を備え、定
着槽24の処理ラック30と水洗槽26の処理ラック3
2は、各処理槽のシートフィルム12の搬送方向の上流
側(図1の紙面左側、定着槽24の現像槽22側、水洗
槽26の定着槽24側)でかつ定着液又は水洗水の液面
上方にローラ対52を備えている。
【0022】ローラ対50、52は、それぞれ上方のロ
ーラ56と下方のローラ58とから成り、それぞれのロ
ーラ56、58の両端から突出した回転軸56A、58
A(図2参照)の間に設けられた図示しないコイルバネ
等の付勢手段によって、ローラ56とローラ58とが互
いに接近するように付勢され、ローラ56、58の間で
シートフィルム12を挟持できるようにしている。ま
た、ローラ56とローラ58とは、それぞれの回転中心
軸を含む平面が水平ではなく傾斜するように配置され、
ローラ対50とローラ対52とでは、回転中心軸を含む
平面の傾斜が反対となっており、シートフィルム12の
搬送方向を定めている(図2は、一例としてローラ対5
2を図示)。
【0023】なお、ローラ対50、52を共に液外に配
置してあるので、例えば現像槽22の下流側のローラ対
50のローラ56、58及び定着槽24の上流側のロー
ラ対52のローラ56、58には、現像液中を通過した
シートフィルム12の表面に付着して持ち出された現像
液が付着しており、フィルム処理が終了すると、ローラ
対50、52のローラ56、58に付着した現像液が濃
縮したり成分が析出することになる。その結果、ローラ
56、58の表面に汚れが生じ、シートフィルム12の
表面を汚したり傷つけたりしてしまう。定着槽24の下
流側のローラ対50及び水洗槽26の上流側のローラ対
52のローラ56、58についても同様に、定着液が濃
縮又は成分が析出する。
【0024】図2に示すように、ローラ対50、52の
ローラ56、58は、一端にギア62が取り付けられて
いる。ローラ56のギア62とローラ58のギア62
は、ローラ56とローラ58とが互いに反対方向に回転
するように噛み合っている。これらのギア62には、図
示しない駆動手段の駆動力が伝達されるようになってお
り、この駆動力によってギア62と共にローラ56、5
8が互いに反対方向に回転する。このように回転するこ
とにより、ローラ対50、52は、それぞれローラ5
6、58との間に挟持したシートフィルム12を搬送す
る。
【0025】それぞれのローラ対50、52は、上記し
たシートフィルム12を搬送する機能と共に、シートフ
ィルム12の表面に付着した現像液、定着液を絞り取る
機能を合わせ持っている。このため、ローラ対50、5
2のローラ56、58の表面には、シートフィルム12
によって持ち出された現像液、定着液(以下、区別しな
いきには「処理液」と言う)が滞ることになり、ローラ
56、58の周面に付着した処理液は、ローラ56、5
8の周面を伝ってギア62の歯先や歯の間に入り込み易
くなっている。これらのギア62へも、ローラ56、5
8の表面にフィルム搬送によりフィルム表面に付着した
現像液あるいは定着液がローラ56、58を介してギア
62に伝わるため、それらの成分が析出すると、ギア6
2同士の噛み合い不良等の原因になる。
【0026】この自動現像装置10においては、シート
フィルム12の処理量に応じて、また、経時的に現像槽
22、定着槽24及び水洗槽26のそれぞれに補充原液
希釈する希釈水補充機構あるいは水洗水供給機構を用い
て、ローラ対50、52のローラ56、58の表面の洗
浄を行うようにしている。
【0027】図3は、現像槽22、定着槽24及び水洗
槽26のそれぞれへ補充原液及び希釈水と水洗水を補充
する自動現像装置10の補充機構64の概略を示してい
る。この補充機構64は、現像液用の補充原液(現像補
充原液)、定着液用の補充原液(定着補充原液)をそれ
ぞれ貯留する補充原液容器66、68を備えており、こ
れらの補充原液容器66、68には、配管70、72の
一端部が挿入されている。配管70は、中間部に補充原
液ポンプ74が設けられ、他端が現像槽22の上方に開
口しており、配管72は、中間部に補充原液ポンプ76
が設けられ、他端が定着槽24の上方に開口している。
これらの補充原液ポンプ74、76は、制御部78に接
続されており、制御部78の信号によって作動して、補
充原液容器66、68内の現像補充原液及び定着補充原
