JPH0896696A - ヒューズ - Google Patents
ヒューズInfo
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- JPH0896696A JPH0896696A JP6231635A JP23163594A JPH0896696A JP H0896696 A JPH0896696 A JP H0896696A JP 6231635 A JP6231635 A JP 6231635A JP 23163594 A JP23163594 A JP 23163594A JP H0896696 A JPH0896696 A JP H0896696A
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- Japan
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- housing
- terminal
- pair
- fuse
- terminals
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/041—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges characterised by the type
- H01H85/0411—Miniature fuses
- H01H85/0415—Miniature fuses cartridge type
- H01H85/0417—Miniature fuses cartridge type with parallel side contacts
Landscapes
- Fuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高強度で端子が保持でき、成形が容易に行
え、しかも、組付けも煩雑とならないヒューズを提供
し、信頼性、生産性、組付け作業性を向上させる。 【構成】 一対の平行な端子23a、23bの内側の縁
部に、端子の厚み方向に間隙sを有する二股状の挟持片
29a、29bを対向して突設する。挿入空間33の挿
入口35をハウジング31の下面に開口する。挿入口3
5から端子挿入方向aに延びる一対の切り込み39a、
39bに挟まれた閉鎖板41a、41bをハウジング3
1の両側壁に設ける。端子23a、23bを挿入空間3
3に挿入した状態で、一対の閉鎖板41a、41bを外
側から挟持片29a、29bの間隙sで挟持する。
え、しかも、組付けも煩雑とならないヒューズを提供
し、信頼性、生産性、組付け作業性を向上させる。 【構成】 一対の平行な端子23a、23bの内側の縁
部に、端子の厚み方向に間隙sを有する二股状の挟持片
29a、29bを対向して突設する。挿入空間33の挿
入口35をハウジング31の下面に開口する。挿入口3
5から端子挿入方向aに延びる一対の切り込み39a、
39bに挟まれた閉鎖板41a、41bをハウジング3
1の両側壁に設ける。端子23a、23bを挿入空間3
3に挿入した状態で、一対の閉鎖板41a、41bを外
側から挟持片29a、29bの間隙sで挟持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の金属平板端子の
間に可溶部が設けられたエレメントを、ハウジング内に
組付けてなるブレード型ヒューズに関する。
間に可溶部が設けられたエレメントを、ハウジング内に
組付けてなるブレード型ヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】ブレード型ヒューズ(以下、「ヒュー
ズ」という)は、一対の金属平板端子(以下、「端子」
という)の間に可溶部を設けることでヒューズ・エレメ
ント(以下、「エレメント」という)を構成し、このエ
レメントの基端側(可溶部を設けた一端側)をハウジン
グ内に収容することで組付けられるが、強度の低い可溶
部が端子に加わる外力によって変形或いは破損し易い問
題がある。
