JPH09100766A - エンジン遠隔始動装置 - Google Patents

エンジン遠隔始動装置

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JPH09100766A
JPH09100766A JP25903295A JP25903295A JPH09100766A JP H09100766 A JPH09100766 A JP H09100766A JP 25903295 A JP25903295 A JP 25903295A JP 25903295 A JP25903295 A JP 25903295A JP H09100766 A JPH09100766 A JP H09100766A
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JP
Japan
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engine
starting
starter
instruction signal
remote
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25903295A
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English (en)
Inventor
Masato Ono
正人 大野
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーゼルエンジン車においても始動性の高
い「エンジン遠隔始動装置」の提供。 【解決手段】 エンジン始動指示信号100によって遠
隔操作で車両のエンジンの始動を行う際に、エンジン始
動回路20と共にFICD14をオンしてエンジン始動
時のアイドリング回転数を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
遠隔始動装置に係り、特にディーゼルエンジン車のエン
ジンを遠隔操作によって始動するエンジン遠隔始動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、エンジンの始動をリモコンによっ
て行えるエンジンスタータが開発され、市場で販売され
るに至った。エンジンの暖気運転を行う場合、通常であ
れば乗員が車両のイグニッションキーを操作してエンジ
ンをかけるわけであるが、特に冬場はこの様な操作が非
常に煩わしく感じることがある。この様な煩わしさを解
消するのが上述のエンジンスタータである。
【0003】一般的にこのエンジンスタータは所定の周
波数の電波を発信する送信器と、車両に取り付けられて
その電波を受信する受信器と、エンジンの起動を制御す
る制御装置とを有している。制御装置は、送信された電
波が予め定められた周波数である場合にはスターターモ
ーターを回転させ、エンジンが始動し始めたらエンジン
とモーターを切り離すというエンジンを起動するための
一連の動作を自動的に行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディーゼル
エンジン車は断熱圧縮による発火方式を採用している構
造上、始動時のエンジンのクランキング回転速度がガソ
リンエンジン車と比較すると小さい。このために乗員が
イグニッションキーの操作によってエンジンを始動する
際には、始動しやすくするためにアクセルを踏み込んで
燃料を多めに供給しながらクランキングを行っている。
【0005】しかし、上記した遠隔操作によりエンジン
始動を行う場合には、エンジン始動時アクセルを踏み込
む操作ができないため、エンジンの始動性が低下してし
まう。また、ディーゼルエンジン車の場合には、その構
造上アイドリング回転数が低いためエンジンが始動した
ことの検知が遅れぎみになり、エンジンの始動が完了し
ているにもかかわらずエンジンとモーターとの接続状態
が一時的に維持され、エンジンがモーターを過回転させ
てしまう恐れもある。
【0006】本発明は、以上の点に鑑みて行われたもの
であり、より始動性の高いエンジン遠隔始動装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエンジン
遠隔始動装置は、エンジンの始動指示信号を送信する送
信手段と、始動指示信号を受信する受信手段と、受信手
段によって前記始動指示信号が受信された場合には、前
記エンジンに供給する燃料量を通常のアイドリング時の
燃料よりも増加させてエンジンを回転させる始動手段と
を有することを特徴とするものである。
【0008】請求項2記載のエンジン遠隔始動装置は、
エンジンの始動指示信号を送信する送信手段と、始動指
示信号を受信する受信手段と、受信手段によって前記始
動指示信号が受信された場合には、前記エンジンに供給
する燃料量を一定時間だけ通常のアイドリング時の燃料
量よりも増加させるアイドリング回転数増加手段と、受
信手段によって前記始動指示信号が受信された場合に一
定時間だけ前記エンジンを回転させるスターターと、前
記エンジンの始動を検知するエンジン始動検知手段と、
エンジン始動検知手段によって前記エンジンの始動が検
知された場合に、前記アイドリング回転数増加手段およ
び前記スターターを停止させるスターター停止手段とを
有することを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載のエンジン遠隔装置は、前記
アイドリング回転数増加手段と前記スターターとは、同
期して作動することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載のエンジン遠隔始動装置は、遠隔
操作によってエンジンを始動する場合に、通常のアイド
リング時よりもエンジンに供給する燃料を増量させるこ
とによって、遠隔操作によるエンジンの始動性が改善さ
れる。
【0011】請求項2記載のエンジン遠隔始動装置は、
エンジン始動指示信号の指示に従い、エンジンの始動が
