JPH0897908A - 回線切替支援装置 - Google Patents

回線切替支援装置

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JPH0897908A
JPH0897908A JP23257794A JP23257794A JPH0897908A JP H0897908 A JPH0897908 A JP H0897908A JP 23257794 A JP23257794 A JP 23257794A JP 23257794 A JP23257794 A JP 23257794A JP H0897908 A JPH0897908 A JP H0897908A
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Takashi Sato
尚 佐藤
Takanori Hashimoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専用線の旧回線から新回線への切替えを支援
する回線切替支援装置に関し、旧回線に影響を与えるこ
となく、且つ確実に回線切替えを行う。 【構成】 加入者線7と旧回線8と新回線9とを接続し
た端子盤10の加入者線側端子aと旧回線側端子bと新
回線側端子cとにそれぞれクリップ等によって接続した
回線切替部1と、回線切替シーケンスに従って各部を制
御する制御部2とを備え、この制御部2は、回線切替部
1を介して新回線9に切替開始制御信号,測定信号,切
替制御信号等の送受信を行う制御信号送受信部3と、切
替開始制御信号によって新回線9に対して折返接続し、
測定信号を折返送出した後に折返接続を復旧させる折返
部4と、制御信号送受信部3,折返部4等を制御して回
線切替シーケンスを実行する切替制御部5と、回線の信
号形式等に対応したインタフェース部6とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旧回線の専用線から新
回線の専用線に切替える為の回線切替支援装置に関す
る。専用線は、一般公衆電話のように交換接続されるも
のではなく、常時接続状態を維持しているものである。
このような専用線に於いては、電話機やデータ端末等の
端末種別対応の回線終端装置を設けた構成が一般的であ
ったが、この回線終端装置を各端末種別に対して共用化
できる構成とし、且つ多重度を大きくして、経済化と高
品質化とを図った新回線が敷設された。従って、既設の
旧回線から新回線に切替えることになり、その場合に、
使用中の旧回線に影響を与えないように、新回線に切替
えることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図12は従来例の説明図であり、41は
旧回線、42は新回線、43,44は主局側M及び従局
側Sの端子盤、45,46は加入者線、47,48は端
末装置、49,50は伝送網、51,52は切替スイッ
チ、53は制御信号線である。旧回線41及び新回線4
2についての回線終端装置や多重装置等は図示を省略し
ている。又伝送網49,50は、長距離専用線の場合、
複数の交換局を含む構成となる。
【0003】端末装置47,48間が専用線の旧回線4
1を介して接続されており、この旧回線41に対して新
回線42を敷設し、旧回線41から新回線42に切替え
る為に、専用線の使用を一時的に中止し、その間に切替
えるのが一般的であるが、重要な専用線は24時間継続
して使用状態を維持する必要があるから、その切替方法
を適用することは困難である。
【0004】そこで、切替スイッチ51,52を設け、
端子盤43,44の加入者線側端子aと旧回線側端子b
と新回線側端子cとに対してクリップ等により点線で示
すケーブルで接続し、制御信号線53を介して相互に通
信して切替作業を行うことが提案されている。
【0005】例えば、図示状態の切替スイッチ51,5
2を接続すると、加入者線側端子aと旧回線側端子bと
の間が切替スイッチ51,52により短絡されているか
ら、ジャンパ線を取り外し、制御信号線53を介して切
替制御信号を伝送して、切替スイッチ51,52を同時
に切替動作させて、加入者線側端子aと新回線側端子c
との間を切替接続した後、加入者線側端子aと新回線側
端子cとの間をジャンパ線で接続し、その後に、点線で
示すケーブルを取り外して、旧回線41から新回線42
に切替作業を完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】専用線の旧回線を使用
状態として、データ等の欠落が生じないように新回線に
接続する必要があり、その場合に、切替スイッチ51,
52の切替操作の連絡用や切替制御用の制御信号線53
を新たに敷設することは実用的ではない。そこで、新回
線42を利用することが考えられる。この新回線42が
形成される伝送網50は、旧回線41を形成する伝送網
49は制御信号線53と異なる経路や構成の場合が一般
的であるから、旧回線41と新回線42と制御信号線5
3との伝送遅延時間が相違するものである。従って、切
替スイッチ51,52を同期して切替えても、データの
欠落を防止することは困難となる。
