JPH0893182A - 壁パネルの接続構造およびその施工方法 - Google Patents

壁パネルの接続構造およびその施工方法

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JPH0893182A
JPH0893182A JP23327494A JP23327494A JPH0893182A JP H0893182 A JPH0893182 A JP H0893182A JP 23327494 A JP23327494 A JP 23327494A JP 23327494 A JP23327494 A JP 23327494A JP H0893182 A JPH0893182 A JP H0893182A
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JP
Japan
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waterproof sheet
wall panel
exterior material
waterproof
panel body
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JP23327494A
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English (en)
Inventor
Norihisa Tanimoto
典久 谷本
Toshiaki Sumitomo
利昭 住友
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場での施工が容易にでき、かつ、確実に防
水できる壁パネルの接続構造およびその施工方法を提供
することにある。 【構成】 第1の防水シート(18)と第2の防水シー
ト(17)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わせ、
出隅部(19)に跨がる略L字型の出隅役物(8)を胴
縁(4)の上に載置して外装材(1)どうしの間に介在
させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁パネルの接続構造お
よびその施工方法に関し、例えば、壁パネルの接続を出
隅部において行う際に有用な壁パネルの接続構造および
その施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図3または図4に示すごとく、
従来から、第1の壁パネル本体(12)の裏側端部(1
4)と第2の壁パネル本体(13)の側端部(15)と
を突き当てて、両者を略直角に配置する壁パネルの接続
構造が考えられていた。例えば、上記第1の壁パネル本
体(12)は、第1の下地パネル(21)、この第1の
下地パネル(21)の表面(23)から一端面(16)
にかけて出隅部(19)を跨いで沿設された第1の防水
シート(18)、および、この第1の防水シート(1
8)の上で上記表面(23)側に設けられた外装材
(1)からなり、上記第2の壁パネル本体(13)は、
第2の下地パネル(22)、この第2の下地パネル(2
2)の表面(24)に沿設された第2の防水シート(1
7)、および、この第2の防水シート(17)の上に設
けられた外装材(1)からなり、上記第2の防水シート
(17)の端縁をテープ(11)で第2の防水シート
(17)の上に設けられた外装材(1)上で仮止めした
ものであった。上記外装材(1)は、図3に示すごと
く、取付用胴縁(5)に釘(6)などで張りつけられる
ものである。そして、現場において、上記第2の防水シ
ート(17)の端縁に付けられたテープ(11)を外し
て、第2の防水シート(17)の折り返し部分(30)
を広げ、上記第1の防水シート(18)と第2の防水シ
ート(17)の繋ぎ目部分を2重構造にし、この2重構
造部分に接着剤などで防水処理を施し、外装材(1)の
側方で上記一端面(16)と、上記出隅部(19)を挟
んで一端面(16)と近接する表面(23)とにそれぞ
れ胴縁(4)の据え付け、最後に、図4に示すごとく、
出隅役物(8)をシーリング(9)で外装材(1)どう
しの間を介在させ取り付けたものであった。
【0003】しかし、このような壁パネルの接続構造に
おいては、上記第1の防水シート(18)と第2の防水
シート(17)からなる防水シート(7)の繋ぎ目部分
を2重構造にすることによって、充分に防水がなされる
ものの、第1の壁パネル本体(12)と第2の壁パネル
本体(13)を現場に運搬する際など、特に、図3に示
すごとく、第2の防水シート(17)の上に設けられた
外装材(1)上でテープ(11)で仮止めした折り返し
部分(30)で破損しやすく、しかも、出隅役物(8)
の介在取り付け前に、現場で、防水シート(7)の2重
部分を含めた防水処理、および、外装材(1)の側方で
上記一端面(16)と、上記出隅部(19)を挟んで一
端面(16)と近接する表面(23)とにそれぞれ胴縁
(4)の据え付けを行わなければならず、現場での施工
