JPH089031Y2 - 棒状体収納容器 - Google Patents

棒状体収納容器

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JPH089031Y2
JPH089031Y2 JP1986037066U JP3706686U JPH089031Y2 JP H089031 Y2 JPH089031 Y2 JP H089031Y2 JP 1986037066 U JP1986037066 U JP 1986037066U JP 3706686 U JP3706686 U JP 3706686U JP H089031 Y2 JPH089031 Y2 JP H089031Y2
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JP
Japan
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rod
shaped
locking
container
container body
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JP1986037066U
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JPH0163681U (ja
Inventor
博史 片田
哲也 谷口
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ポ−ラ化成工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、文房具、化粧用具等の棒状体を収容して携
帯しやすくすると共に、着脱容易にした棒状体収納容器
に関するものである。
(従来の技術) 口紅、リップクリーム、アイシャドウ、リップブラ
シ、チークブラシ等の棒状化粧用具、鉛筆、ボールペ
ン、万年筆、毛筆等の筆記具、固形ノリ、スタンプ、印
鑑等の一般文房用具、その他の棒状体を収納容器に着脱
自在に挿入し携帯できるようにした棒状体挿入型の容器
としては、第7図で示すような、口紅携帯用ケース101
があった。
このケース101は中空に形成された偏平状容器の一端
面に複数の孔102を穿設したもので、この孔102に挿入し
てケース101に装着する棒状体103は、一端部に円柱状摘
み部104を形成し、他端部に口紅105等を出し入れ自在に
収容した、摘み部104より小径の円筒状のスティック106
よりなるものである。
このケース101と棒状体103とは、棒状体103を孔102に
挿入した場合の嵌め合い寸法差が、孔102よりもスティ
ック106の外径を若干大き目に形成し、いわゆる、シマ
リバメあるいはトマリバメの状態になるようにすること
によって、孔102とスティック106を形成する材料の弾性
力により、ケース101に棒状体103を装着するようにして
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 以上説明した従来のケースにおいては、棒状体103を
ケース101に挿入装着した場合、摘み部104がケース101
より突出した状態で収容されているために、棒状体103
を取り出すのには便利であるが、ケース101より突出し
た摘み部104が他のものに当たり易く、当った時の衝撃
でケース101と棒状体103との嵌合部が緩み、棒状体103
がケース101から外れ易くなって、例えば、ハンドバッ
ク等に入れて携帯している際、バック内で棒状体103が
ケース101から脱落して周囲のものを汚す等の使用上の
問題点があった。
本考案は、上記従来の問題を解決するためになされた
もので、棒状体を挿入する容器本体と、棒状体との間に
係止機構を有する作動体を介装し、かつ、作動体が係合
する環状体を容器本体内に設け、棒状体が収容された状
態では棒状体が容器本体の外部に突出せず、棒状体を使
用する際には容器本体より棒状体を突出させて取り出し
易くした、棒状体収納容器を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決するための手段として、
偏平状に形成した容器本体の一端面に開口部を設け、該
開口部に棒状体を保持するための作動体を前記開口部の
軸方向に対して摺動自在に設け、前記容器本体と前記作
動体との間にスプリング手段を介装して前記作動体を容
器本体内に係止すると共に前記作動体を前記開口部外方
側へ押し出すようにした棒状体収納容器において、 前記作動体の周壁の一部を切欠いて棒状体係止部材を
形成し、該棒状体係止部材の内面に前記棒状体の係止周
凸状を係合させる凹状の棒状体係止溝を形成し、前記棒
状体係止部材以外の前記作動体の壁面に前記棒状体の係
止周凸状を係合させる係止段部を設けると共に、前記作
動体の外周部に容器本体係止部を形成し、該容器本体係
止部に係合する環状体を前記容器本体内に形成した溝に
配設したことを特徴とするものである。
(作用) 本発明は、以上のように構成したので、棒状体を容器
本体に収納する際は、棒状体を作動体に挿入させて押し
込み、棒状体の係止周凸条を、作動体の周壁の一部を切
