JPH089394Y2 - エンジン始動時の回転数制御装置 - Google Patents

エンジン始動時の回転数制御装置

Info

Publication number
JPH089394Y2
JPH089394Y2 JP1989131044U JP13104489U JPH089394Y2 JP H089394 Y2 JPH089394 Y2 JP H089394Y2 JP 1989131044 U JP1989131044 U JP 1989131044U JP 13104489 U JP13104489 U JP 13104489U JP H089394 Y2 JPH089394 Y2 JP H089394Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
started
ignition timing
control
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989131044U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0371151U (ja
Inventor
裕行 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP1989131044U priority Critical patent/JPH089394Y2/ja
Publication of JPH0371151U publication Critical patent/JPH0371151U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH089394Y2 publication Critical patent/JPH089394Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ガソリンエンジンにおけるエンジン始動時
の回転数制御装置に関する。
[従来の技術] ガソリンエンジンのアイドリング時及びエンジン始動
時の吸入空気量の調整を行なうために、第5図に示すよ
うに吸気通路5のスロットル弁8をバイパスする通路10
にステップモータ11で駆動される吸入空気量制御弁12を
を設置したものがある。このようなエンジンにおいて
は、エンジン停止の場合、その時のあらゆる条件に関係
なく所定の弁位置に制御弁12をエンジン停止と同時に復
帰固定させておかなければならない。これは次のエンジ
ン始動の際、ステップモータ11がどの位置で制御弁を固
定しているか分からなくなり、正常に制御できなくなる
ためである。
そして、エンジン始動時には、エンジンのラン(run;
運転)判定と同時に制御弁12がその復帰固定位置から所
定の制御位置にステップモータ11により制御されること
になる。
この場合、制御弁の復帰固定位置によってエンジン始
動時のエンジンの立ち上がりが決定される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、例えば、エンジン温度の高い状態での
エンジン始動時の立ち上がりを抑えるために、ステップ
モータのステップ数が小さい位置(制御弁が閉じる側)
に復帰固定位置を設定しておくと、エンジン温度の低い
状態でエンジンを始動する場合、フリクション等もエン
ジン温度の高い状態の時よりも増大しているので、必要
空気量の不足からエンジンストール(停止)が発生する
可能性が極めて高い。
逆に、エンジン温度の低い状態でのエンジン始動に問
題のないレベルにするために、ステップ数が大きい位置
に復帰固定位置を設定しておくと、エンジン温度の高い
状態でのエンジン始動時に余剰空気によってエンジンの
回転数が高くなり過ぎ、品質(静粛性等)の低下を招く
虞れがある(第6図参照)。
そこで、本考案は、上記問題点を解決したエンジン始
動時の回転数制御装置を提供することを目的とする。
なお、関連技術として、エンジン温度の低い状態での
エンジン始動時に点火時期をリタード(遅らせる)させ
て排気系の触媒装置の暖機を促進する急速暖機制御を行
い、該制御終了時にリタードを解除すると同時に吸入空
気量を速やかに減少させて急速暖機制御終了時のエンジ
ン回転数の吹上がりを防止するようにしたものがある
(特開昭63−198747号)。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、エンジン温度の
低い状態でエンジンが始動可能な弁位置に設定されたス
テップモータ式吸入空気量制御弁と、エンジン温度の高
い状態でのエンジン始動時に点火時期をを遅らせてエン
ジン回転数を抑える点火時期補正手段とを備えたもので
ある。
[作用] 予め制御弁の復帰固定位置が、エンジン温度の低い状
態でエンジンが始動可能な弁位置に設定されているた
め、エンジン温度の低い状態でエンジンを始動する場合
には、必要空気量の不足からエンジンストールが発生す
るという問題は発生せず、エンジンを円滑に始動するこ
とができる。
一方、エンジン温度の高い状態でエンジンを始動した
場合、点火時期が遅らせられるため、余剰空気によって
エンジンの回転数が吹き上がることが防止される。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図において、1はガソリンエンジンで、このエン
ジン1には、吸、排気弁2,3を介して燃焼室4に通じる
吸気通路5及び排気通路6が設けられている。燃焼室4
には点火プラグ7が設けられ、吸気通路5にはスロット
