JPH0897646A - 電流増幅率補償回路および充放電回路 - Google Patents

電流増幅率補償回路および充放電回路

Info

Publication number
JPH0897646A
JPH0897646A JP6231088A JP23108894A JPH0897646A JP H0897646 A JPH0897646 A JP H0897646A JP 6231088 A JP6231088 A JP 6231088A JP 23108894 A JP23108894 A JP 23108894A JP H0897646 A JPH0897646 A JP H0897646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
transistor
circuit
resistor
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6231088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3213485B2 (ja
Inventor
Yoshichika Hirao
義周 平尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP23108894A priority Critical patent/JP3213485B2/ja
Publication of JPH0897646A publication Critical patent/JPH0897646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213485B2 publication Critical patent/JP3213485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 差動対12に含まれるトランジスタT21へ
の入力を、抵抗R1および定電流IC24 に基づいて決定
する。一方、トランジスタT22への入力を抵抗R2に
基づいて決定する。差動対12からの出力を帰還増幅回
路18で差動対12に負帰還する。定電流IC24 に(R
1/R2)を乗算して微小電流を得る。この微小電流を
電流増幅用トランジスタT23でβ倍し、その電流をミ
ラー回路16を介して補償電流として出力する。この補
償電流を、トランジスタのベース電流が充放電電流とな
る充放電回路に与える。すなわち、充放電回路のトラン
ジスタのコレクタ電流として補償電流を与える。する
と、電流増幅率すなわちβが相殺される。 【効果】 充放電回路の充放電電流が安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電流増幅率補償回路お
よびそれを用いた充放電回路に関し、特にたとえばIC
化回路のベース電流補償回路として用いられる電流増幅
率補償回路およびそれを用いた充放電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3にIC内に構成されたクランプ回路
1を示す。ICに内蔵される容量は周知の通り数十pF
程度であり大きくできない。このため、大きい時定数の
必要な回路では、容量の充放電電流を極めて微小にしな
ければならない。図3のクランプ回路1では、このよう
な理由からトランジスタT1のベース電流およびトラン
ジスタT7のコレクタ電流でキャパシタC1の充放電を
行っている。
【0003】図3のクランプ回路1について簡単に説明
する。なお、図1ないし図4に示す各PNPトランジス
タおよびNPNトランジスタの電流増幅率はβとする。
信号源からの信号VinはキャパシタC1,トランジスタ
T1,T2およびT3を通過して、差動対2のトランジ
スタT4側のベースに入力される。差動対2のトランジ
スタT5側のベースには電圧源DC1によって基準電圧
REF が印加されている。トランジスタT5のコレクタ
電流IC5はトランジスタT6のエミッタ電流IE6と等し
いため、トランジスタT6のベース電流IB6は数1で表
される。
【0004】
【数1】IB6=IC5/β ベース電流IB6は、トランジスタT7およびT8で構成
されるミラー回路3によって、トランジスタT7のコレ
クタ電流IC7と等しくなり、したがって、コレクタ電流
C7すなわちベース電流IB6によってキャパシタC1を
充電する。
【0005】一方、放電電流であるトランジスタT1の
ベース電流IB1は、トランジスタT9のコレクタ電流I
C9とトランジスタT1のエミッタ電流IE1とが共通なた
め、数2で表される。
【0006】
【数2】IB1=IC9/β トランジスタT2のベース電流IB2は、トランジスタT
