JP2977800B1 - 自動車用開閉体用モータの制御回路 - Google Patents

自動車用開閉体用モータの制御回路

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JP2977800B1
JP2977800B1 JP10152869A JP15286998A JP2977800B1 JP 2977800 B1 JP2977800 B1 JP 2977800B1 JP 10152869 A JP10152869 A JP 10152869A JP 15286998 A JP15286998 A JP 15286998A JP 2977800 B1 JP2977800 B1 JP 2977800B1
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Abstract

【要約】 【課題】 車両に搭載される開閉体の開閉作動を、簡略
な制御回路でありながら途中位置で自動的に停止させた
後、再作動できるように構成する。 【解決手段】 電動モータ4の開放側制御回路8を、ス
イッチ回路8aと、モータ用電源供給回路8bと、回路
切換え用リレースイッチR2のリレーコイルR2cが接
続されたリレー用電源供給回路8cと、電動モータ回路
8dとで構成し、電動モータ4は、回路切換え用リレー
スイッチR2により切換わる第一スイッチ接点回路12
と第二スイッチ接点回路13とによって、電動モータ4
の駆動は前用ウインドウ2がチルトアップ終了位置に達
して開放側中途スイッチ5が開成することに伴い自動的
に停止し、その後、操作スイッチ10を一旦OFF操作
してからON操作することで再駆動できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアやルー
フに設けられるパワーウインドウやサンルーフ等の開閉
をする自動車用開閉体用モータの制御回路の技術分野に
属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種車両にはドアやルーフに
ウインドウやサンルーフ等の開閉体を設けたものがあ
り、これら開閉体のなかには、電動モータの駆動力に基
づいて開閉作動が行われるように構成した電動式のもの
が多用されている。そして従来、このような開閉体用の
電動モータは、車両に設けた操作スイッチを、開放側あ
るいは閉鎖側にON操作されるあいだ、これに対応する
回転駆動を行い開閉体の開閉作動を行うように構成され
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような開閉体を設
けるにあたり、これが例えば電動式のサンルーフである
場合、サンルーフに障害物が挟み込まれること等を防止
するための機能を備えることが近年採用されている。こ
の障害物防止機能が設けられたものでは、例えば操作ス
イッチの閉鎖側への操作に基づいてサンルーフを閉鎖作
動させる場合に、サンルーフが全閉するよりも少し手前
位置である所定の前位置で自動的に一旦停止させ、該停
止後に、再び操作スイッチを操作することによりサンル
ーフを全閉させるように構成したものがある。しかし、
このように構成するには、電動モータの制御が複雑なも
のとなるため、制御回路にマイクロコンピュータを用い
たり、また半導体スイッチや集積回路等を用いなければ
ならず、その製造コストが高くなってしまう許りでな
く、回路構成が複雑になってしまうという問題があり、
ここに本発明が解決しようとする課題があった。そして
このように所定位置で電動モータを一旦停止させるとす
る要求は、電動サンルーフに限らず、ドアに設けたウイ
ンドウを、例えば換気等のために少しだけ開けたいとい
う場合においてもそのまま当てはまるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、操作スイッチのスイッチ操作に
基づき開閉体用モータの開閉駆動制御をするための制御
回路であって、該制御回路を構成する開閉制御回路のう
ちの少なくとも一方の制御回路は、操作スイッチが接続
されるスイッチ回路と、これらスイッチ回路に直列に接
続され、モータへの電源供給を実行するためのモータ用
電源供給回路と、該モータ用電源供給回路に並列でかつ
スイッチ回路に直列に接続され、回路切換え用リレース
イッチのリレーコイルに電源供給を実行するためのリレ
