JPH0898059A - 波形等化装置 - Google Patents

波形等化装置

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JPH0898059A
JPH0898059A JP6233827A JP23382794A JPH0898059A JP H0898059 A JPH0898059 A JP H0898059A JP 6233827 A JP6233827 A JP 6233827A JP 23382794 A JP23382794 A JP 23382794A JP H0898059 A JPH0898059 A JP H0898059A
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JP
Japan
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signal
waveform
television
reference signal
television signal
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Application number
JP6233827A
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English (en)
Inventor
尚哉 ▲とく▼永
Naoya Tokunaga
Kazuo Furuyasu
和男 古保
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 標準テレビジョン信号用波形等化装置と高品
位テレビジョン信号用波形等化装置をともに必要とする
機器用に、安価な波形等化装置を提供する。 【構成】 入力テレビジョン信号が標準テレビジョン信
号の場合は標準テレビジョン信号用波形等化装置として
動作し、高品位テレビジョン信号の場合は高品位テレビ
ジョン信号用波形等化装置として動作する共用化波形等
化装置を構成する。共用化波形等化装置においては、そ
の構成要素であるトランスバーサルフィルタ102、基
準信号記憶手段107、および制御手段109を共用化
しコスト削減を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号の波
形等化を行なう波形等化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の反射等によって引き起こさ
れるゴースト等による受信状況の悪化にともない、ゴー
スト除去の目的で波形等化装置がテレビジョン受信機に
使用されるようになってきている。また、画面の大型化
や、ハイビジョン放送による画面の高精細化にともな
い、波形等化はますます重要な技術となりつつある。来
年から開始されるEDTV放送に関しても同様である。
テレビジョン受信機等に使用する波形等化装置はこれら
様々な方式のテレビジョン信号に関して波形等化処理を
行なう必要がある。
【0003】以下、従来の標準テレビジョン信号用波形
等化装置と高品位テレビジョン用波形等化装置にわけて
各々説明する。 まず、従来の標準テレビジョン信号用
波形等化装置について説明する。従来の標準テレビジョ
ン信号用波形等化装置の基本構成を図2に示す。
【0004】図2において、102は入力テレビジョン
信号S121の波形等化処理を行ないテレビジョン信号
S124を生成するトランスバーサルフィルタであり、
トランスバーサルフィルタ102で非巡回型フィルタを
構成する。103はテレビジョン信号S124とテレビ
ジョン信号S126を加算する加算器、104は出力テ
レビジョン信号S125の波形等化処理を行ないテレビ
ジョン信号S126を生成するトランスバーサルフィル
タであり、103と104で巡回型フィルタを構成す
る。
【0005】105はテレビジョン信号S124、およ
び出力テレビジョン信号S125の各々の垂直帰線期間
に重畳された標準テレビ用基準信号の抜取りタイミング
を制御する標準テレビ用基準信号抜取り制御回路、10
7はテレビジョン信号S124から抜き取る標準テレビ
用基準信号を格納する基準信号記憶手段、108は出力
テレビジョン信号S125から抜き取る標準テレビ用基
準信号を格納する基準信号記憶手段、109は全体の制
御を行なう制御手段である。
【0006】以上のように構成された標準テレビジョン
信号用波形等化装置について、以下その動作について説
明する。図3は、図2の標準テレビジョン信号用波形等
化装置の処理の概略を示すフローチャートである。以
降、フローチャートの手順においてトランスバーサルフ
ィルタをTFと省略して記述する。制御手段109は、
入力テレビジョン信号S121とテレビジョン信号S1
24が等しくなるようトランスバーサルフィルタ102
の初期設定を行なう(手順301)。制御手段109
は、テレビジョン信号S126が出力されないようトラ
ンスバーサルフィルタ104の初期設定を行なう(手順
302)。
【0007】標準テレビ用基準信号抜取り制御回路10
5はテレビジョン信号S124より基準信号記憶手段1
07に標準テレビ用基準信号を抜き取る(手順30
3)。この標準テレビ用基準信号を制御手段109が読
み込み(手順304)、同期加算を行なう(手順30
5)。手順303から305を所定の同期加算回数が終
了するまで繰り返す。この同期加算した標準テレビ用基
準信号の歪みを検出し、その歪みを低減するようトラン
スバーサルフィルタ102を制御する(手順307)。
【0008】次に、標準テレビ用基準信号抜取り制御回
路105はテレビジョン信号S125より基準信号記憶
手段108に標準テレビ用基準信号を抜き取る(手順3
08)。この標準テレビ用基準信号を制御手段109が
読み込み(手順309)、同期加算を行なう(手順31
0)。手順308から手順310を所定の同期加算回数
が終了するまで繰り返す。この同期加算した標準テレビ
用基準信号の歪みを検出し、その歪みを低減するようト
ランスバーサルフィルタ104を制御する(手順31
2)。必要があれば、手順303から手順312を繰り
返す。
【0009】図4は入力テレビジョン信号S121とテ
レビジョン信号S124の振幅周波数特性図である。標
準テレビ用基準信号の歪みを低減するようにトランスバ
ーサルフィルタ102を制御することにより、入力テレ
ビジョン信号の歪みを低減できる。すなわち、図4
(a)に示すような高域周波数で振幅が低下するような
振幅周波数特性をもっていた入力テレビジョン信号は、
トランスバーサルフィルタ102を用いて波形等化処理
を行なうことにより振幅周波数特性が補正され、図4
(b)に示すような振幅周波数特性をもったテレビジョ
ン信号となる。
【0010】図5は入力テレビジョン信号S121と出
力テレビジョン信号S125の映像の一例である。図5
(a)に示すようなゴーストがかかっていた入力テレビ
ジョン信号は、トランスバーサルフィルタ104を用い
て波形等化処理を行なうことによりゴーストが除去され
図5(b)に示すようなゴーストのない出力テレビジョ
ン信号となる。
【0011】次に、従来の高品位テレビジョン信号用波
形等化装置について説明する。従来の高品位テレビジョ
ン信号用波形等化装置の基本構成を図6に示す。図6に
おいて、102は入力テレビジョン信号S122の波形
等化処理を行ない出力テレビジョン信号S125を生成
するトランスバーサルフィルタであり、トランスバーサ
ルフィルタ102で非巡回型フィルタを構成する。10
6は出力テレビジョン信号S125の垂直帰線期間に重
畳された高品位テレビ用基準信号の抜取りタイミングを
制御する高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路、10
7は出力テレビジョン信号S125から抜き取る高品位
テレビ用基準信号を格納する基準信号記憶手段、109
は全体の制御を行なう制御手段である。
【0012】以上のように構成された高品位テレビジョ
ン信号用波形等化装置について、以下その動作について
説明する。図7は、図6の高品位テレビジョン信号用波
形等化装置の処理の概略を示すフローチャートである。
制御手段109は、入力テレビジョン信号S122と出
力テレビジョン信号S125が等しくなるようトランス
バーサルフィルタ102の初期設定を行なう(手順30
1)。高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路106は
出力テレビジョン信号S125より基準信号記憶手段1
07に高品位テレビ用基準信号を抜き取る(手順30
3)。
【0013】この高品位テレビ用基準信号を制御手段1
09が読み込み(手順304)、同期加算を行なう(手
順305)。手順303から手順305を所定の同期加
算回数が終了するまで繰り返す。この同期加算した高品
位テレビ用基準信号の歪みを検出し、その歪みを低減す
るようトランスバーサルフィルタ102を制御する(手
順307)。必要があれば、手順303から手順307
を繰り返す。
【0014】図8は入力テレビジョン信号S122と出
力テレビジョン信号S125の振幅周波数特性図であ
る。高品位テレビ用基準信号の歪みを低減するようにト
ランスバーサルフィルタ102を制御することにより、
入力テレビジョン信号の歪みを低減できる。すなわち、
図8(a)に示すような高域周波数で振幅が低下するよ
うな振幅周波数特性をもっていた入力テレビジョン信号
は、トランスバーサルフィルタ102を用いて波形等化
処理を行なうことにより振幅周波数特性が補正され、図
8(b)に示すような振幅周波数特性をもったテレビジ
ョン信号となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の波形等化装置で
はトランスバーサルフィルタ、あるいは基準信号記憶手
段等のハードウェアコストが比較的大きい。標準テレビ
ジョン信号と高品位テレビジョン信号の双方のテレビジ
ョン信号を入力テレビジョン信号とする機器において
は、それぞれの専用波形等化装置をもつと、ハードウェ
ア量の増加とそれにともなうコストの増加という問題が
発生する。
【0016】さらに、テレビジョン信号の波形等化には
等化性能を確保するために、同期加算が必須であり、波
形等化全体に占める処理時間も大きい。
【0017】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、標準テレビジョン信号用波形等化装置と高品位テレ
ビジョン信号用波形等化装置をともに必要とする機器用
に、安価な、かつ等化に要する処理時間を短縮可能な波
形等化装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明の波形等化装置は、テレビジョン信号の垂
直帰線期間に重畳されている波形等化のための基準信号
に基づいて波形等化を行なう波形等化装置であって、入
力テレビジョン信号を標準テレビジョン信号、あるいは
高品位テレビジョン信号に切り替える切替え手段と、入
力テレビジョン信号の波形等化を行なう第1の波形等化
手段と、前記第1の波形等化手段が出力するテレビジョ
ン信号の波形等化を行ない出力テレビジョン信号を生成
する第2の波形等化手段と、前記第1の波形等化手段と
前記第2の波形等化手段の出力する標準テレビジョン信
号の標準テレビ用基準信号を抜き取るタイミングを制御
する標準テレビ用基準信号抜取り制御回路と、前記第1
の波形等化手段と前記第2の波形等化手段の出力する高
品位テレビジョン信号の高品位テレビ用基準信号を抜き
取るタイミングを制御する高品位テレビ用基準信号抜取
り制御回路と、前記第1の波形等化手段の出力するテレ
ビジョン信号の前記基準信号を格納する第1の基準信号
記憶手段と、前記第2の波形等化手段の出力するテレビ
ジョン信号の前記基準信号を格納する第2の基準信号記
憶手段と、制御手段を具備し、前記切替え手段を制御し
前記入力テレビジョン信号を標準テレビジョン信号に切
り替えた場合には、標準テレビ用基準信号抜取り制御回