2およびT3で構成されるバッファ回路4が二重ダーリ
ントン接続であるため、ベース電流IB1およびIB6より
極めて小さいので無視できる。
【0007】トランジスタT9のコレクタ電流IC9とト
ランジスタT10のコレクタ電流I C10 との比を、1:
2に予め設定して数3の関係にしておくと、
【0008】
【数3】IC9=(1/2)・IC10 差動対2の両端で基準電圧VREF よりも信号Vinの電位
の方が高いと、トランジスタT5のコレクタ電流IC5
数4のようになる。
【0009】
【数4】IC5<(1/2)・IC10 数1ないし数4より、数5となり、
【0010】
【数5】IB6<IB1 キャパシタC1の放電電流の方が多くなり、信号Vinの
電位が低下する。逆に、差動対2の両端で、基準電圧V
REF よりも信号Vinの電位が低いと、数6のようにな
り、
【0011】
【数6】IB6>IB1 キャパシタC1の充電電流の方が多くなり、信号Vinの
電位が上がる。ゆえに、差動対2が最終的にはバランス
して、数7の関係が成り立ち、
【0012】
【数7】IB6=IB1 キャパシタC1の充放電電流(IC7とIB1)が等しくな
り、信号Vinが基準電圧VREF にクランプされる。この
ように図3のクランプ回路1では、キャパシタC1の充
放電電流を数1および数2で示すようにβを利用して微
小にしている。しかし、IC内のトランジスタのβの値
は相対精度は保たれているものの、絶対精度は半分から
2倍程度の大きなばらつきを生ずる。すなわち、トラン
ジスタのβの値は同一IC内ではほぼ等しい値をとる
が、そのβの値自体にばらつきが生じてしまう。ゆえ
に、クランプ回路1の時定数を一定に保つためには、キ
ャパシタC1の充放電電流のβによるばらつきを補償す
る必要がある。
【0013】従来より、このβの補償回路としては、図
4に示すような電流増幅率補償回路5がある。図4にお
いて、定電流となるトランジスタT11のコレクタ電流
をIC11 とし、トランジスタT12とT13とから構成
されるミラー回路6のミラー比をn1:1,トランジス
タT14とT15とから構成されるミラー回路7のミラ
ー比をn2 :1,トランジスタT16とT17とから構
成されるミラー回路8のミラー比をn3 :1とすると、
トランジスタT17のコレクタ電流IC17 は、数8によ
って表される。
【0014】
【数8】IC17 =IC11 /(n1 ・n2 ・n3 ) すなわち、コレクタ電流IC11 は、ミラー回路6ないし
8によって、コレクタ電流IC17 に減少する。コレクタ
電流IC17 はトランジスタT18のベース電流IB18
なるため、トランジスタT18のコレクタ電流IC18
数9のようになり、
【0015】
【数9】 IC18 =(IC11 ・β)/(n1 ・n2 ・n3 ) このコレクタ電流IC18 がトランジスタT19および端
子9bを介して各部のベース電流駆動回路に与えられる
(図3では、端子9a,トランジスタT9およびT10
を介してクランプ回路1に与えられる)。
【0016】ここで、トランジスタT19とT9とはミ
ラー回路を構成するので、コレクタ電流IC18 とIC9
は等しい。そして、均衡な状態では、コレクタ電流
C5,IC9およびIC18 は等しいので、キャパシタC1
の充放電電流となる電流IB6(=IC7)およびIB1は、
数1,数2および数9からわかるように、βによる依存
性がなくなる。すなわち、IC5=IC9=IC18 =Iとす
ると、数1はIB6=I/β,数2はIB1=I/β,数9
はI=(IC11 ・β)/(n1 ・n2 ・n3 )となる。
数9を数1に代入すると、IB6=IC11 /(n1 ・n2
・n3 )となり、数9を数2に代入すると、IB1=I
C11 /(n1 ・n2 ・n3 )となる。したがって、電流
B6(=IC7)およびIB1はβによる依存性がなくな
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示す従
来の電流増幅率補償回路5では、n:1のミラー回路を
数段接続して微小電流を発生させている。したがって、
ミラー回路6ないし8を構成する各トランジスタのアー
リー電圧や、同一IC内でのβのばらつきによって、ミ
ラー比にばらつきが生じる。このばらつきが数段重なる
ことによって、微小電流のばらつきが無視できなくな
り、βの補償を行ったにも拘わらず、その効果が減少す
る。すなわち、電流増幅率補償回路5からの補償電流が
ばらついてしまい、図3に示すクランプ回路1などの充
放電回路の充放電電流を安定させることができなかっ
た。
【0018】それゆえに、この発明の主たる目的は、充
放電電流を安定化できる、電流増幅率補償回路およびそ
れを用いた充放電回路を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1トラン
