JPH06185388A - 電子式内燃機関制御装置 - Google Patents

電子式内燃機関制御装置

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Publication number
JPH06185388A
JPH06185388A JP33449192A JP33449192A JPH06185388A JP H06185388 A JPH06185388 A JP H06185388A JP 33449192 A JP33449192 A JP 33449192A JP 33449192 A JP33449192 A JP 33449192A JP H06185388 A JPH06185388 A JP H06185388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
range
combustion engine
water temperature
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP33449192A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Fukuda
輝夫 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP33449192A priority Critical patent/JPH06185388A/ja
Publication of JPH06185388A publication Critical patent/JPH06185388A/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関がアイドリング状態にあり変速機が
Nレンジに設定されている時には燃費を改善することが
可能な電子式内燃機関制御装置を提供する。 【構成】 電子式制御部20には、ディストリビュータ
17に内蔵されている回転センサで検出される回転数、
スロットルセンサ18で検出されるスロットル開度、レ
ンジセンサ19で検出される変速機のレンジおよび水温
センサ21で検出される冷却水温度が読み込まれる。回
転数およびスロットル開度の関数として基準ISC弁開
度が、冷却水温度の関数として開度増量が、両者が加算
されてISC弁開度が演算される。そしてこの開度に基
づいてISC弁15の開度が制御される。なお変速機が
Nレンジにある時には開度増量が小さく設定されるため
燃費を改善することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子式内燃機関制御装置
に係わり、特に自動変速機を装備した自動車に搭載され
る電子式内燃機関制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年内燃機関の制御装置としていわゆる
電子式制御装置が使用される場合が多いため、例えば内
燃機関回転数、吸気管圧力あるいは冷却水温度である運
転状態を表す状態量に応じた燃料噴射量および点火時期
で内燃機関を制御することが可能となる。
【0003】即ち内燃機関始動時においては冷却水温度
の関数として燃料噴射時間を決定し、始動完了のアイド
リング状態においては回転数と吸気管圧力から定まる基
本燃料噴射時間に対して冷却水温度に応じて暖機増量補
正あるいは始動後増量補正をおこなって燃料噴射時間を
決定するとともに、冷却水温度に応じてアイドルスピー
ドコントロール弁(以下ISC弁と記す。)の開度を設
定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなアイドリング状態における増量補正値は通常回転数
を監視することなく設定されていることが一般的であ
り、また充分暖機されない内に走行する場合を考慮して
設定されていた。従って自動変速機搭載車両において変
速機がニュートラルレンジ(以下Nレンジと記す。)に
セットされている場合には走行しないにもかかわらず燃
料が多量に供給されるため、Nレンジでアイドリングが
行われている場合には燃費が増大するという問題点があ
った。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、内燃機関がアイドリング状態にあり変速機がN
レンジに設定されている時には燃費を改善することが可
能な電子式内燃機関制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる電子
式内燃機関制御装置は、内燃機関のアイドリング時にお
ける吸気量を定めるISC弁と、内燃機関の負荷に応じ
て決定されるISC弁の基本開度を演算する基本開度演
算手段と、内燃機関の冷却水温度を検出する冷却水温度
検出手段と、冷却水温度検出手段で検出された冷却水温
度に基づいてISC弁の開度増量を演算する開度増量演
算手段と、基本開度演算手段で演算された基本開度と開
度増量演算手段で演算された開度増量とを加算したIS
C弁開度によってISC弁を制御するISC弁制御手段
と、自動変速機がNレンジに設定されているか否かを識
別する変速機レンジ識別手段と、を具備し、開度増量演
算手段が変速機レンジ識別手段でNレンジに設定されて
いると識別された時に設定される開度増量をNレンジ以
外のレンジに設定されていると識別された時に設定され
る開度増量より小とするものである。
【0007】第2の発明にかかる電子式内燃機関制御装
置は、内燃機関の負荷に応じて決定される燃料噴射弁の
