JPH0898071A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH0898071A
JPH0898071A JP6256121A JP25612194A JPH0898071A JP H0898071 A JPH0898071 A JP H0898071A JP 6256121 A JP6256121 A JP 6256121A JP 25612194 A JP25612194 A JP 25612194A JP H0898071 A JPH0898071 A JP H0898071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lcd monitor
video camera
main body
slide
guide
Prior art date
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Application number
JP6256121A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tamura
真人 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0898071A publication Critical patent/JPH0898071A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LCDモニターを有するビデオカメラにおい
て、LCDモニターに、より大きなLCDを用いて視認
性を向上させると共に、この大きくなったLCDモニタ
ーによって本体部が覆われて操作性等が損なわれること
がないようにする。 【構成】 LCD9によって撮影時の被写体の表示及び
再生時の画像表示を行なうための大型のLCDモニター
3を有するビデオカメラ1において、LCDモニターを
ビデオカメラの本体部2に対してスライド機構10によ
って使用位置と収納位置との間を摺動自在となるように
支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なビデオカメラに関
する。詳しくは、LCDモニターを有するビデオカメラ
において、LCDモニターに、より大きなLCDを用い
ることによって視認性を向上させると共に、この大きく
なったLCDモニターによって本体部が覆われて操作性
等が損なわれることがないようにした新規なビデオカメ
ラを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型ビデオカメラと液晶表示装
置、所謂LCDモニターを一体化したものがある。
【0003】図11は従来のLCDモニターを一体化し
たビデオカメラaを示すものである。
【0004】bはビデオカメラ本体であり、該ビデオカ
メラ本体bの背面下部には多数の操作スイッチが並んだ
操作部cが設けられ、更に、向かって右寄りの位置がグ
リップ部dとされ側面には図示は省略するが、グリップ
ベルトが取着できるようになっている。
【0005】eはLCDモニターであり、その中央に
は、例えば、3インチサイズののLCDパネルfが用い
られている。
【0006】このようなビデオカメラaにおいては、L
CDモニターeが外部に設けられており、LCDパネル
fが一般的にはファインダー内に設けられるものよりも
大きいために、撮影時における被写体の確認がファイン
ダーを覗かなくても行なえ、しかも、このLCDモニタ
ーfを用いてその場で撮影内容を再生して見ることがで
きる。また、ビデオカメラを操作している者のみならず
同時に複数の者が見ることがでるという利点もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来のビデオカメラaにおいては、より大きなLC
Dモニターを用いると表示部の視認性を更に良くするこ
とができるが、無制限に大きなものを用いると、本体部
から横にはみ出したり、本体部の操作部cやグリップ部
d等の必要な部分を覆い隠してしまい、撮影等の操作に
支障を来すという問題があった。
【0008】従って、より大きなLCDモニターを用い
ても操作部cやグリップ部dが覆い隠されないようにす
るにはビデオカメラ本体bの横幅を広げて大きくすれば
良いわけであるが、このように安易にビデオカメラのサ
イズを大きくすることは年々軽薄短小化しつつある小型
ビデオカメラの傾向にも反することとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ビデオカ
メラは、上記した問題を解決するために、LCDによっ