ジスタと第2トランジスタとを含む差動対、第1トラン
ジスタへの入力を設定する第1抵抗および定電流源、第
2トランジスタへの入力を設定する第2抵抗、2入力に
基づく差動対からの出力を差動対に負帰還する負帰還回
路、および定電流源の電流値および第1抵抗と第2抵抗
との比に基づいて決定される微小電流をβ倍して出力す
る電流増幅用トランジスタを備える、電流増幅率補償回
路である。
【0020】
【作用】第1抵抗および定電流源に基づいて設定される
入力を差動対の第1トランジスタに与える。同様に、第
2抵抗に基づいて設定される入力を差動対の第2トラン
ジスタに与える。そして、差動対からの出力を負帰還回
路によって差動対に負帰還する。
【0021】負帰還回路内に電流増幅用トランジスタを
含む場合には、定電流源の電流値に(第1抵抗/第2抵
抗)を乗算して得られる微小電流を電流増幅用トランジ
スタのベース電流とし、そのベース電流を電流増幅用ト
ランジスタでβ倍してコレクタ電流を得、そのコレクタ
電流を第1ミラー回路を介して補償電流として出力す
る。
【0022】一方、電流増幅用トランジスタが負帰還回
路内にない場合には、定電流源の電流値に(第1抵抗/
第2抵抗)を乗算して得られる微小電流を第3トランジ
スタから出力し、第2ミラー回路を介して電流増幅用ト
ランジスタにベース電流として与える。そして、電流増
幅用トランジスタは第2ミラー回路からの出力をβ倍し
て得られたコレクタ電流を補償電流として出力する。
【0023】このように、電流増幅率補償回路からの補
償電流は、定電流×(第1抵抗/第2抵抗)をさらにβ
倍したものとなる(補償電流=定電流×(第1抵抗/第
2抵抗)×β)。この電流増幅率補償回路を、トランジ
スタのベース電流に基づいて充放電される充放電回路に
用いる。この充放電回路では、トランジスタのコレクタ
(エミッタ)電流に比べトランジスタのベース電流(充
放電電流)は1/β倍されている(ベース電流=コレク
タ(エミッタ)電流×1/β)。したがって、電流増幅
率補償回路からの補償電流を充放電回路のトランジスタ
のコレクタ(エミッタ)電流として供給すれば、補償電
流の“β”と充放電回路のトランジスタのベース電流の
“1/β”とが相殺される。すなわち、ベース電流=定
電流×(第1抵抗/第2抵抗)となる。その結果、充放
電回路の充放電電流はβの影響を受けない。また、(第
1抵抗/第2抵抗)は安定した値である。したがって、
充放電電流は安定した値となる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、トランジスタのベー
ス電流に基づいて充放電する充放電回路にこの電流増幅
率補償回路を用いた場合にはβが相殺されるので、充放
電回路の充放電電流はβの影響を受けず、さらにミラー
回路を用いることなく微小電流を得るので、安定した充
放電電流が得られる。
【0025】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0026】
【実施例】この実施例の電流増幅率補償回路10および
10′は、たとえばクランプ回路,APC回路,ACC
回路およびキラー回路等、トランジスタのベース電流を
用いてキャパシタを充放電する充放電回路に用いられ
る。この実施例では、これらの充放電回路のうちクラン
プ回路に電流増幅率補償回路10および10′を用いた
場合について説明するが、その他の充放電回路にも同様
にこの発明を適用できることはいうまでもない。
【0027】クランプ回路としては、従来技術で述べた
図3に示すクランプ回路1を想定するが、クランプ回路
1については既に述べたので、その重複する説明は省略
し、電流増幅率補償回路10および10′について説明
する。まず、図1に示す電流増幅率補償回路10では、
抵抗R1およびR2で微小電流(抵抗R2を流れる電
流)を発生させ、トランジスタT23でβ補償を行って
いる。
【0028】トランジスタT24およびT25はそれぞ
れ定電流源を構成し、それぞれのコレクタ電流をIC24
およびIC25 とする。直流電源DC2の電圧をV2とす
ると、トランジスタT26のベース電位VB26 は、コレ
クタ電流IC24 ,抵抗R1およびトランジスタT26の
ベース電流IB26 によって、数10で表される。
【0029】
【数10】VB26 =V2−R1(IC24 +IB26 ) 一方、トランジスタT23のベース電位VB23 は、トラ
ンジスタT23のベース電流IB23 と抵抗R2とによっ
て、数11で表される。
【0030】
【数11】VB23 =V2−IB23 ・R2 トランジスタT27およびT28のそれぞれのコレクタ
電流IC27 およびIC2 8 は等しいため、ベース電位V