基本噴射時間を演算する基本噴射時間演算手段と、内燃
機関の冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段と、冷
却水温度検出手段で検出された冷却水温度に基づいて燃
料噴射弁の噴射増量時間を演算する噴射増量時間演算手
段と、基本噴射時間演算手段で演算された基本噴射時間
と噴射増量時間演算手段で演算された噴射増量時間とを
加算した燃料噴射時間によって燃料噴射弁から燃料を噴
射する燃料噴射手段と、自動変速機がNレンジに設定さ
れているか否かを識別する変速機レンジ識別手段と、を
具備し、噴射増量時間演算手段が変速機レンジ識別手段
でNレンジに設定されていると識別された時に設定され
る噴射増量時間をNレンジ以外のレンジに設定されてい
ると識別された時に設定される噴射増量時間より小とす
るものである。
【0008】
【作用】第1の発明にかかる電子式内燃機関制御装置に
あっては、変速機がNレンジにある時はDレンジにある
時に比してISC弁開度は小に設定される。第2の発明
にかかる電子式内燃機関制御装置にあっては、変速機が
Nレンジにある時はDレンジにある時に比して燃料噴射
時間が短く設定される。
【0009】
【実施例】図1は本発明にかかる電子式内燃機関制御装
置の実施例の構成図であって、内燃機関10にはエアク
リーナ(図示せず。)、吸気管11および吸気弁12を
介して吸気が吸入される。吸気量は通常運転時はスロッ
トル弁13によって調整されるが、アイドリング時はス
ロットル弁13をバイパスするバイパス管14に設置さ
れているアイドルスピードコントロール弁(以下ISC
弁と記す。)15によって調整される。
【0010】なお燃料噴射弁16が吸気弁12の上流側
に設けられ、内燃機関10に供給する燃料を噴射する。
内燃機関10は例えばマイクロコンピュータシステムで
ある電子式制御部20によって制御されるが、内燃機関
10の運転状態を検出するためにディストリビュータ1
7内に組み込まれた回転センサから発信される回転パル
ス、スロットル弁13の開度を検出するスロットルセン
サ18から発信されるスロットル開度、変速機のレンジ
を検出するレンジセンサ19で検出される変速機のレン
ジ、および内燃機関冷却水の温度を検出する水温センサ
21で検出される冷却水温度を入力する。
【0011】さらに電子式制御部20は燃料噴射弁16
の開弁時間およびISC弁15の開度を制御する。図2
は電子式制御部20で実行されるISC弁制御ルーチン
のフローチャートであって、ディストリビュータ17か
ら発信される回転パルスに同期した割り込み処理として
実行される。
【0012】ステップ201では内燃機関回転数Neと
ストットル開度θを、ステップ202では冷却水温度T
wを、そしてステップ203では変速機のレンジを読み
込む。ステップ204で変速機のレンジがNレンジであ
るか否かを判定し、肯定判定されればステップ205に
進み、Nレンジ用開度増量演算カーブαNを使用して冷
却水温度Twの関数として開度増量αを求める。
【0013】ステップ204で否定判定されればステッ
プ206に進み、Dレンジ用開度増量演算カーブαDを
使用して冷却水温度Twの関数として開度増量αを求め
る。図3は開度増量の演算に使用されるグラフであっ
て、横軸に冷却水温度Tw、縦軸に開度増量αおよび内
燃機関回転数Neをとる。即ち変速機がNレンジにある
時の開度増量はNレンジ以外にある時の開度増量よりも
小となるように設定されている。
【0014】ステップ207において、内燃機関回転数
Neおよびストットル開度θの関数として基本ISC弁
開度Voを求める。ステップ208において、基本IS
C弁開度Voと開度増量αとを加算してISC弁開度V
を求め、ステップ209でISC弁開度Vを出力してこ
のルーチンを終了する。
【0015】本実施例によれば、変速機のレンジによっ
てISC弁開度を変更するこによって、図3の回転数の
グラフに示されるように回転数は30%弱減少するた
め、アイドング時の燃費を改善することが可能となる。
図4は電子式制御部20で実行される燃料噴射弁制御ル
ーチンのフローチャートであって、ISC弁制御ルーチ
ンと同じくディストリビュータ17から発信される回転
パルスに同期した割り込み処理として実行される。
【0016】ステップ401では内燃機関回転数Neと
ストットル開度θを、ステップ402では冷却水温度T
wを、そしてステップ403では変速機のレンジを読み
込む。ステップ404で変速機のレンジがNレンジであ
るか否かを判定し、肯定判定されればステップ405に
進み、Nレンジ用噴射時間増量演算カーブβNを使用し
て冷却水温度Twの関数として噴射時間増量βを求め
る。
【0017】ステップ404で否定判定されればステッ
プ406に進み、Dレンジ用開度増量演算カーブβDを
使用して冷却水温度Twの関数として噴射時間増量βを
求める。図5は噴射時間増量の演算に使用されるグラフ
であって、横軸に冷却水温度Tw、縦軸に噴射時間増量
βをとる。
【0018】即ち変速機がNレンジにある時の噴射時間
増量はNレンジ以外にある時の噴射時間増量よりも小と
なるように設定されている。ステップ407において、
内燃機関回転数Neおよびストットル開度θの関数とし
て基本燃料噴射時間Tpを求める。ステップ408にお
いて、次式に基づき燃料噴射時間TAUを演算する。
【0019】TAU = Tp*(1+β) そしてステップ409で燃料噴射時間TAUを出力して
このルーチンを終了する。
【0020】
【発明の効果】第1の発明にかかる電子式内燃機関制御
装置によれば、変速機がNレンジにある時はISC弁開
