JPH0893176A - 外壁パネルキット及び外壁パネルの製造方法 - Google Patents
外壁パネルキット及び外壁パネルの製造方法Info
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- JPH0893176A JPH0893176A JP6226397A JP22639794A JPH0893176A JP H0893176 A JPH0893176 A JP H0893176A JP 6226397 A JP6226397 A JP 6226397A JP 22639794 A JP22639794 A JP 22639794A JP H0893176 A JPH0893176 A JP H0893176A
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- wall panel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量であって、作業が容易であり、工期が短
縮でき、安価に製作できる外壁パネルキット及び外壁パ
ネルの製造方法を提供する。 【構成】 側縁部を接して複数枚並べられ、桟１１に取
付けられる外壁パネルキット９であって、パネル板２に
下地材３を接着し、パネル板２と下地材３の周辺部との
間に隙間を形成した四角形のパネル本体１と、パネル本
体１の４辺に対応して設けられ下地材３の周縁部を収容
する収容部７を有し該周縁部を収容した状態で桟１１ま
たは下地材３の何れか一方に取着される取付枠５とを備
えた。
縮でき、安価に製作できる外壁パネルキット及び外壁パ
ネルの製造方法を提供する。 【構成】 側縁部を接して複数枚並べられ、桟１１に取
付けられる外壁パネルキット９であって、パネル板２に
下地材３を接着し、パネル板２と下地材３の周辺部との
間に隙間を形成した四角形のパネル本体１と、パネル本
体１の４辺に対応して設けられ下地材３の周縁部を収容
する収容部７を有し該周縁部を収容した状態で桟１１ま
たは下地材３の何れか一方に取着される取付枠５とを備
えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、側縁部を接して複数枚
並べられて外壁パネルを形成する外壁パネルキット及び
外壁パネルの製造方法に関する。
並べられて外壁パネルを形成する外壁パネルキット及び
外壁パネルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の外壁パネルの製造工程は、先ず、
大工さんが建物の柱に胴桟を取付け、この胴桟に合板
（９００Ｘ１８００ｍｍ）を取付ける。次に石工さん
が、合板の表面に所定サイズのパネル例えば大理石（８
００Ｘ８００ｍｍＸ厚さ２５ｍｍ）をモルタル或は接着
剤により貼付けている。
大工さんが建物の柱に胴桟を取付け、この胴桟に合板
（９００Ｘ１８００ｍｍ）を取付ける。次に石工さん
が、合板の表面に所定サイズのパネル例えば大理石（８
００Ｘ８００ｍｍＸ厚さ２５ｍｍ）をモルタル或は接着
剤により貼付けている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の外壁パネルは、
次の問題点があった。 １，建物に取付けた合板に、モルタル或は接着剤を用い
て大理石を貼付けているので、作業中にモルタル或は接
着剤が建物に付着して建物が汚れる。 ２，大理石が大形であるので、大きさに応じた厚さの大
なるものを使用しなければならず、重量が大となる。 ３，大理石が重いので、胴桟を厚くして強度を増加しな
ければならない。 ４，大理石の重量を支えながら、水平に取付けなければ
ならないので、作業が面倒である。 ５，合板の取付工程（大工の仕事）と、パネルの貼付け
工程（石工の仕事）があるので、作業工程が多く、工期
が長い。
次の問題点があった。 １，建物に取付けた合板に、モルタル或は接着剤を用い
て大理石を貼付けているので、作業中にモルタル或は接
着剤が建物に付着して建物が汚れる。 ２，大理石が大形であるので、大きさに応じた厚さの大
なるものを使用しなければならず、重量が大となる。 ３，大理石が重いので、胴桟を厚くして強度を増加しな
