JPH0894158A - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機

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JPH0894158A
JPH0894158A JP6235403A JP23540394A JPH0894158A JP H0894158 A JPH0894158 A JP H0894158A JP 6235403 A JP6235403 A JP 6235403A JP 23540394 A JP23540394 A JP 23540394A JP H0894158 A JPH0894158 A JP H0894158A
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air
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房サーモOFF時におけるコールドドラフ
トを回避する。 【構成】 ヒートポンプ式空気調和機において、室温検
出手段20による検出温度が設定温度に達しあるいは低
下した暖房サーモOFF時あるいは暖房サーモON時に
圧縮機14の運転を停止しあるいは開始する指令信号を
出力する判定手段27と、前記暖房サーモOFF時に室
内ファン4からの吹出風量を所定風量に落とす指令信号
を出力する風量変更手段28と、前記暖房サーモOFF
時にフラップ10による吹出空気流の風向を上向きに変
更する指令信号を出力する風向変更手段29と、該風向
変更手段29による指令信号の出力を前記風量変更手段
28による指令信号出力時点から所定時間だけ遅延させ
る第1遅延手段30とを付設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ヒートポンプ式空気
調和機に関し、さらに詳しくは暖房運転時におけるサー
モOFF時のコールドドラフトを回避し得るようにした
ヒートポンプ式空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒートポンプ式空気調和機にお
ける暖房運転時の室温制御は、リモコンによる設定室温
と室温検出手段による検出室温との比較により圧縮機
(具体的には、圧縮機駆動用モータ)を発停(即ち、暖
房サーモON/OFF)させることで行われているが、
この際、圧縮機が停止する暖房サーモOFF時に室内フ
ァンの吹出風量を設定風量(例えば、大風量)としたま
まで運転継続していると、低温の強風が室内へ吹き出さ
れることとなって、室内居住者に対して不快な冷感を与
える所謂コールドドラフトを感じさせるという問題が生
じる。
【0003】上記のようなコールドドラフトを解消する
ために、暖房サーモOFFにより圧縮機が停止した場合
には、室内ファンの吹出風量を設定風量から小風量(例
えば、微風)に落とすようにしたものが既に提案されて
いる(例えば、実公昭53ー1632号公報参照)。
【0004】また、例えば、天吊式あるいは天井埋込式
の空気調和機のように室内の高所に設置して使用される
ものの場合、空気調和機の空気吹出口に吹出空気流の風
向を変更させるためのフラップを設け、該フラップを、
暖房運転時には下向き吹出となるように調整し、暖房サ
ーモOFF時には上向き吹出となるように調整するもの
も提案されている(例えば、特開昭63ー194150
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した二
つの公知例における技術を併用して、暖房サーモOFF
時に、室内ファンの吹出風量を設定風量から小風量に落
とすと同時にフラップを上向き吹出となるように調整す
るという技術も既に知られている。
【0006】ところが、暖房サーモOFFとなる前の室
内ファンの運転状態が「強風」であった場合などには、
図8に示すように、室内ファン駆動用モータが減速を開
始してから室内ファンの吹出風量が実際に小風量(例え
ば、LL=微風)に落ちるまでに時間t1がかかるため
(特に、ターボファン等のように回転慣性の大きなもの
の場合特に時間がかかるため)、当該時間t1が経過す
るまでの間中間風量低温風が空気吹出口から吹き出され
ることとなる。一方、フラップは、暖房サーモOFFと
同時に下向き吹出から上向き吹出に調整されるため、空
気調和機の真下から若干離れた位置に居る居住者に対し
て、前記中間風量低温風の影響によるコールドドラフト
を感じさせてしまうという不具合が生ずる。
