JPH089746A - コンバインの駆動装置 - Google Patents
コンバインの駆動装置Info
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- JPH089746A JPH089746A JP17192794A JP17192794A JPH089746A JP H089746 A JPH089746 A JP H089746A JP 17192794 A JP17192794 A JP 17192794A JP 17192794 A JP17192794 A JP 17192794A JP H089746 A JPH089746 A JP H089746A
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- driving
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Landscapes
- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
- Combines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] コンバインの刈取部に設ける未刈穀稈掻込
み用リールの安全保護を図る。 [構成] 刈取駆動部を正逆自在に駆動するようにコ
ンバインにおいて、リール(20)を駆動するリール駆
動部(53)に逆転防止機構(101)を設ける。
み用リールの安全保護を図る。 [構成] 刈取駆動部を正逆自在に駆動するようにコ
ンバインにおいて、リール(20)を駆動するリール駆
動部(53)に逆転防止機構(101)を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば稲・麦・大豆など
穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバイ
ンの駆動装置に関する。
穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバイ
ンの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種普通形コンバインにあって、刈取
部の穀稈掻込オーガやフィーダハウスなどに穀稈の詰り
事故が発生した場合に、これらを逆転させて詰り除去を
行う刈取逆転装置を設けるようにした手段がある。ま
た、刈取駆動系にあって、1対のプーリ或いはスプロケ
ット間に張架するベルト或いはチェンに張力を加えるテ
ンションプーリ或いはスプロケットには、引張りバネを
付勢させてその張力を発生させている。
部の穀稈掻込オーガやフィーダハウスなどに穀稈の詰り
事故が発生した場合に、これらを逆転させて詰り除去を
行う刈取逆転装置を設けるようにした手段がある。ま
た、刈取駆動系にあって、1対のプーリ或いはスプロケ
ット間に張架するベルト或いはチェンに張力を加えるテ
ンションプーリ或いはスプロケットには、引張りバネを
付勢させてその張力を発生させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら前者逆転装
置は、通常刈取部全体が逆転する構造のため、リールま
で回転させて、リールが地面に接触した状態のときには
リールやリールの駆動系を破損させるなどの不都合があ
った。
置は、通常刈取部全体が逆転する構造のため、リールま
で回転させて、リールが地面に接触した状態のときには
リールやリールの駆動系を破損させるなどの不都合があ
った。
【0004】また後者引張りバネの場合、バネの伸び代
分設置スペースを余分に必要とするなどして構造のコン
パクト化が困難なうえ、逆転時にはテンションプーリ或
いはスプロケットがベルト或いはチェンより外れ易いと
いう問題があった。
分設置スペースを余分に必要とするなどして構造のコン
パクト化が困難なうえ、逆転時にはテンションプーリ或
いはスプロケットがベルト或いはチェンより外れ易いと
いう問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、刈
取駆動部を正逆自在に駆動するようにコンバインにおい
て、リールを駆動するリール駆動部に逆転防止機構を設
けたもので、刈取部の逆転駆動時に、リールの逆転を確
実に防止してリールやリール駆動系の破損を回避させる
ことができて安全性向上が図れる。
取駆動部を正逆自在に駆動するようにコンバインにおい
て、リールを駆動するリール駆動部に逆転防止機構を設
けたもので、刈取部の逆転駆動時に、リールの逆転を確
実に防止してリールやリール駆動系の破損を回避させる
ことができて安全性向上が図れる。
【0006】また、駆動側及び従動側の回転体間に無端
可撓部材を張架させて駆動側より従動側の回転体に正逆
自在に回転力を伝達する駆動装置を備えたコンバインに
おいて、前記無段可撓部材に張力を作用させる緊張部材
と、前記無段可撓部材の正転時圧縮バネ力により緊張部
材に張力を発生させる緊張用圧縮バネと、逆転時圧縮バ
ネに抗し移動する緊張部材の位置規制を行う規制部材と
を設けることによって、前記緊張部材の設置スペースを
有効に縮小させてコンパクトな組込を可能とさせると共
に、設置スペース内に組込む規制部材によって逆転時に
緊張部材を安全に位置規制して、無端可撓部材の確実な
外れ防止も行える。
可撓部材を張架させて駆動側より従動側の回転体に正逆
自在に回転力を伝達する駆動装置を備えたコンバインに
おいて、前記無段可撓部材に張力を作用させる緊張部材
と、前記無段可撓部材の正転時圧縮バネ力により緊張部
材に張力を発生させる緊張用圧縮バネと、逆転時圧縮バ
ネに抗し移動する緊張部材の位置規制を行う規制部材と