【0007】又旧回線41に対応する新回線42を主局
側Mと従局側Sとに於いて正しく切替える為には、端子
盤43,44に誤りなく切替スイッチ51,52を接続
したか否かを確認する作業が必要である。又旧回線41
から新回線42に切替えた後の確認作業も必要である。
本発明は、前述のような回線切替えの作業を支援する装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回線切替支援装
置は、図1を参照して説明すると、(1)専用線を構成
する加入者線7と旧回線8と新回線9とを接続した端子
盤10の加入者線側端子aと旧回線側端子bと新回線側
端子cとに接続し、加入者線7に対して旧回線8と新回
線9との何れかに切替接続する回線切替部1と、回線切
替えのシーケンスに従って各部を制御する制御部2とを
備え、この制御部2は、回線切替部1を介して新回線9
に少なくとも測定開始制御信号,測定信号及び切替制御
信号を送出し、測定開始制御信号及び切替制御信号を受
信検出する制御信号送受信部3と、測定開始制御信号の
受信検出により回線切替部1を介した新回線9の折返接
続を行い、且つ測定信号を折返送出した後に折返接続を
復旧させる折返部4と、制御信号送受信部3と折返部4
とを制御し、新回線を制御信号線として相手側との間の
伝送遅延時間を測定し、この伝送遅延時間を基に切替制
御信号の送出制御及び回線切替部1の切替制御を行う切
替制御部5とを備えている。又6はインタフェース部、
1aは可動接点,1b,1cは固定接点を示す。
【0009】(2)又制御部2は、旧回線8を介して伝
送されたデータを回線切替部1を介して分岐し、且つ回
線切替部1を介して新回線9に送出するデータ折返部
と、旧回線8に送出するデータを回線切替部を介して分
岐し、且つ新回線9を介して折返されたデータとを照合
する照合部とを備えている。
【0010】(3)又制御部2は、回線切替部1を介し
て端子盤10の加入者線側端子aと旧回線側端子b又は
新回線側端子cとの間のジャンパ線に帯域外信号を加え
る信号発生部と、ジャンパ線を介して転送された帯域外
信号を検出する検出部とを備えている。
【0011】(4)又制御部2は、端子盤10の加入者
線側端子aと旧回線側端子b又は新回線側端子cとの間
の信号レベル差を検出し、この信号レベル差が零又は零
に近い時に、正しい接続状態と判定する構成を備えてい
る。
【0012】(5)又制御部2は、旧回線8と新回線9
とに転送される受信信号レベル差を検出し、この受信信
号レベル差を零に近づけるように減衰量を制御する減衰
器を備えている。
【0013】(6)又制御部2は、測定開始制御信号を
回線切替部1を介して新回線9に送出した後、測定信号
を新回線9に送出し、この測定信号の送出から新回線9
を介して折返受信するまでの時間を基に新回線9の伝送
遅延時間を求め、この伝送遅延時間の情報及び複数の相
手側の伝送遅延時間の中の最大値及び複数の相手側の伝
送遅延時間の累算値の情報をそれぞれ新回線9を介して
送出した後、切替制御信号を送出して、伝送遅延時間の
最大値に従った時間後に回線切替部1を制御し、切替制
御信号を受信した時は、伝送遅延時間の最大値と自制御
部側の伝送遅延時間との差の時間経過後に回線切替部を
制御し、旧回線8から新回線9に回線切替部1によって
切替接続した後、旧回線8を介してポーリング信号を送
出し、このポーリング信号に対する応答信号を受信検出
する機能を備えている。
【0014】
【作用】
(1)回線切替部1は、トランジスタ等の電子スイッチ
やリレー等によって構成され、可動接点1aを端子盤1
0の加入者線側端子aに、固定接点1bを旧回線側端子
bに、固定接点1cを新回線側端子cにそれぞれクリッ
プ等によって接続する。このように、主局側と従局側と
に於いてそれぞれ端子盤に回線切替部1を接続する。制
御部2は、回線切替部1を介して加入者線7と旧回線8
と新回線9とに接続される。先ず、主局側の制御信号送
受信部3から測定開始制御信号を新回線9に送出する。
従局側の制御信号送受信部3で新回線9を介した測定開
始制御信号を受信検出すると、切替制御部5に通知し、
切替制御部5は折返部4を制御して、新回線9の上り回
線と下り回線との間を折返接続させる。次に、主局側の
制御信号送受信部3から測定信号を新回線9に送出す
る。従局側では折返部4によって測定信号を折返送出す
ることになり、又制御信号送受信部3はこの測定信号を
識別し、切替制御部5に通知する。切替制御部5は折返
部4に形成された折返接続を復旧させる。主局側の制御
信号送受信部3は、折返された測定信号を受信検出す
る。切替制御部5は、測定信号の送出から折返受信する
までの時間を計測し、この時間は新回線9の伝送遅延時
間の2倍の値を示し、この伝送遅延時間を基に、主局側
と従局側との回線切替部1の切替制御を行い、使用状態
の専用線の旧回線8から新回線9に切替えることができ
る。
【0015】(2)又従局側の制御部2に於いて、旧回
線8を介して伝送されたデータを、端末装置側に影響を
与えないように、高入力インピーダンスの増幅器等によ
って分岐し、このデータを新回線9に折返送出する。主
局側の制御部2に於いては、旧回線8に送出するデータ