欠いて形成した棒状体係止部材の凹状の棒状体係止溝に
係合させ、かつ、係止周凸状を棒状体係止部材以外の作
動体の壁面に形成した係止段部に当接させる。この状態
でスプリング手段の弾性力に抗して、さらに、棒状体を
押し込んで、作動体の外周部に形成した容器本体係止部
を容器本体内の溝に配設した環状体に係合させ、これに
よって作動体の戻り止めをさせて、棒状体を容器本体内
に収納させる。
棒状体を容器本体から取り出す際は、容器本体内の溝
に配設した環状体を外側から押圧して環状体を溝いっぱ
いに広げて、環状体と作動体の容器本体係止部との係合
を解き、作動体を容器本体の開口部側に移動させて棒状
体の一部を容器本体から突出させる。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を第1図乃至第6図に基づい
て説明する。この実施例は、容器本体31を偏平な四角形
の中空箱に形成し、その容器本体31の一端面32に開口部
としての丸孔33(本実施例では3個)を穿設した蓋部材
34を取り付ける。
容器本体31の中空部31aには作動体35を容器本体31の
長手方向に摺動自在に内設し、作動体35には丸孔33と同
軸的に棒状体装着用の孔36を穿設する。作動体35の中心
部に位置する孔36と同軸的にコイルスプリング37を、作
動体35と容器本体31の内部に突出した突出部38との間に
介装し、このコイルスプリング37により作動体35を丸孔
33側に常時近接させるように弾発付勢する。
作動体35の孔36が連設された方向と直角な方向の二面
に、中心側へわずかに変位し、コイルスプリング37の付
勢力よりも小さな力により弾力的に外方へ撓むことがで
きる、作動体35には作動体35の周壁の一部を切欠いて形
成した棒状体係止部材39を設ける。この棒状体係止部材
39の丸孔33側にテーパ状の斜面39aを形成し、内壁面に
は凹状の棒状体係止溝40を刻設する。また、棒状体係止
部材39以外の作動体35の壁面の一部(容器本体1の横
側)には棒状体の係止周凸条27が係合する係止段部40a
が設けられている(第11図参照)。
また、作動体35の棒状体係止部材39を形成した位置の
作動体35の外周部の二面(容器本体1の上下側)には、
容器本体係止部41が一体的に設けられている。容器本体
係止部41は作動体35の外周部を突出させて形成してあ
る。そして、この容器本体係止部41は丸孔(入口側)33
側に向いた面を垂直面にし、反対側に向いた面を斜面に
形成してある。
そして、容器本体1の内部において、容器本体係止部
41の垂直面に係合する環状体42を作動体35に外嵌する。
環状体42が配設された部分の容器本体31の内径は、環状
体42が容器本体係止部41と係合し容器本体係止部41の垂
直面が環状体42の一端面に接触した位置において(第12
図参照)、丸孔33の連設方向では環状体42の外形寸法に
等しくなっており(第13図参照)、丸孔33の連設方向に
対して交叉する方向(容器本体1の上下側)では、容器
本体31内に環状体42が挿入される深さの溝43が形成して
あるため、環状体42の外形寸法より若干大きくなってい
る。この溝43は環状体42の係止部になっている。
これにより、環状体42が丸孔33の連設方向に対して交
叉する方向に移動できることになる。また、第1図に示
すように、容器本体31の側部には溝43に連通する孔44を
形成して環状体42の一部を貫通させ、貫通部分には押圧
部45が形成されている。
第2図に示すように、容器本体31の上面には、容器本
体31の表面と鏡板46の表面とが同一面になるように、鏡
板貼着面31bを凹部に形成して鏡板46を貼着する。
本実施例はこのように構成したので、まず、棒状体51
(以下、各種キャップ付棒状製品を総称するものとして
符号51で示す)を容器本体31に挿入装着する場合には、
キャップ23のフランジ部24を設けた端部を持ち、先端部
から容器本体31に設けた開口部としての丸孔33に挿入す
る。容器本体31内に棒状体51の先端部が入ると、内設さ
れた作動体35の孔36に達し、さらに、押し入れると作動
体35に設けられた棒状体係止部材39の先端部に当たる。
キャップ23を少し力を入れて押すとキャップ23に設け
られた係止周凸条27が棒状体係止部材39の先端部の斜面
39aに沿って入るので、棒状体係止部材39の先端部が外
方に撓み、棒状体51がさらに奥へ挿入される。係止周凸
条27が棒状体係止溝40が刻設された位置まで進入する
と、棒状体係止部材39の弾性力により中心側へ戻り係止
周凸条27が棒状体係止溝40に係合する(第5図で示す状
態)。また、同時に係止周凸条27が棒状体係止部材39以
外の作動体35の壁面に形成した係止段部40a(第1図参
照)に当接する。
さらに、キャップ23を押し入れると、キャップ23に係
合した作動体35がコイルスプリング37を圧縮方向へ押圧
するので、コイルスプリング37のばね付勢力に抗してキ
ャップ23をさらに押し入れると、作動体35に設けられた
容器本体係止部41が環状体42に当接する。さらに、キャ
ップ23を押し入れると、容器本体係止部41により環状体
42が押し拡げられて容器本体係止部41を通過する。環状
