JPH0910097A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH0910097A
JPH0910097A JP15904395A JP15904395A JPH0910097A JP H0910097 A JPH0910097 A JP H0910097A JP 15904395 A JP15904395 A JP 15904395A JP 15904395 A JP15904395 A JP 15904395A JP H0910097 A JPH0910097 A JP H0910097A
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JP
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plate
pan
hot plate
heat
rice
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JP15904395A
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Hideyo Koizumi
小泉  秀世
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱板にかかる衝撃を緩和するとともに熱効率
を高める。 【構成】 内枠3に、鍋4と密着する形状の熱板6をガ
イドピン18によって吊支し、コイルばね20によって
上方に付勢する。鍋4の装着により熱板6が鍋4に密着
しながらガイドピン18に沿って下がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲンヒータ等のラ
ンプヒータを熱源とする炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、特開平6−32755
2号公報に示されているように、図14の如く、炊飯器
本体50に、内枠51と、内枠51の底部を塞ぐガラス
板52と、アルミ製の鍋53を収容する鍋収容部54
と、ガラス板52の下面側にヒータユニット55とが設
けられたものである。ヒータユニット55には、浅底円
形容器状をなす断熱材56内に、加熱源としてのほぼ円
環状のハロゲンヒータ57が収容されており、断熱材5
6の中心部分に円錐状凸部58が一体に形成されてい
る。
【0003】すなわち、炊飯器内部の清掃性を良くする
ために内枠51の底部がガラス板52で塞がれ、その下
方にハロゲンヒータ57等のランプヒータを熱源とする
ヒータユニット55が設けられている。また、その熱源
の即熱性及び即冷性等の加熱特性により、米飯の温度を
理想の炊飯温度曲線に制御し易く、おいしい米飯を炊飯
できるものである。
【0004】この炊飯器では、内枠51の底部をガラス
板52で塞いでいるため、ガラス板52での反射や吸収
による熱損失が大きく、ガラス板52の温度が高温にな
り、熱効率の低下が起こるため、その対策として鍋53
の底面をガラス板52の上面に密着状態に載置させる構
造にすることで対応している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の炊
飯器のように、熱効率を高めるためにガラス板と鍋を接
触させる構造にすると、ガラス板の量産バラツキによっ
て板厚が薄くなることがあり、鍋装着時に鍋とガラス板
が強く当接すると、ガラス板に過大な力が加わって破損
する可能性があった。また、異物の落下によってガラス
板が破損する危険性もあった。
【0006】本発明は、上記に鑑み、衝撃に対する安全
性を高め、さらに熱効率を高めた炊飯器の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、内枠3に、着脱自在な鍋4と、該鍋
4に間隔を置いて配置され電磁波を放射する炊飯ヒータ
5と、前記鍋4と炊飯ヒータ5との間に配され電磁波を
効率よく吸収する熱板6とが内装され、前記鍋4の装着
時に鍋4と熱板6とが密着するように熱板6を移動させ
る移動手段7を設け、該移動手段7として、図6の如
く、熱板6を上下動可能に支持するガイドピン18と、
熱板6を上方向に付勢するコイルばね20とから構成す
るものである。また、熱板6の鍋4側表面に、黒色化処
理を施してもよい。
【0008】また、図7の如く、炊飯ヒータ5からの電
磁波を鍋4に向けて反射する反射板21を設け、該反射
板21の外周部を熱板6に接触させる。
【0009】さらに、図10,11の如く、熱板6に炊
飯ヒータ5からの電磁波を鍋4に直接照射するための開
口30を設け、反射板21を外周反射板31と移動部材
としての上下動自在な中央反射板32に分割し、鍋4の