を、高入力インピーダンスの増幅器等によって分岐し、
又新回線9を介して折返されたデータと照合部で照合す
る。照合一致の場合は、旧回線8と新回線9とに対する
主局側と従局側との回線切替部1の接続関係が正しいと
判定される。同様に、主局側の制御部2に於いて、旧回
線8を介して伝送されたデータを分岐して新回線9に折
返送出し、従局側の制御部2に於いて照合判定を行うこ
とができる。
【0016】(3)又端子盤10の加入者線側端子aと
旧回線側端子bとの間は、ジャンパ線で接続されてお
り、回線切替部1の可動接点1aを中立状態として、例
えば、この可動接点1aに帯域外信号を加えると、加入
者線側端子aからジャンパ線,旧回線側端子b,固定接
点1bの経路で伝搬する。そこで、固定接点1bの帯域
外信号を検出できると、回線切替部1と端子盤10の加
入者線側端子aと旧回線側端子bとの接続が正しいと判
定できる。この場合、帯域外信号を用いるから、使用中
の旧回線8には伝搬しないか或いは減衰が大きくなり、
相手側には影響を与えないことになる。
【0017】(4)又端子盤10の端子間を接続するジ
ャンパ線による電圧低下は零又は零に近い値となる。そ
こで、回線切替部1の可動接点1aを中立状態とし、こ
の可動接点1aと固定接点1bとの間の信号レベル差を
検出し、零又は零に近い値の時は、端子盤10の加入者
線側端子aと可動接点1aと接続され、旧回線側端子b
と固定接点1bとが接続されていることが判る。即ち、
正しい接続状態と判定することができる。又回線切替部
1により旧回線8から新回線9に切替え、加入者線側端
子aと新回線側端子cとの間をジャンパ線で接続した
後、可動接点1aを中立状態とし、前述と同様に、信号
レベル差を検出し、零又は零に近い場合は、ジャンパ線
が正しく接続されたと判定することができる。
【0018】(5)又回線切替部1によって旧回線8か
ら新回線9に切替えた時に、旧回線8と新回線9との伝
送特性が異なることから、受信信号レベルが大きく変動
すると、回線断と誤判定する場合がある。そこで、予め
旧回線8と新回線9とに同一レベルの信号を送出し、受
信側では受信信号レベル差を検出し、減衰器の減衰量を
制御し、旧回線8から新回線9に切替えた場合に、加入
者線7に接続された端末装置の受信信号レベル差を抑圧
し、安定な受信を継続させる。
【0019】(6)又主局側の制御部2は、測定開始制
御信号を送出した後、所定時間後に測定信号を送出し、
その送出から折返受信までの時間を計測する。複数の従
局側が専用線に接続されている場合は、各従局側を順次
指定して測定開始制御信号を送出した後、測定信号を送
出する。それによって得られた伝送遅延時間の最大値及
び累算値を求め、各従局側に通知する。又従局側の制御
部2は、測定開始制御信号を受信検出すると、折返部4
により新回線9の折返接続を形成し、測定信号を折返送
出した後、折返接続を復旧させる。主局側の制御部2
は、各従局側へ新回線9を介して切替制御信号を送出
し、最大伝送遅延時間後に回線切替部1の切替制御を行
う。又各従局側の制御部2は、この切替制御信号を制御
信号送受信部3で受信検出し、切替制御部5に通知する
と、切替制御部は、最大伝送遅延時間と自従局側の伝送
遅延時間との差の時間後に回線切替部1の切替制御を行
う。従って、主局側及び各従局側の回線切替部1は、同
一時間に切替動作を行うことになる。その後、主局側か
らポーリング信号を旧回線8を介して送出し、このポー
リング信号で指定された従局側は応答信号を旧回線8を
介して送出し、旧回線8から新回線9へ切替えが完了す
る。
【0020】
【実施例】図2は本発明の実施例の説明図であり、11
は回線切替部、11A,11Bは切替スイッチ、11a
は可動接点、11b,11cは固定接点、12は制御
部、13は制御信号送受信部、14は折返部、15は切
替制御部、16はインタフェース部、17は加入者線、
18は旧回線、19は新回線、20は端子盤、20a,
20bはジャンパ線、a1,a2は加入者線側端子、b
1,b2は旧回線側端子、c1,c2は新回線側端子、
21は測定部、22は照合部、23は検出部、24は減
衰器、25はモニタ部、26はデータ折返部、27は信
号発生部、28はレベル測定部、30は表示・操作部で
ある。
【0021】回線切替部11の切替スイッチ11A,1
1Bは、トランジスタ,サイリスタ等による電子スイッ
チ又はリレーによって構成されて、制御部12によって
切替動作が制御される。又可動接点(トランスファ接
点)11aは、固定接点11b,11cの何れか一方に
切替接続すると共に、何れにも接続しない中立状態とす
ることができる構成を有する。
【0022】制御信号送受信部13は、主局側に於いて
は測定開始制御信号と測定信号と切替制御信号とを少な
くとも送出し、従局側ではそれらの制御信号を受信検出
する構成を有し、折返部14は、新回線19の上り回線
と下り回線との間を折返接続する構成を有し、切替制御
部15の測定部21は、測定信号の送出から折返受信ま
での時間を測定するタイマやカウンタ等により構成され
ている。又照合部22は、旧回線18を介して送出した
データと、新回線19を介して折返されたデータとを照
合して、主局側と従局側との旧回線18と新回線19と
