JP3179980B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保温機能を有する炊飯
器、特に炊飯器の加熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器はアルミダイカスト等から
なる内釜を用い、かつ、内釜の加熱にシーズヒータを使
用して炊飯を行っていたが、上記の内釜とシーズヒータ
とが有する熱容量が大きく、アルミダイカストは熱の反
射率が大きいために、火力の応答性が悪くなっていた。
【0003】そこで近年、内釜の加熱にハロゲンヒータ
等の光輝ヒータを用いるものが提案されている。しかし
ながら、光輝ヒータを内釜の下部に直接配設した場合、
光輝ヒータ表面の石英ガラスは強度が弱く異物の落下に
弱いため破損しやすく、かつ、石英ガラスに炊飯米等の
異物が付着すると、異物に含まれるナトリウムイオンが
石英と反応して、石英ガラスが曇るという失透現象が起
こっていた。
【0004】他方、ハロゲンヒータより耐久性が強い光
輝シーズヒータやカンタルスーパヒータの様に、炊飯時
の表面温度が800〜2000℃になるヒータを用いても、表
面温度が400〜600℃程度の一般的なシーズヒータと比べ
ると、ハロゲンヒータと同様に強度は弱く異物の付着に
よる腐食劣化が生じていた。以上の理由から透過板によ
って、光輝ヒータへの異物の進入を防ぎ汚れを防止しよ
うとする目的で、本出願人は特願平5−316147号
において光輝ヒータと内鍋との間に透過板を設けた炊飯
器を提案した。
【0005】特願平5−316147号を、図6に示し
説明すると、炊飯器本体1の中には、内鍋3と、この内
鍋3に着脱自在に収納される内釜4と、内釜4下部に当
接する温度検知部5と、内釜4下方に位置する炊飯用の
光輝ヒータ8とが配設されている。上蓋2は、中空状に
形成され、炊飯器本体1の上面に開閉自在に設けられて
おり、内部に保温ヒータ10が配設されている。上蓋2
の下面には、内釜4の開口部を覆う内蓋9が取り付けら
れている。さらに、内釜4と光輝ヒータ8との間に、光
輝ヒータ8から放射される電磁波を透過し対衝撃性を有
し、内鍋3の底面全域を覆う板ガラスからなる透過板7
を水平に配設した。
【0006】なお、内釜4の外表面には、熱効率を上げ
るために光輝ヒータ8から放射された波長0.3〜5.
6μmの電磁波を吸収する選択吸収膜が形成されてい
る。内鍋3の内表面は、光輝ヒータ8から放射される電
磁波を反射して加熱効率を高めるために、光輝平滑表面
処理を施している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、透過板
7は平板状であって内鍋3の底面上方を全域にわたり水
平に覆うため透過板7は大きくなって、透過板7で吸収
される電磁波の損失が無視できない値となり、光輝ヒー
タ8から放射される電磁波エネルギーの内釜4への加熱
効率を低下させていた。
【0008】具体的には、内釜内の炊飯用水を加熱する
加熱効率は透過板7がないときは約80%であるのに対
して、透過板7ありでは63〜70%となり、加熱効率
が1〜2割も低下するという欠点があった。
【0009】さらに、内鍋3の光輝平滑表面によって、
光輝ヒータ8から放射される電磁波を反射させていた
が、この場合でも内鍋3が全ての電磁波を反射できずに
電磁波を吸収しており、加熱効率を低下させていた。
【0010】本発明は、加熱効率の低下を抑えつつ、光
輝ヒータへの異物の付着を防止する機能を備えた炊飯器
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の炊飯器は、炊飯器本体内部に、電磁
波吸収膜を外表面に備えた内釜と、該内釜を加熱するた
めの光輝ヒータと、該内釜と該光輝ヒータとを内設した
内鍋と、該内釜の温度を測定する温度検知部とを配設し
た炊飯器において該光輝ヒータの上面のみを覆い、該光
輝ヒータから放射される電磁波を透過する透過用カバー
と、該光輝ヒータの側面及び下面を覆い、該光輝ヒータ
から放射される電磁波を反射する反射用カバーとを備
え、該透過用カバーと該反射用カバーとによって該光輝
ヒータを包囲して形成したヒータユニットを備えてなる
ものである。
【0012】又、請求項2記載の炊飯器は、上記上面カ
バーを凸状に成形したことを特徴とするものである。
【0013】さらに、請求項3記載の炊飯器は、上記ヒ