ー用電源供給回路と、スイッチ回路の電源供給回路との
接続側に直列に接続され、かつ常時は閉成し、開閉体が
予め設定される中途位置に達したことに基づいて開成す
る中途スイッチとを備えると共に、前記回路切換え用リ
レースイッチは、リレーコイルの非励磁状態では中途ス
イッチに並列になる状態でモータ用電源供給回路とスイ
ッチ回路とを直列に接続する第一のスイッチ接点回路
と、リレーコイルの励磁状態では中途スイッチに並列に
なる状態でリレー用電源供給回路とスイッチ回路とを直
列に接続する第二のスイッチ接点回路とを備えて構成さ
れているものである。 これによって、リレースイッチ
を用いるだけの簡単な構成により、開閉体の駆動途中で
開閉体を所定位置に自動的に停止させ、スイッチの再操
作で再駆動することができるうえ、制御回路が簡単とな
り製造コストを低減できる。このものにおいて、本発明
の中途スイッチを、開閉体が予め設定された中途位置に
達したときと全開位置に達したときに開成するものとす
る一方、常時は閉成し、開閉体が予め設定される全開位
置に達したことに基づいて開成する全開スイッチを、前
記中途スイッチとは並列となる状態で第一および第二ス
イッチ接点回路に直列接続したものとすることができ、
このように構成することによって、開閉体の全開後にお
けるモータ駆動がないようにできる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は車両躯体上面
を構成するルーフであって、該ルーフ1には、前後二枚
のサンルーフ2、3が前後方向に並列して配設されてお
り、前用サンルーフ2は後端が上方に向けて上下移動自
在なチルトアップ式のサンルーフに、また、後用サンル
ーフ3は後方に向けてスライド移動自在なスライド式の
サンルーフとなるようそれぞれ構成されている。そし
て、これら前後用サンルーフ2、3は、後述するように
一つの電動モータ4の駆動力に基づいて開閉制御される
設定となっている。そうして、前、後用サンルーフ2、
3は、電動モータ4が回転駆動することに伴い、まず、
前用サンルーフ2がチルトアップ移動し、これに続いて
後用サンルーフ3が後方にスライド移動するように設定
されているが、チルトアップ機構およびスライド移動機
構の機械的構成や、電動モータ4との連結構成等につい
ては従来通りの汎用の構成となっているので、その詳細
については省略し、以下、電動モータ4の駆動制御につ
いて詳述する。
【0006】5、6は中途スイッチであって、一方の中
途スイッチ5は、電動モータ4が全閉状態から開放駆動
する場合に、予め設定される中途位置、本実施の形態で
は前用サンルーフ2がチルトアップ作動を完了する位置
(チルトアップ終了位置)に達したこと、また後用サン
ルーフ3が全開位置に達したことに基づいて開成側に切
換わる開放側中途スイッチに設定され、他方の中途スイ
ッチ6は、電動モータ4が全開状態から閉鎖駆動する場
合に、予め設定される中途位置、本実施の形態では後用
サンルーフ3がスライド移動を完了する少し手前位置
(全閉手前位置)に達したことに基づいて開成側に切換
わる閉鎖側中途スイッチに設定されている。さらに、2
1は全開スイッチであって、電動モータ4が開放駆動す
る場合に、後用サンルーフ3が予め設定される全開位置
に達したことに伴い開成側に切換るように設定されてい
る。尚、前記中途スイッチ5、6については、本実施の
形態では開放側と閉鎖側との中途停止位置を異ならしめ
るため別部材で構成しているが、中途停止位置を開閉に
おいて同位置にする場合には、一つの中途スイッチとす
ることができる。また、後述する回路において、開放側
にのみ中途停止位置を設定したい場合には閉鎖側中途ス
イッチ6のないものに、逆に閉鎖側にのみ中途停止位置
を設定したい場合には開放側中途スイッチ5のないもの
にすることでそのまま対応できる。
【0007】次に、前記電動モータ4による前、後用サ
ンルーフ2、3の開閉制御について説明するが、図2
に、第一の実施の形態を構成する制御回路7を示す。こ
の制御回路7は、開放側制御回路8と閉鎖側制御回路9
とで構成されており、これら回路に、都合4個のリレー
スイッチR1〜4が設けられている。そして、各リレー
スイッチR1〜4のうち、リレースイッチR1、R3は
モータ駆動用で、そのリレーコイルR1c、R3cが励
磁することで電動モータ4にバッテリ電源が供給される