に対する回線切替部11の接続が正しいか否かを判定す
る構成を有する。
【0023】又検出部23は、帯域外の信号を検出する
構成を有し、又減衰器24は、例えば、新回線19に対
して減衰を与えるように接続され、旧回線18と新回線
19との受信信号レベル差を逓減するものである。又モ
ニタ部25は、旧回線18によりデータや音声信号等が
伝送されているか否かをモニタする構成を有する。又デ
ータ折返部26は、旧回線18を介して伝送されたデー
タを分岐して新回線19に折返送出する折返回路を形成
する為のものである。又信号発生部27は、旧回線18
及び新回線19の帯域が例えば0.3〜4.2kHzで
あるとすると、その帯域外の周波数の信号を発生するも
のである。又レベル測定部28は、旧回線18と新回線
19との受信信号レベルを測定し、減衰器24を制御す
るものである。
【0024】前述の制御部12の構成は、パーソナルコ
ンピュータ等の処理機能によって実現することもでき
る。その場合に、表示・操作部30は、例えば、ブラウ
ン管表示部とキーボードとにより構成することができる
もので、切替開始や切替完了等の回線切替時の各種の状
態を表示することができる。又インタフェース部16
は、専用線の信号形式に対応した特性に、表示・操作部
30からの入力によって切替えられる構成を有するもの
である。
【0025】専用線の旧回線18から新回線19に切替
える時に、前述の回線切替部11を端子盤20に接続す
るものである。即ち、端子盤20の加入者線側端子a
1,a2と、旧回線側端子b1,b2と、新回線側端子
c1,c2とにクリップ等によってケーブルを接触させ
て、図示のように接続する。この時、旧回線18は使用
中であり、切替スイッチ11A,11Bの可動接点11
aは中立状態又は固定接点11bに切替接続されてい
る。
【0026】図3は本発明の実施例の回線切替説明図で
あり、主局側Mと従局側Sとに、回線切替部11と制御
部12とからなる回線切替支援装置を配置し、端子盤2
0に前述のように回線切替部11を接続する。なお、3
1は主局側Mの加入者線17に接続された端末装置、3
2は従局側Sの加入者線17に接続された端末装置を示
す。この状態に於いて、回線切替部11が図示の状態に
切替接続されていると、加入者線側端子aと旧回線側端
子bとの間のジャンパ線を取り外しても、継続して旧回
線18を使用状態とすることができる。そして、新回線
19を制御信号線として利用する。
【0027】図4は本発明の実施例の主局側と複数の従
局側の回線切替説明図であり、主局側Mに対して専用線
のクロスコネクト装置等を介して複数の従局S1,S
2,S3が分岐接続された場合を示し、それぞれ回線切
替部11と制御部12とからなる回線切替支援装置を配
置して、端子盤の加入者線側端子aと旧回線側端子bと
新回線側端子cとに回線切替部11を接続する。そし
て、新回線19を制御信号線として利用する。
【0028】図5及び図6は回線切替シーケンス説明図
であり、図4に示すように、主局側Mと従局側S1〜S
3とが専用線で接続された場合を示し、主局側Mから各
従局側S1〜S3に対してデータや音声信号等を送出
し、各従局側S1〜S3は主局側Mに対してのみデータ
や音声信号を送出する分岐接続構成の場合を示す。又端
子盤に回線切替部11を接続し、可動接点11aを固定
接点11bに切替接続した状態とした後、ジャンパ線2
0a,20bを取り外す。この状態に於いても、回線切
替部11を介して旧回線18を使用状態とすることがで
きる。
【0029】前述の状態に於いて、主局側Mの表示・操
作部30から旧回線と新回線との切替開始の入力を行
う。それによって、切替制御部15は制御信号送受信部
13を制御し、従局側S1を指定した測定開始制御信号
(a1)を送出する。この測定開始制御信号(a1)
は、インタフェース部16を介して、回線切替部11の
切替スイッチ11Aの固定接点11c,新回線側端子c
1を介して新回線19に送出される。そして、所定時間
後に測定信号(b1)を送出する。
【0030】従局側S1の回線切替支援装置の制御部1
2は、端子盤20の新回線側端子c2,切替スイッチ1
1Bの固定接点11c,インタフェース部16を介して
制御信号送受信部13により自従局側S1を指定した測
定開始制御信号(a1)を受信検出し、切替制御部15
に通知する。切替制御部15は折返部14を制御し、イ
ンタフェース部16を介して切替スイッチ11A,11
Bの固定接点11c間を折返接続する。それによって、
主局側Mからの測定信号(b1)は折返部14によって
折返送出される。又測定信号を折返送出(c1)した
後、折返部14の折返接続を復旧させる。この折返部1
4の機能は、回線切替部11内に設けることも可能であ
る。
【0031】主局側Mの測定部21は、例えば、測定信
号(b1)の送出時刻と、折返測定信号(c1)の受信
時刻との差、或いはタイマやカウンタ等によって、時間
t1を測定する。この測定時間t1の情報(d1)を従
局側S1を指定して新回線19を介して送出する。この
測定時間t1は、主局側Mと従局側S1との間の新回線
19の伝送遅延時間の2倍の値を示すものとなる。
【0032】次に主局側Mは、従局側S2を指定した測