て撮影時の被写体の表示及び再生時の画像表示を行なう
ための大型のLCDモニターを有するビデオカメラにお
いて、LCDモニターをビデオカメラの本体部に対して
スライド機構によって使用位置と収納位置との間を摺動
自在となるように支持したものである。
【0010】
【作用】従って、本発明ビデオカメラにあっては、未使
用時においては、LCDモニターがビデオカメラ本体か
らはみ出さないように摺動させてコンパクトに収納する
ことできるため、ビデオカメラ本体の横幅いっぱいの大
きさを有するLCDモニターを用いた場合においても、
ビデオカメラの使用時には、LCDモニターが摺動して
それまでこのLCDモニターによって覆い隠されていた
グリップ部や操作部が現れるためにビデオカメラの保持
や操作には何の影響もなく、ビデオカメラがどんなに小
型化しても本体からはみ出さない可能な限り大きなLC
Dモニターを用いることができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明ビデオカメラの詳細を図示した
実施例に従って説明する。
【0012】図1乃至図7は本発明ビデオカメラの実施
の一例1を示すものである。
【0013】ビデオカメラ1は本体部2と該本体部2の
背面にスライド自在に取着されたLCDモニター3とか
ら成る。
【0014】尚、以下において上下左右の方向について
述べる場合は、説明の便宜上、ビデオカメラ1を背面側
から見た場合における上下左右をいうものとする。
【0015】本体部2は、図1に示すように、背面から
見て、縦長の長方形状をしており、上部には光学ファイ
ンダー4が設けられており、下部には各種スイッチが多
数並んだ操作部5とされている。そして、これらの上部
と下部を除いた部分が、LCDモニター3によって略覆
われている。
【0016】また、本体部2には、図示は省略するが、
被写体撮影用のレンズ等が前面に配置され、また、ビデ
オテープに記録再生を行うための機構及びその回路等が
内部に収納されている。
【0017】そして、本体部2の背面の右寄りの部分と
これに対応した位置の前面はグリップ部6とされ、該グ
リップ部6に対応して本体部2の右側面には、図示は省
略するが、グリップベルト等が取着される。
【0018】LCDモニター3は、中央部に稍横長の長
方形の開口8を有する合成樹脂性の枠体7に該枠体7の
背面側からLCDパネル9が取着固定されている。
【0019】そして、本体部2とLCDモニター3との
間にはスライド機構10が設けられており、該スライド
機構10によって本体部2とLCDモニター3とが機械
的に連結されている。
【0020】スライド機構10は、図3乃至図5に示す
ように、金属板から板金加工によって形成された2枚の
板状の部材と2つの弾発部材等から成るものである。
【0021】尚、以下のスライド機構10の説明におい
ては、上下左右の方向を示す場合は図3及び図4におけ
る上下左右の方向を、また前後の方向を示す場合は、図
5において、向かって右側の方向を前方、左側の方向を
後方とする。
【0022】即ち、11は略正方形状を為す金属板から
成るスライド基板であり、LCDモニター3に、例え
ば、ビス止め等によってその背面全体を覆うように取着
され、略下半部とこれに続く稍上方寄りの右側部分がそ
の他の部分と段部12によって区画され、図3及び図4
に示すように、平面形状において略L字状の領域を占め
る凹部13が形成されている。
【0023】14、14、14(図5において1カ所の
み示す)は上記凹部13の上方に一ヶ所、下方の左右に
それぞれ一ヶ所、合計3カ所に形成されたビス穴であ
る。
【0024】15は前方及び後方から見て平面形状で略
L字状を為すスライド板であり、図3及び図4に示すよ
うに、上部に1ヶ所、下部に2ヶ所、それぞれが平行し
て左右に延びる細長いガイド孔16、16、16が形成
され、該ガイド孔16、16、16のうち、向かって右
側寄りで上下に並んだガイド孔16と16との間には、
後述する弾発部材であるねじりコイルバネの一の作用端
を係止する係止片17、17がスライド板15から一体
に切り起こされて上下に並んでいる。
【0025】尚、18、18、18は上記スライド基板
と一体に形成された取付片であり、該取付片18、1
8、18にはそれぞれ、取付穴19、19、19が貫設
され、この取付穴19、19、19を挿通された図示し
ないビスによってスライド板15は本体部2に取着され
ている。
【0026】20、20、20は略円柱状をした合成樹
脂製のガイド部材であり、各ガイド部材20はそれぞ
れ、軸方向に一端部20aから他端部20bまで貫通し
た貫通孔21が設けられ、該貫通孔21の一端部20a
の側の開口端21aはやや大径にされている。