未装着時に中央反射板32によって前記開口30を塞ぐ
ものである。
【0010】
【作用】上記課題解決手段において、鍋4が未装着状態
のときは、コイルばね20によって熱板6が一定高さに
押し上げられている。そして、鍋4を内枠3に嵌入して
熱板6に載置すると、熱板6に荷重がかかり、熱板6は
鍋4に圧接されながら下降する。そのため、熱板6にか
かる衝撃は緩和される。そして、炊飯ヒータ5からの電
磁波を熱板6が吸収して、熱板6は直接鍋4に熱を伝え
る。
【0011】また、反射板21を設けることにより、内
枠3に向かう電磁波は熱板6に向けて反射される。しか
も、反射板21に発生した熱は熱板6に伝導され、炊飯
ヒータ5の熱を効率よく利用できる。
【0012】さらに、反射板21を2分割して、中央反
射板32を熱板6の開口30を塞ぐ移動部材とすること
によって、鍋4を装着したとき熱板6の開口30を通し
て、電磁波が鍋4に直射され、熱効率がよくなる。そし
て、鍋4の未装着時には熱板6の開口30は中央反射板
32により塞がれ、異物等は侵入しない。
【0013】そして、熱吸収のよい熱板6に対して、鍋
4側の表面に黒色化処理を施しておくと、熱板6より放
射する熱量が大きくなるので、鍋4と熱板6との接触状
態が悪くなっても熱効率の低下は起こらない。
【0014】
【実施例】
(第一実施例)本実施例の炊飯器は、図1の如く、有底
短円筒状の炊飯器本体1と、その上面開口を覆う開閉自
在な上蓋2とを備え、炊飯器本体1に取り付けられた内
枠3に、着脱自在に鍋4が収納され、鍋4の下方に電磁
波を放射する炊飯ヒータ5が配設されている。そして、
鍋4の底面に熱吸収、熱放射に優れた特性を有し炊飯ヒ
ータ5を保護する熱板6が密着して設けられ、鍋4の装
着時に鍋4と熱板6とが密接するように熱板6を移動さ
せる移動手段7が設けられている。なお、図中、8は操
作パネル、9はマイクロコンピュータ等を有する制御部
である。
【0015】内枠3は、図2の如く、上面が開口された
円筒形の容器であり、側面の下方に炊飯ヒータ5を挿入
するための一対の孔10が穿設されている。そして、炊
飯ヒータ5が放射する電磁波の95%以上を熱板6に向
けて反射するように、表面にアルミニウムメッキ等の電
磁波に対して高反射性を有する皮膜をコーティングする
か、あるいは、少なくとも内面に反射効率のよい光輝平
滑表面仕上げを施した鏡面光沢を有するアルミニウムま
たはアルミニウム合金、あるいは光輝アルミニウムめっ
き鋼板等の高反射性を有する耐熱性材料によって成形し
ている。すなわち、炊飯ヒータ5等からの熱輻射を閉じ
込める仕切り板の役割をしており、内枠3内の熱が炊飯
器本体1側に熱伝導することを防止する構造となってい
る。
【0016】炊飯ヒータ5は、図3の如く、可視光、赤
外光等の電磁波を放射して効率よく加熱を行う即熱性お
よび即冷性に優れた管形のハロゲンランプ等のランプヒ
ータを環状に曲成したものであり、内枠3の底面より上
方に支持されており、両端に形成された端子11が内枠
3の孔10から外部に突出している。
【0017】鍋4は、米や水を入れたり洗浄したりし易
いように着脱自在となっており、図4に示すように、底
面外周部が湾曲し上面が開口した短円筒形の容器であ
り、持ち運びしやすいように上縁4aが外周方向に折曲
されている。内表面には、清掃性の向上を図るためにフ
ッ素樹脂コーティングがされている。また、外表面に波
長0.3〜5.6μmまでの可視光から遠赤外線の電磁
波を吸収するとともに波長5.6〜25μmの電磁波を
反射するアルマイト加工等の黒色化処理を施せば、熱板
6から放射される電磁波を効率良く鍋4に吸収でき、熱
効率が向上する。
【0018】熱板6は、図5の如く、鍋4の底面が密着
して嵌まり込むように鍋4の底面と同形状の凹みを有す
る皿形に成型されたアルミニウム等の熱容量の少ない高
熱伝導性の金属板であり、上部にフランジ12が形成さ
れ、中央に温度センサ13を挿通する孔14が穿設され
ている。そして、炊飯ヒータ5に面した表面に、アルマ
イト加工等による黒色化処理が施されており、炊飯ヒー
タ5の放射する電磁波の95%以上を吸収して鍋4を加
熱するようになっている。
【0019】なお、黒色化処理としては、酸化ニッケ
ル、酸化銅、酸化クローム、酸化コバルト、酸化鉄等の
薄膜の半導体皮膜をアルマイト2次電解着色または塗料
塗装仕上げを行って選択吸収膜を形成したり、あるいは
選択吸収塗料を用いた皮膜、コバルト選膜やブラック選
膜による処理、黒色アルマイト処理、黒色耐熱性コーテ
ィング、セラミックコーティング等でもよい。
【0020】温度センサ13は内枠3の底面に立設され
た保護筒15に上下動自在に内装され、ばね16によっ
て保護筒15から突出するように上方に付勢されてお
り、鍋4が装着されたとき鍋4の底面に接触可能となっ
ている。
