JPH08173315A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JPH08173315A
JPH08173315A JP32547194A JP32547194A JPH08173315A JP H08173315 A JPH08173315 A JP H08173315A JP 32547194 A JP32547194 A JP 32547194A JP 32547194 A JP32547194 A JP 32547194A JP H08173315 A JPH08173315 A JP H08173315A
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JP
Japan
Prior art keywords
inner pot
heat
heater
rice cooker
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP32547194A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobue Shimamura
信枝 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】炊飯ヒータにハロゲンランプ等を用いた保温機
能を有する電気炊飯器において、炊飯ヒータの耐久性と
保温の熱効率と炊飯の温度制御の精度を向上する。 【構成】炊飯ヒータのハロゲンランプの電磁波を反射す
る反射板の形状を凹状にして内釜を均一加熱し、保温ヒ
ータの抵抗線を反射板に接触して配設することにより保
温時の熱効率を向上する。炊飯ヒータに異物の入らない
ように耐熱性の大きい結晶化ガラスの透過板を設け、さ
らに内釜と透過板を接触させて炊飯ヒータ周辺の熱や透
過板の熱を接触熱伝達により透過板から内釜に効率よく
伝達して炊飯ヒータの過熱を防止し耐久性を高める。内
釜を炊飯器本体に載置するとき透過板への衝撃を緩和す
るために透過板を支持する弾性体の緩衝機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源にハロゲンランプ
等を用いた保温機能を有する電気炊飯器に関するもの
で、熱源の寿命と炊飯制御性と保温効率の向上を図った
電気炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲンランプ等を熱源とする炊飯ヒー
タの電磁波を直接あるいは反射により内釜に照射する電
気炊飯器において、炊飯ヒータ周辺に異物が混入したり
付着したりしないように内釜と炊飯ヒータとの間に電磁
波を透過するガラスを材料とする透過板を設けたもの
が、特願平5ー185950号に開示されている。この
ような、電磁波を利用した電気炊飯器においては、電気
炊飯器本体の上蓋と外釜の周囲に設けられたコード状の
発熱線を保温ヒータとする一般的な電気炊飯器とは異な
り、炊飯ヒータを利用する事が考慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電気炊飯器
の例について、本発明の実施例の説明図である図1を用
いて説明すると、内釜5とハロゲンランプ8との間には
透過板12が設けられている。
【0004】従って、透過板と内釜との間に空気層があ
り、この空気層によりハロゲンランプ周辺の熱が上部の
内釜に伝達しにくくハロゲンランプが過熱してその寿命
が短くなり、また、空気層の熱の蓄積により内釜の温度
をオンオフ制御するとハンチングがおおきくなって内釜
の温度制御をすることが難しかった。
【0005】さらに、ハロゲンランプで保温を行うと保
温に要する熱量は炊飯に比べて小さくハロゲンランプの
電源投入と遮断を長時間に渡って頻繁に繰り返す必要が
あり、ハロゲンランプや周辺の回路素子の寿命を短くし
ていた。
【0006】本発明はこれらの課題を解決し熱効率が高
く温度制御が容易で炊飯ヒータの寿命の長い電気炊飯器
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハロゲンラン
プ等の電磁波の照射による炊飯ヒータを熱源とする電気
炊飯器において、該炊飯ヒータの電磁波を内釜に反射す
る反射板を設けると共に該炊飯ヒータと内釜との間に透
過板を設け、該反射板に抵抗線の保温ヒータを接触して
配設することを特徴とする電気炊飯器である。
【0008】また、本発明はハロゲンランプ等の電磁波
の照射による炊飯ヒータを熱源とする電気炊飯器におい
て、該炊飯ヒータの電磁波を内釜に反射する反射板を設
けると共に該炊飯ヒータと内釜との間に透過板を設け、
透過板に内釜が接触して載置されるように配設すること
を特徴とする電気炊飯器である。
【0009】
【作用】抵抗線からなる保温ヒータを反射板に接触して
配設することにより保温ヒータの発生する熱はすみやか
に反射板全般に伝達し、保温ヒータに比べ面積の十分に
大きい反射板から放熱されて上部の内釜に効率良く伝達
される。従って、炊飯ヒータを保温用に用いる必要がな
い。なお、炊飯ヒータの反射板の断面の形状を凹状にす
ることにより炊飯ヒータの電磁波の反射を平均化して内
釜を均一加熱する。さらに、内釜の温度センサーを中心
に円環状に反射板を配設することより温度センサーへの
電磁波の直接入射を防止し、温度検出精度を上げること
ができる。
【0010】さらに本発明では、炊飯ヒータと内釜との
