JPH0889769A - ガス分離用構造体ならびにこれを用いたガス分離方法 - Google Patents

ガス分離用構造体ならびにこれを用いたガス分離方法

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JPH0889769A
JPH0889769A JP22304794A JP22304794A JPH0889769A JP H0889769 A JPH0889769 A JP H0889769A JP 22304794 A JP22304794 A JP 22304794A JP 22304794 A JP22304794 A JP 22304794A JP H0889769 A JPH0889769 A JP H0889769A
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gas
heater
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porous
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Youji Seki
洋二 積
Hitohide Oshima
仁英 大嶋
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】凝縮性ガスを含む混合気体から凝縮性ガスを高
い分離能で分離する。 【構成】無機多孔質支持体1の一方の面に、支持体1よ
り小さな細孔を持ち、実質的に気体分離機能を有する無
機多孔質膜2を具備し、且つ他方の面には支持体を加熱
するためのヒ−タ3を設けたガス分離用構造体を用い、
この構造体の無機多孔質膜の面を混合気体中に晒し、他
方の面に設けたヒータに電圧を印加し、該無機多孔質支
持体表面の温度を混合気体の温度より5〜50℃高くな
るように加熱しながら、前記混合ガス中より凝縮性ガス
成分を分離する。さらには、ヒ−タ設置側の面を減圧に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合気体中の特定の成
分、特に水蒸気やアルコ−ル等の凝縮性ガス成分を分離
するための構造体で、ガス分離能に優れたガス分離用構
造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、混合気体中の特定の成分、特に水
蒸気やアルコ−ル等の凝縮性ガス成分を分離するための
膜として、種々の有機高分子膜や無機多孔質膜が用いら
れてきた。また、近年では無機多孔質膜の長所を生かし
た透過係数及び分離係数の高い分離膜の研究が多数行わ
れているが、中でも毛管凝縮を利用した分離方法は、高
い分離係数が得られる方法として注目されている。
【0003】この毛管凝縮を利用したガス分離用構造体
は、一般には、数nm以下の超微細な連続孔を有する無
機多孔質膜を、それより細孔径の大きく且つある程度の
厚みのある、すなわちガス透過速度が速く充分な強度を
有する多孔質支持体の表面に形成した構造体からなる。
そして無機多孔質膜形成面側を混合気体中に晒しなが
ら、構造体の他方の面を減圧することにより、凝縮性ガ
ス成分を分離している。
【0004】つまり薄膜の超微細な連続孔に毛管凝縮し
た凝縮性ガス成分を、反対側の面に優先的に蒸発させる
ことにより連続的な分離を可能としている。
【0005】また、混合ガス中の凝縮性ガス成分と親和
性を持つ材質で構成した無機多孔質膜の微細孔に凝縮液
膜を形成させることにより、凝縮性ガス成分を選択的に
分離する方法も提示されている(特開昭62−3352
1号)。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
従来技術において、有機高分子膜はモジュ−ル当たりの
透過係数や分離係数は優れるものの、機械的強度、耐熱
衝撃性、耐熱性、耐磨耗性、耐蝕性、耐薬品性において
無機多孔質膜より劣るといった欠点があった。
【0007】これに対して、前記毛管凝縮を利用した無
機多孔質膜や特開昭62−33521号にて提案される
方法では、機械的強度や、耐熱衝撃性などの点では有機
高分子膜を利用したものよりも優れている。ところが、
無機多孔質膜を利用した上記の方法においては、いずれ
も凝縮性ガスの分離能が充分でない。
【0008】本発明は、無機多孔質膜を用い、凝縮性ガ
ス成分の分離能に優れた実用性の高いガス分離用構造体
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【問題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点に対して鋭意研究を重ねた結果、無機多孔質支持体の