体42の位置を容器本体係止部41が通り過ぎると環状体42
が原形に復帰し、容器本体係止部41と環状体42が係合
し、棒状体51を引き抜き側へ戻ることを阻止する。容器
本体係止部41と環状体42が係合すると、棒状体51のキャ
ップ23のフランジ部24側の端面26が容器本体31の開口側
端面に沿って位置し、棒状体51は容器本体31の中に完全
に埋設される(第2図で示す状態)。
容器本体31から棒状体51を取り出す場合には、容器本
体31の側面に貫通し、突出した環状体42の押圧部45を容
器本体31の中側へ押圧すると、容器本体31の対面側の側
面に環状体42の押圧部45側と反対側の端部が押し付けら
れ、第6図に示すように、環状体42の中央部が溝43の底
面に当接するまで拡げられ、環状体42を介して容器本体
31と作動体35との係合が解除され、コイルスプリング37
のばね付勢力により作動体35が丸孔33を設けた端部側へ
移動して、キャップ23のフランジ部24を設けた端部26を
容器本体31の外側へ突出させ、第5図で示す状態とな
る。
そこで、容器本体31の外側へ突出したフランジ部24を
指で摘み、棒状体係止部材39の配設方向へわずかに振り
ながらキャップ23を引くと、キャップ23に押された方の
棒状体係止部材39が外方へ撓み、他方の棒状体係止部材
39に係合していたキャップ23の係止周凸条27が離れて係
合が解除される。この動作を全べての棒状体係止部材39
の向きに対して行なうと、キャップ23と作動体35との係
合が解除されて、容器本体31から棒状体51を取り出すこ
とができる。
このようにして棒状体51は環状体42の押圧部45を押
し、キャップ23を摘み、振るようにして引き出すことに
より容易に容器本体31より引き出すことができる。
(考案の効果) 本考案は、以上詳細に説明したように、容器本体と棒
状体との間に棒状体係止溝を有する作動体を介装させ
て、棒状体が容器本体に収容された状態では、作動体の
容器本体係止部が環状体に係合して収納が保持されるの
で、棒状体は容器本体の外部に突出することがなく、携
帯が容易になると共に、携帯時には棒状体の不用意な脱
落等を防止することができる。
また、棒状体を使用する際には、環状体と作動体の容
器本体係止部の係合を解除し、棒状体を容器本体より摘
み出し可能な程度に突出させるようにしたので、棒状体
の取出を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、第4図に示すものの
I−I線に沿う断面平面図、第2図は第4図に示すもの
のII−II線に沿う縦断面側面図、第3図は第4図に示す
もののIII−III線に沿う断面図、第4図は本実施例の外
観斜視図、第5図は本実施例の棒状体突出状態を示す縦
断面側面図、第6図は本実施例の容器本体と作動体との
係合を解除した状態を示す縦断面図、第7図は従来の棒
状体収納容器を説明するための斜視図である。 27…係止周凸状、31…容器本体 35…作動体、37…コイルスプリング 39…棒状体係止部材、40…棒状体係止溝 40a…係止段部、41…容器本体係止部 42…環状体、43…溝 51…棒状体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平状に形成した容器本体の一端面に開口
    部を設け、該開口部に棒状体を保持するための作動体を
    前記開口部の軸方向に対して摺動自在に設け、前記容器
    本体と前記作動体との間にスプリング手段を介装して前
    記作動体を容器本体内に係止すると共に前記作動体を前
    記開口部外方側へ押し出すようにした棒状体収納容器に
    おいて、 前記作動体の周壁の一部を切欠いて棒状体係止部材を形
    成し、該棒状体係止部材の内面に前記棒状体の係止周凸
    状を係合させる凹状の棒状体係止溝を形成し、前記棒状
    体係止部材以外の前記作動体の壁面に前記棒状体の係止
    周凸状を係合させる係止段部を設けると共に、前記作動
    体の外周部に容器本体係止部を形成し、該容器本体係止
    部に係合する環状体を前記容器本体内に形成した溝に配
    設したことを特徴とする棒状体収納容器。
JP1986037066U 1985-05-28 1986-03-14 棒状体収納容器 Expired - Lifetime JPH089031Y2 (ja)

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JP1986037066U JPH089031Y2 (ja) 1985-05-28 1986-03-14 棒状体収納容器

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JPH0163681U JPH0163681U (ja) 1989-04-24
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JP5147225B2 (ja) * 2006-12-13 2013-02-20 三菱鉛筆株式会社 棒状体収納容器

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