JPH0897587A - ハイブリッドic - Google Patents

ハイブリッドic

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JPH0897587A
JPH0897587A JP22798094A JP22798094A JPH0897587A JP H0897587 A JPH0897587 A JP H0897587A JP 22798094 A JP22798094 A JP 22798094A JP 22798094 A JP22798094 A JP 22798094A JP H0897587 A JPH0897587 A JP H0897587A
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JP
Japan
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resin
weight
protective layer
phenol resin
parts
Prior art date
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JP22798094A
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English (en)
Inventor
Shohei Morimoto
昌平 森元
Hisatoshi Murakami
久敏 村上
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • H05K1/0218Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference by printed shielding conductors, ground planes or power plane
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/09Use of materials for the conductive, e.g. metallic pattern
    • H05K1/092Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks
    • H05K1/095Dispersed materials, e.g. conductive pastes or inks for polymer thick films, i.e. having a permanent organic polymeric binder
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイブリッドICの保護層5にシールド層6
用の導電塗料が浸透してないものとする。 【構成】 まず、シールド層6をなす導電塗料として、
、分散良好用の表面コーティングを施した金属銅粉1
00重量部に対し、、特定の赤外線透過率を持つレゾ
ール型フェノール樹脂と、メタノール煮沸不溶解部分が
樹脂全体の2〜20重量%の微粒子状高分子フェノール
樹脂とを1:1〜9:1重量比で混合したフェノール樹
脂混合物を5〜25重量部、、キレート層形成剤0.
5〜8重量部、、カップリング剤0.1〜2重量部を
添加したものとする。つぎに、電子部品素子2、3を搭
載した基板1を、そのグランドリード端子4aに銅箔導
電材7を添えて、絶縁性樹脂浴に浸漬して上記保護層5
を形成し、さらに、導電材7を内側に屈曲したのち、基
板1を上記導電塗料浴に浸漬してシールド層6を形成す
る。このとき、微粒子状高分子フェノール樹脂の存在に
より、導電塗料の保護層5内への浸透が有効に防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基板上の電子部品素
子が絶縁性樹脂の保護層により封止され、その上にシー
ルド層が形成されたハイブリッドICに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッドICはプリント配線基板上
に実装して用いられ、その電子部品素子は絶縁性樹脂の
保護層によって被覆されて、外部環境からの保護がなさ
れ、さらにその上にシールド層が形成されて、このハイ
ブリッドICから出る電磁波の外部への影響及び外部か
らハイブリッドICへの影響を遮断するようになってい
る。
【0003】そのシールド層の形成には、金属ケースの
外装を設ける手段と、実開昭61−75192号公報等
に示される導電性物質を塗布する手段とがある。前者は
形状が大型となり高値である。一方、後者はハイブリッ
ドIC全体を小型化し得るとともに製作コストも安価で
あるという利点がある。しかし、その導電性物質には通