【0027】また、ガイド部材20の外周面22には、
図5に示すように、周方向に連続して延びる2つのフラ
ンジ23、24が軸方向に離間して形成されている。
尚、フランジ23は一端部20aの側、またフランジ2
4は軸方向における略中央のものである。
【0028】25、25は金属製の弾発部材であり、各
弾発部材25は中間部がコイル部25aとされ、このコ
イル部25aから2方向に作用端25b、25cが延び
て全体が略L字状を為す形状とされた所謂ねじりコイル
バネであり、上記作用端25b、25cの端部はリング
状に形成されている。
【0029】以上のような構成を有するスライド機構1
0は、以下のように組み立てられ、また、動作する。。
【0030】即ち、スライド基板11の凹部13内にス
ライド板15を収納すようにして組み合わせ、スライド
基板11のビス穴14、14、14と本体部側のスライ
ド板15のガイド孔16、16、16の位置を合わせ、
該ガイド孔16、16、16内にスライド基板15の側
からガイド部材20、20、20を、それぞれ端部20
b、20b、20bの側から挿入して摺動自在に係合さ
せ、貫通孔21、21、21の開口端21a、21a、
21a側から貫通孔21、21、21に取付ビス26、
26、26を挿通し、該取付ビス26、26、26をそ
れぞれスライド基板11のビス孔14、14、14に螺
合することによっててガイド部材20、20、20とス
ライド基板11とを3カ所で固定し、同時にガイド部材
20、20、20とスライド基板11との間にスライド
板15を挟持させる。
【0031】つまり、スライド板15のガイド孔16、
16、16の開口縁が、図5に示すように、スライド基
板11とガイド部材20、20、20のフランジ24、
24、24との間に緩く挟まれ、スライド板15を基準
にして見ると、相対的にガイド孔16、16、16内で
ガイド部材20、20、20が摺動自在になる。
【0032】そして、右寄りに上下に並んで位置する2
つのガイド部材20、20の各フランジ22、24の間
に弾発部材25、25の作用端25b、25bを、同様
に、スライド板15の係止片17、17に作用端25
c、25cを引掛け、これらの間に弾発部材25、25
を張架する。
【0033】従って、スライド板15のガイド孔16、
16、16内でガイド部材20、20、20が左右方向
に摺動、即ち、スライド基板11を基準として見れば、
図2及び図3に示すように、スライド板15が左右に摺
動するようになり、これに伴って係止片17、17も左
右に移動してガイド部材20、20に対する位置が変化
して係止片17、17とガイド部材20、20にそれぞ
れ係止された弾発部材25、25の各作用端25b、2
5b、25c、25cの相対的な位置関係も変化する。
【0034】ところで、各弾発部材25は、その作用端
25b、25cに力が加わって両者の間隔が狭まると、
同時に作用端25b、25cにこの間隔を広げようとす
る方向への力が生じる。
【0035】即ち、スライド板15がスライド基板11
に対して左右方向に摺動する際に、その左右方向の略中
間の位置にある時が弾発部材25、25の各作用端25
b、25cの間隔が最も狭くなり、各作用端25b、2
5cに生じる反力が最も大きくなり、反対に、スライド
板15が図3又は図4における位置、即ち、ガイド孔1
6、16、16の左右両端部にガイド部材20、20、
20が位置している時が各作用端25b、25cの間隔
が最も広くなるので上記反力が最も小さくなる。
【0036】従って、ガイド孔16、16、16内にお
いてガイド部材20、20、20が上記略中間の位置か
ら少しでも左右どちらかに変位している場合には、弾発
部材25、25はその変位している側の端部へスライド
板15を位置させるように、即ち図3又は図4の状態に
なるように、ガイド部材20、20を支点として係止片
17、17に力を付勢することとなる。
【0037】尚、図3に示す状態は、スライド機構10
において、スライド板15がスライド基板11の凹部1
3内の右寄りに位置している状態、即ち、LCDパネル
9が収納された図1に示す状態であり、図4に示す状態
は、スライド機構10において、スライド板15がスラ
イド基板11の凹部13内の左寄りに位置している状
態、即ち、LCDパネル9が本体部2の左方にスライド
した図2に示す状態であって、この図2に示す状態が本
体部2のグリップ部6が露出したビデオカメラ1の使用
状態における位置である。
【0038】しかして、スライド基板11にLCDパネ
ル9が取着され、スライド板15は本体部2に固定さ
れ、上記したようなスライド機構10によって、本体部
2に対してLCDパネル9が左右方向に摺動自在に支持
され、同時に弾発部材25、25の付勢力によってLC