ータユニットの外周部から上記内鍋の側面までを覆い、
液溜部を有した着脱可能な外周カバーを備えてなること
を特徴とするものである。
【0014】さらに又、請求項4記載の炊飯器は、上記
外周カバーに複数の通風孔を穿設し、該通風孔の下方の
内鍋上に送風機を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0015】加えて、請求項5記載の炊飯器は、上記光
輝ヒータ側面から上記内鍋の側面までを覆い、上記内釜
に当接し、該光輝ヒータから放射される電磁波を反射す
る反射板を備えてなることを特徴とするものである。
【0016】さらに加えて、請求項6記載の炊飯器は、
上記透過用カバーの表面に、該光輝ヒータから放射され
る電磁波を透過する白色膜を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0017】
【作用】上記のようにして構成された炊飯器において、
請求項1によれば、光輝ヒータの上面のみを覆う光透過
性の透過用カバーと、光輝ヒータの下面を覆う反射用カ
バーとを備えることにより、透過用カバーによって光輝
ヒータへの異物の落下及び付着が防がれ、光輝ヒータの
破損、失透化が防止される。さらに、反射用カバーが光
輝ヒータから下方に放射される電磁波を反射させて、内
釜を効率よく加熱する。
【0018】請求項2によれば、上記透過用カバーを凸
状に成形したため、落下した異物が付着しにくい。
【0019】請求項3によれば、外周カバーが液溜部を
有し、ヒータユニットの外縁部を覆うために、液状落下
物が液溜部に溜められ、内釜底面に付着することを防
ぐ。
【0020】請求項4によれば、上記外周カバーに通風
孔を有し、該通風孔の下方に送風機を備えることによ
り、外周カバー下方の空間の加熱された空気が内釜に当
てられ、外周カバー下方に放射された熱を有効に利用で
き加熱効率を向上される。
【0021】請求項5によれば、光輝ヒータ側面と内鍋
側面とを覆い、電磁波を反射する反射板によって、電磁
波は反射されて内釜に放射され、他方、反射板と内釜と
の当接部で内釜を支持するとともに当接するので当接部
からの熱伝導によって、反射板の熱が内鍋に伝導され加
熱効率が向上する。
【0022】請求項6によれば、透過用カバー表面を半
透明にしたことにより、内釜を取り外した状態で上方か
ら見ると、ヒータユニット内部が隠されてすっきりす
る。
【0023】
【実施例】以下、実施例について図1〜図3を参照して
説明する。なお、以下の実施例において従来例と同一部
分には同一符号を付す。
【0024】図1は、本発明における第1の実施例の側
断面図である。炊飯器は、有底の円筒の炊飯器本体1と
炊飯器本体1の上面開口部を覆う上蓋2とを備えてい
る。さらに、炊飯器本体1内部には、断熱用の外鍋20
と、外鍋20内に収容される内鍋3と、内鍋3の内部に
着脱自在に装着される内釜4と、内釜4を加熱するヒー
タユニット6と、ヒータユニット6の外周部と内鍋3の
側面との間を覆う外周カバー18とが配設されている。
【0025】上蓋2は中空上に形成されており、その内
部には保温ヒータ10が配設されており、内蓋9は内釜
4の上面開口部を覆うために設けられている。
【0026】内釜4はアルミニウム又はアルミニウム合
金等の金属から成形され、底部の中央が平坦に成形され
ており内鍋3に対して周囲に空間を存して収納されてい
る。内釜4の外表面には黒色の選択吸収膜17が形成さ
れ、内表面にはフッ素樹脂コーティング層11が形成さ
れており、これら表面処理の詳細は後述する。
【0027】外鍋20は炊飯器本体1の内側に配設さ
れ、外鍋20の内側には一定の空間を存して内鍋3が配
設されている。すなわち、外鍋20は炊飯器本体1外と
の断熱効果を高める役割をしている。そのため、外鍋2
0の素材としては熱反射効率が高く耐熱性で鏡面光沢の
あるもの、たとえばSUS430等のステンレス鋼板、
アルミニウムメッキ鋼板、アルミニウム板を用いる。こ
の外鍋20によって内鍋3が挿入される空間に熱が伝わ
り難くなり炊飯器本体1の外表面が高温になるのを防い
でいる。
【0028】なお、さらに改良を加えて外鍋20と内鍋
3を一体化してその内部の空間を真空構造にすると効果
的な断熱層となり、内釜4への加熱効率が向上する。
【0029】内鍋3は、内表面に反射効率の良い金属か
らなる光輝平滑表面処理を施した鏡面光沢を有するアル
