JP3216978U - トレイ - Google Patents

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春司 長沼
春司 長沼
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春司 長沼
春司 長沼
株式会社メディカルシステムズ
桑原 節子
桑原 節子
長沼 有俊
長沼 有俊
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Abstract

【課題】食品を盛った食器等を載置、運搬するトレイにおいて、載置した食器等の移動を防止しながら、そのトレイ上の配置を任意に並べ替えることができるようにする。【解決手段】トレイ1の本体はポリカーボネイト樹脂製で、上面を平面とする底板2の全周を傾斜する側壁3で囲み、側壁の上端縁からはさらに外方へ一定幅のフランジ4を延ばしている。底板2の上面にはアクリル樹脂の吹き付けによる小面積の無数の島7を分散分布させてあるので、アクリル樹脂の島が微小な凸凹を形成するとともにスティック性状を奏し、底板2上に載置した食器が運搬中に滑るのが防止される一方、底板2の上面は基本形が平面であるから運搬後には食器等の配置を自由に並べ替えることができる。底板2の裏面には突条8が形成してあるので、不使用時のトレイを重ねても底板同士の間に間隙が形成され、底板の島7がスティック性状でもトレイの分離に困難を来たすことはない。【選択図】図1

Description

本考案は、食品やその他の物品を載置し運搬するトレイに関する。
従来より、例えば食事の膳部として食品あるいは食品を盛った食器(以下、食器等)を載置するためトレイが多用されている。また例えば多数の食事に対応するサービス分野においては配膳車で運搬するために定型のトレイが使用される。
とくに運搬中にトレイに対して不測の力が作用すると、食器等がトレイ上で移動して互いにぶつかり合い、例えば椀から汁物がこぼれたりする場合がある。
また、配膳車内でトレイが移動して周囲にぶつかることで、例えば椀から汁物がこぼれたりする場合がある。
この対策として、トレイの底板などに隔壁を形成して載置面を区分けし、各食器等を専用区域に配して保持するようにした技術が、例えば特開2013−233405号公報に提案されている。
特開2013−233405号公報
しかしながら、食事メニューはその都度変わるのが通常であるが、載置面を各食器専用に区分けした上述の従来技術ではこれに対応できない。
また、配膳車ではトレイ上で冷蔵するものと温蔵するものにグループ化して分けた状態で食器等を配した上でトレイをセットするものがあるが、この場合にも上述の従来技術では運搬後にトレイ上の配置を適切に並べ替えることができない。
以上、とくに食器等の載置、運搬用のトレイを例として説明したが、食器等以外の種々の物品用のトレイについても同様の問題がある。
したがって本考案は上記の問題点に鑑み、載置した物品の移動やトレイ自体の不慮の移動を有効に防止しながら、その配置を任意に並べ替えることができるトレイを提供することを目的とする。
このため、本考案は、上面を平面とする底板の周縁から側壁を立ち上げて全周を囲んだトレイにおいて、前記底板の上面と裏面に、摩擦抵抗を持つ樹脂の吹き付けによる小面積の無数の島を分散分布させてあるものとした。
本考案によれば、底板の上面に形成した摩擦抵抗を持つ樹脂の島がスティック性状を奏し、底板上に載置した物品が運搬中に滑るのが防止されるとともに、底板の上面が平面であって区分けのための凹部や壁がないため、運搬後には底板上の配置を自由に並べ替えることができる。
また、底板の裏面にも摩擦抵抗を持つ樹脂の吹き付けによる小面積の無数の島を分散分布させてあるので、トレイ自体の不慮の移動も防止できる。
本考案の実施の形態の構成を示す図である。 実施の形態の裏面図である。 図2におけるA−A部拡大断面図である。 図2におけるB−B部拡大断面図である。 実施の形態を裏面側から見た斜視図である。
以下、本考案を食器等の載置、運搬用のトレイに適用した実施の形態について説明する。
図1は実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
