JPH089633B2 - 新規な11−メチレン−エストラ−15−エン、その製造方法及び薬剤組成物 - Google Patents
新規な11−メチレン−エストラ−15−エン、その製造方法及び薬剤組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は11−メチレン−エストラ−15−エン、その製
造方法及び前記エストレンを含む薬剤組成物に関する。
造方法及び前記エストレンを含む薬剤組成物に関する。
本発明は特に、17α位に不飽和炭化水素基を持つ11−
メチレン−エストラ−4,15−ジエンに関する。
メチレン−エストラ−4,15−ジエンに関する。
これらのステロイドは既知である。例えばEP−A−0,
051,762に記載されている11−メチレン−18−メチル−
エストラ−4,15−ジエン−3−オンは17α位がエチニル
基,クロロエチニル基又はプロピニル基で置換され、さ
らにR1がH又はアシル基を示す17β−OR1基を有する。
これらのステロイドは、強力なゲスタゲン作用と極めて
わずかなアンドロゲン副作用を有する。
051,762に記載されている11−メチレン−18−メチル−
エストラ−4,15−ジエン−3−オンは17α位がエチニル
基,クロロエチニル基又はプロピニル基で置換され、さ
らにR1がH又はアシル基を示す17β−OR1基を有する。
これらのステロイドは、強力なゲスタゲン作用と極めて
わずかなアンドロゲン副作用を有する。
新規な11−メチレン−エストラ−15−エン類に有益な
生物学的特性が知見された。これら新規な11−メチレン
−ステロイド類は一般式(I): (式中、R1=H又は炭素数1〜18のアシル基、好ましく
はH:R2=エチニル,ビニル,クロロエチニル,アリル又
はプロピニル、好ましくはエチニル;及びR3=O又は
H2、好ましくはO)を有する。
生物学的特性が知見された。これら新規な11−メチレン
−ステロイド類は一般式(I): (式中、R1=H又は炭素数1〜18のアシル基、好ましく
はH:R2=エチニル,ビニル,クロロエチニル,アリル又
はプロピニル、好ましくはエチニル;及びR3=O又は
H2、好ましくはO)を有する。
炭素数1〜18のアシル基は、飽和又は不飽和有機カル
ボン酸から誘導され得る。そのようなカルボン酸として
は、ギ酸、酢酸,プロピオン酸,酪酸,イソ酪酸,吉草
酸,カプロン酸,エナント酸,カプリル酸,ペラルゴン
酸,カプリン酸,ウンデシル酸,ラウリン酸,トリデシ
ル酸,ミリスチン酸,ペンタデシル酸,オレイン酸,パ
ルミチン酸,ステアリン酸,アダマンタンカルボン酸,
トリメチル酢酸、ジエチル酢酸、シクロヘキサンカルボ
ン酸,シクロペンチルプロピオン酸,シクロヘキシル酪
酸,シクロヘキシルプロピオン酸,ウンデシレン酸、安
息香酸,フエニル酢酸,フエニルプロピオン酸,フエニ
ル酪酸,フエノキシ酢酸,アセチル酢酸,マロン酸,コ
ハク酸,グルタル酸,ピメリン酸及び酒石酸が例示され
る。新規な化合物を、それ自体自明な方法に従つて製造
することができる。通常、NL−A−7,216,767に記載さ
れた対応の11−メチレン−エストラ−4−エン−17−オ
ンを出発物質とし、C−15とC−16との間に二重結合を
導入後、3位及び/又は17位に所望の置換基が存在して
いない時には該置換基を導入する。
ボン酸から誘導され得る。そのようなカルボン酸として
は、ギ酸、酢酸,プロピオン酸,酪酸,イソ酪酸,吉草
酸,カプロン酸,エナント酸,カプリル酸,ペラルゴン
酸,カプリン酸,ウンデシル酸,ラウリン酸,トリデシ
ル酸,ミリスチン酸,ペンタデシル酸,オレイン酸,パ
ルミチン酸,ステアリン酸,アダマンタンカルボン酸,
トリメチル酢酸、ジエチル酢酸、シクロヘキサンカルボ
ン酸,シクロペンチルプロピオン酸,シクロヘキシル酪
酸,シクロヘキシルプロピオン酸,ウンデシレン酸、安
息香酸,フエニル酢酸,フエニルプロピオン酸,フエニ
ル酪酸,フエノキシ酢酸,アセチル酢酸,マロン酸,コ
ハク酸,グルタル酸,ピメリン酸及び酒石酸が例示され
る。新規な化合物を、それ自体自明な方法に従つて製造
することができる。通常、NL−A−7,216,767に記載さ
れた対応の11−メチレン−エストラ−4−エン−17−オ
ンを出発物質とし、C−15とC−16との間に二重結合を
導入後、3位及び/又は17位に所望の置換基が存在して
いない時には該置換基を導入する。
C−15とC−16との間に二重結合は、まず15α−ヒド
ロキシル基を11−メチレン−エストラ−4−エン−17−
オン化合物に微生物学的手法で導入し、次いで脱水反応
を行なうことにより形成され得る。
ロキシル基を11−メチレン−エストラ−4−エン−17−
オン化合物に微生物学的手法で導入し、次いで脱水反応
を行なうことにより形成され得る。
15α−ヒドロキシル化は、P.raistrickiiやP.patulum
のようなペニシリウム属の真菌、もしくはColletotrich
