JPH0897612A - 誘電体共振器 - Google Patents
誘電体共振器Info
- Publication number
- JPH0897612A JPH0897612A JP23182894A JP23182894A JPH0897612A JP H0897612 A JPH0897612 A JP H0897612A JP 23182894 A JP23182894 A JP 23182894A JP 23182894 A JP23182894 A JP 23182894A JP H0897612 A JPH0897612 A JP H0897612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- dielectric
- resonator
- ridges
- corners
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】誘電体ブロックの角ないし稜のカケを低減した
誘電体共振器を提供する。 【構成】複数個の共振器孔2が形成されている誘電体ブ
ロック1の角部ないし稜部の少なくとも一つに、R取
り、面取り等による切除部1aが施されている誘電体共
振器。
誘電体共振器を提供する。 【構成】複数個の共振器孔2が形成されている誘電体ブ
ロック1の角部ないし稜部の少なくとも一つに、R取
り、面取り等による切除部1aが施されている誘電体共
振器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の共振器孔が形
成されている誘電体ブロックの角部ないし稜部に円弧
(丸め)、面取り等による切除部を施した誘電体共振器
に関する。
成されている誘電体ブロックの角部ないし稜部に円弧
(丸め)、面取り等による切除部を施した誘電体共振器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブロック誘電体共振器は、図7に
示すように、角のある矩形状の誘電体ブロック11に複
数個の共振器孔12が形成されている。
示すように、角のある矩形状の誘電体ブロック11に複
数個の共振器孔12が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のブロック誘電体共振器は、ディスクリートタイプの
共振器に比べて、体積が大きく、そのため、工程で誘電
体ブロックの角ないし稜にカケを生じやすく、外観不良
あるいは外導体切れによる無負荷Qの低下などの特性不
良を生じていた。
来のブロック誘電体共振器は、ディスクリートタイプの
共振器に比べて、体積が大きく、そのため、工程で誘電
体ブロックの角ないし稜にカケを生じやすく、外観不良
あるいは外導体切れによる無負荷Qの低下などの特性不
良を生じていた。
【0004】したがって、本発明は、誘電体ブロックの
角部ないし稜部のカケの発生を低減した誘電体共振器を
提供することを目的とする。
角部ないし稜部のカケの発生を低減した誘電体共振器を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題に対する解
決手段は、複数個の共振器孔が形成されている誘電体ブ
ロックの角部ないし稜部の少なくとも一つに、円弧(丸
め)、面取り等による切除部を施した誘電体共振器であ
る。
決手段は、複数個の共振器孔が形成されている誘電体ブ
ロックの角部ないし稜部の少なくとも一つに、円弧(丸
め)、面取り等による切除部を施した誘電体共振器であ
る。
【0006】
【作用】本発明は、誘電体ブロックの角部ないし稜部
に、円弧(丸め)、面取り等による切除部を設けている
ので、工程で不慮の取扱い時に発生する角部ないし稜部
のカケが未然に防止できて、外観不良または外導体切れ
による特性不良を低減することができる。
に、円弧(丸め)、面取り等による切除部を設けている
ので、工程で不慮の取扱い時に発生する角部ないし稜部
のカケが未然に防止できて、外観不良または外導体切れ
による特性不良を低減することができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1実施例を示すもの
で、1は誘電体ブロックで、この誘電体ブロック1は、
全部(12)の稜部に円弧1aがつけられている。そし
て、この誘電体ブロック1には、複数個の共振器孔2が
設けられている。共振器孔2には内導体が形成され、誘
電体ブロック1の外面には外導体が形成されて、ブロッ
ク誘電体共振器が構成されている。
して説明する。図1は本発明の第1実施例を示すもの
で、1は誘電体ブロックで、この誘電体ブロック1は、
全部(12)の稜部に円弧1aがつけられている。そし
て、この誘電体ブロック1には、複数個の共振器孔2が
設けられている。共振器孔2には内導体が形成され、誘
電体ブロック1の外面には外導体が形成されて、ブロッ
ク誘電体共振器が構成されている。
【0008】図2は本発明の第2実施例を示すもので、
その誘電体ブロック3の4つの稜には、いわゆる面取り
が施されて、切除面4aが設けられている。そして、こ
の誘電体ブロック3には、第1実施例と同様に、複数個
の共振器孔4が設けられている。共振器孔4には内導体
が形成され、誘電体ブロック3の外面には外導体が形成
されて、ブロック誘電体共振器が構成されている。
その誘電体ブロック3の4つの稜には、いわゆる面取り
が施されて、切除面4aが設けられている。そして、こ
の誘電体ブロック3には、第1実施例と同様に、複数個
の共振器孔4が設けられている。共振器孔4には内導体
が形成され、誘電体ブロック3の外面には外導体が形成
されて、ブロック誘電体共振器が構成されている。
【0009】上記実施例において、円弧(丸め)又は面
取りなどの切除加工は、誘電体ブロックのユニット成型
時あるいは後工程において施される。
取りなどの切除加工は、誘電体ブロックのユニット成型
時あるいは後工程において施される。
【0010】誘電体ブロックの角部ないし稜部に形成さ
れる円弧(丸め)、面取り等による切除部の主たる形状
は、上記第1実施例および第2実施例に示す通りである
が、これらの変形例として、図3ないし図6に示すよう
な形状の切除部も考えられる。
れる円弧(丸め)、面取り等による切除部の主たる形状
は、上記第1実施例および第2実施例に示す通りである
が、これらの変形例として、図3ないし図6に示すよう
な形状の切除部も考えられる。
【0011】図3に示す切除部の形状は、円弧の中心を
稜角2等分線上から片方(上辺側、図において以下同
じ。)に変位させて、上辺に接する半径の1/4円弧で
稜部を削除して、上辺の稜側に円弧5aを形成し、その
隣接する側面の稜側に段差5bを形成したものである。
なお、5は誘電体ブロックである。
稜角2等分線上から片方(上辺側、図において以下同
じ。)に変位させて、上辺に接する半径の1/4円弧で
稜部を削除して、上辺の稜側に円弧5aを形成し、その
隣接する側面の稜側に段差5bを形成したものである。
なお、5は誘電体ブロックである。
【0012】図4に示す切除部の形状は、稜角2等分線
上で、両辺に接する接線以下の半径の1/4円弧で稜部
を削除して、稜線部分に円弧6aを、両辺側に段差6b
を形成して、意匠的デザインも付加したものである。な
お、6は誘電体ブロックである。
上で、両辺に接する接線以下の半径の1/4円弧で稜部