常導電塗料が使用されるが、その導電塗料は、銅箔との
高い密着性を維持しつつ十分な導電性を持つなどの十分
なシール効果を得にくいのが実情である。このため、本
願発明者等は、特願平3−311934号(特開平6−
164185号)において、銅箔との密着性及び導電性
に満足できる導電塗料によってシールド層を形成したハ
イブリッドICを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハイブ
リッドICの保護層(外装ともいう。)を構成する混和
物には、一定量の充填剤が添加されていて、これがため
に保護層がポーラスになっており、この保護層に上記導
電塗料を直接に塗布すると、導電塗料が保護層のポーラ
スな部分に浸透し、導電塗料の配合のバランスが崩れ
て、導電塗膜の電気特性、物理特性が低下し、十分な電
磁波遮蔽効果を発揮し得ない。このため、上記導電塗料
によりシールド層を形成したハイブリッドICは、その
浸透を防止するためにアンダーコートを施し、その上に
デッピング法により導電塗料を塗布しなければならない
という問題をもっていた。
【0005】本発明は、上記導電塗料によりシールド層
を形成したハイブリッドICにおいて、その保護層への
導電塗料の浸透をなくすことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明にあっては、基板上に電子部品素子を搭載
し、その上を絶縁性樹脂の保護層で被覆するとともに、
所要数のリード端子をその保護層から突出させ、前記保
護層上に、下記(A)乃至(D)の配合から成る導電塗
料のシールド層を形成し、そのシールド層は前記リード
端子のうちのグランドリード端子のみに電気的に接続し
た構成としたのである。
【0007】記 (A) 0.05〜0.5重量部のチタネート、ジルコ
ネート、ステアリン酸、ステアリン酸塩、またはそれら
の混合物により表面被覆した、金属銅粉100重量部、
(B) レゾール型フェノール樹脂50〜90重量%
と、メタノール煮沸不溶解部分を含有する微粒子状高分
子フェノール樹脂10〜50重量%とを調合した樹脂P
を5〜25重量部、(C) キレート層形成剤0.5〜
8重量部 (D) カップリング剤0.1〜2重量部
【0008】好ましくは、上記レゾール型フェノール樹
脂と微粒子状高分子フェノール樹脂が下記のものとす
る。 記 〔レゾール型フェノール樹脂〕2−1置換体、2,4−
2置換体、2,4,6−3置換体、メチロール基、ジメ
チレンエーテル、フェニル基の各赤外線透過率をl,
m,n,a,b,cとするとき、各透過率との間に (イ)l/n=0.8〜1.2 (ロ)m/n=0.8〜1.2 (ハ)b/a=0.8〜1.2 (ニ)c/a=1.2〜1.5 なる関係が成り立つレゾール型フェノール樹脂、 〔微粒子状高分子フェノール樹脂〕上記メタノール煮沸
不溶解部分が上記樹脂B全体の2〜20重量%分布し、
且つ、10分子中に1個以上のメチロール基を有する微
粒子状高分子フェノール樹脂。
【0009】上記赤外線透過率比は、レゾール型フェノ
ール樹脂を、(株)島津製作所製フーリエ変換赤外分光
光度計(FTIR−4100)を用い、液膜法による分
光分析をおこなった結果得られたチャートに関して、各
置換基に対応する吸収位置(波数)における透過率の比
を検討することによって得られる。
【0010】上記(イ)〜(ニ)の関係が成り立つレゾ
ール型フェノール樹脂を確定するために必要なスペクト
ルの位置及び置換基の関係は表1の通りであり、同表の
ように、各置換基の吸収に対して、透過率をl、m、
n、a、b、cと表した。
【0011】
【表1】
【0012】ここで、透過率Tは、各吸収ピークのバッ
クグラウンドにベースラインを引き、そこから求められ
る入射光の強度I0 と透過光の強度Iとの比とすると、
一般に、T=I/I0 ×100の式で表される。このよ
うに、各置換基に対して規定した波長において、透過率
が得られる。この透過率の大小関係を検討することによ
り、上記の通り、レゾール型フェノール樹脂の内でも、
ジメチレンエーテル結合が多く、なおかつ、2置換体の
多いタイプを確定することができる。
【0013】上記金属銅粉は、鱗片状、樹枝状、球状、
不定形状など、いずれの形状であってもよい。粒径は、
100μm 以下が好ましく、特に1〜30μm のものが
好ましい。粒径が1μm 未満のものは酸化されやすく得
られる塗膜の導電性が低下するので好ましくない。
【0014】また、金属銅粉は、チタネート、ジルコネ
ート、ステアリン酸、ステアリン酸塩、または、それら
の混合物(以下、分散剤という。)により表面被覆する
ことにより、樹脂混和物中への微細分散が促進され、こ
れにより導電塗料の品質の安定化および導電性の改良を
はかる。この分散剤の添加量は、金属銅粉100重量部
に対して0.05〜0.5重量部である。分散剤の添加
量が0.05重量部未満のときは、塗膜の導電性が低下