um antirrhini,Giberalla baccataやGlomerella cingul
ataのようなColletotrichum属、Giberella属又はGlomer
ella属の菌種を用いて行なわれる。
のようなペニシリウム属の真菌、もしくはColletotrich
um antirrhini,Giberalla baccataやGlomerella cingul
ataのようなColletotrichum属、Giberella属又はGlomer
ella属の菌種を用いて行なわれる。
15α−ヒドロキシル基をアシル化又はスルホン化させ
た後、C−15とC−16との間の二重結合の形成に伴なつ
て15α−アシルオキシ基、又は15α−スルホニルオキシ
基を分裂させることにより、脱水は効果的に行なわれ
る。
た後、C−15とC−16との間の二重結合の形成に伴なつ
て15α−アシルオキシ基、又は15α−スルホニルオキシ
基を分裂させることにより、脱水は効果的に行なわれ
る。
アシル基としては、アセチル,トリフルオロアセチ
ル,プロピオニル,ブチリル,ヘパタノイル及びベンゾ
イルが適している。
ル,プロピオニル,ブチリル,ヘパタノイル及びベンゾ
イルが適している。
スルホニル基としては、メシル,エタンスルホニル,
プロピオニルスルホニル及びp−トシルが適している。
プロピオニルスルホニル及びp−トシルが適している。
15α−ヒドロキシル基のエステル化は、通常の方法
で、p−トルエンスルホン酸のような強酸の存在下、も
しくは、例えばピリジン又は4−(ジメチルアミノ)ピ
リジンの第三級アミンのような塩基の存在下で酸,酸無
水物又は酸塩化物と反応させて、所望ならば高温で行な
われる。
で、p−トルエンスルホン酸のような強酸の存在下、も
しくは、例えばピリジン又は4−(ジメチルアミノ)ピ
リジンの第三級アミンのような塩基の存在下で酸,酸無
水物又は酸塩化物と反応させて、所望ならば高温で行な
われる。
スルホニル化は通常、乾燥ピリジンのような無水媒体
中で、適切な塩化スルホニルとジメチルホルムアミド及
び酢酸ナトリウムを用いて行なわれる。
中で、適切な塩化スルホニルとジメチルホルムアミド及
び酢酸ナトリウムを用いて行なわれる。
置換基R2は、通常の方法で、17−オキソ化合物を有機
金属エチニル,ビニル,クロロエチニル,アリル又はプ
ロピニル化合物を用いてアルキル化することにより導入
され得る。
金属エチニル,ビニル,クロロエチニル,アリル又はプ
ロピニル化合物を用いてアルキル化することにより導入
され得る。
前記有機金属化合物としては、カリウムアセチリド,
臭化ビニル−マグネシウム,リチウムクロロアセチリ
ド,臭化アリル−マグネシウム,及びカリウムメチルア
セチリドが例示される。有機金属化合物をその場で形成
後、そのまま17−ケトンと反応させることもできる。
臭化ビニル−マグネシウム,リチウムクロロアセチリ
ド,臭化アリル−マグネシウム,及びカリウムメチルア
セチリドが例示される。有機金属化合物をその場で形成
後、そのまま17−ケトンと反応させることもできる。
例えば、硫酸バリウム上のニツケル,プラチナ又はパ
ラジウム等の触媒の存在下で水素により、17α−エチニ
ル化合物を部分還元することにより17α−ビニル化合物
を得ることもできる。
ラジウム等の触媒の存在下で水素により、17α−エチニ
ル化合物を部分還元することにより17α−ビニル化合物
を得ることもできる。
3−オキソ基が存在するときには、C−15とC−16と
の間に二重結合を導入中に該3−オキソ基を通常の方法
で、例えばエチレングリコール,エチレンジチオール又
は2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールから誘導され
たアセタールの形態で一時的に保護する。
の間に二重結合を導入中に該3−オキソ基を通常の方法
で、例えばエチレングリコール,エチレンジチオール又
は2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールから誘導され
たアセタールの形態で一時的に保護する。
アセタール(活性化後のチオアセタールの場合)の開
裂は、例えば、硫酸,過塩素酸,塩酸又はシユウ酸等の
酸の好ましくはアルコール溶液又はアセトン溶液中で所
望ならば高温で行なうことができる。
裂は、例えば、硫酸,過塩素酸,塩酸又はシユウ酸等の
酸の好ましくはアルコール溶液又はアセトン溶液中で所
望ならば高温で行なうことができる。
3−ジチオエチレンジチオアセタール基が存在する場
合も、アンモニア中のナトリウム又はメチルアミン中の
リチウムにより該基を還元的に開裂して、R3=H2の化合
物を得ることもできる。この還元反応で、17α−置換基
が三重結合を有する場合には、該置換基が還元を受けて
二重結合となる(例えば17α−エチニルが17α−ビニル
になる)。3−デスオキソ−17α−エチニル化合物を製
造するために、3−デスオキソ−11−メチレン−17−ケ
トンを出発物質とすることも可能である。