Dパネル9は、図1に示す位置と図2に示す位置とを移
動可能となり、それぞれの位置にある時にはそのままの
状態を保持するようになる。
【0039】そして、例えば、図1に示す収納状態から
LCDモニター3を摺動させれば、図2に示す使用状態
となり、また、反対に図2に示す使用状態からLCDモ
ニター3を摺動させれば、図1に示す収納状態となる。
【0040】尚、上記実施例においては、スライド基板
11に固着されたガイド部材20、20、20とスライ
ド板15に形成されたガイド孔16、16、16等との
組み合わせによるスライド機構10を構成し、本体部2
に固定されるスライド板15を基準としてみると、ガイ
ド孔16、16、16内をガイド部材20、20、20
が摺動し、該ガイド孔16、16、16の左右両端部に
ガイド部材20、20、20が当接した位置で摺動を停
止するという構造を有するものであるが、例えば、図7
に示すように、スライド板15の下方の2つのガイド孔
16、16の上部に左右方向に長い略長方形状をした開
口27を形成し、かつ、スライド基板11にガイド部材
20、20、20と同様にビス止め等によって略長方体
のブロック体28を固着して、開口26内にブロック体
28が位置するようにする。
【0041】そして、例えば、合成ゴム製の緩衝部材2
9、29をブロック体28の左右の端面に取着し、開口
27内でブロック体28が摺動する際に、開口27の左
右両端部の開口縁と緩衝部材29、29がそれぞれ当接
するようにする。
【0042】このようにすると、スライド機構10にお
いて、本体部2に取着されたスライド板15を基準とし
て見れば、ガイド部材20、20、20が該ガイド孔1
6、16、16内を摺動するのと同時に、開口27の内
縁に沿ってブロック体28が左右方向に摺動するので、
この時に、ガイド孔16、16、16の長さよりも開口
27の左右方向の幅を稍短くしておくことによって、ス
ライド機構10のスライド動作の両端部の位置におい
て、緩衝部材29、29が開口27の開口端に当接する
ことによって、ストッパーとして働き、ガイド孔16、
16、16とガイド部材20、20、20との当接によ
る音の発生も防止でき、従って、ガイド孔16、16、
16とガイド部材20、20、20は単なるスライド機
構10の摺動におけるガイドとして機能するだけとな
り、スライド機構10の摺動動作をガイド孔16、1
6、16の左右両端におけるガイド部材20、20、2
0との当接によって停止させるものではないので、ガイ
ド孔16、16、16とガイド部材20、20、20と
の摺動動作の衝合に伴う音の発生をなくすことができ
る。
【0043】図8乃至図10は本発明ビデオカメラ1に
おけるスライド機構の変形例30を示すものである。
【0044】尚、スライド機構30と前記スライド機構
10とは基本的にガイド孔及びガイド部材の構造が異な
るだけであるので、スライド機構30の構成及び動作の
説明と直接関係ない部分で前記実施例と同様の部分につ
いては、前記実施例において用いた符号と同様の符号を
付すことによってその説明を省略する。
【0045】また、以下のスライド機構30の説明にお
いては、上下左右の方向を示す場合は図8及び図9にお
ける上下左右の方向を、また前後の方向を示す場合は、
図10において、向かって右側の方向を前方、左側の方
向を後方とする。
【0046】スライド機構30は、図8及び図9に示す
ように、金属板から板金加工によって形成された2枚の
板状の部材と弾発部材等から成るものである。
【0047】即ち、31は略正方形状を為す金属板から
成るスライド基板であり、前記スライド機構10と同様
に、LCDモニター3にビス止め等によってその背面全
体をを覆うように取着され、略下半分とこれに続く稍上
方寄りの右側部分がその他の部分と段部32によって区
画され、図8及び図9に示すように、平面形状において
は略L字状の領域を占める凹部33が形成されている。
【0048】34は上記凹部33の下部において左右方
向における略中間の位置に一カ所設けられたビス穴であ
る(図10参照)。
【0049】35は前方及び後方から見て平面形状で略
L字状を為すスライド板であり、下部の左右の略中心部
には左右方向に長い略長方形をしたガイド孔36が開口
している。
【0050】また、スライド板35のガイド孔36の左
右方向の中央部の真上の位置には、後述する弾発部材の
作用端の一を係止する係止片37が一体に切り起こされ
ている。
【0051】38はガイド部材であり、図10に示すよ
うに、断面形状において、上記ガイド孔36と係合する
部分である略角柱状を為す係合部39とこれに続く前方
から見て正方形の板状を為すフランジ部40と、該フラ