【0021】移動手段7は、図6の如く、熱板6を上下
動可能に支持するガイド体と、熱板6を上方向に付勢す
る弾性体とからなる。ガイド体は、熱板6のフランジ1
2に形成された孔17に挿通されたガイドピン18であ
り、ガイドピン18は、熱板6の円周方向に等間隔で3
本配置され、ガイドピン18が内枠3の上部に取り付け
られた円筒19のフランジ19aに挿通され、ガイドピ
ン18の上部にボルト18aを螺合してフランジ19a
で受けている。また、弾性体はガイドピン18に外挿さ
れたコイルばね20からなり、ガイドピン18の下端に
形成された円板18bと熱板6のフランジ12との間に
介装されている。これによって熱板6は内枠3に上下動
自在に吊支される。そして、ボルト18aを外すことに
より熱板6を炊飯器本体1から取り外し可能となる。な
お、円筒19は鍋4の外径よりやや大きい内径を有し、
内枠3の上部にシール部材を介して装着されている。
【0022】上記構成において、鍋4が未装着状態のと
きは、移動手段7のコイルばね20によって熱板6のフ
ランジ12が円筒19のフランジ19aに当接するまで
熱板6が押し上げられている。そして、鍋4を内枠3に
嵌入して熱板6に載置すると、熱板6に荷重がかかりコ
イルばね20が押し縮められる。熱板6は鍋4に圧接さ
れながらガイドピン18に沿って下降し、熱板6にかか
る衝撃がコイルばね20に吸収された後、熱板6に密着
された状態で鍋4が内枠3に装着される。このとき、鍋
4は内枠3より少し上方に突出した状態にあり、上蓋2
のパッキンに密着される。その後、炊飯を開始すると、
炊飯ヒータ5が熱板6を加熱し、熱板6が効率よく鍋4
に熱を伝える。
【0023】したがって、熱板6に過大な衝撃力や荷重
が印加しても、熱板6が移動することによって衝撃等を
吸収でき、熱板6が変形したり破損することを防止でき
熱板6の簿型化が可能となる。しかも、鍋4を装着して
いないとき熱板6は持ち上げられ、隅が曲面となってい
るので、清掃しやすい。また、熱板6は、従来の熱伝導
率の悪いガラス板に比べて熱伝導率の高い材料を使用す
ることができ、鍋4に合わせて成型することが可能とな
り、接触状態を良好にでき、熱効率がよくなる。そのた
め、即熱性および即冷性の炊飯ヒータ5の特性に合わせ
て良好な熱の応答性が得られ、おいしい米飯を炊飯する
ことができる。そのため、熱容量の少ない炊飯ヒータ5
を使用しても、十分な加熱を行なうことができ、省電力
化を図れる。
【0024】(第二実施例)第一実施例の炊飯器では、
熱板6に吸収されない炊飯ヒータ5からの電磁波が内枠
3内で反射を繰り返すうちに減衰したり、内枠3が熱を
吸収して、炊飯ヒータ5からの電磁波を有効に利用でき
なかった。
【0025】そこで、本実施例の炊飯器では、図7の如
く、内枠3内における炊飯ヒータ5の下方に、炊飯ヒー
タ5からの電磁波を効率よく鍋4に向けて反射する反射
板21を設けている。
【0026】反射板21は、図8の如く、下方に凸な放
物線状の曲面を有する皿形に成型され、上面にガイドピ
ン18に対応した孔22が穿設されたフランジ23を有
し、炊飯ヒータ5に面する表面に電磁波を効率よく鍋4
に向けて反射するアルミニウムメッキ等の表面処理が施
されている。中央部に温度センサ13を挿入する孔24
が、また側面下方に炊飯ヒータ5の端子11を挿入する
一対の孔25が穿設されている。そして、図9の如く、
反射板21の側面上部は熱板6に接触するように湾曲さ
れており、反射板21のフランジ23が熱板6のフラン
ジ12とコイルばね20の上端との間に介装されてい
る。これによって、反射板21の外周部は鍋4に接触
し、コイルばね20によって上方に押し上げられる構造
になっている。なお、他の構成は第一実施例と同じであ
る。
【0027】上記構成において、鍋4を熱板6に載置す
ると、熱板6に鍋4の荷重がかかって反射板21は熱板
6と密着しながらガイドピン18に沿って下降してい
く。その後、炊飯を開始すると、炊飯ヒータ5の電磁波
が直接熱板6に照射されて、熱板6を加熱するととも
に、他の方向に照射された電磁波は反射板21によって
熱板6に向かって反射される。また、反射板21に発生
した熱は熱板6との接触部分から熱板6に伝達される。
したがって、内枠3での電磁波による発熱がなくなり、
炊飯ヒータ5からの電磁波は無駄なく熱板6に伝えるこ
とができ、さらに熱効率を向上させることができる。
【0028】(第三実施例)第一および第二実施例の炊
飯器では、炊飯ヒータ5の失透現象を防止したり、内枠
3内の清掃性を高めるために熱板6を設け、炊飯ヒータ
5から放射される電磁波の輻射熱を熱板6や反射板21
を介して間接的に鍋4に伝達していた。このため、熱伝
達において介在物が存在するため、熱のロスが生じる可
能性があった。
【0029】そこで、本実施例の炊飯器は、図10,1
1の如く、熱板6に炊飯ヒータ5によって鍋4を直接照
射するための開口30を設け、反射板21を外周反射板
31と中央反射板32とに分けて構成し、中央反射板3
2を上下動可能な移動部材とし、鍋4の未装着時に、熱
板6の開口30を塞ぐようにしている。なお、鍋4の外
表面には、電磁波を効率良く吸収するようアルマイト加
工等の黒色化処理が施されている。
【0030】熱板6は、図12の如く、中央部に炊飯ヒ
ータ5の内径より小径の開口30が形成されており、鍋
4の未装着時に炊飯ヒータ5が直接見えないようになっ
ており、異物等の付着を防いでいる。なお、その他は第
一実施例の熱板6と同じである。
【0031】外周反射板31は、図13(a)の如く、
下方に凸な放物線状の曲面を有するリング状の皿形に成
型され、中央に熱板6の開口30と同径の孔33が形成
されている。そして、第二実施例の反射板21と同様、
側面上部が熱板6に密着され、なおかつ上下動可能とな
っている。
【0032】中央反射板32は、図13(b)の如く、
外周縁が盛り上がった円板とされ、熱板6の開口30や
外周反射板31の孔33よりも少し大きい外径となって
いる。そして、中央に中空の凸部34が突設され、温度
センサ13が挿入できるようになっており、凸部34の
上面の孔35からばね16によって上方に付勢された温
度センサ13が突出する。また、凸部34の内面と内枠
3の底面との間に反射板ばね36が保護筒15に外挿さ
れて介装されており、これによって中央反射板32は上
方に付勢され、熱板6の開口30を塞ぐ移動部材が構成
される。なお、各反射板31,32の材質、表面処理等
は第二実施例と同じである。
【0033】上記構成において、鍋4の未装着時、図1
0の如く、中央反射板32は反射板ばね36によって持
ち上げられ、中央反射板32の上面外縁が熱板6の開口
30の下面周縁に当接し、熱板6の開口30は塞がれ
る。また、温度センサ13はばね16によって持ち上げ
られ、保護筒15から突出して中央反射板32の凸部3
4に挿入されるが、凸部34より上方には突出していな
い。
【0034】鍋4を装着すると、図11に示すように、
鍋4の底面が中央反射板32の凸部34に当接して、中
央反射板32は押し下げられる。また、同時に温度セン
サ13も鍋4の底面に当接して、中央反射板32と共に
押し下げられ、熱板6の開口30が開いて炊飯ヒータ5
の電磁波が直接鍋4の底面を照射可能となる。このと
き、中央反射板32の外周縁は外周反射板31の孔33
の上面周縁に当接しており、これ以上下がらない。その
ため、鍋4が所定位置に装着されるように、凸部34の
高さ、外周反射板31の孔33の高さは設定されてい
る。
【0035】そして、炊飯ヒータ5からの電磁波は、熱
板6から鍋4、各反射板31,32から熱板6を介して
鍋4、直接鍋4へとそれぞれ伝わり、反射板のみの場合
に比べてさらに熱効率のよい加熱を行える。また、外周
反射板31に発生した熱は熱板6との接触部分を介して
熱板6に伝達され、中央反射板32に発生した熱は鍋4
に接触している凸部34の上面から伝達され、熱を効率
よく利用することができる。
【0036】このように、炊飯ヒータ5からの電磁波が
鍋4に直接照射するように熱板6の中央に開口30を設
けることによって、鍋4の底面が炊飯ヒータ5からの電
磁波を直接吸収し、熱効率が向上する。さらに、鍋4の
未装着時には中央反射板32によって熱板6の開口30
が塞がれるため、異物の侵入を防いで炊飯ヒータ5の失
透現象が防止できるとともに内枠3内の清掃性が向上す
る。
【0037】(第四実施例)上記炊飯器では、炊飯ヒー
タ5の熱の大部分は熱板6を介して鍋4に熱伝導される
ものであったため、米等の異物が熱板6と鍋4の間に挟
まって鍋4と熱板6との接触状態が悪くなると、熱効率
が低下するといった問題があった。
【0038】そこで、本実施例の炊飯器では、熱板6の
鍋4側の外表面にもアルマイト加工等による黒色化処理
を施しており、熱板6の鍋4側表面からの熱輻射の放射
率を大きく(ほぼ1)している。
【0039】したがって、米等の異物が熱板6と鍋4の
間に入って熱板6と鍋4の接触状態が悪くなっても、熱
輻射によって熱板6から鍋4に熱が移動するので、熱効
率の低下は起こらず、おいしい米飯の炊飯を行うことが
できる。
【0040】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正
および変更を加え得ることは勿論である。例えば、移動
手段は、コイルばねによって熱板等の移動する部材を吊
り下げる機構にしてもよい。また、コイルばねを弾性ゴ
ムとしてもよい。さらに、熱板をコイルばね等の弾性体
によって内枠の底面から上方に向けて付勢してもよい。
この場合、移動手段の部品点数が減少し、コストダウン
となる。さらにまた、熱板と反射板と炊飯ヒータとをユ