【0007】また、暖房サーモON時には、室内ファン
の吹出風量を設定風量に復帰させる制御と、フラップを
上向き吹出から下向き吹出に復帰させる調整とが同時に
実施されることが多いが、この場合には、フラップが作
動を開始してから完全に下向き吹出となるまでに時間t
2がかかるため、当該時間t2の間設定風量に復帰する前
の中間風量低温風の影響によるコールドドラフトを感じ
させてしまうという不具合が生ずる。
【0008】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、暖房サーモOFF時におけるコールドドラフトを
回避することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、圧縮機1
4、熱源側熱交換器16、減圧機構17、利用側熱交換
器5を有する冷媒回路Xと、風量可変タイプの室内ファ
ン4と、吹出空気流の風向を制御するフラップ10と、
室内温度を検出する室温検出手段20とを備えたヒート
ポンプ式空気調和機において、前記室温検出手段20に
よる検出温度が設定温度に達しあるいは低下した暖房サ
ーモOFF時あるいは暖房サーモON時に前記圧縮機1
4の運転を停止しあるいは開始する指令信号を出力する
判定手段27と、前記暖房サーモOFF時に前記室内フ
ァン4からの吹出風量を所定風量に落とす指令信号を出
力する風量変更手段28と、前記暖房サーモOFF時に
前記フラップ10による吹出空気流の風向を上向きに変
更する指令信号を出力する風向変更手段29と、該風向
変更手段29による指令信号の出力を前記風量変更手段
28による指令信号出力時点から所定時間だけ遅延させ
る第1遅延手段30とを付設している。
【0010】本願発明の基本構成において、前記第1遅
延手段30による遅延時間t1を、前記風量変更手段2
8による指令信号出力から前記室内ファン4の吹出風量
が設定風量から所定風量に落とされるまでの時間とする
のが暖房サーモOFF時のコールドドラフトを的確に回
避できる点で好ましい。
【0011】また、本願発明の基本構成において、前記
暖房サーモON後に前記室内ファン4からの吹出風量を
設定風量に復帰させる指令信号を出力する風量復帰手段
31と、前記暖房サーモON後に前記フラップ10によ
る吹出空気流の風向を設定風向に復帰させる指令信号を
出力する風向復帰手段32と、前記風量復帰手段31に
よる指令信号の出力を前記風向復帰手段32による指令
信号出力時点から所定時間だけ遅延させる第2遅延手段
33とを付設するのが暖房サーモON時におけるコール
ドドラフトをも回避できる点で好ましく、その場合にお
いて、前記第2遅延手段33による遅延時間t2を、前
記風向復帰手段32による指令信号出力から前記フラッ
プ10が上向き風向から設定風向に復帰するまでの時間
とすれば、暖房サーモON時のコールドドラフトを的確
に回避できる点でより好ましい。
【0012】
【作用】本願発明の基本構成では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0013】即ち、暖房サーモOFF時(即ち、室温が
設定温度に達すると)、圧縮機14の運転が停止される
とともに、風量変更手段28から出力される指令信号に
より室内ファン4の吹出風量が設定風量から所定風量
(例えば、微風)へ落とされるが、風向変更手段29に
よる指令信号(即ち、フラップ10による吹出空気の風
向を下向きから上向きに調整する指令信号)の出力は第
1遅延手段30により所定時間だけ遅延される。従っ
て、室内ファン4による吹出風量がほぼ所定風量に落と
された時点から、フラップ10による吹出空気の風向変
更が開始されることとなり、吹出空気の風向変更の過程
においては吹出風量は設定風量より相当小さい風量とな
っていることとなる。
【0014】本願発明の基本構成において、前記第1遅
延手段30による遅延時間t1を、前記風量変更手段2
8による指令信号出力から前記室内ファン4の吹出風量
が設定風量から所定風量に落とされるまでの時間とした
場合、フラップ10による吹出空気の風向変更が吹出風
量が所定風量にまで落とされた時点から開始されること
となり、暖房サーモOFF時のコールドドラフトを的確
に回避できることとなる。
【0015】また、本願発明の基本構成において、前記
暖房サーモON後に前記室内ファン4からの吹出風量を
設定風量に復帰させる指令信号を出力する風量復帰手段
31と、前記暖房サーモON後に前記フラップ10によ
る吹出空気流の風向を設定風向に復帰させる指令信号を
