JPH08907Y2 - レール一体型引出し構造 - Google Patents

レール一体型引出し構造

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JPH08907Y2
JPH08907Y2 JP1990120022U JP12002290U JPH08907Y2 JP H08907 Y2 JPH08907 Y2 JP H08907Y2 JP 1990120022 U JP1990120022 U JP 1990120022U JP 12002290 U JP12002290 U JP 12002290U JP H08907 Y2 JPH08907 Y2 JP H08907Y2
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JP
Japan
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rail
plate
drawer
piece
side plate
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JP1990120022U
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JPH0477342U (ja
Inventor
修治 堀本
富由 石原
義信 前田
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャビネット等に設ける全開可能な引出し
であって、レールを側板に一体形成した引出し構造に関
する。
〔従来の技術〕
従来からレールを側板に一体形成した引出しは、各種
提供されている。例えば、実公昭60-26667号公報にて開
示される如く、引出しの側板の上下中間位置を側方へ膨
出させ、キャビネット等の引出し支持部に突設したロー
ラ上に載置する当接面を形成した構造が開示されている
が、側板を外方へ膨出させてレールを形成したので、該
側板の内面には前後全長に渡り凹溝が形成され、ファイ
ル等を引出しに収容する際に、該ファイルの角が前記凹
溝に引っ掛かり収容作業に支障を来すことがある。
そのため、前記実公昭60-26667号のものは前記凹溝下
面を下方へ傾斜させて前述の問題をある程度は解決して
いるが、十分ではないとともに、本質的に側板内面に有
する凹溝が外観性を損なうといった問題が解決されない
まま残っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところ
は、レールを側板に後付けした従来の引出しと同様に、
キャビネット等の引出し支持部に介在させたサスヘンシ
ョンレールを介して引出しの収容部を略全面を引き出す
ことが可能なレールを両側板に一体形成し、しかも側板
内面を面一となして、ファイル等の収容作業に全く支障
を来すことがないようにするとともに、外観性の向上を
図ったレール一体型引出し構造を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の課題解決のために、少なくとも底
板、両側板及び後板を一枚の鋼板にて一体形成してなる
引出しにおいて、両側板の上下中間位置に、側板の前端
から後板より後方へ延び且つキャビネット等の引出し支
持部に介在させたサスペンションレールに設けた複数の
ローラの上下間に位置する水平片と該ローラ外側面に係
止する垂下片を有する断面略L字形のレールを、前記側
板の一部を二重折りして側方へ一体突設し、該側板の内
面を面一となしたレール一体型引出し構造を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案のレール一体型引出し
構造は、両側板の上下中間位置に、該側板の一部を二重
折りして水平片と垂下片を有する断面略L字形のレール
を側方から一体突設し、該側板内面を面一となしたこと
から、引出し内にファイル等を収容する際に該ファイル
等の角が引っ掛かることがなく、またキャビネット等の
引出し支持部に介在させたサスペンションレールに設け
た複数のローラの上下間に前記レールの水平片を位置さ
せるとともに、その垂下片をローラの外側面に係止させ
て、従来のものと同様に引出しを全開状態に引き出すこ
とができるものである。
また、前記レールを側板の前端から後板より後方へ延
びて形成し且つ側板の上下中間位置に設定したことによ
り、側板と後板を折曲して底板から立起させて該側板と
底板を接合する際に、レールの内縁及び側板の後端に後
板の側端を当接させ、その位置決めを行った状態で互い
に固着することが可能となるものである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳
細を説明する。
第1図は本考案のレール一体型引出し構造の代表的実
施例を示し、図中Aは引出し本体、Bは化粧板をそれぞ
れ示している。
引出し本体Aは、底板1、両側板2,2、後板3及び前
板4よりなり、本実施例ではそれらは一枚の鋼板をプレ
ス加工して一体形成され、同時に側板2の上下中間位置
の一部を断面略L字形となるように二重折りして側方へ