を設けることによって、前記緊張部材の設置スペースを
有効に縮小させてコンパクトな組込を可能とさせると共
に、設置スペース内に組込む規制部材によって逆転時に
緊張部材を安全に位置規制して、無端可撓部材の確実な
外れ防止も行える。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は逆転防止クラッチ部の説明図、図2は全体の
側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロ
ーラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機台、
(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴
(6)及び選別機構(7)などを備えていて前記機台
(1)に搭載する脱穀部、(8)は揚穀筒(9)を介し
て取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(1
0)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シリンダ(1
1)を介して昇降可能に装設する刈取部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備えて前記穀物
タンク(8)の前方に配設させる運転キャビン、(1
5)は前記穀物タンク(8)の後方に備えていてエンジ
ン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記穀物
タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
る。図1は逆転防止クラッチ部の説明図、図2は全体の
側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロ
ーラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機台、
(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び処理胴
(6)及び選別機構(7)などを備えていて前記機台
(1)に搭載する脱穀部、(8)は揚穀筒(9)を介し
て取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(1
0)は前記脱穀部(4)の下部前方に油圧シリンダ(1
1)を介して昇降可能に装設する刈取部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備えて前記穀物
タンク(8)の前方に配設させる運転キャビン、(1
5)は前記穀物タンク(8)の後方に備えていてエンジ
ン(16)を内設するエンジン部、(17)は前記穀物
タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
【0008】そして図4にも示す如く前記刈取部(1
0)は、未刈り穀稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(1
8)と、該ヘッダー(18)の後部略中央に連結させて
刈取穀稈を脱穀部(4)に送給するフィーダハウス(1
9)によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リー
ル(20)と、往復駆動型第1及び第2刈刃(21)
(22)と、穀稈掻込オーガ(23)とを前記穀物ヘッ
ダー(18)に備え、前記ヘッダー(18)に取込まれ
る刈取穀稈をフィーダハウス(19)に内設する供給チ
ェンコンベア(24)を介し脱穀部(4)に送り込んで
脱穀処理するように構成している。
0)は、未刈り穀稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(1
8)と、該ヘッダー(18)の後部略中央に連結させて
刈取穀稈を脱穀部(4)に送給するフィーダハウス(1
9)によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リー
ル(20)と、往復駆動型第1及び第2刈刃(21)
(22)と、穀稈掻込オーガ(23)とを前記穀物ヘッ
ダー(18)に備え、前記ヘッダー(18)に取込まれ
る刈取穀稈をフィーダハウス(19)に内設する供給チ
ェンコンベア(24)を介し脱穀部(4)に送り込んで
脱穀処理するように構成している。
【0009】また前記脱穀部(4)の右外側には二番還
元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)を介し脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別す
るように設けている。
元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)を介し脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別す
るように設けている。
【0010】図5乃至図9に示す如く、前記刈取部(1
0)の駆動はフィーダハウス(19)と運転席(13)
の後部間に設けた刈取入力ケース(26)からの駆動力
でもって行うもので、刈取入力ケース(26)の入力軸
(27)をプーリ(28)(29)及びベルト(30)
及びテンションプーリ形刈取クラッチ(31)を介しカ
ウンタ軸(32)に連動連結させると共に、該カウンタ
軸(32)を自在継手軸(33)を介し前記エンジン
(16)の出力軸に連動連結させている。そして前記刈
取入力ケース(26)には正逆転ギヤ機構(34)を備
え、該ギヤ機構(34)を介する出力軸(35)を前記