ければならない。 ４，大理石の重量を支えながら、水平に取付けなければ
ならないので、作業が面倒である。 ５，合板の取付工程（大工の仕事）と、パネルの貼付け
工程（石工の仕事）があるので、作業工程が多く、工期
が長い。
【０００４】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、軽量であって、作業が容易であり、
工期が短縮でき、建物を汚染することがなく、しかも、
安価に製作できる外壁パネルキット及び外壁パネルの製
造方法を提供するにある。
ので、その目的は、軽量であって、作業が容易であり、
工期が短縮でき、建物を汚染することがなく、しかも、
安価に製作できる外壁パネルキット及び外壁パネルの製
造方法を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、側縁
部を接して複数枚並べられ、桟に取付けられる外壁パネ
ルキットであって、パネル板に下地材を接着し、パネル
板と下地材の周辺部との間に隙間を形成した四角形のパ
ネル本体と、前記パネル本体の４辺に対応して設けられ
前記下地材の周縁部を収容する収容部を有し該周縁部を
収容した状態で前記桟または下地材の何れか一方に取着
される取付枠とを備えたところに特徴を有する。
部を接して複数枚並べられ、桟に取付けられる外壁パネ
ルキットであって、パネル板に下地材を接着し、パネル
板と下地材の周辺部との間に隙間を形成した四角形のパ
ネル本体と、前記パネル本体の４辺に対応して設けられ
前記下地材の周縁部を収容する収容部を有し該周縁部を
収容した状態で前記桟または下地材の何れか一方に取着
される取付枠とを備えたところに特徴を有する。
【０００６】請求項２の発明は、パネル本体と取付枠と
を備えた外壁パネルキットを、側縁部を接して複数枚並
べ、これらの外壁パネルキットを桟に取付ける外壁パネ
ルの製造方法であって、つぎの工程を備えていることを
特徴とする。 １．外壁パネルの下端及び一方の端部の位置に合わせて
取付枠を桟に取付ける工程。 ２．一のパネル本体用の取付枠と、隣接させる他のパネ
ル本体用の取付枠とを連結して連結部材を構成する工
程。 ３．一のパネル本体に対して、その下地材の隣接する２
辺のうちの少なくとも１辺に前記連結部材を取付ける工
程。 ４．前記一のパネル本体に対して、連結部材を上方また
は外壁パネルの他方の端部側に位置させ該パネル本体の
下地材を前記桟に取付けた前記取付枠の収容部にはめ込
む工程。 ５．当該一のパネル本体の連結部材を桟に固定する工
程。 ６．第２〜第５の工程を繰返し、既設の一のパネル本体
の側縁部に接して他のパネル本体を並設する工程。
を備えた外壁パネルキットを、側縁部を接して複数枚並
べ、これらの外壁パネルキットを桟に取付ける外壁パネ
ルの製造方法であって、つぎの工程を備えていることを
特徴とする。 １．外壁パネルの下端及び一方の端部の位置に合わせて
取付枠を桟に取付ける工程。 ２．一のパネル本体用の取付枠と、隣接させる他のパネ
ル本体用の取付枠とを連結して連結部材を構成する工
程。 ３．一のパネル本体に対して、その下地材の隣接する２
辺のうちの少なくとも１辺に前記連結部材を取付ける工
程。 ４．前記一のパネル本体に対して、連結部材を上方また
は外壁パネルの他方の端部側に位置させ該パネル本体の
下地材を前記桟に取付けた前記取付枠の収容部にはめ込
む工程。 ５．当該一のパネル本体の連結部材を桟に固定する工
程。 ６．第２〜第５の工程を繰返し、既設の一のパネル本体
の側縁部に接して他のパネル本体を並設する工程。
【０００７】
【作用】請求項１の発明によれば、パネル本体の下地材
を収容した４個の取付枠の内、一方を下地材に固定し、
他方を桟に固定したので、各外壁パネルキットが確実に
桟に固定される。また、外壁パネルを複数枚の外壁パネ
ルキットで構成するので、外壁パネルの寸法が異なる場
合でも、使用枚数を選定することにより、１種類の外壁
パネルキットで対応できる。
を収容した４個の取付枠の内、一方を下地材に固定し、
他方を桟に固定したので、各外壁パネルキットが確実に
桟に固定される。また、外壁パネルを複数枚の外壁パネ
ルキットで構成するので、外壁パネルの寸法が異なる場
合でも、使用枚数を選定することにより、１種類の外壁
パネルキットで対応できる。