液を現像槽22及び定着槽24へそれぞれ希釈せずに原
液のまま供給するようになっている。
【0028】なお、現像槽22、定着槽24のそれぞれ
には、貯留されている現像液、定着液を循環してそれぞ
れの成分が均一となるように攪拌する図示しない循環機
構が設けられており、現像槽22、定着槽24へ供給さ
れた現像補充原液、定着補充原液は、この循環機構によ
って現像槽22内の現像液、定着槽24内の定着液及び
後述する希釈水とそれぞれ均一に混合される。
【0029】自動現像装置10には、現像補充原液、定
着補充原液を所定の比率で希釈するため及び水洗槽26
へ供給するための水を貯留する水タンク80が設けられ
ている。この水タンク80内には、配管82、84のそ
れぞれの一端部が挿入されて開口している。配管82に
は、中間部に補充水ポンプ86が設けられ、他端が現像
槽22内の処理ラック28のローラ対50の上方で開口
している。配管84には、中間部に補充水ポンプ88が
設けられ、他端部が配管84A、84Bに分岐されてい
る。配管84Aは定着槽24内の処理ラック30のロー
ラ対52の上方で開口しており、配管84Bはローラ対
50の上方で開口している。これらの補充水ポンプ8
6、88は制御部78に接続されている。
【0030】制御部78は、補充原液ポンプ74、76
を作動させて現像槽22、定着槽24に供給した現像補
充原液、定着補充原液の量に応じて水タンク80から希
釈用の水を供給するようにしている。
【0031】図2に示すように、ローラ対52の上方に
開口した配管84Aの先端及びローラ対50の上方に開
口した配管82、84Bの先端は、それぞれローラ5
6、58の間の、ギア62側の端部表面近傍に向けられ
ている。
【0032】このため、補充水ポンプ86、88の作動
によって現像槽22、定着槽24のそれぞれへ供給され
る水は、ローラ対50、52のローラ56、58の接触
部へ向けて吐出される。ローラ56、58の接触部へ向
けて吐出された水は、ローラ56、58の周面に沿って
拡散してローラ56、58の周面を洗浄し、ローラ5
6、58の周面に付着している処理液(現像液、定着
液)を洗い流した後、現像槽22又は定着槽24内へ回
収される。また、この水は、ローラ56、58のギア6
2側の端部へ向けられて吐出されるため、ローラ56、
58へ吐出された水は、ローラ表面を洗うだけでなく、
一部がローラ56、58の表面からギア62に伝わり、
ギア62の歯先や歯の間に付着している処理液を洗い落
として現像槽22又は定着槽24へ回収される。
【0033】ここで、ローラ56、58へ吐出された水
をギア62の洗浄にも用いる代りに、配管84を分岐さ
せて、それぞれからローラ56及びギア62へ直接水を
供給させても良い。
【0034】一方、制御部78には、自動現像装置10
の挿入口44の近傍に設けられた挿入センサ90及び、
処理液処理部16と乾燥部18とに設けたシートフィル
ム12の搬送用のローラを駆動する駆動源92が接続さ
れている。制御部78は、挿入センサ90によって挿入
口44から処理液処理部16へ挿入されるシートフィル
ム12を検出すると、駆動源92を駆動して、このシー
トフィルム12を一定速度で搬送するようにしている。
【0035】また、制御部78は、挿入センサ90によ
ってシートフィルム12の先端から後端までの通過を検
出して、この検出結果(通過時間)と自動現像装置10
での駆動源92によるシートフィルム12の搬送速度と
から自動現像装置10でのシートフィルムの処理量(処
理面積)を算出する。制御部78は、このシートフィル
ム12の処理量から、各処理槽で必要となる補充液(補
充原液と希釈水)の量をそれぞれ算出して積算する。
【0036】制御部78は、それぞれの補充原液の積算
値が予め設定した値に達する毎に、すなわち、所定量の
シートフィルム12を処理する毎に、補充原液ポンプ7
4又は補充原液ポンプ76を作動させて、積算した量の
現像補充原液又は定着補充原液を現像槽22又は定着槽
24へ補充する。これによって、現像槽22内の現像
液、定着槽24内の定着液のシートフィルム12の処理
に伴う処理性能の低下を防止すると共に、シートフィル
ム12によって処理液が持ち出されることによる液面の
低下を抑えている。
【0037】また、現像希釈水、定着希釈水について