が難しい点に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事実
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、現場での施工が容易にでき、かつ、確実に防水でき
る壁パネルの接続構造およびその施工方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
壁パネルの接続構造は、第1の壁パネル本体(12)の
裏側端部(14)と第2の壁パネル本体(13)の側端
部(15)とを突き当てて、両者を略直角に配置する壁
パネルの接続構造において、上記第1の壁パネル本体
(12)は、第1の下地パネル(21)、この第1の下
地パネル(21)の表面(23)から一端面(16)に
かけて出隅部(19)を跨いで沿設された第1の防水シ
ート(18)、この第1の防水シート(18)の上で上
記表面(23)側に設けられた外装材(1)、および、
この外装材(1)の側方で上記一端面(16)と、上記
出隅部(19)を挟んで一端面(16)と近接する表面
(23)とにそれぞれ据え付けられた胴縁(4)からな
り、上記第2の壁パネル本体(13)は、第2の下地パ
ネル(22)、この第2の下地パネル(22)の表面
(24)に沿設された第2の防水シート(17)、およ
び、この第2の防水シート(17)の上に設けられた外
装材(1)からなり、上記第1の防水シート(18)と
第2の防水シート(17)の端縁を防水テープ(10)
で繋ぎ合わせ、上記出隅部(19)に跨がる略L字型の
出隅役物(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上記外
装材(1)どうしの間に介在させてなることを特徴とす
る。
【0006】本発明の請求項2に係る壁パネルの接続構
造は、上記第1の防水シート(18)または第2の防水
シート(17)と外装材(1)または出隅役物(8)と
の間に形成された通気層(3)を備えたことを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項3に係る壁パネルの施工方
法は、第1の壁パネル本体(12)の裏側端部(14)
と第2の壁パネル本体(13)の側端部(15)とを突
き当てて、両者を略直角に配置する壁パネルの施工方法
において、上記第1の壁パネル本体(12)は、予め第
1の下地パネル(21)の表面(23)から一端面(1
6)にかけて出隅部(19)を跨いで第1の防水シート
(18)を沿設し、この第1の防水シート(18)の上
で上記表面(23)側に外装材(1)を設け、この外装
材(1)の側方で上記一端面(16)と、上記出隅部
(19)を挟んで一端面(16)と近接する表面(2
3)とにそれぞれ胴縁(4)を据え付けておき、また、
上記第2の壁パネル本体(13)は、予め第2の下地パ
ネル(22)の表面(24)に第2の防水シート(1
7)を沿設し、この第2の防水シート(17)の上に外
装材(1)を設けておき、その後、上記第1の壁パネル
本体(12)の裏側端部(14)と第2の壁パネル本体
(13)の側端部(15)とを突き当てて、両者を略直
角に配置して、上記第1の防水シート(18)と第2の
防水シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ
合わせ、上記出隅部(19)に跨がる略L字型の出隅役
物(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上記外装材
(1)どうしの間に介在させることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の請求項1に係る壁パネルの接続構造に
よると、第1の壁パネル本体(12)は、第1の下地パ
ネル(21)、この第1の下地パネル(21)の表面
(23)から一端面(16)にかけて出隅部(19)を
跨いで沿設された第1の防水シート(18)、この第1
の防水シート(18)の上で上記表面(23)側に設け
られた外装材(1)、および、この外装材(1)の側方
で上記一端面(16)と、上記出隅部(19)を挟んで
一端面(16)と近接する表面(23)とにそれぞれ据
え付けられた胴縁(4)からなり、第2の壁パネル本体
(13)は、第2の下地パネル(22)、この第2の下
地パネル(22)の表面(24)に沿設された第2の防
水シート(17)、および、この第2の防水シート(1
7)の上に設けられた外装材(1)からなり、上記第1
の防水シート(18)と第2の防水シート(17)の端
縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わせ、上記出隅部(1
9)に跨がる略L字型の出隅役物(8)を上記胴縁
(4)の上に載置して上記外装材(1)どうしの間に介
在させてなるので、従来のように第2の防水シート(1
7)の端縁を第2の防水シート(17)の上に設けられ
た外装材(1)の上で仮止めすることもないので、第2
の防水シート(17)を折り返す必要もなく、運搬の際