合も、アンモニア中のナトリウム又はメチルアミン中の
リチウムにより該基を還元的に開裂して、R3=H2の化合
物を得ることもできる。この還元反応で、17α−置換基
が三重結合を有する場合には、該置換基が還元を受けて
二重結合となる(例えば17α−エチニルが17α−ビニル
になる)。3−デスオキソ−17α−エチニル化合物を製
造するために、3−デスオキソ−11−メチレン−17−ケ
トンを出発物質とすることも可能である。
17β−ヒドロキシル基のエステル化が所望ならば、15
α−ヒドロキシル基の場合について上述した如く、通常
の方法により行なうことができる。
α−ヒドロキシル基の場合について上述した如く、通常
の方法により行なうことができる。
本発明の新規化合物(類)、特に11−メチレン−17α
−エチニル−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエ
ン−3−オンは、EP−A−0,051,762に記載されている1
8−メチル類似化合物に比較して、経口投与により優れ
た排卵抑制作用を示す。さらに、これら新規化合物のア
ンドロゲン作用は、NL−A−7,216,767に記載されたC
−15とC−16との間の二重結合を持たない対応の11−メ
チレン化合物に比べて弱い。特に、ヒト細胞株を用いた
受容体結合研究では、11−メチレン−17α−エチニル−
17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン
が対応する既知化合物に比べてより有用なプロフイルを
持つことが示された。SHBG(ステロイドホルモン結合性
グロブリン)への親和性が非常に低いことも特筆すべき
ことである。SHBGへの親和性が低いために肝での代謝負
荷が減少するものと考えられている。
−エチニル−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエ
ン−3−オンは、EP−A−0,051,762に記載されている1
8−メチル類似化合物に比較して、経口投与により優れ
た排卵抑制作用を示す。さらに、これら新規化合物のア
ンドロゲン作用は、NL−A−7,216,767に記載されたC
−15とC−16との間の二重結合を持たない対応の11−メ
チレン化合物に比べて弱い。特に、ヒト細胞株を用いた
受容体結合研究では、11−メチレン−17α−エチニル−
17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン
が対応する既知化合物に比べてより有用なプロフイルを
持つことが示された。SHBG(ステロイドホルモン結合性
グロブリン)への親和性が非常に低いことも特筆すべき
ことである。SHBGへの親和性が低いために肝での代謝負
荷が減少するものと考えられている。
本発明化合物は、既知の18−メチル化合物に比べてよ
り簡単に製造される点でさらに有利である。18−メチル
−ステロイドは通常、全合成(tolal synthesis)によ
り製造される。この複雑な製造法ではラセミ体が生成す
るが、新規化合物ではこうした複雑な製造法を必要とし
ない。18−メチル基を13−メチルステロイドに導入する
18−メチルステロイドの製造方法も、例えばNL−A−7,
409,512及びNL−A−7,411,607に記載されている如く公
知である。これらの反応も本発明の新規ステロイドの製
造方法には用いる必要がない。
り簡単に製造される点でさらに有利である。18−メチル
−ステロイドは通常、全合成(tolal synthesis)によ
り製造される。この複雑な製造法ではラセミ体が生成す
るが、新規化合物ではこうした複雑な製造法を必要とし
ない。18−メチル基を13−メチルステロイドに導入する
18−メチルステロイドの製造方法も、例えばNL−A−7,
409,512及びNL−A−7,411,607に記載されている如く公
知である。これらの反応も本発明の新規ステロイドの製
造方法には用いる必要がない。
一般式Iで示される本発明化合物は、通常補助剤又
は、所望により他の活性成分と混合された後、溶液,懸
濁液,エマルジヨン又は錠剤,丸剤や糖剤のような固体
の薬剤形態で経口,非経口もしくは経腸投与される。本
発明化合物は避妊薬として使用するのに特に適してお
り、この場合本発明化合物を単独で、もしくはエチニル
エストラジオールのようなエストラゲンやエストラジオ
ール−17β−吉草酸、エストラジオール−17β−デカン
酸又はエストラジオール−17β−シクロオクチル酢酸の
ようなエストラジオール−17β−エステルと組み合わせ
て用いる。
は、所望により他の活性成分と混合された後、溶液,懸
濁液,エマルジヨン又は錠剤,丸剤や糖剤のような固体
の薬剤形態で経口,非経口もしくは経腸投与される。本
発明化合物は避妊薬として使用するのに特に適してお
り、この場合本発明化合物を単独で、もしくはエチニル
エストラジオールのようなエストラゲンやエストラジオ