チェンコンベア(24)のコンベア駆動軸(36)に回
転体であるスプロケット(37)(38)及び無端可撓
部材であるチェン(39)を介し連動連結させて、前記
供給チェンコンベア(24)の正逆駆動を行うように構
成している。
0)の駆動はフィーダハウス(19)と運転席(13)
の後部間に設けた刈取入力ケース(26)からの駆動力
でもって行うもので、刈取入力ケース(26)の入力軸
(27)をプーリ(28)(29)及びベルト(30)
及びテンションプーリ形刈取クラッチ(31)を介しカ
ウンタ軸(32)に連動連結させると共に、該カウンタ
軸(32)を自在継手軸(33)を介し前記エンジン
(16)の出力軸に連動連結させている。そして前記刈
取入力ケース(26)には正逆転ギヤ機構(34)を備
え、該ギヤ機構(34)を介する出力軸(35)を前記
チェンコンベア(24)のコンベア駆動軸(36)に回
転体であるスプロケット(37)(38)及び無端可撓
部材であるチェン(39)を介し連動連結させて、前記
供給チェンコンベア(24)の正逆駆動を行うように構
成している。
【0011】また、前記フィーダハウス(19)の右外
側で、コンベア駆動軸(36)を、フィーダハウス(1
9)右前面に支持するフィーダハウス出力軸(40)に
スプロケット(41)(42)及び刈取駆動チェン(4
3)を介し連動連結させると共に、変速駆動軸である刈
取カウンタ軸(44)に自在継手軸(45)を介し前記
出力軸(40)を連動連結させ、前記掻込オーガ(2
3)のオーガ軸(23a)にスプロケット(46)(4
7)及びチェン(48)を介し、また前記第1刈刃(2
1)の刈刃駆動軸(49)にプーリ(50)(51)及
びベルト(52)を介し刈取カウンタ軸(44)をそれ
ぞれ連動連結させて、掻込オーガ(23)及び第1刈刃
(21)の各駆動を行うように構成している。
側で、コンベア駆動軸(36)を、フィーダハウス(1
9)右前面に支持するフィーダハウス出力軸(40)に
スプロケット(41)(42)及び刈取駆動チェン(4
3)を介し連動連結させると共に、変速駆動軸である刈
取カウンタ軸(44)に自在継手軸(45)を介し前記
出力軸(40)を連動連結させ、前記掻込オーガ(2
3)のオーガ軸(23a)にスプロケット(46)(4
7)及びチェン(48)を介し、また前記第1刈刃(2
1)の刈刃駆動軸(49)にプーリ(50)(51)及
びベルト(52)を介し刈取カウンタ軸(44)をそれ
ぞれ連動連結させて、掻込オーガ(23)及び第1刈刃
(21)の各駆動を行うように構成している。
【0012】さらに前記刈取カウンタ軸(44)は、リ
ール駆動用のリール駆動部であるリール第1カウンタ軸
(53)に無段変速プーリ(54)(55)及び無段変
速ベルト(56)を介し連動連結させると共に、前記リ
ール(20)を支持するリール支持フレーム(57)基
端のリール第2カウンタ軸(58)にスプロケット(5
9)(60)及びチェン(61)を介し前記第1カウン
タ軸(53)を、また前記リール(20)のリール駆動
軸(62)にスプロケット(63)(64)及びチェン
(65)を介し第2カウンタ軸(58)をそれぞれ連動
連結させて、リール(20)の駆動を行うように構成し
ている。
ール駆動用のリール駆動部であるリール第1カウンタ軸
(53)に無段変速プーリ(54)(55)及び無段変
速ベルト(56)を介し連動連結させると共に、前記リ
ール(20)を支持するリール支持フレーム(57)基
端のリール第2カウンタ軸(58)にスプロケット(5
9)(60)及びチェン(61)を介し前記第1カウン
タ軸(53)を、また前記リール(20)のリール駆動
軸(62)にスプロケット(63)(64)及びチェン
(65)を介し第2カウンタ軸(58)をそれぞれ連動
連結させて、リール(20)の駆動を行うように構成し
ている。
【0013】図6乃至図8にも示す如く、前記入力ケー
ス(26)に内設する正逆転ギヤ機構(34)は、直交
させる入力軸(27)と出力軸(35)上に正逆転する
3枚のベベルギヤ(66)(67)(68)を設けるも
ので、入力軸(27)に取付ける中央の駆動ベベルギヤ
(66)に対し、出力軸(35)に対向状に遊転支持す
る2つの従動ベベルギヤ(67)(68)を180度対
称に常時噛合わせると共に、これら対向するベベルギヤ
(67)(68)間で出力軸(35)上に摺動自在にス
プライン嵌合させるスライドギヤ(69)のアウタギヤ
部(69a)(69b)を切換フォーク(70)によっ
て2つの従動ベベルギヤ(67)(68)のインナーギ
ヤ部(67a)(68a)に噛合せることによって、出
力軸(35)を正逆回転させるように構成している。
ス(26)に内設する正逆転ギヤ機構(34)は、直交
させる入力軸(27)と出力軸(35)上に正逆転する
3枚のベベルギヤ(66)(67)(68)を設けるも
ので、入力軸(27)に取付ける中央の駆動ベベルギヤ
(66)に対し、出力軸(35)に対向状に遊転支持す
る2つの従動ベベルギヤ(67)(68)を180度対
称に常時噛合わせると共に、これら対向するベベルギヤ
(67)(68)間で出力軸(35)上に摺動自在にス
プライン嵌合させるスライドギヤ(69)のアウタギヤ
部(69a)(69b)を切換フォーク(70)によっ
て2つの従動ベベルギヤ(67)(68)のインナーギ
ヤ部(67a)(68a)に噛合せることによって、出
力軸(35)を正逆回転させるように構成している。
【0014】また、前記正逆転ギヤ機構(34)による
チェン(39)の正逆駆動時にチェン(39)の弛み防
止を行う緊張部材であるテンションスプロケット(7
1)を入力ケース(26)に設けるもので、出力軸(3
5)を中心として入力ケース(26)に回動自在に取付
ける筒軸(72)に、前記スプロケット(71)のテン
ションアーム(73)の基端を固定すると共に、筒軸