【０００８】請求項２の発明によれば、最初に外壁パネ
ルの端面に合わせて取付枠を桟に取付ければ、パネル本
体を取付枠に挿入し、連結部材を桟に固定する工程が連
続して行なうことができ、作業が簡単になる。また、外
壁パネルキットを桟に取付ければ、外壁パネルが完成す
るので、工期が短い。さらに、接着剤、モルタル等を使
用しないので、周囲が汚染されない。
ルの端面に合わせて取付枠を桟に取付ければ、パネル本
体を取付枠に挿入し、連結部材を桟に固定する工程が連
続して行なうことができ、作業が簡単になる。また、外
壁パネルキットを桟に取付ければ、外壁パネルが完成す
るので、工期が短い。さらに、接着剤、モルタル等を使
用しないので、周囲が汚染されない。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の第１の実施例につき図１〜図
９を参照して説明する。図１〜図３において、パネル本
体１は、四角形例えば正方形をなしており、パネル板２
に下地材３を接着剤４により接着して構成されている。
パネル板２は、標準サイズ（４００ｍｍＸ４００ｍｍＸ
厚さ１２ｍｍの正方形）の石材例えば大理石、御影石、
人造石、磁器タイル等から形成されている。下地材３
は、パネル板２とほぼ同じ大きさの耐水性合板いわゆる
コンパネあるいはセメント系ボード例えば石綿ーセメン
ト板、石綿ー珪酸スルシウム板、ガラスースラグセメン
ト板、石綿ー炭酸マグネシウム板、木片ーセメント板か
ら形成されている。また、接着剤４は、石材用エポキシ
系パテ状接着剤（商品名、セラミックＥＫボンドホワイ
ト、ボンド商事株式会社）またはモルタルが使用され
る。また、下地材３の周辺部には、パネル板２との間に
約２ｍｍの隙間が形成されている。尚、パネル本体１
は、正方形に限らず矩形状のものでもよい。
９を参照して説明する。図１〜図３において、パネル本
体１は、四角形例えば正方形をなしており、パネル板２
に下地材３を接着剤４により接着して構成されている。
パネル板２は、標準サイズ（４００ｍｍＸ４００ｍｍＸ
厚さ１２ｍｍの正方形）の石材例えば大理石、御影石、
人造石、磁器タイル等から形成されている。下地材３
は、パネル板２とほぼ同じ大きさの耐水性合板いわゆる
コンパネあるいはセメント系ボード例えば石綿ーセメン
ト板、石綿ー珪酸スルシウム板、ガラスースラグセメン
ト板、石綿ー炭酸マグネシウム板、木片ーセメント板か
ら形成されている。また、接着剤４は、石材用エポキシ
系パテ状接着剤（商品名、セラミックＥＫボンドホワイ
ト、ボンド商事株式会社）またはモルタルが使用され
る。また、下地材３の周辺部には、パネル板２との間に
約２ｍｍの隙間が形成されている。尚、パネル本体１
は、正方形に限らず矩形状のものでもよい。
【００１０】取付枠５は、パネル本体１の４辺に対応し
て設けられている。各取付枠５は、ステンレス鋼板から
形成され、取付片６の端部にＬ字状板６ａを設け、両者
間に下地材３の周縁部３ａを収容する収容部７を形成し
ている。取付片６には複数個の孔６ｂが形成されてい
る。この取付片６は、孔６ｂと下地材３の孔３ｂ或は胴
桟１１の孔１１ａに挿入されたブラインドリベット８に
より下地材３或は胴桟１１に固定される。ブラインドリ
ベット８は、孔に挿入されて引き抜き部８ａを矢印方向
へ引き抜けば、締結部８ｂが広げられて固定される。こ
の取付手段は、木ねじによって行ってもよい。孔６ｂは
ブラインドリベット８の強度に応じて適宜の個数設けれ
ばよい。
て設けられている。各取付枠５は、ステンレス鋼板から
形成され、取付片６の端部にＬ字状板６ａを設け、両者
間に下地材３の周縁部３ａを収容する収容部７を形成し
ている。取付片６には複数個の孔６ｂが形成されてい
る。この取付片６は、孔６ｂと下地材３の孔３ｂ或は胴
桟１１の孔１１ａに挿入されたブラインドリベット８に
より下地材３或は胴桟１１に固定される。ブラインドリ
ベット８は、孔に挿入されて引き抜き部８ａを矢印方向
へ引き抜けば、締結部８ｂが広げられて固定される。こ
の取付手段は、木ねじによって行ってもよい。孔６ｂは
ブラインドリベット８の強度に応じて適宜の個数設けれ
ばよい。
【００１１】そして、外壁パネルキット９は、パネル本
体１と４個の取付枠５とから構成されている。尚、取付
枠５は、ステンレス鋼板に限らず、アルミニウム板、或