定開始制御信号(a2)を前述の場合と同様に新回線1
9を介して送出する。従局側S2の制御部12は、この
測定開始制御信号(a2)の受信検出により折返部14
による新回線19の折返接続を行う。次に、主局側M
は、測定信号(b2)を新回線19に送出し、従局側S
2は折返部14によりこの測定信号(b2)を折返送出
し(c2)、折返部14の折返接続を復旧させる。主局
側Mの測定部21は前述のように測定信号(b2)の送
出から折返測定信号(c2)の受信までの時間t2を測
定し、この測定時間t2の情報(d2)を従局側S2を
指定して新回線19を介して送出する。
【0033】次に主局側Mは、従局側S3を指定した測
定開始制御信号(a3)を前述の場合と同様に新回線1
9を介して送出する。従局側S3の制御部12は、この
測定開始制御信号(a3)の受信検出により折返部14
による新回線19の折返接続を行う。次に、主局側M
は、測定信号(b3)を新回線19に送出し、従局側S
3は折返部14によりこの測定信号(b3)を折返送出
し(c3)、折返部14の折返接続を復旧させる。主局
側Mの測定部21は前述のように測定信号(b3)の送
出から折返測定信号(c3)の受信までの時間t3を測
定し、この測定時間t3の情報(d3)を従局側S3を
指定して送出する。
【0034】主局側Mは、測定時間t1〜t3の中の最
大値tmaxと、累算値Σtiとを求めて、これらの情
報(e),(f)を新回線19を介して一斉同報によっ
て各従局側S1〜S3に送出する。主局側Mは、切替制
御部15の図示を省略したタイマに、X1+(tmax
/2)の時間を設定し、従局側S1は、タイマに、X1
+(tmax−t1)の時間を設定し、従局側S2は、
タイマに、X1+(tmax−t2)の時間を設定し、
従局側S3は、タイマに、X1+(tmax−t3)の
時間を設定する。この場合のX1は任意の一定の時間と
する。
【0035】次に主局側Mの切替制御部15は制御信号
送受信部13を制御して、切替制御信号(g)を新回線
19を介して一斉同報によって送出する。この切替制御
信号(g)を、従局側S1は(t1/2)後に受信検出
し、従局側S2は(t2/2)後に受信検出し、従局側
S3は(t3/2)後に受信検出することになる。そし
て、主局側M及び各従局側S1〜S3は、切替制御信号
(g)の送出及び受信検出によって前述のタイマを起動
し、設定時間後に、切替制御部15によって回線切替部
11の切替制御を行う。それによって、4WS切替とし
て示すように、切替スイッチ11Aの可動接点11aを
固定接点11cへ切替接続し、次に各従局側S1,S
2,S3は、自局の伝送遅延時間をタイマに設定する。
又主局側Mは、最大伝送遅延時間tmax/2をタイマ
に設定する。
【0036】それぞれのタイマの設定時間後に、切替制
御部15は回線切替部11の切替スイッチ11Bを、4
WR切替として示すように切替制御する。従って、主局
側Mの切替スイッチ11Aにより新回線19に切替えて
送出されたデータは、従局側S1では、t1/2後に受
信できるが、その時点で切替スイッチ11Bにより新回
線19に切替えられているから、データの欠落を生じる
ことなく受信できる。同様に、従局側S2,S3へのデ
ータについても欠落を生じることなく受信できる。又従
局側S3の切替スイッチ11Aにより新回線19に切替
えて送出されたデータは、主局側Mにはt3/2後に受
信できるが、主局側Mはtmax/2=t3/2の時点
で切替スイッチ11Bにより新回線19に切替えられて
いるから、データの欠落を生じることなく受信できる。
【0037】次に、所定の時間X2経過後に、主局側M
の制御部12は、インタフェース部16を介して回線切
替部11の切替スイッチ11Aの固定接点11bから旧
回線18に、従局側S1を指定したポーリング信号(h
1)を送出する。従局側S1の制御部12では、切替ス
イッチ11Bの固定接点11bからインタフェース部1
6を介してポーリング信号(h1)を受信検出すると、
切替スイッチ11Aの固定接点11bから旧回線18に
応答信号(i1)を送出する。この時、主局側Mは、タ
イマにX3+t1の時間を設定し、応答信号を受信でき
た時は、そのタイマをクリアし、従局側S1の切替えが
完了したと判定し、その時間内に応答信号を受信できな
い時は、従局側S1の切替えができなかったと判定す
る。
【0038】次に従局側S2,S3に対して、それぞれ
タイマにX3+t2,X3+t3を設定して、ポーリン
グ信号(h2),(h3)を送出し、その応答信号(i
2),(i3)を受信すると、タイマをクリアし、切替
完了信号(j)を旧回線18に一斉同報によって送出す
る。この切替完了信号(j)の受信検出によって、端子
盤20の加入者線側端子a1と新回線側端子c1とをジ
ャンパ線で接続し、加入者線側端子a2と新回線側端子
c2とをジャンパ線で接続し、クリップ等を外して、回
線切替部11を端子盤20から切り離す。それによっ
て、回線切替作業が終了し、旧回線18は撤去が可能と
なる。
【0039】図7は本発明の実施例の伝送遅延時間測定
時の説明図であり、主局側Mの端子盤と従局側Sの端子
盤とにそれぞれ回線切替支援装置の回線切替部11を接
