JPH0895920A - 携帯型情報端末機器の防水構造 - Google Patents

携帯型情報端末機器の防水構造

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JPH0895920A
JPH0895920A JP6256244A JP25624494A JPH0895920A JP H0895920 A JPH0895920 A JP H0895920A JP 6256244 A JP6256244 A JP 6256244A JP 25624494 A JP25624494 A JP 25624494A JP H0895920 A JPH0895920 A JP H0895920A
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JP
Japan
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case
connector
portable information
information terminal
cover
Prior art date
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JP6256244A
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English (en)
Inventor
Kenichi Morinaga
永 健 一 森
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で防水する携帯型情報端末機器の
防水構造を提供する。 【構成】 ケース1を樹脂で成型すると共に、前記ケー
ス1内に液晶表示部4を固定せしめ、前記ケース1の前
記液晶表示部4に対応する窓部6を透明にしたことを特
徴とする。また、外部機器接続用のコネクタ11,12
と、ケース側部に設けられた前記コネクタを収納する収
納部1aと、この収納部内に前記コネクタを固定せしめ
る取付板17と、前記収納部を覆うカバー18と、この
カバーの外周に設けられ、磁性材料が含まれるシール材
19とで構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペン入力型パソコンやP
DA(Personal Digital Assistants)などの携帯型情報
端末機器の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯型情報端末機器では、湿気
や水分が上記機器内部に浸入すると内部構造部品を腐食
させて機能障害をもたらすので、上記機器の防水構造が
考慮されている。
【0003】従来の携帯型情報端末機器のケースの防水
構造としては、例えば、図7に示すように上ケース36
内部に表示画面部となるLCD(液晶表示部)4が装着
され、上ケース36は表示画面部5に相当する部分が開
口部分とされるとともに、この開口部分の周縁の取付座
40に透明材料からなる保護板38が接着材などを用い
て接着されている。そして、上ケース36と下ケース3
7とは嵌合部39においてそれぞれの端面が嵌合されて
いる。このようにして、湿気などの水分が上記機器ケー
ス内部に浸入することを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の機器の防水構造は、ケースの加工、組立工程が複雑
となり、嵌合部などからの水分の浸入もあって充分な防
水性をもった構造とすることができないので、回路のシ
ョートなどが発生し故障の原因になるという問題点があ
った。本発明は、上記した従来の課題に鑑みてなされた
ものであり、複雑な構造とすることなく機器のケースを
密閉し、水分の浸入を防止し信頼性を向上させることを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、ケー
スを樹脂で成型すると共に、前記ケース内に液晶表示部
を固定せしめ、前記ケースの前記液晶表示部に対応する
窓部を透明にしたことを特徴とする。
【0006】また、外部機器接続用のコネクタと、ケー
ス側部に設けられた前記コネクタを収納する収納部と、
この収納部内に前記コネクタを固定せしめる取付板と、
前記収納部を覆うカバーと、このカバーの外周に設けら
れ、磁性材料が含まれるシール材とで構成したことを特
徴とする。
【0007】また、バッテリーパックの収納室内に設け
られた端子を囲むように蛇腹状の可撓部材を設け、バッ
テリーパックを前記収納室内に収納した際、バッテリー
パックが前記可撓部材を押圧するようにしたことを特徴
とする。
【0008】また、抵抗膜式デジタイザーの上面フィル