ズ」という)は、一対の金属平板端子(以下、「端子」
という)の間に可溶部を設けることでヒューズ・エレメ
ント(以下、「エレメント」という)を構成し、このエ
レメントの基端側(可溶部を設けた一端側)をハウジン
グ内に収容することで組付けられるが、強度の低い可溶
部が端子に加わる外力によって変形或いは破損し易い問
題がある。
【0003】このような問題を解消したものの一例とし
て、特公平1−45174号公報に記載されるものを図
5〜図7に基づき説明する。図5は従来ヒューズの組付
け前の分解斜視図、図6は従来ヒューズの組付け状態に
おける一部想像斜視図、図7はフラップを連設するため
のヒンジ部の拡大図である。エレメント1の端子3a、
3bの間には可溶部5が設けられ、可溶部5は端子3
a、3bを電気的及び構造的に接続している。可溶部5
は、所定の断面積で形成されることから、一定以上の強
度を保持させることが困難となる。一方、端子3a、3
bが挿入されるハウジング7の挿入口中央にはフラップ
9が設けられ、フラップ9は薄肉のヒンジ11(図7参
照)を介して基端が回動自在となってハウジング7に連
設されている。
て、特公平1−45174号公報に記載されるものを図
5〜図7に基づき説明する。図5は従来ヒューズの組付
け前の分解斜視図、図6は従来ヒューズの組付け状態に
おける一部想像斜視図、図7はフラップを連設するため
のヒンジ部の拡大図である。エレメント1の端子3a、
3bの間には可溶部5が設けられ、可溶部5は端子3
a、3bを電気的及び構造的に接続している。可溶部5
は、所定の断面積で形成されることから、一定以上の強
度を保持させることが困難となる。一方、端子3a、3
bが挿入されるハウジング7の挿入口中央にはフラップ
9が設けられ、フラップ9は薄肉のヒンジ11(図7参
照)を介して基端が回動自在となってハウジング7に連
設されている。
【0004】このように構成される従来のヒューズ13
では、エレメント1とハウジング7の組付けに際し、エ
レメント1の基端側がハウジング7に挿入された後、フ
ラップ9が回動されることで、フラップ9が端子3a、
3bに形成された突起部15に係止され、端子3a、3
b間で固定状態となる。これにより、ヒューズ13は、
端子3a、3bがハウジング7側に保持され、可溶部5
への外力の集中が防止されることになる。このように、
従来のヒューズ13によれば、フラップ9によって外力
が担持できたので、可溶部5に外力が集中せず、外力に
よる可溶部5の変形或いは破損を防止することができ
た。
では、エレメント1とハウジング7の組付けに際し、エ
レメント1の基端側がハウジング7に挿入された後、フ
ラップ9が回動されることで、フラップ9が端子3a、
3bに形成された突起部15に係止され、端子3a、3
b間で固定状態となる。これにより、ヒューズ13は、
端子3a、3bがハウジング7側に保持され、可溶部5
への外力の集中が防止されることになる。このように、
従来のヒューズ13によれば、フラップ9によって外力
が担持できたので、可溶部5に外力が集中せず、外力に
よる可溶部5の変形或いは破損を防止することができ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ヒューズ13では、可溶部5の変形或いは破損を防止す
るフラップ9が、薄肉のヒンジ11を介してハウジング
7に連設されていたので、フラップ9の強度が低く、端
子3a、3bを確実に固定することができなかった。ま
た、薄肉のヒンジ11は、成形性が悪く、生産性を低下
させる要因ともなっていた。更に、フラップ9を用いた
固定では、エレメント1をハウジング7に挿入した後、
フラップ9を回動させて突起部15に係止する作業が増
え、組付けが煩雑となる問題があった。本発明は上記状
況に鑑みてなされたもので、高い強度で端子が保持でき
るとともに、成形が容易に行え、しかも、組付けも煩雑
とならないヒューズを提供し、信頼性、生産性、組付け
作業性の向上を図ることを目的とする。
ヒューズ13では、可溶部5の変形或いは破損を防止す
るフラップ9が、薄肉のヒンジ11を介してハウジング