ール−17β−吉草酸、エストラジオール−17β−デカン
酸又はエストラジオール−17β−シクロオクチル酢酸の
ようなエストラジオール−17β−エステルと組み合わせ
て用いる。
経口投与するときには、一般式Iの化合物0.02〜0.4m
g及びエチニルエストラジオール0.02〜0.05mg(作用的
に等用量のエストラジオール−17β−エステル)を含む
錠剤を例えば1日1錠投与する。
g及びエチニルエストラジオール0.02〜0.05mg(作用的
に等用量のエストラジオール−17β−エステル)を含む
錠剤を例えば1日1錠投与する。
以下、本発明の実施例を説明する。
実施例1 a)11−メチレン−15α−ヒドロキシ−エストラ−4−
エン−3,17−ジオン 250mlの振とう用三角フラスコに、グルコース(10g/
l)及び酵母抽出物(10g/l)の混合物からなる培地50ml
を導入した。この培地にGomerella cingulata(ATCC105
34)の胞子を接種した。これを28℃、2日間振とう培養
した。
エン−3,17−ジオン 250mlの振とう用三角フラスコに、グルコース(10g/
l)及び酵母抽出物(10g/l)の混合物からなる培地50ml
を導入した。この培地にGomerella cingulata(ATCC105
34)の胞子を接種した。これを28℃、2日間振とう培養
した。
このようにして得られた前培養菌を用いて、5lの発酵
器中の培地(グルコース40g/l及び酵母抽出物10g/lを含
む)2lに接種した。
器中の培地(グルコース40g/l及び酵母抽出物10g/lを含
む)2lに接種した。
この混合物を撹拌下(750rpm)、28℃、pH5.0で16時
間、空気を通させながら(0.2l/培地l/分)インキユベ
ートした。その後、40mlのTween 80に懸濁させた(10
%)11−−メチレン−エストラ−4−エン−3,17−ジオ
ン(0.6g)を添加した。
間、空気を通させながら(0.2l/培地l/分)インキユベ
ートした。その後、40mlのTween 80に懸濁させた(10
%)11−−メチレン−エストラ−4−エン−3,17−ジオ
ン(0.6g)を添加した。
25時間後に、反応液を塩化メチレン/メタノール(9/
1)の混液で抽出した。抽出物を蒸発乾固させ、残渣を
シリカゲル クロマトグラフイーにかけ、次いでメタノ
ールを用いて晶出させることにより精製した。
1)の混液で抽出した。抽出物を蒸発乾固させ、残渣を
シリカゲル クロマトグラフイーにかけ、次いでメタノ
ールを用いて晶出させることにより精製した。
0.26gの11−メチレン−15α−ヒドロキシ−エストラ
−4−エン−3,17−ジオンが得られた。融点237℃、▲
〔α〕20 D▼=+294(クロロホルム,C=1%)であつ
た。
−4−エン−3,17−ジオンが得られた。融点237℃、▲
〔α〕20 D▼=+294(クロロホルム,C=1%)であつ
た。
b)11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジ
オン−3−エチレン−ジチオアセタール エタンジチオール10.6ml及び三フツ化ホウ素エーテレ
ート(boron trifluoride etherate)4.6mlを順次、320
mlのメタノールに21.3gの11−メチレン−15α−ヒドロ
キシ−エストラ−4−エン−3,17−ジオンを懸濁させた
冷懸濁液中に0〜5℃で添加した。0〜5℃で6時間反
応混合物を撹拌した後、4.5lの水中へ注ぎ、沈殿を別
し、水で中和洗浄し、真空下で乾燥させた。
オン−3−エチレン−ジチオアセタール エタンジチオール10.6ml及び三フツ化ホウ素エーテレ
ート(boron trifluoride etherate)4.6mlを順次、320
mlのメタノールに21.3gの11−メチレン−15α−ヒドロ
キシ−エストラ−4−エン−3,17−ジオンを懸濁させた
冷懸濁液中に0〜5℃で添加した。0〜5℃で6時間反
応混合物を撹拌した後、4.5lの水中へ注ぎ、沈殿を別
し、水で中和洗浄し、真空下で乾燥させた。
26.7gの未精製11−メチレン−15α−ヒドロキシ−エ
ストラ−4−エン−3,17−ジオン−3−エチレンジチオ
アセタールが得られ、これを精製せずに次の工程に用い
た。分析用飼料をアセトニトリルから結晶化させて得
た。融点228℃、▲〔α〕20 D▼=+240(クロロホルム,
C=1%)。
ストラ−4−エン−3,17−ジオン−3−エチレンジチオ
アセタールが得られ、これを精製せずに次の工程に用い
た。分析用飼料をアセトニトリルから結晶化させて得
た。融点228℃、▲〔α〕20 D▼=+240(クロロホルム,
C=1%)。
未精製物を172mlの乾燥ピリジレに溶解した。この溶
液に34.3mlの塩化メタンスルホニルを0〜5℃で、窒素
雰囲気下で十分撹拌しながら45分間かけて滴下して添加
した。0〜5℃で1.5時間撹拌後に、139.5mlの乾燥ジメ
チルホルムアミド及び82.5gの無水酢酸ナトリウムを添