(72)に基端を固定する揺動アーム(74)の先端に
枢軸(75)を介し回動コマ(76)を回動自在に取付
けている。
チェン(39)の正逆駆動時にチェン(39)の弛み防
止を行う緊張部材であるテンションスプロケット(7
1)を入力ケース(26)に設けるもので、出力軸(3
5)を中心として入力ケース(26)に回動自在に取付
ける筒軸(72)に、前記スプロケット(71)のテン
ションアーム(73)の基端を固定すると共に、筒軸
(72)に基端を固定する揺動アーム(74)の先端に
枢軸(75)を介し回動コマ(76)を回動自在に取付
けている。
【0015】そして前記コマ(76)内を貫通させるテ
ンションロッド(77)の一端側を本機フレーム(7
8)側の固定ピン(79)に係合連結させると共に、ロ
ッド(77)他端側のバネ座(80)と回動コマ(7
6)側のバネ座(81)間に規制部材であるカラー(8
2)及び圧縮バネ(83)を介設して、前記出力軸(3
5)及びチェン(39)の正転時圧縮バネ(83)力を
前記スプロケット(71)に作用させて、チェン(3
9)の弛み側に内方の張力を加えてこの弛み防止を行う
一方、前記掻込オーガ(23)に稈詰まりなど発生した
チェン(39)の逆転時には前記スプロケット(71)
に加わるチェン(39)からの過大な張力を前記バネ
(83)で緩和してテンションスプロケット(71)に
かかる荷重を有効に低減させるように構成している。
ンションロッド(77)の一端側を本機フレーム(7
8)側の固定ピン(79)に係合連結させると共に、ロ
ッド(77)他端側のバネ座(80)と回動コマ(7
6)側のバネ座(81)間に規制部材であるカラー(8
2)及び圧縮バネ(83)を介設して、前記出力軸(3
5)及びチェン(39)の正転時圧縮バネ(83)力を
前記スプロケット(71)に作用させて、チェン(3
9)の弛み側に内方の張力を加えてこの弛み防止を行う
一方、前記掻込オーガ(23)に稈詰まりなど発生した
チェン(39)の逆転時には前記スプロケット(71)
に加わるチェン(39)からの過大な張力を前記バネ
(83)で緩和してテンションスプロケット(71)に
かかる荷重を有効に低減させるように構成している。
【0016】さらに、前記圧縮バネ(83)はチェン
(39)が伸びきった時に自然長に達するように設け
て、チェン(39)の張り側及び弛み側の腹同士の干渉
を防止すると共に、逆転時にはカラー(82)によって
それ以上のバネ(83)の圧縮を防止しスプロケット
(71)の反チェン側への移動を規制して、チェン(3
9)のスプロケット(71)からの離脱を防止するよう
に構成している。
(39)が伸びきった時に自然長に達するように設け
て、チェン(39)の張り側及び弛み側の腹同士の干渉
を防止すると共に、逆転時にはカラー(82)によって
それ以上のバネ(83)の圧縮を防止しスプロケット
(71)の反チェン側への移動を規制して、チェン(3
9)のスプロケット(71)からの離脱を防止するよう
に構成している。
【0017】図10及び図11にも示す如く、前記刈取
カウンタ軸(44)及びリール第1カウンタ軸(53)
は、穀物ヘッダ(18)の背面右側の左右枠板(84)
(85)間に各左右ベアリング(86a)(86b)を
介し回転自在に横架させるもので、各軸(44)(5
3)の左右両端を支持するベアリング(86a)(86
b)のベアリングホルダー(87)(88)を枠板(8
4)(85)に溶接固定及び着脱自在に取付固定させる
と共に、各軸(44)(53)外側に嵌挿させる軸外角
である稈巻付防止カラー(89)の両端を各左右ホルダ
ー(87)(88)に一体的に溶接固定及び着脱自在に
取付固定させて、各軸(44)(53)を支持する枠板
(84)(85)の補強を巻付防止カラー(89)で行
う構成として、部品点数を削減させ重量軽減を図って剛
性を向上させると共に、左右ベアリングホルダー(8
7)(88)間の軸芯のずれを解消させて、特別な調芯
ベアリングの使用を不用とさせるなどしてメンテナンス
の向上を図るように構成している。
カウンタ軸(44)及びリール第1カウンタ軸(53)
は、穀物ヘッダ(18)の背面右側の左右枠板(84)
(85)間に各左右ベアリング(86a)(86b)を
介し回転自在に横架させるもので、各軸(44)(5
3)の左右両端を支持するベアリング(86a)(86
b)のベアリングホルダー(87)(88)を枠板(8
4)(85)に溶接固定及び着脱自在に取付固定させる
と共に、各軸(44)(53)外側に嵌挿させる軸外角
である稈巻付防止カラー(89)の両端を各左右ホルダ
ー(87)(88)に一体的に溶接固定及び着脱自在に
取付固定させて、各軸(44)(53)を支持する枠板
(84)(85)の補強を巻付防止カラー(89)で行
う構成として、部品点数を削減させ重量軽減を図って剛
性を向上させると共に、左右ベアリングホルダー(8
7)(88)間の軸芯のずれを解消させて、特別な調芯
ベアリングの使用を不用とさせるなどしてメンテナンス
の向上を図るように構成している。
【0018】そして、前記刈取カウンタ軸(44)の左
端に無段変速プーリ(54)を位置固定させる丸止め輪
(90)及びバックアップリング(91)に対し、分割
される固定体(54a)及び可動体(54b)で構成す
る変速プーリ(54)の可動体(54b)のスライドカ
ラー(92)・プーリ固定体(54a)・カラー(9
3)・ベアリング(86a)・カラー(94)・ベアリ
ング(86b)・カラー(95)・スプロケット(4
6)・第2刈刃(22)用出力スプロケット(96)・
第1刈刃駆動用ベルト(52)のテンションアーム(9
7)支持用のベアリング(98)・プーリ(50)を、
軸(44)右端に結合させるナット(99)により左側
方向に順次締め上げる構成として、前記スライドカラー
