JPH0891342A - 搬送用トレイ - Google Patents
搬送用トレイInfo
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- JPH0891342A JPH0891342A JP20164495A JP20164495A JPH0891342A JP H0891342 A JPH0891342 A JP H0891342A JP 20164495 A JP20164495 A JP 20164495A JP 20164495 A JP20164495 A JP 20164495A JP H0891342 A JPH0891342 A JP H0891342A
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- Japan
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- synthetic resin
- sheet
- resin sheet
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- tray
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Abstract
トと同一或いは類似の合成樹脂で形成された軟質シート
2との積層体からなるとともに、物品の水平方向のずれ
を防止するための凹部或いは山部を有する搬送用トレイ
Tに関するものである。 【効果】搬送用トレイを、硬質合成樹脂シートと、該硬
質合成樹脂シートと同一或いは類似の合成樹脂で形成さ
れた軟質シートとの積層体により成形するようにしたの
で、リサイクルの際に、硬質合成樹脂シートと軟質シー
トとを分離する必要がないので、リサイクル作業が簡素
化され、リサイクルにかかる費用を低減化することがで
きる。
Description
載置される物品とパレット間或いは物品間に配設される
搬送用トレイに関するものである。
とパレット間或いは物品間に配設される搬送用トレイと
して、合成樹脂シート、不織布、スポンジシート或いは
スポンジ等を貼着した合成樹脂シート等からなる平板状
の搬送用トレイが知られている。
合成樹脂シートを搬送用トレイとして用いるものにあっ
ては、傷つきやすい面を有する物品、例えば、アルミニ
ウム製のタイヤホイール或いは塗装が施されたタイヤホ
イールようなものには使用できないという問題があり、
また、不織布、スポンジシートは、強度的に或いは反復
使用性に問題があり、更に、スポンジ等を貼着した合成
樹脂シートは、スポンジ等の貼着作業に手間が掛かりコ
スト面で問題があるとともに、リサイクルの面でも問題
がある。
レイの場合には、物品が水平方向に移動しやすく、多段
に積み重ねた物品を安定的に積み重ねることができない
ために、高く積み重ねることができなかったり、積み重
ねられた物品が崩れる等の問題がある。
送用トレイが有する課題を解決するとともに、強度的に
優れた、しかも、取扱性の良い搬送用トレイを提供する
ことにある。
を達成するために、搬送用トレイにおいて、第1には、
硬質合成樹脂シートと、該硬質合成樹脂シートと同一或
いは類似の合成樹脂で形成された軟質シートとの積層体
からなるとともに、物品の水平方向のずれを防止するた
めの凹部或いは山部を有するものであり、第2には、山
部を囲んで溝部を設け、該溝部に物品を嵌合するように
したものであり、第3には、上面に形成された山部に対
応して裏面に該山部とほぼ同形状の凹部を形成し、該凹
部に物品の上部を嵌合するようにしたものであり、第4
には、上面に形成された凹部に対応して裏面に山部を膨
出させ、該山部を、物品の上部に形成された凹部或いは
穴部に嵌合させるようにしたものであり、第5には、硬
質合成樹脂シートの片面に、該硬質合成樹脂シートと同
一或いは類似の合成樹脂で形成された軟質シートを積層
したものであり、第6には、硬質合成樹脂シートの両面
に、該硬質合成樹脂シートと同一或いは類似の合成樹脂
で形成された軟質シートを積層したものである。
ある図1、物品の一例としてのタイヤホイールを載置し
た本発明の搬送用トレイを積み重ねた状態の断面図であ
る図2、本発明の搬送用トレイの一部拡大平面図である
図3及び本発明の搬送用トレイの一部断面を含む拡大斜
視図である図4を用いて、本発明の搬送用トレイの実施
例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何
ら、本実施例に限定されるものではない。
り、搬送用トレイTは、硬質合成樹脂シート1と、硬質