一方の面に、該支持体より小さな細孔を持ち、実質的に
気体分離機能を有する無機多孔質膜を具備し、且つ他方
の面には該支持体を加熱するためのヒ−タを設けたガス
分離用構造体を用い、この構造体の無機多孔質膜の面を
混合気体中に晒し、他方の面に設けたヒータに電圧を印
加し、該無機多孔質支持体の温度を混合気体の温度より
5〜50℃高くなるように加熱することにより、混合気
体中から水蒸気やアルコ−ル等の凝縮性ガス成分を、速
い透過速度で分離回収できることを見出だした。しか
も、ヒ−タ設置側の面を減圧にすることで分離速度は、
加熱しない場合に比べ大幅に増加するのを見出だし、本
発明に至った。
【0010】以下、本発明を詳述する。本発明のガス分
離用構造体は、例えば図1に示すように、円筒状の無機
多孔質支持体1の一方の面(内面)に無機多孔質膜2を
具備するものである。支持体1を構成する無機多孔質
は、それ自体連続した細孔を多数有するものであり、そ
の細孔径は平均で0.1〜5μm程度である。一方、無
機多孔質膜2は、気体分離機能を有するとともに支持体
1と同様に多数の細孔を有するものの、その細孔径は支
持体1の平均細孔径よりも小さい細孔径を有するもの
で、その平均細孔径は0.1〜5nm程度である。
【0011】支持体の平均細孔径を0.1〜5μmと規
定したのは、平均細孔径が0.1μmより小さいと実質
的に透過速度が低下するためガス分離能を有する膜の支
持体として適切でなく、また5μmより大きくなれば多
孔質膜を形成するのが難しくなるためである。より望ま
しくは、0.1〜2μmがよい。
【0012】本発明における無機多孔質支持体1の形状
及び材質は特に制限されるものではないが、望ましく
は、できるだけ結晶粒径の揃ったアルミナ、ジルコニ
ア、チタニア、ムライト、コ−ジェライト等からなる管
状、ハニカム状、またはプレ−ト状構造体を用いること
ができる。
【0013】本発明における無機多孔質膜2は、無機多
孔質支持体1の片方の面に、無機多孔質膜の前駆体懸濁
液を塗布、乾燥した後、これを焼成する一連の工程を必
要回数繰り返すことにより所望の厚みの多孔質膜を形成
することができる。なお、多孔質膜の前駆体懸濁液は、
主として水を溶媒とするハイドロゾル液で、アルコキシ
ド、キレ−ト等の加水分解懸濁液、金属塩の加水分解懸
濁液、金属水酸化物または金属酸化物のコロイド懸濁液
等、あるいはそれらの懸濁液に経時的安定化のためのp
H調整剤や消泡剤を添加したものが利用できる。懸濁液
の濃度はそれ自体の安定性や成膜条件によって異なる
が、通常0.1〜2mol%が好ましい。
【0014】本発明における無機多孔質膜2は、具体的
にはγ−アルミナ、チタニア、シリカ、ジルコニアなど
のセラミック材料からなることが望ましい。これらの中
でも、γ−アルミナまたはシリカがそのガス分離能の点
で最も望ましい。
【0015】支持体1の片面に形成される多孔質膜2の
厚みは、支持体の細孔径分布や懸濁液の種類、濃度、セ
ラミックフィルターの用途等によって異なるが、0.1
〜5μmが望ましい。これは、厚みが0.1μmより薄
いとピンホ−ルまたはクラックを防ぐことは難しくなる
し、5μmより厚いと透過速度が低下しガス分離能が低
下するためである。また、多孔質膜2の平均細孔径は
0.1〜5nmが好ましい。これは、細孔径内に特定の
ガス成分が凝縮を始める時の細孔半径(凝縮半径)は下
記数1のケルビン式で示されるが、細孔径が5nmより
大きくなると毛管凝縮が起こりにくくなるためである。
【0016】
【数1】
【0017】たとえば、上記数1のケルビン式によれ
ば、30℃の湿潤ガスに微細孔を有する多孔質膜を晒し
た場合、細孔半径0.5nmの細孔には相対湿度13%
以上の水分が、細孔半径1nmの細孔には相対湿度36
%以上の水分が、凝縮することを示している。また細孔
半径5nmの細孔には相対湿度82%以上の水分しか凝
縮できない、言い換えれば82%未満の水分が含まれて
いるガスからは、細孔半径5nmからなる多孔質膜では
水分を毛管凝縮によっては分離できないことを示してい
るからである。
【0018】また凝縮性ガス成分をより効率的に分離す
る方法として、前述の多孔質膜の細孔内壁表面を凝縮性
ガス成分と親和性のある材質で被覆したり、前記多孔質
膜の表面に薄膜の上に凝縮性ガス成分と親和性のある材
質の多孔質膜を積層することもできる。
【0019】また、本発明の構造体によれば、図1に示
したように、多孔質支持体1の多孔質膜2が形成された
面の反対側の面に、ヒータ3を設置したことも大きな特
徴である。このヒータは、支持体1の表面に、白金ペ−
ストやタングステンペ−スト等を塗布し1300〜16