はニッケルメッキ又は亜鉛メッキを施した鋼板等錆びな
い材料から形成してもよい。
体１と４個の取付枠５とから構成されている。尚、取付
枠５は、ステンレス鋼板に限らず、アルミニウム板、或
はニッケルメッキ又は亜鉛メッキを施した鋼板等錆びな
い材料から形成してもよい。
【００１２】胴桟１１は、木製であって、柱１２間に水
平方向に複数本取付けられ、胴桟１１間のピッチは、パ
ネル本体１の長さに対応している。この胴桟１１は、木
製に限らず、金属製即ち鉄製あるいはアルミニウム製の
軽量間仕切り材を用いてもよい。
平方向に複数本取付けられ、胴桟１１間のピッチは、パ
ネル本体１の長さに対応している。この胴桟１１は、木
製に限らず、金属製即ち鉄製あるいはアルミニウム製の
軽量間仕切り材を用いてもよい。
【００１３】次に図４及び図５において、第１の連結部
材２１は、隣接する２枚のパネル本体１を連結するもの
で、一のパネル本体１用の取付枠５Ａと、隣接する他の
パネル本体１用の取付枠５Ｂを連結して構成される。こ
れは、取付片６が同じ平面状に位置するように配置され
Ｌ字状板６ａが相互にスポット溶接、リベット等により
連結されており、これにより、収容部７が反対方向を向
いている。
材２１は、隣接する２枚のパネル本体１を連結するもの
で、一のパネル本体１用の取付枠５Ａと、隣接する他の
パネル本体１用の取付枠５Ｂを連結して構成される。こ
れは、取付片６が同じ平面状に位置するように配置され
Ｌ字状板６ａが相互にスポット溶接、リベット等により
連結されており、これにより、収容部７が反対方向を向
いている。
【００１４】第２の連結部材２２は、隣接する２枚のパ
ネル本体１が直交する場合に適用されるもので、一のパ
ネル本体１用の取付枠５Ａと、隣接する他のパネル本体
１用の取付枠５Ｃを連結して構成される。即ち、一方の
取付枠５Ａの取付片６に他方の取付枠５ＣのＬ字状板６
ａがスポット溶接、リベット等により連結して形成さ
れ、収容部７が直交する方向を向いている。
ネル本体１が直交する場合に適用されるもので、一のパ
ネル本体１用の取付枠５Ａと、隣接する他のパネル本体
１用の取付枠５Ｃを連結して構成される。即ち、一方の
取付枠５Ａの取付片６に他方の取付枠５ＣのＬ字状板６
ａがスポット溶接、リベット等により連結して形成さ
れ、収容部７が直交する方向を向いている。
【００１５】つぎに、パネルキット９を使用した外壁パ
ネル３１の製造方法について図６〜図９を参照して説明
する。 １，最下段の胴桟１１に外壁パネル３１の下端部に合わ
せて水平線を罫書き、この罫書き線に収容部７が一致す
るように複数個の取付枠５Ｘを胴桟１１に取付ける（図
７参照）。 ２，複数段の胴桟１１に外壁パネル３１の側端部例えば
左端部の位置に合わせて垂直線を罫書き、この罫書き線
に収容部７が一致するように縦方向に複数個の取付枠５
Ｙを胴桟１１に取付ける（図７参照）。この場合、取付
枠５Ｙの両端が上下の胴桟１１に取付けられる。
ネル３１の製造方法について図６〜図９を参照して説明
する。 １，最下段の胴桟１１に外壁パネル３１の下端部に合わ
せて水平線を罫書き、この罫書き線に収容部７が一致す
るように複数個の取付枠５Ｘを胴桟１１に取付ける（図
７参照）。 ２，複数段の胴桟１１に外壁パネル３１の側端部例えば
左端部の位置に合わせて垂直線を罫書き、この罫書き線
に収容部７が一致するように縦方向に複数個の取付枠５
Ｙを胴桟１１に取付ける（図７参照）。この場合、取付
枠５Ｙの両端が上下の胴桟１１に取付けられる。
【００１６】３，２枚の取付枠５Ａ，５Ｂを連結して第
１の連結部材２１を構成する（図４参照）。 ４，一のパネル本体１の下地材３に対して、隣接する２
辺にそれぞれ第１の連結部材２１を取付ける（図８参
照）。即ち、パネル本体１の下地材３の周縁部を取付枠
５Ａの収容部７にはめこみ、取付片６をブラインドリベ
ット８を介して下地材３に固定する。取付片６の端部は
隙間に挿入される。
１の連結部材２１を構成する（図４参照）。 ４，一のパネル本体１の下地材３に対して、隣接する２
辺にそれぞれ第１の連結部材２１を取付ける（図８参
照）。即ち、パネル本体１の下地材３の周縁部を取付枠
５Ａの収容部７にはめこみ、取付片６をブラインドリベ
ット８を介して下地材３に固定する。取付片６の端部は