B26 とVB23 との電位差は、差動対12のトランジスタ
T21およびT22に伝達される。
【0031】ベース電位VB26 とVB23 との電位差をΔ
V(=VB26 −VB23 )とすると、ΔV>0のときトラ
ンジスタT29のベース電流が減少する。すなわち、Δ
V>0のときには、トランジスタT22のコレクタ電流
C22 が減少しかつトランジスタT21のコレクタ電流
C21 が増加するはずであるが、コレクタ電流IC22
減少するので、トランジスタT30およびT31から構
成されるミラー回路14によってコレクタ電流IC21
減少してしまう。したがって、IC21 は増加しなければ
ならないのにそれができないため、トランジスタT29
のベース電流I B29 に十分な電流を与えることができ
ず、したがって、ベース電流IB29 は減少する。トラン
ジスタT29のベース電流IB29 の減少に伴い、トラン
ジスタT29のコレクタ電流IC29 も減少するので、同
様にトランジスタT27およびT28のそれぞれのコレ
クタ電流IC27 およびIC28 も減少する。したがって、
トランジスタT23のベース電流IB23 が減少するの
で、ベース電位VB23 は数11に基づいて上昇すること
になり、電位差ΔVを小さくする方向に動く。
【0032】一方、ΔV<0のときは、トランジスタT
29のベース電流IB29 が増加するため、その結果トラ
ンジスタT23のベース電流IB23 も増加する。したが
って、ベース電位VB23 は数11に基づいて下降するこ
とになり、ベース電位差ΔVを小さくする方向に動く。
すなわち、電流増幅率補償回路10では、トランジスタ
T29,T28とT32とで構成されるミラー回路1
6,およびトランジスタT23を含んで負帰還回路18
が構成されるので、トランジスタT21およびT22の
それぞれのベース電位VB21 およびVB22 が等しくな
り、さらにトランジスタT26およびT23のそれぞれ
のベース電位VB26 およびVB23 が等しくなる。したが
って、数10および数11より、数12が成立する。
【0033】
【数12】R1・(IC24 +IB26 )=R・IB23 トランジスタT29のコレクタ電流IC29 は、ミラー回
路16によって、トランジスタT23のコレクタ電流I
C23 と等しくなるので、数13が成立する。
【0034】
【数13】IB23 ・β=IC23 =IC29 ゆえに、数12および数13を変形すると、数14が得
られる。
【0035】
【数14】 IC29 =(R1/R2)・(IC24 +IB26 )・β 数14より、IC29 はβ補償すなわち電流増幅率補償さ
れた電流(補償電流)となることがわかる。コレクタ電
流IC29 を発生させるための微小電流(抵抗R2を流れ
る電流)すなわち(R1/R2)・(IC24 +IB26
は、定電流IC2 4 と(R1/R2)の値とで決定される
ので、精度がよくばらつきが大幅に減少する。すなわ
ち、IC24 は定電流であり、抵抗R1およびR2は相対
的なばらつきが小さく(R1/R2)は安定した値とな
るからである。なお、ベース電流I B26 は極めて小さい
のでここでは無視してもかまわない。また、n:1のミ
ラー回路もないので、ばらつきの要因が減少する。ま
た、図1において、トランジスタT33はトランジスタ
T29が飽和しないようにするためのものである。
【0036】そして、このような電流増幅率補償回路1
0の端子20を図3のクランプ回路1の端子9aに接続
して、クランプ回路1に電流増幅率補償回路10を適用
すると、トランジスタT32,T9およびT10はミラ
ー回路を構成するので、コレクタ電流IC29 はクランプ
回路1のトランジスタT9およびT10のそれぞれのコ
レクタ電流IC9およびIC10 と等しくなる。ここで、均
衡状態では、キャパシタC1の充放電電流となるベース
電流IB1およびIC7については数14より数15の関係
が成立する。
【0037】
【数15】
【0038】数15より、キャパシタC1の充放電電流
となるベース電流IB1およびコレクタ電流IC7は、電流
増幅率βに依存することなく安定することがわかる。次
いで、図2に他の実施例の電流増幅率補償回路10′を
示す。この電流増幅率補償回路10′では、負帰還回路
22内の抵抗R3およびR4の比で微小電流(コレクタ
電流IC38 )が発生し、トランジスタT34によってβ
補償された電流(補償電流)が作られる。
【0039】トランジスタT35のベース電位VB35
トランジスタT36のベース電位V B36 とは、トランジ
スタT37およびT38のコレクタ電流をそれぞれI
C37 およびIC38 とすると、数16および数17で表さ
れる。
【0040】
【数16】VB35 =V3+R3・IC37
【0041】