00℃で焼成して焼き付けるか、あるいはWなどからな
るヒータ細線を取り付ける。ヒータ細線を用いる場合、
支持体が円筒形で内面に多孔質膜が形成されている場合
には、その外周面に巻き付ければよい。その他、上記の
ようにペーストを塗布し焼き付けにより形成された白金
やWなどからなるヒータ配線、あるいはヒータ細線を絶
縁体中に埋設したヒータ板を張り付ける等により形成す
ることができる。これらの中でも支持体としてのガス透
過性を阻害しない点ではヒータ細線を配設することがよ
い。
【0020】次に、上記のガス分離用構造体を用いてガ
ス分離を行う方法について説明すると、まず、上記構造
体表面に形成された多孔質膜に対して凝縮性ガスを含む
混合気体に多孔質膜2を晒す。多孔質膜と接触した混合
気体中の凝縮性ガスは、多孔質膜中の細孔内でケルビン
の式に基づき凝縮する。凝縮性ガスとしては、水蒸気、
メタノールやエタノールなどのアルコール成分、軽油や
ガソリンなどの炭化水素、ベンゼンやトルエンなどの芳
香族化合物、アセトンやエーテルやクロロホルムなどの
有機溶媒などが挙げられる。
【0021】本発明によれば、この時、ヒータ3に通電
し支持体1を加熱する。この時の支持体の温度は多孔質
膜と接触した混合気体の温度よりも5〜50℃程度高く
なるように温度制御する。このヒータによる支持体の加
熱により、多孔質膜内で温度勾配が生じ、これにより、
膜中の細孔内に凝縮していた凝縮性ガス成分は、支持体
側に強制的に蒸発するのである。
【0022】この時の支持体の加熱温度を混合気体の温
度より5〜50℃高くしたのは、5℃より低いと多孔質
膜中に温度勾配が生じずに強制的なガスの蒸発ができ
ず、50℃を越えると凝縮性ガス成分が多孔質膜中の細
孔内に凝縮できなくなるためである。
【0023】また、本発明によれば、ヒータが設置され
た面側の圧力が、多孔質膜と接触する混合気体の圧力よ
りも減圧下となるように圧力調整することが望ましい。
これにより多孔質膜中の凝縮したガスのヒータ側への強
制的な蒸発がより顕著となるのである。
【0024】以上の構成により、本発明によれば、凝縮
性ガスを含む混合ガスより凝縮性ガスを高い分離能で分
離することができ、実用性の高いガス分離用構造体を提
供できるのである。さらに多孔質膜の材質や支持体の厚
み、温度勾配等を適宜制御することにより、種々の凝縮
性ガス成分に対し速い分離速度で分離することができ
る。
【0025】
【作用】本発明によるガス分離用構造体は、混合気体中
の凝縮性ガス成分を毛管凝縮を利用して分離するもので
あり、支持体の一方の面に気体分離機能を有する多孔質
膜を形成した構造体の多孔質膜形成面の反対側の面にヒ
ータを設置し、多孔質膜に凝縮性ガスを含む混合気体を
多孔質膜と接触させると、ケルビンの式に従って多孔質
膜中の細孔内に混合気体中の凝縮性ガス成分が凝縮す
る。その際、ヒータにより支持体を所定の温度に加熱す
ると、多孔質膜表面からヒータまで徐々に温度が高くな
る温度勾配が形成される。この温度勾配に従い、凝縮性
ガス成分の蒸気圧は温度の高いヒ−タ側で高くなり、多
孔質膜の混合気体との接触面側では低くなる。これによ
り、多孔質膜中の細孔に凝縮したガスはヒータ側に強制
的に蒸発することになる。
【0026】さらにヒ−タ側を混合気体の圧力より減圧
にすることにより、細孔内に凝縮したガス成分はヒ−タ
側でさらに激しく再蒸発し強制的に蒸発する結果、通常
の毛管凝縮を利用した分離膜に比べ、ガス分離能に優れ
るとともに速い透過速度でガス分離を行うことが可能と
なるのである。
【0027】
【実施例】
実施例1 十分乾燥したグローブボックス内で、100mlフラス
コに0.1モルのアルミニウム−sec−ブトキシド
(Al(sec−Bu)3 )を入れ、これに0.3モル
の2−メトキシエタノール(MeO−CH2 −CH2
OH)および0.01モルの無水酢酸((CH3 CO)
2 O)を加え十分混合した後、グローブボックスから取
り出し85℃に加熱した水180ml(10モル)に激
しく攪拌しながら添加した。30分後反応溶液に0.0
07モルの硝酸を加え、溶液温度を95℃にしてさらに
16時間還流し、無色透明なベーマイトゾルを得た。
【0028】このベーマイトゾルを60℃で3日間乾燥
した後、600℃で1時間焼成したところγ−アルミナ
が得られた。このγ−アルミナの平均細孔半径は、ガス
吸着法細孔分布測定の結果、1.6nmであることが分
かった。
【0029】一方、外径3mm、内径1.7mm、長さ
250mm、平均細孔径0.1μmのα−アルミナから
なる中空管の内部に、上述のようにして調製したベ−マ
イトゾルを5秒間満たした後排出し、室温で3時間、8
0℃で1時間乾燥し、600℃で1時間焼成した。この