べく閉成するスイッチ接点R1s、R3sを備えたもの
で、該リレーコイルR1c、R3cを励磁するための回
路をモータ用電源供給回路と称する。これに対し、リレ
ースイッチR2、R4が本発明の回路切換え用のリレー
スイッチにそれぞれ相当し、これら回路切換え用リレー
スイッチR2、R4のリレーコイルR2c、R4cに電
源供給する回路をリレー用電源供給回路と称し、これら
回路を含めて以下に詳述する。さらにここでは、開放側
制御回路8と閉鎖側制御回路9とは回路上同じであるの
で、以下、開放側制御回路8について説明する。
【0008】さて、開放側制御回路8は、接地(アー
ス)される操作スイッチ10から開側接点S1、接続点
Aを経由して接続点Bに至るスイッチ回路8aと、接続
点Bから接続点D、Eを経由してバッテリ11に至るモ
ータ用電源供給回路8bと、接続点Bから接続点C、E
を経由してバッテリ11に至るリレー用電源供給回路8
cと、接地(アース)される接続点G、電動モータ4、
接続点Fを経由してバッテリ11に至る電動モータ回路
8dとで構成されている。そして、スイッチ回路8aに
は、接続点Aと接続点Bとのあいだに位置して前記開放
側中途スイッチ5が直列接続され、モータ用電源供給回
路8bには、接続点Dと接続点Eとのあいだに位置して
前記モータ駆動用のリレースイッチR1のリレーコイル
R1cが直列接続され、リレー用電源供給回路8cに
は、接続点Cと接続点Eとのあいだに位置して前記回路
切換え用リレースイッチR2のリレーコイルR2cが直
列接続され、電動モータ回路8dには接続点Fと電動モ
ータ4とのあいだに位置して前記モータ駆動用リレース
イッチR1のスイッチ接点R1sが接続されている。
【0009】さらに、前記回路切換え用リレースイッチ
R2は、接続点Aから分岐された回路を切換えるための
スイッチ接点R2sを備えており、該スイッチ接点R2
sは、回路切換え用リレーコイルR2cの非励磁状態で
は接点X側に接続して接続点Dとのあいだの第一スイッ
チ接点回路12を閉成し、回路切換え用リレーコイルR
2cの励磁状態では接点Y側に接続して接続点Cとのあ
いだの第二スイッチ接点回路13を閉成するように設定
されている。そして、前記非励磁状態では、モータ用電
源供給回路8bとスイッチ回路8aとが、開放側中途ス
イッチ5に対して並列になる状態で直列接続される回路
設定になっており、この状態では、バッテリ電源は、第
一スイッチ接点回路12を経由する回路にも供給されて
モータ駆動用リレーコイルR1cを励磁することにな
り、後述するように開放側中途スイッチ5が開成してい
る状態であっても、ルーフ1が全開位置に達していなけ
れば電動モータ4への電源供給が可能となるように設定
されている。一方、回路切換え用リレーコイルR2が前
記励磁状態となって、第二スイッチ接点回路13が閉成
された状態では、リレー用電源供給回路8cとスイッチ
回路8aとは、開放側中途スイッチ5に対して並列にな
る状態で直列接続されるように設定され、バッテリ電源
は、第二スイッチ接点回路13を経由する回路にも供給
されることになり、これによって、後述するように開放
側中途スイッチ5が開成した場合に、電動モータ4の駆
動が停止する一方で、回路切換え用リレーコイルR2c
の励磁状態が維持され、回路切換え用スイッチ接点R2
sが接続点Y側に接続される状態に自己保持されるよう
に設定されている。尚、D1は接続点Bと接続点Cのあ
いだ、D2は接続点Bと接続点Dのあいだに設けられた
ダイオードで、電流の逆流を回避するようになってい
る。
【0010】尚、前記閉鎖側制御回路9は、操作スイッ
チ10を閉側接点S2をON操作することに基づいて閉
成される回路であって、前述したように開放側制御回路
8と略同様の構成となっているが、モータ駆動用および
回路切換え用のリレースイッチR3、R4のリレーコイ
ルR3c、R4c、スイッチ接点R3s、R4s、ダイ
オードD3、D4の他に、後側サンルーフ3の全閉手前
位置を検知する閉鎖側中途スイッチ6を用いて構成され
ている。そして、回路切換え用リレーコイルR4cの励
磁、非励磁に基づいて、スイッチ接点R4sが切換り、
第一、第二のスイッチ接点回路14、15が閉成される
ように設定されている。因みに、本実施の形態の開放側
制御回路8には、第一、第二スイッチ接点回路12、1
3の接続点Aと回路切換え用スイッチ接点R2sとのあ
いだに前記全開スイッチ21が接続されていて、後述す