【数17】VB36 =V3+R4・IC38 トランジスタT39およびT40で差動対24が構成さ
れ、トランジスタT36およびT38で負帰還ループが
構成されているので、数18が成立する。なお、負帰還
回路22は、トランジスタT36,T38,抵抗R3,
R4を含む。
【0042】
【数18】VB39 =VB40B35 =VB36 数16ないし数18を変形すると、数19となる。
【0043】
【数19】IC38 =IC37 ・(R3/R4) コレクタ電流IC37 は定電流であるので、数19からわ
かるように、トランジスタT38のコレクタ電流IC38
は、抵抗R3およびR4の比によって決定される。ここ
で、トランジスタT41およびT42はミラー回路26
を構成しているので、コレクタ電流IC38 はトランジス
タT34のベース電流IB34 と等しい。したがって、ト
ランジスタT34のベース電流IB34 となる微小電流
は、抵抗R3およびR4の比によって決定されることが
わかる。したがって、トランジスタT34のコレクタ電
流IC34 は、数20によって表され、コレクタ電流I
C34 はトランジスタT43を介して出力される。
【0044】
【数20】IC34 =IC37 ・(R3/R4)・β 数20からわかるように、コレクタ電流IC37 は定電流
でありかつ抵抗比(R3/R4)は安定した値であるの
で、コレクタ電流IC34 はβによって決定される。
【0045】このように構成される電流増幅率補償回路
10′の端子28を、先の実施例と同様に図3に示すク
ランプ回路1の端子9aに接続して、電流増幅率補償回
路10′をクランプ回路1に適用すると、キャパシタC
1の充放電電流となるベース電流IB1およびコレクタ電
流IC7には、数21の関係が成立する。
【0046】
【数21】
【0047】数21より、キャパシタC1の充放電電流
は電流増幅率βの影響を受けることなく安定することが
わかる。上述の各実施例によれば、充放電電流のばらつ
きを抑えるために、従来のようにミラー構成で微小電流
を発生させるのではなく、IC内で相対精度のよい抵抗
比によって微小電流を発生させ、かつ電流補償用トラン
ジスタで補償電流を得ているので、充放電電流のばらつ
きを最小に抑えることができる。すなわち、トランジス
タのベース電流を利用してキャパシタを充放電する充放
電回路の充放電電流を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す回路図である。
【図3】クランプ回路の一例を示す回路図である。
【図4】従来の電流増幅率補償回路の一例を示す回路図
である。
【符号の説明】
10,10′ …電流増幅率補償回路 1 …クランプ回路 2,12,24 …差動対 3,14,16,26 …ミラー回路 18,22 …帰還増幅回路 R1〜R4 …抵抗 T1〜T43 …トランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1トランジスタと第2トランジスタとを
    含む差動対、 前記第1トランジスタへの入力を設定する第1抵抗およ
    び定電流源、 前記第2トランジスタへの入力を設定する第2抵抗、 前記2入力に基づく前記差動対からの出力を前記差動対
    に負帰還する負帰還回路、および前記定電流源の電流値
    および前記第1抵抗と前記第2抵抗との比に基づいて決
    定される微小電流をβ倍して出力する電流増幅用トラン
    ジスタを備える、電流増幅率補償回路。
  2. 【請求項2】前記電流増幅用トランジスタは前記負帰還
    回路に含まれる、請求項1記載の電流増幅率補償回路。
  3. 【請求項3】前記負帰還回路は前記電流増幅用トランジ
    スタからの出力を補償電流として出力するための第1ミ
    ラー回路を含む、請求項2記載の電流増幅率補償回路。
  4. 【請求項4】前記負帰還回路は定電流源の電流値および
    前記第1抵抗と前記第2抵抗との比に基づいて決定され
    る微小電流を出力する第3トランジスタを含み、 さらに、第3トランジスタの出力を前記電流増幅用トラ
    ンジスタに与える第2ミラー回路を備え、 前記電流増幅用トランジスタは前記ミラー回路の出力を
    β倍して補償電流として出力する、請求項1記載の電流
    増幅率補償回路。
  5. 【請求項5】第1トランジスタと第2トランジスタとを
    含む差動対、 前記第1トランジスタへの入力を設定する第1抵抗およ
    び定電流源、 前記第2トランジスタへの入力を設定する第2抵抗、 前記2入力に基づく前記差動対からの出力を前記差動対
    に負帰還する負帰還回路、 前記定電流源の電流値および前記第1抵抗と前記第2抵
    抗との比に基づいて決定される微小電流をβ倍して補償
    電流を得る電流増幅用トランジスタ、および前記電流増