路が前記第1の波形等化手段の出力であるテレビジョン
信号から標準テレビ用基準信号を前記第1の基準信号記
憶手段に取り込み、前記第2の波形等化手段の出力であ
るテレビジョン信号から標準テレビ用基準信号を前記第
2の基準信号記憶手段に取り込み、前記制御手段が前記
第1、および第2の基準信号記憶手段に取り込まれた前
記標準テレビ用基準信号に基づいて前記入力テレビジョ
ン信号の波形歪を低減するように前記第1の波形等化手
段と前記第2の波形等化手段を制御し、前記切替え手段
を制御し前記入力テレビジョン信号を高品位テレビジョ
ン信号に切り替えた場合には、高品位テレビ用基準信号
抜取り制御回路が前記第1の波形等化手段の出力である
テレビジョン信号から高品位テレビ用基準信号を前記第
1の基準信号記憶手段に取り込み、前記第2の波形等化
手段の出力であるテレビジョン信号から高品位テレビ用
基準信号を前記第2の基準信号記憶手段に取り込み、前
記制御手段が前記第1、および第2の基準信号記憶手段
に取り込まれた前記高品位テレビ用基準信号に基づいて
前記入力テレビジョン信号の波形歪を低減するように前
記第1の波形等化手段と前記第2の波形等化手段を制御
する。
【0019】上記目的を達成するために第2の発明の波
形等化装置は、テレビジョン信号の垂直帰線期間に重畳
されている波形等化のための基準信号に基づいて波形等
化を行なう波形等化装置であって、入力テレビジョン信
号を標準テレビジョン信号、あるいは高品位テレビジョ
ン信号に切り替える第1の切替え手段と、入力テレビジ
ョン信号の波形等化を行なう非巡回型フィルタで構成す
る第1の波形等化手段と、前記第1の波形等化手段が出
力するテレビジョン信号の波形等化を行ない出力テレビ
ジョン信号を生成する巡回型フィルタで構成する第2の
波形等化手段と、前記第1の波形等化手段と前記第2の
波形等化手段の出力する標準テレビジョン信号の標準テ
レビ用基準信号を抜き取るタイミングを制御する標準テ
レビ用基準信号抜取り制御回路と、前記第1の波形等化
手段と前記第2の波形等化手段の出力する高品位テレビ
ジョン信号の高品位テレビ用基準信号を抜き取るタイミ
ングを制御する高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路
と、前記第1の波形等化手段の出力するテレビジョン信
号の前記基準信号を格納する第1の基準信号記憶手段
と、前記第2の波形等化手段の出力するテレビジョン信
号の前記基準信号を格納する第2の基準信号記憶手段
と、制御手段と、前記第2の波形等化手段において出力
テレビジョン信号を巡回させる際、加算器を使用しない
ようにするための第2の切替え手段を具備し、前記第2
の波形等化手段を波形歪の除去に使用せず、前記入力テ
レビジョン信号が前記標準テレビジョン信号である場合
は、前記標準テレビ用基準信号抜取り制御回路が前記第
2の切替え手段と前記第2の波形等化手段を制御し、前
記標準テレビ用基準信号の同期加算を行ない、前記入力
テレビジョン信号が前記高品位テレビジョン信号である
場合は、前記高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路が
前記第2の切替え手段と前記第2の波形等化手段を制御
し、前記高品位テレビ用基準信号の同期加算を行ない、
前記同期加算の結果を前記第2の基準信号記憶手段に取
り込み、前記制御手段が前記第2の基準信号記憶手段に
取り込まれた前記基準信号に基づいて前記入力テレビジ
ョン信号の波形歪を低減するように前記第1の波形等化
手段を制御する。
【0020】
【作用】第1の発明の波形等化装置の構成図を図1に示
す。標準テレビジョン信号用波形等化装置と高品位テレ
ビジョン信号用波形等化装置を一体化して共用化波形等
化装置とする。共用化波形等化装置は、入力テレビジョ
ン信号が標準テレビジョン信号の場合は標準テレビジョ
ン信号用波形等化装置として動作し、入力テレビジョン
信号が高品位テレビジョン信号の場合は高品位テレビジ
ョン信号用波形等化装置として動作する。共用化波形等
化装置においては標準テレビジョン信号用波形等化装置
と高品位テレビジョン信号用波形等化装置の構成要素の
うち、共通なものを共用化する。すなわち、トランスバ
ーサルフィルタ102、基準信号記憶手段107、およ
び制御手段109を共用化している。
【0021】これに対して、共用化波形等化装置を構成
するにあたり追加した構成要素は入力テレビジョン信号
を切り替える切替え手段101のみである。このよう
に、標準テレビジョン信号用波形等化装置と高品位テレ
ビジョン信号用波形等化装置を一体化して共用化波形等
化装置を1台設けることにより、各々の波形等化装置を
1台ずつ、計2台設ける場合に比してかなりハードウェ
ア量を削減できる。これはすなわち、コストの削減であ
り、標準テレビジョン信号用波形等化装置と高品位テレ
ビジョン信号用波形等化装置をともに必要とする機器用
に、安価な波形等化装置を提供することが可能となる。
【0022】第2の発明の波形等化装置の構成図を図9
に示す。加算器103とトランスバーサルフィルタ10
4で構成する巡回型フィルタを用いたゴーストの除去が
特に必要ない場合には、この巡回型フィルタを同期加算
に使用する。これにより、制御手段109が同期加算を
行なう必要がなくなり、安価な、かつ等化に要する処理
時間を短縮する波形等化装置を提供することが可能とな
る。
【0023】
【実施例】
(実施例1)以下第1の発明の第1の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図10は本実施例におけ
る波形等化装置の構成図である。図10において、10
01は入力テレビジョン信号S1023としてNTSC
(EDTV)信号S1021、あるいはMUSE信号S
1022のいずれか一方を選択するセレクタ、1002
は入力テレビジョン信号S1023の波形等化処理を行
ない、出力テレビジョン信号S1024を生成するトラ
ンスバーサルフィルタ、1003はテレビジョン信号S
1024とテレビジョン信号S1026を加算する加算