(92)のガタを解消させ、該カラー(92)上を摺動
する可動体(54b)のブッシュ(100)の耐久性を
向上させると共に、組立性及びメンテナンスの向上を図
るように構成している。
端に無段変速プーリ(54)を位置固定させる丸止め輪
(90)及びバックアップリング(91)に対し、分割
される固定体(54a)及び可動体(54b)で構成す
る変速プーリ(54)の可動体(54b)のスライドカ
ラー(92)・プーリ固定体(54a)・カラー(9
3)・ベアリング(86a)・カラー(94)・ベアリ
ング(86b)・カラー(95)・スプロケット(4
6)・第2刈刃(22)用出力スプロケット(96)・
第1刈刃駆動用ベルト(52)のテンションアーム(9
7)支持用のベアリング(98)・プーリ(50)を、
軸(44)右端に結合させるナット(99)により左側
方向に順次締め上げる構成として、前記スライドカラー
(92)のガタを解消させ、該カラー(92)上を摺動
する可動体(54b)のブッシュ(100)の耐久性を
向上させると共に、組立性及びメンテナンスの向上を図
るように構成している。
【0019】図1及び図12にも示す如く、前記第1カ
ウンタ軸(53)右端のスプロケット(59)とベアリ
ング(86b)間には、逆転防止機構である逆転防止ク
ラッチ(101)を設けるもので、前記カウンタ軸(5
3)のスプライン軸部(53a)に左右摺動自在に嵌合
して右側面にクラッチ爪(102a)を有する可動クラ
ッチ体(103)と、前記カウンタ軸(53)にブッシ
ュ(104)を介して遊転支持(左右に固定)して左側
にクラッチ爪(102b)を有する前記スプロケット
(59)と、前記可動クラッチ体(103)とバネ座
(105)間に介設してスプロケット(59)のクラッ
チ爪(102b)に可動クラッチ体(103)のクラッ
チ爪(102a)を圧接させるクラッチバネ(104
a)とを備え、図12に示す如く、正転駆動時の駆動側
の爪(102a)の噛合せ面(a)の歯先に対し歯元側
に後退角(θ)を有する状態に設けて、歯形角度(α)
を鋭角(α≒85°)に形成して、同図実線矢印の如き
正転時にはこの駆動側の爪(102a)を従動側の爪
(102b)に確実に噛合連結させてスプロケット(5
9)の回転を行う一方、同図破線矢印の如き逆転時の噛
合せ面を緩やかなテーパ面(b)に形成して、逆転時に
はこのテーパ面(b)によって爪(102a)(102
b)をすべらせ、バネ(104a)に抗し可動クラッチ
体(103)を後退させて、可動クラッチ体(103)
の逆回転を遮断させるように設けて、前記掻込オーガ
(23)やコンベア(24)など逆転させての稈詰り除
去作業時などにリール(20)の逆転を防止して、地面
に接触した状態下におけるリール(20)の破損の防止
を図るように構成している。
ウンタ軸(53)右端のスプロケット(59)とベアリ
ング(86b)間には、逆転防止機構である逆転防止ク
ラッチ(101)を設けるもので、前記カウンタ軸(5
3)のスプライン軸部(53a)に左右摺動自在に嵌合
して右側面にクラッチ爪(102a)を有する可動クラ
ッチ体(103)と、前記カウンタ軸(53)にブッシ
ュ(104)を介して遊転支持(左右に固定)して左側
にクラッチ爪(102b)を有する前記スプロケット
(59)と、前記可動クラッチ体(103)とバネ座
(105)間に介設してスプロケット(59)のクラッ
チ爪(102b)に可動クラッチ体(103)のクラッ
チ爪(102a)を圧接させるクラッチバネ(104
a)とを備え、図12に示す如く、正転駆動時の駆動側
の爪(102a)の噛合せ面(a)の歯先に対し歯元側
に後退角(θ)を有する状態に設けて、歯形角度(α)
を鋭角(α≒85°)に形成して、同図実線矢印の如き
正転時にはこの駆動側の爪(102a)を従動側の爪
(102b)に確実に噛合連結させてスプロケット(5
9)の回転を行う一方、同図破線矢印の如き逆転時の噛
合せ面を緩やかなテーパ面(b)に形成して、逆転時に
はこのテーパ面(b)によって爪(102a)(102
b)をすべらせ、バネ(104a)に抗し可動クラッチ
体(103)を後退させて、可動クラッチ体(103)
の逆回転を遮断させるように設けて、前記掻込オーガ
(23)やコンベア(24)など逆転させての稈詰り除
去作業時などにリール(20)の逆転を防止して、地面
に接触した状態下におけるリール(20)の破損の防止
を図るように構成している。
【0020】ところで図13に示す如く、前記正逆転ギ
ヤ機構(34)を内設する入力ケース(26)は、3枚
のベベルギヤ(66)(67)(68)を内設する本体
ケース(26a)と、入力軸(27)及び出力軸(3
5)を内挿する軸ケース(26b)(26c)とに分割
形成され、切換フォーク(70)のフォークスプール
(106)を有する基端円弧部(70a)を軸(35)
方向に通過自在とさせる切欠き(107)を、本体ケー
ス(26a)の軸(35)を中心とした入力軸(27)
の反対側に設けると共に、本体ケース(26a)におけ
るフォークスプール(106)の反突出側の切欠き(1
07)端部にスプール(106)を摺動させる摺動孔
(108)を開設し、出力軸ケース(26c)の受台
(109)の枢支軸(110)に軸ボス(111)を介
し取付ける切換アーム(112)に、前記スプール(1
06)の突出端を係合ピン(113)を介し連結させ、
前記ボス(111)に固設する操作アーム(114)に
運転操作部からのワイヤ(115)を連結させて、ワイ
ヤ(115)操作によって切換フォーク(70)を動作
させて正逆転ギヤ機構(34)の正逆切換えを行うよう
に構成している。
ヤ機構(34)を内設する入力ケース(26)は、3枚
のベベルギヤ(66)(67)(68)を内設する本体
ケース(26a)と、入力軸(27)及び出力軸(3
