JPH0891126A - 車両用ドア及び補助ステップのための電気制御装置 - Google Patents

車両用ドア及び補助ステップのための電気制御装置

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JPH0891126A
JPH0891126A JP23349694A JP23349694A JPH0891126A JP H0891126 A JPH0891126 A JP H0891126A JP 23349694 A JP23349694 A JP 23349694A JP 23349694 A JP23349694 A JP 23349694A JP H0891126 A JPH0891126 A JP H0891126A
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opening
closing
switch
auxiliary step
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Shigeki Toda
重喜 戸田
Katsuhiko Kamiya
克彦 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアの開閉に対する補助ステップの連動動作
及び同連動動作の解除を許容した上で、補助ステップを
出したまま車両が発進されないようにする。 【構成】 開閉スイッチ74の開側及び閉側への切り換
えにより、リレー71,72の制御の基に電動モータ3
2が駆動されてドアが自動的に開閉される。これと同時
に、フリップフロップ回路83のセット及びリセット動
作により、リレー81,82の制御の基に電動モータ5
5も駆動されて補助ステップが押し出されたり収納され
る。解除スイッチ86がオンされると、開閉スイッチ7
4の開側接点からフリップフロップ回路83への接続が
断たれてリレー81の作動が禁止され、電動モータ55
による補助ステップ出しが禁止される。また、解除スイ
ッチ86のオン操作によりフリップフロップ回路83は
リセットされて、リレー82の制御の基に電動モータ5
5が駆動されて補助ステップは収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幼児、高齢者、身障者
などの車両の乗り降りの便を図るため、及び荷物、車い
すなどの車室内への搬入を容易にするため、車両の乗降
口に補助ステップを設け、同補助ステップを同乗降口に
設けたドアの開閉に連動させて出したり収納したりする
車両用ドア及び補助ステップのための電気制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、ドアの開閉を制
御するドア制御回路に連動して補助ステップを出したり
収納したりするステップ制御回路に加えて、ステップ制
御回路の前記連動動作を選択的に解除する解除スイッチ
を設けておき、補助ステップ出しが不要な場合、車両周
囲の状況からドアを開いても補助ステップ出しが不能な
場合などに、解除スイッチの選択操作によりステップ制
御回路がドア制御回路に連動して補助ステップを出した
り収納したりしないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、補助ステップを出した状態で解除スイッ
チが操作されてドアの開閉動作に対する補助ステップの
連動動作が解除され、その後に開閉スイッチによりドア
の閉成が指示されると、補助ステップが出されたままド
アが閉成されることになり、同ステップを出したまま車
両が発進されてしまう場合があるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題に対処するためになされ
たもので、その目的は、ドアの開閉に対する補助ステッ
プの連動動作及び同連動動作の解除を許容した上で、補
助ステップを出したまま車両が発進されてしまうことが
ないようにした車両用ドア及び補助ステップのための電
気制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の構成上の特徴は、ドアの開成及び閉成をそれ
ぞれ指示する開閉スイッチと、開閉スイッチによりドア
の開成及び閉成がそれぞれ指示されたときドア開閉機構
を制御してドアを開成及び閉成するドア制御回路と、ド