    幅用トランジスタからの補償電流に基づく電流によって
    充放電されるキャパシタを備える、充放電回路。
JP23108894A 1994-09-27 1994-09-27 電流増幅率補償回路および充放電回路 Expired - Fee Related JP3213485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23108894A JP3213485B2 (ja) 1994-09-27 1994-09-27 電流増幅率補償回路および充放電回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23108894A JP3213485B2 (ja) 1994-09-27 1994-09-27 電流増幅率補償回路および充放電回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0897646A true JPH0897646A (ja) 1996-04-12
JP3213485B2 JP3213485B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=16918105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23108894A Expired - Fee Related JP3213485B2 (ja) 1994-09-27 1994-09-27 電流増幅率補償回路および充放電回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213485B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998016009A1 (en) * 1996-10-04 1998-04-16 Philips Electronics N.V. Charge measurement circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998016009A1 (en) * 1996-10-04 1998-04-16 Philips Electronics N.V. Charge measurement circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP3213485B2 (ja) 2001-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02152310A (ja) ピーク検出回路
CN112306131B (zh) 基准电压电路
JP3697679B2 (ja) 安定化電源回路
US4250452A (en) Pressure sensitive transducer circuits
US5243235A (en) Sample-and-hold circuit
JPH03181868A (ja) ピーク検出器
US20030102919A1 (en) Amplifier circuit with regenerative biasing
JP3213485B2 (ja) 電流増幅率補償回路および充放電回路
US6724234B1 (en) Signal-level compensation for communications circuits
JP3398950B2 (ja) フィールドバスインターフェース回路
US6472928B1 (en) Reduced noise band gap reference with current feedback and method of using
JP2002524958A (ja) 電子回路
JPH0671185B2 (ja) 対数増幅回路
KR930004712Y1 (ko) 홀드전압유지회로
JPS6112110A (ja) 差動増幅器
JP2566941B2 (ja) 集積回路の直流オフセツト電圧補償回路
JPH06112737A (ja) スルーレート増大回路
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
JP2931713B2 (ja) クランプ回路
JPH06169225A (ja) 電圧電流変換回路
JPH0442846B2 (ja)
JP3534275B2 (ja) 電流源及び集積回路
JPS63175907A (ja) 定電流回路
JPH0685568A (ja) 差動増幅器
JP2567869B2 (ja) 電圧/電流変換回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees