JPH035585Y2 - - Google Patents

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JPH035585Y2
JPH035585Y2 JP11403486U JP11403486U JPH035585Y2 JP H035585 Y2 JPH035585 Y2 JP H035585Y2 JP 11403486 U JP11403486 U JP 11403486U JP 11403486 U JP11403486 U JP 11403486U JP H035585 Y2 JPH035585 Y2 JP H035585Y2
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JP
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cam
storage
cylinder
fitting hole
slide
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JP11403486U
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JPS6321281U (ja
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Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主として棒状の物品、例えば筆記
具、化粧具等の事務用品、日用雑貨品等の物品収
納容器に収納する物品を係止する装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、デスクペンスタンド等には、ホルダー内
に弾性リング体を取付け、挿入されるペンを弾性
係止するものが知られていた。又先行技術として
実開昭59−148713号公報には、ケースに挿着した
収納体をリング状弾性片で挾持すると共に、取出
しの際は、挿入部に取付けたボタンを押圧して収
納体に形成したフランジ部を引出して収納体を引
抜くようにした収納容器が開示されている。又実
開昭59−155016号公報には、収納体でケース内の
スプリングを押圧しつつ係止して収納し、取出し
の際は、ケースの側面に設けたボタンを押圧して
スプリングの圧縮を解除し、その張力によつて収
納体をケースより突出させるようにした収納容器
が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記前者のものは、ペンを単に弾性
係止するため、不用意に抜出され易い上、筆記部
が乾燥を起し易い欠点がある。又後者の先行技術
は、収納体を確実に収納し得るが、収納体をケー
スより取出す際、収納時の操作と異なるボタン操
作を行なうものであるから、操作が煩雑であり、
操作ボタンがケース外面に露出しているので、他
物が当り誤作動を起すおそれがある等の問題点が
あつた。
そこで、この考案は、上記の欠点、問題点に鑑
み、これを解決したものであつて、収納体がみだ
りに抜出すことなく確実に係止収納されると共
に、収納体の押圧操作で簡単に収納、取出しがで
きる安全且つ堅牢な物品収納容器を得るにある。
(問題点を解決するための手段) これを達成する手段として、この考案は、ケー
ス体に形成した収納室にカム機構の固定カムを設
け、該固定カムには収納体の押圧でスライドする
スライドカム環と、該スライドカム環によつて回
転して固定カムに形成した深浅2様のカム溝に交
互に切換え係止し、収納体を収納位置或いは取出
し位置に移動する回転カム筒を設けると共に、回
転カム筒に多角形状の嵌合孔を形成し、これを貫
通し収納位置に回転カム筒に係止する上記と同形
の多角形状の係止鍔を有する収納体を収納室に取
出し自在に収納したものである。
(実施例) この考案の具体的構成を図面に示す実施例につ
いて以下詳細に説明する。
この実施例は、筆記具を収納する収納容器であ
つて、筒状のケース体1には一端に開口部2を有
する断面三角形状の収納室3を形成し、ケース体
1の他端には底蓋4を嵌着すると共に、収納室3
内端にはラチエツトカム機構5と受止め部材18
を内装する。ラチエツトカム機構5は特公昭34−
7181号公報で代表されるように一般に知られてい
るが、この考案の場合は固定カム部6と、スライ
ドカム環10と、回転カム筒13よりなり、固定
カム部6は円周方向に60度の間隔をおいてスライ
ドカム環10をスライドし得るスライド溝7を兼
ねた深いカム溝8と浅カム溝9を交互に形成す
る。スライドカム環10は大形円形状の嵌合孔1
1を穿設すると共に、外周面には上記スライド溝
7に嵌合するカム歯12を60度の間隔をおいて突
設する。回転カム筒13は三角形状の嵌合孔14
を穿設すると共に、該三角形状の頂点部に相当す
る外周面にカム歯15を突設し、回転カム筒13
の下面よりバネ受けリング16を介し底蓋4との
間にスプリング17を張設して回転カム筒13を
固定カム部6の下端に回転しうるように圧接係合
する。受止め部材18は有底円筒状をなし、外周
面の段部19と底蓋4との間に弱いスプリング2
0を張設して受止め部材18を回転カム筒13の
下面に軽く当接する。筆記具21は断面三角形状
の軸筒22の先端に小径円筒状の嵌合部23を介
して軸筒22の三角形状と相似形で小形の三角形
状の係止鍔24を形成し、その先端の円錐状の先
金部に筆記芯体25を突設する。
そして、ケース体1に筆記具21が収納されて
いない時は、回転カム筒13のカム歯15は固定
カム部6の深いカム溝8内に係合し、スプリング
17によつてスライドカム環10と一緒に該カム
溝8の上端に押上げられていると共に、回転カム
筒13の嵌合孔14の三角形状の頂点と収納室3
の三角形状の頂点とが同一線上になるような位置
に固定されている。この状態で筆記具21をケー
ス体1の収納室3に収納するには、筆記具21の
軸筒22と収納室3の三角形とを一致させて挿入
すると、筆記具21の先端の係止鍔24はスライ
ドカム環10の大径円形状の嵌合孔11を貫通
し、回転カム筒13の三角形状の嵌合孔14に嵌
合して受止め部材18に当接する(第1図参照)。
そこでさらに筆記具21を押込むと受止め部材1
8はスプリング20を圧縮して下方に移動して係
止鍔24は嵌合孔14を貫通して下方に移動する
と共に、筆記具21の軸筒22先端の段部22a
はスライドカム環10の上面に当接してこれを下
方に押圧する。これによりスライドカム環10の
カム歯12は回転カム筒13のカム歯15をスプ
リング17の張力に抗して押下げ、深いカム溝8
の下端より離脱させるため、カム歯15はフリー
となつてスライドカム環10のカム歯12の傾斜
面によつて第5図矢印方向に向つて60度回転し、
固定カム部6の浅いカム溝9に移動して停止する
(第2図参照)。これによつて回転カム筒13の三
角形状の嵌合孔14と筆記具21の三角形状の係
止鍔24とは第4図に示すように喰い違い状にな
るため、スプリング19の張力で受止め部材18
が押上げられても係止鍔24は回転カム筒13の