に起こる防水シートの破損を排除できる。しかも、現場
では、第1の防水シート(18)と第2の防水シート
(17)を互いに重ね合わせる必要もなく、予め一端面
(16)と、上記出隅部(19)を挟んで一端面(1
6)と近接する表面(23)とにそれぞれ胴縁(4)が
据え付けられているために、施工が容易にでき、かつ、
第1の防水シート(18)と第2の防水シート(17)
の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わせたので、確実
に防水できる。
【0009】本発明の請求項2に係る壁パネルの接続構
造によると、上記第1の防水シート(18)または第2
の防水シート(17)と外装材(1)または出隅役物
(8)との間に形成された通気層(3)を備えたので、
請求項1記載のものに加えて、第1の下地パネル(2
1)または第2の下地パネル(22)と外装材(1)ま
たは出隅役物(8)との間で通気ができる。したがっ
て、第1の下地パネル(21)または第2の下地パネル
(22)の表側や外装材(1)または出隅役物(8)の
裏側、さらには、第1の防水シート(18)または第2
の防水シート(17)の表裏が湿気を含むことがない。
【0010】本発明の請求項3に係る壁パネルの施工方
法によると、第1の壁パネル本体(12)は、予め第1
の下地パネル(21)の表面(23)から一端面(1
6)にかけて出隅部(19)を跨いで第1の防水シート
(18)を沿設し、この第1の防水シート(18)の上
で上記表面(23)側に外装材(1)を設け、この外装
材(1)の側方で上記一端面(16)と、上記出隅部
(19)を挟んで一端面(16)と近接する表面(2
3)とにそれぞれ胴縁(4)を据え付けておき、また、
第2の壁パネル本体(13)は、予め第2の下地パネル
(22)の表面(24)に第2の防水シート(17)を
沿設し、この第2の防水シート(17)の上に外装材
(1)を設けておき、その後、上記第1の壁パネル本体
(12)の裏側端部(14)と第2の壁パネル本体(1
3)の側端部(15)とを突き当てて、両者を略直角に
配置して、上記第1の防水シート(18)と第2の防水
シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わ
せ、上記出隅部(19)に跨がる略L字型の出隅役物
(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上記外装材
(1)どうしの間に介在させるので、従来のように第2
の防水シート(17)の端縁を第2の防水シート(1
7)の上に設けられた外装材(1)の上で仮止めするこ
ともないので、第2の防水シート(17)を折り返す必
要もなく、運搬の際に起こる防水シートの破損を排除で
きる。しかも、現場では、第1の防水シート(18)と
第2の防水シート(17)を互いに重ね合わせる必要も
なく、予め一端面(16)と、上記出隅部(19)を挟
んで一端面(16)と近接する表面(23)とにそれぞ
れ胴縁(4)が据え付けられているために、施工が容易
にでき、かつ、第1の防水シート(18)と第2の防水
シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わ
せたので、確実に防水できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る壁パネル
の接続構造を示す分解側面図である。図2は、本発明の
一実施例に係る壁パネルの接続構造を示す側面図であ
る。
【0013】図1および図2に示すごとく、本発明の壁
パネルの接続構造は、第1の壁パネル本体(12)の裏
側端部(14)と第2の壁パネル本体(13)の側端部
(15)とを突き当てて、両者を略直角に配置する壁パ
ネルの接続構造において、上記第1の壁パネル本体(1
2)は、第1の下地パネル(21)、この第1の下地パ
ネル(21)の表面(23)から一端面(16)にかけ
て出隅部(19)を跨いで沿設された第1の防水シート
(18)、この第1の防水シート(18)の上で上記表
面(23)側に設けられた外装材(1)、および、この
外装材(1)の側方で上記一端面(16)と、上記出隅
部(19)を挟んで一端面(16)と近接する表面(2
3)とにそれぞれ据え付けられた胴縁(4)からなり、
上記第2の壁パネル本体(13)は、第2の下地パネル
(22)、この第2の下地パネル(22)の表面(2
4)に沿設された第2の防水シート(17)、および、
この第2の防水シート(17)の上に設けられた外装材
(1)からなり、上記第1の防水シート(18)と第2
の防水シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋
ぎ合わせ、上記出隅部(19)に跨がる略L字型の出隅
役物(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上記外装材
(1)どうしの間に介在させてなっているものである。
【0014】図1に示すごとく、上記外装材(1)は、
取付用胴縁(5)の上に載置され、釘(6)などで固定