ミニウム又はアルミニウム合金、或いは光輝アルミニウ
ムメッキ鋼等により構成されている。その表面には耐久
性のある耐熱、耐食性の透明皮膜SiO2ゾルゲルコー
トを1〜10μm程度の膜厚で施すものである。なお、
透明皮膜SiO2ゾルゲルコートは、優れた電磁波透過
性を有するものであり、熱吸収損失も少ない上に密着
性、耐食性が優れ、保護膜としての効果が大きい。
【0030】ヒータユニット6は、内釜4の下方の内鍋
3の底面上に、内釜4の下部と空間を存して配設されて
いる。又、ヒータユニット6は、上面部は光輝ヒータ8
の上方のみを覆う透過用カバー6aと、下面部は光輝ヒ
ータ8の側面及び下面を覆う反射用カバー6bとによっ
て中空に形成され、光輝ヒータ8を内設している。
【0031】すなわち、光輝ヒータ8は、透過用カバー
6aと反射用カバー6bとにより密閉されている。ま
た、透過用カバー6aは、耐熱性、耐衝撃性の透明なガ
ラスからなり、凸レンズ状に成形されたものである。他
方、反射用カバー6bは、半球形状に成形された耐熱性
かつ耐衝撃性のガラスからなり、光輝ヒータ8から放射
される電磁波を反射するために反射膜が全面に形成され
ている。さらに、反射用カバー6bには、光輝ヒータ8
を固定し光輝ヒータ8の電極端子を通すための2つの端
子孔6cが穿設されている。これにより、図示しない配
線によって光輝ヒータ8に給電される。
【0032】図示しないが、温度検知器はヒータユニッ
ト6の温度を検知するために、ヒータユニット6の側面
に当接して設けられている。ヒーターユニット6の外周
部には、内釜4からふきこぼれた液状落下物等を溜める
液溜部18aと、通風孔18bを備えた外周カバー18
が設けられている。外周カバー18は、外周部が内鍋3
の側面と、内周部はヒーターユニット6とに当接して着
脱可能に配設されている。ガイド部材18cは、内鍋3
の底面に液状落下物が落ちるのを防ぐために、通風孔1
8bに取り付けられている。
【0033】さらに、通風孔18bを介して内釜4に送
風する送風機19が、内鍋3内面の底外周部に配設され
ている。また、内鍋3上の送風機19の下部近傍には、
複数の送気孔3aが穿設されている。送風機19は、ヒ
ーターユニット6と外周カバー18とによって囲まれる
空間21から光輝ヒータ8によって加熱された空気を、
ヒーターユニット6と内釜4との間の空間22に移動さ
せる。
【0034】図2に内釜4の側断面の構造を示した。内
釜4の内面には清掃性の向上を図るためのフッ素樹脂コ
ーティング層11が形成されており、これによって内釜
内部に付着した炊飯米も容易に洗い落とすことができ、
炊き上がりの炊飯米の掻き混ぜも容易になる。この内釜
4の外表面には波長0.3〜5.6μmの電磁波を吸収
すると共に、波長5.6〜25μmの電磁波を反射する
特性を備えた選択吸収膜17を形成するものである。
【0035】さらに、より具体的な内釜4の拡大断面図
を図3に示した。アルミニウム材により成形された内釜
4の内面には、前処理層14を形成し、前処理層14の
上にフッ素コーティング層11を形成している。これに
よって内釜4内に付着した炊飯米も容易に洗い落とすこ
とができる。一方、内釜4の外面は、光沢を有する平滑
面に形成されており、前処理と脱脂処理を行った後、酸
洗いしアルマイト処理を施してアルマイト処理層16を
形成した後、ニッケル等の塩類で二次電解着色により黒
色の選択吸収膜17を形成する。
【0036】なお、選択吸収膜17として他には、アル
ミニウム以外の金属母材に選択吸収能を有するコバルト
選膜やブラッククローム選膜処理等がある。また選択吸
収性はないが熱吸収性の優れた黒色アルマイト処理、黒
色耐熱性コーティング・セラミックコーティングを用い
てもよい。
【0037】このような構成の炊飯器において、内釜4
に洗米と水を投入した上で、図外の炊飯開始ボタンを押
すと、光輝ヒータ8と保温ヒータ10は通電された瞬間
から発熱を開始し内釜4に加熱する。炊飯が終了し温度
検知部が動作点に達すると、一旦、全てのヒータへの給
電が停止される。
【0038】ヒータ停止後、高温となっていた内釜4の
外面から次第に放熱し、温度検知部の感知温度が保温温
度まで低下すると、光輝ヒータ8と保温ヒータ10とに
より炊き上げられた米を一定の温度に保温する。これら
の炊飯時及び保温時には図示しない制御部が、温度検知
部から得られる温度データに基づき、光輝ヒータ8と保
温ヒータ10との入力を制御している。