7に連設されていたので、フラップ9の強度が低く、端
子3a、3bを確実に固定することができなかった。ま
た、薄肉のヒンジ11は、成形性が悪く、生産性を低下
させる要因ともなっていた。更に、フラップ9を用いた
固定では、エレメント1をハウジング7に挿入した後、
フラップ9を回動させて突起部15に係止する作業が増
え、組付けが煩雑となる問題があった。本発明は上記状
況に鑑みてなされたもので、高い強度で端子が保持でき
るとともに、成形が容易に行え、しかも、組付けも煩雑
とならないヒューズを提供し、信頼性、生産性、組付け
作業性の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るヒューズは、一対の平行な端子の間に可
溶部が設けられ、前記端子の可溶部を設けた基端側がハ
ウジングの挿入空間に挿入されてなるヒューズにおい
て、 それぞれの端子の内側の縁部に、端子の厚み方向
に間隙を有する二股状の挟持片が対向して突設され、前
記挿入空間の挿入口がハウジングの下面で開口され、該
挿入口から端子挿入方向に延びる一対の切り込みに挟ま
れた閉鎖板がハウジングの両側壁に設けられ、前記端子
を挿入空間に挿入した状態で一対の該閉鎖板が外側から
前記挟持片の間隙で挟持されることを特徴とするもので
ある。
の本発明に係るヒューズは、一対の平行な端子の間に可
溶部が設けられ、前記端子の可溶部を設けた基端側がハ
ウジングの挿入空間に挿入されてなるヒューズにおい
て、 それぞれの端子の内側の縁部に、端子の厚み方向
に間隙を有する二股状の挟持片が対向して突設され、前
記挿入空間の挿入口がハウジングの下面で開口され、該
挿入口から端子挿入方向に延びる一対の切り込みに挟ま
れた閉鎖板がハウジングの両側壁に設けられ、前記端子
を挿入空間に挿入した状態で一対の該閉鎖板が外側から
前記挟持片の間隙で挟持されることを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】端子がハウジングの挿入空間に挿入されると、
閉鎖板が挟持片の間隙に挿入され、閉鎖板が挟持片に挟
持された状態となる。これにより、端子とハウジング
が、挟持片と閉鎖板を介して結合状態で一体固定され、
剛性を有することになり、例えば、端子の外側から端子
を接近させる方向に外力が加えられた際、外力が挟持片
を介して閉鎖板に担持され、外力が可溶部に集中しなく
なる。また、薄肉のヒンジを成形せずに端子とハウジン
グが固定され、固定強度が高くなるとともに、成形性が
良好となる。更に、端子の挿入とともに、端子とハウジ
ングが固定され、固定のための特別な組付け工数(例え
ば、フラップの回転)が発生しない。
閉鎖板が挟持片の間隙に挿入され、閉鎖板が挟持片に挟
持された状態となる。これにより、端子とハウジング
が、挟持片と閉鎖板を介して結合状態で一体固定され、
剛性を有することになり、例えば、端子の外側から端子
を接近させる方向に外力が加えられた際、外力が挟持片
を介して閉鎖板に担持され、外力が可溶部に集中しなく
なる。また、薄肉のヒンジを成形せずに端子とハウジン
グが固定され、固定強度が高くなるとともに、成形性が
良好となる。更に、端子の挿入とともに、端子とハウジ
ングが固定され、固定のための特別な組付け工数(例え
ば、フラップの回転)が発生しない。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るヒューズの好適な実施例
を図面を参照して説明する。図1は本発明によるヒュー
ズの組付け前の分解斜視図、図2は本発明によるヒュー
ズの組付け状態における斜視図、図3は図2のA−A断
面図、図4は図2のB−B矢視図である。図1に示すよ
うに、エレメント21の端子23a、23bの間には可
溶部25が設けられ、可溶部25は端子23a、23b
を電気的及び構造的に接続している。端子23a、23
bには係合手段である係止孔27が穿設され、係止孔2
7は後述するハウジング内の係止突起と係合する。
を図面を参照して説明する。図1は本発明によるヒュー
ズの組付け前の分解斜視図、図2は本発明によるヒュー