されることで敷設されているものである。この外装材
(1)は、通常使用されている木板でもよいし、合板で
あってもよいし、その他に合成樹脂製のものであっても
よく、特に制限されない。
【0015】また、取付用胴縁(5)は、胴縁(4)と
ともに、通常使用されている木材でもよいし、合板材で
あってもよいし、その他に合成樹脂製のものであっても
よく、特に制限されない。
【0016】上記第1の防水シート(18)と第2の防
水シート(17)からなる防水シート(7)は、樹脂製
のシートでよく、雨水などが浸入しないものであれば、
その他のものを用いてもかまわない。例えば、塩化ビニ
ル樹脂などの樹脂製のシートが用いられるが、その他に
もアルミニウム、スチール、ステンレスなどの金属製の
シートやアルミニウム、スチール、ステンレスなどの金
属を芯材として塩化ビニル樹脂などの樹脂で被覆したシ
ートなどであっても良い。
【0017】上記防水テープ(10)も、防水シート
(7)と同様に、樹脂製のシートでよく、雨水などが浸
入しないものであれば、その他のものを用いてもかまわ
ない。
【0018】上記出隅役物(8)は、略L字型であっ
て、上記出隅部(19)に跨がるものである。また、こ
の出隅役物(8)は、上記胴縁(4)の上に載置して上
記外装材(1)どうしの間に介在させているものであ
る。これは、図2に示すごとく、出隅役物(8)をシー
リング(9)で外装材(1)どうしの間を介在させ取り
付けるものである。
【0019】この出隅役物(8)は、外観上の見栄えの
良さから、外装材(1)と同一の材質のものを用いるの
が好ましいが、その他にも、木板や合板や合成樹脂製の
ものなどから適宜選ぶことができ、特に制限されない。
【0020】上記第1の下地パネル(21)と第2の下
地パネル(22)は、通常使用されている木板でもよい
し、合板であってもよいし、その他に合成樹脂製のもの
であってもよく、特に制限されない。
【0021】本発明の壁パネルの接続構造は、上述した
ような構成をとることによって、図1および図2に示す
ごとく、第2の防水シート(17)を折り返す必要もな
く、運搬の際に起こる防水シート(7)の破損を排除で
きるものである。
【0022】しかも、現場では、第1の防水シート(1
8)と第2の防水シート(17)を互いに重ね合わせる
必要もなく、予め一端面(16)と、上記出隅部(1
9)を挟んで一端面(16)と近接する表面(23)と
にそれぞれ胴縁(4)が据え付けられているために、施
工が容易にできるものである。
【0023】その上、第1の防水シート(18)と第2
の防水シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋
ぎ合わせたので、確実に防水できるものである。
【0024】本発明の壁パネルの接続構造は、さらに、
図1および図2に示すごとく、上記第1の防水シート
(18)または第2の防水シート(17)と外装材
(1)または出隅役物(8)との間に形成された通気層
(3)を備えているものである。
【0025】このような構成をとることによって、図1
および図2に示すごとく、第1の下地パネル(21)ま
たは第2の下地パネル(22)と外装材(1)または出
隅役物(8)との間で通気ができるものである。
【0026】したがって、第1の下地パネル(21)ま
たは第2の下地パネル(22)の表側や外装材(1)ま
たは出隅役物(8)の裏側、さらには、第1の防水シー
ト(18)または第2の防水シート(17)の表裏が湿
気を含むことがないものである。
【0027】図1および図2に示すごとく、本発明の壁
パネルの施工方法は、第1の壁パネル本体(12)は、
予め第1の下地パネル(21)の表面(23)から一端
面(16)にかけて出隅部(19)を跨いで第1の防水
シート(18)を沿設し、この第1の防水シート(1
8)の上で上記表面(23)側に外装材(1)を設け、
この外装材(1)の側方で上記一端面(16)と、上記
出隅部(19)を挟んで一端面(16)と近接する表面
(23)とにそれぞれ胴縁(4)を据え付けておき、ま
た、第2の壁パネル本体(13)は、予め第2の下地パ
ネル(22)の表面(24)に第2の防水シート(1
7)を沿設し、この第2の防水シート(17)の上に外
装材(1)を設けておき、その後、上記第1の壁パネル
本体(12)の裏側端部(14)と第2の壁パネル本体
(13)の側端部(15)とを突き当てて、両者を略直
角に配置して、上記第1の防水シート(18)と第2の
防水シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ
合わせ、上記出隅部(19)に跨がる略L字型の出隅役
物(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上記外装材
(1)どうしの間に介在させるものである。
【0028】このような方法をとると、従来のように第
2の防水シート(17)の端縁を第2の防水シート(1
7)の上に設けられた外装材(1)の上で仮止めするこ
ともないので、第2の防水シート(17)を折り返す必
要もなく、運搬の際に起こる防水シートの破損を排除で