ンジ部40の中心部から更に前方に突出した円柱状の係
止部41とから成る。
【0052】そして、該係止部41は稍外径の大きな頭
部41aを有し、この頭部とフランジ部の間に挟まれた
部分に後述する弾発部材の一の作用端が係止される。
【0053】また、上記係止部41の頭部41aの端面
から係合部39の反フランジ部40側の端面まで貫通し
て貫通孔42が形成されている。
【0054】尚、43、43は、図8及び図9に示すよ
うに、係合部43の対向する左右の側面に取着され、詳
細は後述するが、例えば、合成ゴム製ブロックから成る
衝撃吸収及び消音用の緩衝部材である。
【0055】44は金属製の弾発部材であり、中間部が
コイル部44aとされ、このコイル部44aから2方向
に作用端44b、44cが延びて全体が略L字状を為す
形状を為す所謂ねじりコイルバネであり、上記作用端4
4b、44cの端部はリング状に形成されている。
【0056】以上のような構成を有するスライド機構3
0は、以下のように組み立てられ、また、動作する。
【0057】即ち、スライド基板31の凹部33内にス
ライド板35を収納するようにして組み合わせ、スライ
ド板35のガイド孔36とスライド基板31のビス穴3
4との位置を合わせ、ガイド孔36内にガイド部材38
を係合部39の側から挿入して摺動自在に係合し、貫通
孔42に係止部41の頭部側の開口から取付ビス45を
挿入し貫通孔42を挿通した取付ビス45をスライド基
板31のビス穴34に螺合してガイド部材38をスライ
ド基板31に固定する。
【0058】すると、スライド板35のガイド孔35の
開口縁がスライド基板31とガイド部材38のフランジ
部40との間に緩く挟まれ、スライド板35の移動に伴
って、相対的にガイド孔36内でガイド部材38が摺動
することとなる。
【0059】そして、弾発部材44の作用端44b及び
44cを係止片37とガイド部材38の係止部41とに
それぞれ引っ掛け、弾発部材44をこれらの間に張架す
る。
【0060】従って、図8及び図9に示すように、スラ
イド板35のガイド孔36内でガイド部材38が左右方
向に摺動するようになり、スライド基板31を基準とし
て見れば、スライド基板31に対してスライド板35が
ガイド孔36に沿って左右に摺動し、これに伴って係止
片37に対するガイド部材38の係止部41の位置が変
化、即ち、ガイド部材38の摺動に伴い係止片37とガ
イド部材38の係止部41にそれぞれ係止された弾発部
材44の両作用端44b、44cの相対的な位置関係が
変化する。
【0061】そして、前記スライド機構10と同様に、
ガイド孔36内においてガイド部材38が左右方向の略
中間の位置から少しでも左右どちらかに変位している場
合にはその変位している側の端部へスライド板35を位
置させるように、即ち図8又は図9の状態になるよう
に、弾発部材44はガイド部材38を支点として係止片
37に力を付勢することとなる。
【0062】尚、図8に示すように、スライド板35が
スライド基板31の凹部33内で右方に位置した状態、
即ち、ガイド孔36の左端縁にガイド部材38が当接し
た状態がLCDパネル9が本体部2と重なるようにして
収納された図1における位置であり、そして、図9に示
すように、スライド板35がスライド基板31の凹部3
3内で左方に位置した状態、即ち、ガイド孔36の右端
縁にガイド部材38が当接した状態がLCDパネル9が
本体部2の左方にスライドした図2における状態であっ
て、本体部2のグリップ部6が露出したビデオカメラ1
の使用状態における位置である。
【0063】そして、上記したように収納状態と使用状
態との間を一方の位置から他方の位置までスライドする
時に、ガイド孔36の左端縁又は右端縁とガイド部材3
8が当接することによってスライド動作が停止するわけ
であるが、この当接は弾発部材44による付勢力も加わ
ってかなり激しいものとなる。しかし、前述したように
ガイド部材38の係合部42の左右の側面には緩衝部材
43、43が取着されているので、この緩衝部材43、
43がガイド孔36の左端縁又は右端縁と当接し、該当
接時における衝撃及び音が低減される。
【0064】しかして、スライド基板31にLCDパネ
ル9が取着され、スライド板35は本体部2に固定さ
れ、上記したスライド機構30によって、本体部2に対
してLCDパネル9が左右方向に摺動自在に支持され、
前記スライド機構10の場合と同様に、弾発部材44の
付勢力によってLCDパネル9は、通常は、上記使用状
態又は収納状態の位置にある状態で保持されるようにな
る。
【0065】尚、上記実施例及び変形例において示した
スライド機構10及び30は単にLCDモニターを摺動
させるための機構に過ぎないが、従来、ビデオカメラに
