JPH089071B2 - 傾斜角の穴抜き方法 - Google Patents

傾斜角の穴抜き方法

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JPH089071B2
JPH089071B2 JP5705687A JP5705687A JPH089071B2 JP H089071 B2 JPH089071 B2 JP H089071B2 JP 5705687 A JP5705687 A JP 5705687A JP 5705687 A JP5705687 A JP 5705687A JP H089071 B2 JPH089071 B2 JP H089071B2
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真二 山内
宗敬 戸田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は傾斜角の穴抜き方法に係り、特にカム機構等
を使用しないで高傾斜面に穴を明けることができる傾斜
角の穴抜き方法に関する。
〔従来の技術〕
傾斜している面にプレス加工により穴を形成する場
合、第4図に示すように、ワーク40の加工面が高角度で
傾斜(通常、水平面に対して20度以上)していると、被
穴明部位周縁の近傍に平面部41を設け、この平面部41中
央のトリムラインに沿ってワーク40を破断して穴42を形
成することが一般的であった。
ところが、穴42の周囲に平面部41があると、その平面
部41が邪魔になって車両をコンパクトに設計する上で不
都合な事が多い。また、穴42が例えば車両の外板面上に
設けられた場合、その周囲に平面部41が存在することは
美的観点からも好ましい事ではなかった。
そこで、従来は、第5図に示すように、上型などに固
定された固定カム46の下方に受動カム47を配置し、この
受動カム47にパンチ48を設け、固定カム46に加えられた
矢印C方向の力を受動カム47を介してパンチ48に矢印D
方向の力として伝達し、ダイス49上に載置されたワーク
40の斜面の穴抜きを行なうカム機構による方法が提案さ
れている(例えば、特開昭58−215229号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のようなカム機構を用いると、カ
ム機構本体の費用が嵩むばかりでなく、カム機構を据付
けるために座面が大型化し、コストアップの要因となっ
ていた。
また、カム機構では、力の方向をプレス方向(第5図
で矢印C方向)からカム方向(同図で矢印D方向)に変
換しているため、加工時に穴の中心がずれてしまい、後
工程で修理しなければならない事が多かった。
さらに、カム機構に大きなスペースを占領されてしま
うので、同時に他の加工を組合せて行なうことが難し
く、工程短縮化の障害となっていた。
本発明の目的は、傾斜角度の大きい面の穴抜きを低コ
ストで行うことが可能な傾斜角の穴抜き方法を提供する
ことである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の傾斜角の穴抜き
方法は、ワークの傾斜面に垂直方向よりパンチで穴を形
成する穴抜き方法において、第1パンチにより前記ワー
クの被穴明部位周縁に板厚減少部、および前記被穴明部
位周縁の内側に窪みを押圧成形した後、前記窪みによっ
て第2パンチの自動調芯をし、かつ前記板厚減少部を破
断して穴抜きするようにしたものである。
〔作用〕
上記方法によれば、ワークの傾斜面に垂直上方よりパ
ンチを降下させて穴を形成する工程は、第1パンチを用
いる第1工程と、第2パンチを用いる第2工程とに分割
される。すなわち、まず第1工程では第1パンチにより
被穴明部位周縁を押圧成型し、ワークの板厚を減少させ
被穴明部位周縁に板厚減少部を形成する。またこの時、
第1パンチにより被穴明部位周縁の内側の一部分も同時
に押圧しておき、該部分に窪みを形成する。次に第2工
程では第1工程で成型されたワークを固定した後、第2
パンチを上方より降下させ、ワークの窪みに係合させて
第2パンチの軸芯位置を自動的に調整する。そして第2
パンチをさらに降下させて板厚減少部を破断すると、正
確な位置に穴抜きを行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明の第1工程における加工の様子を示す
断面図、第2図および第3図は第2工程における加工の
様子を示す断面図である。第1図において、斜面10を有
する第1ダイス11にはその斜面10に沿って断面三角形状
の凹部12と断面台形状の凹部13が設けられている。凹部
には側面12A,12Bで、凹部13は側面13A,13Bと底面13Cで
それぞれ形成されている。両凹部12,13の相隣り合う側
面12B,13Aで形成される稜線14は斜面10の面内にあっ
て、その向きは紙面に垂直となっている。また、側面12
Aと斜面10で形成される稜線15および側面13Bと斜面10で
形成される稜線16も各々紙面に垂直となっている。第1
パンチ17は凹部12,13の上方に垂直に配置され、その先
端には断面円弧形状の凸部18と断面台形状の凸部19が設