隙間に挿入される。
【００１７】５，このパネル本体１に対して、第１の連
結部材２１を上方及び右方向に位置させ、上方から降ろ
して図７に示す左隅の取付枠５Ｘ，５Ｙの収容部７には
め込む。取付枠５の端部は隙間に挿入されている。さら
に、第１の連結部材２１の上方及び右方に突出した取付
枠５Ｂを胴桟１１に固定する（図９参照）。 ６，上記工程を繰返し、図６に示すように、既設のパネ
ル本体１の右側に新たなパネル本体１を取付け、これを
順次右方向に行い、最下段のパネルを完成する。右端の
パネル本体１に対しては、右側の第１の連結部材２１は
取付けず、その代わりに取付枠５Ａを予め胴桟１１に取
付けておき、この取付枠５Ａと左側のパネル本体１の取
付枠５Ｂとの間に、上方から右端のパネル本体１をはめ
込めばよい。
結部材２１を上方及び右方向に位置させ、上方から降ろ
して図７に示す左隅の取付枠５Ｘ，５Ｙの収容部７には
め込む。取付枠５の端部は隙間に挿入されている。さら
に、第１の連結部材２１の上方及び右方に突出した取付
枠５Ｂを胴桟１１に固定する（図９参照）。 ６，上記工程を繰返し、図６に示すように、既設のパネ
ル本体１の右側に新たなパネル本体１を取付け、これを
順次右方向に行い、最下段のパネルを完成する。右端の
パネル本体１に対しては、右側の第１の連結部材２１は
取付けず、その代わりに取付枠５Ａを予め胴桟１１に取
付けておき、この取付枠５Ａと左側のパネル本体１の取
付枠５Ｂとの間に、上方から右端のパネル本体１をはめ
込めばよい。
【００１８】７，つぎに下段の左端のパネル本体１の上
部に他のパネル本体１を組み付ける。そして、このパネ
ル本体１の右側に順次新たなパネル本体１を組み付け、
２段目のパネル本体１を組み付ける。 ８，これを繰返し、最上段のパネル本体１を組み付け
る。 ９，最上段のパネル本体１の上端と天井との間に、第１
の連結部材２１の前面を押さえる天井見切り縁２３を取
付ける（図１参照）。 １０，最後に、パネル本体１の隙間に目地材例えばセメ
ント目地を埋め込む。
部に他のパネル本体１を組み付ける。そして、このパネ
ル本体１の右側に順次新たなパネル本体１を組み付け、
２段目のパネル本体１を組み付ける。 ８，これを繰返し、最上段のパネル本体１を組み付け
る。 ９，最上段のパネル本体１の上端と天井との間に、第１
の連結部材２１の前面を押さえる天井見切り縁２３を取
付ける（図１参照）。 １０，最後に、パネル本体１の隙間に目地材例えばセメ
ント目地を埋め込む。
【００１９】尚、上記工程において、２枚の取付枠５
Ａ，５Ｂを連結して第１の連結部材２１を構成する工程
及びこの第１の連結部材２１をパネル本体１の下地材３
に取付ける工程は、予め別工程において多量に製作して
おけば、作業効率が一層向上する。
Ａ，５Ｂを連結して第１の連結部材２１を構成する工程
及びこの第１の連結部材２１をパネル本体１の下地材３
に取付ける工程は、予め別工程において多量に製作して
おけば、作業効率が一層向上する。
【００２０】図１０は、パネル本体１が直交する隅部に
適用した第２の実施例である。パネル本体３１は、正方
形のパネル板２と、パネル板２よりも短尺の下地材３２
を接着剤４により接着して構成されており、隅部に配置
される部位においては、パネル板２が下地材３２よりも
突出している。そして、一方のパネル本体１の周縁部は
第２の連結部材２２の取付枠５Ａに収容され、パネル本
体３１の下地材３２が取付枠５Ｃの収容部７に収容され
ている。これによりパネル本体１とパネル本体３１が直
角に形成されている。
適用した第２の実施例である。パネル本体３１は、正方
形のパネル板２と、パネル板２よりも短尺の下地材３２
を接着剤４により接着して構成されており、隅部に配置
される部位においては、パネル板２が下地材３２よりも
突出している。そして、一方のパネル本体１の周縁部は
第２の連結部材２２の取付枠５Ａに収容され、パネル本
体３１の下地材３２が取付枠５Ｃの収容部７に収容され
ている。これによりパネル本体１とパネル本体３１が直
角に形成されている。
【００２１】上記実施例によれば、つぎの効果を奏す
る。 １，外壁パネル３１を、複数の外壁パネルキット９を並
設して構成したので、外壁パネルの寸法が異なる場合で
も標準の外壁パネルキット９が利用でき、外壁パネルキ
