JPH08994U - 人工芝生 - Google Patents

人工芝生

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Publication number
JPH08994U
JPH08994U JP3845192U JP3845192U JPH08994U JP H08994 U JPH08994 U JP H08994U JP 3845192 U JP3845192 U JP 3845192U JP 3845192 U JP3845192 U JP 3845192U JP H08994 U JPH08994 U JP H08994U
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JP
Japan
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lawn
shaped
leaf
circular
leaflets
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Pending
Application number
JP3845192U
Other languages
English (en)
Inventor
晃司 森本
実 桑名
Original Assignee
三菱化成ポリテック株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱化成ポリテック株式会社 filed Critical 三菱化成ポリテック株式会社
Priority to JP3845192U priority Critical patent/JPH08994U/ja
Publication of JPH08994U publication Critical patent/JPH08994U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴルフ練習場集球用として好適な人工芝生を提
供する。 【構成】多数の透水孔を整列的に設けた芝生基盤(1)
とその上に整列的に多数配列された環状葉状株(3)と
から成り、環状葉状株(3)は、芝生基盤と一体的に複
数枚の葉状物(4)を環状に植立して構成され、そし
て、多数の環状葉状株(3)で構成される芝生表面は、
各葉状物(4)の上部をキノコ状とすることによって実
質的にフラット形状に成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、人工芝生に関するものであり、詳しくは、特に、ゴルフ練習場集球 用として好適な人工芝生に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ゴルフ練習場のフェアーウェーは、天然芝生を植生させて構成され 、練習ボールの回収は、人手または集球車にて行なっている。 最近、ゴルフ練習場の練習時間の長時間化(早朝練習、深夜練習など)、人手 不足などに伴い、練習ボールを無人で回収する要望が強くなり、集球用人工芝生 が採用されるようになってきた。
【0003】 練習ボールの無人回収には、ゴルフ練習場のフェアーウェーに傾斜を付けボー ルを転がして集球溝に集める方式が採用されている。通常、ゴルフ練習場では打 席より100〜150m以遠に集球部位を設置している。 集球部位の傾斜は、ゴルファーに遠近の違和感を与えない、造成時に土盛りを 少なくして工事費の低減を図る等の理由から、出来る限り低斜度で施工される。 従って、5〜7%の低斜度でゴルフボールが転がって集球出来ることが要求さ れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の人工芝生は、環状葉状株を構成する葉状物の主に先端部が絡 み合って芝目模様を構成しているために、ゴルフボールの転がる斜度が12〜1 6%と高く、集球用途には不向きである。 本考案は、上記実状に鑑みなされたものであり、その目的は、ゴルフ練習場集 球用として好適な人工芝生を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本考案の要旨は、多数の透水孔を整列的に設けた芝生基盤とその上 に整列的に多数配列された環状葉状株とから成り、環状葉状株は、芝生基盤と一 体的に複数枚の葉状物を環状に植立して構成され、そして、多数の環状葉状株で 構成される芝生表面は、各葉状物の上部をキノコ状とすることによって実質的に フラット形状に成されていることを特徴とする合成樹脂製の人工芝生に存する。
【0006】
【作用】
各葉状物の上部をキノコ状とすることによって実質的にフラット形状に成され た芝生表面は、低斜度でゴルフボールを転がさせる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の人工芝生の一例の部分平面略図、図2は図1の矢印側からの 側面図である。
【0008】 本考案の人工芝生は合成樹脂製である。合成樹脂としては、可撓性のある熱可 塑性合成樹脂が使用され、具体的は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン −プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのオレフィン系樹脂 、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体など の塩化ビニル系樹脂、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10等のポリ アミド類、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリ エステル類などが挙げられるが、これら例示は本考案を限定するものではない。 上記の合成樹脂には、必要に応じて、通常の各種樹脂添加物、例えば、可塑剤、 滑剤、熱安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔料、染料などを通常の量で配合 することが出来る。
【0009】 本考案の人工芝生は、多数の透水孔(2)を整列的に設けた芝生基盤(1)と その上に整列的に多数配列された環状葉状株(3)とから成る。 芝生基盤(1)は、環状葉状株を支持する機能を果たすものであり、その厚さ は0.5〜5mmの範囲から選ぶことが出来る。厚さが薄い場合は、他の透水性材 料の裏打ちによって補強することが出来る。透水性材料としては、織布、不織布 、網、糸などが挙げられる。
【0010】 透水孔(2)は、芝生を洗浄した水や雨水を芝生上に溜めることなく芝生基盤 (1)の下に透水する機能を果たし、芝生基盤(1)に上側から下側まで貫通し た孔を穿設することにより形成される。 透水孔(2)の平面形状は、図示した四角形の他、円形、楕円形などであって もよい。透水孔(2)は、芝生基盤(1)の全体にほぼ均一に分散配置する。こ の場合、図示したように、格子状に整列させて配置してもよいし、ジグザグ状に 整列させて配置してもよい。