出力する風向復帰手段32と、前記風量復帰手段31に
よる指令信号の出力を前記風向復帰手段32による指令
信号出力時点から所定時間だけ遅延させる第2遅延手段
33とを付設した場合、暖房サーモONにより圧縮機1
4の運転が開始された後、風向復帰手段32からの指令
信号の出力によりフラップ10の上向き復帰が開始され
るが、風量復帰手段31による指令信号(即ち、吹出風
量を設定風量に復帰させる指令信号)の出力は第2遅延
手段33により所定時間だけ遅延され、フラップ10に
よる風向復帰がほぼ完了した(換言すれば、ほぼ下向き
風向に復帰した)時点から、吹出風量の設定風量への復
帰が開始されることとなる。従って、フラップ10によ
る吹出空気の風向変更の過程においては吹出風量は設定
風量より相当小さい風量となっていることとなり、暖房
サーモON時におけるコールドドラフトをも回避でき
る。
【0016】その場合において、前記第2遅延手段33
による遅延時間t2を、前記風向復帰手段32による指
令信号出力から前記フラップ10が上向き風向から設定
風向に復帰するまでの時間とすれば、吹出風量の設定風
量への復帰がフラップ10による吹出空気の風向変更が
完了した時点から開始されることとなり、暖房サーモO
N時のコールドドラフトを的確に回避できることとな
る。
【0017】
【発明の効果】本願発明によれば、暖房サーモOFF
時、室内ファン4の吹出風量が設定風量から所定風量
(例えば、微風)へ落とされるが、風向変更手段29に
よる指令信号(即ち、フラップ10による吹出空気の風
向を下向きから上向きに調整する指令信号)の出力が第
1遅延手段30により所定時間だけ遅延されるようにし
て、室内ファン4による吹出風量がほぼ所定風量に落と
された時点から、フラップ10による吹出空気の風向変
更が開始されるようにしたので、吹出空気の風向変更の
過程においては吹出風量は設定風量より相当小さい風量
(即ち、ほとんど微風)となっており、暖房サーモOF
F時におけるコールドドラフトを回避できるという優れ
た効果がある。
【0018】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0019】実施例1 本実施例のヒートポンプ式空気調和機は、図1に示すよ
うに、下面後部に空気吸込口2を前面に空気吹出口3を
有する本体ケーシング1内に風量可変タイプの室内ファ
ン4および室内側熱交換器5を内蔵した室内機Aと室外
機B(図2参照)とにより構成されており、前記室内機
Aは天井面Cに対して吊下げボルト6,6を介して吊り
下げられた状態で使用され、空気吸込口2から吸い込ま
れた空気Wを室内側熱交換器5により加熱あるいは冷却
して調和空気となして空気吹出口3から室内へ吹き出す
こととされている。符号7は空気吸込口2に設けられた
吸込グリル、8は室内ファン4の駆動源であるファンモ
ータ、9は空気吹出口3からの吹出空気Wの左右方向風
向を調整するための垂直羽根、10は空気吹出口3から
の吹出空気Wの上下方向風向を調整するためのフラッ
プ、11は前記フラップ10を駆動させるフラップ駆動
用モータ、12はエアフィルター、13はドレンパンで
ある。
【0020】このヒートポンプ式空気調和機の冷媒回路
Xは、図2に示すように、圧縮機14、四路切換弁1
5、熱源側熱交換器(室外側熱交換器)16、減圧機構
17、利用側熱交換器(室内側熱交換器)5、アキュー
ムレータ18を順次冷媒配管を介して接続して構成され
ており、冷房運転時には冷媒は実線矢印方向に流通さ
れ、暖房運転時には冷媒は点線矢印方向に流通されるこ
ととなっている。符号19は室外ファン、20は室温検
出手段である室温センサー、21は室内側熱交換器5の
温度を検出する熱交センサー、37は室内ファン4の回
転数を検出する回転数検出手段である。
【0021】そして、本実施例のヒートポンプ式空気調
和機は、リモコン22およびコントローラ23により後
に詳述するように運転制御されることとなっている。
【0022】前記リモコン22は、図3に示すように、
室温設定手段24、風向設定手段25および風量設定手
段26を備えており、これらの設定手段24〜26から
の出力信号は、室温センサー20、熱交センサー21お
よび回転数検出手段37からの検出出力とともにコント
ローラ23に与えられ、該コントローラ23により圧縮
機14、ファンモータ8およびフラップ駆動用モータ1
1への種々の制御処理がなされることとなっている。
【0023】前記コントローラ23は、例えばマイクロ
コンピュータからなっており、前記室温センサー20に