きるものである。
【0029】しかも、現場では、第1の防水シート(1
8)と第2の防水シート(17)を互いに重ね合わせる
必要もなく、予め一端面(16)と、上記出隅部(1
9)を挟んで一端面(16)と近接する表面(23)と
にそれぞれ胴縁(4)が据え付けられているために、施
工が容易にでき、かつ、第1の防水シート(18)と第
2の防水シート(17)の端縁を防水テープ(10)で
繋ぎ合わせたので、確実に防水できるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る壁パネルの接続
構造によると、第1の壁パネル本体(12)は、第1の
下地パネル(21)、この第1の下地パネル(21)の
表面(23)から一端面(16)にかけて出隅部(1
9)を跨いで沿設された第1の防水シート(18)、こ
の第1の防水シート(18)の上で上記表面(23)側
に設けられた外装材(1)、および、この外装材(1)
の側方で上記一端面(16)と、上記出隅部(19)を
挟んで一端面(16)と近接する表面(23)とにそれ
ぞれ据え付けられた胴縁(4)からなり、第2の壁パネ
ル本体(13)は、第2の下地パネル(22)、この第
2の下地パネル(22)の表面(24)に沿設された第
2の防水シート(17)、および、この第2の防水シー
ト(17)の上に設けられた外装材(1)からなり、上
記第1の防水シート(18)と第2の防水シート(1
7)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わせ、上記出
隅部(19)に跨がる略L字型の出隅役物(8)を上記
胴縁(4)の上に載置して上記外装材(1)どうしの間
に介在させてなるので、従来のように第2の防水シート
(17)の端縁を第2の防水シート(17)の上に設け
られた外装材(1)の上で仮止めすることもないので、
第2の防水シート(17)を折り返す必要もなく、運搬
の際に起こる防水シートの破損を排除できるものであ
る。しかも、現場では、第1の防水シート(18)と第
2の防水シート(17)を互いに重ね合わせる必要もな
く、予め一端面(16)と、上記出隅部(19)を挟ん
で一端面(16)と近接する表面(23)とにそれぞれ
胴縁(4)が据え付けられているために、施工が容易に
でき、かつ、第1の防水シート(18)と第2の防水シ
ート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わせ
たので、確実に防水できるものである。
【0031】本発明の請求項2に係る壁パネルの接続構
造によると、上記第1の防水シート(18)または第2
の防水シート(17)と外装材(1)または出隅役物
(8)との間に形成された通気層(3)を備えたので、
請求項1記載のものに加えて、第1の下地パネル(2
1)または第2の下地パネル(22)と外装材(1)ま
たは出隅役物(8)との間で通気ができるものである。
したがって、第1の下地パネル(21)または第2の下
地パネル(22)の表側や外装材(1)または出隅役物
(8)の裏側、さらには、第1の防水シート(18)ま
たは第2の防水シート(17)の表裏が湿気を含むこと
がないものである。
【0032】本発明の請求項3に係る壁パネルの施工方
法によると、第1の壁パネル本体(12)は、予め第1
の下地パネル(21)の表面(23)から一端面(1
6)にかけて出隅部(19)を跨いで第1の防水シート
(18)を沿設し、この第1の防水シート(18)の上
で上記表面(23)側に外装材(1)を設け、この外装
材(1)の側方で上記一端面(16)と、上記出隅部
(19)を挟んで一端面(16)と近接する表面(2
3)とにそれぞれ胴縁(4)を据え付けておき、また、
第2の壁パネル本体(13)は、予め第2の下地パネル
(22)の表面(24)に第2の防水シート(17)を
沿設し、この第2の防水シート(17)の上に外装材
(1)を設けておき、その後、上記第1の壁パネル本体
(12)の裏側端部(14)と第2の壁パネル本体(1
3)の側端部(15)とを突き当てて、両者を略直角に
配置して、上記第1の防水シート(18)と第2の防水
シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋ぎ合わ
せ、上記出隅部(19)に跨がる略L字型の出隅役物
(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上記外装材
(1)どうしの間に介在させるので、従来のように第2
の防水シート(17)の端縁を第2の防水シート(1
7)の上に設けられた外装材(1)の上で仮止めするこ
ともないので、第2の防水シート(17)を折り返す必
要もなく、運搬の際に起こる防水シートの破損を排除で
きるものである。しかも、現場では、第1の防水シート
(18)と第2の防水シート(17)を互いに重ね合わ
せる必要もなく、予め一端面(16)と、上記出隅部
(19)を挟んで一端面(16)と近接する表面(2
3)とにそれぞれ胴縁(4)が据え付けられているため
に、施工が容易にでき、かつ、第1の防水シート(1