トレイ1は矩形の底板2の周縁から側壁3を立ち上げて底板2の全周を囲み、側壁3の上端縁からはさらに外方へ一定幅のフランジ4を延ばしている。フランジ4は底板2に対応して矩形枠を呈している。
側壁3は上部が外広がりとなるように傾斜しているとともに、フランジ4は底板2と平行である。(後掲の図3、図4参照)
これにより不使用時の複数のトレイ1を重ねたとき、上側のトレイの底板2およびフランジ4の各下面と下側のトレイの底板2およびフランジ4の各上面とがそれぞれ略整合するようになっている。この結果、上側のトレイの底板2および側壁3部分が下側のトレイの側壁3の内側に抱かれる形で積み重ねられる。
フランジ4の下面には、矩形枠の四つ角に当該フランジ4の全幅にわたる膨出部5が形成され、また矩形枠の各辺の複数箇所(ここでは2箇所)に同じくフランジの全幅にわたる膨出部6が形成されて、当該部位を厚肉としている。膨出部5、6の下端面はそれぞれ平坦である。(後掲の図2、図5も参照)
これらの膨出部5、6は、フランジ4の剛性を高める補強になるとともに、配膳車のトレイ収納部がトレイ1におけるフランジ4の長辺または短辺を不図示のフレーム上にスライドさせて支持する場合には、スライド時の接触面積を小さくして接触抵抗を軽減し、トレイ1の出し入れを容易にする。
トレイ1の底板2を含む本体は高強度を得られるポリカーボネイト樹脂製である一方、底板2の上面と裏面にはアクリル樹脂の吹き付けにより小面積で高さが極めて小さい無数の島7が形成されている。島7は均等に分散分布している。
アクリル樹脂は、底板の上面に載置された食器などの滑りを防止できる程度の高い摩擦抵抗を持つ。また、底板の裏面に塗布されたアクリル樹脂は、テーブル上におけるトレーの大きな滑りを防止できる程度の高い摩擦抵抗を持つ。
なお、このような高い摩擦抵抗を持つ樹脂であれば、アクリル樹脂以外の樹脂、例えばポリアミド樹脂であっても良い。
これにより、島7は微小な凸凹を形成して底板2の表面(上面)の平滑度合いを崩すとともにアクリル樹脂のためスティック性状(sticky)を奏し、底板2上に載置した食器等が滑るのを防止する。
島7のサイズは好ましくは5mm以下、とくに直径2−3mmの円相当の面積を有するのが望ましい。
なお、底板2の表面にはデザイン模様等を絵付けすることができるが、島7はその上にアクリル樹脂を吹き付けることにより上述の作用が得られる。
図2はトレイ1の裏面を示し、図3は図2におけるA−A部の断面、図4は図2におけるB−B部の断面を示す。図5は斜視図である。
底板2の長辺と平行に3本の突条8(8a、8b、8c)が形成され、底板2は各突条8部分において厚肉となっている。中央の突条8aは矩形の短幅の中心線上に位置し、これを挟む両側の突条8b、8cは中央の突条8aを挟んで反対側に等距離だけ離間して設けられている。
とくに図4に示すように、突条8の長手方向に対して直角の横断面は円弧の低い山形であるが、下面が平坦な台形でもよい。
3本の突条8は底板2の剛性を高める補強になっている。またフランジ4の短辺における膨出部6は側壁3を延びて突条8b、8cに連なっており、これにより側壁3の剛性を高める補強となっている。
また、底板2の四つ角近傍には平面形状を円形とした突起9を設けてある。
フランジ4の下面からの膨出部5、6の高さはいずれも同一である。また、底板2の下面からの突条8の高さおよび突起9の高さも互いに同一で、底板2の板厚に対して十分に小さいが、島7の底板2上面からの高さよりも十分に大きい。
突条8は、配膳車のトレイ収納部がトレイ1の短辺と平行な不図示のフレーム上に底板2をスライドさせて支持する場合には、スライド時の接触面積を小さくして接触抵抗を軽減し、トレイ1の出し入れを容易にする。
さらに、底板2の上面は上述のとおりアクリル樹脂吹き付けの島7によりスティック性状を奏するが、複数のトレイ1を重ねたときでも、対向する上側の底板2と下側の底板2との間に突条8が微小ながら間隙を形成するので、上下の底板2同士が粘着類似状態となってトレイ1同士の分離を困難にするような事態が回避され、取り使いに支障を来たすことがない。
底板2の裏面にもアクリル樹脂の吹き付けにより小面積で高さが極めて小さい無数の島7が形成されている。島7は均等に分散分布している。