よる検出温度が設定温度に達しあるいは低下した暖房サ
ーモOFF時あるいは暖房サーモON時に前記圧縮機1
4の運転を停止しあるいは開始する指令信号を出力する
判定手段27と、前記暖房サーモOFF時に前記室内フ
ァン4からの吹出風量を所定風量に落とす指令信号を出
力する風量変更手段28と、前記暖房サーモOFF時に
前記フラップ10による吹出空気流Wの風向を上向き
(即ち、水平風向)に変更する指令信号を出力する風向
変更手段29と、該風向変更手段29による指令信号の
出力を前記風量変更手段28による指令信号出力時点か
ら所定時間だけ遅延させる第1遅延手段30と、前記暖
房サーモON後に前記室内ファン4からの吹出風量を設
定風量に復帰させる指令信号を出力する風量復帰手段3
1と、前記暖房サーモON後に前記フラップ10による
吹出空気流Wの風向を設定風向(即ち、下向き風向)に
復帰させる指令信号を出力する風向復帰手段32と、前
記風量復帰手段31による指令信号の出力を前記風向復
帰手段32による指令信号出力時点から所定時間だけ遅
延させる第2遅延手段33とを備えている。
【0024】前記圧縮機14の発停(具体的には、図示
しない圧縮機駆動用モータの発停)は、前記判定手段2
7からの指令を与えられた圧縮機制御手段34により実
行され、前記フラップ10による風向変更あるいは風向
復帰(具体的には、フラップ駆動用モータ11の駆動)
は、前記風向変更手段29あるいは前記風向復帰手段3
2からの指令を与えられた風向制御手段35により実行
され、前記室内ファン4による風量変更あるいは風量復
帰(具体的には、ファンモータ8の回転数制御)は、前
記風量変更手段28あるいは風量復帰手段31からの指
令を与えられた風量制御手段36により実行されること
となっている。
【0025】前記風向制御手段35は、リモコン22の
風向設定手段25による設定風向となるようにフラップ
10(具体的には、フラップ駆動用モータ11)を制御
する機能も有し、前記風量制御手段36は、リモコン2
2の風量設定手段26による設定風量となるように室内
ファン4(具体的には、ファンモータ8)の回転数を制
御する機能も有している。
【0026】本実施例の場合、前記風向復帰手段32か
らの指令信号出力は、前記判定手段27からの暖房サー
モON信号の出力後であって前記熱交センサー21によ
る検出熱交温度Tcが所定温度Ts(例えば、34℃)
まで上昇した時点で行われることとなっている。このよ
うにした理由は、室内側熱交換器5の温度が極めて低い
状態で室内機Aの運転を開始した場合、冷風が吹き出さ
れるおそれがあるので、それを回避するためである。
【0027】そして、本実施例の場合、前記第1遅延手
段30による遅延時間は、前記風量変更手段28による
指令信号出力から前記室内ファン4の吹出風量が設定風
量から所定風量に落とされるまでの時間t1とされ、当
該時間t1を時限とする第1タイマーにより設定される
こととなっている。なお、前記時間t1は、室内ファン
4の回転数が「強風運転状態」から「微風運転状態」に
落とされるに要する時間を予め測定し、その測定値によ
り設定される。
【0028】また、本実施例の場合、前記第2遅延手段
33による遅延時間は、前記風向復帰手段32による指
令信号出力から前記フラップ10が上向き風向(本実施
例の場合、水平風向)から設定風向(即ち、下向き風
向)に復帰するまでの時間t2とされ、当該時間t2を時
限とする第2タイマーにより設定されることとなってい
る。なお、前記時間t2は、フラップ10が上向き風向
(本実施例の場合、水平風向)から設定風向(即ち、下
向き風向)に復帰するまでの時間を予め測定し、その測
定値により設定される。
【0029】ついで、上記コントローラ23による暖房
サーモON/OFF時の室内ファン4およびフラップ1
0の制御について、図4に示すフローチャートおよび図
5に示すタイムチャートを参照して説明する。
【0030】まず、ステップS1において室温が上昇し
て暖房サーモOFF条件(即ち、室温センサー20によ
る検出室温が設定室温に達した状態)であるか否かの判
定がなされ、暖房サーモOFF条件となっている場合に
は、ステップS2において圧縮機14の運転が停止さ
れ、ステップS3において風量変更手段28から吹出風
量を設定風量から微風風量(以下、LL風量という)へ
落とす指令信号が出力され、室内ファン4(具体的に
は、ファンモータ8)の回転数低減が開始され、ステッ
プS4において第1遅延手段として作用する第1タイマ
ー30のカウントが開始される。
【0031】そして、ステップS5において第1タイマ