アの開成及び閉成にそれぞれ連動してステップ出し機構
を制御し補助ステップを出したり収納したりするステッ
プ制御回路とを備えた車両用ドア及び補助ステップのた
めの電気制御装置において、ドアの開閉に対する補助ス
テップの連動動作を選択的に解除する解除スイッチと、
解除スイッチによって前記連動動作の解除が選択された
ときステップ制御回路を制御して、ドアの開成に連動し
た補助ステップ出しを禁止するとともに開閉スイッチに
よるドアの閉成指示とは無関係に補助ステップを収納さ
せる解除制御回路とを設けたことにある。
【0006】
【発明の作用及び効果】上記のように構成した本発明に
おいては、解除スイッチによりドアの開閉に対する補助
ステップの連動動作の解除が選択されていなければ、開
閉スイッチによりドアの開成及び閉成がそれぞれ指示さ
れると、ドア制御回路はドア開閉機構を制御してドアを
開成及び閉成し、これと同時に、ステップ制御回路はス
テップ出し機構を制御して補助ステップを出したり収納
したりする。したがって、車両のドアの開成と同時に乗
降口には補助ステップが用意されるので車両の乗り降り
及び荷物の搬入が楽になり、また乗員による補助ステッ
プの引出し及び収納作業を省くことができる。
【0007】一方、解除スイッチによりドアの開閉に対
する補助ステップの連動動作の解除が選択されていれ
ば、解除制御回路がステップ制御回路を制御してドアの
開成に連動した補助ステップ出しを禁止する。したがっ
て、ドアの開成時にも補助ステップが出されず収納され
たままに維持されるので、補助ステップ出しが不要な場
合、車両周囲の状況からドアを開いても補助ステップ出
しが不能な場合などに対処できる。また、前記のように
解除スイッチによって連動動作の解除が選択されたとき
には、解除制御回路はステップ制御回路を制御して開閉
スイッチによるドアの閉成指示とは無関係に補助ステッ
プを収納させる。したがって、この連動動作の解除状態
では、補助ステップは必ず収納されているので、補助ス
テップを出したまま車両が発進されてしまうことを未然
に防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1はドア20を開いた状態で車両の乗降口1
0の付近を車外から見た斜視図により示し、図2は同ド
ア20を閉じた状態で車両の乗降口10の付近を車室内
から見た斜視図により示している。
【0009】ドア20は車両の乗降口10の間口のほぼ
半分の幅を有する2枚のドア部材20a,20bをヒン
ジ21により接続してなり、幅方向ほぼ中央位置の垂線
に沿って折曲可能に構成されている。ドア20の一側端
は車両の乗降口10の一方の内側端にピン22を介して
垂直軸回りに回動可能に支持されるとともに、他側端は
同乗降口10にその間口方向に設けたガイドレール11
に沿って変位可能に嵌合させたガイドローラ24を介し
て同間口方向にのみ移動可能に支持されている。
【0010】ドア20はドア開閉機構30により回動さ
れると同時に折り曲げられて開閉されるようになってい
る。ドア開閉機構は30は、図2〜4に示すように、車
室内にて乗降口10の側方に配置したケース31内に組
み込んだ電動モータ32を備えている。電動モータ32
の出力軸は減速機構(図示しない)を介して回転軸33
に接続され、同回転軸33にはアーム34の一端が固定
されている。アーム34の他端にはリンク35の一端が
垂直軸回りに回転可能に接続され、同リンク35の他端
はドア部材20aの内側面に垂直軸回りに回転可能に組
み付けられている。回転軸33の外周上にはカム36が
固定されており、カム36の側方には同カム36の回転
位置に応じて作動する全開検出スイッチ61及び全閉検
出スイッチ62が設けられている。全開検出スイッチ6
1は常時オンしていてドア20の全開時にのみオフす
る。全閉検出スイッチ62は常時オンしていてドア20
の全閉時にのみオフする。
【0011】車両の乗降口10には、図1,5,6に示
すように、同乗降口10に設けられて車両の床面の一部
を構成するメインステップ12の下方直下に収納される
とともに、斜め下方に押し出されて車両外部に地面とメ
インステップ12との間の高さ位置に固定される補助ス
テップ40が設けられている。補助ステップ40はコ字
状に形成したフレーム41と同フレーム41の両側片の
ほぼ中央付近に両端を接続した補強部材42を備えると