おいては、スイッチによって録画状態、再生状態、及び
電源オフの状態を切り替えるようになっていたのを、例
えば、スライド機構と電源スイッチ等を連動させるよう
にして、スライド機構によってLCDモニターを収納位
置から使用位置に摺動させるとビデオカメラの電源が入
り、録画及び再生が行えるようになり、反対に、使用位
置から収納位置にLCDモニターを摺動させると電源が
切れるようにしても良い。
【0066】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に本発明ビデオカメラは、LCDによって撮影時の被写
体の表示及び再生時の画像表示を行なうための大型のL
CDモニターを有するビデオカメラにおいて、LCDモ
ニターをビデオカメラの本体部に対してスライド機構に
よって使用位置と収納位置との間を摺動自在となるよう
に支持したことを特徴とするものである。
【0067】従って、本発明ビデオカメラにあっては、
未使用時においては、LCDモニターがビデオカメラ本
体からはみ出さないように摺動させてコンパクトに収納
することできるため、ビデオカメラ本体の横幅いっぱい
の大きさを有するLCDモニターを用いた場合において
も、ビデオカメラの使用時には、LCDモニターが摺動
してそれまでこのLCDモニターによって覆い隠されて
いたグリップ部や操作部が現れるためにビデオカメラの
保持や操作には何の影響もなく、ビデオカメラがどんな
に小型化しても本体からはみ出さない可能な限り大きな
LCDモニターを用いることができる。
【0068】尚、前記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は、本発明を実施するに当たっての具体化の
ほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明ビデオカメラの実施
の一例を示すものであり、本図は背面図である。
【図2】図1とは別の状態を示す背面図である。
【図3】図1に示す状態におけるスライド機構を示す拡
大正面図である。
【図4】図2に示す状態におけるスライド機構を示す拡
大正面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】要部の拡大斜視図である。
【図7】スライド機構の一部を変形して示す正面図であ
る。
【図8】図9及び図10と共に本発明ビデオカメラにお
けるスライド機構の変形例を示すものであり、本図は正
面図である。
【図9】図8とは別の状態を示す正面図である。
【図10】図8のX−X線に沿う断面図である。
【図11】従来のビデオカメラを示す背面図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ 2 本体部 3 LCDモニター 9 LCDパネル(LCD) 10 スライド機構 11 スライド基板 16 ガイド孔 20 ガイド部材 25 弾発部材 1A ビデオカメラ 30 スライド機構 13 31 スライド基板 35 スライド板 36 ガイド孔 38 ガイド部材 44 弾発手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LCDによって撮影時の被写体の表示及
    び再生時の画像表示を行なうための大型のLCDモニタ
    ーを有するビデオカメラにおいて、LCDモニターをビ
    デオカメラの本体部に対してスライド機構によって使用
    位置と収納位置との間を摺動自在となるように支持した
    ことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 LCDモニターが本体部背面のほとんど
    の部分を覆うような大きさを有することを特徴とする請
    求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 スライド機構がLCDモニターに取着さ
    れたスライド基板と本体部に取着されたスライド板とを
    備えると共に、スライド板に形成されたガイド孔とスラ
    イド基板に設けられたガイド部材とが係合し、ガイド孔
    内をガイド部材が摺動することによって本体部に対して
    LCDモニターが摺動することを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 弾発部材によってスライド基板が付勢さ
    れ、LCDモニターを使用位置と収納位置それぞれの位
    置に保持するようにしたことを特徴とする請求項2又は
    請求項3に記載のビデオカメラ。
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