ムを樹脂ケースに溶着し、前記ケース内部を密閉したこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、ケースを樹脂で成型すると共
に、前記ケース内に液晶表示部を固定せしめ、前記ケー
スの前記液晶表示部に対応する窓部分を透明にしたの
で、ケースの窓部分近傍には水分が侵入する隙間がな
く、このため、防水は確実に保たれる。また、画面が表
示されるケースの窓部分は透明であるから液晶表示部の
表示は自然な状態で表示される。
【0010】また、外部機器接続用のコネクタと、ケー
ス側部に設けられた前記コネクタを収納する収納部と、
この収納部内に前記コネクタを固定せしめる取付板と、
前記収納部を覆うカバーと、このカバーの外周に設けら
れ、磁性材料が含まれるシール材とで構成したので、カ
バーを閉じた状態では、カバーはシール材を介してコネ
クタの取付板に吸着され、密閉状態となる。この際、シ
ール材に一体に形成されたキャップがコネクタの端子部
分を覆う。
【0011】また、バッテリーパックの収納室内に設け
られた端子を囲むように蛇腹状の可撓部材を設け、バッ
テリーパックを前記収納室内に収納した際、バッテリー
パックが前記可撓部材を押圧するように構成したので、
本体側の端子は前記可撓部材とバッテリーとで囲まれ密
閉状態となり、端子に水分や湿気が侵入することがなく
なる。
【0012】また、抵抗膜式デジタイザーの上面フィル
ムを樹脂ケースに溶着し、前記ケース内部を密閉した構
造としたので、水分や湿気はケース内部に侵入しない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の携帯型情報端末機器の防水構造
の一実施例を示す図である。図において、1は携帯型情
報端末機器のプラスチック材からなるケースを示し、ケ
ース1は上ケース2および下ケース3とからなり、上ケ
ース2内部には表示画面部5を有するLCD(液晶表示
部)4が装着されている。
【0014】上ケース2は上記表示画面部5を被覆する
窓部6と、窓部6の周辺部分7とからなる。窓部6は薄
厚の透明材料からなり、窓部6と周辺部分7とは一体成
型されており、従って、上ケース2には隙間が形成され
ていない。
【0015】そして、上ケース2の内面の窓部6以外の
部分は、蒸着鍍金が施こされている。また、上ケース2
の外面の窓部6以外の部分は蒸着鍍金が施こされると共
に、その上に所定の塗装がなされている。上ケース2と
下ケース3との端部からなる嵌合部10には突出端2
a,3aが夫々形成され、突出端2a,3aは弾性を有
するゴム等からなるシール材10aを用いて上ケース2
と下ケース3とを接合し、ケース1を密閉している。
【0016】このように構成した携帯型情報端末機器
は、上ケース2と下ケース3とはシール材10aを介し
て接合され、かつ、窓部6近傍には開口部分が設けられ
ていないから、ケース1内部に水分や湿気が侵入するこ
とが全くない。上記窓部6は薄厚の透明材料からなるの
で表示画面部5へのペン書き入力を可能としている。
【0017】図2,図3は端子部分の防水構造を示す図
である。図において、ケース1の側面には収納部1aが
設けられ、この収納部1aにはコネクタ11,12が夫
々取り付けられている。また、上ケース2及び下ケース
3の端部には溝13,14が夫々設けられており、この
溝13,14には鉄板からなるコネクタ取付板17の両
端がシール材15を介して嵌挿されている。
【0018】コネクタ取付板17にはコネクタ11,1
2の外形に対応した開口が設けられ、この開口にはそれ
ぞれシール材11a,11bを介してコネクタ11,1
2が固定されている。18は収納部1aのカバーを示
し、矩形板状からなり、下ケース3の下端に設けた支軸
で開閉自在に付設されている。カバー18の内面には周
囲に突起部18aが形成されるとともに、一端が上記突
起部18aに嵌挿され、他端がコネクタ取付板17に当
接される角形断面のシール材19が周設され、このシー
ル材19としては磁性材料を含有したゴムパッキングな
どが好適である。
【0019】16a,16bはコネクタ11,12の端
子部分をそれぞれ保護するためのキャップを示し、それ
ぞれ連結部材16c,16dを介してシール材19と連
結させることにより、キャップ16a,16bの紛失防
止をしている。
【0020】図3(a)はカバー18の閉鎖状態を示
し、ケース1側部に設けられたコネクタ12はキャップ
16bで覆われている。この際、カバー18に取り付け
られたシール材19が磁性材料を含有するから、カバー
18はコネクタ取付板17に吸着し、更に、カバー18
の内面がキャップ16bをコネクタ12側に押圧するか
ら、コネクタ12の端子部分も保護される。
【0021】特に、この構造では、コネクタ12はシー