5)を内挿する軸ケース(26b)(26c)とに分割
形成され、切換フォーク(70)のフォークスプール
(106)を有する基端円弧部(70a)を軸(35)
方向に通過自在とさせる切欠き(107)を、本体ケー
ス(26a)の軸(35)を中心とした入力軸(27)
の反対側に設けると共に、本体ケース(26a)におけ
るフォークスプール(106)の反突出側の切欠き(1
07)端部にスプール(106)を摺動させる摺動孔
(108)を開設し、出力軸ケース(26c)の受台
(109)の枢支軸(110)に軸ボス(111)を介
し取付ける切換アーム(112)に、前記スプール(1
06)の突出端を係合ピン(113)を介し連結させ、
前記ボス(111)に固設する操作アーム(114)に
運転操作部からのワイヤ(115)を連結させて、ワイ
ヤ(115)操作によって切換フォーク(70)を動作
させて正逆転ギヤ機構(34)の正逆切換えを行うよう
に構成している。
【0021】そして前記出力軸ケース(26c)に出力
軸(35)・各ギヤ(67)(68)(69)・切換フ
ォーク(70)・スプール(106)など略全てのユニ
ットを予め組込んで、このユニットごとケース(26
c)を本体ケース(26a)に組付可能とさせて組立性
を向上させると共に、切換フォーク(70)のフォーク
ユニットと本体ケース(26a)との一体化も可能とさ
せて部品点数の削減化も図るように構成している。
軸(35)・各ギヤ(67)(68)(69)・切換フ
ォーク(70)・スプール(106)など略全てのユニ
ットを予め組込んで、このユニットごとケース(26
c)を本体ケース(26a)に組付可能とさせて組立性
を向上させると共に、切換フォーク(70)のフォーク
ユニットと本体ケース(26a)との一体化も可能とさ
せて部品点数の削減化も図るように構成している。
【0022】また、前記切換フォーク(70)のデテン
ト用のボール(116)及び圧縮バネ(117)の本体
ケース(26a)内への組込みも、これらケース(26
a)(26c)の組付後外部よりボルト(118)操作
によって容易に可能とさせて、その組立性を向上させる
ように構成したものである。
ト用のボール(116)及び圧縮バネ(117)の本体
ケース(26a)内への組込みも、これらケース(26
a)(26c)の組付後外部よりボルト(118)操作
によって容易に可能とさせて、その組立性を向上させる
ように構成したものである。
【0023】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、前記カウンタ軸(44)の稈巻付防止カラー(8
9)を左右の枠板(84)(85)に一体連結させて、
カラー(89)で枠板(84)(85)の補強も行うも
のであるから、最小必要数の部品でこれらの剛性を効果
的に向上させることができると共に、重量の軽減化も図
ることができる。また前記カウンタ軸(44)の両端を
ベアリング(86a)(86b)を介し支持するベアリ
ングホルダー(87)を前記カラー(89)に一体的に
設けることによって、左右のベアリングホルダー(8
7)間の芯ずれ防止も行えて、特別に調芯ベアリングを
用いるなどの必要もなくメンテナンスに秀れる。
て、前記カウンタ軸(44)の稈巻付防止カラー(8
9)を左右の枠板(84)(85)に一体連結させて、
カラー(89)で枠板(84)(85)の補強も行うも
のであるから、最小必要数の部品でこれらの剛性を効果
的に向上させることができると共に、重量の軽減化も図
ることができる。また前記カウンタ軸(44)の両端を
ベアリング(86a)(86b)を介し支持するベアリ
ングホルダー(87)を前記カラー(89)に一体的に
設けることによって、左右のベアリングホルダー(8
7)間の芯ずれ防止も行えて、特別に調芯ベアリングを
用いるなどの必要もなくメンテナンスに秀れる。
【0024】また刈取部(10)全体の駆動を逆転可能
とさせて、掻込オーガ(23)やフィーダハウス(1
9)における稈の送りに詰まりが発生した場合などには
逆転駆動によって容易にその詰まり除去が行える。さら
にこのような逆転駆動時にあっては、前記逆転防止クラ
ッチ(101)によってリール(20)の逆転を防止す
るものであるから、たとえリール(20)が地面に接触
した状態下においても破損させることなく安全に保持し
て、耐久性を向上させることができる。
とさせて、掻込オーガ(23)やフィーダハウス(1
9)における稈の送りに詰まりが発生した場合などには
逆転駆動によって容易にその詰まり除去が行える。さら
にこのような逆転駆動時にあっては、前記逆転防止クラ
ッチ(101)によってリール(20)の逆転を防止す
るものであるから、たとえリール(20)が地面に接触
した状態下においても破損させることなく安全に保持し
て、耐久性を向上させることができる。
【0025】図14は前述のチェン(39)の張り側及
び弛み側に2つ1対のテンションスプロケット(71
a)(71b)を設けるもので、これらスプロケット
(71a)(71b)のテンションアーム(73a)
(73b)の基端をアーム軸(119a)(119b)
にそれぞれ揺動自在に枢支させ、一方のテンションアー
ム(73b)の中間に枢軸(75)を介し回動コマ(7
6)を回動自在に取付け、該コマ(76)内を貫通させ
るテンションロッド(77)の一端側を他方のテンショ
ンアーム(73a)の中間に軸(77a)を介し連結さ
せると共に、ロッド(77)他端側のバネ座(80)と
回動コマ(76)側のバネ座(81)間にカラー(8
2)及び圧縮バネ(83)を介設して、同図実線矢印の
如き運転時にあって一方のテンションスプロケット(7
1b)にチェン(39)の引張り力が作用してアーム
(73b)が軸(119b)を中心として反時計方向に
移動するとき、圧縮バネ(83)力によってロッド(7