ズの組付け状態における斜視図、図3は図2のA−A断
面図、図4は図2のB−B矢視図である。図1に示すよ
うに、エレメント21の端子23a、23bの間には可
溶部25が設けられ、可溶部25は端子23a、23b
を電気的及び構造的に接続している。端子23a、23
bには係合手段である係止孔27が穿設され、係止孔2
7は後述するハウジング内の係止突起と係合する。
【0009】それぞれの端子23a、23bの対向する
内側の縁部には一対の挟持片29a、29bが突設さ
れ、挟持片29a、29bは端子23a、23bの厚み
方向に間隙sを有する二股状となっている。挟持片29
a、29bは、例えば端子23a、23bの内側縁部に
凸部(図示せず)を形成し、この凸部に端子挿入方向に
直交する方向で切り込みを入れ、分割されたそれぞれの
小片を端子表面側と端子裏面側に折り曲げることにより
形成することができる。なお、挟持片29a、29b
は、間隙sを有する二股状となれば、その形成方法は問
わない。
内側の縁部には一対の挟持片29a、29bが突設さ
れ、挟持片29a、29bは端子23a、23bの厚み
方向に間隙sを有する二股状となっている。挟持片29
a、29bは、例えば端子23a、23bの内側縁部に
凸部(図示せず)を形成し、この凸部に端子挿入方向に
直交する方向で切り込みを入れ、分割されたそれぞれの
小片を端子表面側と端子裏面側に折り曲げることにより
形成することができる。なお、挟持片29a、29b
は、間隙sを有する二股状となれば、その形成方法は問
わない。
【0010】一方、樹脂材等により形成されるハウジン
グ31の内部には端子23a、23bの基端側及び可溶
部25が挿入される挿入空間33が形成され、この挿入
空間33はエレメント挿入口35となってハウジング3
1の下面で開口する。
グ31の内部には端子23a、23bの基端側及び可溶
部25が挿入される挿入空間33が形成され、この挿入
空間33はエレメント挿入口35となってハウジング3
1の下面で開口する。
【0011】ハウジング31の両側壁37a、37bに
はエレメント挿入口35から端子挿入方向aに延びる一
対の切り込み39a、39bが入れられ、切り込み39
a、39bの間は基端のみが両側壁37a、37bに連
続した閉鎖板41a、41bとなっている。閉鎖板41
a、41bの先端は、通常時では、エレメント21の可
溶部25が挿入可能な間隙uを形成している。また、閉
鎖板41a、41bは、可撓性を有しており、側壁側か
ら押圧されれば、先端同士が接触して重なり合うように
なっている。このようにして重なり合った閉鎖板41
a、41bは、先端の厚みが前述した挟持片29a、2
9bの間隙と同一の寸法sとなる。
はエレメント挿入口35から端子挿入方向aに延びる一
対の切り込み39a、39bが入れられ、切り込み39
a、39bの間は基端のみが両側壁37a、37bに連
続した閉鎖板41a、41bとなっている。閉鎖板41
a、41bの先端は、通常時では、エレメント21の可
溶部25が挿入可能な間隙uを形成している。また、閉
鎖板41a、41bは、可撓性を有しており、側壁側か
ら押圧されれば、先端同士が接触して重なり合うように
なっている。このようにして重なり合った閉鎖板41
a、41bは、先端の厚みが前述した挟持片29a、2
9bの間隙と同一の寸法sとなる。
【0012】ハウジング31の挿入空間33には一対の
係合手段である係止突起43(図2参照)が形成され、
係止突起43はエレメント21が所定位置に挿入された
際、前述した端子23a、23bの係止孔27に係合す
る。
係合手段である係止突起43(図2参照)が形成され、
係止突起43はエレメント21が所定位置に挿入された
際、前述した端子23a、23bの係止孔27に係合す
る。
【0013】このように構成されたエレメント21、ハ
ウジング31からなるヒューズ45の作用を説明する。
エレメント21が挿入される際、閉鎖板41a、41b
の先端は、エレメント21の可溶部25が挿入可能な間
隙uを形成している。この状態で、エレメント21の基
端はエレメント挿入口35に挿入され、可溶部25が閉