るように、電動モータ4の開放駆動時において、後用サ
ンルーフ3が全開位置に達したことに基づいて電動モー
タ4の駆動を自動的に停止すると共に、ルーフ1の全開
後に操作スイッチ10を操作しても電動モータ4が駆動
しないように設定されている。
【0011】続いて、前記制御回路7の制御手順につい
て、図3のタイミングチャート図と共に説明する。ま
ず、操作スイッチ10を開放側S1にON操作()す
ることに伴い、モータ用電源供給回路8bからスイッチ
回路8aに至る回路と、リレー用電源供給回路8cから
スイッチ回路8aに至る回路と、そして、第一スイッチ
接点回路12を経由する回路に対してバッテリ電源が供
給される。該供給に基づいて、モータ用電源供給回路8
bのモータ駆動用リレーコイルR1cが励磁され、モー
タ駆動用リレースイッチR1sが切換わって電動モータ
回路8dを閉成し、これによって電動モータ4が開放側
に駆動して、まず前用サンルーフ2のチルトアップ作動
が開始すると共に、回路切換え用リレーコイルR2cが
励磁状態となって回路切換え用スイッチ接点R2sが切
換わって第二スイッチ接点回路13を閉成し、この状態
では(〜のあいだ)、バッテリ電源は、モータ用電
源供給回路8bからスイッチ回路8aに至る回路と、リ
レー用電源供給回路8cからスイッチ回路8aに至る回
路と、第二スイッチ接点回路13を経由する回路に供給
される。そして、前用サンルーフ2がチルトアップ終了
位置に達したことに伴い開放側中途スイッチ5が開成
()すると、前記モータ用電源供給回路8bからスイ
ッチ回路8aに至る回路と、リレー用電源供給回路8c
からスイッチ回路8aに至る回路への電源供給が断たれ
ることになって電動モータ4の駆動が自動的に停止す
る。一方、この状態で操作スイッチ10を開放側S1に
ON操作し続けた場合に、第二リレースイッチ接点回路
13を経由する回路は閉成された通電状態のままとなっ
ていて、回路切換え用リレーコイルR2cが励磁状態に
維持されて回路切換え用スイッチ接点R2sが接点Y側
に接続された状態に自己保持されることになり、これに
よって電動モータ4が駆動することがない(〜のあ
いだ)ように設定されている。
【0012】そうして、この状態から操作スイッチ10
を離して一旦OFF操作する()と、回路切換え用リ
レーコイルR2cは非励磁状態となり、回路切換え用ス
イッチ接点R2sが接点X側に切換わって第一スイッチ
接点回路12が閉成する状態に復帰する。この状態で、
再度操作スイッチ10が開放側S1にON操作される
()と、開放側中途スイッチ5が開成されたままの状
態であって、前記モータ用電源供給回路8bからスイッ
チ回路8aに至る回路と、リレー用電源供給回路8cか
らスイッチ回路8aに至る回路とは断たれたままである
が、第一スイッチ接点回路12を経由する回路が閉成さ
れていて通電され、これによって電動モータ4への電源
供給がなされ、後用サンルーフ3の後方へのスライド移
動が開始される(〜のあいだ)ように設定されてい
る。この電動モータ4の再駆動により、開放用中途スイ
ッチ5は閉成()され、回路切換え用リレーコイルR
2cへの通電が再開されて第二スイッチ接点回路13が
閉成するように切換る。この状態で、後用サンルーフ3
の開放作動を行い、後用サンルーフ3が全開位置に達す
る()と、開放側中途スイッチ5と全開スイッチ21
とが開成され、モータ駆動用リレーコイルR1cの励磁
が断たれてモータ駆動用スイッチ接点R1sが切換わり
電動モータ回路8dを開成せしめて電動モータ4を自動
的に駆動停止する。このとき、操作スイッチ9の操作を
一旦停止し再度開放側S1にON操作した場合、開放側
中途スイッチ5と全開スイッチ21との両スイッチが開
成されているため、電動モータ4が開放駆動するような
ことはない。因みに、後用サンルーフ3が全開位置に位
置している状態では、ルーフ1の駆動機構となるワイヤ
ー等にテンションがかかった状態となっており、この状
態からさらに電動モータ4が開放駆動した場合では駆動
機構に過負荷が作用して該駆動機構を損傷する惧れがあ
る。そこで、前述したように、後用サンルーフ3が全開
位置に達した状態で開放側中途スイッチ5と全開スイッ
チ21とを開成させる構成とし、これによって、ルーフ
1の全開後に電動モータ4が開放駆動することがないよ
うにしている。この様に、本実施の形態では、電動モー
タ4の駆動は、前用サンルーフ2が予め設定されるチル