合成樹脂シート1の裏面に積層された、硬質合成樹脂シ
ート1と同一或いは類似の合成樹脂からなるとともに、
硬質合成樹脂シート1より軟らかい合成樹脂材で形成さ
れた軟質シート2との積層体を、真空成形等により成形
することにより製造される。Wは、搬送用トレイTに載
置される物品の一例としてのタイヤホイールである。
合成樹脂からなるとともに、硬質合成樹脂シート1より
軟らかい合成樹脂材からなる軟質シート2としては、硬
質合成樹脂シート1と同一或いは類似の合成樹脂に可塑
剤を添加して成形された軟質合成樹脂シート或いは硬質
合成樹脂シート1と同一或いは類似の合成樹脂に発泡剤
を添加して成形された軟質発泡合成樹脂シートがある。
また、上記の硬質合成樹脂シート1としては、硬質の無
発泡合成樹脂シートを用いることも或いは硬質の発泡合
成樹脂シートを用いることができる。
板3より一段高く形成された上部基板4とから構成され
ており、下部基板3には、頂部5aが上部基板4とほぼ
同じ平面を形成するとともに、頂部5aから下部基板3
に向けて傾斜した傾斜面5bを有する円錐台状の山部5
が設けられている。上述したように、搬送用トレイT
は、積層体を真空成形等することにより製造されるの
で、図2及び図4に示されているように、搬送用トレイ
Tの裏側には、円錐台状の山部5に沿って該山部5と同
形状の凹部5’が形成される。
送用トレイTの相対する長辺6に沿って3列に山部5が
配設されており、一列目には4個、2列目、即ち、中央
の列には3個、3列目には4個の山部5が形成されてお
り、各列の山部5は、隣接する列の山部5に対して千鳥
状に位置するように配列されている。なお、上部基板4
と山部5の頂部5aとは、積載される物品に応じて、何
方か一方を高くすることもできるとともに、山部5の形
状は、円錐台状に限定されることなく、積載される物品
に応じて、柱状、三角錐状、四角錐状、椀状等種々の形
状に形成することができる。
部基板3上の三角領域7の3つの角部には、下部基板3
から略三角柱状の柱状凸部8が突設されており、3つの
柱状凸部8により囲まれる下部基板3の中央部には、凹
部9が設けられている。また、長辺6に沿って配列され
ている山部5の隣接する2個の山部5と長辺6に囲まれ
た下部基板3には、平面形状が略菱形状の凹部10が設
けられており、更に、平面形状が略矩形の搬送用トレイ
Tの四隅の下部基板3には、平面形状が略三角形状の凹
部11が設けられている。更にまた、中央の列の両端に
配設された山部5と長辺6に沿って配列されている山部
5とで挟まれる搬送用トレイTの短辺側6’の下部基板
3の領域には、所定の間隔を置いて、平面形状が略菱形
状の凹部12が設けられている。
に配設された山部5の周囲には、山部5と上部基板4と
の間に設けられた略半円状の溝部13a及び3個の山部
5で囲まれる略正三角形状の下部基板3上の三角領域7
に設けられた3つの柱状凸部8のうちの搬送用トレイT
の四隅に配設された山部5側の2個の柱状凸部8によ
り、略円形状の溝部13が形成され、図3において二点
鎖線で示されている溝部13の外輪13bに沿って、開
放側端部w1を下にしてタイヤホイールWが、搬送用ト
レイT上に載置される。
うち、隅部以外の山部5、即ち、図1に示されている搬
送用トレイTの隅部から2番目の山部5は、長辺6に沿
って設けられた略四分円状の溝部14a及び3個の山部
5で囲まれる下部基板3上の三角領域7に設けられた3
組の柱状凸部8のうちの、それぞれの2個の柱状凸部8
により形成される略円形状の溝部14により囲まれてお
り、この溝部14の外輪14bに沿って、開放側端部w
1を下にしてタイヤホイールWが、搬送用トレイT上に
載置される。
6’側に配置された山部5は、短辺側6’側の上部基板
4と山部5との間に配設された溝部15a及び3個の山
部5で囲まれる下部基板3上の三角領域7に設けられた
4組の柱状凸部8のうちの、それぞれの2個の柱状凸部
8により形成される略円形状の溝部15により囲まれて
おり、この溝部15の外輪15bに沿って、開放側端部
w1を下にしてタイヤホイールWが、搬送用トレイT上
に載置される。
山部5のように、周りが全て山部5で囲まれた山部5
は、3個の山部5で囲まれる下部基板3上の三角領域7
に設けられた6組の柱状凸部8のうちの、それぞれの2
個の柱状凸部8により形成される略円形状の溝部16に
より囲まれており、この溝部16の外輪16aに沿っ
て、開放側端部w1を下にしてタイヤホイールWが、搬
送用トレイT上に載置される。
Tに設けられた略環状の溝部13、14、15、16に
は、開放側端部w1を下にしてタイヤホイールWが載置
されることになるが、タイヤホイールWは、開放側端部