鎖板41a、41b先端の間隙uを通過して挿入空間3
3に挿入される。
ウジング31からなるヒューズ45の作用を説明する。
エレメント21が挿入される際、閉鎖板41a、41b
の先端は、エレメント21の可溶部25が挿入可能な間
隙uを形成している。この状態で、エレメント21の基
端はエレメント挿入口35に挿入され、可溶部25が閉
鎖板41a、41b先端の間隙uを通過して挿入空間3
3に挿入される。
【0014】そして、可溶部25が閉鎖板41a、41
bの先端を通過した後、閉鎖板41a、41bが両方の
側壁側から押圧されると、閉鎖板41a、41bの先端
同士が重なり合い、先端同士の厚みが挟持片29a、2
9bの間隙に挿入可能な寸法sとなる。この状態で、更
にエレメント21が挿入されると、閉鎖板41a、41
bの先端が挟持片29a、29bの間隙sに挿入され、
閉鎖板41a、41bは図4に示すように、先端が挟持
片29a、29bに挟持された状態となる。
bの先端を通過した後、閉鎖板41a、41bが両方の
側壁側から押圧されると、閉鎖板41a、41bの先端
同士が重なり合い、先端同士の厚みが挟持片29a、2
9bの間隙に挿入可能な寸法sとなる。この状態で、更
にエレメント21が挿入されると、閉鎖板41a、41
bの先端が挟持片29a、29bの間隙sに挿入され、
閉鎖板41a、41bは図4に示すように、先端が挟持
片29a、29bに挟持された状態となる。
【0015】このとき、同時に挿入空間33内の係止突
起43とエレメント21の係止孔27が係合すること
で、エレメント21がハウジング31に抜脱不能に固定
される。つまり、エレメント21は、挟持片29a、2
9bで、閉鎖板41a、41bの先端を挟持した位置で
固定されるのである。これにより、エレメント21とハ
ウジング31は、挟持片29a、29bと閉鎖板41
a、41bを介して結合状態で一体固定され、剛性を有
することになる。
起43とエレメント21の係止孔27が係合すること
で、エレメント21がハウジング31に抜脱不能に固定
される。つまり、エレメント21は、挟持片29a、2
9bで、閉鎖板41a、41bの先端を挟持した位置で
固定されるのである。これにより、エレメント21とハ
ウジング31は、挟持片29a、29bと閉鎖板41
a、41bを介して結合状態で一体固定され、剛性を有
することになる。
【0016】このようにして、エレメント21に剛性が
生じることで、ヒューズ45は、例えば、エレメント2
1の外側から端子23a、23bを接近させる方向に外
力が加えられた際、外力が挟持片29a、29bを介し
て閉鎖板41a、41bに担持され、可溶部25に集中
しなくなり、外力による可溶部25の変形及び破損が生
じなくなるのである。
生じることで、ヒューズ45は、例えば、エレメント2
1の外側から端子23a、23bを接近させる方向に外
力が加えられた際、外力が挟持片29a、29bを介し
て閉鎖板41a、41bに担持され、可溶部25に集中
しなくなり、外力による可溶部25の変形及び破損が生
じなくなるのである。
【0017】なお、上述の実施例では、可溶部25が閉
鎖板41a、41bの間隙uを通過した後、閉鎖板41
a、41bを側壁側から押圧することで、閉鎖板41
a、41bの先端を接触状態に閉鎖する構造を例に説明
したが、ヒューズ45は、挟持片29a、29bの間隙
sを挿入方向に狭くなるテーパで形成し、エレメント2
1の挿入に伴って、閉鎖板41a、41bをこのテーパ
間に挿入することで、押圧なくして閉鎖板41a、41
bを挟持片29a、29bの間隙sに挟み込む構造とし
てもよい。このような構造とすれば、エレメント21の
挿入と、閉鎖板41a、41b及び挟持片29a、29
bの固定とを一つの動作で(例えば、ハウジング31を
持ち替えることなく)行うことができ、組付け作業性を
更に向上させることができる。
鎖板41a、41bの間隙uを通過した後、閉鎖板41
a、41bを側壁側から押圧することで、閉鎖板41
a、41bの先端を接触状態に閉鎖する構造を例に説明
したが、ヒューズ45は、挟持片29a、29bの間隙
sを挿入方向に狭くなるテーパで形成し、エレメント2