ット９の種類が減少できる。 ２，外壁パネルキット９が小形にしたので、桟１１の厚
さを薄くでき、軽量にできる。 ３，パネル本体１は取付枠５が上下の桟１１に固定され
ているので、パネル本体１の固定が確実である。 ４，取付枠５が下地材３の周縁部を収容するので、下地
材３の変形、反りが矯正できる。
る。 １，外壁パネル３１を、複数の外壁パネルキット９を並
設して構成したので、外壁パネルの寸法が異なる場合で
も標準の外壁パネルキット９が利用でき、外壁パネルキ
ット９の種類が減少できる。 ２，外壁パネルキット９が小形にしたので、桟１１の厚
さを薄くでき、軽量にできる。 ３，パネル本体１は取付枠５が上下の桟１１に固定され
ているので、パネル本体１の固定が確実である。 ４，取付枠５が下地材３の周縁部を収容するので、下地
材３の変形、反りが矯正できる。
【００２２】５，パネル本体１を標準サイズにしたの
で、市販の石材が利用できて、製造費用が低減できる。 ６，パネル本体１は、一方側から他方側へ連続して取付
けることができるので、作業が簡単であり、作業工数を
短縮できる。 ７，外壁パネルキット９を桟１１に取付ければ、外壁パ
ネル３１が完成するので、大工の仕事、左官の仕事を必
要とした従来に比して工程が短縮され、工期が短くな
る。 ８，外壁パネルキット９の取付けに接着剤を使用しない
ので、接着剤の乾燥のための手待時間がなく、作業が連
続して行えるので作業効率が向上し、且つ、建物が汚れ
ない。
で、市販の石材が利用できて、製造費用が低減できる。 ６，パネル本体１は、一方側から他方側へ連続して取付
けることができるので、作業が簡単であり、作業工数を
短縮できる。 ７，外壁パネルキット９を桟１１に取付ければ、外壁パ
ネル３１が完成するので、大工の仕事、左官の仕事を必
要とした従来に比して工程が短縮され、工期が短くな
る。 ８，外壁パネルキット９の取付けに接着剤を使用しない
ので、接着剤の乾燥のための手待時間がなく、作業が連
続して行えるので作業効率が向上し、且つ、建物が汚れ
ない。
【００２３】
【発明の効果】請求項１の外壁パネルキットは、パネル
板に下地材を接着し、パネル板と下地材の周辺部との間
に隙間を形成した四角形のパネル本体と、前記パネル本
体の４辺に対応して設けられ前記下地材の周縁部を収容
する収容部を有し該周縁部を収容した状態で前記桟また
は下地材の何れか一方に取着される取付枠とを備えたの
で、軽量であって、作業が容易であり、しかも、安価に
製作できるという優れた効果を奏する。
板に下地材を接着し、パネル板と下地材の周辺部との間
に隙間を形成した四角形のパネル本体と、前記パネル本
体の４辺に対応して設けられ前記下地材の周縁部を収容
する収容部を有し該周縁部を収容した状態で前記桟また
は下地材の何れか一方に取着される取付枠とを備えたの
で、軽量であって、作業が容易であり、しかも、安価に
製作できるという優れた効果を奏する。
【００２４】請求項２の外壁パネルの製造方法は、パネ
ル本体と取付枠とを備えた外壁パネルキットを、側縁部
を接して複数枚並べ、これらの外壁パネルキットを桟に
取付けるようにしたので、最初に外壁パネルの端面に合
わせて取付枠を桟に取付ければ、パネル本体を連続して
取付けることができ、作業が容易で且つ連続して行なう
ことができ、、工期を短縮することができて安価に製作
でき、しかも建物を汚染することがなくという優れた効
果を奏するものである。
ル本体と取付枠とを備えた外壁パネルキットを、側縁部
を接して複数枚並べ、これらの外壁パネルキットを桟に
取付けるようにしたので、最初に外壁パネルの端面に合
わせて取付枠を桟に取付ければ、パネル本体を連続して
取付けることができ、作業が容易で且つ連続して行なう
ことができ、、工期を短縮することができて安価に製作
でき、しかも建物を汚染することがなくという優れた効
果を奏するものである。
【図１】 外壁パネルの側面図である。
【図２】 外壁パネルキットの分解斜視図である。
【図３】 取付枠を下地材に取付けた状態を示す部分拡
大図である。
大図である。
【図４】 第１の連結部材の一部の斜視図である。
【図５】 第２の連結部材の一部の斜視図である。
【図６】 製造過程における外壁パネルの正面図であ
る。
る。
【図７】 第１の工程における正面図である。