ともに、同補強部材42より外側部分にてフレーム41
を覆ったプレート43を備えている。
【0012】補助ステップ40はメインステップ12の
下方に組み付けられたステップ出し機構50により押し
出されるとともに収納されるようになっている。ステッ
プ出し機構50はフレーム41の両側片の中間部分に下
端を回動可能に組み付けた一対の第1リンク51a,5
1bと、同フレーム41の両側片の端部に下端を回動可
能に組み付けた一対の第2リンク52a,52bとを備
えている。これらの第1リンク51a,51bと第2リ
ンク52a,52bは平行リンクを構成していて、それ
らの各上端はメインステップ12の下面に固着された一
対のブラケット53a,53bにそれぞれ回動可能に組
み付けられている。
【0013】これらの第1及び第2リンク51a,51
b,52a,52bにより構成されたリンク機構は、メ
インステップ12の下方に設けたケース54内に収納し
た電動モータ55により駆動されるようになっている。
電動モータ55の出力軸は減速機構(図示しない)を介
して回転軸56に接続され、同回転軸56にはアーム5
7の一端が固定されている。アーム57の他端にはリン
ク58の一端が車両の前後方向に沿った軸線回りに回転
可能に接続され、同リンク58の他端は補強部材42の
側面に車両の前後方向に沿った軸線回りに回転可能に組
み付けられている。回転軸56の外周上には、図4に示
すように、カム59が固定されており、カム59の側方
には同カム59の回転位置に応じて作動するステップ出
し検出スイッチ63及び収納検出スイッチ64が設けら
れている。ステップ出し検出スイッチ63は常時オンし
ていて補助ステップ40の押し出しが完了したときにの
みオフする。収納検出スイッチ64は常時オンしていて
補助ステップ40の収納完了時にのみオフする。
【0014】次に、ドア20を開閉制御するとともに補
助ステップ40の出し入れを制御するための電気制御装
置について説明すると、同装置は図7にブロック図によ
り示されている。ドア20を開閉するための電動モータ
32の両端にはリレー71,72の切り換えスイッチ7
1a,72aがそれぞれ接続されている。切り換えスイ
ッチ71a,72aは常時図示状態にあって電動モータ
32の両端を接地しており、リレー71,72内のコイ
ル71b,72bへの通電時に図示状態から切り換えら
れて電動モータ32の両端をそれぞれバッテリ73に接
続する。コイル71b,72bの各一端はドア20の開
閉を指示する開閉スイッチ74の開側固定接点及び閉側
固定接点にそれぞれ接続され、同スイッチ74の可動接
点はイグニッションスイッチ75を介してバッテリ73
に接続されている。コイル71b,72bの各他端はそ
れぞれ全開検出スイッチ61及び全閉検出スイッチ62
を介して接地されている。なお、これらの全開検出スイ
ッチ61、全閉検出スイッチ62及びリレー71,72
がドア20の開閉を制御するドア制御回路を構成する。
【0015】補助ステップ40を出し入れするための電
動モータ55の両端にはリレー81,82の切り換えス
イッチ81a,82aがそれぞれ接続されている。切り
換えスイッチ81a,82aは常時図示状態にあって電
動モータ55の両端を接地しており、リレー81,82
内のコイル81b,82bへの通電時に図示状態から切
り換えられて電動モータ55の両端をそれぞれバッテリ
73に接続する。コイル81bの一端はR−S型のフリ
ップフロップ回路83の非反転出力端子Qに接続され、
同コイル81bの他端はステップ出し検出スイッチ63
を介して接地されている。コイル82bの一端はフリッ
プフロップ回路83の反転出力端子に接続され、同コイ
ル82bの他端は収納検出スイッチ64を介して接地さ
れている。フリップフロップ回路83のセット入力Sは
開閉スイッチ74の開側固定接点に接続され、同回路8
3のリセット入力Rはダイオード84を介して開閉スイ
ッチ74の閉側固定接点に接続されている。なお、これ
らのステップ出し検出スイッチ63、収納検出スイッチ
64、リレー81,82及びフリップフロップ回路83
が補助ステップ40の出し入れを制御するステップ制御
回路を構成する。
【0016】開閉スイッチ74の開側固定接点とフリッ
プフロップ回路83のセット入力Sとを接続する導線内
には解除制御回路を構成するリレー85の切り換えスイ
ッチ85aが挿入されている。切り換えスイッチ85a