器である。
【0024】1004は出力テレビジョン信号S102
5の波形等化処理を行ない、テレビジョン信号S102
6を生成するトランスバーサルフィルタ、1005は入
力テレビジョン信号S1023としてNTSC(EDT
V)信号S1021を選択している際にクロック、水平
同期信号、あるいは垂直同期信号の発生といった処理を
行なう同期処理回路、1006は入力テレビジョン信号
S1023としてMUSE信号S1022を選択してい
る際に水平同期信号、垂直同期信号を分離し、クロック
発生を行う同期処理回路である。
【0025】1007はNTSC(EDTV)信号に重
畳されている基準信号であるGCR信号(図12
(a)、(b))を抜き取るタイミングを制御するGC
R抜取り制御回路、1008はMUSE信号に重畳され
ている基準信号であるVIT信号(図13)を抜き取る
タイミングを制御するVIT信号抜取り制御回路、10
09はテレビジョン信号S1024から抜き取った基準
信号を格納するバッファメモリ、1010は出力テレビ
ジョン信号S1025から抜き取った基準信号を格納す
るバッファメモリ、1011はは全体の制御を行なうC
PU、1012はCPU1011が実行するプログラム
を格納するROM、1013はCPU1011が実行時
に使用するRAMである。
【0026】図11は本実施例の波形等化処理のフロー
チャートである。NTSC(EDTV)信号とMUSE
信号のいずれの波形等化を行なうかを判定する(手順1
101)。NTSC(EDTV)信号の波形等化を行な
う場合、まずセレクタ1001を切り替え、NTSC
(EDTV)信号S1021を入力テレビジョン信号S
1023とする(手順1102)。同期処理回路100
5は水平同期信号、垂直同期信号を分離し、クロック発
生を行う(手順1103)。CPU1011は、入力テ
レビジョン信号S1023とテレビジョン信号S102
4が等しくなるようトランスバーサルフィルタ1002
の初期設定を行なう(手順1104)。
【0027】CPU1011は、テレビジョン信号S1
026が出力されないようトランスバーサルフィルタ1
004の初期設定を行なう(手順1105)。GCR信
号抜取り制御回路1007はGCR信号の抜取りタイミ
ングをバッファメモリ1009に通知する(手順110
6)。バッファメモリ1009にテレビジョン信号S1
024からGCR信号を取り込む(手順1107)。こ
のGCR信号をCPU1011が読み込み(手順110
8)、同期加算を行なう(手順1109)。手順110
6から手順1109を所定の同期加算回数が終了するま
で繰り返す。この同期加算したGCR信号にフィールド
シーケンス処理や微分処理を施してインパルス信号(図
12(c))に変換し、このインパルス信号よりGCR
信号の歪みを検出し、その歪みを低減するようトランス
バーサルフィルタ1002を制御する(手順111
1)。
【0028】トランスバーサルフィルタ1004を用い
てゴースト除去を行なうか否かを判定する(手順111
2)。ゴースト除去を行なわない場合は図11における
手順1113から手順1118の処理を実行しない。ゴ
ースト除去を行なう場合、GCR信号抜取り制御回路1
007はGCR信号の抜取りタイミングをバッファメモ
リ1010に通知する(手順1113)。バッファメモ
リ1010に出力テレビジョン信号S1025からGC
R信号を取り込む(手順1114)。
【0029】このGCR信号をCPU1011が読み込
み(手順1115)、同期加算を行なう(手順111
6)。手順1113から手順1116を所定の同期加算
回数が終了するまで繰り返す。この同期加算したGCR
信号にフィールドシーケンス処理や微分処理を施してイ
ンパルス信号(図12(c))に変換し、このインパル
ス信号よりGCR信号の歪みを検出し、その歪みを低減
するようトランスバーサルフィルタ1004を制御する
(手順1118)。必要があれば、手順1106から手
順1118を繰り返す。
【0030】手順1101でMUSE信号の波形等化を
行なうと判定した場合、まずセレクタ1001を切り替
え、MUSE信号S1022を入力テレビジョン信号S
1023とする(手順1120)。同期処理回路100
6は水平同期信号、垂直同期信号を分離し、クロック発
生を行う(手順1121)。CPU1011は、入力テ
レビジョン信号S1023とテレビジョン信号S102
4が等しくなるようトランスバーサルフィルタ1002
の初期設定を行なう(手順1122)。CPU1011
は、テレビジョン信号S1026が出力されないようト
ランスバーサルフィルタ1004の初期設定を行なう
(手順1123)。
【0031】VIT信号抜取り制御回路1008はVI
T信号の抜取りタイミングをバッファメモリ1009に
通知する(手順1124)。バッファメモリ1009に
テレビジョン信号S1024からVIT信号を取り込む
(手順1125)。このVIT信号をCPU1011が
読み込み(手順1126)、同期加算を行なう(手順1
127)。手順1124から手順1127を所定の同期
加算回数が終了するまで繰り返す。この同期加算したV
IT信号(図13)より歪みを検出し、その歪みを低減
するようトランスバーサルフィルタ1002を制御する
(手順1129)。トランスバーサルフィルタ1004
を用いてゴースト除去を行なうか否かを判定する(手順
1130)。
【0032】ゴースト除去を行なわない場合は図11に
おける手順1131から1136の処理を実行しない。
ゴースト除去を行なう場合、VIT信号抜取り制御回路
1008はVIT信号の抜取りタイミングをバッファメ
モリ1010に通知する(手順1131)。バッファメ
モリ1010に出力テレビジョン信号S1025からV
IT信号を取り込む(手順1132)。このVIT信号
をCPU1011が読み込み(手順1133)、同期加
算を行なう(手順1134)。手順1131から手順1
134を所定の同期加算回数が終了するまで繰り返す。
この同期加算したVIT信号より歪みを検出し、その歪
みを低減するようトランスバーサルフィルタ1004を