検知されるに至るまでアイドリング回転数増加手段がエ
ンジンのアイドリング回転数を増加させ、ディーゼルエ
ンジンが速やかに始動できるようにすると共に、エンジ
ンが始動したことを検知手段が速やかに検知できるよう
にする。
【0012】請求項3記載のエンジン遠隔始動装置は、
エンジンの回転に燃料の供給量増加のタイミングを同期
させることによって、燃料がエンジン始動のために有効
に使用されるようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態のエン
ジン遠隔始動装置のブロック図を示す。
【0014】送信手段である送信器12よりアンテナ1
3にエンジンの始動を指示する始動指示信号100が送
信される。始動指示信号100は、リモコンエンジンス
ターターコントロールユニット10で周波数、IDコー
ド等から所定の信号に合致すると判断された場合にの
み、エンジンコントロールユニット18およびエンジン
の始動に関する各系統(イグニッション、アクセラレー
ター、スターター)にエンジン始動の指示を伝える。
【0015】エンジン始動の指示を受けたエンジン始動
回路20は、スターターモーター23を回転させてエン
ジンに伝え、エンジンの始動を行う。また、この時に無
人の車両が走行することを防ぐための安全対策として、
スターターモーター23は、ギアがニュートラル、もし
くはパーキングの位置に入っていなければエンジンをク
ランキングしないようにインヒビタースイッチ21のO
N、OFF状態に基づいて制御されている。
【0016】更に、エンジンコントロールユニット18
に伝えられた始動指示信号100によって、アイドリン
グ回転数増加手段であるFICD(First Idl
eContorol Device)14が稼働してエ
ンジンのアイドリング回転数が増加する。FICD14
は、アイドリング回転数を制御するための装置であっ
て、従来よりエアコン作動時のアイドリング回転数低下
分を補償するために用いられている。
【0017】このFICDを遠隔操作による始動指示信
号100を受信した場合にもオンし、エンジン回転数を
上げる点が本実施の形態特有の構成である。
【0018】図2はエンジン始動回路20の出力信号
と、FICD14の出力信号のオン、オフのタイミング
を比較して示す図である。エンジン始動回路20とFI
CD14は同じタイミングでオン、オフし、スターター
モーター23の回転がエンジンに伝わると直ちにエンジ
ン始動検知手段18がこれを検知する。エンジンの始動
が検知されるとエンジンコントロールユニット18によ
って、スターターモーター23とエンジンの間の回転力
の伝達が切られる。
【0019】次に、FICD14によってアイドリング
回転数が上がる機構を、より具体的に述べる。
【0020】図3はFICD14を含むエンジンコント
ロールユニット18によって制御されるアイドリング回
転数制御システム1(以下ISCと記す)のブロック図
である。
【0021】自動車に必要な電力は、エンジンの出力の
一部で賄われ、そこで消耗された電力はエンジンの回転
によって繰り返し発電されて絶えずバッテリーに補給さ
れている。したがって、種々の電装品などのエンジンに
かかる電気負荷によりエンジンのアイドリング回転数が
不足し、これを補う必要が生じる場合もある。
【0022】ISC1は、電装品のオン、オフ状態とエ
ンジンの稼働状態とを照合してアイドリング回転数を制
御するものである。
【0023】エンジンコントロールユニット18には検
知器群40から情報が入力される。検知器群40は、エ
ンジン回転数を検知するエンジン回転数センサー24、
エンジンの冷却水の水温を検知する水温センサー26、
ラジエターに送風するヒーターファンの作動状況を検出
するヒーターファン作動センサ28、エバポレーターの
温度を検出するエバポレーター温度センサー30および
負荷の大きいエアコンのオン、オフを検知するエアコン
作動センサー31によって成る。
【0024】エンジンコントロールユニット18は検知
器群40からの情報によって適正なアイドリング回転数
を決定し、決定した回転数を実現するようISCバルブ
50に指示、制御する。
【0025】本実施の形態のリモコンエンジンスタータ
コントロールユニット10も、オン、オフ信号をISC
バルブ50に伝えて、先に述べたようにエンジン始動時
のアイドリング回転数を上げるのであるが、リモコンエ
ンジンスタータコントロールユニット10からの信号は
エアコン作動センサー31からの検知情報と共に、特に
エンジンコントロールユニット18のうち、FICD1
4を介してISCバルブ50に伝えられる。
【0026】FICD14は本来、エアコンを作動させ
た場合にエンジンのアイドリング回転数を上げ、エアコ
ンの作動によって低下するエンジンのアイドリング回転
数を補償する装置で、エンジンコントロールユニット1
8から独立して機能するものである。エアコン作動時の
アイドリング回転数の上昇をFICD14によって制御
するのは、エアコンが他の電装品(パワーステアリン
グ、A/T車の停止時のDレンジ等)と比較してオプシ
ョナルな装置であるため、製造段階からエンジンコント
ロールユニット18に組み込まず、後付けが可能な構成
とすることが望ましいためである。
【0027】エンジン遠隔始動装置も同様に、乗員の好
みによって車両に後付けされるものである。よって、エ
ンジンコントロールユニット18とは独立に機能する、
FICD14によって制御される構成とすることによ
り、エンジンコントロールユニット18を変更すること
無く取り付けることが可能となる。
【0028】FICD14を介してアイドリング回転数
を上げるよう指示が出されると、図4示すようにISC
バルブ50は、エアバルブ32をオン(閉)状態にし
て、バキュームバルブ34をオン(開)させ、ISCア
クチュエータ42にバキュームポンプ34からの負圧を
導き、燃料ポンプのコントロールレバーを供給量増量方
向に引き、燃焼室に供給される燃料を増量する。
【0029】以上述べたように、本実施の形態のエンジ