は常時オンしていて、リレー85のコイル85bの通電
時にオフする。コイル85bの一端は、ドア20の開閉
に対する補助ステップ40の連動動作を解除するための
解除スイッチ86及びイグニッションスイッチ75を介
してバッテリ73に接続されている。コイル85bの他
端は接地されている。なお、開閉スイッチ74及び解除
スイッチ86は運転席近傍に配置されている。
【0017】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、ドア20に対する補助ステップ40
の連動動作が解除されていない場合、すなわち解除スイ
ッチ86がオフされている場合について説明する。イグ
ニッションスイッチ75がオンされかつドア20が閉成
されているとともに補助ステップ40が収納されている
状態で、開閉スイッチ74が開側に操作されると、バッ
テリ73はイグニッションスイッチ75及び開閉スイッ
チ74を介してリレー71のコイル71bの一端に接続
される。このとき、全開検出スイッチ61はオン状態に
保たれているので、コイル71bに電流が流れて切り換
えスイッチ71aが図示状態から切り換えられる。この
切り換えスイッチ71aの切り換えにより電動モータ3
2には図7の矢印方向に電流が流れて、同モータ32は
正転する。この電動モータ32の正転は回転軸33を介
してアーム34に伝達され、同アーム34は図3の矢印
方向に回動されるので、ドア20のドア部材20aがリ
ンク35を介してピン12回りに回動されるとともに、
ドア部材20bのガイドローラ24がガイドレール11
に沿って移動する。すなわち、ドア10は回動されると
同時に折り曲げられて乗降口10を開き始める。
【0018】そして、ドア20が開成されて全開状態に
なると、全開検出スイッチ61はオフする。この全開検
出スイッチ61のオフにより、リレー71のコイル71
bの通電が解除されて切り換えスイッチ71aは図7の
状態に戻されるので、電動モータ32の通電も解除され
る。したがって、電動モータ32によるドア20の開成
動作が停止され、ドア20は全開状態に保たれる。な
お、ドア20の開成動作中に、開閉スイッチ74の開側
への切り換え操作が解除されれば、コイル71bの通電
が解除されるので、上述のようなドア20の開成動作は
途中で中断する。
【0019】一方、リレー85の切り換えスイッチ85
aはコイル85bの非通電によりオン状態に保たれてい
るので、前記開閉スイッチ74の開側への切り換え操作
により、フリップフロップ回路83のセット入力Sには
ハイレベル信号が供給される。これにより、フリップフ
ロップ回路83はセットされてその非反転出力Qがハイ
レベルになるので、リレー81のコイル81bも通電さ
れる。このとき、補助ステップ40は収納されていてス
テップ出し検出スイッチ63はオン状態に保たれている
ので、コイル81bに電流が流れて切り換えスイッチ8
1aが図示状態から切り換えられる。この切り換えスイ
ッチ81aの切り換えにより電動モータ55には図7の
矢印方向に電流が流れて、同モータ55は正転する。こ
の電動モータ55の正転は回転軸56を介してアーム5
7に伝達されて、同アーム57は図6の矢印方向に回動
される。これにより、第1及び第2リンク51a,51
b,52a,52bの作用により、リンク58が図6の
左方向に押し出されるとともに、補助ステップ40は同
図6の2点鎖線で示す位置から車両外側下方に押し出さ
れ始める。
【0020】そして、補助ステップ40が図6の実線状
態まで移動すると、ステップ出し検出スイッチ63はオ
フする。このステップ出し検出スイッチ63のオフによ
り、リレー81のコイル81bの通電が解除されて切り
換えスイッチ81aは図7の状態に戻されるので、電動
モータ55の通電も解除される。したがって、電動モー
タ55による補助ステップ40の押し出し動作が停止さ
れ、同ステップ40は車両側方の外側であって地面とメ
インステップ12との間の高さ位置に設定される。な
お、補助ステップ40の押し出し動作中に、開閉スイッ
チ74の開側への切り換え操作が解除されても、フリッ
プフロップ回路83はセット状態に保たれるので、コイ
ル81bに対する通電が途中で解除されることはなく、
補助ステップ40は上述のように最終位置まで押し出さ
れる。
【0021】このように、ドア20の開成が指示される
と、同ドア20は自動的に開成されると同時に補助ステ