制御する(手順1136)。必要があれば、手順112
4から手順1136を繰り返す。
【0033】本実施例によれば、NTSC(EDTV)
信号用波形等化装置とMUSE信号用波形等化装置を一
体化して共用化波形等化装置とし、図10におけるトラ
ンスバーサルフィルタ1002、1004、加算器10
03、バッファメモリ1009、1010、CPU10
11,ROM1012,およびRAM1013を共用化
している。これにより、共用化波形等化装置のコストを
大幅に削減している。
【0034】MUSE信号は、通常放送衛星を用いて伝
送されるために、NTSC信号のような地上放送とは異
なり、ゴーストのような遅延時間の長い歪は少ない。従
って、近接の歪に対してのみ波形等化を行って波形歪を
補正すれば十分な事が多く、入力テレビジョン信号がM
USE信号であれば、巡回型フィルタを構成するトラン
スバーサルフィルタ1004を動作させない。しかし、
MUSE信号の場合であっても、波形歪が大きな場合、
あるいは例えばCATV伝送を考えた場合には、非巡回
型フィルタを構成するトランスバーサルフィルタ100
2では波形等化能力が不十分な場合がある。
【0035】従来の非巡回型フィルタのみのMUSE信
号用波形等化装置では、前記のような場合、十分な性能
を得る事が出来なかった。本発明の構成では、MUSE
信号の場合であっても、巡回型フィルタを動作させる事
ができ、一段と性能を向上させる事が可能である。一般
的には、巡回型フィルタは発散、発振等の安定性が大き
な問題であり、特に弱電界の場合にはこの可能性が高く
なる。従って、入力テレビジョン信号がMUSE信号の
場合には、図14に示したように入力テレビジョン信号
のS/N比に応じて巡回型フィルタを構成するトランス
バーサルフィルタの動作タップ数を制限する。これによ
り、従来の非巡回型フィルタのみの波形等化装置と比較
して、等化性能を改善し、かつ安定性を保証する事が出
来る。
【0036】(実施例2)以下第1の発明の第2の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図15は本
実施例の波形等化装置の構成図である。図15におい
て、各構成要素1001から1013は図10の構成と
同様であるので説明を省略する。図10の構成では、入
力テレビジョン信号をまず非巡回型フィルタで波形等化
し、その出力テレビジョン信号を巡回型フィルタで波形
等化して出力テレビジョン信号を生成している。本実施
例の構成(図15)では、入力テレビジョン信号をまず
巡回型フィルタで波形等化し、その出力テレビジョン信
号を非巡回型フィルタで波形等化して出力テレビジョン
信号を生成している。
【0037】図16は本実施例の波形等化処理のフロー
チャートである。NTSC(EDTV)信号とMUSE
信号のいずれの波形等化を行なうかを判定する(手順1
101)。NTSC(EDTV)信号の波形等化を行な
う場合、まずセレクタ1001を切り替え、NTSC
(EDTV)信号S1021を入力テレビジョン信号S
1023とする(手順1102)。同期処理回路100
5は水平同期信号、垂直同期信号を分離し、クロック発
生を行う(手順1103)。CPU1011は、テレビ
ジョン信号S1024と出力テレビジョン信号S102
6が等しくなるようトランスバーサルフィルタ1002
の初期設定を行なう(手順1104)。
【0038】CPU1011は、テレビジョン信号S1
025が出力されないようトランスバーサルフィルタ1
004の初期設定を行なう(手順1105)。トランス
バーサルフィルタ1004を用いてゴースト除去を行な
うか否かを判定する(手順1112)。ゴースト除去を
行なわない場合は図16における手順1113から手順
1118の処理を実行しない。ゴースト除去を行なう場
合、GCR信号抜取り制御回路1007はGCR信号
(図12(a)、(b))の抜取りタイミングをバッフ
ァメモリ1010に通知する(手順1113)。
【0039】バッファメモリ1010にテレビジョン信
号S1024からGCR信号を取り込む(手順111
4)。このGCR信号をCPU1011が読み込み(手
順1115)、同期加算を行なう(手順1116)。手
順1113から手順1116を所定の同期加算回数が終
了するまで繰り返す。この同期加算したGCR信号にフ
ィールドシーケンス処理や微分処理を施してインパルス
信号(図12(c))に変換し、このインパルス信号よ
りGCR信号の歪みを検出し、その歪みを低減するよう
トランスバーサルフィルタ1004を制御する(手順1
118)。GCR信号抜取り制御回路1007はGCR
信号の抜取りタイミングをバッファメモリ1009に通
知する(手順1106)。
【0040】バッファメモリ1009に出力テレビジョ
ン信号S1026からGCR信号を取り込む(手順11
07)。このGCR信号をCPU1011が読み込み
(手順1108)、同期加算を行なう(手順110
9)。手順1106から手順1109を所定の同期加算
回数が終了するまで繰り返す。この同期加算したGCR
信号にフィールドシーケンス処理や微分処理を施してイ
ンパルス信号(図12(c))に変換し、このインパル
ス信号よりGCR信号の歪みを検出し、その歪みを低減
するようトランスバーサルフィルタ1002を制御する
(手順1111)。必要があれば、手順1112から手
順1111を繰り返す。
【0041】手順1101でMUSE信号の波形等化を
行なうと判定した場合、まずセレクタ1001を切り替
え、MUSE信号S1022を入力テレビジョン信号S
1023とする(手順1120)。同期処理回路100
6がクロック、水平同期信号、および垂直同期信号の発
生を開始する(手順1121)。CPU1011は、テ
レビジョン信号S1024と出力テレビジョン信号S1
026が等しくなるようトランスバーサルフィルタ10
02の初期設定を行なう(手順1122)。CPU10
11は、テレビジョン信号S1025が出力されないよ
うトランスバーサルフィルタ1004の初期設定を行な
う(手順1123)。