ン遠隔始動装置はエンジン始動時に、FICDによって
アイドリング回転数を上げることにより、エンジン始動
が比較的困難なディーゼルエンジンの始動性を高めるこ
とができる。
【0030】また、エンジンの始動直後のアイドリング
回転数が高められることによって、エンジン始動を検知
する検知器群が速やかにエンジンの始動を検知でき、ス
ターターモーターとエンジンとの接続を最適なタイミン
グで切り離してモーターを保護することができる。
【0031】更に、エンジン遠隔始動の制御をISCと
は独立に機能するFICDによって行うことにより、エ
ンジン遠隔始動装置の後付けを行うことが簡易となる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載のエンジン遠隔始動装置
は、遠隔操作によってエンジンの始動を行う場合のエン
ジンの始動性を高めることができる。
【0033】請求項2記載のエンジン遠隔始動装置は、
ディーゼルエンジンの始動性を高めると共に、エンジン
の始動開始後に最適なタイミングでモーターとエンジン
を切り離し、モーターの過回転を防止することができ
る。
【0034】請求項3記載のエンジン遠隔始動装置は、
エンジンの始動性を高めるに当たって、効率的に燃料を
利用し燃費を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンジン遠隔始動装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明のエンジン遠隔始動装置のエンジン始
動回路とFICDの出力タイミングを比較する図であ
る。
【図3】 本発明のエンジン遠隔始動装置のISCのブ
ロック図である。
【図4】 本発明のエンジン遠隔始動装置のISCバル
ブの作動状態を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…ISC、 10…リモコンエンジンスターターコントロールユニッ
ト、 12…送信器、 13…アンテナ、 14…FICD、 16…IGN(イグニッション)、 18…エンジンコントロールユニット、 20…エンジン始動回路、 22…スターター回路、 23…スターターモーター、 24…エンジン回転数センサー、 26…水温センサー、 28…ヒーターファン作動センサー、 30…エバポレーター温度センサー、 31…エアコン作動センサー、 32…エアバルブ、 34…バキュームバルブ、 40…検知器群、 42…ISCアクチュエーター、 50…ISCバルブ、 100…始動指示信号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの始動指示信号(100)を送
    信する送信手段(12)と、 当該始動指示信号(100)を受信する受信手段(1
    0,13)と、 当該受信手段(10,13)によって前記始動指示信号
    (100)が受信された場合には、前記エンジンに供給
    する燃料量を通常のアイドリング時の燃料よりも増加さ
    せて当該エンジンを回転させる始動手段(14)とを有
    することを特徴とするエンジン遠隔始動装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの始動指示信号(100)を送
    信する送信手段(12)と、 当該始動指示信号(100)を受信する受信手段(1
    0,13)と、 当該受信手段(10,13)によって前記始動指示信号
    (100)が受信された場合には、前記エンジンに供給
    する燃料量を一定時間だけ通常のアイドリング時の燃料
    量よりも増加させるアイドリング回転数増加手段(1
    4)と、 当該受信手段(10,13)によって前記始動指示信号
    (100)が受信された場合に一定時間だけ前記エンジ
    ンを回転させるスターター(23)と、 前記エンジンの始動を検知するエンジン始動検知手段
    (18)と、 当該エンジン始動検知手段(18)によって前記エンジ
    ンの始動が検知された場合に、前記アイドリング回転数
    増加手段(14)および前記スターター(23)を停止
    させるスターター停止手段(18)とを有することを特
    徴とするエンジン遠隔始動装置。
  3. 【請求項3】 前記アイドリング回転数増加手段(1
    4)と前記スターター(23)とは、同期して作動する
    ことを特徴とする請求項2記載のエンジン遠隔始動装
    置。
JP25903295A 1995-10-05 1995-10-05 エンジン遠隔始動装置 Withdrawn JPH09100766A (ja)

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JP25903295A JPH09100766A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 エンジン遠隔始動装置

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JPH09100766A true JPH09100766A (ja) 1997-04-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7280908B2 (en) 2004-04-12 2007-10-09 Fujitsu Ten Limited Vehicle controller and vehicle control method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7280908B2 (en) 2004-04-12 2007-10-09 Fujitsu Ten Limited Vehicle controller and vehicle control method

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107