ル弁8及び燃料噴射ノズル9が設けられている。
また、吸気通路5にはスロットル弁8の上流側と下流
側とを連通するバイパス通路10が設けられ、このバイパ
ス通路10にはステップモータ11で駆動される吸入空気量
制御弁12が設けられ、エンジン始動時にバイパス通路10
を通って燃焼室4に供給されるパイパス空気量を調節す
るようになっている。特に、この制御弁12はその復帰固
定位置がエンジン温度の低い状態でエンジンが始動可能
な位置(開放側)に設定されている。更に、エンジン1
にはその回転数を検出するセンサ13及び冷却水の温度を
検出するセンサ14が設けられている。
そして、上記エンジン1には上記制御弁12の制御及び
点火プラグ7の点火時期の制御を行う制御装置15が装備
されている。この制御装置15はエンジン1の始動時か否
かを検出する始動スイッチ16からの始動信号aと、回転
数検出センサ13からのエンジン回転数信号bと、冷却水
温センサ14からの水温信号cとを入力し、これらの信号
a,b,cに応じて点火時期制御及びバイパス空気量制御を
行うようになっている。特に、制御装置15にはエンジン
温度の高い状態でのエンジン始動時に点火時期を例えば
200msecの範囲で遅らせてエンジン回転数を抑える点火
時期補正手段が組込まれている。
具体的には、制御装置15には第2図に示すように水温
が設定温度A以上になると点火時期の遅角量が増大した
後一定の遅角量となるようなテーブルが設定されると共
に、第3図に示すような点火時期制御が行われるように
設定されている。点火時期制御においては、先ず始動ス
イッチ16からの始動信号aに基づいてエンジン1のラン
判定を行い(S1)、ランの場合は冷却水温センサ14から
の水温信号に基づいて水温がAよりも高いか否かを判定
し(S2)、高い場合には点火時期の遅角量Rが第2図の
テーブル値になる点火時期信号dを点火プラグ7に出力
し(S3)、低い場合は遅角量Rが0になる点火時期信号
dを出力するようになっている(S4)。
バイパス空気量制御においては、エンジン1のラン判
定後、エンジン回転数がフィードバック制御によってア
イドル運転の回転数に収束するようにステップモータ11
のステップ数を復帰固定位置のステップ数からアイドル
運転時のステップ数に移行させる信号eを制御弁12のス
テップモータ11に出力するようになっている。
次に実施例の作用を述べる。
エンジン温度が低い状態でエンジン1を始動すると、
冷却水温が設定温度Aより低いため、点火時期の遅角制
御はなされず(S4)、バイパス空気量制御のみが行われ
る。この時、制御弁12の復帰固定位置が、エンジン温度
の低い状態でエンジン1が始動可能な弁位置に設定され
ているため、空気量を十分確保でき、必要空気量の不足
からエンジンストールが発生するという問題は発生せ
ず、エンジン1を円滑に始動することができる。エンジ
ン始動後、バイパス空気量制御により徐々に制御弁12が
所定の開度まで閉じられ、所定のエンジン回転数のアイ
ドル運転になる。
一方、エンジン温度の高い状態でエンジン1を始動し
た場合には、冷却水温が設定温度Aよりも高いので、第
4図に示すようにエンジンのラン判定後直ちに点火時期
の遅角制御が行われ、余剰空気によってエンジンの回転
数が吹き上がることを防止できる。この点火時期の遅角
制御は微少時間行われ、その後点火時期はアイドル運転
の点火時期に収束するように制御されることになる。ま
た、点火時期の遅角制御と同時にバイパス空気量制御も
行われており、制御弁12は復帰固定位置からアイドル運
転時の所定開度位置までステップモータ11により駆動さ
れることになる。
スロットル弁8がほぼ全閉になっていても、コモンチ
ャンバ(スロットル弁8から吸気弁2までの吸気通路
5)内に残存する空気によってエンジン始動時の回転数
が立ち上がり、コモンチャンバの容積が増大するほどそ
の立ち上がり量が増大する。この回転数の上昇を制御弁
12で抑えることは困難であり、またステップモータ11の
駆動による制御弁のスピードには限度があるため、エン
ジン始動時の回転数の変化に迅速に追従することは難し
い。
そこで、一瞬の変化で回転数を抑えることができる点
火時期の遅角制御が有効となる。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、予め制御弁の復帰固定
位置をエンジン温度の低い状態でエンジンが始動可能な
弁位置に設定しているため、エンジン温度の低い状態で
エンジンを始動する場合には、必要空気量の不足からエ
ンジンストールが発生するという問題は発生せず、エン
ジンを円滑に始動することができ、またエンジン温度の
高い状態でエンジンを始動した場合には、点火時期が遅
らせられるため、余剰空気によってエンジンの回転数が
吹き上がることを防止することができ、品質の向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は冷却
水温に対する設定点火時期遅角量を示す図、第3図は制
御動作を示すフローチャート、第4図は同制御によるエ
ンジン回転数と点火時期を示す図、第5図は給気量制御
部の構造を示す断面図、第6図は従来の制御装置におけ
るエンジン回転数とステップモータのステップ数を示す
図である。 図中、1はエンジン、11はステップモータ、12は吸入空
気量制御弁、15は制御装置(点火時期補正手段を含む)
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 310 Q B F02M 69/32 F02P 5/15