この底板2の裏面にもアクリル樹脂の吹き付けは、少なくとも突条8の部分に対して行われていれば良い。
これにより、トレイ1をテーブルに置いたときに、少なくとも突条8の部分に分布した島7がテーブルの上面に接触する。そして突条の部分に分布した島7が、トレイ1がテーブル状を不慮に移動することを防止する。
本実施の形態では、突条8(8a、8b、8c)が考案における突部に該当する。
実施の形態は以上のように構成され、上面を平面とする底板2の周縁から側壁3を立ち上げて全周を囲んだトレイ1において、底板2を含む本体がポリカーボネイト樹脂製であるに対して、底板2の上面と裏面にアクリル樹脂の吹き付けによる小面積の無数の島7を分散分布させてあるので、アクリル樹脂の島7がスティック性状を奏し、底板2上に載置した食器等が運搬中に滑るのが防止されるとともに、運搬後には底板2上の配置を自由に並べ替えることができる。
よって、例えばトレイ1が介護施設での配膳に用いられた場合には、配膳を受けた介護施設の入所者が、両手を使って食事をできないときであっても、トレイ1上に設けられた無数の島7が滑り止めとして機能して、トレイ1上に置かれた食器の位置ずれを防止するので、入所者は、置かれた食器を持つ必要なく、スプーンなどを持った一方の手で食事をすることが可能になる。
また、側壁3は外広がりに傾斜しているので、トレイ1の不使用時には第1のトレイの底板2を第2のトレイの側壁3の内側に抱かせて複数のトレイ1+を重ね合わせ可能とする一方、底板2の裏面には突条8が設けられているので、重ね合わされた底板2同士の間に間隙が形成され、アクリル樹脂の島7によるスティック性状にもかかわらず、重ね合わされたトレイ1は使用時には容易に分離することができる。
なお、実施の形態では底板2を含むトレイ本体全体を高強度が得られるポリカーボネイト樹脂製としたが、底板2のみをポリカーボネイト樹脂とし、側壁3およびフランジ4は他の材質として底板2と一体成形することもできる。
また、実施の形態はあくまでも一例であって、底板2上のアクリル樹脂の分布密度は図示例に限定されず、底板2の大きさや載置する物品に応じて適宜に設定すればよい。
底板2は矩形とし、したがってトレイの全体形状も矩形としたが、これに限定されず、例えば周縁の一部を弧状とするなど、任意の形状を採用することができる。
底板2裏面の突部は3本の長い突条8としたが、本数は任意であるし、各突条は不連続の複数の短辺とすることもでき、さらには突起9と同様の形状のものを分散配置してもよい。
なお、実施の形態にかかるトレイ1は、アクリル樹脂製である場合を例示したが、鉄やアルミ、そして木製のトレイであっても良い。
本実施形態に係る高い摩擦抵抗の樹脂材料は、様々な材質に対する接着性が優れているので、トレイに用いられる種々に対する接着性が優れている。
そのため、上記したような材質のトレイに対しても、小面積で高さが極めて小さい無数の島7を、適切に設けることができる。
なお、実施の形態にかかるトレイ1は、介護施設などの配膳車に用いられるトレイに限定されるものではなく、一般家庭で用いられているトレイ、料亭やホテルなどで用いられるトレイなどにも適用可能である。また、外国人観光客向けの意匠性に飛んだお土産用のトレイにも適用可能である。
1 トレイ
2 底板
3 側壁
4 フランジ
5、6 膨出部
7 島
8a、8b、8c 突条
9 突起

Claims (3)

  1. 上面を平面とする底板の周縁から側壁を立ち上げて全周を囲んだトレイにおいて、
    前記底板の上面と裏面に、摩擦抵抗を持つ樹脂の吹き付けによる小面積の無数の島を分散分布させてあることを特徴とするトレイ。
  2. 前記側壁は外広がりに傾斜し、前記底板の裏面には突部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  3. 前記底板がポリカーボネイト樹脂製であり、前記樹脂がアクリルまたはポリアミドであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトレイ。
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