間に設けた透過板と内釜が接するようにしたので透過板
と内釜との間には熱の蓄積される空気層がなくなり、炊
飯ヒータ周辺の熱は透過板から内釜に効率よく接触熱伝
達されるので、保温用に炊飯ヒータを用いても過熱もな
く内釜の温度制御も容易となる。
【0011】なお、米と水の入った内釜を勢いよく炊飯
器本体に設置しても透過板を支える緩衝機構を設けたの
で緩衝機構のスプリングによる弾性力により内釜は結晶
化ガラスの透過板を破損することなく炊飯器本体に載置
される。
【0012】
【実施例】本発明を図に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の第一の実施例を示す電気炊
飯器の概略の断面図であり、炊飯器本体1には電磁波を
反射する金属製の反射板で形成される外釜2とそれを取
り巻く断熱材3が内装されている。上蓋4を開くと内釜
5があり、内釜5にはその取り出しのための少なくとも
2個のとって6が取り付けられており、それらのとって
6に対応して外釜2の最上部の周縁には円環状に内釜支
持体7が設けられ、とって6を支えて米と水の入った内
釜5を吊り下げるようになっている。
【0014】外釜2の底部にはハロゲンランプやキセノ
ンランプ等の電磁波を熱源とする円環状に形成された炊
飯ヒータ8が設けられている。断面凹状であって、放射
される電磁波を反射して内釜5に照射するためのアルミ
ニウム等の金属製の鏡面仕上げの反射板9が温度センサ
ー10を囲むようにドーナツ状あるいは円環状に設けら
れている。温度センサー10は内釜5の底部に接触して
その温度を検出し、炊飯や保温のための温度制御を行う
もので、外釜2の底部中心に立設されており、反射板9
により炊飯ヒータ8の発生する熱の影響を受けることが
ない。また、反射板9は電磁波の反射を均一化し、内釜
5や炊飯ヒータ8や周辺の局部過熱を防止する。
【0015】反射板9にはさらにシーズヒータ等の抵抗
線からなる保温ヒータ11が絶縁されて反射板9に接触
するように接着されたりかしめられたりして取り付けら
れている。反射板9にはまた保温ヒータ11の接触熱伝
達を効率的にするためと取り付けを容易にするために保
温ヒータ11に沿って断面が半円状の溝15が設けられ
ている。
【0016】炊飯ヒータ8を内装し保温ヒータ11を設
けた反射板9は外釜2に固定され、それらの上部に蓋を
するように温度センサー10のための円形の孔があけら
れた透過板12があり、透過板12は外釜2に沿って取
り付けられた円環状の透過板支持体13の上に取り付け
られている。
【0017】透過板12を設ける目的は炊飯ヒータ8や
反射板9の周辺に水や米飯、炊飯時の米汁等の異物が入
らないようにするためと外部の何らかの衝撃から炊飯ヒ
ータ8を守るためであるが、蓋をすることにより炊飯ヒ
ータ8の周辺には熱がこもる。このため、透過板12と
しては、耐熱性があり機械的な強度を保ちつつ蓄積され
た熱を上部の内釜5に効率よく伝達して炊飯ヒータ8の
過熱を防ぐものが必要であるが、結晶化ガラスで厚みが
4mm以下、3mm程度が最も望ましい。透過板12に
日本電気硝子(株)製ネオセラムN−0の3mm厚の結
晶化ガラスを使用した場合には、炊飯ヒータの表面温度
は626℃にもなっているが結晶化ガラスはこれらの周
辺の熱を上部に効率良く伝達する。透過板12は外釜2
の内周に取り付けられた透過板支持体13に支持されて
おり、上部には約5mmの空間を隔てて内釜5がある。
【0018】このような構成によれば、炊飯時に炊飯ヒ
ータ8の熱が効率良く内釜5に伝達されるばかりでな
く、保温時においても保温ヒータ11の熱が効率良く伝
達される。保温ヒータ11の熱は反射板9により全面に
伝達され、内釜底部に効率良く放射されると共に、透過
板12を介しても上述のように効率良く熱伝達される。
従って、炊飯ヒータであるハロゲンランプを用いず、保
温を効率良く行う事ができる。また、炊飯ヒータ8を保
温用に使用した場合でも、熱伝達が上述のように効率良
く行われるので、温度ハンチングも小さく、また炊飯ヒ
ータ8が過熱する事もない。
【0019】図2は本発明の第二の実施例を示す電気炊
飯器の概略の断面図である。
【0020】この例では透過板12を経て炊飯ヒータ8
の周辺の熱が内釜5に接触熱伝達するように内釜5の底
部と透過板12とが接している。外釜2には、透過板1
2を接触させるための上方に透過板12を支持し、かつ
内釜5を外釜2の内部に載置するときの衝撃を緩和する
ためのスプリング等の弾性体からなる緩衝機構14を設
けている。
【0021】図3は緩衝機構14の配置を示す配置図で
あり、炊飯ヒータ8の外周に3個のスプリング等からな
る緩衝機構14が均等に外釜2に取り付けられている。
【0022】図4は緩衝機構14周辺の断面図であり、
炊飯ヒータ8を内装して鍋状の反射板9があり、炊飯ヒ
ータ8の外周に反射板9の一部を穿ち、スプリング等の
弾性体の緩衝機構14が透過板12を押し上げるように
なっている。
【0023】この緩衝機構14は内釜5を透過板12に
載置していないときには透過板12を全体に上の方に持
ち上げており、米と水の入った内釜5を電気炊飯器本体
1のなかに載置しようとすると内釜5の底を透過板12
で受けて衝撃を和らげながら透過板12が透過板支持体
13に保持されるまでの緩衝効果を有している。
【0024】結晶化ガラスの透過板12は乳白色を呈し
ており炊飯ヒータ8の放射する熱量の約10%が透過板
12で阻止されて透過板12を昇温し、しかも炊飯ヒー
タ8周辺の空気層の熱の対流伝熱も妨げるので透過板1