加した。この反応混合物を5.5時間、室温で撹拌した
後、5lの水中に注ぎ込んだ。沈殿を別し、水で十分に
洗い、真空下で乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフ
イーにかけ、次いで二塩化メチレン/アセトニトリル混
液から結晶化して、精製すると、17.4gの11−メチレン
−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレ
ン−ジチオアセタールが得られた。融点207.5℃、▲
〔α〕20 D▼=+142(クロロホルム,C=1%) c)11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒドロキシ
−エストラ−4,15−ジエン−3−オン−3−エチレンジ
チオアセタール52.5mlの乾燥テトラヒドロフランに3.5g
の11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオ
ン−3−エチレンジチオアセタールを溶解させた溶液
を、−15から−20℃で撹拌下、アセチレン中の8.4gのte
rt酪酸カリウムから生成したカリウムアセタリドのテト
ラヒドロフラン溶液に添加した。アセチレンを連続的に
通しながら、反応混合物をこの温度で、さらに1時間撹
拌した。その後−15から−20℃で、反応混合物に10mlの
水と10mlのテトラヒドロフランの混液を滴下して添加し
た。反応混合物を1の飽和NaCl溶液と0.5lの水の混液
中に注いだ。沈殿を別し、水で中和洗浄し、真空下で
乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフイーにかけ、次
いでジエチルエーテル/ヘキサンの混液を用いて結晶化
して精製すると、2.6gの11−メチレン−17α−エチニル
−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オ
ン−3−エチレンジチオアセタールが得られた。融点17
0.5℃、▲〔α〕20 D▼=−21(クロロホルム,C=1%)
であつた。
液に34.3mlの塩化メタンスルホニルを0〜5℃で、窒素
雰囲気下で十分撹拌しながら45分間かけて滴下して添加
した。0〜5℃で1.5時間撹拌後に、139.5mlの乾燥ジメ
チルホルムアミド及び82.5gの無水酢酸ナトリウムを添
加した。この反応混合物を5.5時間、室温で撹拌した
後、5lの水中に注ぎ込んだ。沈殿を別し、水で十分に
洗い、真空下で乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフ
イーにかけ、次いで二塩化メチレン/アセトニトリル混
液から結晶化して、精製すると、17.4gの11−メチレン
−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレ
ン−ジチオアセタールが得られた。融点207.5℃、▲
〔α〕20 D▼=+142(クロロホルム,C=1%) c)11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒドロキシ
−エストラ−4,15−ジエン−3−オン−3−エチレンジ
チオアセタール52.5mlの乾燥テトラヒドロフランに3.5g
の11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオ
ン−3−エチレンジチオアセタールを溶解させた溶液
を、−15から−20℃で撹拌下、アセチレン中の8.4gのte
rt酪酸カリウムから生成したカリウムアセタリドのテト
ラヒドロフラン溶液に添加した。アセチレンを連続的に
通しながら、反応混合物をこの温度で、さらに1時間撹
拌した。その後−15から−20℃で、反応混合物に10mlの
水と10mlのテトラヒドロフランの混液を滴下して添加し
た。反応混合物を1の飽和NaCl溶液と0.5lの水の混液
中に注いだ。沈殿を別し、水で中和洗浄し、真空下で
乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフイーにかけ、次
いでジエチルエーテル/ヘキサンの混液を用いて結晶化
して精製すると、2.6gの11−メチレン−17α−エチニル
−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オ
ン−3−エチレンジチオアセタールが得られた。融点17
0.5℃、▲〔α〕20 D▼=−21(クロロホルム,C=1%)
であつた。
d)11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒドロキシ
−エストラ−4,15−ジエン−3−オン 1.41gの炭酸カリウム及び8.1mlのヨウ化メチルを順
次、76mlのメタノール及び5mlの水の混液に3gの実施例
(IC)のジチオアセタールを懸濁させた懸濁液に添加し