は、制御部78でそれぞれの希釈水の積算値が予め設定
した値に達すると、自動現像装置10でシートフィルム
12を処理中であるか否か(あるいはローラ対50、5
2がシートフィルム12を搬送中か否か)を確認し、非
処理中(非搬送中)であったときには、補充水ポンプ8
6又は補充水ポンプ88を作動させてローラ対50、5
2の各ローラ56、58及びギア62へ水を供給してこ
れらを洗浄する。この希釈水の補充は、現像補充原液、
定着補充原液の補充と同時に行っても良く、また、第7
図に示すように、現像補充原液及び定着補充原液の補充
が終了してから所定時間経過した後でかつ、次に現像補
充原液、定着補充原液の補充を行う前に行っても良い。
このように、1回目の現像補充原液及び定着補充原液の
補充と、2回目のそれとの間に希釈水の補充を行うの
が、処理槽内の処理液の濃縮防止のために好ましい。
【0038】この水は、現像槽22又は定着槽24へ落
下し、別途これらの処理槽へ供給した現像補充原液、定
着補充原液の希釈用の水として使われる。処理中か否か
(搬送中か否か)を確認することによって、ローラ対5
0、52のローラ56、58やギア62を洗浄する水
が、液外でローラ対50、52によって搬送されている
シートフィルム12に付着して、シートフィルム12に
生じる処理ムラ等の仕上がり不良の発生を防止してい
る。非処理中に希釈水を供給する場合に限り、制御部7
8は、駆動源92を作動させて、ローラ対50、52の
ローラ56、58を回転させて、ローラ56、58の周
面に均一に水が拡散するようにして、ローラ56、58
の洗浄効果を高めるようにしている。処理槽に供給され
る水の量は、別個に供給される処理液の補充原液の量と
一定の比率を保つように制御される。
【0039】なお、水タンク80には、水洗槽26へ水
洗用の水を供給する配管94の一端が挿入されている。
この配管94は、中間部に補充水ポンプ96が設けら
れ、他端が水洗槽26の処理ラック32に設けているロ
ーラ対52の上方に開口している。このため、補充水ポ
ンプ96を作動させて水洗槽26に補充水を供給すると
きに、この補充水がローラ対52のローラ56、58の
表面を洗浄する。
【0040】この水洗槽26の補充水ポンプ96の動作
については、現像、定着での処理補充と同期せず、フィ
ルム処理後に補充することで、洗浄効果を上げるために
好ましい。
【0041】次に本実施の形態の作用を説明する。自動
現像装置10では、挿入口44から挿入されたシートフ
ィルム12を検出すると、駆動源92を駆動して、この
シートフィルム12を挿入ラック34によって処理液処
理部16へ引き入れ、現像液、定着液、水洗水に順に浸
漬しながら搬送して処理を行う。また、自動現像装置1
0では、処理液で処理したシートフィルム12をスクイ
ズ部36を経て乾燥部18へ送り込んで乾燥処理した後
に、機外へ排出し、挿入センサ90によってシートフィ
ルム12を挿入した後に、一定時間経過しても新たなシ
ートフィルム12が挿入口44から挿入されるのを検出
しなかったときには、駆動源92の駆動を停止し、新た
なシートフィルム12が挿入されるまで待機する。
【0042】一方、シートフィルム12の処理を行うこ
とにより現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の液外
に配置したローラ対50、52の各ローラ56、58及
びギア62に、シートフィルム12によって持ち出され
た処理液(現像液、定着液)が少なからず付着する。ロ
ーラ56、58の周面やギア62に付着した処理液はを
そのまま長時間放置すると、処理液中の水分が蒸発し
て、処理液中の成分が析出する。ローラ56、58の周
面に析出した処理液中の成分は、新たに処理されるシー
トフィルム12が接触したときに、このシートフィルム
12の表面を傷めたり、処理ムラを引き起こし、シート
フィルム12の仕上がり不良を生じさせる原因となり、
ギア62に付着して析出した処理液中の成分は、ギア6
2を破損したりローラ対50、52等を駆動する駆動源
92に大きな負荷を与えてしまう原因となる。
【0043】この自動現像装置10では、挿入口44か
ら挿入されるシートフィルム12を検出すると、このシ
ートフィルム12の処理を開始すると共に、挿入された
