JP2007029160A - 内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被検体に挿入される挿入部と、この挿入部を操作するための操作部とを有する内視鏡部3が着脱可能に接続される内視鏡本体部2を備える内視鏡装置であって、前記内視鏡本体部2は、前記内視鏡部3が接続された状態において水密に保持されることを特徴とする。これにより、内視鏡本体部2の内部に、水、油及び塵埃などの浸入が防止される。
【選択図】 図4
Description
ここで、内視鏡装置には、例えば、航空機のジェットエンジンなどの検査のように、空港などの屋外で使用すべき要請がある。
本発明に係る内視鏡装置は、被検体に挿入される挿入部と、この挿入部を操作するための操作部とを有する内視鏡部が着脱可能に接続される内視鏡本体部を備える内視鏡装置であって、前記内視鏡本体部は、前記内視鏡部が接続された状態において水密に保持されることを特徴とする。
これにより、内視鏡部が内視鏡本体部に接続された状態において、本体側接続部を介して内視鏡本体部に水などが浸入することを確実に防止することができる。
これにより、外部機器を接続しないで使用されることが多い屋外での検査において、水などの浸入を確実に防止することができる。
なお、「少なくとも」とは、外部機器が接続されていない状態においては、水密に保持されているが、外部機器が接続されている状態においては、水密に保持されているか否かを問わないことを意味するものである。
これにより、接続凹部から外部機器接続部を通って、水などが浸入することを確実に防止することができる。
これにより、屋外で使用するときに、外部機器を接続する必要がある場合に、凹部用シール部材により接続凹部内の水密を保持しつつ、独立接続用シール部材により、独立接続部の水密も保持することができる。
これにより、外部機器を接続しない場合にも、独立接続部を介して水などが浸入することを確実に防止することができる。
これにより、外部機器が接続されるか否かにかかわらず、常に独立接続部の水密を保持することができる。
これにより、主として屋外の検査で使用されるターニングツールを独立接続部に接続し、主として屋内で使用される外部機器を外部機器接続部に接続するなどして使い分けることにより、内視鏡本体部の水密を確実に保持するだけでなく、利便性を向上させることができる。
これにより、内視鏡装置全体の水密を保持することができ、水などの浸入を確実に防止することができる。
以下、本発明の第1の実施形態における内視鏡装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態としての内視鏡装置1を示したものである。
この内視鏡装置1は、略矩形箱型の内視鏡本体部2と、被検体の観察画像を得るための内視鏡部3とを備えている。
内視鏡部3は、被検体に挿入される細長の挿入部6と、この挿入部6の各種操作を行うための操作部7とを備えており、これら挿入部6と操作部7とが連結されて構成されている。挿入部6は、可撓性を有する可撓管部8と、この可撓管部8の先端に設けられた湾曲部11とを備えている。さらに、挿入部6は、湾曲部11の先端に設けられた先端硬質部12と、この先端硬質部12の先端に着脱可能に取り付けられる光学アダプタ13とを備えている。
このような構成のもと、観察窓18を介して取り込まれた反射光は、撮像手段17に結像し、撮像手段17から撮像信号が出力されるようになっている。
なお、内視鏡本体部2の内部には、LED16に電源を供給するための不図示の電源部や、冷却用ファンなどが設けられている。
また、図4に示すように、本体側接続部39は、矩形の開口部とされており、その開口部の縁部に矩形枠状の接続用シール部材49が設けられている。接続用シール部材49は弾性部材からなっている。このような構成のもと、内視鏡接続部23を前記矩形の開口部に嵌め込み、本体側接続部39に取り付けると、内視鏡接続部23と本体側接続部39との間の隙間が接続用シール部材49によって埋められて、本体側接続部39が水密に保持されるようになっている。すなわち、内視鏡本体部2は、内視鏡部3が接続された状態において、内視鏡本体部2全体として水密に保持されるようになっている。
また、図2に示すように、挿入部6も、光学アダプタ13が取り付けられた状態で、全体として水密に保持されるようになっている。すなわち、先端硬質部12の先端部に、弾性部材からなるOリング54が設けられており、光学アダプタ13が取り付けられると、Oリング54により、光学アダプタ13と先端硬質部12との隙間が埋められるようになっている。
これにより、内視鏡本体部2に内視鏡部3を接続した状態において、内視鏡装置1全体として水密に保持されるようになっている。