けられており、両凸部18,19はそれぞれ凹部12,13に対向
している。凸部18は曲面18Aで構成され、凸部19は側面1
9A,19Bと底面19Cで構成されている。曲面18Aは紙面に垂
直となっており、かつ側面19Bと底面19Cで形成される稜
線20も紙面に垂直となっている。パンチホルダ21は第1
パンチ17の外周に密接して配置され、その下面21Aは第
1ダイス11上に載置されるワーク30の上面に当接するよ
うになっている。また、第1パンチ17はパンチホルダ21
内を垂直方向に摺動可能であるが、その下死点はパンチ
ホルダ21に設けられた突部21Bにより設定されており、
図はパンチホルダ21が下死点に到達している状態を示し
ている。
次に第2図および第3図において、斜面30を有するダ
イス31はその斜面30に穴部32が鉛直方向に設けられてい
る。穴部32の上方には第2パンチ33が鉛直方向に配置さ
れ、その先端には断面円弧形状の凸部34と断面三角形状
の凸部35が設けられている。凸部34は曲面34Aで構成さ
れ、また凸部35の端部には突条35Aが形成されている。
第2パンチ33の幅は第2ダイス31の穴32の大きさよりも
小さく形成され、かつ第2パンチ33と穴32は互いに偏心
して設けられている。すなわち、第2パンチ33はその一
方の側面33A(凸部34が形成されている側)が穴32の側
壁32Aに当接し、他方の外面33B(凸部35が形成されてい
る側)と穴32の側壁32Aとの間には間隙が生じるように
なっている。37は払いであり、穴抜け時にワーク40を固
定するとともに、穴抜き後の第2パンチ33からワーク40
を引き抜くためのものである。
次に本実施例の作用について説明する。
第1工程において、第1ダイス11の斜面10上に載置さ
れたワーク40の上面に垂直方向から第1パンチ17を降下
させると、第1パンチ17の凸部18,19がワーク40を押圧
し、凸部18の曲面18Aと第1ダイス11の稜線15との間に
板厚減少部Aを形成するとともに、凸部19の稜線20と第
1ダイス11の稜線16との間に板厚減少部Bを形成する。
これら板厚減少部A,Bの板厚は0.3m/m位にするのが妥当
である。また、上記の押圧作用と同時に、第1パンチ17
の凸部19と第1ダイス11の凹部13はワーク40を挾持して
ワーク40に窪み40Aを形成する。
第2工程において、第1工程で押圧成型された箇所を
第2ダイス31の穴32に合わせながら、ワーク40を第2ダ
イス31上に載置し、払い37と第2ダイス31でワーク40を
挾持する。そして、垂直上方より第2パンチ33を降下さ
せ、第2パンチ33の突条35Aをワーク40の窪み40Aに係合
させて、窪み40Aにより第2パンチ33の自動調芯を行
う。次に、第2パンチ33をさらに降下させてワーク40を
その板厚減少部A,Bで破断し、穴を明ける。穴明け後、
払い37でワーク40を押さえながら第2パンチ33を上昇さ
せ、第2パンチ33をワーク40から引き抜く。
本実施例によれば、第1工程でワーク40に窪み40Aを
形成し、この窪み40Aの側面を第1ダイス11の凹部13の
側面13Bに当接させ、第1パンチのスラスト力を側面13B
でも受けるようにしたので、高傾斜面であっても押圧時
にワーク40が斜面10に沿って下方へずれることがない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、第1パンチに
より板厚減少部を形成した後、第2パンチにより穴抜き
を行うため、高傾斜角な面上の穴抜きも非常に容易に行
うことができる。また、第1パンチで窪みを形成し、こ
の窪みにより第2パンチの自動調芯を行うようにしたの
で、穴の位置は極めて正確となり、また第2パンチを鉛
直方向に正確に降下させることができ、パンチ折損等の
不具合の発生もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1工程における加工の様子を示す断
面図、第2図および第3図は本発明の第2工程における
加工の様子を示す断面図、第4図は従来の方法で明けら
れた穴の断面図、第5図は従来の方法の一つであるカム
機構の一部断面図である。 11…第1パンチ、12,13…凹部、17…第1ダイス、18,1
9,34,35…凸部、40A…窪み、A,B…板厚減少部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの傾斜面に垂直方向よりパンチで穴
    を形成する穴抜き方法において、第1パンチにより前記
    ワークの被穴明部位周縁に板厚減少部、および前記被穴
    明部位周縁の内側に窪みを押圧成形した後、前記窪みに
    よって第2パンチの自動調芯をし、かつ前記板厚減少部
    を破断して穴抜きすることを特徴とする傾斜角の穴抜き
    方法。
JP5705687A 1987-03-12 1987-03-12 傾斜角の穴抜き方法 Expired - Fee Related JPH089071B2 (ja)

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