続し、端末装置31,32間は旧回線18を介して通信
を行っている状態に於いて、主局側Mの制御信号送受信
部13から新回線19を介して測定開始制御信号を送出
する。従局側Sは、この測定開始制御信号を受信検出し
て折返部14により新回線19の折返接続を点線で示す
ように行う。
【0040】次に主局側Mの制御信号送受信部13から
測定信号を新回線19に送出すると共に、測定部21の
タイマを起動する。この測定信号は従局側Sの折返部1
4により折返されて主局側Mに送出され、主局側Mの制
御信号送受信部13により受信検出される。この受信検
出により測定部21のタイマを停止させる。それによっ
て、例えば、図5に於ける時間t1を求めることができ
る。この場合、タイマやカウンタによって直接、伝送遅
延時間が得られるように構成することも可能である。従
って、旧回線18と異なる伝送経路で新回線19が形成
された場合に於いても、制御信号線として利用する新回
線19の伝送遅延時間を容易に測定することができる。
【0041】図8は本発明の実施例の接続状態確認の説
明図であり、図2と同一符号は同一部分を示す。加入者
線17と旧回線18とが端子盤20のジャンパ線20
a,20bによって接続されている状態に於いて、回線
切替部11を端子盤20にクリップ等によって接続し、
切替スイッチ11A,11Bの可動接点11aを中立状
態とし、信号発生部27から帯域外信号を可動接点11
aに加える。又帯域外信号の検出部23を固定接点11
bに接続する。
【0042】信号発生部27からの帯域外信号は、端子
盤20の加入者線側端子a1,a2からジャンパ線20
a,20b,旧回線側端子b1,b2,固定接点11b
に伝搬し、検出部23に加えられる。この検出部23に
より帯域外信号を検出できれば、回線切替部11は、端
子盤20に正しく接続されたことになる。
【0043】又回線切替部11により旧回線18から新
回線19に切替えた後、加入者線側端子a1,a2と新
回線側端子c1,c2とを点線で示すようにジャンパ線
で接続し、可動接点11aを中立状態とした後、前述と
同様に、信号発生部27から帯域外信号を出力し、検出
部23を固定接点11cに接続すると、点線で示すジャ
ンパ線が正しく接続されている場合は、検出部23によ
って帯域外信号を検出できることになる。従って、端子
盤20に回線切替部11を接続した直後の接続確認、及
び旧回線18から新回線19に切替えてジャンパ線を接
続した時の確認を容易に行うことができる。
【0044】図9は本発明の実施例の信号レベル差によ
る接続確認の説明図であり、図2と同一符号は同一部分
を示し、前述の実施例と同様に端子盤20に回線切替部
11を接続し、切替スイッチ11A,11Bの可動接点
11aは中立状態とする。この状態で、加入者線17と
旧回線18との間の信号はジャンパ線20a,20bを
介して伝送される。従って、加入者線側端子a1,a2
と旧回線側端子b1,b2との間の信号レベル差は零又
は零に近い値となる。
【0045】即ち、切替制御部15の検出部23によ
り、可動接点11aと固定接点11bとの間の信号レベ
ル差を検出すると、端子盤20に対する回線切替部11
の接続が正しければ、信号レベル差は零又は零に近い値
となる。従って、簡単に誤接続を検出できる利点があ
る。又回線切替部11により旧回線18から新回線19
に切替えて、端子盤20の加入者線側端子a1,a2と
新回線側端子c1,c2との間を点線で示すジャンパ線
で接続し、可動接点11aを中立状態とした後、可動接
点11aと固定接点11cとの間の信号レベル差を検出
部23によって検出し、信号レベル差が零又は零に近い
値の場合は、ジャンパ線の接続が正しく行われたと判定
することができる。
【0046】図10は本発明の実施例の旧回線と新回線
との対応確認の説明図であり、図2及び図7と同一符号
は同一部分を示す。主局側Mと従局側Sとの端子盤に、
回線切替支援装置の回線切替部11を接続し、主局側M
は、旧回線18に送出するデータを、回線切替部11を
介して照合部22に分岐して入力し、新回線19を介し
て折返されたデータを照合部22に入力する。又従局側
Sは、旧回線18を介して受信したデータを、回線切替
部11を介してデータ折返部26に分岐して入力し、デ
ータ折返部26から新回線19に折返送出する。
【0047】端末装置31,32間のデータに影響を与
えることなく、旧回線18に伝送されるデータを分岐す
るには、既に知られている各種の構成を採用できるもの
であり、例えば、高入力インピーダンスの増幅器等を介
して分岐することができる。照合部22は、旧回線18
に送出したデータと、従局側Sのデータ折返部26によ
って折返され、新回線19を介して受信したデータとを
照合するものであり、照合一致の場合に、主局側Mと従
局側Sとに於ける旧回線18と新回線19との対応が正
しくとれており、且つ回線切替部11が端子盤に正しく
接続されていると判定することができる。
【0048】図11は本発明の実施例の回線切替時の安
定化の説明図であり、図2と同一符号は同一部分を示
す。図示のように、回線切替部11を端子盤20に接続
し、レベル測定部28を、旧回線側端子b2に接続した
切替スイッチ11Aの固定接点11bと、新回線側端子