まず、内視鏡部3を内視鏡本体部2に接続し、それから図3に示すように、装着ベルト33により、内視鏡装置1を装着する。そして、所望の光学アダプタ13を先端硬質部12に取り付け、モニタ26を見易い角度に調整する。それから、操作部7及び挿入部6を把持して、挿入部6を被検体内に挿入する。そして、LED16を発光させて、被検体内に照明光を照射する。また、操作レバー21を操作することにより湾曲部11を湾曲させて、挿入部6の先端を所望の方向に向ける。この際に被検体からの反射光を、観察窓18を介して取り込む。取り込んだ反射光は撮像手段17に結像されて、撮像手段17から撮像信号が出力される。そして、画像処理回路により映像信号が生成されて、ケーブル31を介してモニタ26に映像信号が供給される。これにより、モニタ26に被検体内の観察画像が表示される。そして、所望の方向の観察画像を見ながら、被検体内の検査が行われる。
なお、内視鏡装置1を装着することなく、所定の台などの上に内視鏡本体部2を設置して検査することも可能である。
すなわち、内視鏡接続部23を本体側接続部39に取り付けると、内視鏡接続部23と本体側接続部39と間の隙間が接続用シール部材49によって埋められる。そのため、本体側接続部39が水密に保持される。また、内視鏡本体部2は、接合用シール部材45によって、ハウジング43とハウジング44との間の隙間が埋められているため、内視鏡部3を内視鏡本体部2に接続することにより、内視鏡本体部2の全体が水密に保持された状態になる。また、操作側シール部材53によって操作部7の隙間も埋められているため、操作部7の全体が水密に保持されている。さらに、光学アダプタ13を先端硬質部12に取り付けると、Oリング54により、光学アダプタ13と先端硬質部12の隙間が埋められて、挿入部6の全体が水密に保持された状態になる。そのため、内視鏡本体部2に内視鏡部3を接続した状態において、内視鏡装置1の全体が水密に保持された状態になる。
また、本体側接続部39に接続用シール部材49が設けられていることから、内視鏡部3が内視鏡本体部2に接続された状態において、本体側接続部39を介して内視鏡本体部2に水などが浸入することを確実に防止することができる。
また、内視鏡本体部2がモナカ構造をなしているため、例えばハウジング43内に電源部などの内蔵部品を設けてからハウジング44を被せることにより、内視鏡本体部2を容易に組み立てることができる。さらに、ハウジング43またはハウジング44を外すことにより、内蔵部品を容易に露出させることができるため、メンテナンス性を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態を示したものである。
図9において、図1から図8に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは異なる点についてのみ説明する。
そこで、まずターニングツール79について説明する。
ターニングツール79は、ジェットエンジン78に設けられたギヤボックス82に接続されるようになっており、外部からタービンを回転させることができるようになっている。また、ターニングツール79には、内視鏡装置1と通信を行うための通信ポート83が設けられている。そして、ターニングツール79と内視鏡装置1とが通信ケーブル84を介して接続されることにより、互いに通信を行うことができるようになっている。すなわち、内視鏡装置1の操作スイッチ38を操作することにより、ターニングツール79を制御することができるようになっており、このターニングツール79を介してタービンの回転を制御することができるようになっている。
まず、図9に示す蓋部64を接続凹部60に取り付ける。これにより、蓋部64と接続凹部60の縁部との間の隙間が埋められ、接続凹部60が水密に保持される。それから、ギヤボックス82に接続されたターニングツール79と、内視鏡装置1を接続する。すなわち、通信ケーブル84の一端を通信ポート83に取り付け、さらに、その他端を通信コネクタ69に取り付ける。このとき、図9に示す独立接続用シール部材73によって、通信ケーブル84と通信コネクタ69との間の隙間が埋められ、通信コネクタ69の水密が保持される。このように接続された状態で、ジェットエンジン78に形成された検査孔87に挿入部6を挿入して、所定の位置まで送り込む。そして、上記と同様にして、挿入部6の前方の観察画像がモニタ26に表示される。
さらに、蓋部64を取り外すことにより、複数の接続コネクタ68を使用することができる。この場合、接続コネクタ68を屋内で使用する外部機器との接続に使用することにより、接続コネクタ68のそれぞれについて水密構造にする必要がなく、コストを抑制することができる。
また、水密キャップ70が設けられていることから、屋外での検査においてターニングツール79などの外部機器を使用しない場合であっても、通信コネクタ69を水密に保持することができる。
また、通信コネクタ69にターニングツール79を設けるとしたが、これに限ることはなく、接続する外部機器は適宜変更可能である。また、通信コネクタ69を設けなくてもよい。その場合、接続コネクタ68を介して外部機器を接続すればよく、他の接続コネクタ68のそれぞれにシール部材や水密用のキャップを設けることにより、各接続コネクタ68の水密を保持することができる。