一体突設させるとともに、後方へ延長してレール5も一
体形成したものである。
第2図は、引出し本体Aの展開図であり、側板2の上
下中間位置にレール5を形成するレール部6を設け、該
レール部6は側板2の後端7から後方へ所定長さだけ延
長させ、また該レール部6は、上下の水平片部8,9の間
に内外の垂下片部10,11を形成したものである。そし
て、第1図及び第3図に示すように、前記水平片部8,9
と垂下片部10,11をそれぞれ重畳状態に二重折りしてな
るロール加工した際に、前記側板2から側方へ突出した
断面略L字形のレール5が形成されるのである。ここ
で、前記水平片部8,9には水平片12、垂下片部10,11には
垂下片13がそれぞれ対応して形成されるのである。従っ
て、前記レール部6は全長に渡り二重に形成され、また
側板2の内面は完全に面一となり、その折り目14のみが
内面に出現する。
また、両側板2,2の後端7であって、レール5若しく
はレール部6より上位に固定片15を突設し、底板1に対
して側板2と後板3を略垂直に立起させた状態で、側板
2の後端7と後板3の側端16を一致させるとともに、側
板2に対して直角に内方へ折曲した固定片15を後板3の
後面に当接させて、スポット溶接して固着するので、後
板3の立起状態における位置決めが容易となる。
また、前記側板2の上縁と後板3の上縁には、補強、
外観性の向上、安全を兼ねてそれぞれ断面略四角形の側
縁17と後縁18を形成している。
本実施例では、前板4も底板1と一体にプレス加工さ
れて形成され、その周囲を前方へ折曲するとともに、そ
の下片19を底板1と折曲部にはぜ折りして重畳させ、側
片20,20を前記側板2の前縁内面に当接させて、スポッ
ト溶接して固着している。また、前板4の上片21は、前
方へ折曲した後、上方へ折曲し、その上端縁に適所に突
片22,…を形成するとともに、該突片22を形成しない部
分は前方を折曲している。尚、前板4は底板1とは別体
に形成して、スポット溶接して底板1と両側板2,2に固
着することも勿論可能である。
前記化粧板Bは、合成樹脂製で一体成形され、その中
央部に把手23を形成し、裏面の上部に係止部24を形成す
るとともに、両側部及び下部であって周縁から内方位置
にそれと平行に補強リブ25を突設している。該補強リブ
25は、前記前板4の下片19、両側片20,20及び上片21で
形成される空間内に嵌入し得る形状大きさに設定されて
いる。
前記引出し本体Aと化粧板Bとを連結するには、引出
し本体Aをプレス成形する際に、側板2の前縁部に外側
方へ敵数の三角ダボ26を形成しておくとともに、前板4
の下片19には上方へ敵数の三角ダボ27を形成しておき、
一方、化粧板Bの側部の補強リブ25の外方に所定間隔を
隔てて取付片28を突設し、該取付片28には前記三角ダボ
26を嵌入する係合孔29を形成するとともに、下部の補強
リブ25には前記三角ダボ27を嵌入する同様な係合孔30を
形成しておき、前板4の上片21に設けた突片22,…を化
粧板Bの係止部24に斜め下方から係止した後、化粧板B
を前板4に強く押しつけることにより、三角ダボ26,27
…がそれぞれ対応する係合孔29,30,…に抜け止め係合し
て、互いの連結が完了する。
更に、本実施例では、第1図に示すように、前記側板
2の前後中間位置の外面であって前記レール5より上位
に、前面に当止面31を有するストッパー32を突設してい
る。
第4図は、本考案に係る引出しをキャビネットC等の
引出し支持部Dに装着する実施例を示したものである。
キャビネットCの両側壁33,33の内面には、引出し支
持部Dとして固定レール34,34を対向させて横設すると
ともに、該固定レール34にはサスペンションレール35を
装着したものであり、該サスペンションレール35にて前
記引出し本体Aの側板2に一体形成したレール5を保持
し、引出しを全開状態で引き出すことができるようにな
したものである。
更に詳しくは、前記固定レール34は、上下の案内面3
6,37を有する内方へ開放した断面略コ字形に形成され、
上方の案内面36の内縁には係止片38を垂下形成してい
る。ここて、前記上方案内面36の前端39は、下方案内面
37の前端より後方に位置させている。
また、前記サスペンションレール35は、前記固定レー
ル34の上下案内面36,37間に収容し得る寸法で、その垂
直な基板40の上下縁にそれぞれ上方折曲片41と下方折曲
片42を形成して内方へ開放した断面略コ字形に形成し、
前記基板40の内面の前下端に、下方折曲片42より下方に
下端を位置させて前方ローラ43を突設するとともに、後
上端に上方折曲片41より上方に上端を位置させて後方ロ
ーラ44を突設し、また基板40の前後中間位置の内面に、
下端を下方折曲片42に開口した取付孔45から下方へ突出
させて二つの中間ローラ46,46を間隔を隔てて突設し、
更に該中間ローラ46,46の上位に固定した案内片47で前
後移動可能に支持された遊動ローラ48を設け、そして基
板40の前上端には前方ローラ43より前方に位置させた弾
性当止部49と上方折曲片41より上方へ突出させた垂直面
を有する弾性係止部50をからなるストッパー51を設けて