し、0.5重量部をこえるときは、半田耐熱性が低下し
好ましくない。分散剤は、それ自体を単体で添加しても
よく、また、溶剤と供に添加した後、溶剤を除去しても
よい。因みに、この表面処理をすれば、分散剤の添加量
を少なくできる。
【0015】上記樹脂P混和物の樹脂量が、5重量部未
満では金属銅粉が十分にバインドされず、得られる塗膜
が脆くなり、導電性も悪くなる。また、25重量部をこ
えると、導電性が低下する。好適な樹脂量は9〜18重
量部である。
【0016】また、その化学量、2−1置換体をλ、
2,4−2置換体をμ、2,4,6−3置換体をν、メ
チロール基をα、ジメチレンエーテル量をβ、フェニル
基量をγとすると、前記構成の1/n、m/n、が大き
いということはλ/νが小さいということになる。すな
わち、2−1置換体量λ、2,4−2置換体量μに比し
て2,4,6−3置換体量νが大きいということを意味
する。また、前記構成のb/a、c/aが大きいという
ことは、β/α、λ/αが小さいということになる。す
なわち、ジメチレンエーテル量β、フェニル基量λに比
してメチロール基量αが多いということを意味する。
【0017】一般に2,4,6−3置換体量νが大きく
なると、レゾール型フェノール樹脂の架橋密度が大きく
なるため、前記λ/ν、μ/νが小さい方が、すなわ
ち、1/n、m/nが大きい方が塗膜の導電性が良くな
る。しかし、逆に塗膜が硬く、脆くなる傾向を示し、物
理的特性が悪くなる。また、γ/αが大きいと塗膜の導
電性が悪くなる。
【0018】従って、得られる導電塗料において、塗膜
の硬さを適切にし、良好な導電性とするレゾール型フェ
ノール樹脂としては、前記構成に示す1/n、m/n、
b/aがそれぞれ0.8〜1.2、c/aが1.2〜
1.5とするのが適している。
【0019】微粒子状高分子フェノール樹脂は、前記レ
ゾール型フェノール樹脂との合計量の10〜50重量%
であることを必要とし、10重量%未満では導電塗料の
ポーラス部分への浸透防止効果が得られず、50重量%
を越えると導電塗料の架橋密度が低下して塗膜の密着性
がわるくなる。また、同樹脂中のメタノール煮沸不溶解
部分が樹脂全体の2〜20重量%になるように分布して
いることが望ましい。この範囲より少ないときは導電塗
料の浸透防止効果が少なく導電性の低下を招き、一方、
これより多いときは同樹脂構造中のメチロール基の数が
減少し、レゾール型フェノール樹脂との反応基が相対的
に減少し、塗膜のバインド性の低下と導電性が悪くな
る。好ましくは、5〜15重量%である。さらに、10
分子中に1個以上のメチロール基がないと、レゾール型
フェノール樹脂と十分に反応せず密着性・導電性が得に
くい。
【0020】なお、一般に高分子量の樹脂を添加した場
合、塗膜の柔軟性が得られ、ヒートショック試験でのマ
イクロクラック防止効果が得られるため、その樹脂を多
く添加することが考えられるが、前述のように、添加量
が多くなれば、レゾール型フェノール樹脂との反応基が
少なくなって十分な導電性が得られなくなり、好ましく
ない。
【0021】キレート層形成剤は、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチ
レンジアミン、トリエチレンテトラミン、などの脂肪族
アミンから選ばれる少なくとも一種である。キレート層
形成剤は、金属銅粉の酸化を防止し、導電性の維持に寄
与する。その配合量は、金属銅粉100重量部に対して
0.5〜8重量部である。配合量が上記未満であると、
塗膜の銅電性が低下し、逆に多い場合にはそれぞれの効
果は望めない。
【0022】カップリング剤は、金属銅粉のバインダ中
における分散性を向上させて導電性の向上に寄与し、シ
ランカップリング剤、チタンカップリング剤、ジルコネ
ート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤
の中から選ばれる少なくとも1種である。その配合量
は、金属銅粉に対して0.1〜2重量部である。上記部
数未満ではその効果が認められず、上記部数を越える
と、その効果は飽和状態となって不経済である。
【0023】なお、導電塗料には、粘度調整のために、
カルビトール、ブチルカルビトール、メチルカルビトー
ル、ブチルカルビトールアセテート、ブチルセロソル
ブ、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテー
ト、メチルイソブチルケトン等の高沸点溶剤と、メタノ
ール、エタノールなど通常の有機溶剤を公知の手段で使
用することができる。
【0024】
【作用】このように構成する本発明に係る導電塗料は、
上記の記載から分かるように、その塗膜は、密着性の低
下を招くことなく、導電性の高いものとなる。また、微
粒子状高分子フェノール樹脂の存在により、ポーラスな
上記保護層への浸透も極めて少ない。
【0025】