た。反応混合物を還流下で29時間加熱し、真空下で蒸発
させて約25mlとし、さらに250mlの水で希釈し、塩化メ
チレンで抽出した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フイーにかけて精製し、純画分をヘキサンから結晶化さ
せることにより、1.5gの11−メチレン−17α−エチニル
−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オ
ンが得られた。融点157℃、▲〔α〕20 D▼=−44(クロ
ロホルム,C=1%)であつた。
−エストラ−4,15−ジエン−3−オン 1.41gの炭酸カリウム及び8.1mlのヨウ化メチルを順
次、76mlのメタノール及び5mlの水の混液に3gの実施例
(IC)のジチオアセタールを懸濁させた懸濁液に添加し
た。反応混合物を還流下で29時間加熱し、真空下で蒸発
させて約25mlとし、さらに250mlの水で希釈し、塩化メ
チレンで抽出した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フイーにかけて精製し、純画分をヘキサンから結晶化さ
せることにより、1.5gの11−メチレン−17α−エチニル
−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オ
ンが得られた。融点157℃、▲〔α〕20 D▼=−44(クロ
ロホルム,C=1%)であつた。
実施例2 a)11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジ
オン−3−エチレン−ジチオアセタール−17−エチレン
ジアセタール 160mlの塩化メチレン,320mlのエチレングリコール及
び48mlのトリエチルオルトギ酸中に15gの11−メチレン
−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレ
ンジチオアセタール及び0.5gのp−トルエンスルホン酸
を溶解させた溶液を還流凝縮器を用いて4時間加熱し
た。反応混合物から抽出により、16.9gの11−メチレン
−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレ
ンジチオアセタール−17−エチレンジアセタールを得
た。
オン−3−エチレン−ジチオアセタール−17−エチレン
ジアセタール 160mlの塩化メチレン,320mlのエチレングリコール及
び48mlのトリエチルオルトギ酸中に15gの11−メチレン
−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレ
ンジチオアセタール及び0.5gのp−トルエンスルホン酸
を溶解させた溶液を還流凝縮器を用いて4時間加熱し
た。反応混合物から抽出により、16.9gの11−メチレン
−エストラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレ
ンジチオアセタール−17−エチレンジアセタールを得
た。
b)11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オン
−17−エチレンジアセタール14gの11−メチレン−エス
トラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレンジチ
オアセタール−17−エチレンジアセタールを含む溶液を
7.2gのナトリウムを280mlの液体アンモニアに溶解させ
た溶液に、−40℃で30分間かけて、滴下して添加後、さ
らにこの混合物を同じ温度で30分間撹拌した。その後、
シリカゲルクロマトグラフイーにかけると、9.2gの11−
メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オン−17−エ
チレンジアセタールが得られた。
−17−エチレンジアセタール14gの11−メチレン−エス
トラ−4,15−ジエン−3,17−ジオン−3−エチレンジチ
オアセタール−17−エチレンジアセタールを含む溶液を
7.2gのナトリウムを280mlの液体アンモニアに溶解させ
た溶液に、−40℃で30分間かけて、滴下して添加後、さ
らにこの混合物を同じ温度で30分間撹拌した。その後、
シリカゲルクロマトグラフイーにかけると、9.2gの11−
メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オン−17−エ
チレンジアセタールが得られた。
c)11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オン 175mlのアセトン及び0.9mlの濃塩酸中に8.8gの11−メ
チレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オン−17−エチ
レンジアセタールを溶解させた溶液を窒素下、室温で1.