c2との間に接続し、減衰器24を、新回線側端子c2
と切替スイッチ11Bの固定接点11cとの間に接続す
る。
【0049】加入者線17に接続された端末装置(図示
を省略)は、AGC増幅器を備えて、許容範囲内の受信
信号のレベル変動に対しても一定レベルの受信信号とす
るものであり、許容範囲を超えた変動に対しては回線断
と判断することになる。そこで、旧回線18と新回線1
9との受信信号レベルの差が大きい場合、旧回線18に
送出している信号と同一レベルの信号を新回線19に送
出し、旧回線側端子b2と新回線側端子c2との間の信
号レベル差をレベル測定部28によって測定し、そのレ
ベル差が許容範囲内となるように減衰器24を制御す
る。この場合、図示を省略した相手側の回線切替支援装
置に於いて、旧回線18に送出する信号レベルをレベル
測定部28により測定し、制御信号送受信部13又は信
号発生部27から制御して同一信号レベルの信号を回線
切替部11を介して新回線19に送出することができ
る。
【0050】旧回線18に比較して新回線19の回線品
質が改善されているから、通常は減衰器24を新回線1
9側に挿入することになるが、若し、旧回線18の方が
回線品質が良い場合は、減衰器24を旧回線18側に挿
入することになる。そして、減衰器24の減衰量を制御
した後、前述の回線切替シーケンスに従って、回線切替
部11の切替スイッチ11A,11Bの可動接点11a
を固定接点11bに切替接続し、ジャンパ線20a,2
0bを取り外し、可動接点11aを固定接点11cに切
替接続すると、新回線側端子c2と加入者線側端子a2
との間に減衰器24が接続された状態となり、加入者線
17に接続された端末装置の受信信号レベルは許容範囲
内の変動に抑えることができる。
【0051】次に、減衰器24の減衰量を、端末装置の
AGC増幅器が追従動作できる速度で徐々に零に近づけ
て、最後は零とし、端子盤20の加入者線側端子a1,
a2と新回線側端子c1,c2とをジャンパ線で接続
し、端子盤20から回線切替部11を切り離す。従っ
て、旧回線18から新回線19への切替えの安定化を図
ることができる。
【0052】又回線切替部11により旧回線18から新
回線19に切替接続した後、主局側の切替制御部15
は、制御信号送受信部13を制御して、従局側を指定し
たポーリング信号を、回線切替部11の切替スイッチ1
1Aの固定接点11bを介して旧回線側端子b1に送出
する。即ち、旧回線18にポーリング信号を送出する。
従局側の制御部12は、このポーリング信号に対する応
答信号を制御信号送受信部13から切替スイッチ11A
の固定接点11bを介して旧回線側端子b1に送出す
る。主局側では、制御信号送受信部13により応答信号
を受信する。従局側が単一の場合は切替完了通知を旧回
線18に送出し、複数の従局側が分岐接続されている場
合は、各従局側からの応答信号の受信により切替完了通
知を旧回線18に送出する。従局側では、切替完了通知
を受信することにより、表示・操作部30に切替完了を
表示することができる。
【0053】又専用線は24時間連続して使用する場合
もあるが、未使用の期間も存在するから、この未使用中
に旧回線18から新回線19に切替えることが好適であ
る。そこで、モニタ部25は、旧回線18に伝送される
信号形式に対応してモニタし、使用中か未使用中かを判
定し、未使用中の時に、前述の回線切替シーケンスを開
始する。例えば、1ブロックのデータの末尾の使用中/
未使用中ビット(Sビット)を監視することにより、専
用線の使用中か未使用中かを判定することができる。
【0054】本発明は、前述のように、旧回線18から
新回線19に切替える為のみでなく、レベル測定等の機
能を備えているから、回線切替部11を回線に接続し、
制御部12によって回線の試験,監視を行うことも可能
である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、端子盤
10の加入者線側端子aと旧回線側端子bと新回線側端
子cとにクリップ等によって接続する回線切替部1と、
回線切替シーケンスに従って各部を制御する制御部2と
を備えており、新回線9を制御信号線として主局側と従
局側とに於いて制御信号送受信部3からの測定開始制御
信号,測定信号,切替制御信号を送受信し、且つ制御信
号線としての新回線9の伝送遅延時間を測定し、この伝
送遅延時間を基に主局側と従局側との回線切替部1の切
替制御を行い、旧回線8が使用中であっても、影響を与
えることなく、新回線9に切替接続することができる利
点がある。従って、主局側や従局側の多数の専用線につ
いて、旧回線から新回線に切替える作業が容易且つ確実
となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】本発明の実施例の回線切替説明図である。
【図4】本発明の実施例の主局側と複数の従局側の回線
切替説明図である。
【図5】回線切替シーケンス説明図である。
【図6】回線切替シーケンス説明図である。
【図7】本発明の実施例の伝送遅延時間測定時の説明図
である。
【図8】本発明の実施例の接続状態確認の説明図であ
る。
【図9】本発明の実施例の信号レベル差による接続確認