トアップ終了位置で自動停止し、操作スイッチ10の再
操作により、後用サンルーフ3が開放するよう再駆動す
る中途停止手段が実施されると共に、後用サンルーフ3
の全開に基づき自動停止し、その後は再操作があっても
開放駆動が行われない設定となっている。因みに、開放
作動中に、後用サンルーフ3の開放作動途中で閉鎖側中
途スイッチ6の開成()、閉成()のスイッチ切換
えがあるが、該スイッチ6は閉鎖側制御回路9に配線さ
れていて開放作動に影響することはない。
【0013】これに対し、操作スイッチ10を閉鎖側S
2にON操作した場合では、モータ駆動用リレーコイル
R3cが励磁され、そのスイッチ接点R3sが切換わっ
て電動モータ回路9dを閉成し、これによって電動モー
タ4が閉鎖駆動を行うと共に、回路切換え用リレーコイ
ルR4cが励磁され、そのスイッチ接点R4sが切換わ
って第二スイッチ接点回路15を閉成させる。そして、
後用サンルーフ3が全閉位置手前(スライド移動の完了
少し前位置)である所定位置まで閉鎖したことに基づい
て閉鎖側中途スイッチ6が開成されて、モータ駆動用リ
レーコイルR3cの励磁が断たれると電動モータ4の閉
鎖駆動が自動的に停止する。しかる後に、操作スイッチ
10を一旦OFF操作した後に、再度閉鎖側S2にON
操作することで、電動モータ4が開放側のときと同様に
閉鎖側に再駆動して、後用サンルーフ3を全閉とし、続
いて前用サンルーフ2を全閉とするように制御される設
定となっている。
【0014】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、前、後用サンルーフ2、3は、操作スイッチ
10の開放または閉鎖側へのON操作に基づく電動モー
タ4の駆動力に伴い順次開閉作動を行うが、この場合
に、操作スイッチ10をON操作し続けたとして、中途
スイッチ5または6位置(本実施の形態の場合では、開
放作動側では前用サンルーフ2のチルトアップ終了位
置、閉鎖作動側では、後用サンルーフ3の全閉手前位
置)に達すると自動的に停止する。このため、オペレー
タは開放、または閉鎖具合をいちいち確認しながら操作
を停止する必要はなく予め設定される任意の途中位置で
停止させることができる。そして、前記自動停止後、さ
らに開閉作動の再開をする場合には、操作スイッチ10
を一旦OFFにした後、再度操作スイッチ10をON操
作すればよく、操作性のよい開閉体となる。しかも本実
施の形態では、ルーフ1の開放時に、操作スイッチ10
の操作を継続しても後用サンルーフ3の全開に伴い自動
的に電動モータ4の駆動停止がなされると共に、それ以
降は、再操作しても開放駆動することがないので、全開
状態でモータ駆動した場合に駆動機構に負荷が作用する
ようなものであっても駆動機構の損傷を防止できる。
【0015】次に、第二の実施の形態を図4の制御回路
図に基づいて説明するが、この制御回路16は、電動モ
ータ4への電源供給を、モータ駆動用リレースイッチを
用いることなく直接的に行う配線になっていること以外
は略同様の構成であり、第一の実施の形態と共通するも
の(同一のもの)については、同一の符号を付して引出
すと共にその詳細については省略する。また、制御回路
16の開放側制御回路17と閉鎖側制御回路18とは略
同様の構成となっているので開放側制御回路17につい
てのみ説明する。即ち、開放側制御回路17は、バッテ
リ11から操作スイッチ10のスイッチ接点S1を経由
して接続点A、B、Dを経由して電動モータ4に至り、
閉鎖側制御回路18を介して接地される接続点Fに至る
モータ用電源供給回路17aと、バッテリ11から操作
スイッチ10のスイッチ接点S1を経由して接続点A、
B、C、接地される接続点Eに至るリレー用電源供給回
路17bとで構成され、リレー用電源供給回路17bの
接続点CとEとのあいだに回路切換え用リレースイッチ
R2のリレーコイルR2cが直列接続されている。そし
て、該リレースイッチR2は前記第一の実施の形態と同
様のスイッチ接点R2sを有しており、回路切換え用リ
レーコイルR2cの非励磁状態では接点X側に接続して
接続点Aから接続点Dに至る第一スイッチ接点回路19
を閉成し、励磁状態では接点Y側に接続して接続点Aか
ら接続点Cに至る第二スイッチ接点回路20を閉成する
ように設定されており、これによって中途停止手段が構
成されている。そしてこのものでも、前述と同様に、操