ー30の時限t1のタイムアップが確認されると、ステ
ップS6において風向変更手段29から吹出風向を下向
き風向から上向き風向(即ち、水平風向)に変更する指
令信号が出力され、フラップ10がフラップ駆動用モー
タ11の駆動力により水平位置に位置せしめられる。
【0032】つまり、暖房サーモOFF時においては、
吹出風量がLL風量に落ちた後に吹出風向の変更が開始
されることとなり、吹出風向の変更過程においては吹出
風量はすでにLL風量となっているのである(図5参
照)。従って、吹出風向変更過程におけるコールドドラ
フトが的確に回避できる。
【0033】その後、ステップS7において暖房サーモ
OFFにより室温が低下して暖房サーモON条件(即
ち、室温センサー20による検出室温が設定室温より低
くなった状態)であるか否かの判定がなされ、暖房サー
モON条件となっている場合には、ステップS8におい
て圧縮機14の運転が開始され、ステップS9において
熱交センサー21により検出される室内側熱交換器5の
温度(即ち、熱交温度)Tcと設定熱交温度Ts(例え
ば、Ts=34℃)との比較がなされ、Tc≧Tsの場
合には、ステップS10において風向変更手段29から吹
出風向を上向き風向(即ち、水平風向)から設定風向
(即ち、下向き風向)へ復帰させる指令信号が出力さ
れ、フラップ10の位置変更が開始され、ステップS11
において室内ファン4の吹出風量を若干増大せしめて、
高圧上昇を回避する処理が行われ、ステップS12におい
て第2遅延手段として作用する第2タイマー33のカウ
ントが開始される。
【0034】そして、ステップS13において第2タイマ
ー33の時限t2のタイムアップが確認されると、ステ
ップS14において風量変更手段28から吹出風量をLL
風量から設定風量へ復帰させる指令信号が出力され、室
内ファン4(具体的には、ファンモータ8)の回転数が
設定値に復帰せしめられる。その後の処理はステップS
1へとリターンする。
【0035】つまり、暖房サーモON時においては、吹
出風向が設定風向(即ち、下向き風向)に完全に復帰せ
しめられた後に吹出風量の復帰が増大が開始されること
となり、吹出風向の復帰過程においては吹出風量はいま
だLL風量を維持していることなっているのである(図
5参照)。従って、吹出風向変更過程におけるコールド
ドラフトが的確に回避できる。
【0036】なお、本実施例の場合、暖房サーモON後
に室内ファン4の吹出風量を若干増大させることにより
高圧上昇を回避するようにしているが、該高圧上昇を、
室外ファンの回転数制御等の冷媒制御により回避する構
成とした場合、前記吹出風量の増大処理は省略できる。
【0037】実施例2 図6および図7には、本願発明の実施例2にかかるヒー
トポンプ式空気調和機における制御系のブロック図およ
びフローチャートが示されている。
【0038】本実施例の場合、第1遅延手段30の遅延
時間t1の経過判定を、室内ファン4の回転数を回転数
検出手段37により検出し、該検出回転数NfがLL風
量に相当する回転数として設定された回転数Nsにまで
落ちたか否かにより行うようにしている。つまり、図7
のフローチャートに示すように、ステップS4において
室内ファン4(具体的には、ファンモータ8)の回転数
Nfの検出が行われ、ステップS5において該検出回転
数Nfと設定回転数Nsとの比較がなされ、Nf≦Ns
と判定された場合に、ステップS6以後において上記実
施例1と同様な処理が行われるのである。その他の構成
および作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説
明を省略する。
【0039】なお、上記各実施例においては、第2遅延
手段33として時限t2を有する第2タイマーを用いて
いるが、フラップ駆動用モータとして、フラップ10の
位置検出ができるものを採用した場合、位置センサーに
よりフラップ10が上向き風向(即ち、水平風向)から
下向き風向に復帰した位置を検出し、該検出時点を前記
時限t2の経過時点とすることもできる。
【0040】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機の拡大縦断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機の冷媒回路図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系の内容を示すブロック図であ
る。