の説明図である。
【図10】本発明の実施例の旧回線と新回線との対応確
認の説明図である。
【図11】本発明の実施例の回線切替時の安定化の説明
図である。
【図12】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 回線切替部 2 制御部 3 制御信号送受信部 4 折返部 5 切替制御部 6 インタフェース部 7 加入者線 8 旧回線 9 新回線 10 端子盤 a 加入者線側端子 b 旧回線側端子 c 新回線側端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 専用線の旧回線から新回線に切替える為
    の回線切替支援装置に於いて、 前記専用線を構成する加入者線と前記旧回線と前記新回
    線とを接続した端子盤の加入者線側端子と旧回線側端子
    と新回線側端子とに接続し、前記加入者線に対して前記
    旧回線と前記新回線との何れかに切替接続する回線切替
    部と、 回線切替えのシーケンスに従って各部を制御する制御部
    とを備え、 該制御部は、前記回線切替部を介して前記新回線に少な
    くとも測定開始制御信号,測定信号及び切替制御信号を
    送出し、該測定開始制御信号及び切替制御信号を受信検
    出する制御信号送受信部と、前記測定開始制御信号の受
    信検出により前記回線切替部を介した前記新回線の折返
    接続を行い、且つ前記測定信号を折返送出した後に該折
    返接続を復旧させる折返部と、前記制御信号送受信部と
    前記折返部とを制御し、前記新回線を制御信号線として
    相手側との間の伝送遅延時間を測定し、該伝送遅延時間
    を基に前記切替制御信号の送出制御及び前記回線切替部
    の切替制御を行う切替制御部とを備えたことを特徴とす
    る回線切替支援装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記旧回線を介して伝送
    されたデータを前記回線切替部を介して分岐し、且つ該
    回線切替部を介して前記新回線に送出するデータ折返部
    と、前記旧回線に送出するデータを前記回線切替部を介
    して分岐し、且つ前記新回線を介して折返されたデータ
    とを照合する照合部とを備えていることを特徴とする請
    求項1記載の回線切替支援装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記回線切替部を介して
    前記端子盤の前記加入者線側端子と前記旧回線側端子又
    は前記新回線側端子との間のジャンパ線に帯域外信号を
    加える信号発生部と、前記ジャンパ線を介して転送され
    た前記帯域外信号を検出する検出部とを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の回線切替支援装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記端子盤の前記加入者
    線側端子と前記旧回線側端子又は前記新回線側端子との
    間の信号レベル差を検出し、該信号レベル差が零又は零
    に近い時に、正しい接続状態と判定する構成を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の回線切替支援装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記旧回線と前記新回線
    とに転送される受信信号レベル差を検出し、該受信信号
    レベル差を零に近づけるように減衰量を制御する減衰器
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の回線切替
    支援装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記測定開始制御信号を
    前記回線切替部を介して前記新回線に送出した後、測定
    信号を前記新回線に送出し、該測定信号の送出から前記
    新回線を介して折返受信するまでの時間を基に前記新回
    線の伝送遅延時間を求め、該伝送遅延時間の情報及び複
    数の相手側の伝送遅延時間の中の最大値及び複数の相手
    側の伝送遅延時間の累算値の情報をそれぞれ前記新回線
    を介して送出した後、前記切替制御信号を送出して、前
    記伝送遅延時間の最大値に従った時間後に前記回線切替
    部を制御し、前記切替制御信号を受信した時は、前記伝
    送遅延時間の最大値と自制御部側の伝送遅延時間との差
    の時間経過後に回線切替部を制御し、前記旧回線から前
    記新回線に前記回線切替部によって切替接続した後、前
    記旧回線を介してポーリング信号を送出し、該ポーリン
    グ信号に対する応答信号を受信検出する機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の回線切替支援装置。
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