【0039】光輝ヒータ8から放射された電磁波は、透
過用カバー6aを透過して内釜4に放射されるか、反射
用カバー6bの下面によって反射された後、同様に透過
用カバー6aを透過して内釜4に放射される。
【0040】図4に第2の実施例を示す。ヒータユニッ
ト6は、凸状の透過用カバー6aと、光輝ヒータ8と、
反射板24と、温度検知部5とから構成される。
【0041】反射板24の底面部は、平らになって内鍋
3底面上に当接しており、反射板24の底面中心部に
は、温度検知部5を取り付けるための開口部が設けられ
ている。一方、反射板24の上端部は円筒状になってお
り、内釜4の底面よりやや上の所で内釜4の側面に当接
している。
【0042】温度検知部5は、円柱状の本体部5aと、
本体部5aの上面部に温度検知センサー5bを有し、開
口部6dから透過用カバー6aの開口部を貫通して、内
釜4の底面中央部に接するように配設されている。温度
検知部5が、内鍋4に直接接しているために内釜4の正
確な温度が測定できる。なお、光輝ヒータ8の電極は温
度検知部5の本体部5a内に挿入されており、図示しな
い配線によって給電されている。
【0043】光輝ヒータ8から放射された電磁波は、透
過用カバー6aを透過して内釜4に放射されるか、反射
用カバー6bによって反射された後、同様に透過用カバ
ー6aを透過して内釜4に放射される。さらに、光輝ヒ
ータ8によって加熱された熱がヒータユニット6から反
射板24に伝導した後、反射板24の内釜4への当接部
から内釜4に熱伝導して内釜4を加熱する。これによっ
て、内鍋3の側面部に電磁波が当たらず、内鍋3で吸収
される熱が減少し効率的な加熱ができる。
【0044】図5は第3の実施例であり、第2の実施例
と異なる部分はヒータユニット6の形状である。ヒータ
ユニット6は、凸状の透過用カバー6aと、光輝ヒータ
8と、反射板24と、反射用カバー6bと、温度検知部
5とから構成されている。
【0045】透過用カバー6aは、耐熱、耐衝撃性ガラ
スを素材とし、凸状に成形されている。一方、反射板2
4の上部は、内釜4を支持するとともに伝熱効果を向上
させるために、内釜4の側面下部の曲面と同形状に成形
されている。これに対して、反射板24下部の形状は、
ヒータユニット6の外周部に当接する無底の円筒状に成
形されている。
【0046】反射用カバー6bは、耐熱、耐衝撃性ガラ
スを素材とし、反射膜がコーティングされ、皿状に成形
されている。温度検知部5は、内釜4の底面中央部に接
するように内鍋3底面上に配設されていおり、光輝ヒー
タ8は、温度検知部5の中央部に取り付けられており、
透過用カバー6aと反射用カバー6bとにより密閉形成
されている。
【0047】光輝ヒータ8から放射された電磁波は、透
過用カバー6aを透過して内釜4に放射されるか、反射
用カバー6bによって反射された後、同様に透過用カバ
ー6aを透過して内釜4に放射される。さらに、光輝ヒ
ータ8によって加熱された熱がヒータユニット6から反
射板24に伝導した後、反射板24の内釜4への当接部
から内釜4に熱伝導して内釜4を加熱する。
【0048】上記全ての実施例で用いる光輝ヒータ8と
しては、ハロゲンヒータを用いるが、カンタルスーパヒ
ータ、石英ガラス管ヒータ、光輝シーズヒータ等を用い
てもよい。さらに、上記全ての実施例において、透過用
カバー表面を電磁波の透過に支障のない白色の耐熱セラ
ミックインクによって、半透明にしてもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1によれば、透過用カバーと反射
用カバーとによって光輝ヒータを包み込んで密閉形成し
たヒータユニットを備えることにより、光輝ヒータから
内鍋の底面方向に放射された電磁波は、反射用カバーに
よって反射された後、透過用カバーを透過して内釜に放
射される。
【0050】透過用カバーによって、光輝ヒータへの異
物の落下及び付着が防がれ、光輝ヒータの破損、失透化
が防止される。さらに、反射用カバーによって内鍋の底
面における電磁波の吸収が阻止され、内釜に放射される
電磁波が増加することによって、光輝ヒータによる内釜
の効率的な加熱ができる。また、光輝ヒータをヒータユ
ニットに内設したことから、組み込み作業、修理、メン
テナンス等が容易になる。
【0051】請求項2によれば、透過用カバーを凸状に
成形したことから、透過用カバー上面に、落下物が付着