w1が、このような溝部13、14、15、16に嵌合
されているので、水平方向への移動が阻止され、安定し
た状態で搬送用トレイTに載置されることになる。ま
た、タイヤホイールWの開放部に、山部5が嵌合するこ
とにより、より確実に、タイヤホイールWの水平方向へ
の移動を防止することができるとともに、タイヤホイー
ルWを、より安定した状態で搬送用トレイTに載置する
ことができる。
ホイールWを積み重ねる場合には、下に位置する搬送用
トレイTb上に載置されたタイヤホイールWの上部w2
が、上に位置する搬送用トレイTuの裏側に形成された
山部5と同形状の凹部5’に嵌合することになる。この
ように、下に位置する搬送用トレイTbの山部5の周囲
の溝部13、14、15、16にタイヤホイールWの開
放側端部w1が嵌合されるとともに、上に位置する搬送
用トレイTuの裏側に形成された山部5と同形状の凹部
5’にタイヤホイールWの上部w2が嵌合されるので、
安定した状態で、搬送用トレイTを介して多段にタイヤ
ホイールWを積み重ねることができる。また、図2に示
されているように、中段及び上段に位置するタイヤホイ
ールWの開放部には、それぞれ、下に位置する搬送用ト
レイTbの山部5及び上に位置する搬送用トレイTuの
山部5が嵌合されているので、搬送用トレイTを介し
て、より安定した状態で、多段にタイヤホイールWを積
み重ねることができる。
に、傷つきやすいタイヤホイールWの上部w2の表面w
2’が、搬送用トレイTの裏側に配置された軟質シート
2と接触することになるので、タイヤホイールWを車に
装着した際に、人目に付く外側に位置するタイヤホイー
ルWの表面w2’が、搬送用トレイTにより損傷を受け
るようなことが防止できる。また、搬送用トレイTの硬
質合成樹脂シート1と軟質シート2を、同一或いは類似
の合成樹脂により形成したので、リサイクルの際に、硬
質合成樹脂シート1と軟質シート2とを分離する必要が
ないので、リサイクル作業が簡素化され、リサイクルに
かかる費用を低減することができる。
る硬質合成樹脂シート1及び軟質シート2の具体的な組
み合わせとしては、硬質ポリプロピレンシートとポリプ
ロピレンに可塑剤や発泡剤を添加して成形された軟質ポ
リプロピレンシート或いは軟質発泡ポリプロピレンシー
トとの組合せ、硬質ポリエチレンシートと該ポリエチレ
ンに可塑剤や発泡剤を添加して成形された軟質ポリエチ
レンシート或いは軟質発泡ポリエチレンシートとの組合
せ、硬質高密度ポリエチレンシートと高密度ポリエチレ
ンに可塑剤や発泡剤を添加して成形された軟質高密度ポ
リエチレンシート或いは軟質発泡高密度ポリエチレンシ
ートとの組合せ等、公知の種々の硬質合成樹脂シートと
該合成樹脂に可塑剤や発泡剤を添加して成形された軟質
合成樹脂シート或いは軟質発泡合成樹脂シートとの組合
せを使用することができる。
シート1と該硬質合成樹脂シート1の裏面に積層され
た、硬質合成樹脂シート1と同一或いは類似の合成樹脂
からなる軟質シート2との積層体を成形することによ
り、搬送用トレイTを製造するようにした例が示されて
いるが、硬質合成樹脂シート1を、その両面から軟質シ
ート2でサンドイッチ状に挟持して形成された積層体を
成形して、搬送用トレイTを製造することもできる。ま
た、硬質合成樹脂シート1を複数枚、積層することも、
また、硬質合成樹脂シート1の片面或いは両面に、複数
枚の軟質シート2を積層することもできる。物品の上面
及び下面が、共に、傷つきやすい場合には、上記のよう
に、硬質合成樹脂シート1の両面に軟質シート2を積層
することが好ましい。
ールW等の物品の一部を支持する柱状凸部8により囲ま
れる下部基板3の中央部に凹部9を設けることにより、
屈曲し易いこの部分を、あたかもリブを設けたように補
強することができ、搬送用トレイTを曲げ難くすること
ができるとともに、搬送用トレイTの強度を向上するこ
とができる。
面形状が略三角形状の凹部11を設け、また、長辺6に
沿って配列されている山部5の隣接する2個の山部5と
長辺6に囲まれる下部基板3に、平面形状が略菱形状の
凹部10を設け、更に、中央の列の両端に配設された山
部5と長辺6に沿って配列されている山部5とで挟まれ
る搬送用トレイTの短辺側6’の下部基板3の領域に、
平面形状が略菱形状の凹部12を設けたので、強度的に
弱いこのような部分を、あたかもリブを設けたように補
強することができる。
を設けるとともに、三角領域7に突設された柱状凸部8
等により、山部5の周囲に溝部13、14、15、16
を形成し、該溝部13、14、15、16に、タイヤホ
イールWの開放側端部w1を嵌合するようにした例が示