ル材16bを介してコネクタ取付板17に取り付けら
れ、また、コネクタ12の端子部分はキャップ16bで
覆われ、且つ、収納部1aはシール材19を有するカバ
ー18で密閉される構造であるから、コネクタ12は完
全に水分から保護される。なお、コネクタ11について
もコネクタ12と全く同様に保護される。
【0022】図3(b)はカバー18を開いた状態を示
す図であり、コネクタ12の端子部分はキャップ16b
で覆われていない。このような状態であっても、コネク
タ取付板17はシール材15を介して上ケース2及び下
ケース3に取り付けられ、また、コネクタ11,12は
それぞれシール材11a,11bを介してコネクタ取付
板17に取り付けられているから、ケース1の内部は気
密状態が形成されている。
【0023】図4は本発明の他の実施例を示すものであ
る。なお、図1乃至図3に示す部材と共通する部材には
同一符号を付してある。下ケース3bには周辺部を除き
開口部3cを形成するとともに、この開口部3cには波
状薄板からなる放熱板23が配設され、放熱板23の周
縁部は開口部3cの縁に設けられた溝24にアウトサー
トにて嵌挿されて接合している。上記放熱板23はアル
ミニウムまたはステンレスの波状薄板を用いることが好
適である。25はケース1B内部の基板に装備された発
熱部品、例えば、CPUなどを示し、発熱部品25は熱
伝導体26を介して上記放熱板23に接合されている。
【0024】携帯型情報端末機器の作動に伴い、発熱部
品25が発熱し、ケース1B内部の温度が上昇するが、
上記発熱は熱伝導率が高い熱伝導体26を介して放熱板
23に熱伝導され、かつ、広い伝熱面積のもとで冷却能
力の高い放熱板23により外部に放熱され除熱される。
したがって、ケース1B内部が充分に気密状態にされて
いても、上記除熱作用によってケース1B内部の温度上
昇が有効に抑制されて、電子部品に電気的障害が発生す
ることが回避される。
【0025】図5はバッテリーパックの収納室の防水構
造を示す図である。図5において、ケース1の下ケース
3の側面にはシール材29を介してバッテリーパック2
7を収容する収容室28が設けられ、バッテリーパック
27により携帯型情報端末機器への給電がなされる。ま
た、バッテリーパック27に接触する本体側の端子27
bを保護するための蛇腹状のゴムチューブからなる可撓
部材31が端子27bを囲むように設けられていて、バ
ッテリーパック27の端子27aと本体側の端子27b
とを湿気から守るように構成している。
【0026】このように構成したバッテリーパック27
の収納室28では、バッテリーパック27が収納室28
に収納されると、バッテリーパック27に可撓部材31
が当接し、且つ、バッテリーパック27は可撓部材31
を押圧するので、端子27aと端子27bとは密閉状態
におかれ、水分から保護される。
【0027】図6はLCD4上にペン入力用の抵抗膜式
デジタイザーを取り付けた携帯型情報端末機器のケース
1Cを示し、上ケース2b内部には表示画面部となるL
CD4上に抵抗膜式デジタイザー34を取り付けてい
る。そして、上ケース2bには開口部2dが形成され、
抵抗膜式デジタイザー34の上側透明フィルム33はベ
ースガラス35の外形より大きくし、開口部2dの周縁
部2eに透明フィルム33を超音波溶着している。
【0028】従って、上ケース2bの開口部2dからケ
ース1C内部に水分が侵入せず、確実に防水される。
【0029】
【発明の効果】本発明は以下のような効果を奏する。 (1) ケースを樹脂で成型すると共に、前記ケース内に液
晶表示部を固定せしめ、前記ケースの前記液晶表示部に
対応する窓部分を透明にしたので、ケースの窓部分近傍
には水分が侵入する隙間がなく、このため、防水は確実
に保たれる。また、画面が表示されるケースの窓部分は
透明であるから液晶表示部の表示は自然な状態で表示さ
れる。
【0030】(2) 外部機器接続用のコネクタと、ケース
側部に設けられた前記コネクタを収納する収納部と、こ
の収納部内に前記コネクタを固定せしめる取付板と、前
記収納部を覆うカバーと、このカバーの外周に設けら
れ、磁性材料が含まれるシール材とで構成したので、カ
バーを閉じた状態では、カバーはシール材を介してコネ
クタの取付板に吸着され、収納部は密閉状態となる。こ
の時、シール材に一体に形成されたキャップがコネクタ
の端子部分を覆う。従って、ケース内部の部品やコネク
タは湿気から保護される。
【0031】(3) バッテリーパックの収納室内に設けら
れた端子を囲むように蛇腹状の可撓部材を設け、バッテ
リーパックを前記バッテリーパックの収納室内に収納し
た際、バッテリーパックが前記可撓部材を押圧するよう
に構成したので、本体側の端子は前記可撓部材とバッテ
リーとで密閉状態におかれ、端子に水分や湿気が侵入す