【0042】トランスバーサルフィルタ1004を用い
てゴースト除去を行なうか否かを判定する(手順113
0)。ゴースト除去を行なわない場合は図16における
手順1131から手順1136の処理を実行しない。ゴ
ースト除去を行なう場合、VIT信号抜取り制御回路1
008はVIT信号の抜取りタイミングをバッファメモ
リ1010に通知する(手順1131)。バッファメモ
リ1010にテレビジョン信号S1024からVIT信
号を取り込む(手順1132)。このVIT信号をCP
U1011が読み込み(手順1133)、同期加算を行
なう(手順1134)。手順1131から手順1134
を所定の同期加算回数が終了するまで繰り返す。
【0043】この同期加算したVIT信号より歪みを検
出し、その歪みを低減するようトランスバーサルフィル
タ1004を制御する(手順1136)。VIT信号抜
取り制御回路1008はVIT信号の抜取りタイミング
をバッファメモリ1009に通知する(手順112
4)。バッファメモリ1009に出力テレビジョン信号
S1026からVIT信号を取り込む(手順112
5)。このVIT信号をCPU1011が読み込み(手
順1126)、同期加算を行なう(手順1127)。手
順1124から手順1127を所定の同期加算回数が終
了するまで繰り返す。この同期加算したVIT信号(図
13)より歪みを検出し、その歪みを低減するようトラ
ンスバーサルフィルタ1002を制御する(手順112
9)。必要があれば、手順1130から手順1129を
繰り返す。
【0044】本実施例によれば、NTSC(EDTV)
信号用波形等化装置とMUSE信号用波形等化装置を一
体化して共用化波形等化装置とし、図15におけるトラ
ンスバーサルフィルタ1002、1004、加算器10
03、バッファメモリ1009、1010、CPU10
11,ROM1012,およびRAM1013を共用化
している。これにより、共用化波形等化装置のコストを
大幅に削減している。
【0045】(実施例3)以下第2の発明の第1の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図17は本
実施例の波形等化装置の構成図である。図17におい
て、各構成要素1001から1003、1005、10
06、1009、および1010は図10の構成と同様
であるので説明を省略する。
【0046】図10の構成と異なるのは、出力テレビジ
ョン信号S1025として加算器1003の出力信号S
1621、あるいはトランスバーサルフィルタ1602
の出力テレビジョン信号S1026のいずれか一方を選
択するセレクタ1601、出力テレビジョン信号S10
25の波形等化を行ない、テレビジョン信号S1026
を生成するトランスバーサルフィルタ、NTSC(ED
TV)信号に重畳されている基準信号であるGCR信号
を抜き取るタイミングを制御する機能に、トランスバー
サルフィルタ1602のデータ出力タイミングを制御す
る機能を付加したGCR抜取り制御回路1603、MU
SE信号に重畳されている基準信号であるVIT信号を
抜き取るタイミングを制御する機能に、トランスバーサ
ルフィルタ1602のデータ出力タイミングを制御する
機能を付加したVIT信号抜取り制御回路1604であ
る。
【0047】図18、19は本実施例の波形等化処理の
フローチャートである。手順1101から手順1105
は図11の処理と同様であるので説明を省略する。NT
SC(EDTV)信号の波形等化を行なう場合、トラン
スバーサルフィルタ1602を用いてゴースト除去を行
なうか否かを判定する(手順1112)。ゴースト除去
を行なう場合は図11の処理と同様に手順1106から
手順1111、および手順1113から手順1119を
実行する。
【0048】トランスバーサルフィルタ1602を用い
てゴースト除去を行なわない場合、非巡回型フィルタを
構成する加算器1003、セレクタ1601、およびト
ランスバーサルフィルタ1602を用いて、GCR抜取
り制御回路1603の制御によってGCR信号の同期加
算を行なう。この様子を図20に示す。GCR信号抜取
り制御回路1603はトランスバーサルフィルタ160
2を制御して、トランスバーサルフィルタ1602から
現在同期加算中のGCR信号が出力されるタイミングを
調整する(手順1701)。セレクタ1601を切り替
え、テレビジョン信号S1621を出力テレビジョン信
号S1025とする(手順1702)。加算器1003
でトランスバーサルフィルタ1602から出力されるG
CR信号とトランスバーサルフィルタ1002から出力
されるGCR信号を同期加算する(手順1703)。
【0049】この同期加算したGCR信号がセレクタ1
601を通過したら、セレクタ1601を切り替え、テ
レビジョン信号S1026を出力テレビジョン信号S1
025とする(手順1704)。次のGCR信号の到着
までの間、同期加算したGCR信号は巡回型フィルタの
ループをまわり続ける。手順1701から手順1704
を所定の同期加算回数が終了するまで繰り返す。この後
の手順1114、1115、1112は図11の処理と
同様であるので説明を省略する。必要があれば、手順1
112から手順1119を繰り返す。
【0050】手順1120から手順1123は図11の
処理と同様であるので説明を省略する。MUSE信号の
波形等化を行なう場合、トランスバーサルフィルタ16
02を用いてゴースト除去を行なうか否かを判定する
(手順1130)。ゴースト除去を行なう場合は図11
の処理と同様に手順1124から手順1129、および
手順1131から手順1137を実行する。トランスバ
ーサルフィルタ1602を用いてゴースト除去を行なわ
ない場合、非巡回型フィルタを構成する加算器100
3、セレクタ1601、およびトランスバーサルフィル
タ1602を用いて、VIT抜取り制御回路1604の
制御によってVIT信号の同期加算を行なう。この様子
を図21に示す。
【0051】VIT信号抜取り制御回路1604はトラ
ンスバーサルフィルタ1602を制御して、トランスバ