8)と第2の防水シート(17)の端縁を防水テープ
(10)で繋ぎ合わせたので、確実に防水できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る壁パネルの接続構造を
示す分解側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る壁パネルの接続構造を
示す側面図である。
【図3】従来例に係る壁パネルの接続構造を示す分解側
面図である。
【図4】従来例に係る壁パネルの接続構造を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 外装材 3 通気層 4 胴縁 8 出隅役物 10 防水テープ 12 第1の壁パネル本体 13 第2の壁パネル本体 14 裏側端部 15 側端部 16 一端面 17 第2の防水シート 18 第1の防水シート 19 出隅部 21 第1の下地パネル 22 第2の下地パネル 23 表面 24 表面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の壁パネル本体(12)の裏側端部
    (14)と第2の壁パネル本体(13)の側端部(1
    5)とを突き当てて、両者を略直角に配置する壁パネル
    の接続構造において、上記第1の壁パネル本体(12)
    は、第1の下地パネル(21)、この第1の下地パネル
    (21)の表面(23)から一端面(16)にかけて出
    隅部(19)を跨いで沿設された第1の防水シート(1
    8)、この第1の防水シート(18)の上で上記表面
    (23)側に設けられた外装材(1)、および、この外
    装材(1)の側方で上記一端面(16)と、上記出隅部
    (19)を挟んで一端面(16)と近接する表面(2
    3)とにそれぞれ据え付けられた胴縁(4)からなり、
    上記第2の壁パネル本体(13)は、第2の下地パネル
    (22)、この第2の下地パネル(22)の表面(2
    4)に沿設された第2の防水シート(17)、および、
    この第2の防水シート(17)の上に設けられた外装材
    (1)からなり、上記第1の防水シート(18)と第2
    の防水シート(17)の端縁を防水テープ(10)で繋
    ぎ合わせ、上記出隅部(19)に跨がる略L字型の出隅
    役物(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上記外装材
    (1)どうしの間に介在させてなることを特徴とする壁
    パネルの接続構造。
  2. 【請求項2】 上記第1の防水シート(18)または第
    2の防水シート(17)と外装材(1)または出隅役物
    (8)との間に形成された通気層(3)を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の壁パネルの接続構造。
  3. 【請求項3】 第1の壁パネル本体(12)の裏側端部
    (14)と第2の壁パネル本体(13)の側端部(1
    5)とを突き当てて、両者を略直角に配置する壁パネル
    の施工方法において、上記第1の壁パネル本体(12)
    は、予め第1の下地パネル(21)の表面(23)から
    一端面(16)にかけて出隅部(19)を跨いで第1の
    防水シート(18)を沿設し、この第1の防水シート
    (18)の上で上記表面(23)側に外装材(1)を設
    け、この外装材(1)の側方で上記一端面(16)と、
    上記出隅部(19)を挟んで一端面(16)と近接する
    表面(23)とにそれぞれ胴縁(4)を据え付けてお
    き、また、上記第2の壁パネル本体(13)は、予め第
    2の下地パネル(22)の表面(24)に第2の防水シ
    ート(17)を沿設し、この第2の防水シート(17)
    の上に外装材(1)を設けておき、その後、上記第1の
    壁パネル本体(12)の裏側端部(14)と第2の壁パ
    ネル本体(13)の側端部(15)とを突き当てて、両
    者を略直角に配置して、上記第1の防水シート(18)
    と第2の防水シート(17)の端縁を防水テープ(1
    0)で繋ぎ合わせ、上記出隅部(19)に跨がる略L字
    型の出隅役物(8)を上記胴縁(4)の上に載置して上
    記外装材(1)どうしの間に介在させることを特徴とす
    る壁パネルの施工方法。
JP23327494A 1994-09-28 1994-09-28 壁パネルの接続構造およびその施工方法 Withdrawn JPH0893182A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011106258A (ja) * 2009-10-19 2011-06-02 Asahi Tostem Gaiso Kk 外壁材の接合構造、接合用役物、及び、外壁の隅部工法

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