ることがなくなる。
【0032】(4) 抵抗膜式デジタイザーの上面フィルム
を樹脂ケースに溶着し、前記ケース内部を密閉した構造
としたので、水分や湿気はケース内部に侵入しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す防水構造の断面図を示
し、(a)は側断面図、(b)はA部拡大断面図であ
る。
【図2】コネクタの収納部の斜視図である。
【図3】コネクタの収納部の要部断面図を示し、(a)
はカバーを閉じた状態の図、(b)はカバーを開いた状
態の図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す防水構造の断面図で
ある。
【図5】バッテリーパックの収納室の要部断面図であ
る。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す側断面図であ
る。
【図7】従来の防水構造の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a 収納部 2 上ケース 3 下ケース 4 LCD(液晶表示部) 5 表示画面部 6 窓部 11,12 コネクタ 17 コネクタ取付板(取付板) 18 カバー 19 シール材 23 放熱板 25 発熱部品 27 バッテリーパック 28 収容室 31 可撓部材 33 透明フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースを樹脂で成型すると共に、前記ケ
    ース内に液晶表示部を固定せしめ、前記ケースの前記液
    晶表示部に対応する窓部を透明にしたことを特徴とする
    携帯型情報端末機器の防水構造。
  2. 【請求項2】 外部機器接続用のコネクタと、ケース側
    部に設けられた前記コネクタを収納する収納部と、この
    収納部内に前記コネクタを固定せしめる取付板と、前記
    収納部を覆うカバーと、このカバーの外周に設けられ、
    磁性材料が含まれるシール材とで構成したことを特徴と
    する携帯型情報端末機器の防水構造。
  3. 【請求項3】 バッテリーパックの収納室内に設けられ
    た端子を囲むように蛇腹状の可撓部材を設け、バッテリ
    ーパックを前記収納室内に収納した際、バッテリーパッ
    クが前記可撓部材を押圧するようにしたことを特徴とす
    る携帯型情報端末機器の防水構造。
  4. 【請求項4】 抵抗膜式デジタイザーの上面フィルムを
    樹脂ケースに溶着し、前記ケース内部を密閉したことを
    特徴とする携帯型情報端末機器の防水構造。
JP6256244A 1994-09-26 1994-09-26 携帯型情報端末機器の防水構造 Pending JPH0895920A (ja)

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JP6256244A JPH0895920A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 携帯型情報端末機器の防水構造

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JPH0895920A true JPH0895920A (ja) 1996-04-12

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JP6256244A Pending JPH0895920A (ja) 1994-09-26 1994-09-26 携帯型情報端末機器の防水構造

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JP (1) JPH0895920A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029160A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2010267385A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Nec Casio Mobile Communications Ltd コネクタ装置及び電子機器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029160A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Olympus Corp 内視鏡装置
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