ーサルフィルタ1602から現在同期加算中のVIT信
号が出力されるタイミングを調整する(手順180
1)。セレクタ1601を切り替え、テレビジョン信号
S1621を出力テレビジョン信号S1025とする
(手順1802)。加算器1003でトランスバーサル
フィルタ1602から出力されるVIT信号とトランス
バーサルフィルタ1002から出力されるVIT信号を
同期加算する(手順1803)。
【0052】この同期加算したVIT信号がセレクタ1
601を通過したら、セレクタ1601を切り替え、テ
レビジョン信号S1026を出力テレビジョン信号S1
025とする(手順1804)。次のVIT信号の到着
までの間、同期加算したVIT信号は巡回型フィルタの
ループをまわり続ける。手順1801から手順1804
を所定の同期加算回数が終了するまで繰り返す。この後
の手順1132、1133、1129は図11の処理と
同様であるので説明を省略する。必要があれば、手順1
130から手順1137を繰り返す。
【0053】本実施例によれば、NTSC(EDTV)
信号用波形等化装置とMUSE信号用波形等化装置を一
体化して共用化波形等化装置とし、図17における加算
器1003、セレクタ1601、およびトランスバーサ
ルフィルタ1602からなる巡回型フィルタをゴースト
除去に用いない場合、基準信号の同期加算をこれらを用
いて実行することによりCPUが同期加算を行なう必要
がなくなり、等化に要する処理時間を短縮する事が出来
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、標準
テレビジョン信号用波形等化装置と高品位テレビジョン
信号用波形等化装置を一体化して共用化波形等化装置と
することにより、この両者に共通な構成要素を共用化す
る。これによりコスト削減が可能となり、安価な波形等
化装置を提供できる。
【0055】第2の発明によれば、上記共用化波形等化
装置において巡回型フィルタを用いたゴーストの除去が
特に必要ない場合には、この巡回型フィルタを同期加算
に使用する。これにより、制御手段が同期加算を行なう
必要がなくなり、安価な、かつ等化に要する処理時間を
短縮可能な波形等化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の波形等化装置の基本構成図
【図2】従来の標準テレビジョン信号用波形等化装置の
基本構成図
【図3】従来の標準テレビジョン信号用波形等化装置に
おける波形等化処理のフローチャート
【図4】従来の標準テレビジョン信号用波形等化装置に
よる振幅周波数特性の補正を示すグラフ
【図5】ゴースト除去の説明図
【図6】従来の高品位テレビジョン信号用波形等化装置
の基本構成図
【図7】従来の高品位テレビジョン信号用波形等化装置
における波形等化処理のフローチャート
【図8】従来の高品位テレビジョン信号用波形等化装置
による振幅周波数特性の補正を示すグラフ
【図9】第2の発明の波形等化装置の基本構成図
【図10】第1の発明の第1の実施例における波形等化
装置の構成図
【図11】第1の発明の第1の実施例における波形等化
処理のフローチャート
【図12】NTSC(EDTV)信号におけるGCR信
号の説明図
【図13】MUSE信号におけるVIT信号の説明図
【図14】MUSE信号を波形等化する際の巡回型フィ
ルタを構成するトランスバーサルフィルタの動作範囲を
示す説明図
【図15】第1の発明の第2の実施例における波形等化
装置の構成図
【図16】第1の発明の第2の実施例における波形等化
処理のフローチャート
【図17】第2の発明の第1の実施例における波形等化
装置の構成図
【図18】第2の発明の第1の実施例における波形等化
処理のフローチャート
【図19】第2の発明の第1の実施例における波形等化
処理のフローチャート
【図20】第2の発明の第1の実施例におけるGCR信
号の同期加算の様子を示す説明図
【図21】第2の発明の第1の実施例におけるVIT信
号の同期加算の様子を示す説明図
【符号の説明】
101、901 切替え手段 102、104、1002、1004、1602 トラ
ンスバーサルフィルタ 103、1003 加算器 105 標準テレビ用基準信号抜取り制御回路 106 高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路 107、108 基準信号記憶手段 109 制御手段 1001、1601 セレクタ 1005、1006 同期処理回路 1007、1603 GCR信号抜取り制御回路 1008、1604 VIT信号抜取り制御回路 1009、1010 バッファメモリ 1011 CPU 1012 ROM 1013 RAM S121 標準テレビジョン信号 S122 高品位テレビジョン信号 S123、S1023 入力テレビジョン信号 S124、S126、S1024、S1026、S16
21 テレビジョン信号 S125、S1025 出力テレビジョン信号 S1021 NTSC(EDTV)信号 S1022 MUSE信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号の垂直帰線期間に重畳さ
    れている波形等化のための基準信号に基づいて波形等化
    を行なう波形等化装置であって、入力テレビジョン信号
    を標準テレビジョン信号、あるいは高品位テレビジョン
    信号に切り替える切替え手段と、入力テレビジョン信号
    の波形等化を行なう第1の波形等化手段と、前記第1の
    波形等化手段が出力するテレビジョン信号の波形等化を
    行ない出力テレビジョン信号を生成する第2の波形等化
    手段と、前記第1の波形等化手段と前記第2の波形等化
    手段の出力する標準テレビジョン信号の標準テレビ用基
    準信号を抜き取るタイミングを制御する標準テレビ用基
    準信号抜取り制御回路と、前記第1の波形等化手段と前
    記第2の波形等化手段の出力する高品位テレビジョン信
    号の高品位テレビ用基準信号を抜き取るタイミングを制