【図８】 パネル本体に第１の連結部材を取付けた正面
図である。
図である。
【図９】 最初のパネル本体を取付けた状態における正
面図である。
面図である。
【図１０】外壁パネルの隅部における取付状態を示す平
面図である。
面図である。
１ パネル本体 ２ パネル板 ３ 下地材 ４ 接着剤 ５ 取付枠 ５Ａ取付枠 ５Ｂ取付枠 ５Ｃ取付枠 ５Ｘ取付枠 ５Ｙ取付枠 ６ 取付片 ７ 収容部 ９ 外壁パネルキット １１ 胴桟 １２ 柱 ２１ 第１の連結部材 ２２ 第２の連結部材 ３１ 外壁パネル３１ ３２ 下地材
Claims (2)
- 【請求項１】 側縁部を接して複数枚並べられ、桟に取
付けられる外壁パネルキットであって、 パネル板に下地材を接着し、パネル板と下地材の周辺部
との間に隙間を形成した四角形のパネル本体と、 前記パネル本体の４辺に対応して設けられ前記下地材の
周縁部を収容する収容部を有し該周縁部を収容した状態
で前記桟または下地材の何れか一方に取着される取付枠
とを備えたことを特徴とする外壁パネルキット。 - 【請求項２】 パネル本体と取付枠とを備えた外壁パネ
ルキットを、側縁部を接して複数枚並べ、これらの外壁
パネルキットを桟に取付ける外壁パネルの製造方法であ
って、つぎの工程を備えていることを特徴とする。 １．外壁パネルの下端及び一方の端部の位置に合わせて
取付枠を桟に取付ける工程。 ２．一のパネル本体用の取付枠と、隣接させる他のパネ
ル本体用の取付枠とを連結して連結部材を構成する工
程。 ３．一のパネル本体に対して、その下地材の隣接する２
辺のうちの少なくとも１辺に前記連結部材を取付ける工
程。 ４．前記一のパネル本体に対して、連結部材を上方また
は外壁パネルの他方の端部側に位置させ該パネル本体の
下地材を前記桟に取付けた前記取付枠の収容部にはめ込
む工程。 ５．当該一のパネル本体の連結部材を桟に固定する工
程。 ６．第２〜第５の工程を繰返し、既設の一のパネル本体
の側縁部に接して他のパネル本体を並設する工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226397A JPH0893176A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 外壁パネルキット及び外壁パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226397A JPH0893176A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 外壁パネルキット及び外壁パネルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0893176A true JPH0893176A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16844489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6226397A Pending JPH0893176A (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 外壁パネルキット及び外壁パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0893176A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103161274A (zh) * | 2013-03-05 | 2013-06-19 | 蔡哲安 | 干挂薄石材墙板结构 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6226397A patent/JPH0893176A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103161274A (zh) * | 2013-03-05 | 2013-06-19 | 蔡哲安 | 干挂薄石材墙板结构 |
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