下面に当接係止し、筆記具21の上動は阻止され
るので、筆記具21の後端は開口部2と面一状態
で収納室3内に確実に収納保持される。
又、筆記具21をケース体1より取出す際は、
筆記具21の後端を開口部2内に押込む。これに
よつて筆記具21を嵌合している受止め部材18
はスプリング19を圧縮して下動し、これと共
に、軸筒の段部22aはスライドカム環10の上
端を押圧して下動し、浅いカム溝9に係合してい
る回転カム筒13のカム歯15を押下げてこれと
の係合を解除させるため、スライドカム環10の
カム歯12によつてカム歯15は第5図矢印方向
に向つて60度回転し、固定カム部6の深いカム溝
9の下端に移動して停止する。そこで筆記具21
の押圧を解除すると、スプリング17の張力によ
つて深いカム溝9内を両カム歯12,15は上動
し、スライドカム環10および回転カム筒13は
上端に押上げられる。これと同時に受止め部材1
8もスプリング19の張力によつて上動すると共
に、回転カム筒13の60度回転によりその嵌合孔
14と係止鍔24の三角形状とは再び第3図に示
すように一致するので、受止め部材18に押され
て係止鍔24は嵌合孔14内に嵌入するように上
動する。これにより筆記具21の後端はケース体
1の開口部2より突出するため、これを把持し引
抜けば筆記具21をケース体1より容易に取出す
ことができる。
なお、上記実施例において、ケース体の収納室
およびカム機構ならびに筆記具を断面三角形状と
したが、これに限定されるものでなく、筆記具収
納時に回転カム筒が回転して第7図の貫通状態か
ら第8図の互いに喰い違う係止状態に回転して筆
記具を係止しうるように例えば正方形、正六角
形、楕円形等、種々の形状に形成しても良い。
又、上記実施例においてケース体は筆記具を収
納したが、これに限らず、棒状の物品、例えば印
鑑等の事務用品、化粧具、医薬品等の日用雑貨
品、測定具、ゲージ等の工業用工具を収納し、或
いは机等の家具、自動車のダツシユボード等に組
込んで使用する収納容器として使用しても良い。
さらに、ケース体に収納体を単体でなく複数個
収納しうるように収納室を並設しても良い。
(考案の効果) 以上、実施例について詳述したように、この考
案は、収納体を押圧するのみで、ケース体内のカ
ム機構を作動して、収納体を下方収納位置或いは
上方取出し位置に交互に切換えられるので、簡単
な操作で収納体の収納、取出しを容易に行なうこ
とができる。その上収納体は収納、取出し操作に
関連してカム機構の回転カム筒の回転で、収納体
の係止鍔との係合、解除が自動的に行なわれるの
で、収納した収納体がみだりに抜出ることなく確
実に保管されると共に、例えば筆記具、化粧具等
の収納体先端の筆記芯、塗布体の乾燥を確実に防
止することができる等、堅牢にして安価な収納容
器を得る効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のフリー状態の縦断側面図、
第2図は同じく収納体の収納時の縦断側面図、第
3図は第1図A−A線に沿つた断面図、第4図は
第2図B−B線に沿つた断面図、第5図はカム機
構の展開説明図、第6図は筆記具の斜視図、第7
図、第8図はこの考案の基本原理の説明図を示
す。 1……ケース体、2……開口部、3……収納
室、5……ラチエツトカム機構、6……固定カム
部、8……深いカム溝、9……浅いカム溝、10
……スライドカム環、11……嵌合孔、12……
カム歯、13……回転カム筒、14……嵌合孔、
15……カム歯、17……スプリング、18……
受止め部材、20……スプリング、21……筆記
具、22……軸筒、22a……段部、24……係
止鍔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース体に形成した収納室にカム機構の固定カ
    ムを設け、該固定カムには収納体の押圧でスライ
    ドするスライドカム環と、該スライドカム環によ
    つて回転して固定カムに形成した深浅2様のカム
    溝に交互に切換え係止し、収納体を収納位置或い
    は取出し位置に移動する回転カム筒を設けると共
    に、回転カム筒に多角形状の嵌合孔を形成し、こ
    れを貫通し収納位置で回転カム筒に係止する上記
    と同形の多角形状の係止鍔を有する収納体を収納
    室に取出し自在に収納してなる物品収納容器にお
    ける収納物品係止装置。
JP11403486U 1986-07-26 1986-07-26 Expired JPH035585Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11403486U JPH035585Y2 (ja) 1986-07-26 1986-07-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11403486U JPH035585Y2 (ja) 1986-07-26 1986-07-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6321281U JPS6321281U (ja) 1988-02-12
JPH035585Y2 true JPH035585Y2 (ja) 1991-02-13

Family

ID=30996395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11403486U Expired JPH035585Y2 (ja) 1986-07-26 1986-07-26

Country Status (1)

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JP (1) JPH035585Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143141A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Mitsubishi Pencil Co Ltd 棒状体収納容器
JP2012081661A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Micro Kk 筆記具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143141A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Mitsubishi Pencil Co Ltd 棒状体収納容器
JP2012081661A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Micro Kk 筆記具

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JPS6321281U (ja) 1988-02-12

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