ップ40も自動的に出されて乗降口10に用意されるの
で、補助ステップ40の乗員による引出し作業が省かれ
るとともに、車両の乗り降り及び荷物の搬入が楽にな
る。
【0022】一方、このようにドア20が開かれかつ補
助ステップ40が押し出されている状態で、開閉スイッ
チ74が閉側に操作されると、バッテリ73はイグニッ
ションスイッチ75及び開閉スイッチ74を介してリレ
ー72のコイル72bの一端に接続される。このとき、
全閉検出スイッチ62はオン状態に保たれているので、
コイル72bに電流が流れて切り換えスイッチ72aが
図示状態から切り換えられる。この切り換えスイッチ7
2aの切り換えにより電動モータ32には図7の矢印方
向と反対方向に電流が流れて、同モータ32は逆転す
る。この電動モータ32の逆転は回転軸33を介してア
ーム34に伝達され、同アーム34は図3の矢印方向と
反対方向に回動されるので、上記開成の場合と逆にドア
20が伸ばされながら乗降口10が閉じられ始める。
【0023】そして、ドア20が閉成されて全閉状態に
なると、全閉検出スイッチ62はオフする。この全閉検
出スイッチ62のオフにより、リレー72のコイル72
bの通電が解除されて切り換えスイッチ72aは図7の
状態に戻されるので、電動モータ32の通電も解除され
る。したがって、電動モータ32によるドア20の閉成
動作が停止され、ドア20は全閉状態に保たれる。な
お、このようなドア20の閉成動作中に、開閉スイッチ
74の閉側への切り換え操作が解除されれば、コイル7
2bの通電が解除されるので、上述のようなドア20の
閉成動作は途中で中断する。
【0024】また、前記開閉スイッチ74の閉側への切
り換え操作により、フリップフロップ回路83のリセッ
ト入力Rにはダイオード84を介してハイレベル信号が
供給される。これにより、フリップフロップ回路83は
リセットされてその反転出力がハイレベルになるので、
リレー82のコイル82bも通電される。このとき、補
助ステップ40は押し出されていて収納検出スイッチ6
4はオン状態に保たれているので、コイル82bに電流
が流れて切り換えスイッチ82aが図示状態から切り換
えられる。この切り換えスイッチ82aの切り換えによ
り電動モータ55には図7の矢印方向と反対方向に電流
が流れて、同モータ55は逆転する。この電動モータ5
5の逆転は回転軸56を介してアーム57に伝達され
て、同アーム57は図6の矢印方向と反対方向に回動さ
れる。これにより、リンク51a,51b,52a,5
2b,58の作用により、補助ステップ40は同図6の
実線で示す位置からからメインステップ12の下方へ収
納され始める。
【0025】そして、補助ステップ40が図6の2点鎖
線位置まで移動すると、収納検出スイッチ64はオフす
る。この収納検出スイッチ64のオフにより、リレー8
2のコイル82bの通電が解除されて切り換えスイッチ
82aは図7の状態に戻されるので、電動モータ55の
通電も解除される。したがって、電動モータ55による
補助ステップ40の収納動作が停止され、同ステップ4
0はメインステップ11の下方に収納される。なお、こ
の補助ステップ40の収納動作中に、開閉スイッチ74
の閉側への切り換え操作が解除されても、上述した場合
と同様に、フリップフロップ回路83はリセット状態に
保たれるので、コイル82bに対する通電が途中で解除
されることはなく、補助ステップ40は上述のように図
6の2点鎖線で示す収納位置まで移動する。
【0026】このように、ドア20の閉成が指示される
と、同ドア20は自動的に閉成されると同時に補助ステ
ップ40も自動的に収納されるので、補助ステップ40
の乗員による収納作業が省かれる。
【0027】次に、ドア20に対する補助ステップ40
の連動動作が解除されている場合、すなわち解除スイッ
チ86がオンされている場合について説明する。この場
合、リレー85のコイル85bにはバッテリ73からイ
グニッションスイッチ75及び解除スイッチ86を介し
た電圧が付与されて、同コイル85bには電流が流れる
ので、切り換えスイッチ85aはオフする。したがっ
て、開閉スイッチ74の開側固定接点とフリップフロッ
プ回路83のセット入力Sとの接続が断たれるので、乗
員が開閉スイッチ74を開側に切り換えてもフリップフ
ロップ回路83はセット状態に設定されることはない。
したがって、ドア20を開成しても、補助ステップ40
は収納状態に保たれて押し出されなくなるので、補助ス
