JPH0521815U - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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Publication number
JPH0521815U
JPH0521815U JP6965491U JP6965491U JPH0521815U JP H0521815 U JPH0521815 U JP H0521815U JP 6965491 U JP6965491 U JP 6965491U JP 6965491 U JP6965491 U JP 6965491U JP H0521815 U JPH0521815 U JP H0521815U
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JP
Japan
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lid
plate
rice cooker
inner lid
outer plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6965491U
Other languages
English (en)
Inventor
浩之 竹石
孝司 弦巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内蓋をアルミニウムで形成しても、焼成手段
による表面処理層を内蓋の強度の低下や変形を招くこと
なく施すことができるようにする。 【構成】 炊飯器本体1の上部に蓋体3を備え、この蓋
体3の下面に、鍋7の開口部を開閉する内蓋12が設け
られた炊飯器において、前記内蓋12を、中央部がくり
抜かれた外板20と、この外板20の中央部のくり抜き
部22に嵌着した内板21で構成し、前記外板20の内
周縁と前記内板21の外周縁とを加締めにより一体的に
結合し、前記内板21の下面に焼成手段による表面処理
層を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鍋内に収容された米と水を加熱して炊飯する炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に炊飯器は、図3に示すように炊飯器本体1と、この炊飯器本体1の上端 部にヒンジピン2を介して回動自在に枢着された蓋体3とで構成されている。ヒ ンジピン2にはスプリング4が装着され、このスプリング4により蓋体3が上方 に弾性的に付勢され、ロック機構5をその操作ボタン5aを介して操作して蓋体 3と炊飯器本体1とのロックを解除すると、前記スプリング4の付勢力で自動的 に蓋体3が上方に回動して炊飯器本体1の上面が開放されるようになっている。
【0003】 炊飯器本体1内には有底筒状の内枠6が設けられ、この内枠6内に鍋7が挿脱 自在に収納されており、この鍋7内に水洗いた所要量の米と水を収容するもので ある。
【0004】 内枠6の内底部には、炊飯時に鍋7内の米と水を加熱する炊飯ヒータ8が設け られ、さらに内枠6の外周に炊飯時および保温時に通電されるコード状の胴ヒー タ9が取り付けられている。
【0005】 蓋体3の下面には、アルミニウムで形成された内面板10がねじ止めなどによ り取り付けられ、この内面板10の下面の中央部に取付棒11が設けられ、この 取付棒11に前記鍋7の上端の開口部を開閉する内蓋12が取り付けられている 。
【0006】 前記内面板10の上面には、炊飯時および保温時に通電されるコード状の蓋ヒ ータ13が設けられ、この蓋ヒータ13の発熱により内面板10および内蓋12 が加熱され、この加熱により内面板10での結露が防止され、また内蓋12の下 面から鍋7内に輻射熱が放射される。
【0007】 内蓋12はゴム製のホルダー14を介して取付棒11に着脱可能に取り付けら れ、必要に応じてこの内蓋12を支持棒11から取り外して水洗いなどにより清 掃することができるようになっている。そしてこの内蓋12の下面には、輻射効 率を向上させ、かつ清掃性を良好にするための遠赤外線フッ素コーティングによ る表面処理層が施されている。この表面処理層は、内蓋12が形成されたのちに 、つまりアフターコート方式により、内蓋12の下面に焼成手段により施される 。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、一般に内蓋12はアルミニウムで形成されており、このため焼成手 段により表面処理層が施されると、その焼成時の熱で内蓋12が軟質化して強度 が低下したり変形してしまう恐れがある。
【0009】 このようなことを避けるために、内蓋12を耐熱性の高い例えばステンレスで 形成するようなことが考えられるが、しかしステンレスを用いると、焼成工程時 にテンパーがかかり、焼成後にみがき工程を必要とし、作業が面倒で製造能率が 低下してしまい、また内蓋12がステンレスであるとアルミニウムに比べその比 重が大きいため、蓋体3の重量が増し、蓋体3を自動開放方式に構成する場合に 不利となる難点がある。
【0010】 この考案はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは 、内蓋をアルミニウムで形成しても、焼成手段による表面処理層を何ら支障なく 施すことが可能な炊飯器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案はこのような目的を達成するために、炊飯器本体の上部に蓋体を備え 、この蓋体の下面に、鍋の開口部を開閉する内蓋が設けられた炊飯器において、 前記内蓋を、中央部がくり抜かれた外板と、この外板の中央部のくり抜き部に嵌 着した内板とで構成し、前記外板の内周縁と前記内板の外周縁とを加締めなどの 機械的手段により一体的に結合し、前記内板の下面に焼成手段による表面処理層 を施すようにしたものである。
【0012】
【作用】