7)を引張って他方のテンションスプロケット(71
a)に必要な張力を発生させ、一方同図仮想線矢印の如
き逆転時にあって他方のテンションスプロケット(71
a)にチェン(39)の引張り力が作用してアーム(7
3a)が軸(119a)を中心として時計方向に移動す
るとき、ロッド(77)を引張って圧縮バネ(83)力
によって一方のテンションスプロケット(71b)に必
要な張力を発生させて、これら2つのテンションスプロ
ケット(71a)(71b)によってチェン(39)の
確実な弛み防止を図るように構成している。
び弛み側に2つ1対のテンションスプロケット(71
a)(71b)を設けるもので、これらスプロケット
(71a)(71b)のテンションアーム(73a)
(73b)の基端をアーム軸(119a)(119b)
にそれぞれ揺動自在に枢支させ、一方のテンションアー
ム(73b)の中間に枢軸(75)を介し回動コマ(7
6)を回動自在に取付け、該コマ(76)内を貫通させ
るテンションロッド(77)の一端側を他方のテンショ
ンアーム(73a)の中間に軸(77a)を介し連結さ
せると共に、ロッド(77)他端側のバネ座(80)と
回動コマ(76)側のバネ座(81)間にカラー(8
2)及び圧縮バネ(83)を介設して、同図実線矢印の
如き運転時にあって一方のテンションスプロケット(7
1b)にチェン(39)の引張り力が作用してアーム
(73b)が軸(119b)を中心として反時計方向に
移動するとき、圧縮バネ(83)力によってロッド(7
7)を引張って他方のテンションスプロケット(71
a)に必要な張力を発生させ、一方同図仮想線矢印の如
き逆転時にあって他方のテンションスプロケット(71
a)にチェン(39)の引張り力が作用してアーム(7
3a)が軸(119a)を中心として時計方向に移動す
るとき、ロッド(77)を引張って圧縮バネ(83)力
によって一方のテンションスプロケット(71b)に必
要な張力を発生させて、これら2つのテンションスプロ
ケット(71a)(71b)によってチェン(39)の
確実な弛み防止を図るように構成している。
【0026】またこの場合、一定以上の異常な荷重が何
れか一方のテンションスプロケット(71a)或いは
(71b)に発生すると、カラー(82)によってバネ
(83)に関係なくもう一方のスプロケット(71b)
或いは(71a)も動かしてこの荷重を2つのスプロケ
ット(71a)(71b)によって緩和させるもので、
さらに各スプロケット(71a)(71b)の移動を一
定範囲内に規制するストッパ(120a)(120b)
を各アーム(73a)(73b)基端近傍に設けてこれ
らスプロケット(71a)(71b)のチェン(39)
からの脱輪も防止するように構成したものである。
れか一方のテンションスプロケット(71a)或いは
(71b)に発生すると、カラー(82)によってバネ
(83)に関係なくもう一方のスプロケット(71b)
或いは(71a)も動かしてこの荷重を2つのスプロケ
ット(71a)(71b)によって緩和させるもので、
さらに各スプロケット(71a)(71b)の移動を一
定範囲内に規制するストッパ(120a)(120b)
を各アーム(73a)(73b)基端近傍に設けてこれ
らスプロケット(71a)(71b)のチェン(39)
からの脱輪も防止するように構成したものである。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取駆動部を正逆自在に駆動するようにコンバイン
において、リール(20)を駆動するリール駆動部(5
3)に逆転防止機構(101)を設けたものであるか
ら、刈取部(10)の逆転駆動時に、リール(20)の
逆転を確実に防止することができて、リール(20)や
リール駆動系の破損を回避させて安全性を向上させるこ
とができる。
は、刈取駆動部を正逆自在に駆動するようにコンバイン
において、リール(20)を駆動するリール駆動部(5
3)に逆転防止機構(101)を設けたものであるか
ら、刈取部(10)の逆転駆動時に、リール(20)の
逆転を確実に防止することができて、リール(20)や
リール駆動系の破損を回避させて安全性を向上させるこ
とができる。
【0028】また、駆動側及び従動側の回転体(37)
(38)間に無端可撓部材(39)を張架させて駆動側
より従動側の回転体(38)に正逆自在に回転力を伝達
する駆動装置を備えたコンバインにおいて、前記無段可
撓部材(39)に張力を作用させる緊張部材(71)
と、前記無段可撓部材(39)の正転時圧縮バネ力によ
り緊張部材(71)に張力を発生させる緊張用圧縮バネ
(83)と、逆転時圧縮バネ(83)に抗し移動する緊
張部材(83)の位置規制を行う規制部材(82)とを
設けたものであるから、緊張部材(83)の設置スペー
スを有効に縮小させてコンパクトな組込を可能とさせる
ことができると共に、設置スペース内に組込む規制部材
(82)によって逆転時に緊張部材(83)を安全に位
置規制して、無端可撓部材(39)の確実な外れ防止も
行うことができるなど顕著な効果を奏する。
(38)間に無端可撓部材(39)を張架させて駆動側
より従動側の回転体(38)に正逆自在に回転力を伝達
する駆動装置を備えたコンバインにおいて、前記無段可
撓部材(39)に張力を作用させる緊張部材(71)
と、前記無段可撓部材(39)の正転時圧縮バネ力によ
り緊張部材(71)に張力を発生させる緊張用圧縮バネ
(83)と、逆転時圧縮バネ(83)に抗し移動する緊
張部材(83)の位置規制を行う規制部材(82)とを
設けたものであるから、緊張部材(83)の設置スペー
スを有効に縮小させてコンパクトな組込を可能とさせる
ことができると共に、設置スペース内に組込む規制部材
(82)によって逆転時に緊張部材(83)を安全に位
置規制して、無端可撓部材(39)の確実な外れ防止も