作スイッチ10をON操作し続けても、開放、閉鎖作動
の予め設定される中途位置で自動的に停止し、電動モー
タ4の再駆動は、操作スイッチ10を一旦OFF操作し
た後、再度ON操作することによってなされることにな
って、予め設定される中途位置での停止を、いちいち開
閉位置を確認しないでも行うことができるものである。
しかも、このものでは、モータ駆動用のリレースイッチ
を省略できて部品点数の削減を計れるという利点があ
る。
【0016】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、対象となる開閉体としては、ドアウイ
ンドウ、ルーフウインドウ、リヤウインドウ等の各種ウ
インドウに実施でき、この場合に、前記実施の形態のよ
うに、前後一対のウインドウではなく、一枚のウインド
ウの開閉制御に実施することもでき、例えばドアウイン
ドウにおいて、中途停止位置をウインドウが少し開いた
位置に設定しておけば、車内換気等のためウインドウを
少し開けたいようなときに便利である。また、サンルー
フにおいて、ウインドウの前方に雨避けを兼用するサン
バイザーを設けたような場合に、中途スイッチをサンバ
イザーの後端部対応位置に設けておけば、雨が入らない
程度にサンルーフを開放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の概略斜視図である。
【図2】第一の実施の形態における制御回路図である。
【図3】第一の実施の形態におけるタイミングチャート
図である。
【図4】第二の実施の形態における制御回路図である。
【符号の説明】
1 ルーフ 2 前用サンルーフ 3 後用サンルーフ 4 電動モータ 5 開放側中途スイッチ 6 閉鎖側中途スイッチ 7 制御回路 8 開放側制御回路 9 閉鎖側制御回路 10 操作スイッチ 11 バッテリ 12 第一スイッチ接点回路 13 第二スイッチ接点回路 R1 モータ駆動用リレースイッチ R2 回路切換え用リレースイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作スイッチのスイッチ操作に基づき開
    閉体用モータの開閉駆動制御をするための制御回路であ
    って、該制御回路を構成する開閉制御回路のうちの少な
    くとも一方の制御回路は、操作スイッチが接続されるス
    イッチ回路と、これらスイッチ回路に直列に接続され、
    モータへの電源供給を実行するためのモータ用電源供給
    回路と、該モータ用電源供給回路に並列でかつスイッチ
    回路に直列に接続され、回路切換え用リレースイッチの
    リレーコイルに電源供給を実行するためのリレー用電源
    供給回路と、スイッチ回路の電源供給回路との接続側に
    直列に接続され、かつ常時は閉成し、開閉体が予め設定
    される中途位置に達したことに基づいて開成する中途ス
    イッチとを備えると共に、前記回路切換え用リレースイ
    ッチは、リレーコイルの非励磁状態では中途スイッチに
    並列になる状態でモータ用電源供給回路とスイッチ回路
    とを直列に接続する第一のスイッチ接点回路と、リレー
    コイルの励磁状態では中途スイッチに並列になる状態で
    リレー用電源供給回路とスイッチ回路とを直列に接続す
    る第二のスイッチ接点回路とを備えて構成されている自
    動車用開閉体用モータの制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、中途スイッチを、開
    閉体が予め設定された中途位置に達したときと全開位置
    に達したときに開成するものとする一方、常時は閉成
    し、開閉体が予め設定される全開位置に達したことに基
    づいて開成する全開スイッチを、前記中途スイッチとは
    並列となる状態で第一および第二スイッチ接点回路に直
    列接続した自動車用開閉体用モータの制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012219431A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Howa:Kk 電動ドアの開閉操作装置

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