【図4】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系の作用を示すフローチャートで
ある。
【図5】本願発明の実施例1にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系の作用を示すタイムチャートで
ある。
【図6】本願発明の実施例2にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系のブロック図である。
【図7】本願発明の実施例2にかかるヒートポンプ式空
気調和機における制御系の作用を示すフローチャートで
ある。
【図8】従来のヒートポンプ式空気調和機における制御
系の作用を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
4は室内ファン、5は室内側熱交換器(利用側熱交換
器)、8はファンモータ、10はフラップ、11はフラ
ップ駆動用モータ、14は圧縮機、16は熱源側熱交換
器、17は減圧機構、20は室温検出手段(室温センサ
ー)、22はリモコン、23はコントローラ、24は室
温設定手段、25は風向設定手段、26は風量設定手
段、27は判定手段、28は風量変更手段、29は風向
変更手段、30は第1遅延手段(第1タイマー)、31
は風量復帰手段、32は風向復帰手段、33は第2遅延
手段(第2タイマー)、34は圧縮機制御手段、35は
風向制御手段、36は風量制御手段、37は回転数検出
手段、Xは冷媒回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(14)、熱源側熱交換器(1
    6)、減圧機構(17)、利用側熱交換器(5)を有す
    る冷媒回路(X)と、風量可変タイプの室内ファン
    (4)と、吹出空気流の風向を制御するフラップ(1
    0)と、室内温度を検出する室温検出手段(20)とを
    備えたヒートポンプ式空気調和機であって、前記室温検
    出手段(20)による検出温度が設定温度に達しあるい
    は低下した暖房サーモOFF時あるいは暖房サーモON
    時に前記圧縮機(14)の運転を停止しあるいは開始す
    る指令信号を出力する判定手段(27)と、前記暖房サ
    ーモOFF時に前記室内ファン(4)からの吹出風量を
    所定風量に落とす指令信号を出力する風量変更手段(2
    8)と、前記暖房サーモOFF時に前記フラップ(1
    0)による吹出空気流の風向を上向きに変更する指令信
    号を出力する風向変更手段(29)と、該風向変更手段
    (29)による指令信号の出力を前記風量変更手段(2
    8)による指令信号出力時点から所定時間だけ遅延させ
    る第1遅延手段(30)とを付設したことを特徴とする
    ヒートポンプ式空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記第1遅延手段(30)による遅延時
    間(t1)は、前記風量変更手段(28)による指令信
    号出力から前記室内ファン(4)の吹出風量が設定風量
    から所定風量に落とされるまでの時間とされていること
    を特徴とする前記請求項1記載のヒートポンプ式空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 前記暖房サーモON後に前記室内ファン
    (4)からの吹出風量を設定風量に復帰させる指令信号
    を出力する風量復帰手段(31)と、前記暖房サーモO
    N後に前記フラップによる吹出空気流の風向を設定風向
    に復帰させる指令信号を出力する風向復帰手段(32)
    と、前記風量復帰手段(31)による指令信号の出力を
    前記風向復帰手段(32)による指令信号出力時点から
    所定時間だけ遅延させる第2遅延手段(33)とを付設
    したことを特徴とする前記請求項1および請求項2のい
    ずれか一項記載のヒートポンプ式空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記第2遅延手段(33)による遅延時
    間(t2)は、前記風向復帰手段(32)による指令信
    号出力から前記フラップ(10)が上向き風向から設定
    風向に復帰するまでの時間とされていることを特徴とす
    る前記請求項3記載のヒートポンプ式空気調和機。
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