1の挿入に伴って、閉鎖板41a、41bをこのテーパ
間に挿入することで、押圧なくして閉鎖板41a、41
bを挟持片29a、29bの間隙sに挟み込む構造とし
てもよい。このような構造とすれば、エレメント21の
挿入と、閉鎖板41a、41b及び挟持片29a、29
bの固定とを一つの動作で(例えば、ハウジング31を
持ち替えることなく)行うことができ、組付け作業性を
更に向上させることができる。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るヒューズによれば、それぞれの端子に二股状の挟持片
が突設され、一対の切り込みに挟まれた閉鎖板がハウジ
ングの両側壁に設けられ、端子を挿入した状態で閉鎖板
が挟持片で挟持されるようにしたので、端子とハウジン
グが結合状態で一体固定され、剛性を有し、外力が挟持
片を介して閉鎖板に担持され、外力が可溶部に集中しな
くなる。この結果、高い強度で端子が保持できるととも
に、成形が容易に行え、しかも、組付けも煩雑となら
ず、信頼性、生産性、組付け作業性を同時に向上させる
ことができる。
るヒューズによれば、それぞれの端子に二股状の挟持片
が突設され、一対の切り込みに挟まれた閉鎖板がハウジ
ングの両側壁に設けられ、端子を挿入した状態で閉鎖板
が挟持片で挟持されるようにしたので、端子とハウジン
グが結合状態で一体固定され、剛性を有し、外力が挟持
片を介して閉鎖板に担持され、外力が可溶部に集中しな
くなる。この結果、高い強度で端子が保持できるととも
に、成形が容易に行え、しかも、組付けも煩雑となら
ず、信頼性、生産性、組付け作業性を同時に向上させる
ことができる。
【図1】本発明によるヒューズの組付け前の分解斜視図
である。
である。
【図2】本発明によるヒューズの組付け状態における斜
視図である。
視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B矢視図である。
【図5】従来ヒューズの組付け前の分解斜視図である。
【図6】従来ヒューズの組付け状態における一部想像斜
視図である。
視図である。
【図7】フラップを連設するためのヒンジ部の拡大図で
ある。
ある。
23a、23b 端子 25 可溶部 27 係止孔(係合手段) 29a、29b 挟持片 31 ハウジング 33 挿入空間 35 挿入口 39a、39b 切り込み 41a、41b 閉鎖板 43 係止突起(係合手段) 45 ヒューズ s 間隙
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の平行な端子の間に可溶部が設けら
れ、前記端子の可溶部を設けた基端側がハウジングの挿
入空間に挿入されてなるヒューズにおいて、 それぞれの端子の内側の縁部に、端子の厚み方向に間隙
を有する二股状の挟持片が対向して突設され、前記挿入
空間の挿入口がハウジングの下面で開口され、該挿入口
から端子挿入方向に延びる一対の切り込みに挟まれた閉
鎖板がハウジングの両側壁に設けられ、前記端子を挿入
空間に挿入した状態で一対の該閉鎖板が外側から前記挟
持片の間隙で挟持されることを特徴とするヒューズ。 - 【請求項2】 前記可溶部の通過可能な間隙が前記一対
の閉鎖板の間に形成され、前記一対の閉鎖板の先端同士
を接近させて該間隙が閉鎖可能となるように、前記一対
の閉鎖板が可撓性を有して形成されたことを特徴とする
請求項1記載のヒューズ。 - 【請求項3】 前記一対の閉鎖板が外側から前記挟持片
の間隙で挟持された際、同時に前記ハウジングと前記端
子とを固定する係合手段がハウジング及び端子に設けら
れたことを特徴とする請求項1記載又は2記載のヒュー
ズ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23163594A JP3442159B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ヒューズ |
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