【実施例】まず、導電塗料は、粒径5〜10μm の比表
面積0.4m2 /g以下、水素還元減量0.25%以下
の樹枝状金属銅粉100重量部を攪拌機に入れて、チタ
ネートを金属銅粉の表面に被覆させた。その金属銅粉
に、キレート層形成剤としてのトリエタノールアミンと
前記レゾール型フェノール樹脂と、微粒子状高分子フェ
ノール樹脂の混合物とをそれぞれ表2に示す割合で配合
し、溶剤としてブチルセロソルブを加え、20分間3軸
ロールで定位置練りし、粘度が10〜20P(リオン社
製の粘度計VT−04により測定)となるようにエタノ
ールで希釈して導電塗料浴を得た。
【0026】上記では、粘度調整剤としてブチルセロソ
ルブを用いたが、これに代えて、前述の高沸点溶剤を任
意に選択使用することができる。
【0027】
【表2】
【0028】一方、図1に示すように、銅箔回路パター
ンを形成したエポキシ樹脂基板1上に、各種チップ部品
2、抵抗3等の電子部品素子を搭載又は印刷して設ける
とともに、その回路から所要数のリード端子4……、4
aを突出させる。
【0029】その基板1を、グランドリード端子4aの
基部4a’に銅箔の導電材7を添わせてエポキシ樹脂浴
中に浸漬し、所要厚の保護層5を形成する。その浸漬の
際、各リード端子4……、4aの露出部(接続部)ま
で、すなわち、接続部を残して浸漬し、各リード端子4
……間が確実に樹脂で充填被覆されるようにする。これ
は、後述のシールド層6とリード端子4……を短絡させ
ないためである。
【0030】つづいて、導電材7の突出部分を保護層5
側(内側)に屈曲し、その状態の基板1を、前記導電塗
料浴に浸漬(ディピング)して、所要厚のシールド層6
を形成する。その浸漬深さはリード端子4、4a側の保
護層5の縁に到らないようにする。このとき、導電材7
上にもシールド層6が形成され、導電材7を介し、グラ
ンドリード端子4aとシールド層6が電気的に接続され
る。シールド層6の形成は、導電塗料浴から基板1を付
着した塗料が垂れ下がる速度に合わせて引き上げ、それ
を80℃で20分間予備乾燥後、160℃で30分加熱
硬化させる。
【0031】上記の如くして得た電子部品搭載回路基板
1の両端に電極a、bを配置し、4端子法により電極
a、b間の抵抗値を測定し、単位面積当たりの抵抗値を
得た。(表2下欄ア)。また、前記試料を60℃・95
%RHの高温高湿槽に500時間放置し、放置後の抵抗
値(ΔR)と、前記環境下に晒す前の抵抗値(R)とを
対比し、(ΔR/R−1)×100%が、50%未満を
○、50%以上100%未満を△、100%以上を×と
して評価した(同イ)。
【0032】更に、前記試料を−55℃・30分←→+
125℃・30分のヒートショック試験を300サイク
ル行った後、シールド層6にマイクロクラックの有無を
観察し、無を○、僅かに見られるものを×として評価し
た(同ウ)。
【0033】上記の結果から明らかなように、実施例1
〜7は、全ての試験結果を満足するものであり、比較例
1のものは、樹脂全体量が多すぎ、比較例2のものは、
微粒子状高分子樹脂の添加がなく、比較例3のものは、
微粒子状高分子樹脂の量が多すぎ、比較例4のものは、
キレート層形成剤が少ないため、抵抗値、抵抗変化、耐
クラックのいずれかで満足できるものではない。
【0034】次に、微粒子高分子フェノール樹脂のメタ
ノール煮沸不溶解部分の含有量の多いものと、少ないも
のとを使用した場合の樹脂P全体のメタノール煮沸不溶
解部分の存在が導電塗料の塗膜の電気抵抗に与える影響
について、銅粉、トリエタノールアミン及びカップリン
グ剤を前記実施例と同一配合とし、その樹脂B、Cの配
合を変えた実験結果を表3に示す。その電気抵抗の測定
は前述と同じとし、評価は、良を○、やや良を△、否を
×とした。この結果によると、メタノール煮沸不溶解部
分Qの樹脂P全体に対する含有量は、2〜20重量%の
範囲が好ましいことが理解できる。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
シールド用導電塗料が保護層内に浸透しておらず、その
保護層の電気特性、物理特性が安定した、十分な電磁波
遮蔽効果を有するハイブリッドICとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施例の正面図、(b)は(a)の
X−X線断面図
【符号の説明】 1 エポキシ樹脂基板 2 チップ部品 3 抵抗 4 リード端子 4a グランドリード端子 5 保護層 6 シールド層 7 導電材 a、b 電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】そのシールド層の形成には、金属ケースの
外装を設ける手段と、実開昭61−75192号公報等
に示される導電性物質を塗布する手段とがある。前者は
形状が大型となり高値である。一方、後者はハイブリッ