表面処理層は焼成手段により内蓋の下面に施されるが、内蓋が外板と内板とに 分割された構造を有し、その一方の内板の下面にのみ表面処理層が施されるもの であるから、その焼成時に内板に加わる熱量が少なく、また内板の外周縁が外板 との加締めなどにより機械的に補強され、したがって焼成処理に伴う内蓋の強度 低下や変形が確実に防止される。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例について図1および図2を参照して説明する。なお 、従来の構成と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】 内蓋12は、外板20と内板21とに分割された構造に構成されている。すな わち、外板20は中央部がくり抜かれた円環状をなし、この外板20の中央部の くり抜き部22内に内板21が嵌着されている。
【0015】 外板20は、アルミニウムを一次電解してその両面に熱放射性および耐蝕性に富 む酸化被膜(Al2 3 )を形成した材料つまりアルマイトを素材として形成さ れている。また内板21は前述のようなアルマイトをさらに二次電解することに より、その両面にCu、Sn、Niなどを含む酸化被膜を形成して熱放射性およ び耐蝕性に加えてさらに熱吸収性を向上させた材料つまり黒アルマイトを素材と して形成されている。そしてこの内板21の下面に、焼成手段により遠赤外線フ ッ素コーティングによる表面処理層が施されている。この遠赤外線フッ素コーテ ィングによる表面処理層は、フッ素樹脂(四フッ化エチレン)と遠赤外線放射物 質とで構成されているもので、その遠赤外線放射物質の組成は、例えば焼成Al2 3 (70%)、SiO2 (20%)、その他(酸化第一鉄、酸化チタン、酸 化マグネシウムなど−10%)である。
【0016】 外板20の内周縁および内板21の外周縁にはそれぞれ加締め片20a,21 aが一体に形成され、これら加締め片20a、21aが互いに加締め合わされ、 これにより外板20と内板21とが結合されて一体的な内蓋12として構成され ている。なお、外板20と内板21との大きさの関係は、外板20の外径の直径 が内板21の外径のほぼ2倍となる関係となっている。また図1に示す23は、 内面板10の上方の空間部に配設された断熱材である。
【0017】 このような内蓋12においては、内板21の下面に施された表面処理層の遠赤 外線放射物質により内蓋12から鍋内に有効に熱が放射される。また内板21の 素材が黒アルマイトであるから、蓋ヒータ13から内板21への熱吸収が良好で 、より一層、熱放射の効率が向上する。
【0018】 このように機能する表面処理層は焼成手段により内蓋12の下面に施したもの であるが、従来のように、一体品の内蓋12の下面の全体に施したものではなく 、内蓋12を外板20と内板21との分割構造に構成し、その内板21の下面に のみ施したものであり、したがってその焼成時に内板21に加わる熱量が少なく 、また内板21の外周縁が外板20との加締めにより機械的に補強され、したが って焼成処理に伴う内蓋12の強度低下や変形が確実に防止される。
【0019】 そして内蓋12の全体は、アルミニウムを素材として形成されているものであ るから軽量であり、したがって蓋体3の重量が増すようなことがなく、蓋体3の 自動開放方式を何ら支障なく採用することができる。
【0020】 なお、前記実施例においては、表面処理層を遠赤外線フッ素コーティングとし たが、遠赤外線放射物質のみによる遠赤外線コーティングや、フッ素樹脂のみに よるフッ素コーティングなどであってもよい。また外板20と内板21とを結合 する手段としは、加締めによる場合のほか、溶接などによる機械的手段であって もよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、内蓋をアルミニウムで形成しても、焼 成手段による表面処理層を内蓋の強度の低下や変形を招くことなく施すことがで きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による炊飯器の要部を拡大
して示す断面図。
【図2】その要部の内蓋の下面図。
【図3】従来の炊飯器の側面図。
【符号の説明】
1…炊飯器本体 3…蓋体 7…鍋 12…内蓋 20…外板 20a…加締め片 21…内板 21a…加締め片 22…くり抜き部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯器本体の上部に蓋体を備え、この蓋体
    の下面に、鍋の開口部を開閉する内蓋が設けられた炊飯
    器において、前記内蓋は、中央部がくり抜かれた外板
    と、この外板の中央部のくり抜き部に嵌着された内板を
    有し、前記外板の内周縁と前記内板の外周縁とが加締め
    などの機械的手段により一体的に結合され、かつ前記内
    板の下面に焼成手段による表面処理層が施されているこ
    とを特徴とする炊飯器。
JP6965491U 1991-08-30 1991-08-30 炊飯器 Pending JPH0521815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6965491U JPH0521815U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6965491U JPH0521815U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0521815U true JPH0521815U (ja) 1993-03-23

Family

ID=13409045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6965491U Pending JPH0521815U (ja) 1991-08-30 1991-08-30 炊飯器

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JP (1) JPH0521815U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229214A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007229214A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器

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