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン温度の低い状態でエンジンが始動
    可能な弁位置に復帰固定位置が設定されたステップモー
    タ式吸入空気量制御弁と、エンジン温度の高い状態での
    エンジン始動時に点火時期を遅らせてエンジン回転数を
    抑える点火時期補正手段とを備えたことを特徴とするエ
    ンジン始動時の回転数制御装置。
JP1989131044U 1989-11-13 1989-11-13 エンジン始動時の回転数制御装置 Expired - Lifetime JPH089394Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989131044U JPH089394Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 エンジン始動時の回転数制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989131044U JPH089394Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 エンジン始動時の回転数制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0371151U JPH0371151U (ja) 1991-07-18
JPH089394Y2 true JPH089394Y2 (ja) 1996-03-21

Family

ID=31678573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989131044U Expired - Lifetime JPH089394Y2 (ja) 1989-11-13 1989-11-13 エンジン始動時の回転数制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089394Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60216046A (ja) * 1984-09-28 1985-10-29 Nippon Denso Co Ltd エンジン回転速度制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0371151U (ja) 1991-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7661403B2 (en) Start controller for internal combustion engine
US6196173B1 (en) Valve timing control system for internal combustion engine
JPS61101635A (ja) 内燃機関の燃料供給量制御装置
EP0824186B1 (en) Control system for internal combustion engine
JPH0465227B2 (ja)
JPH089394Y2 (ja) エンジン始動時の回転数制御装置
JP2611979B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2910380B2 (ja) エンジンの制御装置
JPH0430358Y2 (ja)
JP2555211B2 (ja) 内燃機関の制御方法
JP3641831B2 (ja) エンジンの燃料噴射装置
JP2518328B2 (ja) 車両用内燃機関のフェ―ルセ―フ装置
JPH0742876B2 (ja) 内燃機関の電子制御装置
JP3602714B2 (ja) 内燃機関の吸気弁制御装置
JP2524908Y2 (ja) エンジンの燃料制御装置
JPH0523797Y2 (ja)
JPS6245948A (ja) 内燃機関のアイドル回転速度制御装置
JPS593134A (ja) 内燃機関のアイドル回転数制御方法
JPH0251060B2 (ja)
JPH0526939B2 (ja)
JP2000170586A (ja) エンジンの制御装置
JPH0663466B2 (ja) 内燃機関の回転数制御装置
JPS61223239A (ja) 内燃機関の始動時燃料噴射制御装置
JPH0543872B2 (ja)
JPH06185388A (ja) 電子式内燃機関制御装置