シートフィルム12の量を算出して、現像液、定着液等
の各処理液の補充を行うときに、補充原液に対する希釈
用の水を用いて液外に配置したローラ対50、52の各
ローラ56、58やギア62の洗浄を行い、シートフィ
ルム12によって持ち出された現像液、定着液等の処理
液を洗い流す。
【0044】この自動現像装置10の補充液の補充とロ
ーラ対50、52の洗浄を、図4に示すフローチャート
を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、現像
槽22への補充液の補充を例に説明し、定着槽24及び
水洗槽26への補充液の補充の説明を省略する。
【0045】このフローチャートは、自動現像装置10
の作動が開始されると実行され、自動現像装置10が停
止すると終了する。
【0046】最初のステップ100では、挿入センサ9
0がシートフィルム12を検出したか否かから、自動現
像装置10でシートフィルム12の処理を開始したか否
かを判断し、挿入センサ90によってシートフィルム1
2の挿入を検出したとき(ステップ100で肯定判定)
には、次のステップ102へ移行する。
【0047】ステップ102では、自動現像装置10で
のシートフィルム12の処理量を算出する。
【0048】次のステップ104では、処理したシート
フィルム12の処理量から現像槽22へ補充液として必
要な現像補充原液の量xと、希釈水の量yを算出する。
次のステップ106では、現像槽22へステップ104
で算出した現像補充原液の量xと希釈水の量yを積算し
て、それぞれの積算値X、Yを算出する。この現像補充
原液の量xと希釈水の量yは、挿入センサ90で新たな
シートフィルム12の挿入を検出する毎に実行され、そ
の都度、積算値X及び積算値Yを求めている。
【0049】ステップ108では、現像補充原液の積算
値Xが、予め設定した設定値X0 を越えたか否かを確認
し、自動現像装置10によるシートフィルム12の処理
量が、積算値Xが設定値X0 を越えたときには(ステッ
プ108で肯定判定)、ステップ110へ移行して、補
充原液ポンプ74を作動させて、積算値Xに相当する現
像補充原液を補充原液容器66から現像槽22へ補充
し、積算値Xの値をリセットし(ステップ112、X=
0)、新たなシートフィルム12の処理に対して必要と
なる現像補充原液の量の積算を開始する。
【0050】現像槽22では、図示しない循環機構によ
って現像槽22内の現像液と補充された現像補充原液と
が均一に混合されて、シートフィルム12の処理に伴う
現像液の処理性能の低下を防止すると共に、シートフィ
ルム12によって現像槽22から現像液が持ち出される
ことによる現像液の液面の低下を抑えることができる。
これによって、現像槽22では、一定の品質で仕上がる
ことができるようにシートフィルム12の現像処理が行
われる。
【0051】ステップ114では、自動現像装置10で
シートフィルム12の処理中であるか否かを確認してい
る。ここで、例えば、処理液処理部16の何れかの槽内
をシートフィルム12が搬送されているときなど、自動
現像装置10でシートフィルム12の処理が行われてい
るときには、ステップ100へ移行し、新たなシートフ
ィルム12の挿入に対処する。
【0052】一方、自動現像装置10でシートフィルム
12の処理が行われていないときには(ステップ114
で否定判定)、ステップ116へ移行して、現像槽22
へ供給した現像補充原液に対する希釈水の量の積算値Y
が設定値Y0 に達したかを判定する。ここで、現像槽2
2へ補充が必要な希釈水の積算値Yが、設定値Y0 を越
えていたときには、ステップ118へ移行して、補充水
ポンプ86を作動させて、水タンク80内の水を希釈水
として現像槽22へ補充すると共に、駆動源92が停止
しているときには、駆動源92を駆動してローラ対50
を回転させる。また、希釈水の補充が終了すると、ステ
ップ120へ移行して希釈水の積算値Xをリセットし
て、新たにシートフィルム12を処理することによって
必要となる希釈水の積算を開始する。
【0053】これにより、 例えば第7図に示すように、
所定量のシートフィルム12の処理を行うと、先ず、 補
充原液ポンプ74、 76が作動して現像補充原液と定着
補充原液の補充が行われ、これに合わせて所定のタイミ