【0011】 透水孔(2)の1個の大きさ(平面図に表されるる大きさを言う)は、環状葉 状株(3)の1株の面積(平面図に表されるる面積を言う)と同等乃至はこれよ り小さくするのがよい。そして、透水孔(2)を設ける密度は、芝生基盤(1) の全面積に対して5〜30%の範囲から選ぶのが好ましい。
【0012】 環状葉状株(3)は、芝生基盤(1)と一体的に複数枚の葉状物(4)を環状 に植立して構成される。そして、その上部は、後述する通り、キノコ状とされる 。 環状葉状株(3)の1株を構成する葉状物(4)の数、大きさ、高さ等は環状 葉状株(3)の大きさによって種々選ぶことが出来るが、通常、1株当たり5〜 15枚、1枚の葉状物(4)の幅は1〜4mm、肉厚は0.2〜3mm、高さは芝生 基盤(1)の上側から5〜20mmの範囲から選ぶのが好ましい。
【0013】 環状葉状株(3)は、天然の芝生に模し、しかも、ゴルフボールを転がす機能 を果たす。環状葉状株(3)の平面形状は、図示したように、円形とするのが好 ましいが、これに限定されず、楕円形、多角形などであってもよい。環状葉状株 (3)を構成する場合、環状葉状株(3)の中心側に葉状物(4)を傾斜させる のが好ましい。環状葉状株(3)は、芝生基盤(1)の全体にほぼ均一に分散配 置する。この場合、図示したように、格子状に整列させて配置してもよいし、ジ グザグ状に整列させて配置してもよい。
【0014】 環状葉状株(3)の1株の大きさ(平面図に現れるれる大きさを言う)は、透 水孔(2)の1個の大きさと同等乃至は3倍の大きさとするのがよく、環状葉状 株(3)の高さは、葉状物(4)の高さに従って、芝生基盤(1)の上側から5 〜20mmの範囲とするのがよい。そして、環状葉状株(3)を植立する密度は、 芝生基盤(1)の1m2 当たり8,000〜12,000株の範囲から選ぶのが 好適である。
【0015】 本考案の人工芝生においては、多数の環状葉状株(3)で構成される芝生表面 は、各葉状物(4)の上部をキノコ状とすることによって実質的にフラット形状 に成されている。これは、低斜度でゴルフボールを転がすためである。 各葉状物(4)の上部をキノコ状とするには、例えば、各葉状物(4)の上部 に熱ロールを押し当てて上部を熱変形させる方法が簡便である。この場合、キノ コ状に熱変形される各葉状物(4)の位置は、必ずしも、先端位置とは限らず、 ある葉状物は根元近くで、他の葉状物は先端近くで、更には、中程から熱変形さ れてキノコ状となる。しかしながら、上記の何れにしても、各葉状物(4)の上 部(表面露出部)が熱ロール接触してキノコ状となり、葉状物先端部の絡み合い は防止されるので問題はない。
【0016】 本考案の人工芝生のゴルフ練習場集球用コートへの施工は、次のように行なう ことが出来る。 敷設する場所の下地が土の面の場合には、先ず、地面を整地し、次いで、必要 面積に相当する枚数の人工芝生を敷設し、そして、一定間隔でU字型止め金(U −ステープル)によって固定する。 敷設する場所の下地がモルタル、アスファト、コンクリート等の場合は、接着 剤により人工芝生を接着して敷設する。
【0017】 本考案の人工芝生は、上記のように構成され、そして、次のような効果を奏す る。 (1)本考案の人工芝生は、天然芝生と異なり、芝の刈り込み、除草、肥料散布 などの維持管理が不要となる。 (2)本考案の人工芝生は、環状葉状株を構成する葉状物の上部をフラットにさ せて低斜度でゴルフボールが転がる構造となっているため、ゴルフ練習場の集球 用途に使用することが出来る。しかも、低斜度でゴルフボールを転がすことが出 来るため、ゴルファーに遠近の違和感を与えず、また、造成時に土盛りを少なく して工事費の低減を図ることが出来る。 (3)本考案の人工芝生は、天然芝生に近いクッション性があるため、他のフラ ットなボード状の部材と異なり、ゴルフボールの反発性が天然芝生に近い。
【0018】
【考案の効果】
以上説明した本考案によれば、ゴルフ練習場集球用として好適な人工芝生を提 供され、本考案の実用的価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人工芝生の一例の部分平面略図であ
る。
【図2】図1の矢印側からの側面図である。
【符号の説明】
1:芝生基盤 2:透水孔 3:環状葉状株 4:葉状物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の透水孔を整列的に設けた芝生基盤
    とその上に整列的に多数配列された環状葉状株とから成
    り、環状葉状株は、芝生基盤と一体的に複数枚の葉状物
    を環状に植立して構成され、そして、多数の環状葉状株
    で構成される芝生表面は、各葉状物の上部をキノコ状と
    することによって実質的にフラット形状に成されている
    ことを特徴とする合成樹脂製の人工芝生。
  2. 【請求項2】 環状葉状株が1株当り5〜15枚の葉状
    物で構成され、葉状物の高さが5〜20mmである請求項
    1に記載の人工芝生。
  3. 【請求項3】 環状葉状株が1m2 当たり8,000〜
    12,000株植立されている請求項1又は2に記載の
    人工芝生。
JP3845192U 1992-05-12 1992-05-12 人工芝生 Pending JPH08994U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3845192U JPH08994U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 人工芝生

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3845192U JPH08994U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 人工芝生

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08994U true JPH08994U (ja) 1996-06-21

Family

ID=12525651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3845192U Pending JPH08994U (ja) 1992-05-12 1992-05-12 人工芝生

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JP (1) JPH08994U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245227A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Hideo Ueda ゴルフ練習具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5725230A (en) * 1980-07-23 1982-02-10 Sumitomo Heavy Ind Ltd Transfer feed device

Patent Citations (1)

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970520