テップ40が不要な場合、車両周囲の状況からドア20
を開いても補助ステップ40を押し出すことが不能な場
合などに対処できる。
【0028】一方、解除スイッチ86が前述のようにオ
ンされると、フリップフロップ回路83のリセット入力
Rにはハイレベル信号が供給されるので、フリップフロ
ップ回路83はリセットされてその反転出力をハイレベ
ルに設定する。したがって、補助ステップ40が収納状
態になくて収納検出スイッチ64がオンしていれば、リ
レー82のコイル82bが通電されて切り換えスイッチ
82aが切り換えられ、電動モータ55には図7の矢印
方向と反対方向の電流が流れる。これにより、上述した
ように補助ステップ40は収納されるので、解除スイッ
チ86がオンされれば同ステップ40は必ず収納される
ことになる。なお、解除スイッチ86がオンされても、
ダイオード84がコイル72bへの通電を阻止するの
で、ドア20が解除スイッチ86のオン操作により閉成
されることはない。このように、解除スイッチ86によ
ってドア20に対する補助ステップ40の連動動作が解
除された場合には、開閉スイッチ74によるドア20の
閉成指示とは無関係に補助ステップ40は必ず収納され
るので、補助ステップを出したまま車両が発進されてし
まうことを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る車両の乗降口付近を
ドアを開いた状態で車外から見た斜視図である。
【図2】 同乗降口付近をドアを閉じた状態で車室内か
ら見た斜視図である。
【図3】 同乗降口付近をドアを閉じた状態で見た平面
図である。
【図4】 ドアの全開及び全閉状態を検出する全開検出
スイッチ及び全閉検出スイッチ(又は補助ステップを出
した状態及び収納した状態を検出するステップ出し検出
スイッチ及び収納検出スイッチ)の配置を概略的に示す
平面図である。
【図5】 補助ステップ及びステップ出し機構を示す平
面図である。
【図6】 同補助ステップ及びステップ出し機構を示す
側面図である。
【図7】 ドアの開閉及び補助ステップ出しを制御する
ための電気制御装置のブロック図である。
【符号の説明】 10…乗降口、20…ドア、30…ドア開閉機構、32
…電動モータ、40…補助ステップ、50…ステップ出
し機構、55…電動モータ、61…全開検出スイッチ、
62…全閉検出スイッチ、63…ステップ出し検出スイ
ッチ、64…収納検出スイッチ、71,72…リレー、
74…開閉スイッチ、81,82…リレー、83…フリ
ップフロップ回路、84…ダイオード、85…リレー、
86…解除スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の乗降口に設けたドアを開閉するため
    のドア開閉機構と、前記乗降口に設けた補助ステップを
    出したり収納したりするステップ出し機構とを有する車
    両に適用され、ドアの開成及び閉成をそれぞれ指示する
    開閉スイッチと、前記開閉スイッチによりドアの開成及
    び閉成がそれぞれ指示されたとき前記ドア開閉機構を制
    御してドアを開成及び閉成するドア制御回路と、前記ド
    アの開成及び閉成にそれぞれ連動して前記ステップ出し
    機構を制御し補助ステップを出したり収納したりするス
    テップ制御回路とを備えた車両用ドア及び補助ステップ
    のための電気制御装置において、 前記ドアの開閉に対する補助ステップの連動動作を選択
    的に解除する解除スイッチと、 前記解除スイッチによって前記連動動作の解除が選択さ
    れたとき前記ステップ制御回路を制御して前記ドアの開
    成に連動した補助ステップ出しを禁止するとともに前記
    開閉スイッチによるドアの閉成指示とは無関係に補助ス
    テップを収納させる解除制御回路とを設けたことを特徴
    とする車両用ドア及び補助ステップのための電気制御装
    置。
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JP2021070363A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 三菱自動車工業株式会社 車両のステップ装置

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