ングで補充水ポンプ86、 88が作動して、 現像槽22
及び定着槽24へ希釈水が補充される。
【0054】水タンク80内の水は、補充水ポンプ86
が作動することによって、配管82を介して現像槽22
へ供給される。このとき、配管82の先端が、ローラ対
50のローラ56、58の接触部のギア62側へ向けら
れ、かつ、ローラ56、58が回転しているので、配管
82から吐出した水は、ローラ56とローラ58の接触
部を伝って広がり、ローラ56、58の周面に均一に拡
散して、ローラ56、58の周面に付着している現像液
をローラ56、58の周面から洗い流す。また、この水
の一部は、ローラ56、58の周面からギア62に伝わ
り、ギア62の歯先や歯の間に付着している現像液を洗
い流す。
【0055】この後、シートフィルム12を処理する
と、ローラ56、58は洗浄されているので処理ムラを
防止できる。
【0056】このように、処理槽の液外に配置したロー
ラ対に処理槽に供給する補充液の内の希釈水を供給する
ことにより、シートフィルム12によって処理槽から持
ち出されてローラ対50のローラ56、58や、これら
のローラの軸端に設けたギア62に付着して残っている
現像液を洗い落とすことができるので、これらの現像液
中の成分がローラ56、58の周面やギア62に析出し
てしまうのを確実に防止することができる。これによっ
て、ローラ56、58の周面で析出した現像液中の成分
によって新たに処理されたシートフィルム12の表面が
傷められたり、シートフィルム12の表面に処理ムラ等
が生じたりするのを防止し、シートフィルム12を品質
良く仕上がることができる。
【0057】また、液外のギア62にシートフィルム1
2によって持ち出された現像液が付着して残ることがな
いので、ギア62の歯先や歯の間で析出した現像液中の
成分による回転トルクの上昇、ギア62の噛み合い不良
等を防止することができ、安定したシートフィルム12
の搬送が可能となる。
【0058】すなわち、この自動現像装置10によって
シートフィルム12の表面を損傷させたり、シートフィ
ルム12に処理ムラ等の仕上がり不良を生じさせること
なく、シートフィルム12が一定の品質で仕上げるよう
に処理することができる。 〔第2の実施の形態〕次に本発明の第2の実施の形態を
説明する。なお、第2の実施の形態の基本的な構成は第
1の実施の形態と同じであり、同一の部品には同一の符
号を付与してその説明を省略する。
【0059】図5及び図6には、自動現像装置10の現
像槽22と定着槽24との間の概略構成を示しており、
以下、第2の実施の形態では、現像槽22と定着槽24
の間を例に説明する。
【0060】図5に示すように、現像槽22の処理ラッ
ク28及び定着槽24の処理ラック30には、液面の上
部を覆うガイド板121、122を備えている(定着槽
24側のガイド板122は一部のみ図示)。液外のロー
ラ対50及びローラ対52は、ガイド板121、122
の上方に配置されている。現像槽22と定着槽24との
間には、ローラ対50とローラ対52との上方に跨がっ
てクロスオーバーガイド124が設けられている。ロー
ラ対50、52は、クロスオーバーガイド124とによ
って現像槽22と定着槽24との間のクロスオーバー部
126を構成している。
【0061】処理ラック28によって現像槽22から送
り出されたシートフィルム12は、ローラ対50によっ
て挟持されて現像槽22から引き出され、クロスオーバ
ーガイド124の下面によって案内されて、定着槽24
側のローラ対52へ向けて搬送される。
【0062】このクロスオーバーガイド124には、ロ
ーラ対50、52のそれぞれに対向する受水口128、
130が設けられている。受水口128は、ローラ対5
0に対向しており、受水口130は、ローラ対52に対
向している。なお、受水口128と受水口130は、形
状に相違はあるが、構造的には同一であり、以下ローラ
対52に対向する受水口130について説明し、受水口
128の説明を省略する。
【0063】図6に示すように、受水口130は、ロー
ラ対52の軸線方向に沿った一方の端部で、ギア132
が設けられている側に対向している。なお、第2の実施
の形態では、前記した第1の実施の形態のギア62とは
取り付け位置が異なっており、ギア132は、ローラ5