さらに、接続凹部60を設けなくてもよい。この場合にも、接続コネクタ68のそれぞれにシール部材や水密用のキャップを設けるようにすればよい。
また、モニタ26に関して、ケーブル31を介して信号を伝送するとしたが、これに限ることはなく、ケーブル31を設けることなく、ワイヤレスにより伝送するようにしてもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
2 内視鏡本体部
3 内視鏡部
6 挿入部
7 操作部
39 本体側接続部
40 接合部
43,44 ハウジング
43a,44a 底面部
43b,44b 側壁部
45 接合用シール部材
49 接続用シール部材
60 接続凹部
63 凹部用シール部材
64 蓋部
68 接続コネクタ(外部機器接続部)
69 通信コネクタ(独立接続部)
70 水密キャップ
73 独立接続用シール部材
79 ターニングツール
88 外付け通信モジュール(外付け通信部)
89 内蔵通信モジュール(内蔵通信部)
92 送受信部
Claims (13)
- 被検体に挿入される挿入部と、この挿入部を操作するための操作部とを有する内視鏡部が着脱可能に接続される内視鏡本体部を備える内視鏡装置であって、
前記内視鏡本体部は、前記内視鏡部が接続された状態において水密に保持されることを特徴とする内視鏡装置。 - 被検体に挿入される挿入部と、この挿入部を操作するための操作部とを有する内視鏡部が着脱可能に接続される内視鏡本体部を備える内視鏡装置であって、
前記内視鏡本体部は、それ自身で水密に保持されることを特徴とする内視鏡装置。 - 前記内視鏡部が接続される本体側接続部を備え、
この本体側接続部に、接続用シール部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡装置。 - 前記内視鏡本体部は、複数のハウジングが接合部を介して接合されて形成されており、
前記接合部に、接合用シール部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の内視鏡装置。 - 前記複数のハウジングは、底面部と側壁部とを備えて断面略コ字状に形成されており、
前記内視鏡本体部は、前記複数のハウジングのそれぞれの開放端側が付き合わされて接合されたモナカ構造をなしていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。 - 前記内視鏡本体部が、外部機器と接続するための外部機器接続部を備え、
この外部機器接続部が、少なくとも外部機器が接続されていない状態において水密に保持されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の内視鏡装置。 - 前記内視鏡本体部は、前記外部機器接続部が配される接続凹部と、この接続凹部に着脱可能に取り付けられる蓋部とを備えており、
前記接続凹部または前記蓋部のいずれか一方に、凹部用シール部材が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡装置。 - 前記内視鏡本体部のうち前記接続凹部以外に設けられ、外部機器と接続するための独立接続部を備え、
この独立接続部に、独立接続用シール部材が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡装置。 - 前記独立接続部に被覆可能な水密キャップが設けられていることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡装置。
- 前記独立接続部に、外部機器と通信を行うための外付け通信部が着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の内視鏡装置。
- 前記内視鏡本体部の内部に、外部機器と通信を行うための内蔵通信部が設けられ、
前記独立接続部が、前記内蔵通信部と前記外部機器との間においてデータを送受信するための送受信部であることを特徴とする請求項8に記載の内視鏡装置。 - 前記独立接続部に接続される外部機器が、前記被検体を作動させるターニングツールであることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の内視鏡装置。
- 前記内視鏡部を備え、
前記挿入部及び前記操作部が、水密に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の内視鏡装置。
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- 2005-07-22 JP JP2005212840A patent/JP2007029160A/ja active Pending
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