5時間撹拌した。エーテルからの抽出及び結晶化によ
り、6.5gの11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17
−オンを得た。
チレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オン−17−エチ
レンジアセタールを溶解させた溶液を窒素下、室温で1.
5時間撹拌した。エーテルからの抽出及び結晶化によ
り、6.5gの11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17
−オンを得た。
d)11−メチレン−17α−エチニル−エストラ−4,15−
ジエン−17β−オール 6gの11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オ
ンを実施例1c)に記載された方法でエチニル化すると、
2.1gの11−メチレン−17α−エチニル−エストラ−4,15
−ジエン−17β−オールが得られた。
ジエン−17β−オール 6gの11−メチレン−エストラ−4,15−ジエン−17−オ
ンを実施例1c)に記載された方法でエチニル化すると、
2.1gの11−メチレン−17α−エチニル−エストラ−4,15
−ジエン−17β−オールが得られた。
実施例3 11−メチレン−17α−エチニル−エストラ−4,15−ジ
エン−17β−オール 11−メチレン−エストラ−4−エン−17−オンを出発
物質として、実施例1に記載された方法に従つて、11−
メチレン−17α−エチニル−エストラ−4,15−ジエン−
17β−オールを製造した。この方法では3−オキソ基の
保護及び脱保護を省略することができる。
エン−17β−オール 11−メチレン−エストラ−4−エン−17−オンを出発
物質として、実施例1に記載された方法に従つて、11−
メチレン−17α−エチニル−エストラ−4,15−ジエン−
17β−オールを製造した。この方法では3−オキソ基の
保護及び脱保護を省略することができる。
実施例4 11−メチレン−17α−アリル−17β−ヒドロキシ−エ
ストラ−4,15−ジエン−3−オン 実施例1c)のアルキル化を臭化アリル−マグネシウムを
用いる以外は実施例1と同様にして、11−メチレン−17
α−アリル−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエ
ン−3−オンを得た。
ストラ−4,15−ジエン−3−オン 実施例1c)のアルキル化を臭化アリル−マグネシウムを
用いる以外は実施例1と同様にして、11−メチレン−17
α−アリル−17β−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエ
ン−3−オンを得た。
実施例5 11−メチレン−17α−(1−プロピニル)−17β−ヒ
ドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン 実施例1c)のアルキル化をブチル−リチウムの存在下
で、メチルアセチレンを用いる以外は実施例1と同様に
して、11−メチレン−17α−(1−プロピニル)−17β
−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オンを得
た。
ドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン 実施例1c)のアルキル化をブチル−リチウムの存在下
で、メチルアセチレンを用いる以外は実施例1と同様に
して、11−メチレン−17α−(1−プロピニル)−17β
−ヒドロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オンを得
た。
実施例6 11−メチレン−17α−クロロエチニル−17β−ヒドロ
キシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン 実施例1c)のアルキル化をメチル−リチウムの存在下で
ジエチルエーテル/テトラヒドロフラン(8:1)中の1,2
−ジクロロエチレンを用いる以外は実施例1と同様にし
て、11−メチレン−17α−クロロエチニル−17β−ヒド
ロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オンを得た。
キシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン 実施例1c)のアルキル化をメチル−リチウムの存在下で
ジエチルエーテル/テトラヒドロフラン(8:1)中の1,2
−ジクロロエチレンを用いる以外は実施例1と同様にし
て、11−メチレン−17α−クロロエチニル−17β−ヒド
ロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オンを得た。
実施例7 11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒドロキシ−
エストラ−4,15−ジエン−3−オン−17β−アセテート 1.8gの11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒドロ
キシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オンを、150mgの
4−ジメチルアミノピリジンの存在下で、15mlのピリジ
ン中で10mlの無水酢酸と室温で反応させた。5時間後、
混合物を氷水中に注ぎ入れた。生成物をシリカゲルクロ
マトグラフイー(アセトン/ヘキサン混液)にかける
と、1.6gの11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒド
ロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン−17β−ア
セテートが得られた。
エストラ−4,15−ジエン−3−オン−17β−アセテート 1.8gの11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒドロ
キシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オンを、150mgの
4−ジメチルアミノピリジンの存在下で、15mlのピリジ
ン中で10mlの無水酢酸と室温で反応させた。5時間後、
混合物を氷水中に注ぎ入れた。生成物をシリカゲルクロ
マトグラフイー(アセトン/ヘキサン混液)にかける
と、1.6gの11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒド
ロキシ−エストラ−4,15−ジエン−3−オン−17β−ア
セテートが得られた。
酢酸,吉草酸及びデシル酸から誘導される17β−エス
テルも同様にして製造した。
テルも同様にして製造した。
実施例8 11−メチレン−17α−エチニル−17β−ヒドロキシ−
エストラ−4,15−ジエン−3−オン、18−メチル基を持
つ類似化合物及び15位に二重結合を持たない類似化合物
のプロゲステロンー、アンドロゲン−及びSHBG受容体に
対する結合親和性を測定した。
エストラ−4,15−ジエン−3−オン、18−メチル基を持
つ類似化合物及び15位に二重結合を持たない類似化合物
のプロゲステロンー、アンドロゲン−及びSHBG受容体に
対する結合親和性を測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:80)
Claims (6)
- 【請求項1】一般式I: (式中、R1=H、R2=エチニル,およびR3=O又はH2)
で示される11−メチレン−ステロイド。 - 【請求項2】R3がOである特許請求の範囲第1項に記載
の化合物。 - 【請求項3】式I: (式中、R1=H,R2=エチニル,およびR3=O又はH2)で
示される11−メチレン−ステロイドの製造方法であっ
て、 11−メチレン−エストラ−4−エン−17−オン又は11−
メチレン−エストラ−4−エン−3,17−ジオンを出発物
質として用い;その化合物に、例えばPenicillium属,Co
lletotrichum属,Giberella属およびGlomerella属から成
る群から選択される微生物を用いて微生物学的に15α−
ヒドロキシ基を導入し;次いで、その生成物を脱水して
C−15とC−16との間に二重結合を形成するが、但し出
発化合物が11−メチレン−エストラ−4−エン−3,17−
ジオンである場合3−オキソ基を保護しながら実施し;
その後、その生成物を例えば有機金属エチニル化合物と
反応させてその17位をエチニル化するか又は、該生成物
の3−オキソ基を還元し、さらにその17位をエチニル化
することを特徴とする前記方法。 - 【請求項4】式I中のR3がOである特許請求の範囲第3
項に記載の方法。 - 【請求項5】式I: (式中、R1=H,R2=エチニル,およびR3=O又はH2)で
示される1種以上の11−メチレン−ステロイドを有効成
分として含む避妊用医薬製剤。 - 【請求項6】式I中のR3がOである特許請求の範囲第5
項に記載の製剤。
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---|---|
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DE3042529A1 (de) * | 1980-11-07 | 1982-06-24 | Schering Ag, 1000 Berlin Und 4619 Bergkamen | 11-methylen- (delta)(pfeil hoch)1(pfeil hoch)(pfeil hoch)5(pfeil hoch) -steroide, verfahren zu ihrer herstellung und diese enthaltende pharmazeutische praeparate |
DE3337179A1 (de) * | 1983-10-10 | 1985-05-23 | Schering AG, 1000 Berlin und 4709 Bergkamen | Estran- und androstan-derivate, verfahren zu ihrer herstellung und diese verbindungen enthaltende praeparate |
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