されているが、三角領域7に突設された柱状凸部8等に
より、山部5の周囲に溝部13、14、15、16を形
成することなく、単に、平板状の基板に、上述したよう
な山部5を、適当数、形成し、該山部5を、タイヤホイ
ールWの開放部等の物品の凹部や穴部に嵌合させること
により、物品の水平方向のずれを防止するように構成す
ることもできる。
板の上面を凹ませて、上述した凹部5’のような凹部を
形成し、該凹部に対応して裏面に、上述した山部5のよ
うな山部を膨出させて、搬送用トレイTを構成すること
もできる。この場合には、基板の上面に形成された凹部
に、物品を嵌合させることにより、物品の水平方向のず
れを防止することができる。また、搬送用トレイTを介
して、物品を多段に積み重ねた場合には、下に位置する
搬送用トレイTの凹部に嵌合された物品の上部に形成さ
れた凹部或いは穴部に、上に位置する搬送用トレイTの
裏面から膨出された山部を嵌合させることにより、搬送
用トレイTを介して、安定した状態で、多段に物品を積
み重ねることができる。
ているので、以下に記載するような効果を奏するもので
ある。
該硬質合成樹脂シートと同一或いは類似の合成樹脂で形
成された軟質シートとの積層体により成形するようにし
たので、リサイクルの際に、硬質合成樹脂シートと軟質
シートとを分離する必要がないので、リサイクル作業が
簡素化され、リサイクルにかかる費用を低減化すること
ができる。
に物品を嵌合するようにしたので、搬送用トレイに載置
される物品の水平方向のずれを防止することができる。
するようにしたので、搬送用トレイ上に載置された物品
の水平方向の移動を、より確実に防止することができ
る。
部に物品の下部を嵌合するとともに、上に位置する搬送
用トレイの裏面に形成された山部或いは凹部に物品の上
部を嵌合するようにしたので、安定した状態で、搬送用
トレイを介して多段に物品を積み重ねることができる。
質シートとの積層体で形成し、物品の傷つきやすい部分
が軟質シートと接触するようにしたので、物品の損傷を
防止することができる。
置した本発明の搬送用トレイを積み重ねた状態の断面図
である。
である。
拡大斜視図である。
ホイール 1・・・・・・・・・・・・硬質合成樹脂シート 2・・・・・・・・・・・・軟質シート 3・・・・・・・・・・・・下部基板 4・・・・・・・・・・・・上部基板 5・・・・・・・・・・・・山部 8・・・・・・・・・・・・柱状凸部 9、10、11、12・・・凹部
Claims (6)
- 【請求項1】硬質合成樹脂シートと、該硬質合成樹脂シ
ートと同一或いは類似の合成樹脂で形成された軟質シー
トとの積層体からなるとともに、物品の水平方向のずれ
を防止するための凹部或いは山部を有することを特徴と
する搬送用トレイ。 - 【請求項2】山部を囲んで溝部を設け、該溝部に物品を
嵌合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
搬送用トレイ。 - 【請求項3】上面に形成された山部に対応して裏面に該
山部とほぼ同形状の凹部を形成し、該凹部に物品の上部
を嵌合するようにしたことを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の搬送用トレイ。 - 【請求項4】上面に形成された凹部に対応して裏面に山
部を膨出させ、該山部を、物品の上部に形成された凹部
或いは穴部に嵌合させるようにしたことを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載の搬送用トレイ。 - 【請求項5】硬質合成樹脂シートの片面に、該硬質合成
樹脂シートと同一或いは類似の合成樹脂で形成された軟
質シートが積層された積層体からなることを特徴とする
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の搬送用トレ
イ。 - 【請求項6】硬質合成樹脂シートの両面に、該硬質合成
樹脂シートと同一或いは類似の合成樹脂で形成された軟
質シートが積層された積層体からなることを特徴とする
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の搬送用トレ
イ。
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1995
- 1995-07-14 JP JP20164495A patent/JP3589748B2/ja not_active Expired - Fee Related
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