を削除して、稜線部分に円弧6aを、両辺側に段差6b
を形成して、意匠的デザインも付加したものである。な
お、6は誘電体ブロックである。
【0013】図5に示す切除部の形状は、破線で示す稜
部を一つの面7aで切除してしまわず、途中までにし
て、段差7bを設けたものである。
部を一つの面7aで切除してしまわず、途中までにし
て、段差7bを設けたものである。
【0014】図6に示す切除部の形状は、偏平な底を有
する断面溝型8aの切除部を稜部に形成して、意匠的デ
ザインも付加したものである。
する断面溝型8aの切除部を稜部に形成して、意匠的デ
ザインも付加したものである。
【0015】上記図3ないし図6に示す切除部の変形例
は、多少意匠的デザインが付加されたものであるが、こ
れらの切除部の形状は主としてユニット成型時に形成さ
れるので、第1実施例および第2実施例の単純な形状に
比べて、成型上問題はない。
は、多少意匠的デザインが付加されたものであるが、こ
れらの切除部の形状は主としてユニット成型時に形成さ
れるので、第1実施例および第2実施例の単純な形状に
比べて、成型上問題はない。
【0016】
【発明の効果】本発明は、誘電体ブロックの角部ないし
稜部に、円弧(丸め)、面取り等による切除部を設けて
いるので、工程でユニットの取扱い時に発生する角ない
し稜のカケを未然に防止することができ、外観不良また
は導体切れによる特性不良を低減することができる。
稜部に、円弧(丸め)、面取り等による切除部を設けて
いるので、工程でユニットの取扱い時に発生する角ない
し稜のカケを未然に防止することができ、外観不良また
は導体切れによる特性不良を低減することができる。
【0017】また、メッキあるいは銀電極焼き付けによ
る外導体形成時に、角部ないし稜部の切除部の外導体の
膜厚が厚くなり、無負荷Qが向上する。
る外導体形成時に、角部ないし稜部の切除部の外導体の
膜厚が厚くなり、無負荷Qが向上する。
【図1】 本発明の第1実施例の斜視図
【図2】 本発明の第2実施例の正面図
【図3】 切除部の他の変形例を示す図
【図4】 同じく、切除部の他の変形例を示す図
【図5】 同じく、切除部の他の変形例を示す図
【図6】 同じく、切除部の他の変形例を示す図
【図7】 従来例の正面図
1、3、5、6、7、8 誘電体ブロック 2、4 共振器孔 4a 切除面 1a、5a、6a 円弧 5b、6b、7b 段差 7a 面 8a 溝型
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個の共振器孔が形成されている誘電
体ブロックの角部ないし稜部の少なくとも一つに、円弧
(丸め)、面取り等による切除部を施した誘電体共振
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23182894A JPH0897612A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 誘電体共振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23182894A JPH0897612A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 誘電体共振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0897612A true JPH0897612A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16929662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23182894A Pending JPH0897612A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 誘電体共振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0897612A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0827232A2 (en) * | 1996-08-30 | 1998-03-04 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric filter |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23182894A patent/JPH0897612A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0827232A2 (en) * | 1996-08-30 | 1998-03-04 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric filter |
EP0827232A3 (en) * | 1996-08-30 | 1999-03-10 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Dielectric filter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2249489A1 (en) | High-frequency transmission line, dielectric resonator, filter, duplexer, and communication device | |
JPH0897612A (ja) | 誘電体共振器 | |
JPH07106805A (ja) | 誘電体共振器 | |
JPH08316703A (ja) | 誘電体フィルタ | |
US11271334B2 (en) | Electrical contact | |
JPH0955321A (ja) | チップコイル | |
JP2633309B2 (ja) | チップ部品用セラミック製基板 | |
JPH04294602A (ja) | マイクロ波回路基板 | |
JPH09130145A (ja) | 圧電発振器 | |
JP2000254896A (ja) | 打抜き刃物 | |
JPH0550315A (ja) | ピンミラーカツタおよびフオームドチツプ | |
JPH07131202A (ja) | 誘電体共振器 | |
JP3156395B2 (ja) | ユニット形電子装置 | |
JPH08732Y2 (ja) | 高周波コイル | |
JPS6032748U (ja) | 開閉器 | |
JP2556078Y2 (ja) | ドリル用チップおよびこのチップを組込んだドリル | |
JPH0974048A (ja) | 可変磁器コンデンサ | |
JPS62203713A (ja) | 角形形状端子同時4面面取り切断機 | |
JPS6192737A (ja) | パンチングダイス | |
JPS62194702A (ja) | ストリツプライン | |
JPS60208807A (ja) | 高周波コイル | |
JPS5949335U (ja) | 真空しや断器 | |
JPH0510343Y2 (ja) | ||
JPH08185786A (ja) | 端子装置 | |
JPH0346447Y2 (ja) |