ニットとして一体化し、移動手段の弾性体によって上方
に付勢してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
および2の発明によると、熱板を移動させる移動手段を
設けることによって、鍋装着時の衝撃や異物の落下によ
る衝撃が緩和されるため、熱板の破損を防止して衝撃に
対する安全性を高めることができる。このことから、熱
板の強度上の制約が緩くなるので、熱板を薄くすること
ができ、熱伝導しやすくなり、熱効率の向上となる。さ
らに、熱板を鍋に密着させる構造にすることによって、
熱効率を高め、おいしい米飯の炊飯ができる。
【0042】請求項3によると、反射板を設けることに
よって熱を有効に利用して熱効率を高め、さらに反射板
を熱板の外周部に接触させる構造にすることにより、反
射板の熱をも熱板を介して鍋に伝えることができるの
で、熱効率が向上する。
【0043】請求項4によると、熱板に炊飯ヒータから
の電磁波を鍋に直接照射するための開口を設けることに
よって、炊飯時には熱源からの電磁波が鍋に直射するた
め熱効率が向上する。さらに、鍋の装着時に熱板の開口
を塞ぐ移動部材を設けることによって、炊飯ヒータの失
透現象が防止できるとともに内枠内部の清掃性が向上す
る。
【0044】請求項5によると、熱板の鍋側表面にも黒
色化処理が行われているので、鍋側からの熱板の放射率
が大きくなる。したがって、米等の異物が熱板と鍋の間
に挟まり熱板と鍋の接触状態が悪くなっても、熱効率の
低下は起きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の炊飯器の断面図
【図2】内枠の斜視図
【図3】炊飯ヒータの斜視図
【図4】鍋の斜視図
【図5】熱板の斜視図
【図6】移動手段の構成を示す図
【図7】第二実施例の炊飯器の断面図
【図8】反射板の斜視図
【図9】第二実施例の移動手段の構成を示す図
【図10】第三実施例の鍋未装着時の炊飯器の断面図
【図11】鍋装着時の炊飯器の断面図
【図12】熱板の斜視図
【図13】(a)は外周反射板の斜視図、(b)は中央
反射板の斜視図
【図14】従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
3 内枠 4 鍋 5 炊飯ヒータ 6 熱板 7 移動手段 18 ガイドピン 20 コイルばね 21 反射板 30 熱板の開口 32 中央反射板 36 反射板ばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内枠に、着脱自在な鍋と、該鍋に間隔を
    置いて配置され電磁波を放射する炊飯ヒータと、前記鍋
    と炊飯ヒータとの間に配され電磁波を効率よく吸収する
    熱板とが内装された炊飯器において、前記鍋の装着時に
    鍋と熱板とが密着するように熱板を移動させる移動手段
    が設けられたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 移動手段は、熱板を上下動可能に支持す
    るガイド体と、熱板を上方向に付勢する弾性体とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 炊飯ヒータからの電磁波を鍋に向けて反
    射する反射板が設けられ、該反射板の外周部が熱板に接
    触されたことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 熱板に炊飯ヒータからの電磁波を鍋に直
    接照射するための開口が設けられ、鍋の未装着時に前記
    開口を塞ぐ移動部材が設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 熱板の表面のうち少なくとも鍋側に面し
    た表面に、黒色化処理が施されたことを特徴とする請求
    項1記載の炊飯器。
JP15904395A 1995-06-26 1995-06-26 炊飯器 Pending JPH0910097A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180093A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Zojirushi Corp 加熱調理器

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JP2013180093A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Zojirushi Corp 加熱調理器

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