行うことができるなど顕著な効果を奏する。
【図1】逆転防止クラッチ部の説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】刈取部の側面図である。
【図5】駆動系の説明図である。
【図6】刈取入力ケース部の正面説明図である。
【図7】刈取入力ケース部の右側説明図である。
【図8】刈取入力ケース部の平面説明図である。
【図9】刈取駆動部の説明図である。
【図10】変速プーリ軸部の平面説明図である。
【図11】刈取カウンタ軸部の説明図である。
【図12】クラッチ爪部の説明図である。
【図13】刈取入力ケース部の分解説明図である。
【図14】チェン弛み防止部の説明図である。
(20) リール (37)(38) スプロケット(回転体) (39) チェン(無端可撓部材) (53) カウンタ軸(リール駆動部) (71) テンションスプロケット(緊張部材) (82) カラー(規制部材) (83) 圧縮バネ (101) 逆転防止クラッチ(逆転防止機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺 島 淳 大阪市茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式 会社内 (72)発明者 塩 谷 和 久 大阪市茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式 会社内 (72)発明者 佐 村 木 仁 大阪市茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式 会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 刈取駆動部を正逆自在に駆動するように
コンバインにおいて、リールを駆動するリール駆動部に
逆転防止機構を設けたことを特徴とするコンバインの駆
動装置。 - 【請求項2】 駆動側及び従動側の回転体間に無端可撓
部材を張架させて駆動側より従動側の回転体に正逆自在
に回転力を伝達する駆動装置を備えたコンバインにおい
て、前記無段可撓部材に張力を作用させる緊張部材と、
前記無段可撓部材の正転時圧縮バネ力により緊張部材に
張力を発生させる緊張用圧縮バネと、逆転時圧縮バネに
抗し移動する緊張部材の位置規制を行う規制部材とを設
けたことを特徴とするコンバインの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17192794A JPH089746A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | コンバインの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17192794A JPH089746A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | コンバインの駆動装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000378306A Division JP3730510B2 (ja) | 2000-12-13 | 2000-12-13 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089746A true JPH089746A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15932425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17192794A Pending JPH089746A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | コンバインの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089746A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100356831C (zh) * | 2004-01-30 | 2007-12-26 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
JP2009232784A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Kubota Corp | 刈取変速装置 |
KR20170129925A (ko) * | 2015-03-25 | 2017-11-27 | 얀마 가부시키가이샤 | 콤바인 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP17192794A patent/JPH089746A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100356831C (zh) * | 2004-01-30 | 2007-12-26 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
JP2009232784A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Kubota Corp | 刈取変速装置 |
KR20170129925A (ko) * | 2015-03-25 | 2017-11-27 | 얀마 가부시키가이샤 | 콤바인 |
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