2の温度上昇が激しいが、内釜5と透過板12を接触さ
せることによりこれらの熱は接触熱伝達によって効率的
に内釜5に伝達されて炊飯ヒータの過熱が防止される。
さらに、透過板12と内釜5との間の空間がなくなるの
でその空気層に蓄積される熱もなくなり炊飯ヒータ8を
オンオフ制御しても内釜5の温度は大きくハンチングす
ることなく温度制御が容易になる。
【0025】この構成によれば、炊飯ヒータ8のみによ
り、保温を行うこともできるが、保温ヒータ11を用い
る場合でもより効率良く熱伝達を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1のように、炊飯ヒータの電磁波
を内釜に反射する反射板に保温ヒータを接触して配設し
たことにより、炊飯ヒータを用いる事なく、効率良く保
温を行うことができる。
【0027】また、内釜と透過板とを接触させることに
より内釜と透過板との間の空間に熱が蓄積することがな
く保温時でも炊飯ヒータの過熱を防止し、内釜の温度制
御が容易となって蒸らし時の焦げ付きが防止されるばか
りでなく、炊飯ヒータの寿命も長くすることができる。
【0028】内釜と透過板との接触に対して緩衝機構を
設けたので、米と水の入った内釜を勢いよく電気炊飯器
に載置しても透過板である結晶化ガラス等を傷つけたり
破損したりすることがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例による電気炊飯器の概略
断面図。
【図2】本発明の第二の実施例による電気炊飯器の概略
断面図。
【図3】本発明に用いられる緩衝機構の配置図。
【図4】本発明に用いられる緩衝機構周辺の断面図。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 外釜 5 内釜 6 とって 7 内釜支持体 8 炊飯ヒータ 9 反射板 11 保温ヒータ 12 透過板 13 透過板支持体 14 緩衝機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲンランプ等の電磁波の照射による
    炊飯ヒータを熱源とする電気炊飯器において、該炊飯ヒ
    ータの電磁波を内釜に反射する反射板を設けると共に該
    炊飯ヒータと内釜との間に透過板を設け、該反射板に抵
    抗線の保温ヒータを接触して配設することを特徴とする
    電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 透過板は結晶化ガラスとし厚みをほぼ4
    mm〜3mm前後とすることを特徴とする請求項1記載
    の電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 ハロゲンランプ等の電磁波の照射による
    炊飯ヒータを熱源とする電気炊飯器において、該炊飯ヒ
    ータの電磁波を内釜に反射する反射板を設けると共に該
    炊飯ヒータと内釜との間に透過板を設け、透過板に内釜
    が接触して載置されるように配設することを特徴とする
    電気炊飯器。
  4. 【請求項4】 内釜を載置するときの透過板への衝撃を
    防止するために透過板を支持するためのスプリング等の
    弾性体からなる緩衝機構を設けたことを特徴とする請求
    項3記載の電気炊飯器。
JP32547194A 1994-12-27 1994-12-27 電気炊飯器 Pending JPH08173315A (ja)

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JP32547194A JPH08173315A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 電気炊飯器

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JP32547194A JPH08173315A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 電気炊飯器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103494503A (zh) * 2013-10-12 2014-01-08 周齐佑 光波电饭煲
CN104807179A (zh) * 2015-04-15 2015-07-29 肖元斌 光波壁挂炉
CN107912960A (zh) * 2016-10-10 2018-04-17 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 外锅组件和烹饪器具

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CN104807179A (zh) * 2015-04-15 2015-07-29 肖元斌 光波壁挂炉
CN104807179B (zh) * 2015-04-15 2018-04-27 肖元斌 光波壁挂炉
CN107912960A (zh) * 2016-10-10 2018-04-17 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 外锅组件和烹饪器具
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