度が小に設定されるため、アイドリング時の燃費を改善
することが可能となる。第2の発明にかかる電子式内燃
機関制御装置によれば、変速機がNレンジにある時は燃
料噴射弁の開弁時間が短く設定されるため、アイドリン
グ時の燃費を改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】ISC弁制御ルーチンのフローチャートであ
る。
【図3】開度増量決定用グラフである。
【図4】燃料噴射時間演算ルーチンのフローチャートで
ある。
【図5】噴射時間増量決定用グラフである。
【符号の説明】
10…内燃機関 11…吸気管 12…吸気弁 13…スロットル弁 14…バイパス管 15…ISC弁 16…燃料噴射弁 17…ディストリビュータ 18…スロットル開度センサ 19…レンジセンサ 20…電子式制御部 21…冷却水温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のアイドリング時における吸気
    量を定めるアイドルスピードコントロール弁と、 内燃機関の負荷に応じて決定されるアイドルスピードコ
    ントロール弁の基本開度を演算する基本開度演算手段
    と、 内燃機関の冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段
    と、 該冷却水温度検出手段で検出された冷却水温度に基づい
    てアイドルスピードコントロール弁の開度増量を演算す
    る開度増量演算手段と、 前記基本開度演算手段で演算された基本開度と前記開度
    増量演算手段で演算された開度増量とを加算したアイド
    ルスピードコントロール弁開度によって前記アイドルス
    ピードコントロール弁を制御するアイドルスピードコン
    トロール弁制御手段と、から構成される電子式内燃機関
    制御装置において、 自動変速機がニュートラルレンジに設定されているか否
    かを識別する変速機レンジ識別手段を具備し、 前記開度増量演算手段が、前記変速機レンジ識別手段で
    ニュートラルレンジに設定されていると識別された時に
    設定される開度増量をニュートラルレンジ以外のレンジ
    に設定されていると識別された時に設定される開度増量
    より小とするものである電子式内燃機関制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の負荷に応じて決定される燃料
    噴射弁の基本噴射時間を演算する基本噴射時間演算手段
    と、 内燃機関の冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段
    と、 該冷却水温度検出手段で検出された冷却水温度に基づい
    て燃料噴射弁の噴射増量時間を演算する噴射増量時間演
    算手段と、 前記基本噴射時間演算手段で演算された基本噴射時間と
    前記噴射増量時間演算手段で演算された噴射増量時間と
    を加算した燃料噴射時間によって燃料噴射弁から燃料を
    噴射する燃料噴射手段と、から構成される電子式内燃機
    関制御装置において、 自動変速機がニュートラルレンジに設定されているか否
    かを識別する変速機レンジ識別手段を具備し、 前記噴射増量時間演算手段が、前記変速機レンジ識別手
    段でニュートラルレンジに設定されていると識別された
    時に設定される噴射増量時間をニュートラルレンジ以外
    のレンジに設定されていると識別された時に設定される
    噴射増量時間より小とするものである電子式内燃機関制
    御装置。
JP33449192A 1992-12-15 1992-12-15 電子式内燃機関制御装置 Pending JPH06185388A (ja)

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JP33449192A JPH06185388A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 電子式内燃機関制御装置

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JP33449192A JPH06185388A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 電子式内燃機関制御装置

Publications (1)

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JPH06185388A true JPH06185388A (ja) 1994-07-05

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ID=18278001

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JP (1) JPH06185388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6845751B2 (en) * 2002-05-09 2005-01-25 Hyundai Motor Company Method and apparatus for controlling idle speed of an engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030401