しにくくなり、常に透過用カバーは良好な透過性が得ら
れる。
【0052】請求項3によれば、上記ヒータユニットの
外周部から上記内釜の側面を覆う液溜部を有し着脱可能
な外周カバーを備えることにより、内釜から水滴や米粒
等が落下しても内鍋の底部に進入しない。これによっ
て、内鍋の底部の腐食が防止でき、外周カバーが着脱可
能に配設されるため外周カバーの清掃性も向上できる。
【0053】請求項4によれば、上記外周カバーに複数
の通風孔を有し、該通風孔の下方に送風機を備えること
により、外周カバー下方の空間の加熱された空気が内釜
に当てられ、内釜を加熱しない無駄な熱をなくし、加熱
効率を向上することができる。
【0054】請求項5によれば、光輝ヒータを覆い内釜
に当接する反射板を備えることにより、電磁波を内釜に
反射すると共に、反射板と内釜との当接部から熱伝導に
よって、反射板の熱が内鍋に伝導することにより加熱効
率を向上できる。さらに、上記当接部が内釜4を支持す
ることから、内釜とヒータユニットとの接触によってヒ
ータユニットの破壊を防止できる。
【0055】請求項6によれば、透過用カバー表面を半
透明にしたことにより、内釜を取り外した状態で上方か
らヒータユニット内部が可視できなくなり、炊飯器の内
部底面が見苦しくなく整然としたデザインになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例を示す炊飯器の側
断面図である。
【図2】本発明における内釜の側断面図である。
【図3】図2の内釜の構造を示す拡大断面図である。
【図4】本発明における第2の実施例を示す炊飯器の側
断面図である。
【図5】本発明における第3の実施例を示す炊飯器の側
断面図である。
【図6】従来の炊飯器の側断面図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 上蓋 3 内鍋 4 内釜 6 ヒータユニット 6a 透過用カバー 6b 反射用カバー 8 光輝ヒータ 11 フッ素樹脂コーティング層 17 選択吸収膜 18 外周カバー 24 反射板

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体内部に、電磁波吸収膜を外表
    面に備えた内釜と、該内釜を加熱するための光輝ヒータ
    と、該内釜と該光輝ヒータとを内設した内鍋と、該内釜
    の温度を測定する温度検知部とを配設した炊飯器におい
    て、 該光輝ヒータの上面のみを覆い、該光輝ヒータから放射
    される電磁波を透過する透過用カバーと、 該光輝ヒータの側面及び下面を覆い、該光輝ヒータから
    放射される電磁波を反射する反射用カバーとを備え、 該透過用カバーと該反射用カバーとによって該光輝ヒー
    タを包囲して形成したヒータユニットを備えてなること
    を特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 上記上面カバーを凸状に成形したことを
    特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 上記ヒータユニットの外周部から上記内
    鍋の側面までを覆い、液溜部を有した着脱可能な外周カ
    バーを備えてなることを特徴とする請求項1または2記
    載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 上記外周カバーに複数の通風孔を穿設
    し、該通風孔の下方の内鍋上に送風機を備えてなること
    を特徴とする請求項3記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 上記光輝ヒータ側面から上記内鍋の側面
    までを覆い、上記内釜に当接して支持し、該光輝ヒータ
    から放射される電磁波を反射する反射板を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の炊飯器。
  6. 【請求項6】 上記透過用カバーの表面に、該光輝ヒー
    タから放射される電磁波を透過する白色膜を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5記載の炊飯器。
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