    御する高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路と、前記
    第1の波形等化手段の出力するテレビジョン信号の前記
    基準信号を格納する第1の基準信号記憶手段と、前記第
    2の波形等化手段の出力するテレビジョン信号の前記基
    準信号を格納する第2の基準信号記憶手段と、制御手段
    を具備し、前記切替え手段を制御し前記入力テレビジョ
    ン信号を標準テレビジョン信号に切り替えた場合には、
    標準テレビ用基準信号抜取り制御回路が前記第1の波形
    等化手段の出力であるテレビジョン信号から標準テレビ
    用基準信号を前記第1の基準信号記憶手段に取り込み、
    前記第2の波形等化手段の出力であるテレビジョン信号
    から標準テレビ用基準信号を前記第2の基準信号記憶手
    段に取り込み、前記制御手段が前記第1、および第2の
    基準信号記憶手段に取り込まれた前記標準テレビ用基準
    信号に基づいて前記入力テレビジョン信号の波形歪を低
    減するように前記第1の波形等化手段と前記第2の波形
    等化手段を制御し、前記切替え手段を制御し前記入力テ
    レビジョン信号を高品位テレビジョン信号に切り替えた
    場合には、高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路が前
    記第1の波形等化手段の出力であるテレビジョン信号か
    ら高品位テレビ用基準信号を前記第1の基準信号記憶手
    段に取り込み、前記第2の波形等化手段の出力であるテ
    レビジョン信号から高品位テレビ用基準信号を前記第2
    の基準信号記憶手段に取り込み、前記制御手段が前記第
    1、および第2の基準信号記憶手段に取り込まれた前記
    高品位テレビ用基準信号に基づいて前記入力テレビジョ
    ン信号の波形歪を低減するように前記第1の波形等化手
    段と前記第2の波形等化手段を制御することを特徴とす
    る波形等化装置。
  2. 【請求項2】前記第1の波形等化手段を非巡回型フィル
    タで構成し、前記第2の波形等化手段を巡回型フィルタ
    で構成し、前記入力テレビジョン信号が高品位テレビジ
    ョン信号の場合には、前記巡回型フィルタを動作させな
    いか、あるいは動作を制限する事を特徴とした請求項1
    記載の波形等化装置。
  3. 【請求項3】前記第1の波形等化手段を巡回型フィルタ
    で構成し、前記第2の波形等化手段を非巡回型フィルタ
    で構成した請求項1または2記載の波形等化装置。
  4. 【請求項4】テレビジョン信号の垂直帰線期間に重畳さ
    れている波形等化のための基準信号に基づいて波形等化
    を行なう波形等化装置であって、入力テレビジョン信号
    を標準テレビジョン信号、あるいは高品位テレビジョン
    信号に切り替える第1の切替え手段と、入力テレビジョ
    ン信号の波形等化を行なう非巡回型フィルタで構成する
    第1の波形等化手段と、前記第1の波形等化手段が出力
    するテレビジョン信号の波形等化を行ない出力テレビジ
    ョン信号を生成する巡回型フィルタで構成する第2の波
    形等化手段と、前記第1の波形等化手段と前記第2の波
    形等化手段の出力する標準テレビジョン信号の標準テレ
    ビ用基準信号を抜き取るタイミングを制御する標準テレ
    ビ用基準信号抜取り制御回路と、前記第1の波形等化手
    段と前記第2の波形等化手段の出力する高品位テレビジ
    ョン信号の高品位テレビ用基準信号を抜き取るタイミン
    グを制御する高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路
    と、前記第1の波形等化手段の出力するテレビジョン信
    号の前記基準信号を格納する第1の基準信号記憶手段
    と、前記第2の波形等化手段の出力するテレビジョン信
    号の前記基準信号を格納する第2の基準信号記憶手段
    と、制御手段と、前記第2の波形等化手段において出力
    テレビジョン信号を巡回させる際、加算器を使用しない
    ようにするための第2の切替え手段を具備し、前記第2
    の波形等化手段を波形歪の除去に使用せず、前記入力テ
    レビジョン信号が前記標準テレビジョン信号である場合
    は、前記標準テレビ用基準信号抜取り制御回路が前記第
    2の切替え手段と前記第2の波形等化手段を制御し、前
    記標準テレビ用基準信号の同期加算を行ない、前記入力
    テレビジョン信号が前記高品位テレビジョン信号である
    場合は、前記高品位テレビ用基準信号抜取り制御回路が
    前記第2の切替え手段と前記第2の波形等化手段を制御
    し、前記高品位テレビ用基準信号の同期加算を行ない、
    前記同期加算の結果を前記第2の基準信号記憶手段に取
    り込み、前記制御手段が前記第2の基準信号記憶手段に
    取り込まれた前記基準信号に基づいて前記入力テレビジ
    ョン信号の波形歪を低減するように前記第1の波形等化
    手段を制御することを特徴とする波形等化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6246444B1 (en) 1997-11-21 2001-06-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital and analog TV common-use receiver having single ghost canceler and ghost cancellation method
CN102457468A (zh) * 2010-10-27 2012-05-16 索尼公司 信号处理设备、信号处理方法和程序

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