いる。そして、前記前方ローラ43と中間ローラ46,46は
略同一高さに設定している。
しかして、前記固定レール34の係止片38にサスペンシ
ョンレール35の上方折曲片41を係止した状態で内挿し、
後方ローラ44を上方案内面36の下面に当接するととも
に、中間ローラ46を下方案内面37の上面に載置して、固
定レール34に対してサスペンションレール35を前後移動
可能に装着する。尚、サスペンションレール35の前後移
動長さを規制するために、固定レール34の側面に形成し
た前後方向へ延びた長孔52内に、サスペンションレール
35の基板40外面に突設した突起53を遊挿している。そし
て、この状態で、前記引出し本体Aのレール5の水平片
12を前方ローラ43及び中間ローラ46,46と、遊動ローラ4
8間に位置させるとともに、その垂下片13を前方ローラ4
3及び中間ローラ46,46の外側面に係止して装着してい
る。ここで、前記側板2に突設したストッパー32は、引
出しを引き出した際に、サスペンションレール35のスト
ッパー51の係止部50に後方より当接可能となし、また引
出しを押し込み格納した際に、ストッパー51の当止部49
は化粧板Bの後面適所に当接可能となすとともに、係止
部50が固定レール34の前端39に当接可能となしている。
こうして、サスペンションレール35を介在させて装着し
た引出しは、その収納部を全開状態となして引き出すこ
とができるのである。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案のレール一体型引出し構造によ
れば、少なくとも底板、両側板及び後板を一枚の鋼板に
て一体形成してなる引出しにおいて、両側板の上下中間
位置に、側板の前端から後板より後方へ延び且つキャビ
ネット等の引出し支持部に介在させたサスペンションレ
ールに設けた複数のローラの上下間に位置する水平片と
該ローラ外側面に係止する垂下片を有する断面略L字形
のレールを、前記側板の一部を二重折りして側方へ一体
突設し、該側板の内面を面一となしたので、側板とレー
ルを一体化したことにより製造及び組立工程の短縮を図
りコスト低減化を実現でき、しかも従来の引出しと同様
にサスペンションレールを介在させて引出しの収容部を
全開状態で引き出すことができるのである。
また、側板の一部を二重折りして水平片と垂下片を有
する断面略L字形のレールを側方へ一体突設したことに
より、レールの強度を向上させることができるととも
に、該側板内面が面一となって引出し内にファイル等を
収容する際に、該ファイル等の角が引っ掛かることがな
いのである。
更に、レールを側板の前端から後板より後方へ延びて
形成し且つ側板の上下中間位置に設定したことにより、
側板と後板を折曲して底板から立起させて該側板と底板
を接合する際に、レールの内縁及び側板の後端に後板の
側端を当接させることで、その位置決めが極めて容易に
なり、組立作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的実施例を示す分解斜視図、第2
図は引出し本体の展開図、第3図は引出し本体の縦断面
図、第4図はキャビネットの引出し支持部に引出しを装
着する状態を示した省略分解斜視図である。 A:引出し本体、B:化粧板、C:キャビネット、D:引出し支
持部、1:底板、2:側板、3:後板、4:前板、5:レール、6:
レール部、7:後端、8:水平片部、9:水平片部、10:垂下
片部、11:垂下片部、12:水平片、13:垂下片、14:折り
目、15:固定片、16:側端、17:側縁、18:後縁、19:下
片、20:側片、21:上片、22:突片、23:把手、24:係止
部、25:補強リブ、26:三角ダボ、27:三角ダボ、28:取付
片、29:係合孔、30:係合孔、31:当止面、32:ストッパ
ー、33:側壁、34:固定レール、35:サスペンションレー
ル、36:案内面、37:案内面、38:係止片、39:前端、40:
基板、41:上方折曲片、42:下方折曲片、43:前方ロー
ラ、44:後方ローラ、45:取付孔、46:中間ローラ、47:案
内片、48:遊動ローラ、49:当止部、50:係止部、51:スト
ッパー、52:長孔、53:突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも底板、両側板及び後板を一枚の
    鋼板にて一体形成してなる引出しにおいて、両側板の上
    下中間位置に、側板の前端から後板より後方へ延び且つ
    キャビネット等の引出し支持部に介在させたサスペンシ
    ョンレールに設けた複数のローラの上下間に位置する水
    平片と該ローラ外側面に係止する垂下片を有する断面略
    L字形のレールを、前記側板の一部を二重折りして側方
    へ一体突設し、該側板の内面を面一となしたことを特徴
    とするレール一体型引出し構造。
JP1990120022U 1990-11-15 1990-11-15 レール一体型引出し構造 Expired - Lifetime JPH08907Y2 (ja)

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