ドIC全体を小型化し得るとともに製作コストも安価で
あるという利点がある。しかし、その導電性物質には通
常導電塗料が使用されるが、その導電塗料は、銅箔との
高い密着性を維持しつつ十分な導電性を持つなどの十分
なシール効果を得にくいのが実情である。このため、
本願発明者等は、特願平3−311934号(特開平6
−164185号)において、銅箔との密着性及び導電
性に満足できる導電塗料によってシールド層を形成した
ハイブリッドICを提案した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】好ましくは、上記レゾール型フェノール樹
脂と微粒子状高分子フェノール樹脂が下記のものとす
る。 記 〔レゾール型フェノール樹脂〕2−1置換体、2,4−
2置換体、2,4,6−3置換体、メチロール基、ジメ
チレンエーテル、フェニル基の各赤外線透過率をl,
m,n,a,b,cとするとき、各透過率との間に (イ)l/n=0.8〜1.2 (ロ)m/n=0.8〜1.2 (ハ)b/a=0.8〜1.2 (ニ)c/a=1.2〜1.5 なる関係が成り立つレゾール型フェノール樹脂、 〔微粒子状高分子フェノール樹脂〕上記メタノール煮沸
不溶解部分が上記樹脂全体の2〜20重量%分布し、
且つ、10分子中に1個以上のメチロール基を有する微
粒子状高分子フェノール樹脂。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】キレート層形成剤は、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチ
レンジアミン、トリエチレンテトラミン、などの脂肪族
アミンから選ばれる少なくとも一種である。キレート層
形成剤は、金属銅粉の酸化を防止し、導電性の維持に寄
与する。その配合量は、金属銅粉100重量部に対して
0.5〜8重量部である。配合量が上記未満であると、
塗膜の電性が低下し、逆に多い場合にはそれぞれの効
果は望めない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【表2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【表3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に電子部品素子を搭載し、その上
    を絶縁性樹脂の保護層で被覆するとともに、所要数のリ
    ード端子をその保護層から突出させ、前記保護層上に、
    下記(A)乃至(D)の配合から成る導電塗料のシール
    ド層を形成し、そのシールド層は前記リード端子のうち
    のグランドリード端子のみに電気的に接合して成ること
    を特徴とするハイブリッドIC。 記 (A) 0.05〜0.5重量部のチタネート、ジルコ
    ネート、ステアリン酸、ステアリン酸塩、またはそれら
    の混合物により表面被覆した、金属銅粉100重量部、
    (B) レゾール型フェノール樹脂50〜90重量%
    と、メタノール煮沸不溶解部分を含有する微粒子状高分
    子フェノール樹脂10〜50重量%とを調合した樹脂P
    を5〜25重量部、(C) キレート層形成剤0.5〜
    8重量部、(D) カップリング剤0.1〜2重量部、
  2. 【請求項2】 上記レゾール型フェノール樹脂と微粒子
    状高分子フェノール樹脂が下記のものであることを特徴
    とする請求項1記載のハイブリッドIC。 記 〔レゾール型フェノール樹脂〕2−1置換体、2,4−
    2置換体、2,4,6−3置換体、メチロール基、ジメ
    チレンエーテル、フェニル基の各赤外線透過率をl,
    m,n,a,b,cとするとき、各透過率との間に (イ)l/n=0.8〜1.2 (ロ)m/n=0.8〜1.2 (ハ)b/a=0.8〜1.2 (ニ)c/a=1.2〜1.5 なる関係が成り立つレゾール型フェノール樹脂、 〔微粒子状高分子フェノール樹脂〕上記メタノール煮沸
    不溶解部分が、上記樹脂P全体の2〜20重量%分布
    し、且つ、10分子中に1個以上のメチロール基を有す
    る微粒子状高分子フェノール樹脂。
JP22798094A 1994-09-22 1994-09-22 ハイブリッドic Pending JPH0897587A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185998A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Optrex Corp 保護剤塗布用治具
CN103122179A (zh) * 2012-12-27 2013-05-29 王娟 电磁屏蔽用导电涂料

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