6、58の回転軸56A、58Aが、図示しないラック
側板を貫通しており、この貫通した先端部に設けられて
いる。このために、ローラ56、58の本体とギア13
2は離れている。
【0064】受水口130は、クロスオーバーガイド1
24と一体に形成され、上方が開口された箱体形状とな
っている。受水口130の底部134には、ギア132
及びローラ対52に対向する貫通孔136、138が形
成されている。
【0065】また、受水口130には、上方側の開口に
対して底部134の面積を狭めるように複数の傾斜面
(本実施の形態では、一例として140A、140Bの
2面)が形成されている。給水口130には、傾斜面1
40Aの中央部に配管84A(図6では、図示省略)の
先端に取り付けられているノズル142が突出してい
る。
【0066】このため、定着槽24へ希釈水を補充する
補充水ポンプ96が作動すると、ノズル142から受水
口130内に、この希釈水が噴出される。受水口130
内に噴出された希釈水は、傾斜面140A、140Bに
よって受水口130の底部134へ案内され、貫通孔1
36、138のそれぞれからローラ対52及びギア13
2へ流れ落ちる。
【0067】このように、第2の実施の形態では、定着
槽24へ希釈水を補充するときに、液外のローラ対52
は勿論、液外に配置されているギア132へ向けて直接
希釈水を流し落とすため、ローラ対52のみならず、ギ
ア132も同時に確実に洗浄できる。したがって、液は
ね等によって液外のギア132に処理液が付着しても、
ギア132から確実に処理液を除去することができる。
これにより、液外のギア132に付着した処理液中の成
分が析出してしまい、ギア132の浮きや噛み合い不良
等が生じることがない。ギア132に浮きや噛み合い不
良が生じないため、ローラ対52に駆動源の駆動力が確
実に伝達されて、一定速度でシートフィルム12を確実
に搬送することができ、搬送不良によるシートフィルム
12の処理ムラや傷等の発生を確実に防止し、高品質に
仕上がることができる。
【0068】なお、補充水ポンプ86の作動によって現
像槽22へ補充される希釈水は、受水口128内に突出
しているノズル142から噴出される。また、図5に示
すように、現像槽22のガイド板121には、ローラ対
50の下方に貫通孔144が形成されており、ローラ対
50を洗浄した水は、この貫通孔144から現像槽22
内へ流れ落ちる。
【0069】第2の実施の形態で説明したローラ対5
0、52と共にギア132へ希釈水を供給する構造は、
クロスオーバーガイド124に設けた受水口128、1
30に限るものではない。補充水ポンプ86、88、9
6からの配管82、84の先端を分岐させて、ローラ対
50、52及びそれぞれのローラ対50、52に設けら
れているギア132に直接噴出するものであってもよ
い。また、受水口128、130の形状としては、逆円
錐又は逆角錐状に形成して、先端にローラ対50、52
及びギア132に対向する貫通孔を形成してもよい。
【0070】なお、以上説明した第1及び第2の実施の
形態では、写真感光材料としてシートフィルム12を処
理するX線フィルム自動現像装置10を例に用いたが、
本発明の構成は、この自動現像装置10に限定するもの
ではなく、グラフィックアーツ用感光材料、写真フィル
ム、印画紙等の種々の写真感光材料を、それぞれの写真
感光材料に応じた処理液によって処理する自動現像装置
に適用が可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の自動現像装
置は、写真感光材料の非処理状態のときに、処理槽に補
充原液を希釈するために供給する希釈用の水を用いて液
外のローラを洗浄するため、この洗浄水が、処理液中か
ら引き出された写真感光材料の表面に付着して、写真感
光材料の仕上がりにムラを生じさせることがなく、均一
な品質で仕上げることができる。
【0072】また、本発明では、液外のローラを洗浄す
るときに、このローラに取り付けられているギアも同時
に洗浄できるので、液外のギアに付着した処理液中の成
分が析出してしまうことによって生じる搬送不良を防止
でき、写真感光材料を均一な品質で仕上げることができ
る優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動現像装置の一例を示す概
略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る液外に配置したローラ
対を示す概略斜視図である。
【図3】自動現像装置の補充機構を示す概略構成図であ
る。
【図4】自動現像装置の補充機構の作動の一例を示すフ
ローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係る現像槽と定着槽の間を
示す概略構成図である。
【図6】第2の実施の形態に係る液外に配置したローラ
の近傍を示す概略斜視図である。
【図7】補充水ポンプの作動タイミングの一例を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
10 自動現像装置 12 シートフィルム(感光材料) 22 現像槽(処理槽) 24 定着槽(処理槽) 28、30 処理ラック 50、52 ローラ対 56、58 ローラ 62 ギア 64 補充機構 74、76 補充原液ポンプ(補充原液補充手段) 78 制御部(補充制御手段) 86、88 補充水ポンプ(希釈水補充手段) 128、130 受水口 142 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶽川 容子 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 奥津 栄一 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に貯留されている処理液中を通過
    した写真感光材料を処理液外に導くために処理液外に設
    けられたローラと、 前記処理槽中の処理液へ補充原液を供給する補充原液供
    給手段と、 補充原液を希釈するための希釈水を前記ローラの周面を
    介して処理槽へ供給する希釈水供給手段と、 前記処理槽へ一定の比率で供給する補充原液及び希釈水
    の量を算出し、この算出結果に応じて前記補充原液供給
    手段の作動を制御すると共に、前記ローラが写真感光材
    料を案内しているときには、前記希釈水供給手段が希釈
    水を供給しないように希釈水供給手段の作動を制御する
    補充制御手段と、 を含むことを特徴とする自動現像装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラの軸端にギアが設けられ、前
    記希釈水供給手段が前記ギア近傍の前記ローラの周面へ
    向けて希釈水を吐出することを特徴とする請求項1に記
    載の自動現像装置。
  3. 【請求項3】 処理槽に貯留されている処理液中を通過
    した写真感光材料を、処理液外に導くために処理液外に
    設けられたローラと、 前記処理液外のローラの回転軸に取り付けられローラに
    駆動力を伝達するギヤと、 前記処理槽中の処理液へ補充原液を供給する補充原液供
    給手段と、 補充原液を希釈するための希釈水を前記ローラの周面及
    び前記ギアを介して処理槽へ供給する希釈水供給手段
    と、 前記処理槽へ一定の比率で供給する補充原液及び希釈水
    の量を算出し、この算出結果に応じて前記補充原液供給
    手段の作動を制御すると共に、前記ローラが写真感光材
    料を案内しているときには、前記希釈水供給手段が希釈
    水を供給しないように希釈水供給手段の作動を制御する
    補充制御手段と、 を含むことを特徴とする自動現像装置。
JP7298296A 1995-07-31 1996-03-27 自動現像装置 Withdrawn JPH09101607A (ja)

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JP7298296A JPH09101607A (ja) 1995-07-31 1996-03-27 自動現像装置

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JP7-194475 1995-07-31
JP19447595 1995-07-31
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