操作を3回繰り返した結果、中空管内部において0.6
μmの厚みのγ−アルミナからなる多孔質膜が形成され
た。この多孔質膜の平均細孔半径は、先の試験の結果か
ら1.6nm程度であると推察される。そして、上記ア
ルミナ中空管外面に白金ヒ−タを巻き付け、ガス分離用
アルミナ中空管を作製した。
【0030】そして、この中空管の内部に、30℃にお
いて水蒸気を飽和させた空気を中空管内部に導入し、白
金ヒ−タに電圧を印加し、中空管外面の温度を40℃に
加熱しながら中空管外部を真空ポンプで1mmHgまで
減圧した。水蒸気の分離試験を行った。試験において、
a)アルミナ中空管を加熱も減圧もしない場合、b)減
圧せずに加熱した場合、c)加熱せずに減圧した場合、
d)減圧しながら加熱した場合において、中空管出口よ
り排出される空気中の相対湿度をガスクロを用いて測定
した。その結果、a)の時の相対湿度を1とした時、
b)の時が0.9、c)の時が0.28、d)の時が
0.15であった。
【0031】このことから、ヒータ加熱により高い透過
速度でガス分離を行うことができ、さらにヒータによる
加熱と減圧制御を同時に行うことによりさらにガス分離
能が向上することがわかった。因みに、c)の時とd)
の時との透過速度比は72:85であり、加熱によって
透過速度も高くなることがわかる。
【0032】実施例2 実施例1と同一形状のアルミナ中空管を用い、実施例1
の水蒸気の代わりにエタノ−ルを飽和させた30℃の空
気を導入し、中空管外面の温度を45℃に加熱しなが
ら、実施例1と同様の実験を行った。その結果、a)ア
ルミナ中空管を減圧も加熱もしない場合、b)減圧せず
に加熱した場合、c)加熱せずに減圧した場合、d)減
圧しながら加熱した場合において、中空管出口より排出
される空気中の相対湿度をガスクロを用いて測定した。
その結果、a)の時を1とした時、b)の時が0.8、
c)の時が0.22、d)の時が0.05であった。
【0033】このことから、実施例1と同様にヒータ加
熱によりガス分離能が向上し、さらにヒータによる加熱
と減圧制御を同時に行うことによりさらにガス分離能が
向上することがわかった。
【0034】比較例1 実施例1において、ヒータによる支持体の加熱温度を3
3℃に設定して同様の試験を行った。その結果、アルミ
ナ中空管を加熱も減圧もしない場合の相対湿度を1とし
た時、減圧せずに加熱した場合が1、加熱せずに減圧し
た場合が0.38、減圧しながら加熱した場合が0.3
7と加熱によるガス分離能の向上は見られなかった。
【0035】比較例2 実施例2において、ヒータによる支持体の加熱温度を3
2℃に設定して同様の試験を行った。その結果、アルミ
ナ中空管を加熱も減圧もしない場合の相対湿度を1とし
た時、減圧せずに加熱した場合が1、加熱せずに減圧し
た場合が0.25、減圧しながら加熱した場合が0.2
4と加熱によるガス分離能の向上はほとんど見られなか
った。
【0036】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の構造体および
ガス分離方法によれば、凝縮性ガスを含む混合ガスより
凝縮性ガスを高い分離能で効率的にガス分離を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス分離用構造体の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 多孔質支持体 2 多孔質膜 3 ヒータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機多孔質支持体の一方の面に、該支持体
    より小さな細孔を持ち、気体分離機能を有する無機多孔
    質膜を具備し、且つ他方の面に該支持体を加熱するため
    のヒータを設けてなることを特徴とするガス分離用構造
    体。
  2. 【請求項2】無機多孔質支持体の一方の面に形成された
    気体分離機能を有する無機多孔質膜の面を混合気体に晒
    すとともに、他方の面に設けたヒ−タに電圧を印加し、
    該無機多孔質支持体表面の温度を前記混合気体の温度よ
    り5〜50℃高い温度まで加熱しながら、前記混合ガス
    中より凝縮性ガス成分を分離することを特徴とするガス
    分離方法。
  3. 【請求項3】前記無機多孔質支持体のヒ−タを設置した
    側を減圧にすることを特徴とする請求項2記載のガス分
    離方法。
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Cited By (3)

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